JP4879066B2 - 水栓装置 - Google Patents
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Description
同図において200は取付基体としてのカウンターで、202はカウンター200に設けられた取付穴である。
204は先端に吐水口206を有する吐水管で、208はカウンター200から起立する状態に設けられ、吐水管204を支持する支持部としての水栓本体である。
水栓本体208は、下端が取付用の開口218とされており、その開口218において取付装置220によりカウンター200に取り付けられるようになっている。
この水栓本体208はまた、その内部に取付用の開口218の上方空間222を有している。
一方、水栓本体208の上端部214にはビス226用の径方向に貫通の雌ねじ孔228が設けられており、その雌ねじ孔228にビス226がねじ込まれている。
ビス226は先端部を内方に突出させており、その先端部が上記の切欠き224内に入り込んでいる。
また吐水管204は、水栓本体208に対する回転時において、切欠き224の両端縁のストッパ面230がビス226に当接することによって回転規制される。
即ち吐水管204は、切欠き224を設けた範囲内で水栓本体208に対して回転可能とされている。
例えば水栓装置を流し台に取り付けるに際して、その取付位置がシンクの中央位置である場合と、右側に偏った位置である場合、或いは左側に偏った位置である場合とで吐水管204の適正な回転範囲が異なってくるが、図11に示す水栓装置では、そうした水栓装置の設置現場の状況に応じて吐水管204の回転範囲を適正な回転範囲に規制することができない。
またこの図11に示す水栓装置の場合、吐水管204の抜止めのためのビス206が外部に露出した状態となって外観を悪化させてしまう。更にビス226頭部の工具係合用の係合溝に汚れが付着し易く、このこともまた外観を悪化させる要因となる。
しかしながらこれら特許文献に開示のものは本発明とは解決手段の異なった別異のものであり、また特許文献1,特許文献3に開示のものでは、吐水管の回転範囲を水栓装置の設置現場の状況に応じて調節することのできないものである。
しかしながらこれら特許文献5,6に開示のものも本願発明とは解決手段の異なったものである。
また本発明の他の目的は、水栓装置の設置現場の状況に応じて且つ設置現場において吐水管の回転範囲を調節可能とすることを目的とする。
更に本発明の他の目的は、吐水管の抜止めのための構成部材を外部に露出させず、水栓装置の美観を良好とすることを目的とする。
また回転規制のための構成部材が外部に露出しないので、その構成部材に汚れが付着して外観を悪化させる問題も併せて解決することができる。
またこの固定ストッパの取付位置の変更は、吐水管と支持部とを分解することなく、支持部の開口及びその上方空間を通じて行うことが可能であり、従ってこの請求項1によれば、水栓装置の設置現場の状況に応じて且つ設置現場において吐水管の回転範囲の調節を行うことが可能である。
この場合において、上記のように固定ストッパを回転ストッパの回転方向に位置を変えて取り付けることで吐水管の回転範囲を変更するには、かかる挿通孔をその回転方向の複数個所に用意しておき、何れかを選択して固定ストッパを挿通孔に挿通するようになすことができる。
またこの固定ストッパの状態切換えの操作は、吐水管と支持部とを分解することなく、支持部における下端の開口及びその上方空間を通じて行うことができ、設置現場において簡単にその作業を行うことが可能である。
このようにすれば、固定ストッパをストッパ取付部に取り付けた状態のまま、これを上,下に位置移動させるだけで簡単に吐水管の回転範囲の調節を行うことができる。
このようにしておけば、スペーサを脱着するだけで簡単に固定ストッパを上への移動位置と、下への移動位置とに位置決めでき、ストッパ作用状態と非作用状態とに状態切換えすることができる。
ここにおいてサポート軸を挿通孔に挿通して、上部を弾性片の径方向内方に位置させ、かかるサポート軸の上部にて弾性片の径方向内方への倒れ変形を防止することで、吐水管を支持部に対し抜止状態に強固に連結することができる。
またメンテナンス等のために吐水管と支持部とを分離する必要が生じた場合には、サポート軸を挿通孔から下向きに抜き出すことで、簡単に吐水管を支持部から引き抜き、それらを分離することが可能である。
このようにすれば、吐水管の抜止め及び回転規制のための構成部材の部材点数を少なくし得、且つ抜止め及び回転規制のための構造を簡素化することができる利点が得られる。
図1において、10は流し台のカウンター(取付基体)12から起立する状態に設けられた水栓装置で、吐水管14と、その支持部をなす水栓本体16とを有している。
流し台にはシンク18が備えられており、また図2に示しているようにカウンター12には、水栓装置10を取り付けるための取付穴20が設けられている。
吐水管14は、図1に示しているように概略逆U字状の曲り形状をなすグースネック状のもので、先端に吐水口22を有し、またその上面に吐,止水のための操作部24,26が設けられている。
水栓本体16はこの開口28において、図2に示す取付装置30によりカウンター12に取付固定されている。
尚、31は円筒部27の内側の、開口28の上方空間を表している。
この水栓装置10では、混合部32で水と湯とが混合され、またその混合比率が温調ハンドル34の操作により調節される。
流出した混合水は、可撓性のホース38を通じて上記吐水管14の吐水口22へと送られる。
ここで内嵌合部42には上,下に環状溝46,48が形成されていて、そこに図2及び図4〜図6に示すスリップリング50,52が装着されている。
尚、吐水管14における基端部40には水栓本体16の上端面に当接するフランジ部54が備えられている。
ここで一対のストッパ軸58は、吐水管14の基端部40とともに回転する回転ストッパとしてのものである。
これらストッパ軸58のそれぞれには、図3の部分拡大図に示しているように上端部に雄ねじ60が設けられており、この雄ねじ60において、上壁部56の雌ねじ孔62にこれらストッパ軸58がねじ込み固定されている。
これらストッパ軸58の下端面には、工具を係合させて回転操作するための係合溝64が設けられている。
この係合凹部66は、後述の弾性片88の爪部92を係入させて、かかる爪部92と軸方向に係合する部分である。
この連結部材70は、その底部に板状をなす固定部72を有している。
尚、図4に明らかに示しているように台座部68には、略中心部に上記ホース38を挿通する、上下に貫通のガイド孔80が設けてある。
連結部材70の固定部72にはまた、後述のストッパボルト94を図中下方から上向きに挿通するための、貫通の挿通孔82が設けられている。
ここでホースガイド84は、上記ホース38を位置決めしガイドする働きをなす。
上記一対の弾性片88は径方向内方に弾性変形可能であって、その外面(径方向外面)に爪部92が一体に形成されている。
ここで爪部92は、弾性片88の周方向全幅に亘って形成されている。
そしてこの雌ねじ孔96にストッパボルト94が図中下方から上向きにねじ込まれ、それらストッパボルト94が台座部68に保持されている。
尚この実施形態では、これらストッパボルト94は吐水管14の回転範囲の調節用として設けられている。
ここで一対のストッパボルト94は、図7〜図9に示しているように上記吐水管14側のストッパ軸58が、連結部材70のストッパ片86におけるストッパ面90に当接するまでの回転範囲の回転軌跡の途中位置に配置してある。
また下への位置移動によって、台座部68からの突出量を少なくする。即ち突出高さを低くする。
尚スペーサ98は、ストッパボルト94を雌ねじ孔96から抜き取ることなく、ストッパボルト94に対し軸直角方向に脱着可能である。
但しかかるスペーサ98を円筒形状となしておいて、ストッパボルト94を雌ねじ孔96から抜き取ることによって、脱着するようになしておくことも可能である。
この状態が、吐水管14側のストッパ軸58に対しストッパボルト94が当接し、ストッパ作用をなすストッパ作用状態である。
また図6は、一方の(図中右側の)ストッパボルト94のみを上の移動位置に位置させ、今一方の(図中左側の)ストッパボルト94を下への移動位置に位置させた状態を表している。
この場合一方のストッパボルト94だけがストッパ作用を行い、今一方のストッパボルト94はストッパ作用を行わない状態である。
即ち、一対のストッパボルト94を図中下向きに取り外しておき、又はストッパボルト94の上部が台座部68から突き出さない位置まで下げておき、その状態で吐水管14の内嵌合部42を、水栓本体16の外嵌合部44に図中下向きに挿し込み、それらを嵌め合せる。
このとき、内嵌合部42の下向きの嵌込みによって、図3及び図4〜図6に示す連結部材70の弾性片88が径方向内向きに弾性変形し、内嵌合部42の下部が弾性片88の爪部92を図中下向きに通過するのを許容する。
そして下部が爪部92を通過したところで弾性片88が元の形状に復帰して、その外面の爪部92が内嵌合部42の円環状の係合部66に弾性的に係合した状態となる。
即ちこの実施形態では、一対のストッパボルト94が、弾性片88が径方向内方に倒れ変形するのを阻止するサポート部材を兼ねている。
先ず図7は、図4におけるスペーサ98を取り外して、ストッパボルト94を一杯まで上向きに突き出させた場合(図5参照)のストッパ作用を示したもので、このときには吐水管14を図7において時計方向に回転させると、吐水管14側の一対のストッパ軸58のうち、図中下側の一方のストッパ軸58が、対応する図中下側の一方のストッパボルト94に当接することで、吐水管14がそこで回転規制される。
このときの吐水管14の回転可能な範囲は、ここでは15°の角度範囲である。
この状態では、吐水管14を図中時計方向に回転させると、吐水管14側の一対のストッパ軸58のうち、図中下側のストッパ軸58は、対応する図中下側のストッパボルト94を通過して更に回転し、そして連結部材70のストッパ片86の図中下側のストッパ面90に当接することで、そこで吐水管14の回転が規制される。
このときの吐水管14の回転範囲(回転角度θ1)は、ここでは75°である。
尚、θ1は吐水管14が全回転範囲の丁度中央位置から、最も時計方向に回転したときの回転角度を表わしている。
このときの吐水管14の中央位置からの回転角度もθ1となる(θ1はここでは75°である)。
この状態では、図9において吐水管14を図中時計方向に回転させると、図中下側の吐水管14のストッパ軸58が、対応する図中下側のストッパボルト94を通過して、ストッパ片86のストッパ面90に当接し、そこで吐水管14の回転が規制される。
このときの回転角度はθ1の75°となる。
このときの吐水管14の中央位置(中立位置)からの回転角度θ2は、ここでは15°である。
即ち図6に示す状態では、吐水管14は、図9中時計方向にはθ1の75°の回転が可能であり、また逆方向の反時計方向の回転ではθ2の15°だけ回転が可能である。
図10(A)は、水栓装置10をシンク18の左右方向の中央位置に設置した場合の例で、このときには一対のストッパボルト94を図4に示す状態としておく。このときには吐水管14は、シンク18の左右方向の中央位置から、右方向と左方向とのそれぞれに75°まで左右対称に回転可能となる。
しかるに本実施形態によればこうした不都合の発生を防止することができる。
このときには、吐水管14は左方向には15°までしか回転できず、また逆方向の右方向には75°まで回転することが可能である。
しかるに本実施形態によれば、こうした不都合の発生を防止することができる。
また回転規制のための構成部材が外部に露出しないので、その構成部材に汚れが付着して外観を悪化させる問題も併せて解決することができる。
しかもストッパボルト94の状態切換えの操作は、吐水管14と水栓本体16とを分解することなく、水栓本体16における下端の開口及びその上方空間31を通じて行うことができ、水栓装置10の設置現場の状況に応じて且つ設置現場において簡単にその作業を行うことができる。
また吐水管14の回転規制のためのストッパボルト94が、吐水管14の抜止めのためのサポート部材を兼ねて構成してあるため、吐水管14の抜止め及び回転規制のための構成部材の部材点数を少なくし得、且つそれらの構造を簡素化することができる。
例えば上記実施形態では、ストッパボルト94の他に第1の固定ストッパとしてのストッパ片86(主ストッパ)を設け、ストッパボルト94を吐水管14の回転範囲の調節用の第2の固定ストッパとして用いているが、本発明ではストッパ片86を設けずに一対のストッパボルト94を水栓本体側の第1の主の固定ストッパとして用い、それら一対のストッパボルト94のそれぞれによって、吐水管14の回転範囲を規制するようになすことも可能である。
その際、雌ねじ孔(挿通孔)96を回転方向の複数個所に用意しておき、何れかを選択してストッパボルト94をそこにねじ込むことで、ストッパボルト94の取付位置を変更するようになすことができる。
12 カウンター
14 吐水管
16 水栓本体
22 吐水口
28 開口
31 上方空間
40 基端部
42 内嵌合部
44 外嵌合部
58 ストッパ軸(回転ストッパ)
66 係合凹部
68 台座部
86 ストッパ片(主ストッパ)
88 弾性片
92 爪部
94 ストッパボルト(固定ストッパ)
96 雌ねじ孔(挿通孔)
98 スペーサ
Claims (9)
- 先端部に吐水口を有する吐水管と、カウンター等取付基体から起立する状態に設けられ、該吐水管の基端部に回転可能に嵌合して該吐水管を回転可能に支持する、下端に該取付基体への取付用の開口の形成された支持部と、を有する水栓装置において
前記吐水管の基端部に、該基端部とともに回転する吐水管側の回転ストッパを内側に突出する状態で設ける一方、前記支持部には、該回転ストッパの下方に且つ前記取付用の開口の上方空間の上側にストッパ取付部を設けて、該ストッパ取付部に、該支持部側の固定ストッパを上下向きに且つ上部が該ストッパ取付部から上方に突出する状態に取り付けて、該固定ストッパを前記回転ストッパに対し回転方向の所定位置で当接させることにより、前記吐水管を回転規制するようになしたことを特徴とする水栓装置。 - 請求項1において、前記ストッパ取付部に、該ストッパ取付部を上下に貫通する挿通孔を設けて、前記固定ストッパを、前記空間から該挿通孔に上向きに挿通し、上部を前記ストッパ取付部から上方に突出させるようになしてあることを特徴とする水栓装置。
- 請求項2において、前記固定ストッパが外周面に雄ねじを有するストッパボルトとなしてあるとともに、前記挿通孔には内周面に雌ねじを設け、該雄ねじと雌ねじとの螺合により該ストッパボルトを前記ストッパ取付部に取り付けるようになしてあることを特徴とする水栓装置。
- 請求項1〜3の何れかにおいて、前記支持部には、前記固定ストッパとは別途に主ストッパが固定状態に設けてあり、該固定ストッパが前記吐水管の回転範囲の調節用として、該支持部側の第2の固定ストッパとして設けてあって、該固定ストッパが、前記回転ストッパが前記主ストッパに当接するまでの回転軌跡上の途中位置に配置してあり、該固定ストッパが、該回転ストッパに当接してストッパ作用をなすストッパ作用状態と、該回転ストッパに当接しないストッパ非作用状態とに状態切換可能となしてあることを特徴とする水栓装置。
- 請求項4において、前記固定ストッパが、上への位置移動によって上方への突出量を多くし、下への位置移動によって突出量を少なくするように上下に位置移動可能となしてあり、上への移動位置を前記回転ストッパに当接するストッパ作用状態、下への移動位置を該回転ストッパに当接しない非作用状態として、それらの間で状態切換可能となしてあることを特徴とする水栓装置。
- 請求項5において、前記固定ストッパとストッパ取付部との間にスペーサを介装することによって、該固定ストッパを前記下への移動位置に位置決めし、該スペーサを外すことによって該固定ストッパを前記上への移動位置に位置決めするようになしてあることを特徴とする水栓装置。
- 先端部に吐水口を有する吐水管と、カウンター等取付基体から起立する状態に設けられ、該吐水管の基端部に嵌合して該吐水管を支持する、下端に該取付基体への取付用の開口の形成された支持部と、を有する水栓装置において
前記基端部に筒状の内嵌合部を、前記支持部の対応する部分に筒状の外嵌合部を設けて、それら内嵌合部と外嵌合部とを互いに上下に嵌合するようになすとともに、該支持部には該内嵌合部の径方向内側で上向きに起立する弾性片を設けて、該弾性片の径方向外面と該内嵌合部の内面との一方に爪部を、他方に該爪部に係合する係合凹部を設けて、それら爪部と係合凹部とを上下の抜止方向に係合させるようになし、
該支持部には、更に、前記弾性片の径方向内側部位に、該弾性片を該内側から径方向外方に支持して該弾性片の径方向内方への倒れ変形を防止するサポート部材を上向きに突出する状態に設けてあることを特徴とする水栓装置。 - 請求項7において、前記サポート部材が軸形状をなすサポート軸にて構成してあるとともに、前記支持部には、前記取付用の開口の上方空間の上側に前記弾性片の取付部が設けてあって、該取付部に、該サポート軸を挿通する上下に貫通の挿通孔が設けてあり、該サポート軸を前記空間から該挿通孔に上向きに挿通して上部を該取付部から上方に突出させ、その該突出部分にて前記弾性片を径方向外方に支持するようになしてあることを特徴とする水栓装置。
- 請求項8において、前記サポート軸が、前記吐水管の基端部に設けられて該基端部とともに回転する、内側に突出した形状の吐水管側の回転ストッパに対して当接し、該吐水管の回転範囲を規制する支持部材側の固定ストッパを兼ねて構成してあることを特徴とする水栓装置。
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