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JP4887474B2 - キャビネット - Google Patents
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Description

本発明は、主にOA機器を載置して使用するキャビネットに関する。
従来のキャビネットは、(1) 筐体の上面における後両側部に、棚板等を支持する支柱嵌挿用の嵌合孔を設け、該嵌合孔を、着脱自在な蓋板により閉塞する。
(2) 上記(1)項において、筐体内の後両側部に、嵌合孔と連通し、かつ筐体の下端まで至る上下方向を向く支柱嵌挿用の筒体を設ける。
(3) 上記(1)または(2)項において、筐体の後面を開口し、そこに後面板を着脱自在に設ける。
(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、筐体の後面開口部における下框の上面に係合孔を設け、この係合孔に、後面板の前面下部に設けた下向きフックを係止し、かつ筐体の後面開口部における上框の後面に嵌合孔を設け、この嵌合孔に、後面板の前面上部に前向き突設した突片を嵌合し、さらに、後面板の前面上部に前向き突設した取付片を、前記上框の上面に重合して、ねじまたはピンにより止着する。
(5) 上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、筐体の上面における左右の嵌合孔間に配線等を収容する凹所を設け、その上面の少なくとも一部を閉塞する配線カバーを着脱自在に設ける。
(6) 上部(1)〜(5)項のいずれかにおいて、筐体の上面における嵌合孔の前方に、配線用の凹所と連通し、かつ筐体の側面に開口するスリットを設ける。
(7) 上記2項またはそれに従属する(3)〜(6)項のいずれかにおいて、嵌合孔より筒体内に嵌挿した支柱を、筒体の内側面よりねじ止めする。とする技術を施したものがある。(特許文献1参照。)
以下、図8〜図10により従来のキャビネットの実施形態について説明する。なお、以下の説明では、図8の左下側を「前方」、右上側を「後方」とする。
このキャビネットは、前面と後面とが開口する筐体(1)を備えており、その上面における後部を除く部分には、化粧用の天板(2)が設けられている。筐体(1)の前面には複数段の引出し(3)が、前方に引出し可能として装着されている。
筐体(1)における両側板(4)の後上部には、合成樹脂製の側部カバー(10)が設けられており、この側部カバーの後部上面には、棚板(30)(図9参照)や天板(2)の上方に配設しようとする照明器具その他の部材(図示略)を支持する角管状の支柱(31)(図9参照)を上方より嵌挿しうる嵌合孔(10a)が形成されている。この嵌合孔(10a)は、支柱(31)を嵌挿しないときは、着脱自在の蓋板(9)により閉塞されている。
左右の側板(4)(4)の後部における両筒体(8)(8)の上部同士及び下部同士の間には、上框(6)及び下框(7)がそれぞれ架設されており、上框(6)と左右の側部カバー(10)と、天板(2)の後端と後述する後面板(5)とにより形成された空間は、配線等を収容するための凹所(14)となっている。(図10参照)
上框(6)の上面左右2個所には、凹所(14)の上面の前後部を除く中央部分を閉塞する左右方向に長い配線カバー(13)の下部を着脱自在に把持する配線カバー支持部材(12)が設けられている。
左右の側部カバー(10)の上面における嵌合孔(10a)の前方には、配線用の凹所(14)と連通し、かつ筐体(1)の側面に開口するスリット(10b)が設けられており、このスリット(10b)を通して、凹所(14)内の配線を左右方向に引き出すことができる。
上述したようなキャビネットを複数個左右方向に並べて配設し、それらの後部の任意の嵌合孔(10a)に支柱(31)を嵌挿し、それらの支柱(31)によって、左右方向に長い棚板を支持するようにすることもできる。
特開2001−128763号公報(解決手段抜粋参照、図8〜図10)
しかし、前述のキャビネットでは、筺体に設けられた配線を収容する為の凹所内の配線は、その上部を閉塞する配線カバーを取り外して管理しなければならない。又、配線は左右方向にしか引き出せないので、例えば複数のキャビネットを背面同士を接して設置する場合では、筺体に収容した配線を一度側面に引き出して他の筺体に収容しなければならないので配線作業が煩雑で、その設置環境によっては露出した配線が邪魔になったりもする。
本発明は以上のような問題を解決する為になされたもので、配線を効率よく収納し尚且つ、筺体に収納した機器への接続をも可能とすることを目的とするものである。
本発明は、上記目的を達成する為の第一の課題解決手段として、収納部を有する筺体とそれを支持する支持台からなるキャビネットにおいて、左側板と右側板の間に向う板と間仕切り板を設け、向う板と間仕切り板の間に底板を設けて、上方に開口する後部収納部を有するブラケットを形成するとともに、後部収納部より突き出した左側板と右側板を支持竿としてその下部にスライド引き出しを摺動自在に係合し、更に該支持竿の上部にスライド天板を摺動自在に係合し、該スライド天板が閉止時に後部収納部の上方の一部を覆い上部筺体を構成する。
更に、ブラケットを構成する間仕切りに後部収納部からスライド引き出しへ挿通する孔を穿孔する。
更に、ブラケットを構成する左右側板の後部上方と向う板上方に切り欠きを設け、底板に孔を穿孔する。
更に、上部筺体を支持する支持台の左右側板及び該支持台の後部に設けた天板と向う板に孔を穿孔し、それらの孔の一部が上部筺体の左右側板と向う板に設けた切り欠きと重合し、支持台の天板が上部筺体の後部収納部の上方の一部を覆う。
更に、筺体を支持する手段を支持台に複数段設ける。
更に、上部筺体と下部筺体を支持台と着脱可能とする。
上記第一の課題解決手段による作用は次のとおりである。即ち、キャビネットの上部筺体に設けたスライド引き出しに収納した電子機器類に接続した電源ケーブルや情報転送ケーブルを、間仕切りに穿孔した孔を挿通し後部収納部に収納し、他端を後部収納部に設けた各種の切り欠き及び該切り欠きに重合する支持台の孔に挿通し近接する他のキャビネットやデスクに載置、又は収納した電子機器へと接続することが可能であるので、電子機器類を引き出しに収納したままで作動させたり充電する事が可能であり、キャビネット上面を他の使用目的に供することが出来る。又、複数のキャビネットを前後左右に連接すれば、ケーブル類を露出することなく各キャビネットに配線、収納が可能であり、非常に美観を伴う設置が可能である。
又、スライド天板を手前にスライドして後部収納部を開放すれば、収納したケーブル類に対しての作業を容易に行うことが出来る。
更に、後部収納部に収納したケーブル類を支持台の天板に穿孔した孔に挿通して引き出せばスライド天板の上部に載置した機器類への接続も容易である。或いは、該後部収納部の底板に穿孔した孔にケーブルを挿通して引き出せば下部筺体に載置した機器類への接続をも容易とするものである。
又、筺体を支持する手段を支持台に複数段設けているので、用途に応じて該上部筺体の載置位置を変更することが可能である。
更に、下部筺体も支持台と着脱が可能であるので、用途に応じて下部筺体を換装する事が可能である。
本発明は以上に説明したように構成した結果、以下に示すような効果が得られる。
本発明のキャビネットは、上部筺体に、機器類を収納するスライド引き出しと、ケーブルを収納することが可能な後部収納部を有する。該後部収納部から間仕切りを挿通して該スライド引き出し内部までケーブルを引き出せるので機器を収納したままであっても、作動させることが可能であり、しかも、スライド天板を手前にスライド移動するだけで該後部収納部に収納したケーブル類を管理することが可能である。


更に、該後部収納部から支持台に穿孔した孔を挿通して外部へとケーブルを引き出して使用するが、該後部収納部の左右側板の後部上方と向う板の上方に設けた各切り欠きの其々と該支持台の左右側板および向う板に穿孔した各孔の其々が重合しているので、各孔にケーブルを挿通した状態であっても、該上部筺体の載置位置を上下に移動する際の障害になることがなく作業が容易である。
又、支持台の天板に穿孔した孔にケーブルを挿通して上部に引き出せばスライド天板上部に載置した機器類へ接続することが可能である。
更に、上部筺体の底板に穿孔した孔にケーブルを挿通して下部に引き出せば下部筺体に載置した機器類に接続することが可能である。
尚、スライド天板と支持台の天板の接する面において、スライド天板と支持台の天板のいずれかの一部、もしくは、両方の一部に切り欠きを設けておけば、後部収納部から支持台の天板の前面を通してケーブルを引き出した状態でもスライド天板を閉止することが可能である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
本発明にかかるキャビネット1の要部は図1に示すように、上部筺体2と支持台3と下部筺体4による構成からなる。以下、詳細を説明する。
図2は、上部筺体2を構成するブラケット20で、左側板20Aと右側板20Bの間に向う板20Cと間仕切り板20Dを設け、向う板20Cと間仕切り板20Dの間に底板20Eを設けて、上方に開口する後部収納部21を形成する。後部収納部21より突き出した左側板20Aと右側板20Bを支持竿としてその内面の上下にスライドレール22のベース部材22Aを設ける。間仕切り板20Dと底板20Eには孔21Aを穿孔しており、左側板20Aと右側板20Bの後部上方及び向こう板20Cの上方に切り欠き21Bを設ける。
図3は、上部筺体2で、スライド引き出し23の左右にスライドレール22のスライド部材22Bを設け、ブラケット20に設けたベース部材22Aに摺動自在に係合する。更に、スライド天板24の裏面にマウント24Aを設け、その左右にスライドレール22のスライド部材22Bを設け、ブラケット20に設けたベース部材22Aに摺動自在に係合する。スライド天板24の奥行きはスライド引き出し23より深く設定されており、閉止時に後部収納部21の上方の一部を覆う。
図4は、支持台3で、左側板3Aと右側板3Bの間に、天板3C、向う板3D、貫き板3E、を設けて形成し、更に、左側板3Aと右側板3Bの内側に筺体を支持する手段として棚柱30を設け、任意の位置に棚受部材30Aを設け上部筺体2、及び下部筺体4を載置する。更に、左側板3Aと右側板3Bの後部上方と、向う板3Dの正面、に穿孔した孔3Fは、上部筺体2を支持する手段の最上段に載置した際に後部収納部21に設けた切り欠き21Bと重合する。
図5では、支持台3に設けた支持手段によって下部筺体4を載置し、下部筺体4の内壁4Aに穿孔した孔4Bに雄螺子4Cを挿通し支持台の左側板3A及び右側板3Bに設けた埋め込み雌螺子3G(図4参照)に螺子止め固定する。
尚、筺体を支持する手段として棚柱30と棚受部材30Aについて説明したが、これに限定するものではなく他の手段、例えば、支持台にダボ穴を穿孔し、受けダボ等を挿し込み、該ダボを筺体の支持手段として採用しても効果は同じである。
更に、下部筺体4を内部に何等部材を設けないオープン棚として説明したのは、本発明を説明する為のもので、他の下部筺体として内部に棚板を設けたものや、引き出しを設けたもの等を用途に応じて採用することが可能である。
以下、上記構成の機能を説明する。上部筺体2に設けたスライド引き出し23に収納した機器5に、後部収納部21に収納したケーブル6の一端を、間仕切り板20Dに穿孔した孔21Aを挿通して接続する。同ケーブル6の他端は支持台3に設けた孔3F、或いは後部収納部21の底板20Eに穿孔した孔21A等を挿通して他の機器7に接続したり或いは他のキャビネット1に再び挿通される。又は、電源供給用のコンセントへと接続される。いずれにおいても機器5はスライド引き出し23に収納したままで作動させることが可能であるが、機器5に接続したケーブル6の余分は後部収納部21に収納しているのでキャビネット1の周辺にケーブル6が散乱する事がない(図6参照)。
又、スライド天板24の上面に他の機器7を載置した場合、接続したケーブル6はキャビネット1の天板3Cに穿孔した孔3Fを挿通して後部収納部21に収納され、他端は前述の如く他のケーブル6と同様に各孔3F、又は孔21Aのいずれかを挿通してキャビネット1の外部に取り出すことが可能である(図7参照)。
支持台3に上部筺体2を載置し、支持台3の左側板3A、右側板3B、及び、向う板3Dの其々に穿孔した孔3Fにケーブル6を挿通した状態で、上部筺体2の載置位置の変更を行っても、後部収納部21に設けた各部の切り欠き21Bのすべてが支持台に設けた孔3Fと重合するためケーブル6が干渉することなく作業を円滑に行うことが可能である。
尚、スライド天板24と支持台3の天板3Cの接する面において、スライド天板24と支持台3の天板3Cのいずれかの一部、もしくは、両方の一部に切り欠きを設けておけば、後部収納部21から支持台3の天板3Cの前面を通してケーブルを引き出した状態でもスライド天板を閉止することが可能である。
以上、本実施形態によればキャビネット内に機器を収納し、更に他の機器を天板に載置することが可能であり、尚且つ同時に作動させることも可能である。しかもキャビネット周辺のケーブル類を極めて円滑に管理できる効果が得られる。
本発明の構成を示す。キャビネット1の斜視図 上部筺体2を構成するブラケット20の斜視図 上部筺体2の斜視図 支持台3の斜視図 支持台3と下部筺体4の斜視図 本発明の一実施形態の斜視図 本発明の一実施形態の背面斜視図 従来のキャビネットの実施形態を示す斜視図 従来のキャビネットの実施形態を示す斜視図 従来のキャビネットの実施形態を示す斜視図
符号の説明
1 キャビネット
2 上部筺体
20 ブラケット
20A左側板
20B右側板
20C向う板
20D間仕切り板
20E底板
21 後部収納部
21A孔
21B切り欠き
22 スライドレール
22Aベース部材
22Bスライド部材
23 スライド引き出し
24 スライド天板
24Aマウント
3 支持台
3A 左側板
3B 右側板
3C 天板
3D 向う板
3E 貫き板
3F 孔
3G 埋め込み雌螺子
30 棚柱
30A棚受部材
4 下部筺体
4A 内壁
4B 孔
4C 雄螺子
5 機器
6 ケーブル
7 他の機器

Claims (6)

  1. 収納部を有する筺体とそれを支持する支持台からなるキャビネットにおいて、左側板と右側板の間に向う板と間仕切り板を設け、向う板と間仕切り板の間に底板を設けて、上方に開口する後部収納部を有するブラケットを形成するとともに、後部収納部より突き出した左側板と右側板を支持竿としてその下部にスライド引き出しを摺動自在に係合し、更に該支持竿の上部にスライド天板を摺動自在に係合し、該スライド天板が閉止時に後部収納部の上方の一部を覆い上部筺体を構成する事を特徴とするキャビネット。
  2. ブラケットを構成する間仕切りに後部収納部からスライド引き出しへ挿通する孔を穿孔する事を特徴とする請求項1記載のキャビネット。
  3. ブラケットを構成する左右側板の後部上方と向う板上方に切り欠きを設け、底板に孔を穿孔することを特徴とする請求項1記載のキャビネット。
  4. 上部筺体を支持する支持台の左右側板及び該支持台の後部に設けた天板と向う板に孔を穿孔し、それらの孔の一部が上部筺体の左右側板と向う板に設けた切り欠きと重合し、支持台の天板が上部筺体の後部収納部の上方の一部を覆う事を特徴とする請求項1記載のキャビネット。
  5. 筺体を支持する手段を支持台に複数段設けることを特徴とする請求項1記載のキャビネット。
  6. 上部筺体と下部筺体を支持台と着脱可能とすることを特徴とする請求項1記載のキャビネット。
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