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JP4887122B2 - 水薬供給装置 - Google Patents
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JP4887122B2 - 水薬供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水薬供給装置に関する。
従来から、病院や薬局等の医療機関では、水薬供給ボトルに充填された水薬を、該水薬供給ボトルから患者に供される水薬ボトルに供給するようにした水薬供給装置が使用されている(例えば、下記特許文献1参照)。
この種の水薬供給装置には、複数の水薬供給ボトルを載置して上下軸線回りに回転自在な載置体を設け、載置体の上方に上下軸線回りに回転自在に配置した取付け体にノズルを周方向に間隔を置いて取付け、載置体および取付け体を上下軸線回りに回転させるよう構成し、水薬供給ボトルに挿入した供給管からノズルを介して水薬ボトルに水薬を供給させるようにしたものがある。
上記構成の水薬供給装置では、所定の水薬供給ボトルに挿入した水薬供給管に対応するノズルが水薬ボトルに水薬を供給できる位置となるよう載置体および取付け体を上下軸線回りに間欠的に回転させ、水薬をノズルから水薬ボトルに吐出させるようにしている。
特開2003−325639号公報
上記水薬供給装置では、ノズルにおける吐出部分から水薬ボトルに水薬を吐出し終えても、その吐出部分に水薬が付着したままの状態となることは少なくない。そして、例えば水薬供給装置の処方作業を終えて翌日処方作業を開始するような場合では、ノズルの吐出部分に付着していた水薬の水分が蒸発していると、その水薬の粘度が高くなっていたり、場合によっては固まっていたりすることも考えられる。
そうすると、ノズルの吐出部分に付着している上記のような水薬により、新たにノズルの吐出部分から水薬を吐出した際に、水薬が吐出されにくくなることが考えられる。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、ノズルからの水薬の吐出量を安定させ得る水薬供給装置の提供を課題とする。
本発明は、水薬供給ボトル内の水薬を供給ポンプの駆動によりノズルの吐出口部から吐出させて水薬ボトルに供給するようにした水薬供給装置であって、ノズルを洗浄するための洗浄制御手段を設け、該洗浄制御手段は、予め設定されたノズル洗浄時間に相当する時間だけ前記供給ポンプを駆動させて前記水薬供給ボトル内の水薬をノズルの吐出口部から吐出させるよう制御する機能を有することを特徴としている。
上記構成において、洗浄制御手段は、予め設定されたノズル洗浄時間に相当する時間だけ供給ポンプを駆動させて、ノズルの吐出口部から水薬供給ボトル内の水薬を吐出させるから、その水薬によりノズルの吐出口部が洗浄され、ノズルの吐出口部から水薬が円滑に吐出するようになる。
また、水薬ボトルに水薬を供給する前にノズル洗浄時間に相当する時間だけ水薬供給ボトル内の水薬をノズルの吐出口部から吐出させることで吐出口部を予め洗浄することになるから、ノズルが衛生的な状態で使用される。
特に、水薬中に糖分が多い場合では、水薬の水分が蒸発するとノズルの吐出口部に付着して残っている水薬は固形化し易くなるが、水薬供給ボトル内の水薬をノズルの吐出口部から吐出させて洗浄することで、水薬がノズルの吐出口部から円滑に吐出するようになる。このようなノズルの洗浄モードは、洗浄制御手段において水薬ボトルに水薬の供給を開始する直前に行うようにすることが好ましい。
本発明の水薬供給装置では、ノズルの洗浄を開始するための洗浄開始用スイッチを設け、洗浄制御手段は、洗浄開始用スイッチの操作によりノズルの洗浄を開始するよう前記供給ポンプに駆動信号を出力する機能を有していることを特徴としている。
上記構成において、洗浄開始用スイッチを操作(オン操作)すると、洗浄制御手段は供給ポンプの駆動部にノズル洗浄時間に相当する時間だけ駆動信号を出力するから、洗浄に必要な分だけの水薬がノズルの吐出口部から吐出されてノズルの吐出口部が洗浄される。
本発明の水薬供給装置では、ノズルの吐出口部から吐出される水薬の有無を検出する水薬センサを設け、洗浄制御手段は洗浄時間に相当する時間を水薬センサによる水薬の検知からカウントする機能を有することを特徴としている。
上記構成において、ノズルの吐出口部を洗浄するための水薬は、水薬センサがノズルから吐出されていることを検出してから洗浄時間に相当する時間だけ供給ポンプを駆動させるから、ノズル内に空気が侵入していて供給ポンプが駆動しても水薬がノズルの吐出口部から吐出されない間の時間はカウントされず、実質的に水薬がノズルの吐出口部から吐出され始めてから洗浄時間がカウントされるから、ノズルの吐出口部の洗浄が確実に行われる。
本発明の水薬供給装置では、複数の水薬供給ボトルを周方向に間隔を置いて載置して上下軸線回りに回転自在な載置体を設け、載置体の上方に上下軸線回りに回転自在に配置したノズル取付け体にノズルを周方向に間隔を置いて取付け、載置体および取付け体を回転駆動部の駆動によって前記上下軸線回りに間欠的に回転させるよう構成し、各水薬供給ボトルに供給管の一端部を挿入し他端部をノズルに接続し、供給管の途中を水薬供給ボトル毎に設けた供給ポンプに接続するよう構成したことを特徴としている。
上記構成において、水薬供給ボトルを載置体上に周方向に間隔を置いて載置し、供給管の一端部を水薬供給ボトルに挿入し、供給管の途中を供給ポンプに接続するとともに供給管の他端部をノズルに接続し、回転駆動部を駆動して載置体、ノズル取付け体および供給ポンプを上下軸線回りに回転させ、使用する水薬供給ボトルが所定の位置(どこ?)に到着したら回転駆動部の駆動を停止し、その水薬供給ボトルに対応する供給ポンプを駆動して水薬供給ボトル内の水薬をノズルから水薬ボトルに供給するよう吐出させる。
本発明の水薬供給装置では、載置体、取付け体および供給ポンプは、水薬供給装置本体の天壁側に吊持されて上下軸線回りに間欠的に回転自在に設けていることを特徴としている。
上記構成において、回転駆動部を駆動することで、載置体、取付け体および供給ポンプが共通の上下軸線回りに天壁側に吊持された状態で回転する。
本発明の水薬供給装置によれば、洗浄制御手段は、予め設定されたノズル洗浄時間に相当する時間だけ供給ポンプを駆動させて、ノズルの吐出口部から水薬を吐出させるから、その水薬によりノズルの吐出口部が洗浄されて、ノズルの吐出口部から水薬を円滑に吐出させて水薬ボトルに水薬を供給することができる。
また、ノズル洗浄時間に相当する時間だけ水薬をノズルの吐出口部から吐出させることで吐出口部を予め洗浄することになるから、ノズルを衛生的な状態で使用することができる。
以下、本発明に係る水薬供給装置を、図面に基づいて説明する。図1ないし図7は、水薬供給装置の構成図である。これらの図に示すように、水薬供給装置1は、患者に対して処方される水薬2を、処方箋に応じるべく水薬供給ボトル(以下単に「供給ボトル」という)3から水薬供給管(以下単に「供給管」という)29によって導出して、水薬供給ノズル(以下単に「供給ノズル」という)22を介して水薬ボトル4に吐出するよう構成されている。
水薬供給装置1は、外枠を構成する本体6を有し、本体6は、天板(天壁)7と底板8と左右の両側板11,11と背板12と前板13とを有する。底板8は本体6の上下方向途中に配置された平板状に形成されている。天板7は中心が円形に中抜きされた平板状に形成されている。
水薬供給装置1は、本体6の天板7側に回転駆動部17を介して該本体6内に吊持されて供給ノズル22を取付けるノズル取付け板53、複数の供給ボトル3を載置する載置体5、および複数の供給ポンプ18を有する。供給ポンプ18は、載置体5に周方向に所定間隔置きに配置される供給ボトル3毎に設けられ、この種の水薬供給装置1に一般に用いられるポンプである。あるいは、水薬2の供給圧力を変更できるものであってもよい。
ノズル取付け板53および載置体5は平面視して環状に形成されており、供給ポンプ18は、ノズル取付け板53の上方に設けられた複数の取付け枠体36にそれぞれ取付けられている。ノズル取付け板53、載置体5および取付け枠体36は、回転駆動部17の駆動により上下方向軸線16回りに間欠的に回転する構成となっている。
水薬供給装着1は、ノズル取付け板53および載置体5を吊持する吊持手段15と、吊持手段15を含めてノズル取付け板53、載置体5、取付け枠体36および供給ポンプ18を上下方向軸線16回りに同心上で間欠的に回転駆動させるための前記回転駆動部17と、選択された供給ボトル3に対応する供給ポンプ18を駆動するためのポンプ駆動部20と、各供給ポンプ18に一端側が挿入され他端が供給ノズル22に接続される前記供給管29とを有する。なお、ノズル取付け板53は、供給ノズル22の姿勢を保持する保持部23を備えている。
供給ノズル22はその水薬吐出口部26が下方を縮径した円錐台形状に形成されており、水薬吐出口部26はノズル取付け板53の後述の突出部55を上方から貫通して、ノズル取付け板53に着脱自在に設けられており、供給ノズル22は上下方向に貫通する水薬供給路(図示せず)が形成されている。
前記回転駆動部17は天板7に設けられている。回転駆動部17は天板7の上面に載置された回転駆動モータ28と、天板7の下面に上下方向軸線16回りに回転自在に支持されて内周面の上下方向中心に水平に形成された環状の突条30を有する回転環体31と、回転環体31の下面に固着された環状薄板状の歯車板32と、前記回転駆動モータ28の駆動軸に取付けられて歯車板32の外周辺に形成された歯33に噛合する駆動歯車と、天板7の下面に上下方向軸線16回りにその場回転自在に取付けられて外周面に前記突条30に嵌合する凹条34を有する複数の支持ローラ35とを有する。各供給ポンプ18は、回転駆動部17(回転駆動モータ28)の間欠駆動に連動して供給ポンプ18毎に駆動するよう構成されている。
歯車板32の下面に、供給ポンプ18を取付けるための前記取付け枠体36が歯車板32の周方向に隣接するように設けられている。各取付け枠体36は、径方向外周面に供給ポンプ18の本体部37が組付けられる矩形の平板部38と、この平板部38の各辺に径方向内方に向けて突出する矩形のフレーム部40とを有する。フレーム部40の上部は前記歯車板32の下面に、例えばネジ止めされることで固定されている。平板部38はまた、その下方寄りに供給ポンプ18を駆動させる従動歯車(従動係止回転爪)41を径方向内方に突出させるための挿通孔(図示せず)が形成されている。供給ポンプ18の本体部37は、平板部38の径方向外側面にネジ止め等により固定されている。供給ポンプ18の従動歯車41は、挿通孔から平板部38の径方向内方に突出しておりその外周部は取付けプレート44によって、平板部38の径方向内方面からネジ止め等されている。この構成によって、各供給ポンプ18は、それぞれ取付け枠体36の内径側に確実に固定されるとともに、従動歯車41は、水平軸線45回りにそれぞれその場回転自在な構成となっている。
ポンプ駆動部20は、取付け枠体36で囲まれる領域の径方向内方に配置されている。このポンプ駆動部20は、水平に保持されたサーボモータ46と、サーボモータ46の駆動軸の先端に設けられた駆動歯車47(駆動係止回転爪)と、サーボモータ46の側部に設けられてサーボモータ46を選択された供給ポンプ18の従動歯車41に向けて横方向(水平方向)に前進させるためのソレノイド48と、サーボモータ46を後退させる方向に付勢するバネ50と、サーボモータ46の位置を検出する位置検出センサ51と、サーボモータ46の変位位置を調整可能なストッパ52とを有する。なお、図示しないが、ポンプ駆動部20は、支持板部材に載置され、且つ横方向に移動可能に支持されている。
取付け枠体36のフレーム部40の下部に前記ノズル取付け板53がネジ止め等により固定されている。ノズル取付け板53の外周部には周方向に供給ポンプ18毎の間隔に応じた位置に前記突出部55が径方向外方に突出するよう形成されている。これら突出部55の板面にノズル挿通孔がそれぞれ形成されており、前記保持部23は、ノズル取付け板5上に上下方向の支軸16a回りに回動自在に取付けたフック部19aを有する保持具19によって、供給ノズル22のうちノズル取付け板53の上面に載置される胴部を保持する構成である。
ノズル取付け板53の下面に、上下方向に実質的に同一高さを有する板状の仕切り体56が、供給ボトル3に応じた数だけネジ止め等により取付けられている。仕切り体56の下端部には、前記載置体5が仕切り体56にネジ止め等により固定されている。すなわち、載置体5を天板7に吊持する前記吊持手段15として、回転環体31、歯車板32、各取付け枠体36、ノズル取付け板53、および仕切り体56の連続構造を有している。
供給ボトル3は合成樹脂から形成されており、胴体部分が円筒状に形成され、各供給ボトル3は保持容器60を介して載置体5に載置されるものである。保持容器60はそれぞれ上側開放の円筒状に形成されている。その円筒状の周壁61の高さは、供給ボトル3の胴体部分の高さに比べて低く設定されている。保持容器60の周壁61の内径は、供給ボトル3の外径に比べてわずかに大きく設定されている。保持容器60の底部には永久磁石が埋設されており、載置体5を磁性を有する材料から形成していることで、保持容器60は磁力によって載置体5に着脱自在に保持されている。
載置体5の高さ位置と、本体6の前板13に切欠74が形成され、切欠74における下部の高さ位置との関係は、載置体5の高さ位置が切欠74における下部の高さ位置よりも高い位置にあることが好ましい。なお、切欠74の左右幅は可及的に広いことが好ましい。
本体6の前板13の前面側に、水薬ボトル4を載置する載置台24と、この載置台24を昇降させるための昇降装置25と、供給ノズル22の水薬吐出口部26から吐出されている水薬2の有無を検出するための水薬センサ27とを備える。載置台24は前板13下部を上方から下方に向けて切欠いた正面視して矩形の前記切欠74(供給ボトル3を載置体5に対して着脱するための開口に相当する)に対する両側壁部75,76に案内されて昇降自在とされている。薬供給装置1は、両側壁部75,76に案内されて昇降自在とされた案内板部材77と、この案内板部材77の前面下部に前方に突出するよう固定された固定台78と、この固定台78の上面に水薬ボトル4を直接載置して、水薬ボトル4の底部が挿入される凹部を有する受け皿81とを一体、または別体に有する。
昇降装置25は、昇降用モータ82と、本体6の前面下部に配置されて昇降用モータ82の駆動によって駆動するベルト機構とを有する。昇降用モータ82は本体6の前板13の裏面に、その駆動軸が前方に突出するよう取付けられ、駆動軸には、駆動プーリ85が本体6の前板13下部から水平方向前方に突出するように取付けられている。ベルト機構は、案内板部材77の側方部に固定されたベルト固定具86と、駆動プーリ85の斜め下方に配置されたテンションプーリ87と、上下方向に離間して配置された巻回プーリ90,91と、各プーリ85,87,90,91に巻回されるベルト92とを有する。昇降装置25の駆動については、不図示の駆動スイッチを操作することで行うよう構成している。
上記構成の水薬供給装置1では、洗浄制御手段として、電源スイッチ66、洗浄モードスイッチ67を有し、位置検出センサ51、供給ノズル22の水薬吐出口部26から水薬2が吐出されていることを検出するための前記水薬センサ27等からの信号により回転駆動部17、ポンプ駆動部20等の駆動制御を行う制御装置68が設けられ、制御装置68は洗浄モードスイッチ67からの洗浄信号に基づいてポンプ駆動部20の駆動を制御するための洗浄手段69を有している(図8の制御ブロック図参照)。
先ず、処方箋に基づいて水薬2を水薬ボトル4に供給する際の、通常の水薬供給動作を説明する。作業者は電源スイッチ66をオン操作する。そうすると、不図示の位置検出装置が、供給ボトル3が所定位置にある場合、すなわち、初めに使用しようとする供給ボトル3が載置台24に載置した水薬ボトル4に前後方向(載置体5の径方向)で対向し、その供給ボトル3に対応する供給ノズル22が水薬ボトル4の直上位置であることを検出している場合は、制御装置68はポンプ駆動部20を駆動するよう制御する。
ポンプ駆動部20の駆動とは、ソレノイド48が駆動してバネ50の弾性に抗してサーボモータ46がその供給ポンプ18の従動歯車41に向けて横方向(径方向)に前進し、駆動歯車47が従動歯車41に係合(噛合)した位置を位置検出センサ51が検出して、サーボモータ46が駆動して駆動歯車47とともに従動歯車41が回転することであり、駆動歯車47の回転により、供給ポンプ18が駆動することになる。そして、供給ポンプ18が駆動すると、供給ボトル3内の水薬2が吸い上げられ、水薬2が水薬供給管21内を通過して供給ノズル22の水薬吐出口部26から水薬2が吐出することになる。
但し、不図示の前記位置検出装置が、供給ボトル3が所定位置にないことを検出した場合、制御装置68は正面に最も近い位置にある供給ボトル3を正面に対するべく回転駆動部17を駆動させることになる。
ひとつの供給ボトル3からの水薬2の供給が終わるか、その供給ボトル3内の水薬2を残した状態で別の供給ボトル3内の水薬2を使用する場合には、周方向で隣りにある供給ボトル3が水薬ボトル4の前後方向で対応し周方向の隣りにある供給ノズル22が水薬ボトル4の直上位置に至るまで、制御装置68は回転駆動部17に駆動信号を出力して、載置体5およびノズル取付け板53を上下方向軸線16回りに回動させて、これらを停止させる。続いて制御装置68は、サーボモータ46に駆動信号を出力し、これにより駆動歯車47および従動歯車41が回転し、供給ポンプ18が駆動して、供給ノズル22の水薬吐出部26から水薬ボトル4に水薬2が吐出される。上記のような動作を繰返して、順次載置台24に載置される水薬ボトル4に水薬2を供給する。
ここで、例えば供給ボトル3にまだ水薬2が残っている状態で、その日の処方作業が終了し、翌日の処方作業をその供給ボトル3内の水薬3を水薬ボトル4に供給する場合が生じることがある。
このような場合、供給ノズル22に付着したままの水薬2においてその種類によっては水分が蒸発してしまっていることで、粘度が高い状態となって水薬供給路内壁に付着していること等が考えられる。
上記のような使用となる場合での水薬供給装置1の動作について、図9に基づいて説明する。
作業者が、電源スイッチ66をオン操作して〔ステップ1〕から、洗浄モードスイッチ67をオン操作する〔ステップ2〕と、水薬供給装置1が供給ノズル22を洗浄する洗浄モードとなる。洗浄モードでは、その供給ボトル3に対応する供給ノズル22が、載置台24の直上にある(所定位置にある)ことが確認される〔ステップ3〕と、制御装置68の洗浄手段69は、その供給ボトル3に対応する供給ポンプ18を駆動させ〔ステップ4〕、供給ノズル22の水薬吐出口部26から水薬2を吐出させるよう供給ポンプ18の駆動を制御する。
この場合、洗浄手段69は、洗浄時間として、水薬センサ27が水薬2の存在、すなわち水薬2が供給ノズル22の水薬吐出口部26から吐出された時点をタイマー70のカウント開始とし、カウント開始から粘性が高くなった水薬2がほぼ溶解するまでの間まで供給ポンプ18に駆動信号を出力し続け、予め設定してある洗浄時間だけ供給ポンプ18を駆動させた後、その駆動を停止させる〔ステップ5〕。
洗浄時間とは、供給ノズル22に付着している水薬2の一部または全部を除去できるだけの水薬2を供給ノズル22から吐出する時間であり、水薬2の吐出量としては、例えば2〜5ml程度が好適であるが、供給ノズル22が使用されなかった時間に応じて、洗浄時間や吐出量を変更することが好ましい。
このように、前回の水薬供給動作から次回の水薬供給動作までの間に、時間が経過することで、例えば供給ノズル22の水薬供給路やその周辺に水薬2が、粘性が高い状態で付着していた場合(いわゆる、「だま」になって付着しているような場合も含む)に、次に供給ノズル22から水薬2を吐出させるのに先立って洗浄のための水薬2を吐出させる使用方法とすることで、それまで供給ノズル22に付着していた粘性の高い水薬2の一部または全部を除去するようにしているから、次に水薬2を水薬ボトル4に吐出する際に、正確な量の水薬2が供給ノズル22の水薬吐出口部26から吐出されることになる。
また、水薬ボトル4に水薬2を供給するのに先立って、上記のようにして供給ノズル22を洗浄することにより、それまで付着してした水薬2の一部または全部が除去されるから、供給ノズル22を衛生的に使用することができる。
なお、作業者は、洗浄モードにあっては載置台24に載せる水薬ボトル4とは別の容器を準備しておいて、その容器で洗浄モード中に供給ノズル22から吐出した水薬2を受けるようにして、その水薬2は廃棄するようにしたり、例えば本体6の前面部に洗浄モードにおいて使用した洗浄用の水薬2を回収する回収部を設けることで、これを自動的に回収したりすることが考えられる。
以後の動作は、供給ノズル22を洗浄する必要があるものに対しては、上記の洗浄モードによって供給ノズル22を洗浄してから、通常のように水薬ボトル4に水薬2を供給するようにする。
なお、上記実施形態では、電源スイッチ66をオン操作し、その上で洗浄モードスイッチ67をオン操作することで、洗浄モードとなるよう制御する構成としたが、電源スイッチ66の操作にかかわらず、単独で洗浄モードスイッチ67をオン操作することで洗浄モードとなるよう制御することも可能である。
さらに、特別に洗浄モードスイッチ67を設けることなく、電源スイッチ66をオン操作することで、自動的に、洗浄モードを含めて、通常の水薬供給動作をするよう制御することも可能である。
さらに、洗浄モード中には回転駆動部17を駆動してノズル取付け板53を上下軸線16回りに所定角度、すなわち供給ノズル22の周方向間隔に相当する角度だけ間欠駆動回転させ、全ての供給ノズル22について、一旦洗浄を行った後に通常の水薬供給動作を行うようにすることも可能である。
なお、洗浄モードにおける水薬2の吐出圧力を、水薬ボトル4に水薬2を供給する通常のモードに比べて高く設定することも可能である。このようにすることで、水分が蒸発した粘度の高い水薬2が、同じ洗浄時間であっても供給ノズル22の水薬供給口部26から除去され易くなる。
さらに、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、供給ノズル22の洗浄のタイミングとして、水薬供給装置1を一定時間使用しない場合に自動的に洗浄モードとして、上記何れかの手順で供給ノズル22を洗浄するよう制御することも可能である。
この場合では、水薬供給装置1にタイマーを設け、タイマーの作動を開始させるスイッチを設けて、タイマーのカウントが終了した際、すなわち一定時間が経過した際には自動的に電源スイッチ66がオンさせるよう構成し、自動的に洗浄モードとなって供給ノズル22の洗浄を行うように制御装置68を構成するものである。なお、このタイマーは、作業者が能動的に操作して駆動することで制御装置68に電気信号的に接続されるものでもよいし、制御装置68に予め組み込むか、電気的に接続しておくようにする構成であってもよい。
タイマーがカウントする一定時間としては、例えば、土曜日や日曜日、あるいは祝日等を経る場合のように、24時間使用しなければ自動的に洗浄モードとして供給ノズル22の洗浄を行うこと等が考えられる。あるいは一定時間としては、24時間でなくても、供給ノズル22に付着している水薬2の粘性が高くなって水薬供給口部26を閉鎖もしくはそれに近い状態にならない一定時間(水薬の種類によって該一定時間を設定できるように構成することも好ましい)だけ水薬供給装置1、すなわちポンプ駆動部20の駆動がない場合とすることもできる。
なお、該一定時間経過しないうちに電源スイッチ66がオンされたら、タイマーは解除されて、上記各実施形態のようにして供給ノズル22の洗浄を行うように構成することが好ましい。
本発明の実施形態を示す水薬供給装置の一部を示す上方からの斜視図 同じく吊持手段を中心に描いた破断斜視図 同じく水薬供給装置の一部を示す側面図 同じく水薬供給装置の一部を示す拡大正面図 同じく水薬供給装置の一部を示す上方からの拡大斜視図 同じく天板を取除いた状態での平面図 同じく天板を取除いた状態でのノズル取付け板およびポンプ駆動部を示す変図 同じく水薬供給装置の制御ブロック図 同じく水薬供給装置の制御フローチャート
符号の説明
1…水薬供給装置、2…水薬、3…供給ボトル、4…水薬ボトル、5…載置体、16…上下方向軸線、17…回転駆動部、18…供給ポンプ、20…ポンプ駆動部、21…水薬供給管、22…供給ノズル、24…載置台、26…水薬吐出口部、27…水薬センサ、41…従動歯車、46…サーボモータ、47…駆動歯車、48…ソレノイド、50…バネ、51…位置検出センサ、53…ノズル取付け板、66…電源スイッチ、67…洗浄モードスイッチ、68…制御装置、69…洗浄手段、70…タイマー

Claims (5)

  1. 水薬供給ボトル内の水薬を供給ポンプの駆動によりノズルの吐出口部から吐出させて水薬ボトルに供給するようにした水薬供給装置であって、
    ノズルを洗浄するための洗浄制御手段を設け、該洗浄制御手段は、予め設定されたノズル洗浄時間に相当する時間だけ前記供給ポンプを駆動させて前記水薬供給ボトル内の水薬をノズルの吐出口部から吐出させるよう制御する機能を有することを特徴とする水薬供給装置。
  2. ノズルの洗浄を開始するための洗浄開始用スイッチを設け、洗浄制御手段は、洗浄開始用スイッチの操作によりノズルの洗浄を開始するよう前記供給ポンプに駆動信号を出力する機能を有していることを特徴とする請求項1記載の水薬供給装置。
  3. ノズルの吐出口部から吐出される水薬の有無を検出する水薬センサを設け、洗浄制御手段は洗浄時間に相当する時間を水薬センサによる水薬の検知からカウントする機能を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の水薬供給装置。
  4. 複数の水薬供給ボトルを周方向に間隔を置いて載置して上下軸線回りに回転自在な載置体を設け、載置体の上方に上下軸線回りに回転自在に配置したノズル取付け体にノズルを周方向に間隔を置いて取付け、載置体および取付け体を回転駆動部の駆動によって前記上下軸線回りに間欠的に回転させるよう構成し、各水薬供給ボトルに供給管の一端部を挿入し他端部をノズルに接続し、供給管の途中を水薬供給ボトル毎に設けた供給ポンプに接続するよう構成したことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の水薬供給装置。
  5. 載置体、取付け体および供給ポンプは、水薬供給装置本体の天壁側に吊持されて上下軸線回りに間欠的に回転自在に設けていることを特徴とする請求項4記載の水薬供給装置。
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