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JP4889010B2 - キーボックス - Google Patents
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JP4889010B2 - キーボックス - Google Patents

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Description

本発明は、例えば体育館等の出入口用ドアの錠を解錠/施錠するための鍵を収納するキーボックに関する。
従来、この種のキーボックスとしては、例えば内部に鍵収納部を有するボックス本体の前面開口部に蓋体を開閉可能に設け、この蓋体がリモコン操作やカードリーダへのカードの差し込みにより開閉されると共に、蓋体の開閉状態がマイクロスイッチにより検知されるものが知られている。そして、このキーボックスは、マイクロスイッチの検知信号によりボックス本体内への鍵の収納状態(鍵の有無)が例えば警備会社等に通報されるようになっている。なお、マイクロスイッチを使用したキーボックスは、例えば特許文献1に開示されている。
特開平10−317742号公報
しかしながら、このようなキーボックスにあっては、マイクロスイッチが鍵収納部を閉塞する蓋体の開閉動作に連動してオン・オフする構造であることから、鍵収納部への鍵の収納状態を蓋体を介して間接的に検知する状態となって直接検知することができない。そのため、マイロスイッチの検知信号を処理する専用の処理回路が必要となり、キーボックスの構成が複雑化してコストアップを招き易い。また同時に、マイクロスイッチを蓋体の開閉動作に連動して確実にオン・オフさせるためにその位置調整が必要となり、その作業が面倒であると共に、マイクロスイッチに長期に亘り安定したオン・オフ動作が得られ難く、信頼性の面でも好ましくない。また、マイクロスイッチにより鍵の重量を検知する方法も考えられるが、この場合も使用する鍵の重量(10g前後)とマイクロスイッチの動作荷重(100g程度)の調整が必要となってその作業が面倒となり易い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、鍵の収納状態を直接的に検知できて、複雑な処理回路や各種調整作業が不要となり構成簡易にして安価に形成し得ると共に、長期に亘り安定した動作が得られて信頼性を高めることが可能なキーボックスを提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、鍵が所定状態で収納される鍵収納部を有するボックス本体と、該ボックス本体の鍵収納部の開口部を閉塞する蓋体と、前記鍵収納部への鍵の収納状態を検知する検知手段と、を備えたキーボックスであって、前記検知手段は、鍵が載置可能な変位板及び該変位板の変位を検知する歪みゲージを有し、前記変位板が、その長手方向の一端側に設けられてボックス本体に固定される固定部と、長手方向の他端側に設けられて鍵が載置される鍵載置部と、該鍵載置部と固定部間に設けられた幅狭な括れ部とで形成され、前記括れ部に前記歪みゲージが固着されて前記蓋体を開放した状態で変位板上に鍵が載置された際に歪みゲージから所定の検知信号が出力されることを特徴とする。
そして、前記鍵載置部は、請求項2に記載の発明のように、前記括れ部に連設された傾斜部と、該傾斜部の端部に設けられた水平部とを有し、鍵載置部上に載置される鍵の少なくとも一部が前記水平部上に位置して収納されることが好ましい。
本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、ボックス本体の鍵収納部への鍵の収納状態を検知する検知手段が、鍵が載置可能な変位板及びこの変位板の変位を検知する歪みゲージを有し、蓋体を開放した状態で変位板上に鍵が載置された際に歪みゲージから所定の検知信号が出力されるため、鍵が載置されることで変位する変位板の変位を歪みゲージで検知することにより鍵の収納状態を直接的に検知できて、複雑な処理回路や各種調整作業が不要となり構成簡易にして安価なキーボックスを得ることができると共に、変位板の変位を歪みゲージで安定して検知できて、信頼性の高いキーボックスを得ることができる。
また、変位板の長手方向の一端側に固定部が設けられ長手方向の他端側に鍵載置部が設けられると共に、鍵載置部と固定部間に幅狭な括れ部が設けられてこの括れ部に歪みゲージが固着されているため、鍵載置部に載置される鍵の重量による括れ部の変位量(撓み量)を大きくして、歪みゲージにより鍵の収納状態を精度良く検知することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、鍵載置部が括れ部に連設された傾斜部及び傾斜部の端部に設けられた水平部を有し、鍵載置部上に載置される鍵の少なくとも一部が水平部上に位置して収納されるため、鍵載置部上に載置された鍵が傾斜部の傾斜面により水平部側に自動的に移動し、該水平部に鍵の重量が作用して変位板の変位量を増大させ、鍵の収納状態を一層精度良く検知することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図8は、本発明に係わるキーボックスの一実施形態を示し、図1がその斜視図、図2がカバー透視図、図3が図2のA−A線に沿った断面図、図4が変位板の平面図及び正面図、図5がキーボックスとリモコンの接続状態の制御系の概略ブロック図、図6がリモコンの斜視図、図7が使用方法の一例を示す説明図である。
図1に示すように、キーボックス1は、薄型の略直方体形状のボックス本体2を有し、このボックス本体2の前面開口部には蓋体としてのカバー3が開閉可能に配設されている。また、ボックス本体2は、図2及び図3に示すように、その内部の右寄りに、底面、上面、左右の側面及び背面により前面に所定大きさの開口4aが形成された鍵収納部4が設けられると共に、内部の左寄りには、非常用の錠5と後述する基板6等が収納配置されている。なお、ボックス本体2の左寄りに配置される前記錠5等については、従来と略同様に構成されているため、その詳細な説明は省略する。
そして、前記鍵収納部4の底面側には変位板7が配置されている。この変位板7は、図4に示すように、薄いバネ鋼板等により固定部7aと鍵載置部7b及び括れ部7cを有する如く形成されている。この時、鍵載置部7bは、変位板7の長手方向の一端部に設けられた固定部7aに対して、斜め下方に向けて傾斜する傾斜部7b1と、この傾斜部7b1の端部である変位板7の長手方向の他端部に形成された水平部7b2を有している。
そして、変位板7の固定部7aが水平状態で鍵収納部4の側面側に設けた支柱8に支持されると共に、他端側の水平部7b2が鍵収納部4の底面から所定寸法浮いた状態で配置されることにより、変位板7が鍵収納部4の底面側に片持ち状態で支持されている。また、この変位板7の括れ部7cの例えば裏面には、検知手段としての歪みゲージ9が接着剤等により固着されている。この歪みゲージ7としては、例えばベース寸法が9.4×2.8mmでゲージ抵抗が120Ω程度のリード線付きのものが使用されるが、変位板7の変位(歪み、撓み量等)を電気信号として検知し得る適宜のゲージを使用することができる。また、前記支柱8の上面には変位板7の上方への変位を規制するガイド板10が固着されている。
なお、ボックス本体2の鍵収納部4の大きさや変位板7の鍵載置部7bの大きさは、収納される鍵11の大きさに応じて、鍵11が図3に示すように変位板7上に載置され得る大きさに設定されている。また、ボックス本体2に内蔵される前記基板6としては、歪みゲージ9の検知信号を処理する処理回路が組み込まれた基板か、もしくは検知信号を後述するリモコン12にそのままの状態で送信する中継基板等が使用される。
次に、このように構成されたキーボックス1の使用方法の一例を図7に基づいて説明する。先ず、前記キーボックス1は、体育館の入口近傍の電設用ボックスや所定の壁面に、図5に示すようにしてリモコン12と共に設置されて使用される。この時、リモコン12は、図6に示すように、警備状態や歪みゲージ9の状態を表示する液晶表示部12aと、各状態を音声で知らせるスピーカ部12bと、カードデータ等を読み取る非接触型の読み取り部12cと、操作釦12d等によって構成されている。そして、このリモコン12は、その内部に、CPU13、ROM14、RAM15、前記キーボックス1の歪みゲージ9の信号が入力されるインターフェース(I/F)16等を有すると共に、CPU13で処理した所定の信号を警備会社18に送信する送信部17等が制御基板上に構築されて配置されている。
このリモコン12とキーボックス1の設置状態において、体育館の使用者が鍵11を開けて体育館に入ろうとする場合は、図7に示すように、リモコン12を操作して警備会社18により警戒状態に設定されているキーボックス1の警戒状態を解除(K1)し、キーボックス1のカバー3を例えば自動で開放(K2)させる。カバー3が開放されるとボックス本体2の鍵収納部4の開口4aが開放され、内部の変位板7上に載置されている鍵11が使用者により取り出される(K3)。
この鍵11の取り出しにより、鍵11の重量が変位板7に作用しなくなって変位板7の鍵載置部7bがそのバネ力により元の位置である図2の実線で示す位置に戻り、歪みゲージ9が鍵11が収納されていない状態を検知、すなわち歪みゲージ9から鍵無し信号が基板6を介してリモコン12に出力される。そして、使用者がこの取り出した鍵11を使用して体育館のドアの錠を解除することにより、体育館の使用が可能となる。
一方、体育館の使用が終了した場合は、鍵11によりドアの錠を施錠し、この施錠した鍵11をキーボックス1の鍵収納部4内に収納(K4)する。この鍵11の収納時に、鍵11を鍵収納部4内の変位板7の鍵載置部7b上に載置すると、鍵11の重量により変位板7が図2の二点鎖線で示すように下方に変位して歪みゲージ9が鍵の収納状態を検知、すなわち歪みゲージ9から鍵有り信号がリモコン12に出力される。この時、変位板7の固定部7a側に括れ部7cが設けられていることから、鍵11を鍵載置板7b上に載置すると変位板7がこの括れ部7cを介してスムーズに変位すると共に、鍵11が鍵載置部7bの傾斜部7b1に沿って平面部7b2方向に移動して変位板7の他端側に位置することになり、鍵11の重量が変位板7の自由端となる他端側に効果的に作用して変位板7の変位量が最大量となる。これにより、鍵11を変位板7の鍵載置部7b上に単に載置するだけで、歪みゲージ9で鍵有り信号が確実に検出されることになる。
そして、鍵11を変位板7上に載置して収納したらカバー3を閉じ(K5)、その後リモコン12を操作して警戒設定(K6)することにより、リモコン12の送信部17から警戒信号が警備会社18に送信されて警戒状態に設定される。つまり、体育館用の鍵11をキーボックス1の変位板7上に載置したり取り出すだけで、鍵11の重量に応じた変位板7の変位により鍵11の有無を検知、すなわち鍵11の載置状態の有無に応じて鍵11自体の有無を直接的に検知できて、例えばキーボックス1の警戒解除や警戒設定が簡単に行えることになる。
このように、上記実施形態のキーボックス1にあっては、ボックス本体2の鍵収納部4に変位板7を配置すると共に、この変位板7にその変位を検知する歪みゲージ9が固着されているため、鍵11が載置されることで変位する変位板7の変位を歪みゲージ9で直接的に検知できて、従来のような複雑な処理回路が不要になると共に、鍵11の重量に対するマイクロスイッチの面倒な荷重調整等も不要となり、構成簡易にして安価なキーボックス1を得ることができると同時に、耐久性に優れた変位板7の変位を安定した特性を示す歪みゲージ9で長期に亘り安定して検知できて、信頼性の高いキーボックス1を得ることが可能となる。
また、バネ鋼材からなる変位板7の長手方向の一端側に固定部7aが設けられ、長手方向の他端側に鍵載置部7bが設けられると共に、載置部7bと固定部7a間に幅狭な括れ部7cが設けられて、この括れ部7cに歪みゲージ9が固着されているため、載置部7bに載置される鍵11の重量による括れ部7cの変位量(撓み量)を大きくすることができる。特に、鍵載置部7bが括れ部7cに連設された傾斜部7b1とこの傾斜部7b1の端部に設けられた水平部7b2を有していることから、鍵載置部7b上に鍵11を載置するだけで、鍵11を傾斜面7b1に沿って変位板7の他端側である水平部7b1側に自動的に移動させることができて、変位板7の変位量を一層増大させることができる。これらにより、変位板7の変位量を歪みゲージ9により効果的かつ確実に検知できることになる。
さらに、歪みゲージ9として鍵11の重量に応じた特性のゲージを使用すると共に、この歪みゲージ9が変位板7のあまり大きく変化しない固定部7a側の括れ部7cに固着されているため、歪みゲージ9自体の極端な撓み等を抑制できて、長期に亘り安定した検知動作を得ることができると共に、歪みゲージ9を変位板7に接着により固着するだけで対応でき、従来のようなカバー3等の他の部材との位置調整や重量調整が不要となり、キーボックス1自体の組付等を向上させて、より安価なキーボックス1の提供が可能となる。
また、カバー3を開放して変位板7上に鍵11を載置するだけで、歪みゲージ9により鍵11の有無が自動的に検知されるため、鍵11の取り出しや収納操作を極めて簡単に行うことができると共に、キーボックス1をリモコン12と併用することで、警戒設定や警戒解除を簡単かつ確実に行うことができて、使い勝手と操作性に優れた監視システムの構築が可能となる。
なお、上記実施形態において、キーボックス1のカバー3に、図1の二点鎖線で示すように、例えば鍵11の収納状態を表示するLED等の表示灯19を設けてカバー3を開けない状態で鍵11の有無を使用者に認識させるようにしても良い。また、上記実施形態における、変位板7の形状、歪みゲージ9の変位板7への固着位置、リモコン12とキーボックス1のブロック図、カバー3の形状やその開閉機構等は一例であって、例えば変位板7の自由端側に皿状の鍵載置部を設けて鍵11の載置位置を安定化させたり、リモコン12とキーボックス1を一体化した構造とする等、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜に変更することができる。
本発明は、体育館のドア用キーボックスに限らず、例えば各種ビルや倉庫用等の錠を有する全てのドアのキーボックスに適用できる。
本発明に係わるキーボックスの一実施形態を示す正面図 同そのカバー透視図 同図2のA−A線に沿った断面図 同変位板の平面図及び正面図 同キーボックスとリモコンの接続状態の制御系の概略ブロック図 同そのリモコンの斜視図 同動作の一例を示す説明図
符号の説明
1・・・キーボックス、2・・・ボックス本体、3・・・カバー(蓋体)、4・・・鍵収納部、4a・・・開口、7・・・変位板、7a・・・固定部、7b・・・鍵載置部、7b1・・・傾斜部、7b2・・・平面部、7c・・・括れ部、9・・・歪みゲージ、11・・・鍵、12・・・リモコン、18・・・警備会社、19・・・表示灯。

Claims (2)

  1. 鍵が所定状態で収納される鍵収納部を有するボックス本体と、該ボックス本体の鍵収納部の開口部を閉塞する蓋体と、前記鍵収納部への鍵の収納状態を検知する検知手段と、を備えたキーボックスであって、
    前記検知手段は、鍵が載置可能な変位板及び該変位板の変位を検知する歪みゲージを有し、前記変位板が、その長手方向の一端側に設けられてボックス本体に固定される固定部と、長手方向の他端側に設けられて鍵が載置される鍵載置部と、該鍵載置部と固定部間に設けられた幅狭な括れ部とで形成され、前記括れ部に前記歪みゲージが固着されて前記蓋体を開放した状態で変位板上に鍵が載置された際に歪みゲージから所定の検知信号が出力されることを特徴とするキーボックス。
  2. 前記鍵載置部は、前記括れ部に連設された傾斜部と、該傾斜部の端部に設けられた水平部とを有し、鍵載置部上に載置される鍵の少なくとも一部が前記水平部側に位置して収納されることを特徴とする請求項1に記載のキーボックス。
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