以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式によって画像を形成する複写機の実施形態について説明する前に、本発明を理解する上で参考になる参考形態に係る複写機について説明する。
まず、参考形態に係る複写機の基本的な構成について説明する。図1は、参考形態に係る複写機を示す概略構成図である。この複写機は、画像形成手段としてのプリンタ部1と、白紙供給装置200と、原稿搬送読取ユニット150とを備えている。
原稿搬送読取ユニット150は、プリンタ部1の上に固定された原稿読取装置たるスキャナ160と、これに支持される原稿搬送装置たるADF170とを有している。
白紙供給装置200は、ペーパーバンク201内に多段に配設された2つの給紙カセット202,203、2組の分離ローラ対204,205、給紙路206、複数の搬送ローラ対207等を有している。2つの給紙カセット202,203は、それぞれ、記録体としての図示しない記録紙を複数枚重ねた紙束の状態で内部に収容している。そして、プリンタ部1からの制御信号に基づいて、送出ローラ202a,203aを回転駆動させて、紙束における一番上の記録紙を給紙路206に向けて送り出す。送り出された記録紙は、分離ローラ対204,205によって1枚に分離されてから、給紙路206内に至る。そして、給紙路206内に設けられた複数の搬送ローラ対207の搬送ニップを経由して、プリンタ部1の第1受入分岐路30に送られる。
プリンタ部1は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)のトナー像を形成するための4つのプロセスユニット2C,M,Y,Kを備えている。また、第1受入分岐路30、受入搬送ローラ対31、手差しトレイ32、手差し分離ローラ対33、第2受入分岐路34、手差し搬送ローラ対35、転写前搬送路36、レジストローラ対37、搬送ベルトユニット39、定着ユニット43、スイッチバック装置46、排紙ローラ対47、排紙トレイ48、切換爪49、光書込ユニット50、転写ユニット60等も備えている。なお、プロセスユニット2C,M,Y,Kは、潜像担持体たるドラム状の感光体3C,M,Y,Kを有している。
後述する2次転写ニップの直前で記録紙を搬送するための転写前搬送路36は、紙搬送方向の上流側で第1受入分岐路30と第2受入分岐路34とに分岐している。白紙供給装置200の給紙路206から送り出された記録紙は、第1受入分岐路30に受け入れられた後、第1受入分岐路30内に配設された受入搬送ローラ対31の搬送ニップを経由して転写前搬送路36に送られる。
プリンタ部1の筺体における側面には、手差しトレイ32が筺体に対して開閉可能に配設されており、筺体に対して開いた状態でトレイ上面に紙束が手差しされる。手差しされた紙束における一番上の記録紙は、手差しトレイ32の送出ローラ32aによって第2受入分岐路34に向けて送り出される。そして、手差し分離ローラ対33によって1枚に分離されてから第2受入分岐路34に送られた後、第2受入分岐路34内に配設された手差し搬送ローラ対35の搬送ニップを経由して、転写前搬送路36に送られる。
光書込ユニット50は、図示しないレーザーダイオード、ポリゴンミラー、各種レンズなどを有しており、後述するスキャナ160によって読み取られた画像情報や、外部のパーソナルコンピュータから送られている画像情報に基づいて、レーザーダイオードを駆動する。そして、プロセスユニット2C,M,Y,Kの感光体3C,M,Y,Kを光走査する。具体的には、プロセスユニット2C,M,Y,Kの感光体3C,M,Y,Kは、図示しない駆動手段によってそれぞれ図中反時計回り方向に回転駆動せしめられる。光書込ユニット50は、駆動中の感光体3C,M,Y,Kに対して、レーザー光をそれぞれ回転軸線方向に偏向せしめながら照射することで、光走査処理を行う。これにより、感光体3C,M,Y,Kには、C,M,Y,K画像情報に基づいた静電潜像が形成される。
図2は、プリンタ部1の内部構成の一部を拡大して示す部分拡大構成図である。各色のプロセスユニット3K,Y,M,Cは、それぞれ、潜像担持体たる感光体と、その周囲に配設される各種装置とを1つのユニットとして共通の支持体に支持するものであり、プリンタ部本体に対して着脱可能になっている。そして、互いに使用するトナーの色が異なる点の他が同様の構成になっている。Y用のプロセスユニット2Yを例にすると、これは、感光体3Yの他、これの表面に形成された静電潜像をYトナー像に現像するための現像装置4Yを有している。また、後述するY用の1次転写ニップを通過した後の感光体3Y表面に付着している転写残トナーをクリーニングするドラムクリーニング装置18Yなども有している。本複写機では、4つのプロセスユニット2C,M,Y,Kを、後述する中間転写ベルト61に対してその無端移動方向に沿って並べたいわゆるタンデム型の構成になっている。
図3は、Y用のプロセスユニット2Yを示す拡大構成図である。同図に示すように、プロセスユニット2Yは、感光体3Yの周りに、現像装置4Y、ドラムクリーニング装置18Y、除電ランプ17Y、帯電ローラ16Y等を有している。
感光体3Yとしては、アルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感光材の塗布による感光層を形成したドラム状のものを用いている。但し、無端ベルト状のものを用いても良い。
現像装置4Yは、図示しない磁性キャリアと非磁性のYトナーとを含有する二成分現像剤(以下、単に現像剤という)を用いて潜像を現像するようになっている。そして、内部に収容している現像剤を攪拌しながら搬送する攪拌部5Yと、感光体3Y上の静電潜像を現像する現像部9Yとを有している。なお、現像装置4Yとして、二成分現像剤の代わりに、磁性キャリアを含まない一成分現像剤によって現像を行うタイプのものを使用していもよい。
攪拌部5Yは、現像部9Yよりも低い位置に設けられており、互いに平行配設された第1搬送スクリュウ6Y及び第2搬送スクリュウ7Y、これらスクリュウの間に設けられた仕切り板、ケーシングの底面に設けられたトナー濃度センサ8Yなどを有している。
現像部9Yは、ケーシングの開口を通して感光体3Yに対向する現像ロール10Y、これに対して自らの先端を近接させるドクターブレード13Yなどを備えている。そして、現像ロール10Yは、非磁性材料からなる筒状の現像スリーブ11Yと、これの内部に回転不能に設けられたマグネットローラ12Yとを有している。このマグネットローラ12Yは、周方向に並ぶ複数の磁極を有している。これら磁極は、それぞれスリーブ上の現像剤に対して回転方向の所定位置で磁力を作用させる。これにより、攪拌部5Yから送られてくる現像剤を現像スリーブ11Y表面に引き寄せて担持させるとともに、磁力線に沿った磁気ブラシをスリーブ表面上に形成する。
磁気ブラシは、現像スリーブ11Yの回転に伴ってドクターブレード13Yとの対向位置を通過する際に適正な層厚に規制されてから、感光体3Yに対向する現像領域に搬送される。そして、現像スリーブ11Yに印加される現像バイアスと、感光体3Yの静電潜像との電位差によってYトナーを静電潜像上に転移させて現像に寄与する。更に、現像スリーブ11Yの回転に伴って再び現像部9Y内に戻り、マグネットローラ12Yの磁極間に形成される反発磁界の影響によってスリーブ表面から離脱した後、攪拌部5Y内に戻される。攪拌部5Y内には、トナー濃度センサ8Yによる検知結果に基づいて、現像剤に適量のトナーが補給される。
ドラムクリーニング装置18Yとしては、ポリウレタンゴム製のクリーニングブレード20Yを感光体3Yに押し当てる方式のものを用いているが、他の方式のものを用いてもよい。クリーニング性を高める目的で、本複写機では、外周面を感光体3Yに接触させるファーブラシ19Yを、図中矢印方向に回転自在に有する方式のものを採用している。このファーブラシ19Yは、図示しない固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取って微粉末にしながら感光体3Y表面に塗布する役割も兼ねている。
ファーブラシ19Yに付着したトナーは、ファーブラシ19Yに対してカウンター方向に接触して回転しながらバイアスが印加される電界ローラ21Yに転位する。そして、スクレーパ22Yによって電界ローラ21Yから掻き取られた後、回収スクリュウ23Y上に落下する。
回収スクリュウ23Yは、回収トナーをドラムクリーニング装置18Yにおける図紙面と直交する方向の端部に向けて搬送して、外部のリサイクル搬送装置に受け渡す。図示しないリサイクル搬送装置は、受け渡されたトナーを現像装置4Yに送ってリサイクルする。
除電ランプ17Yは、光照射によって感光体3Yを除電する。除電された感光体3Yの表面は、帯電ローラ16Yによって一様に帯電せしめられた後、上述した光書込ユニットによる光走査が施される。なお、帯電ローラ16Yは、図示しない電源から帯電バイアスの供給を受けながら回転駆動するものである。かかる帯電ローラ16Yを用いる帯電方式に代えて、感光体3Yに対して非接触で帯電処理を行うスコロトロンチャージャ方式を採用してもよい。
先に示した図2において、4つのプロセスユニット2C,M,Y,Kの感光体3C,M,Y,Kの表面には、これまで説明してきたプロセスによってC,M,Y,Kトナー像が形成される。
4つのプロセスユニット2C,M,Y,Kの下方には、転写ユニット60が配設されている。この転写ユニット60は、複数のローラによって張架している無端状の中間転写ベルトを、感光体3C,M,Y,Kに当接させながら、何れか1つのローラの回転駆動によって図中時計回り方向に無端移動させる。これにより、感光体3C,M,Y,Kと中間転写ベルト61とが当接するC,M,Y,K用の1次転写ニップが形成されている。
C,M,Y,K用の1次転写ニップの近傍では、ベルトループ内側に配設された1次転写ローラ62C,M,Y,Kによって中間転写ベルト61を感光体3YC,M,Y,Kに向けて押圧している。これら1次転写ローラ62C,M,Y,Kには、それぞれ図示しない電源によって1次転写バイアスが印加されている。これにより、C,M,Y,K用の1次転写ニップには、感光体3C,M,Y,K上のトナー像を中間転写ベルト61に向けて静電移動させる1次転写電界が形成されている。
図中時計回り方向の無端移動に伴ってC,M,Y,K用の1次転写ニップを順次通過していく中間転写ベルト61のおもて面には、各1次転写ニップでトナー像が順次重ね合わせて1次転写される。この重ね合わせの1次転写により、中間転写ベルト61のおもて面には4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
中間転写ベルト61の図中下方には、2次転写ローラ72が配設されており、これは中間転写ベルト61における2次転写バックアップローラ68に対する掛け回し箇所にベルトおもて面から当接して2次転写ニップを形成している。これにより、中間転写ベルト61のおもて面と、2次転写ローラ72とが当接する2次転写ニップが形成されている。
2次転写ローラ72には図示しない電源によって2次転写バイアスが印加されている。一方、ベルトループ内の2次転写バックアップローラ68は接地されている。これにより、2次転写ニップ内に2次転写電界が形成されている。
2次転写ニップの図中右側方には、レジストローラ対(図1の37)が配設されており、ローラ間に挟み込んだ記録紙を中間転写ベルト61上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで2次転写ニップに送り出す。2次転写ニップ内では、中間転写ベルト61上の4色トナー像が2次転写電界やニップ圧の影響によって記録紙に一括2次転写され、記録紙の白色と相まってフルカラー画像となる。
2次転写ニップを通過した中間転写ベルト61のおもて面には、2次転写ニップで記録紙に転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、中間転写ベルト61に当接するベルトクリーニング装置75によってクリーニングされる。
先に示した図1において、2次転写ニップを通過した記録紙は、中間転写ベルト61から離間して、搬送ベルトユニット39に受け渡される。この搬送ベルトユニット39は、無端状の搬送ベルト40を駆動ローラ41と従動ローラ42とによって張架しながら、駆動ローラ41の回転駆動によって図中反時計回り方向に無端移動せしめる。そして、2次転写ニップから受け渡された記録紙をベルト上部張架面に保持しながら、ベルトの無端移動に伴って搬送して定着ユニット43に受け渡す。
定着ユニット43は、駆動ローラと、発熱源を内包する加熱ローラとによって張架した定着ベルトを駆動ローラの回転駆動に伴って図中時計回り方向に無端移動せしめている。そして、定着ベルトの下方に配設された加圧ローラ45を定着ベルトの下部張架面に当接させて定着ニップを形成している。定着ユニット43に受け入れられた記録紙は、この定着ニップ内で加圧されたり加熱されたりすることで、表面上のフルカラー画像が定着せしめられる。そして、定着ユニット43内から切換爪49に向けて送り出される。
切換爪49は、図示しないソレノイドによって揺動するようになっており、その揺動に伴って、記録紙の搬送路を排紙路と反転路とで切り換える。切換爪49によって排紙路が選択されていると、定着ユニット43内から送り出された記録紙は、排紙路と排紙ローラ対47とを経由した後、機外に排出されて排紙トレイ48上にスタックされる。
定着ユニット43や搬送ベルトユニット39の下方には、スイッチバック装置46が配設されている。切換爪49によってスイッチバック路が選択されていると、定着ユニット43内から送り出された記録紙は、反転路を経由して上下反転せしめられた後、スイッチバック装置46に送られる。そして、再び2次転写転写ニップに進入して、もう片面にも画像の2次転写処理と定着処理とが施される。
プリンタ部1の上に固定されたスキャナ160は、図示しない原稿の画像を読み取るための読取手段として、固定読取部161と、移動読取部162とを有している。光源、反射ミラー、CCD等の画像読取センサなどを有する固定読取部161は、原稿に接触するようにスキャナ160のケーシング上壁に固定された図示しない第1コンタクトガラスの直下に配設されている。そして、ADF170によって搬送される原稿が第1コンタクトガラス上を通過する際に、光源から発した光を原稿面で順次反射させながら、複数の反射ミラーを経由させて画像読取センサで受光する。これにより、光源や反射ミラー等からなる光学系を移動させることなく、原稿を走査する。
一方、移動読取部162は、原稿に接触するようにスキャナ160のケーシング上壁に固定された図示しない第2コンタクトガラスの直下に配設されており、光源や、反射ミラーなどからなる光学系を図中左右方向に移動させることができる。そして、光学系を図中左側から右側に移動させていく過程で、光源から発した光を第2コンタクトガラス上に載置された図示しない原稿で反射させた後、複数の反射ミラーを経由させて、スキャナ本体に固定された画像読取センサで受光する。これにより、光学系を移動させながら、原稿を走査する。
本複写機は、スキャナ160によって読み取った原稿の画像情報に基づく画像をプリンタ部1によって記録紙に形成する複写機としての機能の他、プリンタやファクシミリとしての機能も備えている。具体的には、プリンタ部1は、図示しないLAN(Local Area Network)コネクタを備えており、これにLANケーブルが接続されることで、図示しないパーソナルコンピュータとの通信が可能になっている。そして、パーソナルコンピュータからLANケーブルとLANコネクタとを介して送られてくる画像情報に基づく画像を、プリンタ部1によって記録紙に形成することができる(プリンタ機能)。また、プリンタ部1は、図示しないモデムを備えており、これに電話回線が接続されることで、電話回線を介して送信した画像情報に基づく画像を、送り先のファクシミリに出力させることができる(ファクシミリ機能)。このとき、送信先に送信する画像の元となる画像情報については、情報取得手段としてのスキャナ160によって原稿を読み取ることで取得することが可能である。また、情報取得手段としてのLANコネクタによってパーソナルコンピュータから送られてくる画像情報を受信することによっても、送信する画像の元となる画像情報を取得することが可能である。
次に、本複写機の特徴的な構成について説明する。
図4は、本複写機のプリンタ部に具備される画像処理装置100等を、本複写機のスキャナ160や複写機外部のパーソナルコンピュータ500とともに示すブロック図である。本複写機のプリンタ部(図1の1)には、先に図1に示した各種機器の他に、同図に示される操作表示部80、パラメータ記憶部81、画像処理装置100、プリント制御部140、送信回路141、モデム142等が設けられている。
スキャナ160によって読み取られた画像情報や、LANケーブルを介してパーソナルコンピュータ500から本複写機に送られてくる画像情報としてのPDL(ページ記述言語)は、画像処理装置100で処理される。そして、その後に、プリント部による画像形成に用いられたり、送信回路141とモデム142と電話回線とを介して送信先のファクシミリに送られたりする。
操作表示部80は、各種キーボタンや液晶ディスプレイ等から構成され、液晶ディスプレイに表示される情報に基づいてユーザーが行う各種キーボタンに対する操作に基づいて、その操作に対応する制御パラメータをICメモリ等からなるパラメータ記憶部81に記憶させる。本複写機では、制御パラメータの1つとして、色材セーブモード(トナー節約モード)のON、OFFを設定するための節約有無情報を設定することが可能である。コピーやFAXを行う場合には、パラメータ記憶部81に記憶されている節約有無情報の内容を確認し、その内容がトナーを節約する旨の情報である場合には、オリジナルの画像を色材節約用画像に変換してプリンタ部で出力したり、送信先にFAX送信したりする。これに対し、その内容がトナーを節約しない旨の情報である場合には、オリジナルの画像を忠実に再現し得る通常用画像としてプリンタ部で出力したり、送信先にFAX送信したりする。
パーソナルコンピュータ500は、周知のように様々なアプリケーションソフトで構築した情報を、プリンタドライバ等によって画像情報としてのPDLに変換して、プリンタ等の画像形成装置に出力するものである。このプリンタドライバは、アプリケーションソフト上でプリント命令がなされると、図5に示されるようなダイアログボックスをディスプレイに表示させる。このダイアログボックスは、本複写機のプリンタ部に用いられる色材たるトナーについて、節約するか否かをユーザーに選択してもらうためのものである。図示の状態では、色材セーブモードに関する「ON」、「OFF」のチェックボックスのうち、「ON」のチェックボックスにチェックが入っている。この状態でダイアログボックス内の「プリント」ボタンがクリックされると、プリント用のPDLに、トナーを節約する旨の内容の節約有無情報である節約ONコマンドが書き加えられた後に、本複写機のプリンタ部に送信される。また、図示の状態とは異なり、「OFF」のチェックボックスにチェックが入った状態でダイアログボックス内の「プリント」ボタンがクリックされると、プリント用のPDLに、トナーを節約しない旨の節約有無情報である節約OFFコマンドが書き加えられた後に、本複写機のプリンタ部に送信される。
画像処理装置100は、画像情報構築手段110やPDL構築手段111などを備えている。また、画像情報構築手段110は、コマンド解析手段101、色変換手段102、墨生成/下色除去手段103、色材セーブ処理手段104、γ補正手段105、ビットマップ化手段106、擬似中間調処理手段107、ビットマップ用メモリ108、告知用画像挿入手段109などから構成されている。
パーソナルコンピュータ500からLANケーブル等を介して本複写機に送られてきたPDLは、プリンタ部の画像処理装置100のコマンド解析手段101に入力される。かかる構成では、コマンド解析手段101が、オリジナル画像の情報であるオリジナル画像情報と、節約有無情報とを具備するPDLを取得する情報取得手段として機能している。パーソナルコンピュータ500からのPDLが入力された画像処理装置100は、画像情報構築手段110により、PDLに基づいた色材節約用画像あるいは通常用画像の情報を構築する。
具体的には、画像情報構築手段110は、まず、コマンド解析手段101によってPDL内の各種コマンドを解析する。そして、その中に含まれる描画コマンドに基づいて、オブジェクトの種類情報(文字画像情報/グラフィック画像情報/イメージ画像情報)、オブジェクトの位置やサイズ、カラーであるかモノクロであるかの色情報、カラー信号値(K、R、G、Bの値)、文字のフォント情報などを取得する。
次いで、画像情報構築手段110は、描画対象となるオブジェクトがカラーで描画されるべきものである場合、色変換手段102や墨生成/下色除去手段103にて、光の三原色に対応するR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の色信号を、色材の三原色に対応するC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)の色信号に変換する。具体的には、RGBの色信号を色変換手段102によってC’M’Y’の色信号に変換した後、それを墨生成/下色除去手段103によってCMYKの色信号に変換する。
画像情報構築手段110の色材セーブ処理手段104は、墨生成/下色除去手段103から出力される種々のオブジェクトにそれぞれ対応する描画コマンドにおけるCMYKの色情報の値を、節約有無情報と、データ記憶手段に予め記憶している入力/出力特性(図6)とに基づいて変換する。具体的には、節約有無情報が上述した節約OFFコマンドである場合には、描画コマンドにおけるCMYKの色情報の値を図6に通常γとして示される特性に基づいて変換する。これに対し、節約有無情報が上述した節約ONコマンドである場合には、CMYKの色情報の値を図6に色材セーブγとして示される特性に基づいて変換する。ここで、色材セーブγの特性は、入力値に対する出力値の傾きが通常γに比べて小さくなっているため、色材セーブモードでは、CMYKの各色が通常モードに比べて薄く表現される。これにより、C,M,Y,Kトナーの使用量が節約されることになる。なお、色材セーブγの傾きは、通常γの傾きに対して「1」未満の計数が乗算されることによって得られたものである。
画像情報構築手段110のγ補正手段105は、色材セーブ処理手段104から出力される種々のオブジェクトにそれぞれ対応する描画コマンドにおけるCMYKの色情報の値を、図7に示される入力/出力特性に基づいて変換する。この変換により、いわゆるガンマ補正がなされて、種々のオブジェクトにおけるCMYKの色情報が本複写機のプリンタ部に適した値になる。
画像情報構築手段110のビットマップ化手段106は、γ補正手段105から送られてくるガンマ補正後の描画コマンドに基づいて、画像処理装置100の図示しないデータ記憶手段の描画メモリ領域に、画像をビットマップ形式で展開する。
画像情報構築手段110の擬似中間調処理手段107は、ビットマップ形式で展開された画像のビット数を落として、画像の中間調を単位面積あたりにおけるドット数で表現するための擬似中間調処理を行う。具体的には、CMYKについてそれぞれ階調表現に8bitの容量が必要であった画像を、CMYKについてそれぞれ2bitの容量で階調を表現し得るディザ処理により、擬似中間処理を実現する。ディザ処理後のビットマップ画像は、1頁分毎に、ビットマップ用メモリ108に記憶される。
上述した節約有無情報が節約ONコマンドである場合には、これまでの処理により、オリジナル画像よりも色調の薄い画像、即ち、通常よりも色材の使用量を低減した画像である色材節約用画像がビットマップ形式でビットマップ用メモリ108に記憶されることになる。これに対し、上述した節約有無情報が節約OFFコマンドである場合には、図8に示すような、オリジナル画像を忠実に再現した通常法画像がビットマップ形式でビットマップ用メモリ108に記憶されることになる。
画像情報構築手段110の告知用画像挿入手段109は、図示しないICメモリチップ等のデータ記憶手段に、節約条件下告知用画像などといった所定の告知用画像のデータをビットマップ形式で記憶している。例えば、節約条件下告知用画像600としては、図9に示すような「色材セーブモードで出力しました」という文字画像を記憶している。そして、上述した節約有無情報が節約ONコマンドである場合、即ち、色材セーブモードの設定がONである場合、上述したビットマップ画像に節約条件下告知用画像600を付加して、色材節約用画像を構築する。このとき、画像の出力先である記録紙上の1頁分のレイアウトにおけるヘッダー領域に、節約条件下告知用画像600を付加する。これにより、例えば、図10に示すように、1頁部のレイアウトにおけるヘッダー領域及びフッター領域を除く領域に、オリジナル画像に基づく文字画像、グラフィック画像、イメージ画像などを含む主画像部を具備し、且つヘッダー領域に節約条件下告知用画像600を具備する色材節約用画像が構築される。なお、節約条件下告知用画像を付加する位置については、1頁分のレイアウトにおけるフッター領域やその他の領域でもよい。また、グラフィック画像とは、図形やグラフなど、コマンドによって色や形が表現される画像である。また、イメージ画像とは、ビットマップ形式、GIF形式、JPEG形式など画素単位の色情報によって表現される画像である。
一方、上述した節約有無情報が節約OFFコマンドである場合、即ち、色材セーブモードの設定がOFFである場合、告知用画像挿入手段109は、上述したビットマップ画像に対する節約条件下告知用画像600の付加を行わず、ビットマップ画像をそのままの状態で通常用画像として次工程に出力する。
パーソナルコンピュータ等から送られてくるPDLには、プリント命令に関するものと、FAX命令に関するものとが存在する。FAX命令に関するものである場合には、PDLコマンドに加えて、FAX命令コマンドやFAX番号などの情報がパーソナルコンピュータ500から送られてくる。告知用画像挿入手段109は、構築した色材節約用画像あるいは通常用画像がプリント命令に基づくものである場合には、その色材節約用画像あるいは通常用画像の情報をプリント制御部140に出力する。プリント制御部140は、プリンタ部(1)や白紙供給装置(200)における各機器の制御を司るものであり、告知用画像挿入手段109から送られている情報に基づいて、記録紙に色材節約用画像や通常用画像を形成するための処理を実施する。これにより、プリンタ部から、図8に示した通常用画像や図10に示した色材節約用画像のプリントアウト紙が出力される。
告知用画像挿入手段109は、構築した色材節約用画像あるいは通常用画像がFAX命令に基づくものである場合には、その色材節約用画像あるいは通常用画像の情報を送信回路141に送る。送信回路141は、送られてきたビットマップ形式の画像情報を、PDL形式に変換しながら、モデム142及び電話回線を介して送信先のFAXに送信する。これにより、送信先のFAXから、図8に示した通常用画像や図10に示した色材節約用画像のプリントアウト紙が出力される。
上述したように、本複写機は、スキャナ160によって読み取った画像をプリントしたり、スキャナ160によって読み取った画像をFAX送信したりする機能も備えている。これらの機能を使用する場合、次のような処理が実行される。即ち、操作表示部80におけるコピースタートボタンが押下されて原稿がスキャナ160によって読み取られると、そのRGB形式の画像情報が画像処理装置100のPDL構築手段111に送られる。PDL構築手段111は、スキャナ160から送られてくる画像情報に基づいてPDLを構築する。このとき、パラメータ記憶部81に記憶されている節約有無情報について、色材セーブモードONであるのか、OFFであるのかが判断され、ONである場合には、PDLに節約ONコマンドが書き加えられる。また、FAX命令に基づく読取画像である場合には、FAX命令コマンドやFAX番号などの情報が書き加えられる。かかる構成では、PDL構築手段111も、コマンド解析手段101と同様に、オリジナル画像の情報であるオリジナル画像情報と、節約有無情報とを具備するPDLを取得する情報取得手段として機能している。
PDL構築手段111は、構築したPDLを画像情報構築手段110のコマンド解析手段101に送る。以降は、パーソナルコンピュータ500からのPDLが処理される場合と同様の処理がなされる。
以上の構成の本複写機においては、プリンタ部(1)や送信先のFAXに対して出力させる色材節約用画像として、図10に示したように、オリジナル画像に、色材を節約する条件下で形成された画像であることを告知するための節約条件下告知用画像600を付加したものを出力させる。そして、プリンタ部や送信先のFAXから出力された色材節約用画像を見た者に対して、節約条件下告知用画像600により、色材を節約する条件で形成された画像であることを認識させることで、性能の低い装置によって取り扱われた画像であるという誤解を与えてしまうことを回避することができる。
なお、複数頁に渡る連続プリントの場合、色材セーブモードの設定については、全ての頁を一括して行うようにしてもよいし、頁毎にそれぞれ個別に設定するようにしてもよい。また、全ての頁を一括して設定するようにした場合、一頁目だけにそのヘッダーに節約条件下告知用画像を付加するようにすることが望ましい。こうすることで、頁毎にヘッダーに挿入する場合に比べて、しつこさ感を緩和できるからである。
従来のファクシミリ装置において、通信日時や発信元を特定できるような情報(発信者名、装置登録番号など)を文書の送信ヘッダーに挿入するものが知られている。かかる構成では、受信文書の情報の確かさを保証することができるが、色材セーブモードを実行した場合には、受信者に対して性能の低い装置によって取り扱われた画像であるという誤解を与えてしまうおそれがあった。これに対し、本複写機では、装置の製造販売者に対しては、本複写機の使用者や色材節約用画像の配布先の者に対して、かかる誤解を与えることを回避することができる。更には、色材セーブモードの実行によって環境保全に貢献していることを積極的にアピールすることもできる。
先に示したように、本複写機では、節約条件下告知用画像600の情報として文字画像の情報を付加するように、画像情報構築手段110を構成している。かかる構成では、文字の読める者であれば、色材節約用画像について色材を節約する条件で形成された画像であることを確実に認識してもらうことができる。
図11は、参考形態に係る複写機の変形例における節約条件下告知用画像601を示す模式図である。この変形例に係る複写機の画像情報構築手段110は、節約条件下告知用画像601として、ロゴやマークなどの図柄からなる図柄画像を、オリジナル画像に付加するようになっている。かかる構成では、節約条件下告知用画像601により、色材用節約用画像601について色材を節約する条件で形成されたものであることを一目で認識してもらうことができる。
次に、参考形態に係る複写機に、より特徴的な構成を付加した各参考例の複写機について説明する。なお、以下に特筆しない限り、各参考例に係る複写機の構成は、参考形態と同様である。
[第1参考例]
オリジナル画像における頁レイアウトの所定位置(例えばヘッダー領域)に節約条件下告知用画像(600や601)を付加すると、それの形成に必要な分だけ色材としてのトナーの消費量を増加させてしまうことになる。節約条件下告知用画像を、使用頻度の高い文字サイズ(〜11pt)で且つ単色で付加すれば、トナー消費量の増加はそれほど多くならないが、それでも、せっかく色材の使用を節約するモードを実行しているのに、節約量を低減してしまうことになる。
図12は、第1参考例に係る複写機の画像情報構築手段110によってオリジナル画像に付加される節約条件下告知用画像600を示す模式図である。参考形態と同様に、節約条件下告知用画像600として、文字画像からなるものを付加するようになっている。但し、この文字画像は、Kトナーによって中間調濃度で形成される点が、参考形態と異なっている。図示の文字画像における「ー」という文字の箇所を図13に拡大してしめすが、隙間無く並ぶドットによって構成される高濃度の画像部ではなく、所定の間隔をあけて並ぶドットによって構成される中間濃度の画像部になっていることがわかる。このような中間調濃度の節約条件下告知用画像600のデータが、上述した告知用画像挿入手段109のデータ記憶手段に記憶されているのである。
かかる構成においては、節約条件下告知用画像600として、高濃度のものを付加する場合に比べて、節約条件下告知用画像600の付加によるトナー消費量の増加を抑えることができる。
なお、トナー等の色材を用いることなく、オリジナル画像に節約条件下告知用画像を付加することも可能である。例えば、エンボス加工やパンチ穴加工により、節約条件下告知用画像を付加すれば、色材の使用を回避することが可能である。この場合、エンボス加工手段やパンチ赤加工手段を設ければよい。
[第2参考例]
第2参考例に係る複写機においては、色材セーブモードが実行される際の色材の節約量を設定することが可能になっている。
図14は、第2参考例に係る複写機に付属されたプリンタドライバをインストールしたパーソナルコンピュータのディスプレイに表示されるダイアログボックスの一例を示す模式図である。このプリンタドライバは、アプリケーションソフト上でプリント命令がなされると、同図に示されるようなダイアログボックスをディスプレイに表示させる。このダイアログボックスは、色材節約モードを実施するか否かの情報や、色材節約モードにおける色材節約量(色材節約率)の情報をユーザーに入力してもらうためのものである。ダイアログボックスにおけるONやOFFのチェックボックスの役割は、参考形態と同様である。
ダイアログボックスには、色材セーブモードのON、OFFを設定するためのチェックボックスの他に、色材節約率を入力するためのコンボボックスが配設されている。このコンボボックスの上矢印や下矢印をクリックすることで、色材節約率として20[%]、50[%]、80[%]のうちの何れかを選択することが可能になっている。図示の状態では、色材節約率が20[%]に設定されている。この状態でダイアログボックス内の「プリント」ボタンがクリックされると、パーソナルコンピュータは、トナーを節約する旨の節約有無情報である節約ONコマンドと、節約量情報としての色材節約率情報とがプリント用のPDLに書き加えられる。そして、それら情報を含むPDLが、本複写機の画像処理装置100のコマンド解析手段101に送信される。即ち、本複写機では、コマンド解析手段101が、オリジナル画像の形成に必要な色材量に対して色材をどの程度節約するのかを示す節約量情報たる色材節約率情報を取得する情報取得手段として機能している。
本複写機において、スキャナ160によって読み取った画像をプリントしたり、スキャナ160によって読み取った画像をFAX送信したりする際の色材節約率については、操作表示部80に対するキー操作によって設定するようになっている。キー操作によって入力された色材節約率は、プリンタ部のパラメータ記憶部81に記憶される。操作表示部80におけるコピースタートボタンが押下されて原稿がスキャナ160によって読み取られると、そのRGB形式の画像情報が画像処理装置100のPDL構築手段111に送られる。PDL構築手段111は、スキャナ160から送られてくる画像情報に基づいてPDLを構築する。このとき、パラメータ記憶部81に記憶されている節約有無情報が色材セーブモードONを示す内容である場合には、パラメータ記憶部81に記憶されている色材節約率の情報を読み込んだ後、節約ONコマンドと色材節約率の情報とを、PDLに書き加える。かかる構成では、PDL構築手段111も、コマンド解析手段101と同様に、オリジナル画像の形成に必要な色材量に対して色材をどの程度節約するのかを示す節約量情報たる色材節約率情報を取得する情報取得手段として機能している。
画像情報構築手段110の色材セーブ処理手段104は、墨生成/下色除去手段103から出力される種々のオブジェクトにそれぞれ対応する描画コマンドにおけるCMYKの色情報の値を、節約有無情報と、データ記憶手段に予め記憶している入力/出力特性(図15)とに基づいて変換する。具体的には、節約有無情報が節約OFFコマンドである場合には、描画コマンドにおけるCMYKの色情報の値を図15に通常γとして示される特性に基づいて変換する。これに対し、節約有無情報が節約ONコマンドであり、且つ色材節約率の情報が20[%]である場合には、CMYKの色情報の値を図15に色材セーブγ_20%として示される特性に基づいて変換する。また、節約有無情報が節約ONコマンドであり、且つ色材節約率の情報が20[%]である場合には、CMYKの色情報の値を図15に色材セーブγ_20%として示される特性に基づいて変換する。また、節約有無情報が節約ONコマンドであり、且つ色材節約率の情報が50[%]である場合には、CMYKの色情報の値を図15に色材セーブγ_50%として示される特性に基づいて変換する。また、節約有無情報が節約ONコマンドであり、且つ色材節約率の情報が80[%]である場合には、CMYKの色情報の値を図15に色材セーブγ_80%として示される特性に基づいて変換する。色材セーブγの傾きは、通常γの傾きに対して「1」未満の計数が乗算されることによって得られたものである。色材セーブγ_20%、色材セーブγ_50%、色材セーブγ_80%の傾きは、通常γの傾きに対して「0.8」、「0.5」、「0.2」の計数が乗算されることによって得られたものである。これにより、色材節約率が20、50、80[%]である場合には、トナーの使用量が通常に比べて約20、50、80[%]低減されるようになる。
図16は、第2参考例に係る複写機の画像情報構築手段110によってオリジナル画像に付加される告知用画像602を示す模式図である。この告知用画像602は、色材セーブモードで形成された画像であることを告知するための節約条件下告知用画像と、節約量情報たる色材節約率の情報を告知するための節約量告知用画像とを含んでいる。具体的には、「色材セーブモード」及び「で出力しました」という文字画像からなる節約条件下告知用画像と、「20%減」という文字画像からなる節約量告知用画像とを含んでいる。即ち、図示の告知用画像602は、色材節約率が20[%]に設定されているときにオリジナル画像に付加されるものであり、告知用画像挿入手段109のデータ記憶手段に予め記憶されている。告知用画像挿入手段109は、かかる告知用画像のデータの他に、色材節約率が50、80[%]にそれぞれ設定されているときにオリジナル画像に付加するための告知用画像のデータも、データ記憶手段にそれぞれ記憶している。
かかる構成では、本複写機のプリンタ部や、送信先のFAXから出力された色材節約用画像を見た者に、節約量告知用画像によって色材をどの程度節約して出力した色材節約用画像であるのかを認識してもらうことができる。
図17は、第2参考例に係る複写機の第1変形例における告知用画像(色材節約率50%)603の一例を示す模式図である。この第1変形例に係る複写機の画像情報構築手段110は、告知用画像603として、図柄画像からなる節約条件下告知用画像と、同じく図柄画像からなる節約量告知用画像とを含むものを、オリジナル画像に付加するようになっている。同図では、色材節約率が50[%]に設定されている場合における告知用画像603の例を示している。告知用画像603は、「Toner」という文字をかたどったマークの全体形状により、色材節約用画像について、色材セーブモードで形成されたものであることを告知するための節約条件下告知用画像が表現されている。また、そのマークにおける網掛け部分の面積により、節約量告知用画像が表現されている。具体的には、そのマークには、肉眼ではっきりとわかる程の白抜け部分が所定間隔で設けられた網掛け部分と、白抜け部分が設けられていない通常部分とが存在している。そして、マーク全体の面積に対する網掛け部分の面積率が、色材節約率と同じになっている。図示の例では、かかる面積率が約50[%]になっているので、色材節約用画像を見た者に対して、色材節約率50[%]の条件で形成された色材節約用画像であることを認識してもらうことができる。色材節約率が80[%]に設定されている場合には、図示の告知用画像603に代えて、図18に示す告知用画像603がオリジナル画像に付加される。かかる構成においては、節約量告知用画像により、色材節約率を一目で認識してもらうことができる。
次に、第2参考例に係る複写機の第2変形例について説明する。第2実施例に係る複写機においては、図15に示した入力/出力特性に基づいて、色材節約率20、50、80[%]の色材節約用画像の情報を構築しているが、これによって形成される色材節約用画像の実際の色材節約率と、設定された色材節約率とには若干の誤差が生ずる。通常γに対する色材セーブγの傾きの低減率と、トナー節約率とに若干の誤差が生ずるからである。
そこで、第2参考例に係る複写機では、実際の色材節約率を算出して、算出結果に応じた節約量告知用画像をオリジナル画像に付加するようになっている。
図19は、第2参考例に係る複写機の画像処理装置100の回路構成を示すブロック図である。この画像処理装置100の画像情報構築手段110は、実際の色材節約率を算出するための節約度合い計算手段112を有している。ビットマップ用メモリ108には、色材セーブ処理手段104を経由しない通常用画像と、色材セーブ処理手段104を経由した色材節約用画像とがそれぞれピットマップ形式で展開される。節約度合い計算手段112は、C,M,Y,Kの各色トナーについてそれぞれ、通常用画像における消費量と、色材節約用画像における消費量とを算出する。
なお、擬似中間調処理手段107における2bitのディザ処理では、1画素に対してドットを出力しない、小ドットを出力する、中ドットを出力する、大ドットを出力する、の何れかがなされるようになっている。
図20は、節約度合い計算手段112の回路構成を示すブロック図である。また、図21は、節約度合い計算手段112における各色の色材消費量計算回路113(C,M,Y,K)〜114(C,M,Y,K)の回路構成を示すブロック図である。図20に示すように、節約度合い計算手段112は、8つの色材消費量計算回路113C,M,Y,K、114C,M,Y,Kと、節約合計回路122と、通常合計回路123と、色材節約率計算回路124とを有している。8つの8つの色材消費量計算回路113C,M,Y,K、114C,M,Y,Kのうち、4つ(113C,M,Y,K)は、色材節約用画像におけるC,M,Y,Kトナーの消費量を計算するためのものでる。また、残りの4つ(114C,M,Y,K)は、通常用画像におけるC,M,Y,Kトナーの消費量を計算するためのものである。
それぞれの色材消費量計算回路113C,M,Y,K、114C,M,Y,Kは、図21に示される各種回路を具備している。具体的には、小ドットカウント回路115C,M,Y,K、中ドットカウント回路116C,M,Y,K、大ドットカウント回路117C,M,Y,K、小計数乗算回路118C,M,Y,K、中係数乗算回路119C,M,Y,K、大係数乗算回路120C,M,Y,K、小計回路121C,M,Y,K等を具備している。
小ドットカウント回路115C,M,Y,Kは、色材節約用画像あるいは通常用画像におけるC,M,Y,Kの小ドットの数をカウントするものであり、カウント結果は、小係数乗算回路118C,M,Y,Kに送られる。小係数乗算回路118C,M,Y,Kは、小ドットカウント回路115C,M,Y,Kから送られてくるカウント結果に所定の係数を乗算することで、C,M,Y,Kの小ドットカウント数を、小ドット出力によるC,M,Y,Kトナー消費量に変換する。
中ドットカウント回路116C,M,Y,Kは、色材節約用画像あるいは通常用画像におけるC,M,Y,Kの中ドットの数をカウントするものであり、カウント結果は、中係数乗算回路119C,M,Y,Kに送られる。中係数乗算回路119C,M,Y,Kは、中ドットカウント回路116C,M,Y,Kから送られてくるカウント結果に所定の係数を乗算することで、C,M,Y,Kの中ドットカウント数を、中ドット出力によるC,M,Y,Kトナー消費量に変換する。
大ドットカウント回路117C,M,Y,Kは、色材節約用画像あるいは通常用画像におけるC,M,Y,Kの大ドットの数をカウントするものであり、カウント結果は、大係数乗算回路120C,M,Y,Kに送られる。大係数乗算回路120C,M,Y,Kは、大ドットカウント回路117C,M,Y,Kから送られてくるカウント結果に所定の係数を乗算することで、C,M,Y,Kの大ドットカウント数を、大ドット出力によるC,M,Y,Kトナー消費量に変換する。
小ドット出力によるC,M,Y,Kトナー消費量、中ドット出力によるC,M,Y,Kトナー消費量、及び、大ドット出力によるC,M,Y,Kトナー消費量は、小計回路121によって合算されて、図20に示した節約合計回路122あるいは通常合計回路123に出力される。節約合計回路122は、色材節約用画像におけるトナー消費量を計算する4つの色材消費量計算回路113C,M,Y,Kからそれぞれ送られてくる小計値を合計することで、色材節約用画像におけるトナー消費量aを算出する。また、通常合計回路123は、通常用画像におけるトナー消費量を計算する4つの色材消費量計算回路114C,M,Y,Kからそれぞれ送られてくる小計値を合計することで、通常用画像におけるトナー消費量bを算出する。そして、色材節約率計算回路124は、「(b−a)/b×100」という演算式を実行することで、色材節約率を算出し、結果を告知用画像挿入手段109に出力する。
告知用画像挿入手段109は、データ記憶手段に記憶している複数の告知用画像のうち、色材節約率計算回路124から送られてくる色材節約率に対応するものを、データ記憶手段から読み込んで、オリジナル画像に付加する。
かかる構成においては、送信先のFAXから出力された色材節約用画像を見た者に対して、節約量告知用画像によって色材をどの程度節約して出力した色材節約用画像であるのかを正確に認識してもらうことができる。
次に、本発明を適用した複写機の実施形態について説明する。実施形態に係る複写機は、第2
参考例に係る複写機に、より特徴的な構成を付加した
ものである。なお、以下に特筆しない限り、
実施形態に係る複写機の構成は、第2
参考例と同様である
。
実施形態に係る複写機においては、色材セーブモードがONの場合、PDLに含まれる全ての種類のオブジェクト画像について色材セーブのための処理を実施するのではなく、特定種類のオブジェクト画像についてだけ実施するようになっている。表1に、オブジェクト画像の種類と、色材セーブ処理との関係を示す。
表1に示すように、オブジェクト画像の種類としては、文字画像、グラフィック画像、イメージ画像の3種類を区別している。色材セーブモードがOFFである場合には、当然ながら、3種類の全てについて、色材セーブのための処理が省略され、上述の色材セーブ処理手段(104)において、入力/出力特性として通常γが選択される。これに対し、色材セーブモードがONである場合には、グラフィック画像及びイメージ画像の2種類についてだけ、色材セーブγが選択されて色材セーブのための処理がなされる。文字画像については、通常γが選択されて、色材セーブのだめの処理が省略される。文字画像の色材セーブの対象から外すことで、文字の判読性に優れた色材節約用画像を出力させることが可能になる。
かかる構成において、1頁分の画像に文字画像だけを含む場合には、色材セーブモードがONの場合とOFFの場合とで、オリジナル画像に対応する主画像部分の画質や画像濃度が全く同じになる。1頁分の画像に文字画像だけが含まれる場合、色材セーブモードがONに設定されていても、その文字画像については色材セーブのための処理がなされないからである。にもかかわらず、節約条件下告知用画像を付加してしまうと、色材を節約していても節約しない場合と同様の高画質を得ていると、出力画像を見た人に誤解を与えてしまうおそれがある。
そこで、本複写機の画像情報構築手段110は、1頁分の画像中に、色材セーブの対象となる画像が含まれていない場合には、色材セーブモードがONであっても、告知用画像を付加しない通常用画像の情報を構築するようになっている。具体的には、画像情報構築手段110のコマンド解析手段101は、1頁分のPDL内に、色材セーブの対象となるグラフィック画像やイメージ画像が含まれているか否かを判定し、何れか一方でも含まれている場合には、告知用画像挿入手段109に対して挿入実行信号を送信するようになっている。これに対し、何れも含まれていない場合には、告知用画像挿入手段109に対して挿入中止信号を送信するようになっている。
告知用画像挿入手段109は、コマンド解析手段101から挿入実行信号が挿入されてきた場合には、ページレイアウトにおけるヘッダー領域に、告知用画像を付加した色材節約用画像の情報を構築する。これに対し、コマンド解析手段101から挿入中止信号が挿入されてきた場合には、ヘッダー領域に対する告知用画像の付加を中止する。これにより、告知用画像が付加されていない通常用画像の情報が構築される。
図22は、色材セーブモードがOFFの状態で画像情報構築手段110によって構築された画像情報に基づくプリントアウト紙の一例を示す模式図である。また、図23は、色材セーブモードがONの状態で画像情報構築手段110によって構築された画像情報に基づくプリントアウト紙の一例を示す模式図である。これらの図から解るように、両者のプリントアウト紙の画像は全く同じである。これは、図示のように、1頁分の画像にグラフィック画像やイメージ画像が含まれないことから、色材セーブモードONの状態であっても、通常用画像が出力されたためである。
かかる構成においては、1頁分の画像に色材セーブの対象となる種類のオブジェクト画像が含まれていないことから、色材セーブモードONの状態であっても、色材セーブを全く行っていない画像を出力しているにもかかわらず、色材を節約していても節約しない場合と同様の高画質を得ていると、出力画像を見た人に誤解を与えてしまうことを回避することができる。
なお、本発明において、オブジェクト画像の種類と、色材セーブ実施との関係は、表1に示した関係に限定されるものではない。例えば、イメージ画像の再現性を重視して、文字画像及びグラフィック画像だけを色材セーブの対象にしてもよい。この場合、文字画像やグラフィック画像について頁内に存在するか否かを判定させ、存在しない場合には、色材セーブモードONであっても、告知用画像の付加を中止させるようにすればよい。また例えば、グラフィック画像の再現性を重視して、文字画像及びイメージ画像だけを色材セーブの対象にしてもよい。
また、複数頁に渡る出力の際に、それら頁の何れかに色材セーブ対象となる特定種類のオブジェクト画像が含まれている場合には、1頁目だけに告知用画像を付加するようにしてもよい。
次に、実施形態に係る複写機に、更なる特徴的な構成を付加した実施例の複写機について説明する。なお、以下に特筆しない限り、実施例に係る複写機の構成は、実施形態と同様である。
[実施例]
実施例に係る複写機の画像情報構築手段110の色材セーブ処理手段104は、先に図15に示した入力/出力特性として、通常γ、色材セーブγ_20%、色材セーブγ_50%、及び、色材セーブγ_80%に加えて、色材セーブγ_100%という特性を用いるようになっている。また、上述したダイアログボックスや、操作表示部80に対する入力操作により、色材節約率として、100%を選択することが可能になっている。色材節約率が100[%]である場合、トナーによる画像形成が行われないことになるが、それは特定種類のオブジェクト画像(グラフィック画像やイメージ画像)についてだけであり、文字画像については色材節約率0[%]の状態で形成される。
色材節約率が100[%]に設定され、且つ色材セーブモードがONである場合、オリジナル画像に含まれていたグラフィック画像やイメージ画像が全く出力されなくなるため、ユーザーに対してオリジナル画像にそれら画像が含まれていたことを認識してもらうことが困難になる。そこで、詳細例に係る複写機の画像情報構築手段110は、色材節約用画像の情報として、色材セーブ対象となる特定種類の画像であるグラフィック画像やイメージ画像に、告知用画像を重ねたものを構築するようになっている。更に、告知用画像としては、節約条件下告知用画像と、これが重ねられる色材セーブ対象の画像の種類を告知するための種類告知用画像とを具備するものを用いるようになっている。
図24は、色材節約率が50[%]に設定され、且つ色材セーブモードがONである場合におけるプリントアウト紙の一例を示す模式図である。このプリントアウト紙における1頁分のエリア内には、文字画像、グラフィック画像G、及びイメージ画像Iの3種類が存在している。これらのうち、グラフィック画像G及びイメージ画像Iは、色材節約率50[%]の色材セーブ処理が施されているが、文書画像は色材セーブのための処理が施されていない。色材セーブ処理が施されたグラフィック画像Gの上には、グラフィック用の告知用画像606が重ねられている。また、色材セーブ処理が施されたイメージ画像Iには、イメージ用の告知用画像607が重ねられている。
図25は、グラフィック画像Gに重ねられるグラフィック用の告知用画像606を示す拡大模式図である。この告知用画像606は、「色材セーブしています」という文字画像からなる節約条件下告知用画像と、「<グラフィック>」という文字画像からなる種類告知用画像とを具備している。
図26は、イメージ画像Iに重ねられるイメージ用の告知用画像607を示す拡大模式図である。この告知用画像607は、「色材セーブしています」という文字画像からなる節約条件下告知用画像と、「<イメージ>」という文字画像からなる種類告知用画像とを具備している。
グラフィック用の告知用画像606や、イメージ用の告知用画像607については、先に図24に示したように、背景色を白色にした状態で、色材セーブ対象となる画像の上に重ねられる。これにより、色材セーブ対象となる画像の上においても、告知用画像(606、607)を容易に判読することが可能になる。なお、告知用画像の背景色を半透明にして、背景に、色材セーブ対象となる画像を薄く表示させるようにしてもよい。
図27は、色材節約率が100[%]に設定され、且つ色材セーブモードがONである場合におけるプリントアウト紙の一例を示す模式図である。このプリントアウト紙における1頁分のエリア内には、文字画像しか存在していないが、そのうち、606という符号で示されているのは、図25に示したグラフィック用の告知用画像である。また、607という符号で示されているのは、図26に示したイメージ用の告知用画像である。また、その他の文字画像は、オリジナル画像に対応するものである。グラフィック用の告知用画像606や、イメージ用の告知用画像607を囲む点線が示されているが、これは本来存在するはずであったグラフィック画像やイメージ画像の形状を明確にするために同図に便宜的に付されたものであり、実際のプリントアウト紙にはかかる点線は印字されない。
色材節約率が100[%]に設定されていることから、グラフィック画像Gやイメージ画像Iが全く出力されていないが、それら画像の領域にそれぞれ重なるように、グラフィック用の告知用画像606やイメージ用の告知用画像607が出力されている。
かかる構成では、色材節約率が100[%]ではないものの、比較的高い値に設定されていることから、特定種類の画像の種類判読が困難になってしまった場合であっても、告知用画像(606や607)に含まれる種類告知用画像により、その種類をユーザーに容易に認識してもらうことができる。更には、色材節約率が100[%]に設定されていることから、特定種類の画像が全く出力されない場合であっても、その画像が存在すべき位置と、その画像の種類とを、ユーザーに容易に認識してもらうことができる。
これまで、各色の色材の重ね合わせによって多色画像を形成する複写機の例について説明してきたが、単色画像だけを形成する画像形成装置や、これに搭載される画像処理装置にも、本発明の適用が可能である。
また、色材としてトナーを用い、且つ電子写真プロセスによって画像を形成する複写機の例について説明してきたが、電子写真プロセスとは異なる方式によってトナーによる画像を形成する画像形成装置や、これに搭載される画像処理装置にも、本発明の適用が可能である。例えば、直接記録方式によってトナー画像を形成する画像形成装置にも、本発明の適用が可能である。直接記録方式とは、潜像担持体によらず、トナー飛翔装置からドット状に飛翔させたトナー群を記録体や中間記録体に直接付着させて画素像を形成することで、記録体や中間記録体に対してトナー像を直接形成する方式である。特開2002−307737号公報に記載の画像形成装置などに採用されている。
また、色材として、トナーとは異なるものを用いて画像を形成する画像形成装置や、これに搭載される画像処理装置にも、本発明の適用が可能である。例えば、色材としてインクを用いるインクジェット方式で画像を形成する画像形成装置にも、本発明の適用が可能である。
また、画像形成装置や画像処理装置だけでなく、実施形態等に係る画像処理装置100として、コンピュータを機能させるためのプログラムを記録したCD−ROMやフラッシュメモリ等の機械読み取り可能な記録媒体にも、本発明の適用が可能である。
以上、参考形態や実施形態に係る複写機においては、節約条件下告知用画像600の情報として文字画像の情報を付加するように、画像情報構築手段110を構成している。かかる構成では、既に述べたように、文字の読める者であれば、色材節約用画像について色材を節約する条件で形成された画像であることを確実に認識してもらうことができる。
また、参考形態に係る複写機の変形例においては、節約条件下告知用画像601の情報として図柄画像の情報を付加するように、画像情報構築手段110を構成している。かかる構成では、既に説明したように、節約条件下告知用画像601により、色材用節約用画像601について色材を節約する条件で形成されたものであることを一目で認識してもらうことができる。
また、第1参考例に係る複写機においては、節約条件下告知用画像600の情報として中間調濃度の画像の情報を付加するように、画像情報構築手段110を構成している。かかる構成では、既に説明したように、節約条件下告知用画像600として、高濃度のものを付加する場合に比べて、節約条件下告知用画像600の付加によるトナー消費量の増加を抑えることができる。
また、第2参考例に係る複写機においては、オリジナル画像の形成に必要な色材量に対して色材をどの程度節約するのかを示す情報である節約量情報としての色材節約率の情報を取得するように、情報取得手段たるコマンド解析手段101やPDL構築手段111を構成している。更に、色材節約用画像の情報として、色材節約率の情報で示される色材節約率で形成可能な画像の情報であって、且つ、色材節約率を告知するための節約量告知用画像を付加した情報、を構築するように、画像情報構築手段110を構成している。かかる構成では、既に説明したように、プリンタ部や、送信先のFAXから出力された色材節約用画像を見た者に、節約量告知用画像によって色材をどの程度節約して出力した色材節約用画像であるのかを認識してもらうことができる。
また、実施形態に係る複写機においては、色材節約用画像として、オリジナル画像に含まれる複数種類の画像における特定種類の画像(グラフィック画像及びイメージ画像)についてだけ色材を節約する画像を採用するように、画像情報構築手段110を構成している。かかる構成では、既に説明したように、特定種類の画像の判読性に優れた色材節約用画像を出力させることができる。
また、実施形態に係る複写機においては、オリジナル画像に特定種類の画像(オブジェクト画像やイメージ画像)が含まれるか否かを判定し、含まれない場合には、節約有無情報が色材を節約する旨の節約ONコマンドであっても、色材節約用画像情報として節約条件下告知用画像の情報を付加しないものを構築するように、画像情報構築手段110を構成している。かかる構成では、既に説明したように、特定種類の画像が含まれていないことから、色材セーブを全く行っていない画像を出力しているにもかかわらず、色材を節約していても節約しない場合と同様の高画質を得ていると、出力画像を見た人に誤解を与えてしまうことを回避することができる。
また、実施例に係る複写機においては、色材節約用画像情報として、特定種類の画像(オブジェクト画像やイメージ画像)と、節約条件下告知用画像とを互いに重ねて形成する情報、を構築するように、画像情報構築手段110を構成している。かかる構成では、色材節約率が100[%]ではないものの、比較的高い値に設定されていることから、特定種類の画像が見難くなっている場合でも、その画像の位置を容易に認識してもらうことができる。
また、参考例に係る複写機においては、色材節約用画像情報として、特定種類の画像に対して、節約条件下告知用画像と、特定種類の情報を告知するための種類告知用画像とを重ねて形成する情報を付加したもの、を構築するように、画像情報構築手段110を構成している。かかる構成では、既に説明したように、色材節約率が100[%]ではないものの、比較的高い値に設定されていることから、種類判読が困難になってしまった場合であっても、種類告知用画像により、その種類をユーザーに容易に認識してもらうことができる。更には、色材節約率が100[%]に設定されていることから、特定種類の画像が全く出力されない場合であっても、その画像が存在すべき位置と、その画像の種類とを、ユーザーに容易に認識してもらうことができる。