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JP4884994B2 - 表示装置 - Google Patents
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Description

本発明は、たとえば、時刻表示を行う蛍光表示管を有する表示装置に関するものである。
たとえば、時刻表示を行う蛍光表示管を有する車載用表示装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
一般的な表示装置においては、DC駆動の蛍光表示管に使用するフィラメントの径、長さによりフィラメントより放出される熱電子が安定するまで異なるため、個別にセグメント出力時間を設定している。
ところで、このような車載用表示装置は、基本的に車のバッテリ(BAT)電圧およびそれに基づくアクセサリ電圧(ACC)を受けて蛍光表示管の発光制御を行うが、バッテリ電圧はたとえば12Vから10V程度まで変動する。
この電圧変動に伴い蛍光表示管の光量が変化することから、表示装置には、一般的に電圧降下に応答して電圧降下を補償するための昇圧回路が設けられる。
図1は、昇圧回路を有する車載用表示装置の構成例を示す回路図である。
表示装置1は、水晶発振器XTALを有する発振部2、蛍光表示管(VFD:Vacuum Fluorescent Display)3、マイクロコンピュータ(マイコン)により構成される制御回路4、昇圧回路5、電源端子(TBAT1)、ライト信号入力端子(TLIG2)、アクセサリ信号入力端子(TACC3)、基準電位接続端子(TGND4)、抵抗素子R1〜R10、キャパシタC1,C2、定電圧ダイオードZ1〜Z3、インダクタL1、npnトランジスタTR1、およびnチャネルMOS(NMOS)トランジスタTR2を有する。
蛍光表示管3は、たとえば図1に示すように、フィラメント31、グリッド電極32、およびアノード電極33を有する。
フィラメント31には、ダイオードD2、抵抗素子R3およびR4を介してアクセサリ信号ACCが供給される。
制御回路4は、電源端子(VDD)にダイオードD1および抵抗素子R1を介してバッテリ電圧VBATが供給され、I/O1端子に抵抗素子R2を介してライト信号LIGが供給され、I/O2端子にダイオードD2および抵抗素子R3を介してアクセサリ信号ACCが供給される。また、制御回路4には、端子(A/D)に抵抗素子R5とR6の電圧変化情報を含む分圧信号が供給される。また、制御回路4の基準電位端子VSSは接地電位GNDに接続されている。
制御回路4は、たとえば発振部2から受信した発振信号を基に時刻情報を計時し、その時刻情報を基に表示制御用のグリッド制御信号CTLGおよびアノード制御信号CTLAを蛍光表示管3に出力する。
さらに、制御回路4は、バッテリ電圧VBATが12Vから降下して、たとえば10Vより低くなると、昇圧信号BSTを、キャパシタC1を介して昇圧回路5に供給する。
昇圧回路5は、制御回路4によるアクティブの昇圧信号BSTを受けると、昇圧電圧を電源端子TBAT1とダイオードD1のアノードとの接続ノードND1に供給する。
昇圧回路5は、図1に示すように、インダクタL1、キャパシタC2、抵抗素子R8〜R10、およびダイオードD3〜D5、npnトランジスタTR1、およびNMOSトランジスタTR2により構成されている。
npnトランジスタTR1のベースが昇圧信号BSTの供給ライン(キャパシタC1の一方の電極)、ダイオードD3のカソード、抵抗素子R8の一端に接続され、コレクタが抵抗素子R9の一端、および抵抗素子R10の一端に接続され、エミッタが接地されている。
抵抗素子R8の他端と抵抗素子R9の他端が接続され、その接続点がダイオードD4のアノード並びに電源端子TBAT1とダイオードD1のアノードとの接続ノードND1に接続されている。ダイオードD4のカソードはインダクタL1の一端に接続されている。
NMOSトランジスタTR2のゲートが抵抗素子R10の他端に接続され、ドレインがインダクタL1の他端およびダイオードD5のアノードに接続され、ソースが接地されている。
そして、キャパシタC2の一方の電極がダイオードD5のカソードおよび電源電位VDDに接続され、キャパシタC2の他方の電極が接地されている。
バッテリ電圧VBATが10V以上に保たれているときは、昇圧信号BSTはローレベルに保持されることから、トランジスタTR1はオンし、トランジスタTR2がオフする。したがって、ノードND1は昇圧されない。
これに対して、バッテリ電圧VBATが10Vより低くなると、昇圧信号BSTが供給されることから、昇圧動作が行われ、インダクタL1に蓄えられたエネルギーは、ノードND1に伝達され、ノードND1が昇圧される。
特開平9−240261号公報
上述した一般的な装置では、インダクタL1を有し、昇圧回路5を動作させると、インダクタL1に流れるスイッチング電流が大きく制御されるためにノイズが発生し、車両側の機器に対して大きな影響を与えるという不利益があった。
本発明の目的は、機器に影響を与えるようなノイズを発生させることなく、電圧変動に伴う光量変動を改善することが可能な表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の表示装置は、カソード電極を形成するフィラメント、グリッド電極、および前記フィラメントから出力される熱電子を前記グリッド電極を介して受けて発光する蛍光体が形成されるアノード電極を含む蛍光表示部と、電源端子にバッテリに基づく電源電圧が供給され、表示制御するために当該電源電圧レベルの制御信号を上記蛍光表示部に出力する制御回路と、供給される電源電圧があらかじめ設定した電圧値まで降下したか否かを検出する電圧降下検出部と、上記電圧降下検出部の検出信号が上記設定電圧値まで降下していないことを示す場合には、上記制御回路の基準電位端子レベルを基準電位より高い電位に設定し、上記設定電圧値まで降下したことを示す場合には、上記制御回路の上記基準電位端子レベルを基準電位に保持する基準電位調整部と、上記電圧降下検出部の検出結果が上記設定電圧値まで降下していないことを示す場合、上記設定電圧値まで降下したことを示す場合であっても上記フィラメント電圧を定格電圧に保持する電圧保持部とを有する。
好適には、上記基準電位調整部は、上記基準電位端子と基準電位間に接続され、上記基準電位端子の電位を当該基準電位より所定レベル高く保持するレベル保持素子と、上記基準電位端子と基準電位間に上記レベル保持素子と並列に接続された第1スイッチと、を含み、上記第1スイッチは、上記検出信号が上記設定電圧値まで降下したことを示す場合にオンし、上記レベル保持素子をバイパスして、上記基準電位端子と基準電位間を接続する。
好適には、上記電圧保持部は、電圧供給ラインとフィラメント端子間に接続された複数の抵抗素子と、上記電圧供給ラインと上記フィラメント端子間に接続された複数の抵抗素子のいずれかをバイパス可能に配置された第2スイッチと、を含み、上記第2スイッチは、上記検出信号が上記設定電圧値まで降下したことを示す場合にオンし、抵抗素子をバイパスする。
本発明によれば、機器に影響を与えるようなノイズを発生させることなく、電圧変動に伴う光量変動を改善することができる。
以下に、たとえば本発明の一実施形態に係る表示装置を採用した時刻表示を行う蛍光表示管を有する車載用表示装置について図面に関連付けて説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る表示装置の構成例を示す回路図である。
図2に示すように、表示装置10は、水晶発振器XTALを有する発振部11、蛍光表示管(VFD:Vacuum Fluorescent Display)12、制御回路(IC)13、電圧降下検出部14、基準電位調整部15、電圧保持部16、電源端子(TBAT11)、ライト信号入力端子(TLIG12)、アクセサリ信号入力端子(TACC13)、基準電位接続端子(TGND14)、抵抗素子R11〜R21、定電圧ダイオード(ツェナーダイオード)Z11〜Z13、ダイオードD11〜D13、pnpトランジスタTR11、npnトランジスタTR12、TR13を有する。
まず、表示装置1の各構成要素間の接続関係を説明する。
電源端子(TBAT11)は、制御回路(IC)13のVDD入力電流制御用の抵抗素子R11の一端に接続され、抵抗素子R11の他端は電源定電圧化用の定電圧ダイオードZ11のカソード、および制御回路13の電源入力端子(VDD)に接続されている。
抵抗素子R11の他端、電源定電圧化用の定電圧ダイオードZ11のカソード、および制御回路13の電源端子(VDD)の接続点によりノードND11が形成されている。
定電圧ダイオードZ11のアノードは基準電位、たとえば接地電位GNDに接続されている。
また、電源端子(TBAT11)およびノードND11は、電圧降下検出部14に接続されている。
ライト信号入力端子(TLIG12)は、制御回路(IC)13の減光入力端子用入力電流制御抵抗素子R12の一端に接続され、抵抗素子R12の他端は制御回路13の減光入力端子(DIM)、および定電圧ダイオードZ12のカソードに接続され、定電圧ダイオードZ12のアノードは基準電位に接続されている。
アクセサリ信号入力端子(TACC13)は、制御回路(IC)13の蛍光表示管点灯消灯制御入力端子(/BLANK)用入力電流制御用抵抗素子R13の一端に接続されている。抵抗素子R13の他端は定電圧ダイドードZ13のカソード、制御回路13の蛍光表示管点灯消灯制御入力端子(/BLANK)、および電圧保持部16の入力に接続されている。定電圧ダイオードZ13のアノードは基準電位に接続されている。
基準電位接続端子(TGND14)は、基準電位、たとえば接地電位GNDに接続されている。
電源端子(TBAT11)には、たとえば、車両に内蔵されたバッテリによる電源電圧(たとえば12V)が印加される。
ライト信号入力端子(TLIG12)には、たとえば車両に備えられたライトが点灯時に、ハイレベルのライト信号(LIG)が印加され、ライト消灯時にはローレベルのライト信号(LIG)が印加される。
アクセサリ信号入力端子(TACC13)には、たとえば、車両のエンジンキーを「ACC」の位置まで回した場合にハイレベルのアクセサリ信号(ACC)が印加され、エンジンキーがそれよりも前の位置(オフ状態)ではローレベルのアクセサリ信号(ACC)が印加される。
つまり一般的な車両では、少なくともエンジン駆動時にはアクセサリ信号入力端子(TACC13)には、ハイレベルのアクセサリ信号が印加される。
発振部11は、たとえば水晶発振器XTALが生成する発振信号を制御回路13に出力する。制御回路13は発振部11から受信した発振信号を基に時刻情報を計時し、その時刻情報を基に時刻表示用の制御信号であるグリッド制御信号CTLG13、およびアノード制御信号CTLA13を蛍光表示管12に出力する。
蛍光表示管12は、たとえばダイナミック駆動方式による平板型の表示電子管であり、制御回路13からの制御信号CTLG13、CTLA13を受けて、たとえば時刻表示を行う。
図3は、図2に示した表示装置10の蛍光表示管12を説明するための図である。
蛍光表示管12は、たとえば図3に示すように、フィラメント121、グリッド電極122、およびアノード電極123を有する。
フィラメント121は、カソード電極に相当し、たとえば、ストロンチウム、バリウム、カルシウムなどの酸化物がコーティングされたタングステンフィラメントなどにより構成される。
フィラメント121に所定の電流が流れるとフィラメント121が発熱して熱電子が放出される。
蛍光表示管12の概略発光原理は、フィラメント121により放出される熱電子が、自らの電子エネルギーにより高い電圧が印加されているグリッド電極122方向に加速され、グリッド電極122を通過した熱電子がアノード電極123に衝突することにより、運動エネルギーが光として放出される。
蛍光体(発光体)が、エネルギーが低い状態からエネルギーが高い状態に励起されて発光する。ゆえに、グリッド・アノード電圧を高くすれば高発光が可能となる。
グリッド電極122は、たとえば後述するようにフィラメント121とグリッド電極122間に所定電圧が印加されると、フィラメント121から放出された熱電子を、選択および拡散してその熱電子をアノード電極123に到達させる。たとえば図3に示すように、グリッド電極122は、網目形状に形成されている。
グリッド電極122およびアノード電極123に印加される電圧は、制御回路13により制御される。
本実施形態に係るグリッド電極122は、たとえば図3に示すように、第1のグリッド電極1221、および第2のグリッド電極1222を有する。
また、アノード電極123は、第1のアノード電極1231、および第2のアノード電極1232を有する。
たとえば図3に示すように、第1および第2のアノード電極1231,1232が並列に形成され、第1および第2のグリッド電極1221,1222が並列に形成されている。また、たとえばアノード電極1231,1232は同一平面上に形成され、グリッド電極1221,1222は同一平面状に形成されている。第1のグリッド電極1221は、第1のアノード電極1231とフィラメント121の間に配置され、第2のグリッド電極1222は第2のアノード電極1232とフィラメント121の間に配置されている。
第1のグリッド電極1221は、グリッド信号線LGR1に接続されている。第2のグリッド電極1222は、グリッド信号線LGR2に接続されている。
アノード電極123(1231,1232)は、たとえば図3に示すように、時刻表示を行うために複数のセグメントが形成されている。アノード電極123(1231,1232)において、各セグメントは、制御回路13のセグメント端子SG1,SG2,…,SGNそれぞれに接続されている。
たとえば簡潔に説明するために、図3に示すようにアノード電極123(1231,1232)の各セグメントにはセグメント端子SG1,SG2,…,SG7それぞれに共通に接続されている。つまり、蛍光表示管12の内部では、グリッド電極122(1221,1222)それぞれにより表示制御される、アノード電極123(1231,1232)の各セグメントは共通配線により接続されている。
制御回路13は、蛍光表示管12の各セグメントに対応するアノード電極123に、時刻情報に応じたハイレベルまたはローレベルの電圧を印加する。
アノード電極123の表面付近には蛍光体(FLU)が形成されており、フィラメント121から放出された熱電子が蛍光体(FLU)に到達すると、蛍光体(FLU)が発光する。こうすることで時刻表示を行う。
また、制御回路13は、グリッド信号に印加する電圧を制御することにより、カソードに相当するフィラメント121からアノード電極123に到達する熱電子の個数や速度を制御し、その結果、蛍光体(FLU)による発光の輝度や発光のオン状態またはオフ状態を制御する。つまり制御回路13は、蛍光表示管12の輝度や発光のオン状態またはオフ状態を制御する。
制御回路13は、電源端子(VDD)に電源電圧が供給され、減光制御入力端子(DIN)にライト信号(LIG)が供給され、点灯消灯制御入力端子(/BLANK)のアクセサリ信号ACCが供給される。
また、制御回路13は、基準電位端子(VSS)が基準電位調整部15に接続されており、供給される電源電圧VDDが10Vより(〜12V)高い場合には、基準電位である接地電位0Vに対して0.7V高い電位に保持される。
一方、制御回路13の基準電位端子(VSS)は、供給される電源電圧VDDが10V以下(あるいはそれより低い電圧)になると、基準電位調整部15により接地電位0Vに保持される。
すなわち、制御回路13は、供給される電源電圧VDDが10Vより(〜12V)高い場合には、12V−0.7Vの11.3Vの大きさをもって動作し、制御信号CTLG13、CTLA13のハイレベルを11.3Vで出力する。
制御回路13は、供給される電源電圧VDDが10V以下(あるいはそれより低い電圧)の場合には、10V−0Vの10Vの大きさをもって動作し、制御信号CTLG13、CTLA13のハイレベルを10Vで出力する。
電圧降下検出部14は、供給される電源電圧VDDがあらかじめ設定した電圧(設定電圧)がたとえば10V以下(あるいはそれより低い電圧)であるか否かを検出し、その検出結果を示す検出信号DT14を基準電位調整部15および電圧保持部16に出力する。
電圧降下検出部14は、電源電圧VDDが設定電圧値まで降下していない場合には検出信号DT14をローレベルで出力し、電源電圧VDDが設定電圧値まで降下した場合には検出信号DT14をハイレベルで出力する。
本実施形態の電圧降下検出部14は、図2に示すように、pnpトランジスタTR11、バッテリ電圧降下検出用抵抗素子R14,R15、アクセサリ電圧降下検出用抵抗素子R16,R17、トランジスタTR11の安定用抵抗素子R18、およびダイオードD11,D12により構成されている。
抵抗素子R14とR15は、電源端子(TBAT11)と基準電位(本実施形態では接地電位GND)との間に直列に接続され、抵抗素子R14,R15の接続点がダイオードD11のカソードに接続され、ダイオードD11のアノードがトランジスタTR11のベースに接続されている。また、抵抗素子R18がノードND11とトランジスタTR11のベースとの間に接続されている。
トランジスタTR11のエミッタがノードND11に接続され、コレクタが抵抗素子R21の一端、基準電位調整部15の入力、および電圧保持部16の入力に接続されている。トランジスタTR11のコレクタ側により検出信号DT14の出力ノードND12が形成される。
抵抗素子R16とR17は、アクセサリ信号入力端子(TACC13)と基準電位(本実施形態では接地電位GND)との間に直列に接続され、抵抗素子R16,R17の接続点がダイオードD12のカソードに接続され、ダイオードD12のアノードがトランジスタTR11のベースに接続されている。
そして、トランジスタTR11のベース、抵抗素子R18の一端、ダイオードD11のアノード、およびダイオードD12のアノードの接続点によりノードND13が形成されている。
このような電圧降下検出部14においては、抵抗素子R14とR15、抵抗素子R16とR17の抵抗値(分圧値)は、バッテリ電圧VBAT、アクセサリ電圧VACCが通常の12Vから10以下にあるとトランジスタTR11がオンするように、設定されている。
本実施形態においては、トランジスタTR11のベース電圧が9.3Vになると、トランジスタTR11がオンするように構成されている。
また、本実施形態の電圧降下検出部14は、ダイオードD11、D12のアノード側をトランジスタTR11のベースに接続し、カソード側を分圧抵抗素子R14とR15の接続点、抵抗素子R16とR17の接続点に接続するように構成されていることから、バッテリ電圧VBATとアクセサリ電圧VACCともに10V以下になってときにトランジスタTR11がオンする。
これにより、的確な電圧降下検出を行うことができる。
基準電位調整部15は、電圧降下検出部14の検出信号DT14が設定電圧値(本実施形態では10V)まで降下していないことを示す(検出信号ST14がローレベル)場合には、制御回路13の基準電位端子(VSS)レベルを基準電位(本実施形態では接地電位GND)より所定電位高い電位(本実施形態では0.7V)に設定する。
基準電位調整部15は、電圧降下検出部14の検出信号DT14が設定電圧値(本実施形態では10V)まで降下したことを示す(検出信号ST14がハイレベル)場合には、制御回路13の基準電位端子(VSS)レベルを基準電位(本実施形態では接地電位GND)に設定する。
本実施形態の基準電位調整部15は、図2に示すように、第1スイッチとしてのnpnトランジスタTR12、およびレベル保持素子としてのダイオードD13により構成されている。
ダイオードD13のアノードおよびトランジスタTR12のコレクタが制御回路13の基準電位端子(VSS)に接続され、これらの接続点によりノードND14が形成されている。
ダイオードD13のカソードおよびトランジスタTR12のエミッタが基準電位(本実施形態では接地電位GND)に接続されている。
そして、トランジスタTR12のベースが電圧降下検出部14のトランジスタTR11のコレクタ(検出信号DT14の出力端)に接続されている。
図2の基準電位調整部15においては、電圧降下検出部14の検出信号DT14が設定電圧値(本実施形態では10V)まで降下していないことを示す(検出信号ST14がローレベル)場合には、トランジスタTR12がオフし、基準電位端子(VSS)は基準電位GNDよりダイオードD13の順方向電圧VFである0.7Vだけ高く設定される。
また、基準電位調整部15においては、電圧降下検出部14の検出信号DT14が設定電圧値(本実施形態では10V)まで降下したことを示す(検出信号ST14がハイレベル)場合には、トランジスタTR12がオンし、ダイオードD13がバイパスされて基準電位端子(VSS)が直接基準電位GNDに接続され、0Vに設定される。
電圧保持部16は、電圧降下検出部の検出信号DT14が設定電圧値まで降下していないことを示す場合、設定電圧値まで降下したことを示す場合であってもフィラメント121の電圧を定格電圧(たとえば1.3V±10%)に保持する。
電圧保持部16は、フィラメント電流制御用抵抗素子R19、R20、および第2スイッチとしてのnpnトランジスタTR13を有する。
抵抗素子R19の一端が抵抗素子R13の他端に接続され、抵抗素子R19の他端が抵抗素子R20の一端およびトランジスタTR13のコレクタに接続されている。
抵抗素子R20の他端がフィラメント端子およびトランジスタTR13のエミッタに接続され、トランジスタTR13のベースが電圧降下検出部14の検出信号DT14の出力ラインおよび抵抗素子R21の一端に接続されている。抵抗素子R21の他端は基準電位、たとえば接地電位GNDに接続されている。
そして、フィラメント端子と抵抗素子R20の他端とトランジスタTR13のエミッタとの接続点によりノードND15が形成されている。フィラメント121の他端は基準電位、たとえば接地電位GNDに接続されている。
電圧保持部16においては、電圧降下検出部14の検出信号DT14が設定電圧値(本実施形態では10V)まで降下していないことを示す(検出信号ST14がローレベル)場合には、トランジスタTR13がオフし、抵抗素子R13、R19、R20を通してフィラメント121の端子電圧が1.3V±10%に保持される。
電圧保持部16においては、電圧降下検出部14の検出信号DT14が設定電圧値(本実施形態では10V)まで降下したことを示す(検出信号ST14がハイレベル)場合には、トランジスタTR13がオンし、抵抗素子R20がバイパスされて、抵抗素子R13、R19を通してフィラメント121の端子電圧が1.3V±10%に保持される。
図4は、図2に示した表示装置10を採用した車載用表示装置の一具体例を説明するための図である。
たとえば図4に示すように、表示装置10は、正面上部に時刻表示を行う蛍光表示管12が形成されている。図に向かって蛍光表示管12の右部には、時情報修正スイッチSW1が形成され、その下部に分情報修正スイッチSW2が形成され、さらにその下部に正時合わせスイッチSW3が形成されている。
蛍光表示管12は、たとえば図4に示すように、4つのアノード電極123により構成され、セグメント共通配線aとセグメント共通配線dが接続され、セグメント共通配線bとセグメント共通配線cが接続されている。
蛍光表示管12の下部には、たとえば図4に示すように、車両に備えられた装置を操作するための操作入力装置と車両に備えられた装置の状態を表示する装置表示部とを有する操作表示部17が形成されている。
操作表示部17は、詳細にはたとえば図4に示すように、温度調整スイッチ171、風量調整スイッチ172、エアコンディショニング(エアコン:A/C)スイッチ173、温度表示部174、エアバック状態表示部175、およびシートベルト装着状態表示部176などを有する。
温度調整スイッチ171は、たとえば、車両に設けられた空調装置による車両内部の設定温度を設定する際に操作される。制御回路13は、温度調整スイッチ171による操作に応じて空調装置の設定温度を制御する。
風量調整スイッチ172は、たとえば、車両に設けたれた空調装置による風量を設定する際に操作される。制御回路13は、風量調整スイッチ172による操作に応じて空調装置の風量を制御する。
エアコン(A/C)スイッチ173は、たとえば車両に設けられた空調装置に含まれる冷房装置のオン状態またはオフ状態を切り替える際に操作される。制御回路13は、エアコン(A/C)スイッチ173の操作に応じて冷房装置のオン状態またはオフ状態を切り替える。
温度表示部174は、たとえば車両の室内の温度を検出する温度センサによる信号を基に、室内温度を表示する。
エアバック状態表示部175は、たとえば車両に備えられた乗員安全装置であるエアバッグが備えられている際に点灯する表示部である。
シートベルト装着状態表示部176は、たとえば車両に備えられた乗員安全装置であるシードベルトが適正に装着されている場合に点灯する表示部である。
蛍光表示管12、操作表示部17、スイッチ群18の近傍には、各種構成要素を照らすための発光素子19が設けられている。
詳細には、蛍光表示管12の図に向かって左部、およびスイッチ群12の右部には、蛍光表示管12やスイッチ群18を照らすための発光素子19が設けられている。また、操作表示部17の温度調整スイッチ171からシートベルト装着状態表示部176の近傍に、発光素子19が設けられている。
本実施形態に係る制御回路13は、たとえばライト点灯時に、蛍光表示管12へのグリッド信号に基づいて発光素子19の発光による輝度を制御することによりスイッチ群18や、蛍光表示管12、および操作表示部17などへの照明の輝度を制御する。
次に、表示装置10の動作を、図5(A)〜(I)に関連付けて説明する。
なお、図5(A)はバッテリ電圧VBAT(たとえば12V)を、図5(B)はアクセサリ信号ACCを、図5(C)はフィラメント121のノードND15の電位を、図5(D)はノードND13の電位を、図5(E)は検出信号DT14(ノードND12)を、図5(F)はノードND14の電位を、図5(G)はノードND11の電位を、図5(H)はグリッド制御信号CTLG13を、図5(I)はアノード制御信号CTLA13をそれぞれ示している。
たとえば、図5(A)に示すように、時刻t1において電源端子(TBAT11)には電源電圧BAT(12V)が印加され、定電圧ダイオードZ1の機能により、一定電圧が制御回路13の電源入力端子(VCC)に印加される。このとき、アクセサリ信号ACCは、図5(B)に示すように、同じく12Vレベルとなる。
電源電圧VDDが12Vの場合、トランジスタTR11〜TR13はオフしている。
図5(C)に示すように、フィラメント121の端子であるノードND15は定格電圧1.3Vに保持される。これは、電圧保持部16により電源電圧の変動があったとしても定格電圧1.3Vに保持される。
また、制御回路13の基準電子端子(VSS)は0.7Vに保持される。
したがって、制御回路13のVDD−VSS(グリッド、アノード制御信号を含む)間電位差は12V−0.7V=11.3Vに保持される。
そして、制御回路13において、このレベルで蛍光表示管12の表示制御が行われる。
一方、図5(A),(B),(G)に示すように、電圧が10V以下に降下すると、ノードND13が12Vから9.3Vまで降下してトランジスタTR11がオンする。その結果、図5(E)に示すように、電圧降下検出部14からハイレベルの検出信号DT14が基準電位調整部15および電圧保持部16に出力される。
その結果、基準電位調整部15のトランジスタTR12がオンして、図5(F)に示すように、ノードND14が0Vに保持される。また、電圧保持部16では、トランジスタTR13がオンし、フィラメント121の端子であるノードND15は定格電圧1.3Vに保持される。
したがって、制御回路13のVDD−VSS(グリッド、アノード制御信号を含む)間電位差は10V−0V=10Vに保持される。
そして、制御回路13において、このレベルで蛍光表示管12の表示制御が行われる。
蛍光表示管12の特性により、光量はグリッド、アノード電圧の2.7乗で変化する。
この場合、電源電圧VDDが12V時の10V時の本装置での光量変化は、12V時に対して10V時72%の光量変化となる。
電源電圧VDDが10V時のフィラメント電圧は、電圧保持部16がない場合には、定格以下の1.1Vでこのときの光量は85%(フィラメント定格の)×72%=61.2%である。
これに対して、本実施形態においては、電圧保持部16のトランジスタTR13がオンすることにより、フィラメント電圧を73%アップのたとえば1.4V時、フィラメント電力140mWで熱電子量73%となる。
本実施形態においては、フィラメントは定格1.3V±10%の範囲で、かつ、光量も±10%の範囲で変化するため、本表示装置10では、電源電圧VDDが12V時の蛍光表示管12の光量の(72%+10%(フィラメント定格+10%))=82%(12V時の−18%)となる。すなわち、本実施形態の表示装置10は、蛍光表示管12の光量変化を改善することが可能となる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、カソード電極を形成するフィラメント121、グリッド電極122、およびフィラメントから出力される熱電子をグリッド電極123を介して受けて発光する蛍光体が形成されるアノード電極を含む蛍光表示管12と、電源端子(VDD)にバッテリに基づく電源電圧を供給され、表示制御するための電源電圧レベルの制御信号CTLG13、CTLA13を蛍光表示管12に出力する制御回路13と、供給される電源電圧があらかじめ設定した電圧値まで降下したか否かを検出する電圧降下検出部14と、電圧降下検出部の検出信号DT14が設定電圧値まで降下していないことを示す場合には、制御回路13の基準電位端子(VSS)レベルを基準電位より所定電位高い電位に設定し、設定電圧値まで降下したことを示す場合には、制御回路13の基準電位端子(VSS)レベルを基準電位に保持する基準電位調整部15と、電圧降下検出部の検出信号DT14が設定電圧値まで降下していないことを示す場合、設定電圧値まで降下したことを示す場合であってもフィラメント電圧を定格電圧に保持する電圧保持部16とを有することから、以下の効果を得ることができる。
電圧降下時の蛍光表示管の光量アップを、インダクタによる昇圧回路を使用することなく光量変化量が改善可能となり、さらにインダクタに流れるスイッチング電流によりノイズの発生がなく、車両の各機器に影響を与えることを防止できる利点がある。
なお、本発明は本実施形態に限られるものではなく、任意好適な種々の変更が可能である。
上述した形態では車載用表示装置を説明したが、この形態に限られるものではない。
昇圧回路を有する車載用表示装置の構成例を示す回路図である。 本発明の実施形態に係る表示装置の構成例を示す回路図である。 図2に示した表示装置の蛍光表示管を説明するための図である。 図2に示した表示装置を採用した車載用表示装置の一具体例を説明するための図である。 本実施形態の表示装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
10・・・表示装置、11・・・発振部、12・・・蛍光表示管、13・・・制御回路(IC)、14・・・電圧降下検出部、15・・・基準電位調整部、16・・・電圧保持部、TBAT11・・・電源端子、TLIG12・・・ライト信号入力端子、TACC13・・・アクセサリ信号入力端子、TGND14・・・基準電位接続端子、R11〜R21・・・抵抗素子、Z11〜Z13・・・定電圧ダイオード(ツェナーダイオード)、D11〜D13・・・ダイオード、TR11・・・pnpトランジスタ、TR12、TR13・・・npnトランジスタ。

Claims (3)

  1. カソード電極を形成するフィラメント、グリッド電極、および上記フィラメントから出力される熱電子を前記グリッド電極を介して受けて発光する蛍光体が形成されるアノード電極を含む蛍光表示部と、
    電源端子にバッテリに基づく電源電圧が供給され、表示制御するために当該電源電圧レベルの制御信号を上記蛍光表示部に出力する制御回路と、
    供給される電源電圧があらかじめ設定した電圧値まで降下したか否かを検出する電圧降下検出部と、
    上記電圧降下検出部の検出信号が上記設定電圧値まで降下していないことを示す場合には、上記制御回路の基準電位端子レベルを基準電位より高い電位に設定し、上記設定電圧値まで降下したことを示す場合には、上記制御回路の上記基準電位端子レベルを基準電位に保持する基準電位調整部と、
    上記電圧降下検出部の検出結果が上記設定電圧値まで降下していないことを示す場合、上記設定電圧値まで降下したことを示す場合であっても上記フィラメント電圧を定格電圧に保持する電圧保持部と
    を有する表示装置。
  2. 上記基準電位調整部は、
    上記基準電位端子と基準電位間に接続され、上記基準電位端子の電位を当該基準電位より所定レベル高く保持するレベル保持素子と、
    上記基準電位端子と基準電位間に上記レベル保持素子と並列に接続された第1スイッチと、を含み、
    上記第1スイッチは、上記検出信号が上記設定電圧値まで降下したことを示す場合にオンし、上記レベル保持素子をバイパスして、上記基準電位端子と基準電位間を接続する
    請求項1記載の表示装置。
  3. 上記電圧保持部は、
    電圧供給ラインとフィラメント端子間に接続された複数の抵抗素子と、
    上記電圧供給ラインと上記フィラメント端子間に接続された複数の抵抗素子のいずれかをバイパス可能に配置された第2スイッチと、を含み、
    上記第2スイッチは、上記検出信号が上記設定電圧値まで降下したことを示す場合にオンし、抵抗素子をバイパスする
    請求項1または2記載の表示装置。
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