JP4875400B2 - リボンイオンビーム用高アスペクト比、高質量分解能アナライザマグネット及びシステム - Google Patents
リボンイオンビーム用高アスペクト比、高質量分解能アナライザマグネット及びシステム Download PDFInfo
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Description
一般的に、イオン源が通常、イオン源フィード物質の中に、及び/または源自体の物質中に存在する1つまたは複数の望ましくない種類を含むビームを生じさせることは長い間公知のことである。したがって、あらゆる不必要な種類または成分をこれらのイオンビームから分離し、拒絶するために磁気分析を使用することは長年に渡ってこの業界では標準的な慣行であった。しかしながら、概して,及び特に高パービアンスのそれらのビーム用の大きなリボン形状ビームにとって、この種の磁気質量分析及びイオンビーム生成はかつてないほど困難且つ高価になってきている。
リボンイオンビームを分析し、輸送するための技術の一般的な状態だけではなく、この特定の技術的な問題も、その全文が明示的に本書に組み込まれているWhiteら「サイズが最高24インチまでの平行リボンイオンビーム中の均一性の制御(The Control of Uniformity In Parallel Ribbon Ion Beams Up To 24 Inches In Size)」、科学と工業における加速器の応用例(Applications Of Accelerators In Science And Industry)1998年、AIP、830ページ、1999年によって見直されている。
今日、販売のために商業的に提供されているイオン注入機装置及び注入システムの中には、日新イオン機器株式会社(Nissin Ion Equipment Co.,Ltd.)(日本、京都)、住友イートンノバ株式会社(Sumitomo Eaton Nova Corporation)(日本、東京)及び石川島播磨重工業社(Ishikawajima−Harima Heavy Industries Co. Ltd.)(日本、東京)によってフラットパネルディスプレイ(つまり「FPD」)用のイオンビーム注入のために販売されているものがある。これらの商業的に販売されているシステムは、過去において、ビームがイオン源を離れるときにビーム中にほぼ常に存在する汚染物質種類を拒絶する能力がない、あるいはほとんどない装置及びイオンビームを構成していた。
多くの異なる問題が、質量分析に使用されるそれらのマグネットのこの技術分野で働く実践者により一般的に認識され、知られている。これらは、適切な分解能、注入システムの異常、[プラズマの不安定性及び/または磁化されたイオンビーム中の空間電荷の中和の損失に起因する。例えば、Alexeff,I.「ただ1種の同位体種を用いるカルトロン(同位体分離装置)のための閾値(Instability Threshold for a Calutron(Isotope Separator) with only one Isotope Species)」、プラズマ科学に関するIEEE報告書(IEEE Transactions on Plasma Science)、第PS−11巻、第2、90−91号(1983年)を参照すること]ビーム破裂を起こさずに高パービアンスのビームを伝達する、制限された能力、及び種々の他のイオン注入機システムの不具合及び欠陥を含むが、これらに限定されない。
シリコンウエハー注入システムの技術分野中では、60を超えるマグネット分解能[すなわち、密接に離間された磁気剛性率のイオン間を分離し、区別する能力]が最適、且つ望ましいこと、及び――生産性と引き換えることが可能ならば、及び可能なときには−−60未満(すなわち分離及び区別能力が劣っている)の分解能を有するマグネットが日常的に使用に許容できると見なされていることは一般に認められている。したがって、適切なサイズのリボンビームを直接出力することができ、同時に約30を超える分解能で分析できるマグネットがフラットパネルディスプレイ市場用に今日市販されているそれらの注入機およびシステムで使用されるのならば、これは納得でき、所望されるであろう。しかしながら、約30を超える分解能を有する分析マグネットだけが最近、不完全に導入され、このようなシステムで活用されていることが留意される。これらのうち、フラットパネルディスプレイ用のただ1つの市販されているイオン注入機装置だけが30を超える分解能を有しており、それはここに説明されるような高電力消費、極端な重量、及び漂遊磁界を含む重大な欠点を抱えている。
システム異常の幅広い問題を描写するただ一つの代表的な例として、日新イオン機器は、最近、単一の大きな曲げ磁石を使用し、従来のシステムで利用できるより高い磁気分解能を達成するフラットパネルディスプレイを注入するための装置の製造を開始した。この日新システムでは、リボン形状ビームの長い方の(幅)寸法はイオン源のサイズによって決定され、それを横切って磁場が作られなければならない(北の磁極から南の磁極への)分析マグネット内の開空間空隙のサイズがイオンビームの寸法より大きい。構造上、日新のアナライザマグネットは、形状と断面が実質的に矩形である鋼ヨークを有する。ワイヤコイルがこの矩形ヨークの側面に多かれ少なかれ均一に巻き付けられ、該巻き付けられたコイルは、電流密度が必要に応じて替えられ、それによりヨークの中で生じる磁場の均一性を制御するように細分化されている(米国特許番号第6,160,262号から複写される、それぞれ従来の技術図3aと図3bを参照すること)。
強力な「漏れ磁場」の同時発生における公知の欠点中には、(i)人員の高磁場への曝露に関する、特にペースメーカー使用者に対する安全性の問題と規制の問題、(ii)装置内のイオン源の性能に対する漂遊磁界の影響、(iii)(フラットパネルディスプレイの使用により回避できる)陰極線管に対する漂遊磁界の影響、及び(iv)敏感な電子機器の動作中に実行されるシステム調整に対する影響がある。さらに、(漏れ磁場を発生させる)ウィンドウフレームマグネットの蓄積エネルギー及び電力消費が非常に大きい場合があり、これらの問題を和らげるために必要とされる磁気遮蔽と組み合わせて、装置とシステム全体の重量は非常に大きくなる場合がある。
理想的な高電流イオンビーム注入システムの設計
(それぞれが上記で見直された前記に引用されたシステム内の少なくとも1つで個別に見つけられてよい)以下の機能及び動作特性を提供する(少なくとも1つのイオン源と、イオンビーム加速システムと、分析マグネットとを備える)イオンビーム注入システムを設計することが最も望ましいであろう。
(a)(必要とされる磁気遮蔽を含む)マグネットシステムの重量を最小限に抑える、
(b)コイルの電力消費を最小限に抑える、
(c)出力ビームのサイズとアスペクト比を維持する一方、マグネットとイオン源の両方の必要とされる主寸法を縮小する、
(d)システムの構造を簡略化し、その製造コストを削減する。
質量分析用に高アスペクト比及び高分解能を有するリボンイオンビーム生成の根本的な問題
本発明の第1の好適なフォーマットは図4、図5、及び図6に示されている。そこに見られるように、単一偏向磁石が少なくとも45度、好ましくは110度未満の角度でリボン形状イオンビームを曲げる。ヨークの真の形状はここに後述されるようにイオン光学を強化するためにわずかに改良されてよいが、双極子マグネットの強磁性のヨークは本来断面外観全体で矩形である。
該配置はそれぞれ図4及び図6によって最もよく示されている。内部空間体積150中に配置され、弓形ヨーク構造の入口開口部と出口開口部164、166の両方から伸張するのは、個々のループ形状コイル120と121の鏡面対称の位置合わせされたアレイである。位置合わせされたアレイにおける各ループ形状コイル120、121は完全な閉ループ、あるいは導電性材料から成る楕円形であり、個々の閉ループの2つのそれぞれの端部は同じ方向(上方へまたは下方へのどちらか)で傾けられている。
位置合わせされた対における各導電性コイルの矩形断面は図4及び図5に示されるように高アスペクト比であってよく、対にされたアレイにおける各コイルの長い方の寸法が、それが包含することを目的とするビームの長いほうの寸法の2分の1とサイズがほぼ等しい。しかしながら、図6に見られるように、同じ一般的なフォーマットは、特定のイオンビーム形状と磁気剛性率に応じて、低アスペクト比のさらに幅広い個々のコイルとともに使用されてもよい。
本発明のマグネットは、磁場の境界状態を画定するために、図5に図示されるようにほぼ矩形断面の弓形鋼ヨーク構造を使用し、ヨークの内部中に磁場を発生させるためだけではなく、意図されるまたは所望される容積測定のサイズ制限範囲に発生した磁場を限定するためにも(好ましくはここの図4によって示される構造上の設計の)ベッドステッド形状端部を有する、鏡面対称コイルの電気的に接合されたアレイを使用する。境界が限定され、体積が制限された磁場は、次にリボンイオンビームに効率的に適用され、その後マグネットの中心を通って移動することができる。
図5によって示されるような矩形領域内に均一な磁場を発生させるために必要とされる境界条件は周知である。鋼ヨーク制限で、B磁場は表面に垂直でなければならない。したがって、鋼が上端部と下端部で矩形間隙空間と通路に境界付ける場合、磁場の方向が定められる。コイル導線の端縁における境界条件はさらに複雑であるが、マクスウェル回転方程式(Maxwell curl equation)は、局所的に
(a)ベッドステッドコイルを備える本アナライザマグネット構造が、従来公知であり、従来技術で過去に使用された一見類似したマグネットフォーマッとは著しく異なり、はっきりと区別できることが注意され、理解されるべきである。このような実質的な相違点の1つの例示的な例として、ベッドステッドコイルを備えるアナライザマグネットを説明するChenらの米国特許番号第6,403,967B1号に注意が向けられる。このChenらのアナライザマグネットも、その必須構造の一部としてコイルの二次的な対を組み込んでいる。
ここに説明されるマグネットは、1.0mという設計曲げ半径を使用してP+イオンの100keVビームを分析するのに十分である0.25Tという場を生じさせる。曲げ平面は水平であり、リボンイオンビームの長い軸は垂直方向に向けられていることが推測される。注入はターゲット母材(フラットガラスパネル)に、事前に選ばれたターゲット平面でビームを通過させることにより達成される。しかしながら、システムは異なる向きで容易に取り付けられて、相対的な位置決めまたは配向に対してなど制限または制約は存在しない。
母材の注入用システムによって平行なビームが必要とされる可能性があるため、随意的により詳しく後述されるような簡略な構造の四極子型レンズが提供される。
0.25Tの必要とされる場及び600mmの磁気ギャップは、必要とされる場を生じさせるために導電性アレイごとに約60,000アンペアターンを必要とする。鏡面対称で位置合わせされ、図6に図示されるような対にされたアレイを形成する2つのベッドステッドコイルが提供され、アレイの対にされたコイルは中央平面軸で互いに物理的に接触している。各コイルは約1cmである断面の正方形の中空導線を使用して、コイルセグメントごとに7回転の30層で巻き付けられている。平均的な電流密度は1平方センチメートルあたり約200Aである。
アナライザマグネットの入口と出口での漏れ磁場の形状は優れたビーム集束には重要である。漏れ磁場は滑らかにであるが迅速に、その完全値から10%未満に約0.5メートルで強度を減少し、ほぼゼロに近い値に迅速に落下し続ける。
ビームは母材を注入するために使用される前にレンズによって視準される。プロセスが非晶質基板または(ガラスなどの)多結晶基板のために均一であるためには、ビームの中の角発散が非常に低くなることは必ずしも必要とされないが、角度の発散及び質量中心の配向が基板の表面全体で変化しないことが必要とされる。これは四極子型レンズの手段によって達成できる。
ビームの中の電流密度の均一性は、母材の中に注入されるイオン用量の均一性を制御する。均一性は、米国特許番号第5,834,786号および第5,350,926号に説明される従来技法を使用することによって、あるいは関連する特許参考文献中のどこか他のところで説明される方法を使用することによって制御されてもよい。この目的のために、多重極レンズまたはその同等物がマグネットの下流でビームの周りに設置される。
製作の都合上、ループ形状コイルは断面のサイズが均一であるが、鋼極面は先細の空間空隙を提供し、包含しなければならない。したがって、鋼ヨーク構造の上部壁と下部壁間に存在する垂直極間距離はいくつかの場所で、空間空隙を画定し、境界付けるコイル部分の高さより大きくまた、いくつかの場所では著しく小さい。移動するビームを境界付ける空間領域の外側端縁――特にビームと、コイルループまたは楕円形を形成する内側導電性部分と外側導電性部分の間――には、(高真空で保持されなければならない)イオンビームを(通常、都合上、真空ゾーンの外側にある)コイルから分離するために、非磁性物質から構成される真空壁が必要とされる。
ビームは、垂直方向で約240mmに成長した後、アナライザマグネットを出て、分岐し続ける。しかしながら、当初ビームはマグネットに入射するときに+/−5度で分岐し、マグネットの光学部品は、ここで、ビームが高さ340mmで、幅20mm未満である下流位置で線集光を生じさせるために+/−2.5度でビームを集束させた。したがって、この位置に配置された分析スリットは高分解能を達成できるようにする。
本発明のシステムは、通常、分岐するリボンイオンビームを発するイオン源と、曲線状経路に沿って好ましくは約60度と110度間の角度を通ってリボンビームを曲げるためのアナライザマグネットとを備える。アナライザマグネットは好ましくはベッドステッド形状導電性コイル付きウィンドウフレーム双極子マグネットであるが、リボンビームの長い軸を境界付けるヨークの強磁性の側壁は先細の空間空隙を有し、それによりイオンビームは、それが移動方向で曲げられるにとき大きさで分岐し続けることができる。磁場はヨークの側壁間の空隙に反比例しているため、半径は一定ではなく、空間空隙が増加するにつれていくぶん減少する。
したがって、前記システム装置の手段によって、以下のすべてを達成できる。
(a)リボンビームは経済的な比率、ここでは100mmのイオン源から生成される。
(b)ビームは必要とされる最終サイズ、ここでは高さ>300mmに拡大される。
(c)ビームは、少なくとも20の分解能、及びたいていの場合には少なくとも60という純粋なビームを得るために質量分析される。
(d)ビーム内の角発散は低レベルに削減される。
(e)イオンビームの均一性は上部から下部に制御できる。さらに、均一性多重極によって生じるビーム発散度の寄生性の増加は、部分的に第2の多重極によって取り除くことができる。
(f)上部から下部への角発散の変動は最小限に抑え、制御することができる。
Claims (16)
- 移動するリボンイオンビームから不必要なイオン種を分離するための磁気アナライザであって、
前記磁気アナライザは、
リボンイオンビームが移動するときのリボンイオンビームの中心軸および意図された弧の経路を備え、前記中心軸は、所定の曲線形状と、0.25メートルと2メートルとの間の範囲の半径を有する弧形と、45度以上から110度以下の範囲の曲率の固定角度と、を有し、
前記中心軸を包含し、且つ前記意図された弧の経路を取り囲む弓形ヨーク構造を備え、前記弓形ヨーク構造は、強磁性物質の少なくとも一部に形成されると共に、固定した寸法及び矩形断面を有する弓形ウォール構造体と、前記移動するリボンイオンビームのための入口および出口としての機能を果たす2つの別々の開口端と、前記移動するリボンイオンビームの空間通路としての役割をし、該空間通路の上下間の距離が前記リボンイオンビームの進行方向に沿って拡張する内部空間領域と、を備え、
位置合わせされたアレイとして平行にセットされる鏡面対称の対のループ形状コイルを備え、
(a)前記位置合わせされたアレイの中の前記対の各別々のコイルが、
(i)少なくとも一部が導電性材料から構成される細長い完全なループであり、
(ii)各々が同じ方向に曲げられる、2つの丸みを帯びて傾斜したループ端部を有する細長い完全なループであり、且つ、
(iii)順次直列に設置される一組の複数の導電性セグメントとして形成される細長い完全なループであり、そこでは各セグメントは、前記弓形ヨーク構造の前記内部空間領域内でリボンイオンビームが移動するときの前記リボンイオンビーム用の前記中心軸及び意図された弧の経路に関して事前に選ばれたシーケンス位置に個々の角度を向いて固定され、
(b)鏡面対称で対にされた2つのループ形状コイルの前記位置合わせされたアレイは、
(iv)前記アレイにおける一方のループ形状コイルの前記2つの丸みを帯びて傾斜した端部のための曲げ方向と反対である、他方のループ形状コイルの前記2つの丸みを帯びた傾斜した端部のための前記曲げ方向を提示し、
(v)前記2つのコイルの各々における前記閉ループの空洞によって中心の開空間チャネルを提供し、前記中心の開空間チャネルは各対の前記傾斜したループ端部から他方の対に向かって延出し、
(vi)一対の互いに反対方向へ湾曲された傾斜したループ端部が前記弓形ヨーク構造の前記2つの開口端の各々から延出し、前記開口端の各々に隣接しているように、前記弓形ヨーク構造の2つの対向する壁の内面に沿って前記内部空間領域内に位置され、
(vii)前記弓形ヨーク構造の前記内部空間領域内に位置される前記2つのループ形状コイル間に存在する間隙空間において、前記中心軸及び意図された弧の経路を制限する境界として機能する、磁気アナライザ。 - ループ形状コイルの前記位置合わせされたアレイが、前記中心軸がある中央平面の対向する側面に対称的に配置されている、請求項1に記載の磁気アナライザ。
- 前記位置合わせされたアレイにおける各ループ形状のコイルが、
前記中心軸の前記曲線状セグメントに平行で前記中心軸がある中央平面に接する第1の曲線状セグメントと、
前記中心軸の前記中央平面から離れるように曲がる第2の曲線状セグメントと、
前記中心軸を横切るようにアーチ状になる第3の曲線状セグメントと、
前記第2のセグメントに平行な第4の曲線状セグメントと、
前記中心軸の曲線状のセグメントに平行で、前記第1の曲線状セグメントと対向する第5の曲線状セグメントと、
前記中心軸を前記中央平面から離れるように曲がる第6のセグメントと、
前記中心軸を横切るように反り返る第7のセグメントと、
前記第1のセグメントの開始部に接続するように曲がる第8のセグメントと、
を含む順次直列の8つの接続された導電性セグメントとを備える、請求項1に記載の高分解能磁気アナライザ。 - 前記位置合わせされたアレイにおける各ループ形状コイルが、
前記中心軸の前記曲線状セグメントに平行で前記中心軸がある中央平面に接する第1の曲線状セグメントと、
前記中心軸の前記中央平面から離れるように90度曲がる第2の曲線状セグメントと、
前記中心軸を横切るようにアーチ状になる180度の第3の曲線状セグメントと、
前記第2のセグメントに平行な90度の角度の第4の曲線状セグメントと、
前記中心軸の曲線状セグメントに平行で、第1のセグメントと対向する第5の曲線状セグメントと、
前記中心軸の前記中央平面から離れるように90度曲がる第6のセグメントと、
前記中心軸を横切るように180度反り返る第7のセグメントと、
前記第1のセグメントの開始部に対して90度曲がって接続する第8のセグメントと、
を含む、8個の順次直列で接続された導電性セグメントを備える請求項1に記載の磁気アナライザ。 - 前記弓形ヨーク構造の前記空間通路は、前記空間通路の2つの長い方の寸法側面で前記アレイの前記ループ形状コイルにより、前記空間通路の短い方の寸法側面で前記弓形ヨーク構造の2つの壁表面により境界付けられる、請求項1に記載の高分解能磁気アナライザ。
- 電流を供給するための前記手段が、前記弓形ヨーク構造の前記空間通路において均一な磁場を発生させ、前記リボンイオンビームが前記空間通路を通過するときに前記リボンイオンビームを有効に曲げる、請求項1に記載の磁気アナライザ。
- 前記磁気アナライザが45度以上から110度以下の範囲の曲率であって事前に選択された角度で前記リボンイオンビームにおける前記所望されるイオンを偏向させるため、及び少なくとも10のアスペクト比を有する線焦点に前記偏向したリボンイオンビームの焦点を合わせるのに有効である、請求項1に記載の磁気アナライザ。
- 前記弓形ヨーク構造及びループ形状コイルの配置されるアレイがともに外部漏れ磁場の生成を防止し、前記弓形ヨーク構造の前記開口端から出現する漏れ磁場が減衰され、閉じ込められる、請求項1に記載の磁気アナライザ。
- 前記弓形ヨーク構造の前記矩形断面は、前記焦点特性を変更するように前記磁場を境界付ける前記壁表面を整形することによって変更され、それによって前記リボンイオンビームにおける前記線焦点の前記アスペクト比が増加される、請求項1に記載の磁気アナライザ。
- 前記弓形ヨーク構造の前記矩形断面は、前記焦点特性を変更するように前記磁場を境界付ける前記壁表面を整形することによって変更され、それによって前記矩形断面の曲率が減少される、請求項1に記載の磁気アナライザ。
- リボン形状ビームからイオンを用いて母材を注入するためのイオン注入機装置であって、前記イオン注入機装置は、
スロット付きイオン源を備え、
2つの直交する次元で発散する前記イオン源から出るリボンイオンビームを備え、
移動するリボンイオンビームから不必要なイオン種を分離するための磁気アナライザを備え、前記磁気アナライザは、
リボンイオンビームが移動するときのリボンイオンビームの中心軸及び意図された弧の経路を備え、前記中心軸は、所定の曲線形状と、0.2メートルと2メートルの間の範囲の半径を有する弧形と、45度以上から110度以下の範囲の曲率の固定角度とを有し、
前記所定の中心軸を包含し、且つ前記リボンイオンビームが移動するときのリボンイオンビームの前記意図された弧の経路を取り囲む弓形ヨーク構造を備え、前記弓形ヨーク構造は、強磁性物質の少なくとも一部に形成されると共に、固定した寸法及び矩形断面を有する弓形ウォール構造体と、前記移動するリボンイオンビームのための入口及び出口としての機能を果たす2つの別々の開口端と、前記移動するリボンイオンビームの空間通路としての役割をし、該空間通路の上下間の距離が前記リボンイオンビームの進行方向に沿って拡張する内部空間領域とを備える前記弓形ヨーク構造と、位置合わせされたアレイとして平行に設定されるループ形状のコイルの鏡面対称の対であって、
(a)前記位置合わせされたアレイの中の前記対の各別々のコイルが、
(i)少なくとも一部が導電性材料から構成される細長い完全なループであり、
(ii)各々が同じ方向に曲げられる、2つの丸みを帯びて傾斜したループ端部を有する細長い完全なループであり、且つ、
(iii)順次直列に設置される一組の複数の導電性セグメントとして形成される細長い完全なループであり、そこでは各セグメントは、前記弓形ヨーク構造の前記内部空間領域内でリボンイオンビームが移動するときの前記リボンイオンビーム用の前記中心軸及び意図された弧の経路に関して事前に選ばれたシーケンス位置に個々の角度を向いて固定され、
(b)鏡面対称で対にされた2つのループ形状コイルの前記位置合わせされたアレイは、
(iv)前記アレイにおける一方のループ形状コイルの前記2つの丸みを帯びて傾斜した端部のための曲げ方向と反対である、他方のループ形状コイルの前記2つの丸みを帯びた傾斜した端部のための前記曲げ方向を提示し、
(v)前記2つのコイルの各々における前記閉ループの空洞によって中心の開空間チャネルを提供し、前記中心の開空間チャネルは各対の前記傾斜したループ端部から他方の対に向かって延出し、
(vi)一対の互いに反対方向へ湾曲された傾斜したループ端部が前記弓形ヨーク構造の前記2つの開口端の各々から延出し、前記開口端の各々に隣接しているように、前記弓形ヨーク構造の2つの対向する壁の内面に沿って前記内部空間領域内に位置され、
(vii)前記弓形ヨーク構造の前記内部空間領域内に位置される前記2つのループ形状コイル間に存在する間隙空間において、前記中心軸及び意図された弧の経路を制限する境界として機能し、
前記対の位置あわせされたアレイにおける各ループ形状コイルに調整可能な電流を供給するための手段を備え、前記電流は、ループ形状コイルごとに同じ方向に循環し、
分解開口を備え、前記リボンイオンビームが前記分解開口に導入され、リボンイオンビームがその分解開口から出現して、より短い次元で線集点に集束し、前記リボンイオンビームの望ましい部分を含む線焦点が前記分解開口を介して伝達されるが、前記分解開口は、不必要なイオンを遮断し、
リボンイオンビームから発散および方向における空間的な変動を減少するためのレンズと、
を備えるイオン注入機装置。 - 更に、
イオン源を備え、前記イオン源は、水平方向と垂直方向両方で発散するリボンイオンビームを生じさせ、
磁気アナライザを備え、前記磁気アナライザは、該磁気アナライザの狭い寸法を横切る前記リボンイオンビームを線焦点に集光するが、前記リボンイオンビームが前記磁気アナライザの長いほうの寸法に発散し続けることを可能とし、
分解開口を備え、前記集光されたリボンイオンビームが前記分解開口を通して伝達されるが、前記分解開口は、不必要なビーム汚染物質を遮断し、
所望される強度の四重極場を生じさせることができるレンズを備え、前記レンズは、その長い方の寸法で少量だけ前記リボンイオンビームを集光し、それにより前記飛翔経路を平行にさせ、
母材を移動させるための手段を備え、所望される用量のイオンを母材の中に注入するのに有効な速度で本手段の狭い寸法の方向に前記平行なリボンイオンビームを通過するように母材を移動させる、
請求項11に記載のイオン注入機装置。 - 多重極レンズをさらに備え、前記多重極レンズの磁場傾斜が前記リボンイオンビームの均一性を制御するために調整できる、請求項11に記載のイオン注入機装置。
- 質量分析された連続平行リボンビームを生成する方法であって、前記方法は、
前記所望される平行リボンイオンビームより小さい寸法のイオン源におけるスロットから2つの次元に発散するリボンイオンビームを生成するステップを備え、
磁気アナライザによって45度から110度の角度を介してリボンイオンビームを偏向するステップを備え、前記磁気アナライザは、
リボンイオンビームが移動するときのリボンイオンビームの中心軸および意図された弧の経路を備え、前記中心軸は、所定の曲線形状と、0.25メートルと2メートルとの間の範囲の半径を有する弧形と、45度以上から110度以下の範囲の曲率の固定角度と、を有し、
前記中心軸を包含し、且つ前記意図された弧の経路を取り囲む弓形ヨーク構造を備え、前記弓形ヨーク構造は、強磁性物質の少なくとも一部に形成されると共に、固定した寸法及び矩形断面を有する弓形ウォール構造体と、前記移動するリボンイオンビームのための入口および出口としての機能を果たす2つの別々の開口端と、前記移動するリボンイオンビームの空間通路としての役割をし、該空間通路の上下間の距離が前記リボンイオンビームの進行方向に沿って拡張する内部空間領域と、を備え、
位置合わせされたアレイとして平行にセットされる鏡面対称の対のループ形状コイルを備え、
(a)前記位置合わせされたアレイの中の前記対の各別々のループ形状コイルが、
(i)少なくとも一部が導電性材料から構成される細長い完全なループであり、
(ii)各々が同じ方向に曲げられる、2つの丸みを帯びて傾斜したループ端部を有する細長い完全なループであり、且つ、
(iii)順次直列に設置される一組の複数の導電性セグメントとして形成される細長い完全なループであり、そこでは各セグメントは、前記弓形ヨーク構造の前記内部空間領域内でリボンイオンビームが移動するときの前記リボンイオンビーム用の前記中心軸及び意図された弧の経路に関して事前に選ばれたシーケンス位置に個々の角度を向いて固定され、
(b)鏡面対称で対にされた2つのループ形状コイルの前記位置合わせされたアレイは
(iv)前記アレイにおける一方のループ形状コイルの前記2つの丸みを帯びて傾斜した端部のための曲げ方向と反対である、他方のループ形状コイルの前記2つの丸みを帯びた傾斜した端部のための前記曲げ方向を提示し、
(v)前記2つのコイルの各々における前記閉ループの空洞によって中心の開空間チャネルを提供し、前記中心の開空間チャネルは各対の前記傾斜したループ端部から他方の対に向かって延出し、
(vi)一対の互いに反対方向へ湾曲された傾斜したループ端部が前記弓形ヨーク構造の前記2つの開口端の各々から延出し、前記開口端の各々に隣接しているように、前記弓形ヨーク構造の2つの対向する壁の内面に沿って前記内部空間領域内に位置され、
(vii)前記弓形ヨーク構造の前記内部空間領域内に位置される前記2つのループ形状コイル間に存在する間隙空間において、前記中心軸及び意図された弧の経路を制限する境界として機能し、
磁場を発生させるために前記磁気アナライザの前記対の位置合わせされたアレイにおける各ループ形状コイルに調整可能な電流を供給するステップを備え、前記電流が各ループ形状コイル毎に同じ方向に循環し、
前記磁気アナライザによって発生された前記磁場によって前記磁場に対して垂直な方向へ前記リボンイオンビームを集光及び収束させると共に、その長い次元に最小の集光を引き起こし、それによって前記リボンイオンビームをその長い次元へ発散させ続けさせると共に、前記リボンイオンビームを前記磁場の下流に離れて線焦点に再集光するステップを備え、
不必要なビーム成分を拒絶するのに有効なスロットを前記リボンイオンビームに通過させるステップを備え、
リボンイオンビームの主要寸法を包含する平面において1度以内で前記リボンイオンビームを平行にさせるのに有効な磁気レンズをリボンイオンビームに通過させるステップと、を備え、
前記磁気アナライザにより発生する前記磁場が、前記リボンイオンビームが通過し且つ前記指定された領域の外側で急速に減衰するように前記指定された空間通路に効率的に閉じ込められる、前記方法。 - 高アスペクト比及び矩形断面の大きなリボンイオンビームが生成される、請求項14に記載の質量分析された連続平行リボンイオンビームを生成する方法。
- 前記長い方の寸法で少なくとも800mmのリボンイオンビームが生じる、請求項15に記載の質量分析された連続平行リボンイオンビームを生成する方法。
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