図1は、本発明の実施の一形態である設計データ表示装置1の機能の構成を示すブロック図である。本発明に係る情報照合方法は、設計データ表示装置1によって処理される。情報照合装置である設計データ表示装置1は、入力部11、照合部12、表示部13、編集部14、結果出力部15、図示しない環境設定部、設計データデータベース(Database
;以下「DB」という))16、部品表DB17および環境設定DB18を含んで構成される。
図2は、設計データ表示装置1のハードウエアの構成を示すブロック図である。設計データ表示装置1は、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network;以下「LAN」という)20、中央処理装置(Central Processing Unit;以下「CPU」という)21、記憶装置22、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory;以下「RAM」という)23、データ入力装置24、入力インタフェース25、出力装置26、出力インタフェース27、ネットワーク接続装置28およびデータベース29を含む。
LAN20は、たとえば通信回線であり、ネットワーク接続装置28とデータベース29との情報の送受信を可能とする。CPU21は、記憶装置22に記憶されるプログラムおよびRAM23に記憶されるプログラムを実行することによって、入力インタフェース25、出力インタフェース27およびネットワーク接続装置28を制御し、入力部11、照合部12、表示部13、編集部14、結果出力部15および環境設定部の機能を実現する。
記憶装置22は、たとえばハードディスク装置、メモリカード、フレキシブルディスクおよびCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの記録媒体の記録再生装置、ROM(Read Only Memory)およびRAMなどの半導体メモリ、光ディスク装置、ならびに光磁気ディスク装置などによって構成される。RAM23は、たとえば書き込みおよび読み出しが可能な半導体メモリによって構成される。
記憶装置22およびRAM23は、CPU21が入力部11、照合部12、表示部13、編集部14、結果出力部15および環境設定部の機能を実現するための制御プログラムおよび制御プログラムを実行するときに必要なデータを、それぞれ分担して記憶する。RAM23は、記憶装置22よりも読み書きの速度が速く、高速アクセスが必要なデータおよびプログラムがRAM23に記憶される。
記憶装置22およびRAM23に記憶される制御プログラムは、必要な場合にはオペレーティングシステムのプログラムおよびアプリケーションプログラムを含んでもよい。さらに、記憶装置22およびRAM23に記憶される制御プログラムは、ネットワーク接続装置28によって、LAN20に接続される他の記憶装置からダウンロードしてもよい。記憶装置22およびRAM23に記憶されるデータは、たとえば後述する設計データ、部品表データ、環境設定データ、および照合結果情報である照合結果出力情報などのデータを含む。
データ入力装置24は、キーボード、ポインティングデバイスたとえばマウス、あるいはタッチパネルなどによって構成され、照合を行うために必要な情報を入力する。入力インタフェース25は、データ入力装置24によって入力された情報を受け取り、受け取った情報をCPU21に送る。照合を行うために必要な情報は、ディスプレイに表示される後述するダイアログに応答して、照合者が行う操作によって入力される情報であり、たとえば照合対象とする選択範囲などを指示する情報を含む。
出力装置26は、CRT(Cathode Ray Tube)もしくは液晶表示装置のようなディスプレイ、またはプリンタなどの印刷装置によって構成され、出力インタフェース27を介して、CPU21から指示される情報を表示あるいは印刷することによって出力する。出力インタフェース27は、CPU21から指示される情報を出力装置26に送り、送った情報を出力装置26に出力させる。CPU21から指示される情報は、たとえば後述するダイアログをディスプレイに表示するための情報、およびプリンタあるいはディスプレイに表示させる後述する照合結果出力情報などを含む。出力された照合結果出力情報は、照合者、照合結果および変更履歴を含み、照合のエビデンスとして利用することができる。
ネットワーク接続装置28は、LAN20に接続され、LAN20に接続される他の装置と情報の送受信を行う。ネットワーク接続装置28は、CPU21から受け取った情報をLAN20を介して送信し、LAN20を介して受信した情報をCPU21へ送る。データベース29は、LAN20に接続される他の記憶装置に構築されるデータベースであり、設計データDB16、部品表DB17および環境設定DB18を含む。
図1を参照して、入力手段である入力部11は、設計データ入力部111および部品表入力部112を含んで構成される。設計データ入力部111は、設計データDB16に記憶される設計データを読み出して、記憶装置22あるいはRAM23に記憶する。
第1の被照合情報である設計データは、CAD(Computer Aided Design)システムを用いて設計された図面を表すデータであり、図面に含まれる要素である部品の形状を表す形状情報と、付属情報とを含む。付属情報は、部品を識別するための第1の識別情報および第2の識別情報である識別情報、識別情報に付与され、削除された部品であることを示す取り消し線を表す第1の削除情報および第2の削除情報である取り消し線情報、階層化されている図面の画層を表す画層情報、および図面のフォーマットを示す枠情報を含む。識別情報は、たとえば部品名であり、文字、数字および記号を含むキャラクタあるいはキャラクタ列で表される。取り消し線情報が付与された識別情報の部品は、削除された部品であることを示す。枠情報は、照合には用いられない。
部品表入力部112は、部品表DB17に記憶される部品表データを読み出して、記憶装置22あるいはRAM23に記憶する。第2の被照合情報である部品表データは、購入すべき部品の一覧を示す部品構成表(以下「部分表」という)を表すデータであり、部品表に含まれる部品の識別情報、取り消し線情報、および機種名を表す情報を含む。機種名を表す情報は、照合には用いられない。部品表データは、ファイル単位で記憶されており、ファイル名によって選択することができる。以下、識別情報として部品名を例にして説明する。
照合手段である照合部12は、図面に含まれる部品の部品名のうち、後述する部品チェックダイアログ40で選択される照合対象の部品名と、部品表に含まれる部品の部品名のうち、後述する部品チェックダイアログ40で選択される照合対象の部品名とを比較し、一致する部品名があるか否かを、取り消し線の有無を含めて照合する。
図面に含まれる部品の部品名は、具体的には、設計データ入力部111によって入力された設計データに含まれる付属情報に含まれる識別情報つまり部品名であり、以下「図面の部品名」という。部品表に含まれる部品の部品名は、具体的には、部品表入力部112によって入力された部品表データが示す部品表に含まれる部品の識別情報つまり部品名であり、以下「部品表の部品名」という。
図3〜図7は、照合部12が行う照合を説明するための図である。図3は、照合部12によって照合された第1の照合結果31の一例を示す図である。照合部12は、取り消し線の有無が同じ部品名を、一致すると判定する。
具体的には、照合部12は、図面の部品名のうち、設計データの付属情報に含まれる取り消し線情報が付与されていない部品名と、部品表の部品名のうち、部品表データに含まれる取り消し線情報が付与されていない部品名との照合、および図面の部品名のうち、設計データの付属情報に含まれる取り消し線情報が付与されている部品名と、部品表の部品名のうち、部品表データに含まれる取り消し線情報が付与されている部品名との照合を行う。
図3に示した第1の照合結果31の例では、「図面上の部品」として記載される部品名、すなわち照合対象の図面の部品名として、「A1」、「(2重取消し線が付された)A2」、「(2重取消し線が付された)B1」および「B2」が示され、「部品表の部品」として記載される部品名、すなわち照合対象の部品表の部品名として、「A1」、「(2重取消し線が付された)A2」、「(2重取消し線が付された)B1」および「B2」が示されている。
照合部12は、取り消し線情報が付与されていない部品名について、「図面上の部品」の部品名「A1」と「部品表の部品」の部品名「A1」と、および「図面上の部品」の部品名「B2」と「部品表の部品」の部品名「B2」とが一致するので、それぞれ一致すると判定する。さらに、取り消し線情報が付与されている部品名について、「図面上の部品」の部品名「(2重取消し線が付された)A2」と「部品表の部品」の部品名「(2重取消し線が付された)A2」と、および「図面上の部品」の部品名「(2重取消し線が付された)B1」と「部品表の部品」の部品名「(2重取消し線が付された)B1」とが一致するので、それぞれ一致する判定する。したがって、図3に示した第1の照合結果31には、それぞれ一致していることを示す「○」が結果として示されている。
図4は、照合部12によって照合された第2の照合結果32の一例を示す。照合部12は、取り消し線の有無が一致しない部品名、ならびに図面および部品表のうちのいずれかか1つにしか含まれず、かつ取り消し線のない部品名を、不一致であると判定する。
具体的には、照合部12は、照合対象の図面の部品名、および照合対象の部品表の部品名の両方に含まれる部品名であって、かつ設計データの付属情報に含まれる取り消し線情報および部品表データに含まれる取り消し線情報のうちのいずれか1つのみが付与されている部品名を、不一致であると判定し、さらに、取り消し線情報が付与されていない部品名が、照合対象の図面の部品名および照合対象の部品表の部品名のうちのいずれか1つにのみ含まれている部品名を、不一致であると判定する。
図4に示した第2の照合結果32の例では、「図面上の部品」として記載される部品名として、「A1」、「(2重取消し線が付された)A2」および「B1」が示され、「部品表の部品」として記載される部品名として、「(2重取消し線が付された)A1」、「A2」および「B2」が示されている。
照合部12は、部品名が両方に含まれ、かつ取り消し線がいずれか1つにのみ付与されている部品名について、「図面上の部品」の部品名「A1」と「部品表の部品」の部品名「(2重取消し線が付された)A1」と、および「図面上の部品」の部品名「(2重取消し線が付された)A2」と「部品表の部品」の部品名「A2」とが不一致であるので、不一致であると判定し、図4に示した第2の照合結果32には、不一致であることを表す「×」がそれぞれ結果として示されている。さらに、取り消し線が付与されていない部品名がいずれか1つにのみ含まれる部品名として、「部品表の部品」に含まれず、かつ「図面上の部品」に含まれる部品名「B1」、および、「図面上の部品」に含まれず、かつ「部品表の部品」に含まれる部品名「B2」を、不一致であると判定し、図4に示した第2の照合結果32には、不一致であることを表す「×」がそれぞれ結果として示されている。
図5は、照合部12によって照合された第3の照合結果33の一例を示す。照合部12は、図面および部品表のうちのいずれか1つに含まれ、かつ取り消し線がある部品名を、一致すると判定する。
具体的には、照合対象の図面の部品名、および照合対象の部品表の部品名のうちのいずれか1つに含まれる部品名であって、かつ設計データの付属情報に含まれる取り消し線情報もしくは部品表データに含まれる取り消し線情報が付与されている部品名を、一致すると判定する。
図5に示した第3の照合結果33の例では、「図面上の部品」として記載される部品名として、「(2重取消し線が付された)A1」が示され、「部品表の部品」として記載される部品名として、「(2重取消し線が付された)A2」が示されている。照合部12は、「図面上の部品」に含まれず、かつ「部品表の部品」に含まれる部品名「(2重取消し線が付された)A1」、および「部品表の部品」に含まれず、かつ「図面上の部品」に含まれる部品名「(2重取消し線が付された)A2」を、一致していると判定する。図5に示した第3の照合結果33には、一致していることを表す「○」がそれぞれ結果として示されている。
図6は、照合部12によって照合された第4の照合結果34の一例を示す。第4の照合結果34は、同じ部品名が複数含まれ、図面に含まれる数と部品表に含まれる数とが一致る場合についての例である。
照合部12は、取り消し線が付与されていない部品名から順次照合する。先ず、図面および部品表の両方に含まれ、かつ取り消し線が付与されていない部品名を、一致すると判定する。次に、図面および部品表の両方に取り消し線が付与されていない部品名について照合が終了すると、図面および部品表のうちのいずれか1つに含まれ、かつ取り消し線が付与されていない部品名を、不一致であると判定する。さらに、取り消し線が付与されていない部品名についての照合が終了すると、図面および部品表の両方に含まれ、かつ取り消し線が付与されている部品名を、一致すると判定する。
図6に示した第4の照合結果34の例では、「図面上の部品」として記載される部品名として、1つの「AAAA」および1つの「(2重取消し線が付された)AAAA」の合計2つの部品名が示され、「部品表の部品」として記載される部品名として、2つの「AAAA」および2つの「(2重取消し線が付された)AAAA」の合計4つの部品名が示されている。
照合部12は、「部品表の部品」の第1番目の部品名「AAAA」と「図面上の部品」の第1番目の部品名「AAAA」とが一致するので、一致すると判定し、図6に示した第4の照合結果34には、結果として「○」が示されている。さらに、「部品表の部品」の第2番目の部品名「(2重取消し線が付された)AAAA」と「図面上の部品」の第2番目の部品名「AAAA」とが一致しないので、不一致であると判定し、図6に示した第4の照合結果34には、結果として「×」が示されてている。「部品表の部品」の第3番目には部品名がなく、「図面上の部品」の第3番目に部品名「AAAA」があるので、不一致であると判定し、図6に示した第4の照合結果34には、結果として「×」が示されている。「部品表の部品」の第4番目には部品名がなく、「図面上の部品」の第4番目の部品名「(2重取消し線が付された)AAAA」は取り消し線で削除されているので、一致すると判定し、図6に示した第4の照合結果34には、結果として「○」が示されている。
図7は、照合部12によって照合された第5の照合結果35の一例を示す。第5の照合結果35は、同じ部品名が複数含まれ、図面に含まれる数と部品表に含まれる数とが一致しない場合についての例である。
照合部12は、取り消し線が付与されていない部品名から順次照合する。先ず、図面および部品表の両方に含まれ、かつ取り消し線が付与されていない部品名を、一致すると判定する。次に、図面および部品表の両方に含まれ、かつ取り消し線が付与されていない部品名について照合が終了すると、図面および部品表のうちのいずれか1つに含まれ、かつ取り消し線が付与されていない部品名を、不一致であると判定する。さらに、取り消し線が付与されていない部品名についての照合が終了すると、図面および部品表の両方に含まれ、かつ取り消し線が付与されている部品名、および図面および部品表のうちのいずれか1つにのみ含まれ、かつ取り消し線が付与されている部品名を、一致すると判定する。
図7に示した第5の照合結果35の例では、「図面上の部品」として記載される部品名として、1つの「AAAA」および2つの「(2重取消し線が付された)AAAA」の合計3つの部品名が示され、「部品表の部品」として記載される部品名として、2つの「AAAA」および1つの「(2重取消し線が付された)AAAA」の合計3つの部品名が示されている。
照合部12は、「部品表の部品」の第1番目の部品名「AAAA」と「図面上の部品」の第1番目の部品名「AAAA」とが一致するので、一致すると判定し、図7に示した第5の照合結果35には、結果として「○」が示されている。さらに、照合部12は、「部品表の部品」の第2番目の部品名「(2重取消し線が付された)AAAA」と「図面上の部品」の第2番目の部品名「AAAA」とが一致しないので、不一致であると判定し、図7に示した第5の照合結果35には、結果として「×」が示されている。さらに、照合部12は、「部品表の部品」の第3番目の部品名「(2重取消し線が付された)AAAA」と「図面上の部品」の第3番目の部品名「(2重取消し線が付された)AAAA」とが一致するので、一致すると判定し、図7に示した第5の照合結果35には、結果として「○」が示されている。
照合部12は、照合を行うとき、予め定める抽出条件、たとえば環境設定DB18に設定される後述する情報を抽出フィルタとして抽出した部品名についてのみ照合を行うこともできる。
図1を参照して、出力手段である表示部13は、設計データ表示部131および部品表表示部132を含んで構成され、後述する部品チェックダイアログなどのダイアログを表示する。設計データ表示部131は、設計データ入力部111によって入力された設計データが示す図面を、たとえば後述する図面表示ダイアログで表示する。設計データ表示部131は、表示している図面表示ダイアログに対して、照合部12によって照合された照合結果、および編集部14によって編集された編集結果を反映する。部品表表示部132は、部品表入力部112によって入力された部品表データが示す部品表を表示する。
編集手段である編集部14は、照合部12によって照合された照合結果が不一致である部品名に対して、取り消し線の追加、取り消し線の削除、および部品名の変更などの編集を行う。編集部14は、編集結果に基づいて、記憶装置22あるいはRAM23に記憶される設計データを更新するとともに、設計データDB16に記憶される部品表データに反映する。編集部14によって更新された設計データは、照合部12によって新たに照合される。
出力手段である結果出力部15は、照合部12によって照合された照合結果を表す照合結果出力情報を、記憶装置22あるいはRAM23、プリンタおよびディスプレイなどに出力する。設定手段である環境設定部は、照合部12、表示部13、編集部14および結果出力部15が処理を行うときの条件などを設定する。
設計データDB16は、CADシステムを用いて設計された設計データを記憶するデータベースであり、LAN20に接続される他の記憶装置に構築されるデータベース29に含まれる。部品表DB17は、購入すべき部品の一覧を示す部品表を表す部品表データを記憶するデータベースであり、LAN20に接続される他の記憶装置に構築されるデータベース29に含まれる。環境設定DB18は、後述する環境設定ダイアログによって設定される環境設定データを記憶するデータベースであり、LAN20に接続される他の記憶装置に構築されるデータベース29に含まれる。
図8は、表示部13によって表示される部品チェックダイアログ40の一例を示す図である。部品チェックダイアログ40は、照合対象を選択する操作などを行い、かつ照合結果を表示するためのウィンドウである。部品チェックダイアログ40のサイズは、マウスなどによって変更可能であり、たとえば設計データを表示するための図面表示ダイアログと重ならないように調整することができる。
部品チェックダイアログ40には、照合者情報41、結果表示情報(以下「チェックリスト」という)42、部品表選択43、図面選択44、ならびに画面ズームボタン401、部品確認ボタン402、取り消し線追加ボタン403、取り消し線削除ボタン404、部品名変更ボタン405、チェックリスト出力ボタン406、全部品表示ボタン407、重複部品表示ボタン408、異なる部品表示ボタン409および閉じるボタン410の10個の操作ボタンが表示される。
照合者情報41には、「照合者」と付記された照合者名表示欄が設けられている。照合者名表示欄は、照合を行う担当者の氏名を表示する表示欄であり、環境設定DB18に設定されている照合者の氏名が、初期値として表示される。図8に示した照合者表示欄には、初期値の氏名の例として、「山田太郎」と表示されている。
図9は、チェックリスト42の詳細を示す図である。チェックリスト42には、「チェックリスト」というタイトルが表示され、「リスト選択時にズーム」と付記された選択ズーム用チェック欄421、照合結果表示欄422および状態表示欄423が設けられている。
図10は、選択ズーム用チェック欄421にチェックが付されているときにズームアップされた図面表示ダイアログ50を示す図である。選択ズーム用チェック欄421は、チェックが付されると、照合結果表示欄422に表示される部品名の中から選択されたすべての部品名が、図面表示ダイアログ50内でズームアップされる。ズームアップの倍率は、環境設定DB18に設定されている。ズームアップされる部品名は、環境設定DB18に設定された色で表示される。
図10に示した図面表示ダイアログ50では、部品チェックダイアログ500が図面表示ダイアログ50の上に重ねて表示されている。部品チェックダイアログ500の照合結果表示欄422に表示されている部品名のうち、網掛けで示した部品名「CABE」の行501が選択され、選択されている行501の文字が反転表示される。図面表示ダイアログ50には、照合結果表示欄422で選択された部品名と同じ部品名が、図面表示ダイアログ50に表示されている他の部品名の色と異なる色で表示されている。具体的には、図面表示ダイアログ50に表示されている参照符号502で示される網掛けで示した部品名「CABE」の色は黒色であり、他の部品名の色は青色である。
図9を参照して、照合結果表示欄422は、照合結果および取り消し線の有無などの情報を部品名ごとに1行ずつ表示する。行数が増えて、照合結果表示欄422に収まらないときは、縦方向のスクロールバーが表示され、そのスクロールバーを操作することによって、すべての照合結果を参照することができる。
照合結果表示欄422には、「No.」、「結果」、「部品名」、「部品表」についての「取消なし」および「取消あり」、ならびに「図面上」についての「取消なし」および「取消あり」の7つの項目がある。この7つの項目の内容を表1に示す。
これらの項目欄のうち、それぞれの項目名が表示される箇所をクリックすることによって、項目ごとに定められる順序でソートされる。たとえば、「No.」が表示される箇所をクリックすると、「No.」の昇順あるいは降順にソートされ、「部品名」が表示される箇所をクリックすると、アルファベット順にソートされる。「結果」、「部品表:取消なし」、「部品表:取消あり」、「図面上:取消なし」および「図面上:取消あり」についても、同様にタイトルバーに示される各項目をクリックすると、昇順、あるいは降順にソーとされる。1回目のクリックで、昇順にソートされ、2回目のクリックで、降順にソートされる。
状態表示欄423は、照合結果表示欄422に照合結果を表示している状態が何かを示す。照合結果を表示している状態には、「全部品表示中」、「重複部品表示中」および「異なる部品表示中」の3つの状態がある。「全部品表示中」は、照合しているすべての部品名を表示している状態である。「重複部品表示中」は、照合しているすべての部品名のうち、重複している部品名のみを表示している状態である。「異なる部品表示中」は、照合しているすべての部品名のうち、異なる部品名のみを表示している状態である。重複部品とは、同じ部品名の部品が複数ある部品であり、異なる部品とは、照合結果が不一致である部品名の部品である。
図11は、部品表選択43の詳細を示す図である。部品表選択43は、記憶装置22あるいはRAM23に記憶される部品表データから、照合対象の部品表データを選択する操作を行うための操作部であり、たとえば部品表データが表形式のデータである場合、行および列を指定することによって照合対象の範囲を指定することができる。以下、行と列とによって形成される矩形で囲まれる1つ1つの範囲をセルという。
部品表選択43には、「部品表選択」というタイトルが表示され、対象セル選択ラジオボタン431、固定セルエディット432およびファイル選択ボタン433が設けられている。対象セル選択ラジオボタン431は、部品表データが示すセルのから照合対象のセルを選択する選択方法を指定するラジオボタンである。対象セル選択ラジオボタン431には、「全文字取り込み」、「セル範囲を選択」および「固定セルで選択」の3つのラジオボタンがあり、たとえばマウスによってこれらのうちの1つのみを選択することができる。
「全文字取り込み」は、記憶装置22あるいはRAM23に記憶される部品表データが示すすべてのセルを照合対象の範囲とする。「セル範囲を選択」は、記憶装置22あるいはRAM23に記憶される設計データが示すセルのうち、たとえばマウスによって選択されるセルを照合対象の範囲とする。「固定セルで選択」は、記憶装置22あるいはRAM23に記憶される設計データが示すセルのうち、固定セルエディット432に示されるアドレスで特定される範囲のセルを照合対象の範囲とする。
固定セルエディット432は、照合対象とするセルの範囲を、セルのアドレスで指定する。セルのアドレスは、たとえば行を数字で指定し、列をアルファベットで指定することによってセルを特定する。固定セルエディット432には、後述する環境設定ダイアログの「既定のセル範囲」に設定されたセルのアドレスで示される範囲が、照合対象とするセルの初期値の範囲として表示される。
固定セルエディット432で、照合対象の範囲として1つのセルを選択する場合は、たとえばセルのアドレスがA1であれば、“A1”と記述する。照合対象の範囲として複数のセルを1つの範囲で選択する場合は、コロンの左側に始点となるセルのアドレスおよびコロンの右側に終点となるセルのアドレスを記述する。始点のセルと終点のセルとを対角とする矩形の範囲内のセルを、照合対象の範囲として指定することができる。たとえばセルのアドレスA1からB10の範囲であれば、“A1:B10”と記述する。
照合対象の範囲として複数のセルを複数の範囲で選択する場合は、複数の選択範囲をカンマで区切って記述する。たとえばセルのアドレスA1からB10の範囲およびセルのアドレスC1からD20の範囲であれば、“A1:B10,C1:D20”と記述する。複数のページがある場合は、ページ指定を可能として、複数のページに渡る選択範囲を指定してもよい。
ファイル選択ボタン433は、記憶装置22あるいはRAM23に記憶される部品表データのファイルを選択するための操作ボタンである。たとえばファイル選択ボタン433を押下すると、表示部13は、記憶装置22あるいはRAM23に記憶される部品表データのファイルのファイル名の一覧を表示するダイアログを表示し、表示したファイル名の一覧の中から、ファイル名を選択することによって、照合対象とする部品表データを選択可能とする。
画面上に表示された操作ボタンの押下は、たとえば画面上に表示されるポインタをマウスによって操作ボタンの位置に合わせ、マウスで左クリックすることによって押下することができる。
照合部12は、部品表から照合対象の部品名を抽出するとき、大きく3つの処理手順で処理を行う。第1番目の処理では、誤動作を防止するためのチェックを行う。たとえば部品表DB17に記憶される部品表データが、他の装置で使用されているか否かをチェックし、使用されている場合は、部品表DB17に記憶される部品表データが更新される可能性があるので、抽出処理の実行を中止する。
第2番目の処理では、対象セル選択ラジオボタン431によって選択されたラジオボタンに対応する処理を行う。選択されたラジオボタンが「全文字取り込み」の場合は、全範囲のセルを照合対象の範囲とし、「固定セルで選択」の場合は、固定セルエディット432に示される範囲を照合対象の範囲とする。「セル範囲を選択」の場合は、表示部13は、セル範囲を選択するためのダイアログを表示し、照合者による選択を可能とし、照合部12は、照合者によって選択された範囲を照合対象の範囲とする。
第3番目の処理では、照合部12は、照合対象の範囲のセルから部品名の抽出を行う。まず、記述されているセルのアドレスが有効か否かを、カンマで区切られている記述ごとにチェックする。たとえば、アルファベット、数字、コロンおよびカンマ以外のキャラクタを使用しているセルのアドレス、および存在しないセルのアドレスなどは、無効なセルのアドレスと判定する。有効なセルのアドレスと判定されたセルから、部品名を抽出する。無効なセルのアドレスと判定されたセル、部品名以外のキャラクタおよびキャラクタ列たとえば日付あるいは数値などが格納されているセル、および空白のセルについては、抽出を行わない。
照合部12は、抽出中、抽出の進捗状況を表示するための進捗状況ダイアログを、表示部13によって表示させてもよい。さらに、進捗状況ダイアログに、中断ボタンを設けておいて、抽出の中断を可能としてもよい。処理中に問題が発生した場合、第1番目の処理で誤動作を防止するためのチェックにかかった場合、あるいは中断ボタンが押下された場合は、照合部12は、部品表からの部品名の抽出を中止し、表示部13によって、図8に示した部品チェックダイアログ40の初期画面を表示させる。
照合部12は、部品表からの部品名の抽出が終了すると、照合を行い易くするために、部品名の並べ換えを行う。照合部12は、アルファベット順に、かつ取り消し線が付与されていない部品名を先に並べる。表示部13は、照合部12によって並べ換えられた順序で、部品名および取り消し線の有無を、部品チェックダイアログ40の照合結果表示欄422の「部品名」、部品表についての「取消なし」および「取消あり」の項目欄に表示する。
図8に示した図面選択44には、「図面選択」というタイトルが表示され、形状選択ボタン441が設けられている。形状選択ボタン441は、記憶装置22あるいはRAM23に記憶される設計データのうち、照合対象とする設計データを選択するための操作ボタンである。照合部12は、形状選択ボタン441が押下されると、設計データを選択するための選択操作モードに移行して、設計データ表示部131によって図面表示ダイアログに表示される図面のうち、照合対象とする図面の範囲を選択可能する。
図12は、設計データ表示部131によって表示される図面表示ダイアログ51の一例を示す図である。図面表示ダイアログ51は、記憶装置22あるいはRAM23に記憶される設計データが示す図面を表示するダイアログであり、図面表示ダイアログ51に表示される図面から、図面選択44によって照合対象とする図面の範囲を選択することができる。図12に示した図面表示ダイアログ51には、プリント基板511に配置された部品512を示す図面が表示されている。
照合部12は、記憶装置22あるいはRAM23に記憶される設計データが示す図面のうち、図面選択44で選択され照合対象の図面に含まれる部品名を抽出する。図面が複数の画層に階層化されており、環境設定ダイアログ61で画層を選択するように設定されていると、設定された画層の図面を照合対象の図面として部品名を抽出する。照合対象の図面に部品名が含まれない場合は、エラーメッセージを表示して抽出を終了し、表示部13によって、図8に示した部品チェックダイアログ40の初期画面を表示させる。
照合部12は、図面からの部品名の抽出が終了すると、照合を行い易くするために、部品名の並べ換えを行う。照合部12は、アルファベット順に、かつ部品名が同じ部品名の場合は、取り消し線が付与されていない部品名を先に並べる。表示部13は、照合部12によって並べ換えられた順序で、部品名および取り消し線の有無を、部品チェックダイアログ40の照合結果表示欄422の「部品名」、図面上についての「取消なし」および「取消あり」の項目欄に表示する。
照合部12は、図面から抽出された部品名を照合結果表示欄422に表示するときに、部品表から抽出された部品名が先に表示されている場合は、同じ部品名がすでに表示されている部品名については、同じ部品名が表示されている行の図面上についての「取消なし」および「取消あり」の項目欄に追加して表示し、同じ部品名がいずれの行にも表示されていない部品名については、部品名の順序がアルファベット順に、かつ取り消し線が付与されていない部品名が先になるように、行を追加して表示する。
部品表から抽出された部品名を照合結果表示欄422に表示するときに、図面から抽出された部品名が先に表示されている場合は、同じ部品名がすでに表示されている部品名については、同じ部品名が表示されている行の部品表についての「取消なし」および「取消あり」の項目欄に追加して表示し、同じ部品名がいずれの行にも表示されていない部品名については、部品名の順序がアルファベット順に、かつ取り消し線が付与されていない部品名が先になるように、行を追加して表示する。
照合部12は、部分表および図面からの部品名の抽出が終了すると、部品表から抽出した部品名と、図面から抽出した部品名とを、取り消し線の有無を含めて照合する。表示部13は、照合部12によって照合された照合結果を、照合結果表示欄422の「結果」の項目欄に表示し、対応する部品名の色を環境設定ダイアログ61で設定された色に変更する。
図13は、照合部12による照合結果を反映した図面表示ダイアログ52の一例を示す図である。照合結果が「○」つまり一致している部品名は、青色で表示され、照合結果が「×」つまり不一致である部品名は、赤色で表示される。図13には、照合結果が「○」の部品名「L0002」および「L0001」が青色で表示され、照合結果が「×」の部品名「C0002」、「C0001」および「C0001」が赤色で表示されている。
図8を参照して、画面ズームボタン401は、部品チェックダイアログ40を非表示状態として、図面表示ダイアログに表示される図面を、図面表示ダイアログ内でズームインあるいはズームアウトするための操作を可能とする。図13に示した図面表示ダイアログ52が、部品チェックダイアログ40を非表示状態とした状態である。
部品確認ボタン402は、図面表示ダイアログに表示される図面に含まれる部品名のうち、部品チェックダイアログ40の照合結果表示欄422に表示される部品名の中から選択した部品名に対応する部品名がどれかを確認するための操作ボタンである。図面表示ダイアログでは、照合結果表示欄422に表示される部品名の中から選択された部品名が四角の枠で囲まれてズームアップされる。照合結果表示欄422に表示される「No.」のうち、選択された部品名の「No.」が、四角の枠の左下に表示される。ズームアップの倍率は、環境設定ダイアログで設定された倍率である。
図14は、部品確認ボタン402によって確認する部品が選択された部品チェックダイアログ53の一例を示す図である。図15は、部品確認ボタン402によって選択された部品名を表示する図面表示ダイアログ54の一例を示す図である。図14に示した部品チェックダイアログ53では、照合結果表示欄422で、No.1〜3の部品名「C0001」、No.4の部品名「C0002」およびNo.5の部品名「C0003」を示す5つの行531が選択されている。図15に示した図面表示ダイアログ54では、部品名「C0003」、部品名「C0002」および部品名「C0001」が四角の枠で囲まれ、各枠の左下にそれぞれの「No.」が「5」、「4」および「1」と表示されている。
図16は、取り消し線追加ボタン403によって付与された取り消し線551を示す図面表示ダイアログ55の一例を示す図である。編集部14は、取り消し線追加ボタン403が押下されると、図面から抽出された部品名のうち、照合結果表示欄422で選択された部品名に取り消し線を付与する。図16に示した図面表示ダイアログ55には、部品名「C0005」に取り消し線551が付与されている。
図17は、取り消し線追加ボタン403によって付与される取り消し線の線種を示す図である。図17(a)は、1本の直線である1重線による取り消し線をしめす、図17(b)は、2本の直線である2重線による取り消し線を示す。図17(a)には、図面表示ダイアログ56aに表示される部品名「C1303」に1重線による取り消し線561が付与されている。図17(b)には、図面表示ダイアログ56bに表示される部品名「C1303」に2重線による取り消し線562が付与されている。
図18は、取り消し線追加ボタン403によって付与される取り消し線571の長さLを示す図である。取り消し線571の長さLは、キャラクタ列の幅方向の長さに対する比率で決定される。取り消し線追加ボタン403によって付与される取り消し線の線種および長さの比率は、環境設定ダイアグによって設定される。
編集部14は、取り消し線追加ボタン403が押下されると、部品名に取り消し線を付与し、記憶装置22あるいはRAM23に記憶される設計データおよび設計データDB16に記憶される設計データを更新する。照合部12は、更新された新たな設計データに基づいて照合を行い、表示部13は、照合部12による新たな照合結果に基づいて、照合結果表示欄422を更新し、設計データ表示部131は、照合部12による新たな照合結果を図面表示ダイアログに反映する。
このように、編集部14によって、設計データが示す図面に含まれ、かつ取り消し線が付与されない部品名の中から削除する部品名が指定され、指定された部品名に取り消し線を付与するので、照合結果が不一致である部品名を削除することができる。
図8に示した取り消し線削除ボタン404は、図面から抽出された取り消し線が付与された部品名のうち、照合結果表示欄422で選択された部品名の取り消し線を削除するための操作ボタンである。編集部14は、取り消し線追加ボタン403が押下されると、部品名に付与されている取り消し線を削除し、記憶装置22あるいはRAM23に記憶される設計データおよび設計データDB16に記憶される設計データを更新する。照合部12は、更新された新たな設計データに基づいて照合を行い、表示部13は、照合部12による新たな照合結果に基づいて、照合結果表示欄422を更新し、設計データ表示部131は、照合部12による新たな照合結果を図面表示ダイアログに反映する。
このように、編集部14によって、設計データが示す図面に含まれ、かつ取り消し線が付与された部品名のうちで、取り消し線の付与を止める部品名が指定され、指定された部品名に付与されていた取り消し線が除去されるので、照合結果が不一致である部品名を復活することができる。
図19は、部品名変更ボタン405によって表示される部品名入力ダイアログ58の一例を示す図である。部品名変更ボタン405は、図面から抽出された部品名のうち、照合結果表示欄422で選択された部品名を変更するための操作ボタンである。照合結果表示欄422で部品名が選択され、部品名変更ボタン405が押下されると、表示部13は、部品名入力ダイアログ58を表示し、設計データ表示部131は、図面表示ダイアログに表示する部品名のうち照合結果表示欄422で選択された部品名をズームアップする。
部品名入力ダイアログ58には、「部品名」というタイトル、および「新しい名前を入力してください。」というメッセージが表示され、部品名入力欄581、OKボタン582およびキャンセルボタン583が設けられる。部品名入力欄581は、新たな部品名を入力するための入力欄である。OKボタン582は、部品名入力欄581に入力された部品名に変更することを指示するための操作ボタンであり、キャンセルボタン583は、部品名の変更をキャンセルするための操作ボタンである。図19に示した部品名入力欄581には、部品名「C0002」が表示されている。
編集部14は、部品名入力ダイアログ58で部品名が入力され、OKボタン582が押下されると、部品名を変更し、記憶装置22あるいはRAM23に記憶される設計データおよび設計データDB16に記憶される設計データを更新する。照合部12は、更新された新たな設計データに基づいて照合を行い、表示部13は、照合部12による新たな照合結果に基づいて、照合結果表示欄422を更新し、設計データ表示部131は、照合部12による新たな照合結果を図面表示ダイアログに反映する。
このように、編集部14によって、入力部11によって入力された設計データが示す図面に含まれる部品名のうちのいずれかの部品名が指定され、指定された部品名が変更されるので、間違っている部品名を修正することができる。
図20は、チェックリスト出力ボタン406によって出力される照合結果出力70の一例を示す図である。チェックリスト出力ボタン406は、照合結果を表す照合結果出力情報を出力するための操作ボタンである。表示部13は、チェックリスト出力ボタン406が押下されると、ファイルとして保存する操作を行うためのファイル保存用ダイアログを表示し、照合結果出力情報を出力するディレクトリおよびファイル名の指定を可能とする。結果出力部15は、照合結果出力情報を、ファイル保存用ダイアログで指定されたディレクトリおよびファイル名で、かつカンマ区切りテキストファイル形式たとえばカンマ区切りCSV(Comma Separated Values)ファイル形式で、記憶装置22あるいはRAM23に出力する。結果出力部15は、照合結果出力情報を記憶装置22あるいはRAM23に出力するとともに、プリンタあるいはディスプレイに照合結果出力70として出力することもできる。
このように、結果出力部15によって、照合部12の照合結果が、カンマ区切りテキストファイル形式で出力されるので、照合結果を表計算など他のアプリケーションプログラムで利用することができる。
照合結果出力70には、「照合日時」701、「照合者」702、「照合部品点数」703、「取り消し線付きデータ」704、「変更履歴」705および「照合結果」706の6つの項目欄が設けられている。「照合日時」701は、チェックリスト出力ボタン406が押下された時点の年月日および時刻を示す。「照合者」702は、環境設定DB18に設定されている照合者の氏名である。
「照合部品点数」703は、照合を行った部品名の数を部品表および図面のそれぞれについて示す。「取り消し線付きデータ」704は、照合を行った部品名のうち、取り消し線が付与されている数を部品表および図面のそれぞれについて示す。「変更履歴」705は、取り消し線追加ボタン403による取り消し線の追加、取り消し線削除ボタン404による取り消し線の削除、および部品名変更ボタン405による部品名の変更が行われた履歴を示す。「照合結果」706は、照合結果を示し、部品チェックダイアログ40の照合結果表示欄422に表示される項目の内容と同じ内容を示す。
図20に示した照合結果出力70には、照合日時701に年月日「YYYY/MM/DD」および時刻「HH:MM」が出力され、照合者702に「山田太郎」が出力され、照合部品点数703に、部品表について「17」および図面について「9」と出力され、取り消し線付きデータ704に、部品表について「3」および図面について「1」と出力され、変更履歴705に、部品名「L0003」について「取り消し線削除」が行われたこと、および部品名「C0006」について「名前変更(C0002)」が行われたことが出力されている。「名前変更(C0002)」は、変更前の部品名が「C0002」であることを示す。
このように、結果出力部15によって、さらに、設計データが示す図面に含まれる部品名の数と、部品表データが示す部品表に含まれる部品名の数とが出力されるので、照合が行われた部品名の数を確認することができる。
全部品表示ボタン407は、部品チェックダイアログ40の照合結果表示欄422に、照合を行ったすべての部品名を表示することを指示する操作ボタンである。このとき、表示部13は、部品チェックダイアログ40の状態表示欄423に、「全部品表示中」を表示する。
図21は、重複部品表示ボタン408によって表示される部品チェックダイアログ59の一例を示す図である。重複部品表示ボタン408は、部品チェックダイアログ40の照合結果表示欄422に、照合を行った部品名のうち、同じ部品名が部品表および図面のうち少なくともいずれかに複数含まれる部品名を表示することを指示する操作ボタンである。このとき、表示部13は、部品チェックダイアログ40の状態表示欄423に、「重複部品表示中」を表示する。表示部13は、重複する部分名がない場合は、照合結果表示欄422に何も表示しない。
図21に示した部品チェックダイアログ59には、3つの部品名「C0003」が表示された照合結果表示欄591が示され、「重複部品表示中」が表示された状態表示欄592が示されている。
図22は、異なる部品表示ボタン409によって表示される部品チェックダイアログ60の一例を示す図である。重複部品表示ボタン408は、部品チェックダイアログ40の照合結果表示欄422に、照合を行った部品名のうち、照合結果が不一致である部品名のみを表示することを指示する操作ボタンである。このとき、表示部13は、部品チェックダイアログ40の状態表示欄423に、「異なる部品表示中」を表示する。照合結果が不一致である部品名がない場合は、照合結果表示欄422に何も表示しない。
図22に示した部品チェックダイアログ60には、10個の部品名「C0003」、「C0004」、「L0003」、「L0004」、「L0005」、「R0001」、「R0002」、「R0003」、「R0004」および「R0005」が表示された照合結果表示欄601が示され、「異なる部品表示中」が表示された状態表示欄602が示されている。
このように、結果出力部15によって、照合部12による照合結果が一致していないことを示している部品名のみが出力されるので、照合結果が不一致である部品名を容易に認識することができる。
閉じるボタン410は、部品チェックダイアログ40での操作を終了して、部品チェックダイアログ40を閉じるための操作ボタンである。閉じるボタン410が押下されると、表示部13は、部品チェックダイアログ40のディスプレイへの表示を終了する。
図23は、表示部13によって表示される環境設定ダイアログ61の一例を示す図である。環境設定ダイアログ61は、環境設定を行うためのダイアログであり、環境設定部は、環境設定ダイアログ61で設定された情報を、環境設定データとして環境設定DB18に記憶する。環境設定ダイアログ61には、「環境設定」というタイトルが表示され、照合者設定611、画層設定612、取消線作図設定613、部品色変更設定614、ズーム設定615および部品表選択設定616の6つの項目と、OKボタン617およびキャンセルボタン618とが設けられている。
照合者設定611には、「照合者設定」というタイトルが表示され、「既定の照合者」と付記された照合者入力欄がある。照合者入力欄は、照合を行う担当者つまり照合者の氏名を入力する入力欄であり、図23に示した照合者入力欄には、「山田太郎」と表示されている。照合者設定611に設定された照合者の氏名は、部品チェックダイアログ40の照合者情報41の照合者名表示欄に表示される。
画層設定612は、図面が複数の画層に階層化されている場合、照合対象とする画層を部品名画層として設定することができる。画層設定612には、照合対象とする部品名を画層によって指定するか否かを設定する「部品名画層を指定する」と付記されたチェックボックス、および「部品名画層1」〜「部品名画層4」の4つの部品名画層入力欄が設けられている。
「部品名画層を指定する」と付記されたチェックボックスがチェックされていると、照合対象とする画層を部品名画層入力欄で指定することができる。4つの部品名画層入力欄によって、最大4つの画層を指定することができる。「部品名画層1」〜「部品名画層4」と付記された各部品名画層入力欄は、画層がプルダウンメニューで表示されるので、その中から照合対象とする画層を指定する。「部品名画層を指定する」と付記されたチェックボックスがチェックされていないと、すべての画層の部品名を照合対象とする。
図23に示した画層設定612には、「部品名画層1」に「LVL0141」と示され、「部品名画層2」に「LVL0077」と示され、「部品名画層3」に「LVL0129」と示され、「部品名画層4」に「取消線」と示されている。「取消線」は、取り消し線が付記された部品名を含む画層を指定する。
このように、入力部11によって入力された設計データが示す図面は、画層に階層化され、環境設定部によって、設計データが示す図面の画層うちの少なくとも1つの画層が設定される。そして、照合部12によって、入力部11によって入力された設計データが示す図面のうち、環境設定部によって設定された画層に含まれる部品名についてのみ照合されるので、各ユーザが照合したい範囲を画層によって選択することができる。
取消線作図設定613は、部品チェックダイアログ40の取り消し線追加ボタン403によって追加される取り消し線に関する設定を行う。取消線作図設定613には、「取消線作図設定」というタイトルが表示され、取消線色入力欄、線種入力欄、取消線画層入力欄および延長率入力欄が設けられている。
「取消線色」と付記された取消線色入力欄は、追加される取り消し線の色を指定する入力欄であり、プルダウンメニューに表示される色の中から選択することができる。「線種」と付記された線種入力欄は、追加される取り消し線の線種を指定する入力欄であり、プルダウンメニューに表示される線種、たとえば1重線あるいは2重線などの線種の中から選択することができる。
「取消線画層」と付記された取消線画層入力欄は、追加される取り消し線を描画する画層を指定する。同じ画層に含まれる図形およびキャラクタは、CADなどで用いられるレイヤと同様に、同じグループとして取り扱うことができる。取消線画層が指定されていると、その画層に入力された線分を取り消し線として認識することが容易になる。したがって、処理を速くすることができ、さらに他の部品の枠線などを間違って取り消し線と認識することもなくなる。「延長率」と付記された延長率入力欄は、追加される取り消し線の長さを、部品名を表すキャラクタ列の幅方向の長さに対する比率で設定する。
図23に示した取消線作図設定613には、取消線色入力欄に、赤紫色のサンプルが四角で、かつその色を示す文字列「Magenta」が示され、線種入力欄に「1重線」と示され、取消線画層入力欄に「取消線」と示され、延長率入力欄に「1.10」倍と示されている。
部品色変更設定614は、部品名を表示する色を設定する。部品色変更設定614には、「部品色変更設定」というタイトルが表示され、OK欄、NO欄および選択中欄が設けられている。「OK」と付記されたOK欄は、照合結果が一致している部品名の色を、プルダウンメニューに表示される色から選択して設定する。「NO」と付記されたNO欄は、照合結果が不一致である部品名のうち図面にのみ含まれる部品名の色を、プルダウンメニューに表示される色から選択して設定する。「選択中」と付記された選択中欄は、リスト選択によってズームアップした部品名の色を、プルダウンメニューに表示される色から選択して設定する。「リスト選択」は、マウスなどで、部品チェックダイアログ40のチェックリスト42に行単位で表示される部品名の中から、ズームアップしたい部品名の行を選択することである。
図23に示した部品色変更設定614には、OK欄に、青色のサンプルが四角で、かつその色を示す文字列「Blue」が示され、NO欄に、赤色のサンプルが四角で、かつその色を示す文字列「Red」が示され、選択中欄に、黒色のサンプルが四角で、かつその色を示す文字列「Black」が示されている。
このように、環境設定部によって、部品名を出力する色および取り消し線を出力する色が設定され、結果出力部15によって、環境設定部によって設定された色で、部品名および取り消し線が出力されるので、部品名および取り消し線を各ユーザが見易い色で表示することができる。
さらに、表示部13によって、設計データが示す図面に含まれる部品名のうち、照合部12による照合結果が一致していないことを示している部品名を、照合部12による照合結果が一致していることを示している部品名と異なる出力形態、たとえば異なる色で出力するので、照合結果が一致していることを示す部品名と、一致していないことを示す部品名とを容易に識別することができる。
さらに、表示部13によって、設計データが示す図面に含まれ、かつ照合部12による照合結果が一致していないことを示している部品名が、一致していないことを表す予め定める第1の色で出力されるので、照合結果が不一致であることを示す部品名をわかり易い色で表示することができる。
さらに、表示部13によって、設計データが示す図面に含まれ、かつ照合部12による照合結果が一致していることを示している部品名が、一致していることを表す予め定める第2の色で出力されるので、照合結果が一致していることを示す部品名をわかり易い色で表示することができる。
ズーム設定615は、部品チェックダイアログ40の部品確認ボタン402、リスト選択、および部品名変更ボタン405によって部品名をズームアップするとき、部品名をズームアップする倍率を設定する。ズーム設定615には、「ズーム設定」というタイトルが表示され、倍率欄が設けられている。「倍率」と付記された倍率欄は、部品名をズームアップする倍率を入力する入力欄である。図23に示したズーム設定615の倍率欄には、「0.50」と示されている。
部品表選択設定616は、部品チェックダイアログ40の部品表選択43の「固定セルで選択」のラジオボタンが選択されたときに、照合対象とするセルを設定する。部品表選択設定616には、「部品表選択設定」というタイトルが表示され、「既定のセル範囲」と付記されたセル範囲設定欄が設けられている。セル範囲設定欄に設定されたセル範囲は、部品チェックダイアログ40の部品表選択43の固定セルエディット432に表示される。図23に示した部品表選択設定616のセル範囲設定欄には、「AA10:AQ71,BQ18:CG71,」と示されている。
OKボタン617は、環境設定ダイアログ61での環境設定の終了を指示するための操作ボタンである。環境設定部は、OKボタン617が押下されると、設定した情報を環境設定データとして、環境設定DB18に記憶した後、表示部13によって、環境設定ダイアログ61を閉じさせる。キャンセルボタン618は、環境設定ダイアログ61での環境設定を破棄して終了することを指示する操作ボタンである。環境設定部は、キャンセルボタン618押下されると、設定した情報を環境設定DB18に記憶せずに、表示部13によって、環境設定ダイアログ61を閉じさせる。
図24は、照合部12によって取り消し線と認識される例および認識されない例を示す。取り消し線情報が取り消し線の形状を表す情報である場合、取り消し線情報は付属情報ではなく、形状情報に含まれる。形状情報は、部品名に付与される図形の形状を表す付与情報を含み、取り消し線情報もこの付与情報に含まれる。この場合、照合部12は、形状情報に含まれる付与情報が示す図形のうち、いずれが取り消し線であるか否かを認識する必要がある。
照合部12は、形状情報に含まれる付与情報が示す図形の形状のうち、予め定める形状たとえば部品名のキャラクタが配列されている方向でかつ部品名のすべてのキャラクタの横方向の長さ以上の直線の形状で、さらに予め定める位置たとえば部品名のキャラクタの高さ方向で部品名のすべてのキャラクタの中央の位置に付与されている図形の形状を取り消し線として認識する。予め定める形状かつ予め定める位置の条件を満たさない図形の形状は、取り消し線とは認識しない。
図24(a)には、部品名「L0001」に含まれるキャラクタの高さ方向の中ほどに、幅方向の直線621が、部品名「L0001」のキャラクタ列に含まれるすべてのキャラクタ上に記載されている。認識範囲620は、部品名に取り消し線が付与されているか否かを認識するための範囲である。照合部12は、直線621を取り消し線として認識し、部品チェックダイアログ40の照合結果表示欄422の部品名「L0001」の図面上の「取消あり」に「○」を表示する。
図24(b)には、部品名「L0001」に含まれるキャラクタの高さ方向の中ほどに、幅方向の直線622が、部品名「L0001」のキャラクタ列に含まれるキャラクタのうち「L」、および「L」に隣接する「0」の2つのキャラクタ上にのみ記載されている。照合部12は、直線622が一部のキャラクタ上にしか記載されていないので、直線622を取り消し線として認識せず、部品チェックダイアログ40の照合結果表示欄422の部品名「L0001」の図面上の「取消なし」に「○」を表示する。
図24(c)には、部品名「L0001」に含まれるキャラクタのうち、キャラクタ「L」の高さ方向の下側から、キャラクタ「1」の高さ方向の上側まで、直線623が、部品名「L0001」のキャラクタ列の上に斜めに記載されている。照合部12は、直線623が斜めに記載されているので、直線623を取り消し線として認識せず、部品チェックダイアログ40の照合結果表示欄422の部品名「L0001」の図面上の「取消なし」に「○」を表示する。
図24(d)には、部品名「L0001」に含まれるキャラクタのうち、真中のキャラクタ「0」の上に、高さ方向の直線624が記載されている。照合部12は、直線624が高さ方向に記載されているので、直線624を取り消し線として認識せず、部品チェックダイアログ40の照合結果表示欄422の部品名「L0001」の図面上の「取消なし」に「○」を表示する。
図25は、設計データ表示装置1によって処理される照合処理の処理手順を示すフローチャートである。たとえばディスプレイなどに表示されるメニュー画面から、マウスなどによって照合処理の開始が指示されると、表示部13は、部品チェックダイアログ40を表示し、ステップA1に移る。ステップA1では、設計データ入力部111は、設計データDB16に記憶される設計データを読み込み、記憶装置22あるいはRAM23に記憶する。
ステップA2では、照合部12は、記憶装置22あるいはRAM23に記憶される設計データが示す図面の部品名の中から、照合対象の部品名を抽出する。環境設定DB18の画層設定612で「部品名画層を指定する」と付記されたチェックボックスがチェックされていると、画層設定612の「部品名画層1」〜「部品名画層4」欄に設定されている画層に含まれる部品名を抽出する。「部品名画層を指定する」と付記されたチェックボックスがチェックされていないと、記憶装置22あるいはRAM23に記憶される設計データが示す図面の部品名のうち、部品チェックダイアログ40の形状選択ボタン441によって選択される照合対象の範囲に含まれる部品名を抽出する。
ステップA3では、部品表入力部112は、部品表DB17に記憶される部品表データを読み込み、記憶装置22あるいはRAM23に記憶する。ステップA4では、照合部12は、記憶装置22あるいはRAM23に記憶される部品表データが示す部品表の部品名の中から、部品チェックダイアログ40の部品表選択43で指定される照合対象の範囲の部品名を抽出する。
ステップA5では、照合部12は、図面および部品表からそれぞれ抽出した部品名について、取り消し線の有無を含めて、部品名が一致するか否かを照合する。照合部12は、図面および部品表からそれぞれ抽出した部品名のうち、部品名が一致し、かつ取り消し線の有無が一致する部品名、および図面および部品表のうちのいずれか1つにのみ含まれ、かつ取り消し線がある部品名は、一致すると判定する。そして、部品名が一致し、かつ取り消し線の有無が一致しない部品名、および図面および部品表のうちのいずれか1つにのみ含まれ、かつ取り消し線がない部品名は、不一致であると判定する。
図面から抽出した部品名に付与される情報は、取り消し線の形状以外の形状の情報の場合もあり、付与されている情報が取り消し線情報であるか否かを判定するために、照合部12は、取り消し線認識処理を呼び出して、取り消し線を認識する。
ステップA6では、表示部13は、部品チェックダイアログ40の照合結果表示欄422に、照合部12による照合結果を表示する。そのとき、照合結果が不一致である部品名を、不一致であることを示す色、具体的には環境設定ダイアログ61の部品色変更設定614のNO欄に設定された色で表示する。そして、照合結果が一致していることを示している部品名を、一致していることを示す色、具体的には環境設定ダイアログ61の部品色変更設定614のOK欄に設定された色で表示する。
さらに、表示部13は、照合結果が一致であることを示す部品名については、照合結果表示欄422の結果の項目を「○」として表示し、照合結果が不一致であることを示す部品名については、照合結果表示欄422の結果の項目を「×」として表示する。表示部13は、照合結果が不一致である部品名についてのみ表示することもできる。
ステップA7では、編集部14は、照合結果が不一致である部品名を抽出し、抽出した部品名について、取り消し線の追加、取り消し線の削除、あるいは部品名の変更などの編集を行う。編集部14は、編集を行うと、編集内容を変更履歴として記憶装置22あるいはRAM23に記憶する。
図面および部品表からそれぞれ抽出した部品名のうち、図面にのみ取り消し線が付与されない部品名が含まれる場合に、部品チェックダイアログ40の取り消し線追加ボタン403が押下されると、編集部14は、図面にのみ含まれる取り消し線が付与されない部品名に取り消し線を付与する。そのとき、編集部14は、環境設定ダイアログ61で設定された色、線種および長さの取り消し線を付与する。
さらに、図面および部品表からそれぞれ抽出した部品名のうち、図面に取り消し線が付与された部品名が含まれ、かつ部品表に取り消し線が付与されない部品名が含まれる場合に、部品チェックダイアログ40の取り消し線削除ボタン404が押下されると、編集部14は、図面に含まれる取り消し線が付与された部品名の取り消し線を削除する。
さらに、図面および部品表からそれぞれ抽出した部品名のうち、図面にのみ取り消し線が付与されない部品名が含まれる場合に、部品名入力ダイアログ58で新たな部品名が入力されると、編集部14は、図面にのみ取り消し線が付与されない部品名を、部品名入力ダイアログ58で入力された部品名に変更する。たとえば図面および部品表からそれぞれ抽出した部品名のうち、図面にのみ取り消し線が付与されない部品名が含まれ、かつ部品名は異なるが対応する部品の取り消し線が付与されない部品名が部品表にのみ含まれる場合に、図面の部品名を、部品表の部品名に合わせることができる。
ステップA8では、照合部12は、新たに照合を行う必要があるか否かを判定し、新たに照合を行う必要がないと、ステップA9に進み、新たに照合を行う必要があると、ステップA5に戻り、新たに照合を行う。新たに照合を行う必要があると判定する場合は、たとえば編集部14によって編集が行われた場合、すなわち取り消し線追加ボタン403による取り消し線の追加、取り消し線削除ボタン404による取り消し線の削除、および部品名変更ボタン405による部品名の変更が行われた場合、部品チェックダイアログ40の部品表選択43で、部品表の照合対象の範囲が新たに選択された場合、部品チェックダイアログ40の図面選択44で、図面の照合対象の範囲が新たに選択された場合などである。
ステップA9では、結果出力部15は、照合結果を表す照合結果出力情報を、カンマ区切りテキストファイル形式のファイルとして記憶装置22またはRAM23に出力する。さらに、結果出力部15は、照合結果出力情報をプリンタあるいはディスプレイなどに照合結果出力70として出力する。結果出力部15は、環境設定ダイアログ61の照合者設定611に設定された氏名を、照合結果出力70の照合者702とし、記憶装置22あるいはRAM23に記憶されている変更履歴を、照合結果出力70の変更履歴705として出力する。
環境設定DB18の設定変更は、図25に示した照合処理の処理手順のいずれの時点でも可能である。すなわち、図25に示した照合処理の処理手順のいずれの時点でも、たとえばディスプレイなどに表示されるメニュー画面から、環境設定の開始を指示して環境設定ダイアログ61を表示することによって、環境設定DB18の設定変更が可能である。照合部12、表示部13、編集部14および結果出力部15は、実行時点での環境設定DB18の設定に従って処理を行う。
図25に示した照合処理の処理手順では、図面からの部品名の抽出を行った後に部品表からの部品名の抽出を行ったが、部品表からの部品名の抽出を行った後に図面からの部品名の抽出を行ってもよい。
このように、入力部11によって、個々の部品を識別するための部品名、および部品名に付与され、削除された部品名であることを示す取り消し線情報を含む設計データと、個々の部品を識別するための部品名、および部品名に付与され、削除された部品名であることを示す取り消し線情報を含む部品表データとが入力される。
そして、照合部12によって、入力部11によって入力された設計データに含まれる部品名と、入力部11によって入力された部品表データに含まれる部品名とが一致するか否かが照合されるとき、少なくとも、設計データに含まれ、かつ取り消し線情報が付与されない部品名と、部品表データに含まれ、かつ取り消し線情報が付与されない部品名とが一致するか否かが照合され、さらに、設計データに含まれ、かつ取り消し線情報が付与された部品名と、部品表データに含まれ、かつ取り消し線情報が付与された部品名とが一致するか否かが照合される。
さらに、結果出力部15によって、照合部12によって照合された照合結果を表す照合結果出力情報が出力される。したがって、取り消し線情報が付与された部品名についても照合することができる。すなわち、取り消し線によって削除された部品の部品名についても照合することができる。
さらに、照合部12によって、設計データが示す図面に含まれ、かつ取り消し線が付与されない部品名であって、その部品名に一致する部品名が、部品表データが示す部品表に含まれる部品名のうち取り消し線が付与されない部品名に含まれない部品名が、一致していないと判定される。したがって、設計データが示す図面に含まれる削除されない部品の部品名であって、かつ設計データが示す図面に含まれる削除されない部品の部品名に含まれない部品名を、不一致であると照合することができる。
図26は、図25に示した照合処理から呼び出される取り消し線認識処理の処理手順を示すフローチャートである。図25に示したフローチャートのステップA5から呼び出されるとステップB1に移る。
ステップB1では、照合部12は、付加情報が付与されている部品名を選択する。ステップ2では、照合部12は、選択した部品名ごとに、付与された付加情報が示す図形の形状が取り消し線であるか否かを認識するための認識範囲を決定する。たとえば部品名を含む矩形の範囲620である。ステップ3では、照合部12は、認識範囲内で部品名に付与されている図形の形状を削除情報候補として抽出する。ステップ4では、照合部12は、抽出した削除情報候補のうち、予め定める形状たとえば部品名のキャラクタが配列されている方向でかつ部品名のすべてのキャラクタの横方向の長さ以上の直線の形状で、かつ予め定める位置たとえば部品名のキャラクタの高さ方向で部品名のすべてのキャラクタの中央の位置に付与されている削除情報候補を、取り消し線として認識して、取り消し線認識処理を終了する。
このように、取り消し線情報は、図形の形状によって表される情報であり、設計データは、部品名に付与される図形の形状を表わし、かつ取り消し線情報を含む付与情報を含み、照合部12は、設計データに含まれる付与情報のうち、付与情報が示す図形の形状が、予め定める形状でかつ部品名に対して予め定める位置に付与されている付与情報を取り消し線情報であると判定する。
したがって、部品名に取り消し線情報以外の付与情報が付与されていても、取り消し線を正しく認識することができる。
さらに、図25に示したフローチャートのステップA1〜A4では、個々の部品を識別するための部品名、および部品名に付与され、削除された部品名であることを示す取り消し線情報を含む設計データと、個々の部品を識別するための部品名、および部品名に付与され、削除された部品名であることを示す取り消し線情報を含む部品表データとを入力する。
図25に示したフローチャートのステップA5〜A8では、図25に示したフローチャートのステップA1〜A4で入力された設計データに含まれる部品名と、図25に示したフローチャートのステップA1〜A4で入力された部品表データに含まれる部品名とが一致するか否かを照合するとき、少なくとも、設計データに含まれ、かつ取り消し線情報が付与されない部品名と、部品表データに含まれ、かつ取り消し線情報が付与されない部品名とが一致するか否かを照合し、さらに、設計データに含まれ、かつ取り消し線情報が付与された部品名と、部品表データに含まれ、かつ取り消し線情報が付与された部品名とが一致するか否かを照合する。
そして、図25に示したフローチャートのステップA9では、図25に示したフローチャートのステップA5〜A8で照合された照合結果を表す照合結果出力情報を出力する。したがって、本発明に係る情報照合方法を適用すれば、取り消し線情報が付与された部品名についても照合することができる。すなわち、取り消し線によって削除された部品の部品名についても照合することができる。
設計データ表示装置1を制御するプログラムは、コンピュータに、本発明に係る情報照合方法の各ステップを実行させるためのプログラムでもある。したがって、本発明は、コンピュータに情報照合方法の各ステップを実行させるためのプログラムとして提供することができる。
上述した実施の形態では、プログラムは、コンピュータの記憶装置たとえば半導体メモリあるいはハードディスク装置などの記憶装置に記憶されているが、これらの記憶装置に限定されるものではなく、コンピュータで読取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。記録媒体は、たとえば図示しない外部記憶装置としてプログラム読取装置を設け、そこに記録媒体を挿入することによって読取り可能な記録媒体であってもよいし、あるいは他の装置の記憶装置であってもよい。
いずれの記録媒体であっても、記憶されているプログラムがコンピュータからアクセスされて実行される構成であればよい。あるいはいずれの記録媒体であっても、プログラムが読み出され、読み出されたプログラムが、記憶装置のプログラム記憶エリアに記憶されて、そのプログラムが実行される構成であってもよい。さらに通信ネットワークを介して他の装置からダウンロードされてプログラム記憶エリアに記憶させてもよい。ダウンロード用のプログラムは、予めコンピュータの記憶装置に記憶しておくか、あるいは別な記録媒体からプログラム記憶エリアにインストールしておく。
本体と分離可能に構成される記録媒体は、たとえば磁気テープ/カセットテープなどのテープ系の記録媒体、フレキシブルディスク/ハードディスクなどの磁気ディスクもしくはCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)/MO(Magneto Optical disk)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disk)などの光ディスクのディスク系の記録媒体、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系の記録媒体、またはマスクROM/EPROM(Erasable Programmable
Read Only Memory)/EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only
Memory)/フラッシュROMなどの半導体メモリを含む固定的にプログラムを担持する記録媒体であってもよい。したがって、本発明は、コンピュータに情報照合方法の各ステップを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提供することができる。