JP4879052B2 - A/dコンバータ - Google Patents
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Description
図8において、A/Dコンバータ100は、A/D変換を行うために使用する各基準電圧を生成するためのラダー抵抗回路101と、各コンパレータ102と、各コンパレータ102のそれぞれの出力信号を所定の方法でデジタル値に変換するエンコーダ103とを備えている。
ここでA/Dコンバータ100がNビットの分解能を有する場合、ラダー抵抗回路101は2N個の抵抗で構成され、この場合2N−1個のコンパレータ102を有している。ラダー抵抗回路101によって発生した各基準電圧は対応するコンパレータ102の一方の入力端にそれぞれ入力され、該各コンパレータ102の他方の入力端には被変換用アナログ電圧がそれぞれ入力されている。
図10では、入力信号を正負の1対の差動信号にしたものであり、各増幅器112と対応するコンパレータ114との間にそれぞれトラックホールド回路113を設けている。各トラックホールド回路113は対抗する増幅器112の出力信号を一時的に保存する回路であり、トリガ回路と同様の機能を有している。
図11は、図10の増幅器112の回路例を示した図である。
図11において、入力信号の差動化に伴い基準電圧も差動化され、増幅器112は、入力信号Vin+と基準電圧Vr+との差電圧、入力信号Vin−と基準電圧Vr−との差電圧をそれぞれ増幅して差動信号として対応する出力端OUT+,OUT−から出力する。
図13は、図10のコンパレータ114の回路を示した図である。
なお、各トラックホールド回路113と対応する各コンパレータ114との間に増幅回路が必要である場合は、例えば図14のような回路構成の増幅器を使用する。また、図9及び図11〜図14において、入力端IN+,IN−及び出力端OUT+,OUT−は、それぞれの回路の差動信号に対する入力端と出力端としての符号を示しており、各回路の入力端と出力端が同じであるということを示しているものではない。
差動化された1対の基準電圧から複数の差動基準電圧を生成して出力する基準電圧生成回路部と、
前記差動入力信号と対応する1対の前記差動基準電圧との差分をそれぞれ増幅して出力する各増幅器からなる増幅回路部と、
前記各増幅器から出力された差動信号の各電圧を対応してそれぞれ保持する各トラックホールド回路からなるトラックホールド回路部と、
該各トラックホールド回路で保持された1対の電圧の電圧比較を対応して行い、該比較結果を示す差動信号を生成して出力する各コンパレータからなる比較回路部と、
該各コンパレータから入力された各差動信号を所定の方法でエンコードして前記所定のビット数の出力信号を生成して出力するエンコード部と、
を備えるものである。
入力された差動信号の各電圧を対応して保持するための1対の各コンデンサと、
入力された差動信号の各電圧を、外部から入力された制御信号に応じて対応する前記各コンデンサに出力する1対のスイッチ回路と、
を備え、
前記各スイッチ回路は、
両端が短絡され、制御電極に前記制御信号の信号レベルを反転させた反転制御信号がそれぞれ入力された同一導電型の2つのダミートランジスタと、
該各ダミートランジスタの間に接続されるように該各ダミートランジスタと直列に接続され、制御電極に入力された前記制御信号に応じてスイッチングを行う、前記各ダミートランジスタと同一導電型のスイッチングトランジスタと、
でそれぞれ構成されるようにした。
1対の入力トランジスタからなる第1の差動対と、
該第1の差動対に所定の定電流を供給する第1の定電流源と、
1対の入力トランジスタからなる第2の差動対と、
該第2の差動対に所定の定電流を供給する第2の定電流源と、
前記第1及び第2の各差動対の負荷をなす負荷回路と、
をそれぞれ備え、
前記第1の差動対は、前記差動入力信号の一方の入力信号と、前記差動入力信号の他方の入力信号に対応する差動基準電圧の一方の基準電圧が対応してそれぞれ入力され、前記第2の差動対は、前記差動入力信号の他方の入力信号と、前記差動入力信号の一方の入力信号に対応する差動基準電圧の他方の基準電圧が対応してそれぞれ入力されるようにした。
1対の入力トランジスタからなる第1の差動対と、
該第1の差動対に所定の定電流を供給する第1の定電流源と、
1対の入力トランジスタからなる第2の差動対と、
該第2の差動対に所定の定電流を供給する第2の定電流源と、
前記第1及び第2の各差動対の負荷をなす負荷回路と、
をそれぞれ備え、
前記第1の差動対は、前記差動入力信号をなす各入力信号が対応してそれぞれ入力され、前記第2の差動対は、前記差動基準電圧をなす各基準電圧が対応してそれぞれ入力されるようにしてもよい。
また、エンコード部の出力信号を電流出力形式にしたことから、接続する外部回路との距離が長い場合にもノイズの影響を受けにくくすることができると共に、差動信号として伝達するため他回路へのノイズの拡散を防止することができる。
また、各トラックホールド回路のスイッチ回路を同一導電型のトランジスタで構成したことから、回路規模を小さくすることができる。また、各トラックホールド回路のコンデンサの動作電圧レベルをトランジスタのスレッシュホールド電圧を超える範囲にすることができ、該コンデンサを通常のトランジスタで代用することができ回路面積を縮小させることができる。
また、各ダミートランジスタの間にスイッチングトランジスタを接続するようにしたことから、電荷を保持するコンデンサへのフィードスルーだけでなく前段回路へのキックバックも防止することができ、A/Dコンバータの特性を向上させることができる。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるA/Dコンバータの構成例を示した図である。
図1において、A/Dコンバータ1は、m+1(mは0を含む正の整数)ビットの分解能を有しており、1対の差動入力信号Vin+,Vin−をA/D変換して差動出力信号を生成し出力する並列比較型A/Dコンバータである。
図2において、増幅器AMPkは、外部より入力される差動入力信号Vin+,Vin−と差動化基準電圧Vrk+,Vrk−との差分を増幅して電源電圧Vddに近い範囲の電圧にして出するものであり、NMOSトランジスタM1〜M4、抵抗R1,R2及び定電流源11,12で構成されている。なお、NMOSトランジスタM1及びM2は第1の差動対を、NMOSトランジスタM3及びM4は第2の差動対を、定電流源11は第1の定電流源を、定電流源12は第2の定電流源を、抵抗R1及びR2は負荷回路をそれぞれなす。
図4において、トラックホールド回路THkは、増幅器AMPkから出力された差動信号Vak+,Vak−を受けてその電圧範囲のまま保持し次段のコンパレータCMPkに出力するものであり、PMOSトランジスタM11〜M16及びコンデンサC11,C12で構成されている。なお、PMOSトランジスタM11〜M13が1つのスイッチ回路をなすと共にPMOSトランジスタM14〜M16が1つのスイッチ回路をなす。また、PMOSトランジスタM11,M13,M14,M16はそれぞれダミートランジスタをなし、PMOSトランジスタM12,M15はそれぞれスイッチングトランジスタをなす。
制御信号ckbがローレベルのときに、信号Vak+の電圧がコンデンサC11に保持されると共に信号Vak−の電圧がコンデンサC12に保持される。この際、PMOSトランジスタM11〜M13は1つのスイッチを構成し、同様にPMOSトランジスタM14〜M16は1つのスイッチを構成しており、各スイッチはそれぞれPMOSトランジスタのみで構成されている。
また、従来のスイッチでは、出力端側のみにダミースイッチが設けられていたため、スイッチがオフする際に、ゲートとドレイン間に蓄えられていた電荷が入力端側の回路に影響を与えるキックバック現象が発生していた。これに対して、図4では、入力端側と出力端側にそれぞれダミースイッチを設けたことから、負荷容量側へのチャージスルーだけでなく入力端側へのキックバックも抑えることができる。
図5において、コンパレータCMPkは、トラックホールド回路THkから入力された信号Vbk+,Vbk−の差分を比較し差動信号Vck+,Vck−として出力するものであり、NMOSトランジスタM21〜M28及びPMOSトランジスタM29〜M34で構成されている。
図6は、図1のエンコーダ6内の出力回路OUT0〜OUTmの回路例を示した図であり、該各出力回路OUT0〜OUTmは同じ回路であることから、図6では任意の出力端子Dj+(j=0〜m),Dj−に接続された出力回路OUTjを例にして示している。
2 ラダー抵抗回路部
3 増幅回路部
4 トラックホールド回路部
5 比較回路部
6 エンコーダ
RA1〜RAn,RB1〜RBn 抵抗
AMP1〜AMPn 増幅器
TH1〜THn トラックホールド回路
CMP1〜CMPn コンパレータ
OUTk 出力回路
Claims (8)
- アナログ信号からなる1対の差動入力信号をA/D変換して所定のビット数の出力信号を生成して出力する並列比較型のA/Dコンバータにおいて、
差動化された1対の基準電圧から複数の差動基準電圧を生成して出力する基準電圧生成回路部と、
前記差動入力信号と対応する1対の前記差動基準電圧との差分をそれぞれ増幅して出力する各増幅器からなる増幅回路部と、
前記各増幅器から出力された差動信号の各電圧を対応してそれぞれ保持する各トラックホールド回路からなるトラックホールド回路部と、
該各トラックホールド回路で保持された1対の電圧の電圧比較を対応して行い、該比較結果を示す差動信号を生成して出力する各コンパレータからなる比較回路部と、
該各コンパレータから入力された各差動信号を所定の方法でエンコードして前記所定のビット数の出力信号を生成して出力するエンコード部と、
を備えることを特徴とするA/Dコンバータ。 - 前記エンコード部は、該各コンパレータから入力された各差動信号を所定の方法でエンコードして前記所定のビット数の差動出力信号を生成して出力することを特徴とする請求項1記載のA/Dコンバータ。
- 前記エンコード部は、前記所定のビット数の出力信号を電流出力形式で生成することを特徴とする請求項1又は2記載のA/Dコンバータ。
- 前記増幅回路部の各増幅器は、前記差動入力信号と対応する1対の前記差動基準電圧との差分をそれぞれ電源電圧近傍まで増幅して出力することを特徴とする請求項1、2又は3記載のA/Dコンバータ。
- 前記増幅回路部の各増幅器及び前記比較回路部の各コンパレータは、制御電極が入力端をなす各入力トランジスタがそれぞれ同一導電型であることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のA/Dコンバータ。
- 前記各トラックホールド回路は、
入力された差動信号の各電圧を対応して保持するための1対の各コンデンサと、
入力された差動信号の各電圧を、外部から入力された制御信号に応じて対応する前記各コンデンサに出力する1対のスイッチ回路と、
を備え、
前記各スイッチ回路は、
両端が短絡され、制御電極に前記制御信号の信号レベルを反転させた反転制御信号がそれぞれ入力された同一導電型の2つのダミートランジスタと、
該各ダミートランジスタの間に接続されるように該各ダミートランジスタと直列に接続され、制御電極に入力された前記制御信号に応じてスイッチングを行う、前記各ダミートランジスタと同一導電型のスイッチングトランジスタと、
でそれぞれ構成されることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のA/Dコンバータ。 - 前記各増幅器は、
1対の入力トランジスタからなる第1の差動対と、
該第1の差動対に所定の定電流を供給する第1の定電流源と、
1対の入力トランジスタからなる第2の差動対と、
該第2の差動対に所定の定電流を供給する第2の定電流源と、
前記第1及び第2の各差動対の負荷をなす負荷回路と、
をそれぞれ備え、
前記第1の差動対は、前記差動入力信号の一方の入力信号と、前記差動入力信号の他方の入力信号に対応する差動基準電圧の一方の基準電圧が対応してそれぞれ入力され、前記第2の差動対は、前記差動入力信号の他方の入力信号と、前記差動入力信号の一方の入力信号に対応する差動基準電圧の他方の基準電圧が対応してそれぞれ入力されることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載のA/Dコンバータ。 - 前記各増幅器は、
1対の入力トランジスタからなる第1の差動対と、
該第1の差動対に所定の定電流を供給する第1の定電流源と、
1対の入力トランジスタからなる第2の差動対と、
該第2の差動対に所定の定電流を供給する第2の定電流源と、
前記第1及び第2の各差動対の負荷をなす負荷回路と、
をそれぞれ備え、
前記第1の差動対は、前記差動入力信号をなす各入力信号が対応してそれぞれ入力され、前記第2の差動対は、前記差動基準電圧をなす各基準電圧が対応してそれぞれ入力されることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載のA/Dコンバータ。
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