JP4879855B2 - reel - Google Patents
reel Download PDFInfo
- Publication number
- JP4879855B2 JP4879855B2 JP2007250073A JP2007250073A JP4879855B2 JP 4879855 B2 JP4879855 B2 JP 4879855B2 JP 2007250073 A JP2007250073 A JP 2007250073A JP 2007250073 A JP2007250073 A JP 2007250073A JP 4879855 B2 JP4879855 B2 JP 4879855B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reel
- hub
- flange
- recording tape
- cylindrical portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Description
本発明は、主にコンピューター等の記録再生媒体として使用される磁気テープ等の記録テープが巻装されるリールに関する。 The present invention relates to a reel around which a recording tape such as a magnetic tape used mainly as a recording / reproducing medium of a computer or the like is wound.
従来から、コンピューター等のデータ記録再生媒体(データバックアップ)として使用される磁気テープ等の記録テープを合成樹脂製のリールに巻装し、そのリールをケース内に単一で収容してなる記録テープカートリッジが知られている。この記録テープカートリッジに使用されるリールとしては、ハブと下フランジが一体成形され、ハブに上フランジが超音波溶着されるものがある。 Conventionally, a recording tape such as a magnetic tape used as a data recording / reproducing medium (data backup) for a computer or the like is wound around a synthetic resin reel, and the reel is housed in a single case. Cartridges are known. As a reel used in this recording tape cartridge, there is a reel in which a hub and a lower flange are integrally formed and an upper flange is ultrasonically welded to the hub.
ところで、このようなリールのハブに記録テープを巻回したときには、その記録テープの面圧により、ハブが変形してしまうことがある。ハブが変形すると、記録テープに部分的な伸びが生じ、ドライブ装置内におけるテープ走行に悪影響を及ぼすおそれがある。このハブの変形を抑制するために、ハブに金属製の補強部材をインサート成形や圧入等によって設けることが、従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。 By the way, when a recording tape is wound around the hub of such a reel, the hub may be deformed by the surface pressure of the recording tape. When the hub is deformed, the recording tape is partially stretched, which may adversely affect the tape running in the drive device. In order to suppress the deformation of the hub, it has been conventionally proposed to provide a metal reinforcing member on the hub by insert molding, press fitting, or the like (see, for example, Patent Document 1).
しかしながら、ハブにインサート成形や圧入等によって補強部材を設ける構成では、成形(冷却)時における樹脂材の収縮や圧入時における補強部材の位置精度不良等により、補強部材の上端面が、ハブと上フランジとの接合面(溶着面)よりも、上方に突出してしまうことがあった。このように、補強部材の上端面が、上記接合面(溶着面)よりも上方側へ突出してしまうと、その上端面が上フランジの下面に干渉し、上記接合面(溶着面)において溶着むらが発生したり、上フランジの面精度(平面性)が悪化する不具合が起きる。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、ハブに補強部材を設ける構成において、フランジの面精度を確保できるリールを得ることを目的とする。 Therefore, in view of the above circumstances, an object of the present invention is to obtain a reel that can ensure the surface accuracy of a flange in a configuration in which a reinforcing member is provided on a hub.
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載のリールは、外周面に記録テープが巻回される樹脂製のハブと、前記ハブの一端部に一体成形された第1フランジと、前記ハブの他端部に溶着された第2フランジと、前記ハブにインサート成形又は圧入によって設けられ、少なくとも該ハブの軸心方向に延在し、前記記録テープの巻圧に対して該ハブを補強する前記軸心方向から見て円環状の補強部材と、を備え、前記第2フランジが、前記補強部材の端面と対向する内周縁部を有し、前記内周縁部と前記補強部材の端面との間のクリアランスが、前記ハブの他端部における端面と前記第2フランジの溶着面との間のクリアランスよりも大きくされていることを特徴としている。 In order to achieve the above object, a reel according to claim 1 of the present invention is a resin hub around which a recording tape is wound around an outer peripheral surface, and a first molded integrally with one end of the hub. a flange, a second flange which is welded to the other end of the hub, is provided by insert molding or press-fitted into the hub, and extends in the axial direction of at least the hub, with respect to the winding pressure of the recording tape An annular reinforcing member that reinforces the hub as viewed from the axial direction , and the second flange has an inner peripheral edge facing the end surface of the reinforcing member, and the inner peripheral edge and the reinforcing member The clearance between the end surface of the member is larger than the clearance between the end surface at the other end of the hub and the welding surface of the second flange.
請求項1に記載の発明によれば、補強部材の端面と対向する第2フランジの内周縁部と、その補強部材の端面との間のクリアランスが、第2フランジが溶着されるハブの他端部における端面と、その第2フランジの溶着面との間のクリアランスよりも大きくされているため、成形(冷却)時にハブ(樹脂材)が収縮したり、圧入時に補強部材の位置精度不良が発生しても、補強部材の端面が、第2フランジの内周縁部に干渉することがない。したがって、ハブと第2フランジとの接合面(溶着面)において溶着むらが発生することはなく、第2フランジの面精度を容易に確保することができる。 According to the first aspect of the present invention, the clearance between the inner peripheral edge of the second flange facing the end surface of the reinforcing member and the end surface of the reinforcing member is the other end of the hub to which the second flange is welded. Since the clearance between the end surface of the part and the welding surface of the second flange is larger than that of the flange, the hub (resin material) contracts during molding (cooling), and the position accuracy of the reinforcing member is poor during press-fitting. Even so, the end face of the reinforcing member does not interfere with the inner peripheral edge of the second flange. Therefore, uneven welding does not occur on the joint surface (welded surface) between the hub and the second flange, and the surface accuracy of the second flange can be easily ensured.
また、請求項2に記載のリールは、請求項1に記載のリールにおいて、前記第2フランジの溶着面が、前記ハブの他端部における端面に超音波溶着されていることを特徴としている。
The reel according to
請求項2に記載の発明によれば、第2フランジをハブに対して容易に接合することができる。
According to invention of
また、請求項3に記載のリールは、請求項1又は請求項2に記載のリールにおいて、前記第2フランジの前記内周縁部よりも径方向内側に、前記ハブ内に挿入させる係合部が形成されていることを特徴としている。 According to a third aspect of the present invention, in the reel according to the first or second aspect, the engaging portion to be inserted into the hub is radially inward of the inner peripheral edge portion of the second flange. It is characterized by being formed.
請求項3に記載の発明によれば、第2フランジの剛性を確保することができる。
According to the invention described in
以上のように、本発明によれば、ハブに補強部材を設ける構成において、フランジの面精度を確保できるリールを提供することができる。 As described above, according to the present invention, it is possible to provide a reel capable of ensuring the surface accuracy of the flange in the configuration in which the reinforcing member is provided on the hub.
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。まず最初に、本実施形態に係るリール30を備えた記録テープカートリッジ10の概略構成について説明する。なお、説明の便宜上、図1で示すように、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填方向を矢印Aで示し、それを記録テープカートリッジ10の前方向(前側)とする。そして、矢印A方向と直交する方向を矢印Bで示し、それを記録テープカートリッジ10の右方向(右側)とする。また、矢印A方向及び矢印B方向と直交する方向を矢印Cで示し、それを記録テープカートリッジ10及びリール30の上方向(上側)とする。
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS The best mode for carrying out the present invention will be described below in detail based on the embodiments shown in the drawings. First, a schematic configuration of the
図1〜図3で示すように、記録テープカートリッジ10は、樹脂製のケース12を備えている。ケース12は、上ケース14と下ケース16とを接合して構成されている。具体的には、上ケース14は、平面視略矩形状の天板14Aの外縁に沿って略枠状の周壁14Bが立設されて構成されており、下ケース16は、天板14Aに略対応した形状の底板16Aの外縁に沿って略枠状の周壁16Bが立設されて構成されている。そして、ケース12は、周壁14Bの開口端と周壁16Bの開口端とを突き当てた状態で、超音波溶着やビス止め等によって上ケース14と下ケース16とが接合されて、略矩形箱状に形成されている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
このケース12には、ドライブ装置への装填方向先頭側の隅角部において、天板14A、周壁14B、底板16A、周壁16Bがそれぞれ切り欠かれて、その装填方向に対して傾斜した開口18が形成されている。また、底板16Aの略中央部には、底板16Aを貫通する円形状のギア開口20が設けられており、後述するリールギア42の露出用とされている。底板16Aにおけるギア開口20の縁部には、環状リブ22がケース12の内方へ向けて突設されており、後述するリール30の位置決め用及び防塵用とされている。
In this
また、ケース12の底板16Aの外面における前端近傍には、一対の位置決め穴24、26が開口している。一対の位置決め穴24、26は、底板16Aからケース12内方に立設された突部(図示省略)内に袋状に設けられ、矢印B方向における仮想線上で互いに離隔して配置されている。
A pair of
そして、開口18に近い側の位置決め穴24は、ドライブ装置の位置決めピン(図示省略)に外接する底面視略正方形状とされ、位置決め穴26は、上記仮想線に沿って長手で、かつ幅が位置決めピンの直径に対応する長穴とされている。したがって、記録テープカートリッジ10がドライブ装置に装填されて、位置決め穴24、26にそれぞれ位置決めピンが挿入されると、ドライブ装置内で水平方向(左右及び前後)に正確に位置決めされる構成である。
The
更に、底板16Aにおける位置決め穴24、26周りは、他の部分(意匠面)よりも平滑に仕上げられた基準面24A、26Aとされている。基準面24A、26Aは、位置決め穴24、26に位置決めピンが挿入されたときに、位置決めピン周りに設けられたドライブ装置の基準面(図示省略)に当接するようになっている。これにより、記録テープカートリッジ10のドライブ装置内における鉛直方向の位置決めがなされる構成である。
Furthermore, the periphery of the
また、ケース12内には、図2、図3で示すように、樹脂製のリール30(詳細は後述する)が1つだけ回転可能に収容される。このリール30には、磁気テープ等の記録テープTが巻装されており、図1で示すように、記録テープTの先端には、リーダー部材としてのリーダーブロック28が取り付けられている。リーダーブロック28は、記録テープカートリッジ10の不使用時には、ケース12の開口18の内側に収容保持されている。そして、この状態で、リーダーブロック28は、開口18を閉塞し、ケース12内への塵埃等の侵入を阻止している。
Further, as shown in FIGS. 2 and 3, only one resin reel 30 (details will be described later) is rotatably accommodated in the
また、リーダーブロック28は、その先端に係合凹部28Aが形成されており、ドライブ装置内で記録テープTを引き出す際には、係合凹部28Aに係合する引出手段(図示省略)によってケース12から抜き出されてドライブ装置の巻取リール(図示省略)に誘導されるようになっている。更に、リーダーブロック28は、その係合凹部28Aとは反対側の端面が円弧面28Bとされており、巻取リールのリールハブに嵌入されることにより、記録テープTを巻き取る巻取面の一部を構成するようになっている。
The
次に、リール30及び不使用時にリール30の回転を阻止する制動手段について説明する。図2〜図11で示すように、リール30は、その軸心部を構成するリールハブ32を備えている。リールハブ32は、上方に開口し、外周面に記録テープTが巻装される円筒部34と、円筒部34の下端部を、後述する貫通孔50を除いて閉塞する底部36とを有する略有底円筒状に形成されている。
Next, the
リールハブ32の底部36(下端部)の外周縁部には、下フランジ38が同軸的かつ一体に径方向外側へ延設されている。そして、リールハブ32の円筒部34の上端部(上端面34A)には、上フランジ40(図4、図5では省略されている)が接合されるようになっており、本実施形態に係るリール30は、いわゆる2ピース構造とされている。
A
上フランジ40は、その外径が下フランジ38の外径と同径とされるとともに、軸心部に円筒部34(後述する補強部材48)の内径に対応する外径の短筒部(係合部)39が設けられており、短筒部39が円筒部34(補強部材48)の上端部に内嵌した(挿入された)状態で、超音波溶着によって円筒部34の上端面34Aに同軸的に固着されている。これにより、リール30は、下フランジ38と上フランジ40との対向面間において、リールハブ32の円筒部34の外周面に記録テープTが巻回可能となる構成である。
The
また、リールハブ32の底部36の下面(外面)における外周縁部近傍には、全体としてリール30と同軸的な環状とされたリールギア42が形成されている。リールギア42は、ドライブ装置の回転シャフト100(後述)の先端に設けられた駆動ギア108と噛合可能とされている。このリールギア42は、その歯先が下フランジ38の下面よりも下方へ突出するとともに、歯底が下フランジ38の下面よりも上側に位置しており、かつ各歯の径方向外端部分が歯の高さ方向中央部から歯底にかけて下フランジ38に連続するテーパー部43によって連結されている。
In addition, a
なお、リールギア42上の所定位置には、成形用樹脂材の注入口とされたゲート跡Gmが所定間隔を隔てて(等間隔に)複数個(図示のものは3個)形成されている(図1、図5、図6参照)。また、リールハブ32の底部36の上面(内面)における外周縁部近傍には、全体としてリール30と同軸的な環状とされた係合ギア44が形成されている。係合ギア44は、底部36の上面より若干隆起した環状の台座部46上に形成されており、後述する制動部材60の制動ギア66と噛合可能とされている。
A plurality of gate marks Gm (three in the figure) are formed at predetermined positions on the
また、図6〜図11で詳細に示すように、係合ギア44(台座部46)よりも径方向外側において、リールハブ32の円筒部34の内周面には、金属製、例えばアルミニウム材でできた円筒形状の補強部材48がインサート成形によって固着されている。この補強部材48により、リールハブ32の円筒部34の強度(記録テープTの巻き締まり力に対する強度)を向上できる構成である。
Further, as shown in detail in FIGS. 6 to 11, the inner peripheral surface of the
また、その補強部材48の内周面には、リールハブ32の底部36側から、リールハブ32の円筒部34の高さ方向に一体で延在する樹脂製の立リブ35が、所定間隔を隔てて(等間隔に)複数個(図示のものは10個)形成されている。この立リブ35により、後述する制動部材60の径方向の位置ズレが抑制される構成である。なお、この立リブ35は平面視略円弧形状に形成されており、制動部材60を傷付けることがないように構成されている。
Further, on the inner peripheral surface of the reinforcing
また、図10、図11で示すように、上フランジ40の短筒部39の外周壁部39Aには、平面視略円弧形状の溝部39Bが所定間隔を隔てて(等間隔に)複数個(この場合は10個)形成されており、リールハブ32(円筒部34)に上フランジ40を溶着するときに、その溝部39Bを立リブ35に係合させることで、リールハブ32(円筒部34)に対する上フランジ40の回り止め(周方向の位置決め)がなされるようになっている。したがって、補強部材48の上端部と立リブ35の上端部は、上フランジ40の短筒部39と上下方向においてオーバーラップしている。
Further, as shown in FIGS. 10 and 11, a plurality of
また、図10で示すように、上フランジ40の短筒部39よりも径方向外側で、かつリールハブ32の円筒部34の上端面34Aに対向する下面(以下「溶着面」という)40Bには、その円筒部34の上端面34Aに上フランジ40を溶着するためのエネルギーダイレクター(溶着しろ)41が略環状に突設されている。そして、リールハブ32の円筒部34の上端面34Aにおける外周縁部には、溶融したエネルギーダイレクター41がリールハブ32(円筒部34)の外周面に漏出しないようにする漏出防止壁34Bが突設されている。
Further, as shown in FIG. 10, a lower surface (hereinafter referred to as “welding surface”) 40 </ b> B that is radially outward from the short
なお、リールハブ32の円筒部34の上端面34Aに、上フランジ40の溶着面40Bを溶着した際、その上端面34Aと溶着面40Bとの間には、微少なクリアランスC2が形成される。また、リールハブ32の円筒部34の上端面34Aに、上フランジ40の溶着面40Bを溶着した際、上フランジ40の短筒部39の径方向外側で、かつエネルギーダイレクター41(溶着面40B)よりも径方向内側の内周縁部40Aにおける下面と、補強部材48の上端面48A及び立リブ35の上端面35Aとの間には、クリアランスC2よりも大きい所定のクリアランスC1が形成されるようになっている(C1>C2)。
When the
この上下方向のクリアランスC1は、C1=0.1mm〜0.5mm程度とされており、補強部材48の上端面48A及び立リブ35の上端面35Aが、上フランジ40の内周縁部40Aの下面に干渉せず(当たらず)、かつ円筒部34に対する補強部材48の補強が損なわれない程度の大きさとされている。なお、このクリアランスC1の大きさは、金型の寸法を変更することにより適宜設定可能である。また、図示の立リブ35の高さは、補強部材48の高さと同一とされているが、溝部39Bとの係合が可能な範囲内であれば、補強部材48の高さより低くしてもよい。
The clearance C1 in the vertical direction is C1 = about 0.1 mm to 0.5 mm, and the
何れにしても、リールハブ32の円筒部34の強度(記録テープTの巻き締まり力に対する強度)を向上させるために、補強部材48は、図9で示すように、その上端面48Aがリールハブ32(円筒部34)の外周面における記録テープTの巻回範囲Taの上端TaU近傍に位置するとともに、その下端面48Bが巻回範囲Taの下端TaL(下フランジ38の付け根部の上面)近傍に位置する構成とされている。
In any case, in order to improve the strength of the
ちなみに、図示の上端面48Aは、巻回範囲Taの上端TaUと同等か又は巻回範囲Taの上端TaUに対して若干上方に突出する構成とされ、図示の下端面48Bは、巻回範囲Taの下端TaLと同等か又は巻回範囲Taの下端TaLに対して若干下方に突出する構成とされている。
Incidentally, the illustrated
また、リールハブ32と下フランジ38及び上フランジ40を構成する樹脂材としては、ポリカーボネート(PC)が挙げられるが、ポリカーボネート(PC)以外の(射出成形が可能な)樹脂材で構成してもよい。また、図8で示すように、リールハブ32の円筒部34の径方向に沿った厚さD2は、樹脂材の流動性と剛性確保の観点から、D2=1.0mm〜1.5mmの範囲で設定され、本実施例では、D2=1.5mmとされている。また、本実施例では、補強部材48の径方向に沿った厚さD1が、D1=略1.0mmとされている。
The resin material constituting the
更に、この補強部材48は、アルミニウム又はアルミニウム合金によって構成されており、本実施例では、350[N/mm2]の耐力を有するアルミニウム材にて構成されている。この耐力は、リールハブ32(円筒部34)の外周面に巻回される記録テープTの巻き締まり力(巻圧)に対して、円筒部34の変形量が許容量以下となる(へたりが生じない)ように設定されている。
Further, the reinforcing
また、補強部材48は、リールハブ32の円筒部34の径方向における剛性を向上させるための補強部材として把握されていればよく、この機能を満たすものであれば、寸法(厚さ)や材質(物性)に限定されることはない。したがって、例えば、補強部材48として鋼材を用いたり、樹脂や繊維強化樹脂等の非金属材を用いてもよい。また、通常、アルミニウム材は腐食性を有しているので、補強部材48として使用する際には、その表面に、例えばメッキ等の腐食防止加工(アルマイト処理)を施すことが望ましい。
Further, the reinforcing
一方、リールハブ32の底部36の下面におけるリールギア42の径方向内側には、磁性材料で構成された環状金属板であるリールプレート54が、インサート成形により同軸的かつ一体的に設けられている。すなわち、リールプレート54には、小孔56が周方向に所定間隔を隔てて(等間隔に)複数個(図示のものは4個)形成されており、その小孔56の内周面には、下側の開口径が上側の開口径よりも大径となるような段差部57が形成されている(図7、図8参照)。したがって、このリールプレート54は、金型内にセットされた後、樹脂材が小孔56内に入り込み、その樹脂材が段差部57の下面に回り込んで固化されることにより、底部36に固着される構成である。
On the other hand, on the radially inner side of the
また、リールハブ32の底部36における軸心部には、その底部36を貫通する貫通孔50が設けられている。また、底部36の上面からは、貫通孔50の縁部に沿って短円筒状のクラッチ用ボス部52が立設されている。このクラッチ用ボス部52については、後述するクラッチ部材84と共に説明する。また、リールプレート54の軸心部は透孔54Aとされており、透孔54Aの内径は貫通孔50の内径よりも僅かに小さく形成されている。
Further, a through
また、リール30は、ケース12に収容されて、不使用時には環状リブ22上に載置されるようになっている。具体的には、リール30は、底部36におけるテーパー部43の径方向外側部分(下フランジ38の内周縁部近傍)が環状リブ22の上端面に当接するようになっており、環状リブ22の上端内周縁部がテーパー部43に対応したテーパー面22Aとされることで、径方向の移動が規制されている。そして、そこからの塵埃等の侵入を抑止する構成になっている。
The
この状態で、リール30は、全体としてケース12内に位置して、リールギア42、リールプレート54をギア開口20から露出させている(図1(B)参照)。すなわち、リールギア42は、底板16Aの外面(下面)から突出することなく、ギア開口20からケース12外に臨んでいる。また、リールプレート54の透孔54Aを通じて貫通孔50がギア開口20に臨んでいる。
In this state, the
これにより、ケース12の外部よりリール30の操作、即ちチャッキング(保持)及び回転駆動が可能とされている。また、この状態で、リール30のリールハブ32(円筒部34)の上端部内周面側には、天板14Aから立設された環状の規制リブ58が入り込んでいる。規制リブ58は、その外周面を上フランジ40の短筒部39の内周面に近接させており、ケース12内におけるリール30のガタつきを抑止する構成である。
As a result, the
また、記録テープカートリッジ10は、不使用時にリール30の回転を阻止するための制動手段としての制動部材60を備えている。図4、図5で示すように、制動部材60は基部62を有しており、基部62は、短円筒状に形成された筒部62Aと、筒部62Aの上端を閉塞する円板部62Bとで、下方に開口した略有底円筒状に形成されている。そして、基部62(筒部62A)の外周部における軸線方向中間部からは、環状に形成されたリング部64が全周に亘り径方向外側に延設されている。
Further, the
リング部64の下面には、全周に亘り制動ギア66が設けられている。すなわち、制動ギア66は、全体として環状に形成されており、リール30の係合ギア44と噛合可能に構成されている。また、リング部64の上面には、その外縁部に沿って環状の補強リブ68が立設されており、リング部64(制動ギア66)の剛性が確保されるようになっている。また、基部62の円板部62Bの下面(筒部62Aの径方向内側)における軸心部からは、摺接突部70が突設されている。摺接突部70は、その先端部が略球面状に形成されており、後述するクラッチ部材84と略点接触するようになっている。
A
一方、円板部62Bの上面からは、内部に平面視略十字状に形成された挿入溝72Aが形成された十字突起72が立設されている。また、円板部62Bには、これを板厚方向に貫通する貫通孔74が穿設されている。貫通孔74は、平面視で十字状に形成された挿入溝72Aにおける軸心部(交差部)を除く径方向外側部分と連通するように、4分割されてそれぞれ矩形状に形成されている。
On the other hand, a
これにより、各貫通孔74は、それぞれ摺接突部70の径方向外側に隣接して位置し、筒部62A内部に開口している。また、基部62の上端外周縁部には環状のリブ76が立設されており、リブ76と十字突起72との間の円板部62B上面が、後述する圧縮コイルスプリング82の一端部が当接するバネ受面78とされている。
As a result, each through
このような構成とされた制動部材60は、リールハブ32(円筒部34)内に、上下方向(リール30の軸線方向)に移動可能に、かつ略同軸的に挿設されている。すなわち、制動部材60は、上下方向に移動することで、その制動ギア66をリール30(リールハブ32)の係合ギア44と噛合する位置(回転ロック位置)と、その噛合を解除する位置(回転許容位置)とを取り得るようになっている。
The braking
また、制動部材60の十字突起72の挿入溝72Aには、ケース12の天板14Aから下方へ突設された十字リブ80が入り込むようになっている。十字リブ80は、2つの薄板片を互いに直交するように交差させたような形状とされた回り止め形状とされ、十字突起72(挿入溝72Aの溝壁)と係合することで、制動部材60のケース12に対する回転を阻止する構成である。
Further, a
したがって、制動部材60は、その制動ギア66をリールハブ32の係合ギア44と噛合させることで、リール30の回転を阻止できる。なお、十字リブ80は、制動部材60の上下方向の全移動ストロークに亘り挿入溝72Aに入り込んだ状態が維持されるようになっており、制動部材60の移動方向を上下方向にガイドする機能も果たす構成である。
Therefore, the braking
更に、十字リブ80の下端部には、制動部材60の各貫通孔74に挿通可能な突片80Aが延設されている。各突片80Aは、制動部材60が回転ロック位置に位置するときには挿入溝72A内に位置し、制動部材60が解除位置に位置するときには、それぞれ貫通孔74に入り込んで、円板部62Bの下面から突出する(貫通孔74を貫通する)ようになっている。このように各突片80Aが延設されることにより、十字リブ80は、制動部材60のケース12に対する回転を阻止するだけではなく、制動部材60との係合量(挿入深さ)を増加させることができ、制動部材60のケース12に対する傾きを抑制することができる。
Further, a projecting
また、制動部材60のバネ受面78と天板14Aとの間には、広義には付勢手段として把握される圧縮コイルスプリング82が配設されている。圧縮コイルスプリング82は、その一端部がバネ受面78に当接するとともに、他端部が天板14Aに当接しており、この他端部は天板14Aにおける十字リブ80の径方向外側から突設された環状壁部83の内側に位置して径方向に位置ズレしないようになっている。
A
そして、この圧縮コイルスプリング82の付勢力により、制動部材60が下方に付勢されて、通常は制動ギア66を係合ギア44に噛合させて、リール30の不用意な回転を確実に防止している(制動部材60を回転ロック位置に位置させている)。また、この付勢力により、リール30も下方に付勢され、環状リブ22に当接されて、ケース12内でガタつかないようになっている。
The braking
また、記録テープカートリッジ10は、制動部材60によるリール30のロック状態を解除するときに外部から操作される解除部材としてのクラッチ部材84を備えている。クラッチ部材84は、リール30の底部36と制動部材60との間に配設されている。図4、図5で示すように、クラッチ部材84は、略円柱状に形成されたクラッチ本体86を有している。クラッチ本体86は、その外径がリールプレート54の透孔54Aとほぼ同一に、即ちクラッチ用ボス部52の内径と一致する貫通孔50の内径よりも若干小さく形成されている。
Further, the
クラッチ本体86は、その平坦な軸心部上端面が制動部材60の摺接突部70と常に当接する摺接面86Aとされている。また、クラッチ本体86における下方に開口して設けられた肉抜穴86B周りの平坦な下端面が押圧操作面86Cとされている。そして、クラッチ部材84は、その押圧操作面86Cが押圧されると、圧縮コイルスプリング82の付勢力に抗して上方へ移動し、制動部材60を回転許容位置へ移動させる構成とされている。
The clutch
また、このクラッチ部材84は、クラッチ本体86の外周面よりも径方向外側に張り出した回転規制リブ88を備えている。回転規制リブ88は、クラッチ本体86の周方向に等間隔で複数(図示のものは3つ)設けられ、各回転規制リブ88は平面視で放射状に配置されている。また、各回転規制リブ88は、クラッチ本体86の摺接面86A周りの上端面と、その上端面近傍の外周面とに跨る(それぞれに連続する)ように、摺接面86Aよりも上方に突出している。
Further, the
各回転規制リブ88は、それぞれクラッチ用ボス部52の内周面に凹設された回転規制溝90に入り込むようになっている。すなわち、各回転規制溝90は、クラッチ用ボス部52の周方向に等間隔で3つ設けられている。各回転規制溝90は、クラッチ用ボス部52の上端で上方に開口している。これにより、クラッチ部材84は、その回転規制リブ88においてクラッチ用ボス部52の回転規制溝90にガイドされつつ上下方向の移動が可能とされている。
Each
また、各回転規制リブ88は、クラッチ部材84が上方に移動して制動部材60を回転許容位置に位置させるときにも、クラッチ用ボス部52の回転規制溝90に入り込んだ状態を維持するようになっている。これにより、クラッチ部材84は、リール30に対する相対回転不能、即ち常にリール30と一体に回転する構成とされている。
Further, each
また更に、各回転規制溝90がクラッチ用ボス部52の下端部において閉塞されていることから、回転規制リブ88と回転規制溝90とによってクラッチ部材84のリールハブ32からの脱落を阻止することもできるが、このクラッチ部材84は、回転規制リブ88とは別に、そのリールハブ32からの脱落を阻止する着座リブ92を備えている。
Furthermore, since each
着座リブ92は、クラッチ本体86の周方向に等間隔で複数(図示のものは各回転規制リブ88間の周方向中間部に計3つ)設けられている。各着座リブ92は、回転規制リブ88と同様に、クラッチ本体86の摺接面86A周りの上端面と、その上端面近傍の外周面とに跨るように、上方及び径方向外方に突出しており、平面視で放射状に配置されている。
A plurality of
各着座リブ92は、それぞれクラッチ用ボス部52の内周面に凹設されたストッパー溝94に入り込むようになっている。すなわち、各ストッパー溝94は、クラッチ用ボス部52の周方向に等間隔で、各回転規制溝90の周方向中間部に設けられている。各ストッパー溝94は、クラッチ用ボス部52の上端で上方に開口しており、その下端部を閉塞する底部上面がストッパー面94Aとされている。各着座リブ92は、制動部材60が回転ロック位置にあるときには、その下端面がストッパー面94Aに当接(着座)するようになっている。
Each of the
また、図2、図3で示すように、回転シャフト100は回転軸102を備えており、回転軸102の上端には、円板状の回転テーブル104が同軸的かつ一体的に設けられている。回転テーブル104の上面で、かつ外周縁部には、記録テープカートリッジ10のリールギア42と噛合可能な駆動ギア108が環状に形成されている。また、回転テーブル104の上面で、駆動ギア108の径方向内側には、略円板状に形成されたマグネット106が同軸的に配設されており、回転テーブル104の軸心部には、クラッチ部材84の押圧操作面86Cに当接する解除突部110が形成されている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
次に、以上のような構成のリール30及び制動手段を備えた記録テープカートリッジ10の作用について説明する。記録テープカートリッジ10では、不使用時には、圧縮コイルスプリング82の付勢力によって、制動部材60が回転ロック位置に位置して制動ギア66を係合ギア44に噛合させている。このため、リール30は、ケース12に対する回転が阻止されている。このとき、リール30のリールギア42がギア開口20から露出するとともに、クラッチ部材84のクラッチ本体86が貫通孔50及び透孔54Aに挿通されてギア開口20に臨んでいる。
Next, the operation of the
一方、記録テープTを使用する際には、記録テープカートリッジ10を矢印A方向に沿ってドライブ装置のバケット(図示省略)へ装填する。そして、記録テープカートリッジ10がバケットに所定深さまで装填されると、バケットは下降し、ドライブ装置の回転シャフト100がケース12のギア開口20に向って相対的に接近(上方へ移動)してリール30を保持する。具体的には、回転シャフト100は、マグネット106によって非接触でリールプレート54を吸着保持しつつ、その駆動ギア108をリールギア42と噛合させる。
On the other hand, when the recording tape T is used, the
このリールギア42と駆動ギア108との噛合、即ちケース12に対する回転シャフト100の軸方向近接側の相対移動に伴って、回転シャフト100の解除突部110がクラッチ部材84の押圧操作面86Cに当接し、圧縮コイルスプリング82の付勢力に抗してクラッチ部材84を上方に押し上げる。これにより、摺接突部70においてクラッチ部材84に当接している制動部材60も上方に移動し、制動ギア66と係合ギア44との噛合が解除されるとともに、リール30に対する相対的な回転許容位置へ移動する。
As the
すなわち、回転シャフト100が上方へ相対移動すると、圧縮コイルスプリング82の付勢力に抗して、リール30がクラッチ部材84、制動部材60と共に(相対位置を変化させないまま)上方に持ち上げられ、制動部材60が(ケース12に対する)回転許容位置へ達するとともに、下フランジ38が環状リブ22(テーパー面22A)から離隔する。これにより、リール30は、ケース12内で浮上して、ケース12の内面と非接触状態で回転可能となる。なお、このとき、制動部材60は立リブ35により径方向への位置ズレが抑制される。
That is, when the
また、このとき、バケット、即ち記録テープカートリッジ10のドライブ装置内での下降によって、ケース12の各位置決め穴24、26にそれぞれドライブ装置の位置決めピンが入り込むとともに、ケース12の各基準面24A、26Aにドライブ装置の基準面が当接する。これにより、記録テープカートリッジ10は、ドライブ装置に対する水平方向及び鉛直方向が位置決めされる。すると、ドライブ装置の引出手段が、リーダーブロック28の係合凹部28Aに係合しつつ、リーダーブロック28をケース12から抜き出してドライブ装置の巻取リールに誘導する。
At this time, as the bucket, that is, the
そして、リーダーブロック28は、巻取リールのリールハブに嵌入されて、その円弧面28Bが記録テープTを巻き取る巻取面の一部を構成する。この状態で、リーダーブロック28が巻取リールと一体に回転すると、記録テープTが巻取リールのリールハブに巻き取られつつ、開口18を通じてケース12から引き出される。なお、このとき、記録テープカートリッジ10のリール30は、リールギア42に噛合する駆動ギア108によって伝達される回転シャフト100の回転力によって、巻取リールと同期して回転する。
The
そして、ドライブ装置の所定のテープ経路に沿って配設された記録再生ヘッド(図示省略)により、記録テープTへの情報の記録、又は記録テープTに記録された情報の再生がなされる。なお、このとき、ケース12に対して回転不能である制動部材60の摺接突部70は、リール30と共にケース12に対して回転するクラッチ部材84の摺接面86Aと摺接している。つまり、クラッチ部材84は、リールギア42が駆動ギア108と噛合している状態では、その押圧操作面86Cにおける解除突部110との当接状態が維持されて、制動部材60を回転許容位置に保持する構成である。
Then, information is recorded on the recording tape T or information recorded on the recording tape T is reproduced by a recording / reproducing head (not shown) arranged along a predetermined tape path of the drive device. At this time, the sliding
そして、リール30の回転時には、リール30と一体に回転するクラッチ部材84とリール30を駆動する回転シャフト100との間には相対回転がなく、押圧操作面86Cと解除突部110とは互いに摺接することがない構成であり、クラッチ部材84の摺接面86Aと、ケース12に対して回転不能な制動部材60の摺接突部70とが互いに摺接する構成になっている。このように、回転軸102とクラッチ部材84との間には相対回転がないため、解除突部110や押圧操作面86Cが摩耗されるような不具合はない。
When the
一方、記録テープTへの情報の記録、又は記録テープTに記録された情報の再生が終了すると、記録テープTがリール30に巻き戻されてリーダーブロック28がケース12の開口18近傍に保持される。そして、記録テープカートリッジ10が装填されたバケットが上昇する。すると、リールギア42と駆動ギア108との噛合が解除されるとともに、解除突部110とクラッチ部材84の押圧操作面86Cとの当接が解除され、クラッチ部材84が圧縮コイルスプリング82の付勢力によって制動部材60と共に(当接状態を維持しつつ)下方へ移動する。
On the other hand, when the recording of information on the recording tape T or the reproduction of the information recorded on the recording tape T is completed, the recording tape T is rewound onto the
これにより、クラッチ部材84の各着座リブ92がストッパー面94Aに当接するとともに、制動部材60の制動ギア66が係合ギア44と噛合する。すなわち、制動部材60がケース12に対してリール30の回転を阻止する回転ロック位置へ復帰する。また、制動部材60とクラッチ部材84とが圧縮コイルスプリング82の付勢力によって移動する動作に伴って、リール30も下方へ移動して、その下フランジ38を環状リブ22に当接させつつ、リールギア42をギア開口20から露出させる初期状態に復帰する。この状態で、記録テープカートリッジ10がドライブ装置(バケット)から排出される。
As a result, each
次に、本実施形態に係るリール30の作用(製造方法)について詳細に説明する。上記したように、リールハブ32と下フランジ38は、ポリカーボネート(PC)等の樹脂材により一体成形される。このとき、アルミニウム材でできた補強部材48が、インサート成形により円筒部34の内周面に一体的に固着される。そして、別途、ポリカーボネート(PC)等の樹脂材により成形された上フランジ40が、リールハブ32の円筒部34の上端面34Aに超音波溶着される。
Next, the operation (manufacturing method) of the
ここで、上フランジ40の軸心部(内周縁部40Aよりも径方向内側の内周縁端部)には、円筒部34(補強部材48)内に挿入される短筒部39が環状に突設されている。したがって、上フランジ40の剛性は良好に確保される。また、その短筒部39の外周壁部39Aには溝部39Bが形成されており、上フランジ40を円筒部34の上端面34Aに超音波溶着する際、その溝部39Bが立リブ35に係合する。よって、リールハブ32(円筒部34)に対する上フランジ40の回り止めがなされ(周方向の位置決めがなされ)、上フランジ40の溶着面40Bを円筒部34の上端面34Aに容易に接合することができる。
Here, a short
また、記録テープTは、こうしてできたリール30のリールハブ32の円筒部34の外周面に巻回される。そのため、円筒部34には、記録テープTによる巻圧(巻き締まり力)が、径方向内側へ作用する。ここで、この円筒部34の内周面には、高剛性の補強部材48がインサート成形によって固着され、その上端面48Aが円筒部34の外周面における記録テープTの巻回範囲Taの上端TaU近傍に位置するとともに、その下端面48Bが巻回範囲Taの下端TaL近傍に位置している。したがって、記録テープTの巻圧に対する剛性が充分に確保される。すなわち、リールハブ32において、記録テープTの巻圧による円筒部34の径方向内側への倒れ変形(内倒れ)が許容量以下に抑制される。
Further, the recording tape T is wound around the outer peripheral surface of the
ところで、リールハブ32(円筒部34)と下フランジ38が一体成形され、リールハブ32の円筒部34の内周面に、その円筒部34と設計上同じ高さの補強部材48がインサート成形によって固着される構造のリール30では、金型での成形(冷却)時に樹脂材が収縮して、円筒部34の高さが僅少ながら(数μm程度)低減し、補強部材48の上端面48Aが、円筒部34の上端面34Aよりも(数μm程度)上方に突出することがあった。
By the way, the reel hub 32 (cylindrical portion 34) and the
この状態で、上フランジ40の溶着面40Bをリールハブ32の円筒部34の上端面34Aに超音波溶着すると、補強部材48の上端面48Aが、上フランジ40の内周縁部40Aの下面に干渉する(突き当たって上フランジ40を持ち上げる)ことになるため、リールハブ32(円筒部34)と上フランジ40との接合面(上端面34A及び溶着面40B)において溶着むらが発生したり、上フランジ40の面精度(平面性)が悪化したりする。
In this state, when the
しかし、本実施形態に係るリール30では、上フランジ40の内周縁部40Aの下面と、補強部材48の上端面48Aとの間のクリアランスC1が、上フランジ40の溶着面40Bと、円筒部34の上端面34Aとの間のクリアランスC2よりも大きくされている(C1>C2)ため、成形(冷却)時に樹脂材が収縮して、円筒部34の高さが数μm程度低減しても、補強部材48の上端面48Aが、円筒部34の上端面34Aよりも上方へ突出することがない。
However, in the
つまり、補強部材48の上端面48Aが、上フランジ40の内周縁部40Aの下面に干渉する(突き当たって上フランジ40を持ち上げる)ことがない。したがって、リールハブ32(円筒部34)と上フランジ40との接合面(上端面34A及び溶着面40B)において溶着むらが発生することはなく、上フランジ40の面精度(平面性)を容易に確保することができる。
That is, the
なお、補強部材48は、少なくともリールハブ32(円筒部34)の軸心方向に延在する部位を有する形状であればよく、図示の円筒形状に限定されるものではない。すなわち、例えば補強部材48の下端部から径方向内側に向かって環状に延在し、底部36に埋設される底壁(図示省略)を有する略コップ型形状とされてもよい。また、円筒形状とされた補強部材48の場合、インサート成形によってリールハブ32(円筒部34)に設けられるものに限定されるものではなく、例えば圧入等によってリールハブ32(円筒部34)に設けられる構成としてもよい。
The reinforcing
補強部材48が圧入によってリールハブ32(円筒部34)に設けられる場合、その補強部材48の高さ方向において、数μm程度の位置精度不良が発生しても、上記実施例で示したように、上フランジ40の内周縁部40Aの下面と、補強部材48の上端面48Aとの間には、上フランジ40の溶着面40Bと、円筒部34の上端面34Aとの間のクリアランスC2よりも大きい、0.1mm〜0.5mm程度のクリアランスC1が形成されているので、補強部材48の上端面48Aが、上フランジ40の内周縁部40Aの下面に干渉する(突き当たって上フランジ40を持ち上げる)ことがない。
When the reinforcing
したがって、リールハブ32(円筒部34)と上フランジ40との接合面(上端面34A及び溶着面40B)において溶着むらが発生することはなく、上フランジ40の面精度(平面性)を容易に確保することができる。なお、この場合のクリアランスC1の大きさは、補強部材48のリールハブ32(円筒部34)に対する圧入量又は補強部材48自体の高さを変更することにより適宜設定可能となる。また、補強部材48は、リールハブ32(円筒部34)の内周面に設けられるものに限定されるものではなく、その上端面48Aを上方に露出させた状態で円筒部34に埋設される場合も同様である。
Accordingly, unevenness of welding does not occur on the joining surface (the
また、上記実施例では、下フランジ38がリールハブ32と一体成形されたリール30に本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば上フランジ40がリールハブ32と一体に形成されたリール(図示省略)に本発明を適用してもよい。更に、上記実施例では、リールハブ32と下フランジ38が一体成形される、いわゆる2ピース構造のリール30について説明したが、リールハブ32と下フランジ38と上フランジ40がそれぞれ別構成の、いわゆる3ピース構造のリール(図示省略)にも適用可能である。
In the above embodiment, the present invention is applied to the
また、上記実施例では、記録テープカートリッジ10が、リーダー部材としてリーダーブロック28を有する構成とされているが、本発明はこれに限定されず、例えば、記録テープTの先端にリーダー部材として小円柱状のリーダーピンが取り付けられた構成としてもよく、更には開口18を開閉する遮蔽部材(所定の直線又は円弧に沿って移動するスライドドア等)を有する構成としてもよい。
In the above embodiment, the
また、上記実施例では、リール30が記録テープカートリッジ10に適用された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、送出用、巻取用の2つのリールをケース内に収容した記録テープカセット(図示省略)に本発明を適用してもよい。この場合、少なくとも1つのリールに本発明が適用されればよいことは言うまでもない。また、ドライブ装置の巻取リール等に本発明を適用することも可能である。
In the above embodiment, an example in which the
更に、上記実施例では、磁気テープ等の記録テープTを用いた構成としたが、本発明はこれに限定されず、記録テープTとしては、情報の記録及び記録した情報の再生が可能な長尺テープ状の情報記録再生媒体として把握されるものであれば足り、本発明に係るリール30が、如何なる記録再生方式の記録テープTにも適用可能であることは言うまでもない。
Further, in the above embodiment, the recording tape T such as a magnetic tape is used. However, the present invention is not limited to this, and the recording tape T has a length capable of recording information and reproducing the recorded information. Needless to say, the
10 記録テープカートリッジ
12 ケース
30 リール
32 リールハブ(ハブ)
34 円筒部
34A 上端面(端面)
34B 漏出防止壁
35 立リブ
35A 上端面
36 底部
38 下フランジ(第1フランジ)
39 短筒部(係合部)
39A 外周壁部
39B 溝部
40 上フランジ(第2フランジ)
40A 内周縁部
40B 溶着面
41 エネルギーダイレクター
42 リールギア
44 係合ギア
48 補強部材
48A 上端面(端面)
48B 下端面
54 リールプレート
60 制動部材
84 クラッチ部材
C1 クリアランス
C2 クリアランス
T 記録テープ
10
34
34B
39 Short cylinder part (engagement part)
39A Outer
40A Inner
48B
Claims (3)
前記ハブの一端部に一体成形された第1フランジと、
前記ハブの他端部に溶着された第2フランジと、
前記ハブにインサート成形又は圧入によって設けられ、少なくとも該ハブの軸心方向に延在し、前記記録テープの巻圧に対して該ハブを補強する前記軸心方向から見て円環状の補強部材と、
を備え、
前記第2フランジは、前記補強部材の端面と対向する内周縁部を有し、
前記内周縁部と前記補強部材の端面との間のクリアランスが、前記ハブの他端部における端面と前記第2フランジの溶着面との間のクリアランスよりも大きくされていることを特徴とするリール。 A resin hub around which a recording tape is wound around the outer peripheral surface;
A first flange integrally formed at one end of the hub;
A second flange welded to the other end of the hub;
Provided by insert molding or press-fitted into the hub, and at least extend in the axial direction of the hub, reinforcing annular member when viewed from the axial direction to reinforce the hub against winding pressure of the recording tape ,
With
The second flange has an inner peripheral edge facing the end surface of the reinforcing member,
The clearance between the inner peripheral edge and the end surface of the reinforcing member is larger than the clearance between the end surface at the other end of the hub and the welding surface of the second flange. .
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007250073A JP4879855B2 (en) | 2007-09-26 | 2007-09-26 | reel |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007250073A JP4879855B2 (en) | 2007-09-26 | 2007-09-26 | reel |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009080899A JP2009080899A (en) | 2009-04-16 |
| JP4879855B2 true JP4879855B2 (en) | 2012-02-22 |
Family
ID=40655523
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007250073A Active JP4879855B2 (en) | 2007-09-26 | 2007-09-26 | reel |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4879855B2 (en) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005339668A (en) * | 2004-05-27 | 2005-12-08 | Tdk Corp | Tape reel and information recording medium |
-
2007
- 2007-09-26 JP JP2007250073A patent/JP4879855B2/en active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2009080899A (en) | 2009-04-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4833171B2 (en) | reel | |
| US7562842B2 (en) | Reel | |
| JP4805232B2 (en) | reel | |
| JP5496646B2 (en) | Reel and recording tape cartridge | |
| JP2011165229A (en) | Reel fabrication method, reel, and recording tape cartridge | |
| US8006930B2 (en) | Reel | |
| US20080135664A1 (en) | Insert body, reel, and recording tape cartridge | |
| JP4879855B2 (en) | reel | |
| US7568654B2 (en) | Reel | |
| JP4767926B2 (en) | reel | |
| US20100320643A1 (en) | Reel | |
| JP4795192B2 (en) | reel | |
| JP2009080900A (en) | reel | |
| JP4813319B2 (en) | Reel and reel manufacturing method | |
| US20070278337A1 (en) | Reel and mold for molding the reel | |
| JP2008097744A (en) | reel | |
| JP2007293985A (en) | Reel | |
| JP2008097734A (en) | reel | |
| JP2008097745A (en) | reel | |
| JP2008102979A (en) | reel | |
| JP4864914B2 (en) | Reel and recording tape cartridge | |
| JP2007335057A (en) | Reel and recording tape cartridge | |
| JP2008102983A (en) | Reel and recording tape cartridge | |
| JP2009070420A (en) | reel | |
| JP2007317336A (en) | reel |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100202 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110407 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110524 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110708 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111108 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111130 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4879855 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209 Year of fee payment: 3 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |