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JP4877220B2 - Di/o監視データの設計方式および設計方法 - Google Patents
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Description

本発明は、ディジタル型保護継電システム等のディジタル処理システムにおけるDI/O監視データの設計方式および設計方法に関する。
ディジタル型保護継電システムは、例えば、保護対象となる各変電所における多数の系統機器の状態(開閉器の入/切、変圧器の運転/停止など)および各送配電線区間での電圧・電流の計測情報をDI/AIデータとしてコンピュータシステムに収集し、このコンピュータシステムに搭載するソフトウェアによって、事故の有無や状況を監視および事故発生に対する保護制御を行う。
この種のディジタル型保護継電システムにおけるソフトウェア設計の1つに、DI/O監視データの設計がある。この設計は、ソフトウェア設計された監視シーケンス側が要求する多数のDI/O監視データとDI/O信号との対応付けになる。
図15は、従来のDI/O監視データのソフトウェア設計手順を示し、設計担当者がDI/O監視データの正当性を個々にチェックしている。まず、DI/O図面を用意する(S1)。このDI/O図面は図2に例を示すように、DI/O監視データの信号名(IB152Tなど)、アドレス(DO1など)、ビット(アドレスDO1に対応するフォーマットデータ上のビット位置)が記載されたものである。次いで、監視シーケンス図面を用意する(S2)。この監視シーケンス図面は図6に例を示すように、監視シーケンスの論理演算や使用されるDI/Oデータ名(1B189a、1B189bなど)や異常コード名(7080,7081など)が記載されたものである。
担当者は、上記のDI/O図面と監視シーケンス図面のチェック(照合)を行う(S3)。このチェックは、信号名の不整合や二重定義、異常コードの二重定義などについて行う。このチェックでエラーが有ると判定した場合、エラーの有る図面を修正する(S4、S5)。エラーが無いと判定したとき、監視シーケンス図面の入力信号をDI/O図面から検索し、アドレス、ビットを取得し(S6)、DI/O監視データの設定を行う(S7)。図中にDI/O監視データファイルの例を示し、異常コード、監視時間、監視種別、アドレス1、2、ビット1、2などの項目名をもつ。
保護継電システムのプログラム設計やヒューマンインタフェース画面設計は、自動化する手法がある(例えば、特許文献1参照)。この手法を利用して、前記のDI/O監視データを自動的に作成できる。
特開2002−374616号公報
従来のDI/O監視データの設計手順において、DI/O監視データの設定(S7)、および各図面のチェック(S3)は、設計者がDI/O図面や監視シーケンス図面などを照合しながら行うことになる。これら作業は、監視数が多くなるほど大きな作業負担、作業時間を要し、ミスも発生し易くなる。
本発明の目的は、DI/O監視データの設定および信号名の二重定義などのチェックを自動化し、DI/O監視データの設計を確実、容易にする設計方式および設計方法を提供することにある。
本発明は、前記の課題を解決するため、監視シーケンス図面からネットリストファイルを自動作成し、これとビット定義データとから監視シーケンスデータを自動作成し、これに異常コード一覧図面から抽出した異常コードを対応付けてDI/O監視データを自動作成するようにしたもので、以下の方式および方法を特徴とする。
(1)設計された監視シーケンス側が要求する多数のDI/O監視データとDI/O信号との対応付けをコンピュータ装置で行うDI/O監視データの設計方式であって、
前記コンピュータ装置は、
設計されたDI/O図面の信号名称をそのまま取り出したテキストファイルを作成し、このテキストファイルから「DI」シートおよび「DO」シートに設定されたデータをビット定義データファイルとするビット定義データ作成手段と、
監視シーケンス図を読込み、図面の線接続と記号認識および文字認識によってネットリストファイルを作成するネットリストファイル作成手段と、
前記ビット定義データファイルと前記ネットリストファイルを基に、ネットリスト−POL(問題向言語)変換で監視シーケンスデータを作成する監視シーケンスデータ作成手段と、
異常コード一覧図面から異常コード一覧データを抽出する異常コード一覧抽出手段と、
監視シーケンスデータと前記異常コード一覧データから、監視シーケンスおよび異常コード別にしたDI/O監視データをファイルとして出力するDI/O監視データ作成手段と、
を備えたことを特徴とする。
(2)設計された監視シーケンス側が要求する多数のDI/O監視データとDI/O信号との対応付けをコンピュータ装置で行うDI/O監視データの設計方法であって、
前記コンピュータ装置は、
設計されたDI/O図面の信号名称をそのまま取り出したテキストファイルを作成し、このテキストファイルから「DI」シートおよび「DO」シートに設定されたデータをビット定義データファイルとするビット定義データ作成ステップと、
監視シーケンス図を読込み、図面の線接続と記号認識および文字認識によってネットリストファイルを作成するネットリストファイル作成ステップと、
前記ビット定義データファイルと前記ネットリストファイルを基に、ネットリスト−POL(問題向言語)変換で監視シーケンスデータを作成する監視シーケンスデータ作成ステップと、
異常コード一覧図面から異常コード一覧データを抽出する異常コード一覧抽出ステップと、
監視シーケンスデータと前記異常コード一覧データから、監視シーケンスおよび異常コード別にしたDI/O監視データをファイルとして出力するDI/O監視データ作成ステップと、
を有することを特徴とする。
以上のとおり、本発明によれば、監視シーケンス図面からネットリストファイルを自動作成し、これとビット定義データとから監視シーケンスデータを自動作成し、これに異常コード一覧図面から抽出した異常コードを対応付けてDI/O監視データを自動作成するようにしたため、DI/O監視データの設定および信号名の二重定義などのチェックを自動化し、DI/O監視データの設計を確実、容易にする。
具体的には、DI/O監視データの作成に、人手を介さないため、誤りがなくなり、品質が向上する。また、作成工数が削減される。
図1は、本発明の実施形態を示すDI/O監視データの設計手順であり、各手順はコンピュータ資源とこれを利用したソフトウェアによって実現される。以下、各手順別に説明する。
(S11)ビット定義データ作成
ビット定義データ作成ツールを使ってビット定義データを作成する。この処理は、まず、DIOデータ抽出ツールを使ってDI/O図面からDIOデータファイルとして出力する。図2は、設計されたDI/O図面の例を示し、この図面の信号名称をそのまま取り出したテキストファイルを得る。このテキストファイルの例を図3に示す。次に、テキストファイルを読み込み、ビット定義データ作成ツールの「DI」シートおよび「DO」シートに設定する。「DI」シートの例を図4に示し、DI/O図面に記載される信号名がそのまま設定される。このシートに設定されたデータをビット定義データファイルとして得る。このファイルの例を図5に示す。
(S12)ネットリストファイル作成
図面読込みと、図面の線接続と記号認識および文字認識機能をもつネットリストファイル作成ツールを使用して、監視シーケンス図からネットリストファイルを作成する。監視シーケンス図は、図6に例を示すように、監視項目別に不良検出方法(異常検出論理)が回路図面として記載されている。ネットリストは、図7に例を示すように、監視シーケンス図の各回路図面の入出力信号線毎の接続情報としてファイルを作成する。
図7に示すネットリストがもつ項目には、シンボルページ、器具番号(回路番号)、PINNo(接続ピン番号)、IDENT、シンボル名、端子属性、端子番号、線番等を設け、監視シーケンスに従って各項目に記号、数値が展開される。
例えば、監視シーケンスの異常検出論理が図8に示すものであるとき、ネットリストには、E26という排他的論理和の入力信号を「BGFLOCK」と「BGFUSE」とし、出力信号を「23%26」とする場合、ネットリストには排他的論理和の入力信号が端子1と3に入力され、出力信号が端子2から得ることが記載される。
(S13)監視シーケンスデータ作成
処理S11で作成されたビット定義データファイルと、処理S12で作成されたネットリストファイルを基に、ネットリスト−POL(問題向言語)変換ツールを使用して、監視シーケンスデータを作成する(図6参照)。
図9はネットリスト−POL変換ツールによるネットリストの変換例を示す。この変換において、シーケンス短縮ツールによってネットリスト記述の短縮化も可能にする。図10は短縮例を示し、(a)に示すロジックに対し、これを単にPOL変換した場合は(b)に示すようになり、これを短縮したシーケンスは(c)に示すものに変換できる。
図11は監視シーケンスデータの作成例を示す。同図の(a)に示す3つのロジックを組み合わせた監視シーケンスデータを作成するには、まず、各ロジックについて同図の(b)に示すように短縮後の監視シーケンスを作成し、このシーケンスにもつ信号名と同じ信号名をもつものをビット定義データから抽出し、これらを併せて同図の(c)に示す監視データおよび監視シーケンスを作成する。監視データは、これに後述の異常コードを組み合わせた監視データ作成処理(S15)にも使用する。
(S14)異常コード一覧抽出
異常コード一覧図面から異常コード一覧抽出ツールを使って異常コード一覧データを抽出する。
例えば、図12に例を示すように、監視内容と主検出(M)と事故検出(FD)等の違い別に異常コードが予め設計されており、この異常コード一覧図面から抽出し、図13に示すような異常コード一覧データファイルとして作成する。
(S15)DI/O監視データ作成
監視データ作成ツールを使用し、処理S13で作成した監視データと、処理S14で抽出した異常コード一覧データからDI/O監視データを作成し、図14に示すように、異常コード別にしたDI/O監視データをファイルとして出力する。
本発明の実施形態を示すDI/O監視データの設計手順。 DI/O図面の例。 テキストファイルの例。 「DI」シートの例。 ビット定義データファイルの例。 監視シーケンス図の例。 ネットリストの例。 監視シーケンスの異常検出論理。 ネットリストの変換例。 ネットリスト記述の短縮例。 監視シーケンスデータの作成例。 異常コード一覧データの例。 異常コード一覧データファイルの例。 DI/O監視データの例。 従来のDI/O監視データのソフトウェア設計手順。

Claims (2)

  1. 設計された監視シーケンス側が要求する多数のDI/O監視データとDI/O信号との対応付けをコンピュータ装置で行うDI/O監視データの設計方式であって、
    前記コンピュータ装置は、
    設計されたDI/O図面の信号名称をそのまま取り出したテキストファイルを作成し、このテキストファイルから「DI」シートおよび「DO」シートに設定されたデータをビット定義データファイルとするビット定義データ作成手段と、
    監視シーケンス図を読込み、図面の線接続と記号認識および文字認識によってネットリストファイルを作成するネットリストファイル作成手段と、
    前記ビット定義データファイルと前記ネットリストファイルを基に、ネットリスト−POL(問題向言語)変換で監視シーケンスデータを作成する監視シーケンスデータ作成手段と、
    異常コード一覧図面から異常コード一覧データを抽出する異常コード一覧抽出手段と、
    監視シーケンスデータと前記異常コード一覧データから、監視シーケンスおよび異常コード別にしたDI/O監視データをファイルとして出力するDI/O監視データ作成手段と、
    を備えたことを特徴とするDI/O監視データの設計方式。
  2. 設計された監視シーケンス側が要求する多数のDI/O監視データとDI/O信号との対応付けをコンピュータ装置で行うDI/O監視データの設計方法であって、
    前記コンピュータ装置は、
    設計されたDI/O図面の信号名称をそのまま取り出したテキストファイルを作成し、このテキストファイルから「DI」シートおよび「DO」シートに設定されたデータをビット定義データファイルとするビット定義データ作成ステップと、
    監視シーケンス図を読込み、図面の線接続と記号認識および文字認識によってネットリストファイルを作成するネットリストファイル作成ステップと、
    前記ビット定義データファイルと前記ネットリストファイルを基に、ネットリスト−POL(問題向言語)変換で監視シーケンスデータを作成する監視シーケンスデータ作成ステップと、
    異常コード一覧図面から異常コード一覧データを抽出する異常コード一覧抽出ステップと、
    監視シーケンスデータと前記異常コード一覧データから、監視シーケンスおよび異常コード別にしたDI/O監視データをファイルとして出力するDI/O監視データ作成ステップと、
    を有することを特徴とするDI/O監視データの設計方法。
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