JP4875460B2 - 複合ケーブルおよび複合ケーブルの製造方法 - Google Patents
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Description
(第1実施形態)
第1実施形態に係る複合ケーブル1を図1乃至図7に基づいて説明する。
図1は複合ケーブル1の概略構成を示す断面図で、図3のA−A線に沿った断面図である。
○メタルケーブル2にあっては1対の絶縁線8,9および2本の紐10,11にテープ12を巻いてあるので、メタルケーブル側被覆31と光インドアケーブル側被覆32を加圧成型する際における加圧樹脂の熱によるメタルケーブル側被覆31と絶縁線8,9の融着が防止される。これにより、図6に示すように、メタルケーブル側被覆31の端部を剥ぎ取って内部の絶縁線8,9を露出させる絶縁線の取り出し作業が容易になる。つまり、メタルケーブル2の絶縁線の取り出し性を保持することができる。
○メタルケーブル側被覆31と光インドアケーブル側被覆32を加圧成型により一体に形成することで、メタルケーブル2の絶縁線の取り出し性を保持しつつ、メタルケーブル2と光インドアケーブル3を同時に製造できるので、複合ケーブル1の製造コストを低減することができる。
○メタルケーブル2と光インドアケーブル3は、メタルケーブル側被覆31と光インドアケーブル側被覆32とを加圧成型により一体化してできる連結部33を介して連結されているので、その連結部33を図5に示すように手で引き裂くだけで両ケーブル2,3を簡単に分離することができる。
○光インドアケーブル3は、光ファイバ心線21とテンションメンバーとが光インドアケーブル側被覆32で被覆され状態でメタルケーブル2と一体化されている。つまり、メタルケーブル2と一体化された光インドアケーブル3は、上述した一般的な従来の光インドアケーブルと同様の構造であり、メタルケーブル2と一体化するために光インドアケーブル側被覆32とは別にチューブ状の外被を特別に形成する必要がない。これにより、チューブ状の外被を形成する工程が不要になり、その分製造コストの低減を図れると共に、光ファイバ心線21を外部に露出させる際に、チューブ状の外被を除去する作業も不要になる。
○メタルケーブル2と光インドアケーブル3の分離が容易で、メタルケーブル2の絶縁線8,9の取り出し性を保持でき、製造コストの低減を図った複合ケーブル1を得ることができる。
○1対の絶縁線8,9および2本の紐10,11は互いに撚り合わされており、これらを撚り合わせてできる一つの線条体にテープ12が巻かれているので、メタルケーブル2からの絶縁線8,9取り出し性が向上するうえ、メタルケーブルの断面形状を円形に近づけることができる。
○1対の絶縁線8,9の絶縁体6,7は、0.910〜0.925g/m2の範囲内の高密度の絶縁材(例えばPE)で形成されているので、加圧樹脂の熱によるメタルケーブル側被覆31と絶縁線8,9の融着がより一層防止され、メタルケーブル2の絶縁線の取り出し性がさらに向上する。
○光ファイバ心線21は、光インドアケーブル側被覆32の中心部に配置されており、光インドアケーブル側被覆32には、該被覆を引き裂いて光ファイバ心線21を外部に露出させるための切り欠き部41,42が長手方向に沿って形成されている。このため、メタルケーブル2と光インドアケーブル3を分離した状態で、光インドアケーブル側被覆32を切り欠き部41,42の箇所で引き裂くことで、内部の光ファイバ心線21が露出する。これにより、メタルケーブル2と光インドアケーブル3を一体化した複合ケーブル1においても、従来の光インドアケーブルと同様に光ファイバ心線21を外部に容易に露出させることができる。
○メタルケーブル側被覆31の表面には周期的な凹凸(図4参照)が長手方向に沿って形成されているので、メタルケーブル2と光インドアケーブル3を分離して各ケーブル2,3を相手方にそれぞれ接続する際に、表面に周期的な凹凸のあるメタルケーブル2と、凹凸の無い光インドアケーブル3とを薄暗い箇所でも指の触感で容易に判別することができる。
○光電話の加入者宅に新規に光インドアケーブルを配線する場合、図7に示すように、複合ケーブル1をケース103内の光コネクタキャビネットおよび保安器と、PC101との間に配線すればよく、図9に示す上記従来例のように、メタルケーブル104をPC101から電話機100まで配線する必要がない。従って、本実施形態に係る複合ケーブル1を使用することで、図9に示すメタルケーブル104の配線を省略でき、工事の簡略化を図ることができる。
(第2実施形態)
図8は、第2実施形態に係る複合ケーブル1Aの概略構成を示す断面図である。
○メタルケーブル側被覆31を切り欠き部35,36の箇所で引き裂くことで、内部の絶縁線8,9を外部に容易に露出させることができる。
・上記各実施形態では、テープ12を雁皮紙などの和紙で作製したが、テープ12は、和紙に限らず、薄くて強度のある材料、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂など作製した不織布であっても良い。
・上記各実施形態では、1本の光ファイバ心線21を有する光インドアケーブル3とメタルケーブルを一体化した複合ケーブル1,1Aについて説明したが、本発明はこのような構成に限定されない。例えば、複数本の光ファイバ心線を有する構成或いは複数の光ファイバ心線が1或いは複数列に配置した光ファイバテープ心線を有する構成の光インドアケーブル3とメタルケーブルを一体化した複合ケーブルにも本発明は適用可能である。
・上記各実施形態では、1対の絶縁線8,9と2本の紐10,11を有するメタルケーブル2と光インドアケーブル3を一体化した複合ケーブルについて説明したが、本発明はこのような構成に限定されない。例えば、複数対の絶縁線のみを有する構成、或いは複数対の絶縁線と1本或いは複数本の紐とを有する構成のメタルケーブル2と光インドアケーブル3を一体化した複合ケーブルにも本発明は適用可能である。
・上記各実施形態では、メタルケーブル2の断面が円形であるが、その断面形状は円形に限らず、矩形或いは楕円形であっても良い。
・上記各実施形態では、光インドアケーブル3の断面が矩形であるが、その断面形状は矩形に限らず、楕円形或いは円形であっても良い。
・上記第1実施形態の複合ケーブル1における切り欠き部41,42や、第2実施形態の複合ケーブル1Aにおける切り欠き部35,36の形状、大きさ或いは深さなどは、図1、図2および図8に示す構成のものに限らず、その形状や大きさなどを適宜変更した構成の複合ケーブルにも本発明は適用可能である。
Claims (9)
- 導体を絶縁体でそれぞれ被覆した少なくとも1対の絶縁線と、前記少なくとも1つの絶縁線に巻いた引きちぎれやすいテープとを有するメタルケーブルと、
光ファイバ心線或いは光ファイバテープ心線と、テンションメンバーとを有する光インドアケーブルと、を備え、
前記テープの周囲を覆うメタルケーブル側被覆と、光ファイバ心線或いは光ファイバテープ心線およびテンションメンバーの周囲を覆う光インドアケーブル側被覆とが、前記テープと接着性の高い樹脂を用いて加圧成型により一体形成されていることを特徴とする複合ケーブル。 - 前記少なくとも1対の絶縁線は互いに撚り合わされており、前記絶縁線をより合わせてできる一つの線条体に前記テープが巻かれていることを特徴とする請求項1に記載の複合ケーブル。
- 前記メタルケーブル内における前記少なくとも1対の絶縁線の間に、少なくとも1本の紐が配置されており、前記紐と前記絶縁線とがより合わされて前記テープで巻かれていることを特徴とする請求項2に記載の複合ケーブル。
- 前記絶縁体は、高密度の絶縁材で形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の複合ケーブル。
- 前記光ファイバ心線或いは光ファイバテープ心線は、前記光インドアケーブル側被覆の中心部に配置されており、前記光インドアケーブル側被覆には、該被覆を引き裂いて前記光ファイバ心線或いは光ファイバテープ心線を外部に露出させるための切り欠き部が長手方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の複合ケーブル。
- 前記メタルケーブル側被覆には、該被覆を引き裂いて前記テープを外部に露出させるための切り欠き部が長手方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の複合ケーブル。
- 前記メタルケーブル側被覆の表面には、前記少なくとも1対の絶縁線或いは前記少なくとも1対の絶縁線および前記紐をより合わせてできる一つの線条体の外形形状によってできる周期的な凹凸が長手方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の複合ケーブル。
- 導体を絶縁体でそれぞれ被覆した少なくとも1対の絶縁線に引きちぎれやすいテープを巻く工程と、
前記テープの周囲を覆うメタルケーブル側被覆と、光ファイバ心線或いは光ファイバテープ心線およびテンションメンバーの周囲を覆う光インドアケーブル側被覆とを、前記テープと接着性が高い樹脂を用いて加圧成型により一体形成する工程と、を備えることを特徴とする複合ケーブルの製造方法。 - 前記少なくとも1対の絶縁線を撚り合わせる工程を含み、前記絶縁線の撚り合わせによりできる線条体に前記テープを巻くことを特徴とする請求項8に記載の複合ケーブルの製造方法。
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