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JP4875862B2 - 表示札 - Google Patents
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Description

本発明は、諸事項を表示するシール材が貼着されて、管、ケーブル等の被取付体に取付けられる表示札に関するものである。
従来より、管、ケーブル等の配管、配線先などを表示するため、配線・配管先等の諸事項を表示する表示札が、前記管、ケーブル等の被取付体に取付けられることが多い。前記表示札は例えば、図14に示すように、この表示札31に設けられた挿通孔33に紐22、結束線等の結束具を挿通し、この結束具を管、ケーブル等の外周壁に巻回することによって被取付体に取付けている。或いは、断面略C字状の表示札を管、ケーブル等の外周壁に弾性的に嵌着して直接取付けている。この種の表示札は、例えば、特開2001−42776公報等に掲載されている。
前記諸事項は表示プレート部32に直接ペン等で書き込んだり、印刷することによって表示札に表示することができる。また、諸事項を印刷したシール材を表示プレート部32に貼着して表示することもできる。
ところで、配線、配管等の施工現場などにおいて、表示プレート部にシール材を貼着して諸事項を表示する場合は、通常、目視によって貼着位置を確認しながら行なっているので、図15に示すように、表示札34の表示プレート部35における挿通孔36の下方スペースにシール材11を貼着するときに、前記シール材11を斜めに貼付けて見栄えを損ねてしまうことも多い。なお、予めシール材11の端部を位置合わせするための目印線を表示プレート部に印刷しておくことも考えられるが、目印線を印刷するための費用が別途必要となるし、目印線が見栄えを低下させることにもなりかねない。
一方、従来より、図16及び図17に示すように、表示札37の表示プレート部38にシール材11の形状及び厚さに対応した凹面部39を設け、この凹面部39にシール材11を貼着することも行なわれている。これによれば、シール材11の貼着範囲が明確であるし、前記凹面部39は合成樹脂の一体成形により簡単に形成できる。
特開2001−42776公報
ところで、表示プレート部38に前記凹面部39を形成した前記表示札37は、施工業者等が作業現場などにおいてシール材11を貼着するときに、目視によってシール材11の端部12を表示札37の凹面部39の外縁の段部40に沿って位置合わせしながら貼付けている。
しかし、前記表示札37は、凹面部39に段部40が形成されているため、端部12においてシール材11を貼着しにくいという不具合があった。また、前記凹面部39は、通常、該シール材11の外郭とほぼ同大、同形状に形成され、シール材11の外郭は前記凹面部39の外郭を形成している段部40に接近した位置にあるため、図18(a)に示すように、シール材11の端部12が前記段部40にはみ出したり、更には、図18(b)に示すように、表示プレート部38の表面側に飛出てしまうこともあった。なお、前記シール材11に対して表示部37の凹面部39の面積がシール材11より大き過ぎると、図15の場合と同様に、前記シール材11を斜めに貼付けてしまうことがある。このような貼着状態は見栄えを低下させて好ましくないし、シール材11の端部12がめくれて表示プレート部38の凹面部39から剥がれ易くなるという不具合もあった。
そこで、本発明は、表示プレート部にシール材を真直に見栄え良くかつ円滑に貼着することができ、一旦貼着した後はシール材が剥がれにくい表示札の提供を課題とするものである。
請求項1の表示札は、諸事項を表示して被取付体に取付けられるものであって、前記諸事項を表示するシール材を貼着可能な貼着面を有する表示プレート部を備え、前記表示プレート部には、その貼着面と隣接する位置に、該表示プレート部の両端部を除いて該両端部間の全体に渡って連続して直線状の凹条部が形成され、前記凹条部は、前記表示プレート部の貼着面より下がった位置に形成されたものである。
ここで、凹条部は、表示プレート部の両端部を除いて形成されているのであり、表示プレート部の端部から外部に連通することなく該表示プレート部の範囲内に形成されている。
加えて、凹条部は、上部が開放された開口に形成されている。これにより、シール材の先端を前記凹条部内に挿入し、前記凹条部の一側の斜壁面に当接することによってシール材を位置決めすることができる。特に、凹条部の横断面がV字状に形成されている場合には、シール材は凹条部の他側の斜壁面に平面的に貼着されるので、剥がれにくい。更に、凹条部の両斜壁面間の開き角度を90度より小さく形成すれば、貼着後に、シール材の端部が凹条部の開口側に移動し、表示プレート部の貼着面に沿った平面状態に戻ろうとすることがあっても、シール材の先端部が当接する一側の斜壁面がその移動を阻止するので、前記シール材の端部が剥がれ、更には、シール材全体が剥離してしまうのがより確実に防止される。
前記表示プレート部は諸事項を表示するシール材が貼着される形状をなし、一般には平面状に形成されるが、曲面状などに形成されるものもある。
前記凹条部は、シール材の端部形状に対応して前記表示プレート部に細溝状に形成されている。前記凹条部は、その開口幅が大き過ぎると、外観の低下を招くおそれもあるので、一般にはかなり細い溝形状に形成される。前記凹条部はV字溝など任意の形状に形成でき、また、表示プレート部を合成樹脂で形成することによって前記表示プレート部と一体に形成できる。
この凹条部が形成されていることにより、例えば、シール材の先端を斜め上方から凹条部の内壁面に当接するまで挿入して、前記シール材の端部を前記凹条部に沿って簡単に位置決めすることができる。勿論、凹条部の内壁面に当接させることなく前記凹条部を目印としてシール材の先端を凹条部に合わせて位置決めすることもできる。なお、端部を凹条部に位置決めした後は、位置決めされた前記端部を基準としてシール材全体を表示プレート部の貼着面に貼付ければよい。
そして、貼着後は、シール材の端部は凹条部内に挿入され、前記凹条部の開口面に沿った状態で前記凹条部の開口面に延出しており、或いは、更に前記凹条部における前記貼着面より下がった内部空間に収容されており、少なくとも前記表示プレート部の表面より上方には突出しない。このため、シール材の端部が何らかの干渉物と接触し、引掛けられてめくれ易くなるということがなく、また、従来の凹面部が形成された表示札のように、シール材の端部が前記凹面部の外郭の段部にはみ出してめくれ易くなるという不具合も生じない。そして、シール材の先端が凹条部の内壁面に当接した状態で貼着した場合は、凹条部内におけるシール材の端部が該凹条部の内壁面から剥がれて該凹条部の開口側に移動しようとするのを前記シール材の先端が当接している内壁面によって阻止することも可能である。これにより、シール材の剥がれ防止効果がより高められる。
ここで、前記凹条部は、前記シール材の貼着面より下がった位置に形成されていることを要件としたのは、従来の表示プレート部に形成された凹面部のように貼着面が該凹面部に形成されているもの即ち貼着面と凹面部とが同一平面に形成され、前記凹面部自体が貼着面を形成しているものと区別し、これを除外することを明確にするためである。
なお、前記被取付体は、配線材、配管材等に限られるものではなく、表示札が取付けられる各種の資材、物品が該当する。また、シール材は予め、紙、樹脂シートなどに印刷等によって諸事項が表示されているものの他、シール材を表示札に貼着後に、前記シール材に諸事項がペン等で書き込まれるものもある。
請求項2の表示札は、表示プレート部に、結束具が挿通する挿通孔が設けられたものである。ここで、結束具としては、紐、樹脂製バインド線、金属製バインド線等の結束線などを用いることができる。
請求項1の表示札は、表示プレート部の凹条部にシール材の端部を挿入することによって凹条部に沿って円滑に位置決めでき、傾いたり位置ずれすることなく、シール材を正規の位置に見栄え良く貼着することができる。そして、貼着後は、シール材の端部は凹条部内に挿入され、少なくとも前記表示プレート部の表面より上方には突出しないので、前記シール材の端部が何らかの干渉物と接触し、引掛けられて前記シール材がめくれて剥離するのを防止できる。
特に、凹条部は、表示プレート部の両端部を除いて該両端部間の全体に渡って連続して直線状に形成されており、凹条部の両端部から表示プレート部の外縁までの間は凹条部形成による薄肉とはなっていないから、表示プレート部が前記凹条部で折れ曲がるのを防止できる。
加えて、凹条部は、横断面がV字状に形成されるなど、上部が開放された開口に形成されているから、シール材の先端を前記凹条部に挿入して前記凹条部の一側の斜壁面等に当接するだけで簡単に位置決めできる。また、シール材の剥がれ防止効果を高めることができる。
請求項2の表示札は、表示プレート部に設けられた挿通孔に結束具を挿通し、これを被取付体に結束することによって各種被取付体に簡単に取付けることができる。
以下、本発明の実施形態を図1乃至図7に基づいて説明する。ここで、図1乃至図3は本発明の実施形態の表示札を示し、図4は前記表示札に貼着されるシール材を示す。
図1乃至図4において、表示札1は管、ケーブル等の被取付体に取付けられて配管、配線先を表示するものであり、矩形平板状の表示プレート部2に凹条部3が形成され、また、被取付体に結束するための結束具が挿通する挿通孔4が形成されたものである。前記表示札1は合成樹脂等を使用して簡単に形成することができる。なお、前記表示プレート部2は矩形平板状に限られるものではなく、他の、例えば、円板形、小判形等の形状に形成されたものであってもよい。
前記表示プレート部2の表面は平滑面に形成され、シール材11が貼着される貼着面2aとなっている。前記表示プレート部2は、本実施形態においては、板厚1mmの塩化ビニル樹脂で形成しているが、この板厚、材質に限られるものではない。
前記凹条部3は、図1において、右側端部において外縁から僅かに内部側に離間して前記表示プレート部2の貼着面2aに隣接した位置に前記外縁に沿って上下方向に形成されている。前記凹条部3はシール材11の長さに対応してそれより僅かに長く形成されており、その上下両端部は表示プレート部2の上端部及び下端部から内部側に離間している。前記凹条部3の水平方向の位置は、これに貼着されるシール材11が表示プレート部2の中央に配置されるように、即ち、表示プレート部2の中心線とシール材11の中心線とが一致するように設定されている。具体的には、貼着される各シール材11の幅に対応して個々に設定される。
前記凹条部3は横断面即ち図2(c)におけるA−A切断線による切断面は、左右対称のV字状に形成されており、左斜面3aと右斜面3bとの間の開き角度は90度より小さく形成されている。具体的には、開口3cの幅が0.5mm、深さが0.4mmの大きさに形成されている。但し、凹条部3はこれらの寸法、開き角度に限定されないことは言うまでもない。
一方、前記表示プレート部2に貼着されるシール材11は紙、樹脂シートなどに「台所流し」、「洗面」等の諸事項が印刷等によって表示されており、剥離紙を剥離することにより表示プレート2の貼着面2aに貼付けることができる公知のものである。
次に、このように形成された本実施形態の表示札1にシール材11を貼着する一方法を図5及び図6に基づいて説明する。ここで、図5及び図6はシール材11の一貼着方法を示すものであり、図5(a)及び図6(a)はそれぞれ貼着途中の状態を示す正面図及び底面図、図5(b)及び図6(b)はそれぞれ貼着後の状態を示す正面図及び底面図である。
まず、シール材11は、図5(a)、図6(a)に示すように、凹条部3の左斜面3aと略同一の角度に傾斜した状態で図6(a)の貼着面2a側から端部12を前記左斜面3aに沿う方向に傾斜させて前記凹条部3内に挿入し、先端を右斜面3bに当接させる。このとき、前記凹条部3は開口3cが0.5mmと小さいが、目視で細かく凹条部3に位置合わせすることなく、単に凹条部3の開口3cから挿入するだけで、シール材11の端部12全体を簡単かつ正確に凹条部3に沿って位置決めすることができる。そして、この状態で、指或いは爪を押付けて凹条部3内のシール材11の端部12を前記凹条部3の左斜面3aに貼着する。
次に、前記シール材11の端部12を押さえて保持しながら表示プレート部2の貼着面2aと交差する箇所で折曲してこの折曲部14を中心にシール材11を全体的に下方に回動して、図5(b)、図6(b)に示すように、貼着面2aに貼付ける。なお、シール材11は端部12が表示プレート部2の凹条部3の左斜面3aに貼着されているので、回動時に、前記シール材11は位置ずれすることがない。これにより、前記シール材11は表示プレート部2の中央に貼着される。なお、貼着後の凹条部3におけるシール材11の端部12を拡大して示せば、図7(a)の状態となっている。
ここで、このように端部12が凹条部3に挿入されて貼着されたシール材11は材質によっては自身の弾発性により前記端部12が折曲部14において元の平面状態に復元しようとすることもあるが、それによって前記段部12が左斜面3aから剥がれて離脱しようとしても、凹条部3の右斜面3bがシール材11の先端角部13との当接位置において、前記シール材11の端部12が折曲部14を軸に開口3c側に回動するのを阻止する。その結果、前記シール材11の端部12が凹条部3の左斜面3aから剥離することはない。
なお、上記では、前記シール材11を傾斜させた状態で凹条部3内に挿入し、右斜面3bに当接して貼着する方法を説明したが、この方法に限られるものではなく、シール材11の左端部側を表示プレート部2の貼着面2aから僅かに上方に傾斜させて表示プレート部2の貼着面2aとほぼ平行する状態でシール材11の先端を凹条部3に目視によって位置合わせし、右斜面3bに突き当てることなく、貼付けてもよい。この場合には、図7(b)のように、シール材11の先端は左斜面3aの中間部に位置している。或いは、図7(c)のように、シール材11の先端が水平状態のまま凹条部3の開口3c内に延出する状態で貼着される。なお、この図7(c)の場合も、水平方向から凹条部3の開口3c内に挿入されており、請求項の「シール材の端部が挿入される」要件に含まれる。
ここで、図7(a)の場合は、表示プレート部2の右斜面3bがシール材11の先端角部13と当接し、前記シール材11の端部12が開口3c側に回動して剥がれるのを防止しているが、図7(b)の場合は、シール材11の先端角部13は表示プレート部2の右斜面3bに当接していない。しかし、仮に、シール材11の端部12が左斜面3aから剥がれたとしても、凹条部3内に収容された状態にあり、少なくとも反対側である表示プレート部2の上方に突出することはない。また、図7(c)の場合、シール材11の端部12は開口3c面と平行する水平状態に維持されており、少なくとも表示プレート部2の上方に突出するものではない。したがって、シール材11の端部12が他の干渉物と接触し、引掛けられてめくれあがることはない。
ここで、図7(c)で示すように、水平状態で貼着されている場合は、凹条部3の両斜面から離間して開口3cに浮いた状態にあるので、図7(a)、図7(b)に示すような、シール材11の端部12が前記凹条部3の左斜面3aに貼着されて表示プレート部2の貼着面2aより下がった位置に完全に収容されている場合と比較すると、外部の干渉物による引掛かり防止効果は多少小さくなる。その一方、凹条部3の開口3cを延出長さ分だけ平面的に覆うので、前記凹条部3の存在が目立ちにくくなり、外観が向上する。また、シール材11の端部12を指や爪で押さえて凹条部3の左斜面3aに貼付ける手間が省けるという効果もある。
なお、このようにシール材11が貼着された表示札1は、挿通孔4に紐22が挿通され、図14に示すように、この紐22を管体21等に結束することにより、前記管体21等に吊下げられた状態に取付けられる。
次に、上記実施形態の表示札の作用を説明する。
上記表示札1は表示プレート部2にシール材11の端部12が挿入される凹条部3が形成されているので、シール材11の貼着時には、単に、シール材11の先端を斜め上方から前記凹条部3の右斜面3bに当接するまで挿入すれば自ずと該シール材11は位置決めされ、端部12を左斜面3aに貼付けた後は、シール材11を下方に回動して表示プレート部2の貼着面2aに貼付ければよく、簡単に位置決めして真直に貼着することができる。また、凹条部3の右斜面3bに突当てることなくシール材11の先端を目視によって凹条部3に沿って位置合わせすることもできる。
そして、貼着後は、シール材11の端部12は凹条部3内に挿入され、貼着面2aより下がった位置にあり、少なくとも表示プレート部2の上方には突出しないため、外部からの作用を受けにくく、他の物品がシール材11の端部12に接触して引掛けてしまうのを回避でき、シール材11がめくれて剥がれてしまうのを防止することができる。
加えて、凹条部3の横断面がV字状に形成され、左斜面3aと右斜面3bとの開き角度が90度より小さく形成されているので、貼着後に、仮に、シール材11の端部12が折曲部14を軸として元の水平状態に復帰しようとしても、前記凹条部3の右斜面3bがシール材11の先端角部13と当接して前記シール材11の端部12の上方への回動を阻止する。その結果、シール材11の端部12が剥がれるのが確実に防止される。
また、前記凹条部3は、表示プレート部2の中央にシール材11が配置される位置に形成されているので、外観的にバランスのとれた配置状態が得られる。
更に、前記凹条部3は、その両端部が表示プレート部2の端部から外部に露出しない長さに形成されており、前記凹条部3の両端部と表示プレート部2の外縁との間は薄肉とはなっていないから、所定の強度を有し、表示プレート部2が凹条部3において折れ曲がるのを防止できる。
次に、凹条部3の変形例を図8及び図9に示す。
まず、図8(a)においては、凹条部3は左斜面3aは傾斜を小さく、右斜面3bは大きくしている。したがって、シール材11の端部12を凹条部3内に挿入し易い。また、折曲部14における折曲角度が小さくなり、それに伴って、前記シール材11の端部12の水平方向への弾性復元力も小さくなって剥がれ難くなる。更に、左斜面3aの貼着面積が増し、貼着強度が大きくなっている。そして、右斜面3bは傾斜が急であり、シール材11の端部12が上方に回動しようとしてもその先端角部13は前記凹条部3の右斜面3bに強く当接し、回動が阻止される。これらによって、シール材11の端部12が剥がれるのがより確実に防止される。
次に、図8(b)においては、凹条部3の左斜面3aの下端から僅かに水平方向に離間して垂直面3dが形成されている。この場合には、シール材11の先端部は左斜面3aと垂直面3dとに挟持され、また、垂直面3dによってシール材11の端部12の開口3c側への回動がより強く阻止されるので、前記端部12の剥がれがより確実に防止される。
図8(c)においては、表示プレート部2と凹条部3の左斜面3aとの接続部が湾曲面に形成されているので、シール材11の端部12の凹条部3への挿入をより円滑に行なうことができるとともに、前記シール材11は形状的に湾曲面である左斜面3aになじんで貼付け易い。
次に、前記凹条部3は、図9(a)に示すように、湾曲面3eに形成することもできる。この場合、シール材11の端部12の貼着面積を増大させることが可能となるが、凹条部3内が狭いので、湾曲面3e全体に指や爪で確実に押さえることができないことがある。したがって、凹条部3内の空間が小さ過ぎる場合には、図9(b)に示すように、端部12が湾曲面3eから離間した状態で貼着されるおそれもあるため、注意を要する。
ところで、上記実施形態においては、表示札1は紐22を挿通孔4に挿通し、管体21に結束しているが、被取付体への取付けはこれに限られるものではなく、例えば、図10に示すように、表示札1の上端部に結束線23を一体に接続し、この結束線23を管体21に巻回した後、その先端を挿通孔4に挿通して取付けることもできる。前記結束線23は樹脂製で断面円形の線材に環状突起を長手方向に所定間隔で一体に形成したものであり、前記挿通孔4に前記環状突起を強制的に圧入して結束線23を所定長さ挿通するだけで、前記環状突起が結束線23を挿通孔4に抜け止め状態に保持する。したがって、管体21等への表示札1の取付けを簡単かつ楽に行なうことができる。
次に、上記実施形態の凹条部3は、図1において、表示プレート部2の右側端部に形成しているが、これに限られないことは言うまでもなく、左側端部或いはその双方に形成してもよく、または、上側端部或いは下側端部に形成してもよい。
また、表示プレート部2の幅が大きい表示札1の場合は、図11に示すように、表示プレート部2の裏面側にも凹条部3を形成し、表面側の凹条部3より表示プレート部2の外縁からの離間距離を大きく形成すれば、1個の表示札1で大小二種類のシール材11を貼着することができる。加えて、図11に示すように、挿通孔4は表示プレート部2の下部にも設けてもよい。この場合は、表示プレート部2を軟質合成樹脂材等で形成し、可撓性を有するものとすれば、前記表示プレート部2自体を管体21等に巻回し、上下の挿通孔4に紐等を挿通して結束することにより、表示札1を管体21等に直接取付けることができる。
更に、上記実施形態の表示プレート部2は矩形平板状に形成しているが、図12及び図13に示すように、断面が略C字状に形成され、挿入部5が長手方向に沿って形成された表示札1においても同様にしてシール材11を貼着することができる。この表示札1は挿入部5を弾性的に拡開しながら給水管、給湯管、ケーブル等を内部に挿入することによってこれらに直接嵌着することができるものであり、表示プレート部2の外周面の右寄り位置に長手方向に沿って凹条部3が形成されている。この表示札1の場合も、前記矩形平板状の表示札1と同様に、シール材11の端部12を凹条部3内に挿入して位置決めした後、シール材11の全体を表示プレート部2の貼着面に貼着することができる。
なお、シール材11はその材質、種類によって特性が相違し、折曲部14における弾性復元力も異なるので、シール材11の貼着方法、凹条部3の大きさ、形状等については、上記実施形態に限られることなく、シール材11に応じて最適なものを選択すればよい。
本発明の実施形態の表示札の斜視図である。 図1の表示札を示し、(a)は背面図、(b)は左側面図、(c)は正面図である。 図2(c)のA−A切断線による断面図である。 図1の表示札に貼着されるシール材の斜視図である。 (a)は図1の表示札の表示プレート部にシール材を貼着する途中の状態を示す正面図、(b)は同じく貼着後の状態を示す正面図である。 (a)は図1の表示札の表示プレート部にシール材を貼着する途中の状態を示す底面図、(b)は同じく貼着後の状態を示す底面図である。 図1の表示札の凹条部にシール材の端部を挿入した状態を示す要部拡大断面図であり、(a)は前記シール材の先端を凹条部の右斜面に当接した状態を示し、(b)は前記シール材の先端を凹条部の左斜面の途中まで挿入した状態を示し、(c)は前記シール材の先端を水平状態で凹条部の開口に挿入した状態を示す。 (a)は図1の表示札の凹条部の変形例を示す要部拡大断面図、(b)は別の変形例を示す要部拡大断面図、(c)は更に別の変形例を示す要部拡大断面図である。 (a)は図1の表示札の凹条部の更に別の変形例を示す要部拡大断面図、(b)は(a)の凹条部へのシール材の他の貼着状態を示す要部拡大断面図である。 図1の表示札を管体に取付けた状態を示す斜視図である。 本発明の別の実施形態の表示札を示す正面図である。 本発明の更に別の実施形態の表示札を示す斜視図である。 図12の表示札の横断面図である。 従来の表示札の斜視図である。 従来の表示札にシール材を貼着した状態を示す正面図である。 従来の別の表示札の正面図である。 図16のB−B切断線による断面図である。 (a)は図16の表示札にシール材を貼着した状態を示す要部拡大断面図、(b)は(a)と別の貼着状態を示す要部拡大断面図である。
符号の説明
1 表示札
2 表示プレート部
3 凹条部
3a 左斜面
3b 右斜面
3c 開口
3d 垂直面
3e 湾曲面
4 挿通孔
11 シール材
12 端部
21 管体
22 紐
23 結束線

Claims (2)

  1. 諸事項を表示して被取付体に取付けられる表示札であって、
    前記諸事項を表示するシール材を貼着可能な貼着面を有する表示プレート部を備え、
    前記表示プレート部には、その貼着面と隣接する位置に、該表示プレート部の両端部を除いて該両端部間の全体に渡って連続して直線状の凹条部が形成され、
    前記凹条部は、前記表示プレート部の貼着面より下がった位置に形成され、上部が開放された開口に形成されたことを特徴とする表示札。
  2. 前記表示プレート部に、結束具が挿通する挿通孔が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の表示札。
JP2005215128A 2005-07-25 2005-07-25 表示札 Expired - Fee Related JP4875862B2 (ja)

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