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JP4891832B2 - 部品供給装置、及び表面実装機 - Google Patents
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JP4891832B2 - 部品供給装置、及び表面実装機 - Google Patents

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Description

本発明は、テープを担体としてIC等の部品を供給する部品供給装置、及びそれを搭載した表面実装機に関する。
従来から、表面実装機に部品を供給する装置の一例としてテープフィーダが知られている。テープフィーダは、部品を一定間隔で収納したテープをリールから引き出しつつフィーダ前方の部品供給位置まで送り出すものである。係るテープフィーダではテープの搬送を安定させるため部品供給位置の近傍にガイド部材を設けている。例えば、下記特許文献1のものでは、第一のカバー部材を設けて部品供給位置に向けて送られるテープを上から押さえている。
特開平11−224996号公報
テープ搬送路上を送られる部品供給テープをカバーなどのガイド部材により上から押さえてテープの安定搬送を図る形式のものでは、リール交換時など部品供給テープの組み付け作業を行うときに、テープ搬送路とガイド部材との間にテープを通す通し作業が必須の作業となる。上記特許文献1のものでは、第一のロック部材による保持を解くと、ヒンジを中心として第一のカバー部材を上方に回転操作でき、テープを通す隙間を作ることが出来るようになっている。
しかし特許文献1に開示されたものは、テープ入口となる側(特許文献1の図4における左側)にヒンジが設けられている。そのため、図15に示すように、ヒンジを中心として持ち上げたとしても、そのとき、カバーはテープ出口側からテープ入口に向かって下降傾斜する姿勢となり、テープの通し作業を実施し難いという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、リール交換に伴う、部品供給テープの取り付け作業、特に部品供給テープをガイド部材の下に通す作業を簡単に実施出来る部品供給装置、及びそれを用いた表面実装機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、フィーダ本体の上壁部に設けられるテープ搬送路に対して設置され前記テープ搬送路を包囲する形状をなすガイド部材と、前記ガイド部材を前記フィーダ本体にロックするロック手段とを備え、前記テープ搬送路上を所定の部品供給位置に向けて送られる部品供給テープを前記ガイド部材により上から押さえてガイドするようにした部品供給装置であって、前記テープ搬送路を送られる部品供給テープの搬送方向上流側を後側、テープ搬送方向の下流側を前側と定義したときに、前記ガイド部材は、前記フィーダ本体のうち、前記部品供給テープの搬送方向下流側にあたる前側に設けられた支点を中心に後端を持ち上げるように回動可能であり、前記ロック手段は、ロック中は、前記支点を軸に前記ガイド部材を下方に押し込みつつ前記テープ搬送路に密着させ、ロック解除時には、前記支点を軸とする前記ガイド部材の上方への回動動作を許容するところに特徴を有する。

本発明の実施態様として以下の構成が好ましい。
・ロック手段をフィーダ本体の上壁部であってテープ搬送路の後部に設置する一方、フィーダ本体の内部にテープ搬送路に対して下方から合流するテープ通路を形成する。このような位置にロック手段を配置しておけば、ロックの解除操作が簡単に出来、使い勝手がよい。また、フィーダ本体の内部にテープ通路を設けてあるから、部品供給テープの外部露出が極力少なく出来、部品供給テープの保護に有効である。そして、係る配置にしておけば、ロック手段の配置スペースとテープ通路の配置スペースが互いに重なることがなく、限られたスペース内にロック手段、テープ通路を無理なく、効率的に配置できる。
・ロック手段を中央に配されたヒンジによって全体がシーソ状に揺動し、ガイド部材の後端の一部を下方に押し下げるロックレバーと、ロックレバーにロック方向へのトルクを作用させるロックばねと、から構成する。このような構成とすれば、ロックレバーとロックばねのわずか2部品でロック手段を構築でき、また構造も簡便である。
・ロック手段によるロックが解かれたときに、ガイド部材を支点を中心に回動させつつ、持ち上げるアシストスプリングを設けておく。このような構成としておけば、作業者が自らの手操作でガイド部材を持ち上げる必要がないので、より一層簡単に、部品供給テープの通し作業、ひいてはテープの交換作業を行うことが出来る。
・ガイド部材のうち、少なくともテープ搬送面に対応する部分を金属性として、テープ搬送路を送られる部品供給テープの上面を金属面で押さえるようにしておく。このような構成としておけば、テープ搬送路を送られる部品供給テープに適度な摩擦力を生じさせることができ、テープの搬送を安定させることが可能となる。尚、部品供給テープの上面を樹脂面で押さえる構成とすると、摩擦が小さくなってすべりが生ずる結果、テープの搬送が不安定になり易い。
・前記金属面を有する金属製の押さえプレートを合成樹脂性のガイド本体に固定することでガイド部材を構成する。このような構成であれば、テープ搬送路を送られる部品供給テープに適度な摩擦力を生じさせつつも、ガイド部材を軽量化出来る。
・部品供給位置に向かう搬送過程において、キャリアテープに貼着されたカバーテープを前記金属製のプレートを介して折り返しつつ剥ぎ取ることにより、部品を前記部品供給位置において露出させるようにしたものにおいて、前記金属プレートとフィーダ本体との間がアシストスプリングを介して電気的に繋がった状態にしておき、テープ搬送時にガイド部材に発生する静電気をフィーダ本体に逃がすアース路を構築させる。カバーテープを引き剥がす際に生ずる摩擦により、金属製のプレートに静電気が起きることがある。すると、静電気の影響により部品の挙動が安定せず、場合によっては、剥がされたカバーテープとともに部品がキャリアテープから飛び出してしまう。この点、本構成であれば、発生した静電気をフィーダ本体に逃がすようにしてあるので、上記不具合を未然に回避出来る。
・金属製の押さえプレートに、前記カバーテープ剥離後の部品供給テープ上面を押さえる部品押さえ部を設ける。このような構成であれば、カバーテープ剥離後、部品供給位置に至るまでの間における部品の飛び出しを防止できる。
本発明によれば、支点がテープ搬送方向の下流側に設定してある。従って、ロックを解除すると、ガイド部材のうち、テープ搬送方向上流側にあたる後端をテープ搬送路から持ち上げることが出来る。このような構成であれば、テープ搬送路とガイド部材との間の隙間が、テープの通し口となるテープ搬送方向上流側で広くとれる。しかも、後端側を持ち上げれば、必然的にガイド部材は上流から下流に向かって下降傾斜する姿勢をとるから案内作用も働く。従って部品供給テープをテープ搬送路とガイド部材との間に通す作業を比較的簡単に実施できる。
本発明の一実施形態を図1ないし図14を参照して説明する。
1.全体構成
図1、図2に示すように、表面実装機10は、プリント基板Pを搬送するコンベア20と、コンベア20の両側方に配置された部品供給部30と、ヘッドユニット25などから構成されている。
部品供給部30はプリント基板Pに実装される部品の供給場所である。本実施形態のものは、部品供給部30に、台車DsがX、Y、Z方向に位置決めされて設置され、設置された台車Ds上に、各部品供給装置40が各々、位置決めされつつ、並べて保持されている。
ヘッドユニット25は、部品供給部30から部品をピックアップして基板P上に移動させる機能を担うものであって、部品供給部30と基板P上の実装位置とに渡る領域をサーボ機構により移動可能となっている。
各ヘッド26の先端には、部品を吸着してプリント基板Pに装着するための吸着ノズルが設けられている。各ノズルは、部品吸着時には図外の負圧手段から負圧が供給されて、その負圧による吸引力で部品を吸着してピックアップするものである。
また、図2における符号12はカメラである。カメラ12はヘッド26で吸着された部品を撮像して、部品の吸着姿勢の良否を検出する機能を担うものである。
上記のように構成された表面実装機10は、まず、ヘッドユニット25が部品供給部30における、コンベア20側となる先端部の上方に移動し、部品供給装置40から部品の取り出しが行われる。そして、ヘッド26による部品の吸着が完了すると、カメラ12により部品の吸着位置ずれが調べられる。その後、吸着された部品の移送がヘッドユニット25により行われる。移送中、各ヘッド26ごとに部品の吸着位置ずれが補正され、その後、所定の部品装着位置に達したところで、ヘッド26の昇降が行われ、この昇降に伴い部品がプリント基板P上に実装される。
2.部品供給装置
部品供給装置40は送出装置51、ガイド装置100、引取装置61及びこれら装置が固定されるフィーダ本体41などを主体に構成され、以下に説明する部品供給テープ35によって部品の供給を行うものである。
部品供給テープ35の構成は、図3に示す通りであり、キャリアテープ36と、これに貼着されるカバーテープ37とから構成されている。キャリアテープ36は、上方に開口した空洞状の部品収納部36aを一定間隔置きに有しており、各部品収納部36aにはIC等の部品が収納されている。また、キャリアテープ36の一辺側には、縁部に沿って係合孔36bが一定間隔で設けられている。この部品供給テープ35は、部品供給装置40の後方位置において、図外のリールに巻回されて支持されている。
以下、部品供給装置40の具体的な構成を説明してゆくが、前後方向とは、部品供給装置40における、部品供給テープ35の送り方向に従うものとし、図4であれば右側(コンベア20側)が前側、左側が後側である。また、以降において、装置の前側、装置の後側とは全て部品供給装置40の前側、並びに後側を意味している。また、前側が本発明の「搬送方向下流側側」に対応しており、後側が本発明の「搬送方向上流側」に対応している。
フィーダ本体41はアルミダイキャストよりなるボディ部43と収容体75を前後に連結してなる。係るフィーダ本体41には上述した部品供給テープ35を通すためのテープ通路Bが設けられている。
テープ通路Bは収容体75の下部において後方に開口するとともに、前方に向けて真っ直ぐ水平に延びている。そして、ボディ部43に連続し、その後、斜め上方に向かう経路をとってボディ部43の上部へと向かい、後述するテープ搬送路Buに連続している。
そして、テープ通路Bを境にしたボディ部43の前側に、次に説明する送出装置51、ガイド装置100が配置され、テープ通路Bを境にした反対側に引取装置61が設けられている。
送出装置51は図外のリールから部品供給テープ35を繰り出させる機能を担うものであって、第一モータ52、ギヤ53、ギヤ54、ギヤ55A、ギヤ55Aと一体化したスプロケット55とからなる。スプロケット55はボディ部43の前端上部に配置され、他のギヤ53、54並びに第一モータ52はスプロケット55の後方下部に配置されている。
図5に示すように、ボディ部43の上壁部43Aにはテープ搬送路Buが形成されている。このテープ搬送路Buは、搬送路後端が先に説明したテープ通路Bに連続し、先端はボディ部43の前端まで延びている。テープ搬送路Buのうち、後端から中央に至る範囲はテープ搬送面がほぼ水平になっており、そこは、平坦部44とされる。
平坦部44よりも前側の範囲については、テープ搬送面がゆるやかに下降しており、そこは、下降傾斜部45とされる。そして、平坦部44の前部から下降傾斜部45の後部にかけた範囲が切り欠かれており、そこから、送出装置51を構成するスプロケット55の歯部が露出されている。これにより、テープ搬送路Bu上を送られるキャリアテープ36の係合孔36bにスプロケット55の歯が係合される。当実施形態では、平坦部44と下降傾斜部45の境目が、スプロケット55の天頂に丁度対応しており、そこを部品供給位置Oに設定している。
また、下降傾斜部45の前方には座部48が形成されている。座部48は、後述するテープガイド110の前部底壁121を収容して受けるべく図示下方に凹み形成されている。また、テープ搬送路Buには長手方向に沿って逃がし溝47が凹設されている。この逃がし溝47は、部品供給テープ35に設けられる部品収納部36aとの干渉を回避するためのものである。
次に、ガイド装置100について説明する。
ガイド装置100は、図5に示すテープ搬送路Buに装着されるテープガイド110(本発明のガイド部材に相当)と、テープガイド110を保持するための前側ロック部150、後側ロック部(本発明のロック手段に相当)160とから構成されている。
テープガイド110は合成樹脂性のガイド本体111を主体として構成されている。ガイド本体111はテープ搬送路Buに沿って延びる一対の側壁112、114を、後部天井壁131及び前部底壁121によって連結した形状をなす。前部底壁121の前端には係止部123が形成され、また、後部天井壁131の後方には左右の側壁112、114間を橋渡してロックピン138が設けられている。係止部123は前側ロック部150の相手となるものであり、また、ロックピン138は後側ロック部160の相手となるものである。
ガイド本体111の側壁112、114の対向間隔はテープ搬送路Buの幅にほぼ等しく設定されており、テープ搬送路Buの横面46に嵌め合わせることが出来るようにしてある。また、図7、図8に示すように、後部天井壁131の下面には、金属製の押さえプレート141が、例えば接着剤などにより貼り合わされている。この押さえプレート141は後部天井壁131のほぼ全長に渡る範囲に設けられ、搬送される部品供給テープ35のテープ上面を押さえる機能を担っている。
また、上記押さえプレート141の前部には部品押さえ部143を一体的に形成している。そして、部品押さえ部143と押さえプレート141との間はスリット状に切り欠かれ、そこは折り返し部145とされている。
折り返し部145は、キャリアテープ上面に貼着されるカバーテープ37を装置後方に方向転換させるものである。また、部品押さえ部143は、カバーテープ37が剥離された後、部品供給位置Oに達するまでの間、キャリアテープ36の部品収納部36aの上面を塞いで、部品の飛び出しを規制する機能を担うものである。
図5に示すように、ガイド本体111の中央から前側は天井部分が開口している。天井の開口は開放路128とされ、テープガイド110の前端を切り抜けている。また、図5に示す符号125は規制壁125である。この規制壁125は内向きに屈曲しており(図10参照)、ガイド本体111内を通される部品供給テープ35(キャリアテープ36)の飛び出しを規制する機能を果たすものである。
上記の如く構成されたテープガイド110は、左右の側壁112、114をテープ搬送路Buの横面46に宛がいつつ上から装着させることで、テープ搬送路Buに取り付けることが出来る。そして、テープ搬送路Buに取り付けたテープガイド110の前後を、次に説明する前側ロック部150、後側ロック部160により固定出来るようになっている。
前側ロック部150は、ボディ部43の前端において、ヒンジC1を介して取り付けられている。この前側ロック部150の上部にはテープ排出路151と、テープ排出路151の両側に一対のロック片153、155を設けている。
ロック片153、155のうち、図5に示す手前側のロック片153は、フィーダ本体41の座部48に向けて斜めに延びている。より具体的に言えば、座部48との間に係止部123を収容させる隙間を保有しつつ斜めに延びている。一方、奥側のものは、座部48に向けて斜めに延びつつ、上方にも張り出している。この上方に張り出した部分は、操作部156とされる。
そして、上述の前側ロック部150は、図外の付勢手段により、ロック方向(図5中のH方向)に付勢され、図5に示す起立姿勢をとる。これにより、左右の両ロック片153、155が、ガイド前端の係止部123に係止され、テープガイド110の前部がロックされる。尚、前側ロック部150によるテープガイド110の前端の保持を解くには、操作部156を装置の前方に向けて押し操作してやればよく、これにより、前側ロック部150の全体が装置前方に倒れてロックが解除される。
後側ロック部160は、ボディ部43の上壁部43Aにおいて、テープ搬送路Buの後方に設置されている。後側ロック部160はロックレバー170、ロックばね185、一対のレバー支持壁163を主体に構成されている。
レバー支持壁163には壁面をU字状に切り欠くようにしてロック溝165が形成されている。ロック溝165は、テープガイド110のロックピン138の相手となるものであって、図示上方からロックピン138を溝内に受け入れ可能とされている。
ロック溝165の後方にはヒンジC2が設定され、そこには、ロックレバー170が揺動自在に取り付けられている。ロックレバー170は中央に設けられる軸孔(ヒンジC2)を中心に全体がシーソ状に揺動可能とされている。係るロックレバー170はロックばね185により、図5に示すD方向(以下、ロック方向と呼ぶ)に付勢されるようになっている。
ロックレバー170のうち、図5に示す装置前側のアーム171はロック溝165の上方まで延びている。従って、ロックレバー170がヒンジC2を中心にロック方向に回動されると、アーム171がテープガイド110のロックピン138に当接して、ロック溝165の奥方へ押し込む。これにより、押し込まれたロックピン138はロック溝165により前後方向への拘束を受け、テープガイド後端がロックされる。
また、係るロック状態において、テープガイド110にはロックピン138を介して装置下方への力が作用する結果、押さえプレート141がテープ搬送路Buの平坦部44に面当たりする。そのため、テープガイド110は図9に示すようにほぼ水平な姿勢となって安定する。
このような構成とすることで、テープ搬送路Bu上を搬送される部品供給テープ35の三方をガイドできる。すなわち、左右の側壁112、114によって両側からガイドすることが出来(図7、図10参照)、更に、押さえプレート141を介して上から押さえることが出来る。かくして、搬送中のテープの浮き、横ズレなどを有効に規制できる。
また、当実施形態では押さえプレート141を金属製としてあり、金属面で部品供給テープ35の上面を押さえるようにしてある。このようにすることで、搬送されるテープ35に適度な摩擦力を与えることが出来、この結果、テープの搬送を安定させることが可能となる。
尚、図7に示すように、テープガイド110の側壁112、114の下端と、ボディ部43に形成される段差部46Aとの間には一定の隙間Cが保有されるようになっている。このような構成としてあるのは、側壁112、114の下端が段差部46Aに先当たりして、押さえプレート141と部品搬送テープ35との間に隙間が出来るのを防止するためである。
次に、後側ロック部160によるテープガイド110の後端の保持を解くロック解除動作について説明する。ロックレバー170の他方のアーム175は解除操作部とされ、そこを下向きに押し込むことで、ロックレバー170をロック解除方向に回動させることが出来、ロックピン138の拘束、引いてはテープガイド110の後端のロックを解除出来るようになっている。
尚、本実施形態のものは、図11にもあるように、解除操作部175を押し操作したとしても、ロックレバー170のアーム171がロック溝165を塞いでおり、ロックピン138がロック溝165より外れないようにしてある。このような構成とすることで、ロックレバー170を解除操作して一時的にロックピン138のロックを解いたとしても、解除操作、すなわち解除操作部175に対する押し操作を解くと、直にロックレバー170がロック方向に復動してロックピン138をロック溝165内に押し込むようになっている。
また、ロック溝165の前側には取付座162が形成されている。係る取付座162は上面が平らに形成され、そこにはアシストスプリング181が設置されている。このアシストスプリング181はテープガイド110の押さえプレート141の後端に当接しており、ロック解除されたテープガイド110の後端を上方に持ち上げる機能を担っている。
さて、図4に戻って、引取装置61について説明する。引取装置61は、部品供給テープ35の繰り出しに伴って、キャリアテープ36からカバーテープ37を引き剥がして部品を露出させる機能、並びに引き剥がしたテープ37を引き取る機能を担うものであって、第二モータ62、ギヤ63、ギヤ64A、ギヤ64Aと一体化した引き取りローラ64、ピンチローラ65からなる。
ピンチローラ65と引き取りローラ64は互いに密着しており、第二モータ62が駆動されると、ローラ64、65の摩擦力により、折り返し部145によって装置後方に方向転換されたカバーテープ37に、引っ張り方向の力が作用する。
また、ボディ部43の下部であって、後端寄りの位置には、部品供給装置40の制御基板78が、ボックス77に収められて配置されている。このボックス77の前端には、コネクタ79が設置されている。部品供給装置40を台車Dsに取り付けると、ボックス77の先端のコネクタが相手側のコネクタと電気的に接続され、これにより、台車Dsを介して、表面実装機10から電力供給、並びに各種の制御信号が入力されるようになっている。尚、制御基板78は、表面実装機10側に設けられる図外の制御部と連係して、部品供給装置40の全体を制御・統括するものである。
上記の部品供給装置40では、以下の様に、部品の供給がなされる。
第一モータ52が駆動すると、その駆動力が、ギヤ53、ギヤ54、ギヤ55Aを経由してスプロケット55に伝達され、同スプロケット55が回転を始める。
これにより、図外のリールから部品供給テープ35が繰り出されてゆく。部品供給テープ35は、テープ通路Bを通って部品供給装置40の前部へと向かい、やがて、テープ搬送路Buに達する。
テープ搬送路Buに達した部品供給テープ35は、その後、テープガイド110により三方(左右両側方、及び上方)をガイドされつつ装置前方へと向かう。そして、折り返し部145を通過するときに、引取装置61によってカバーテープ37が剥がされ、それ以降は、キャリアテープ36のみがテープ搬送路Bu上を部品供給位置Oに向けて送られてゆく。
カバーテープ剥離後のキャリアテープ36は、テープガイド110の部品押さえ部143によって、部品収納部36aの上方を塞がれた状態で送られ、部品押さえ部143の通過に伴って、部品が露出される。
その後、キャリアテープ36の部品収納部36aは部品供給位置Oに至り、同部品供給位置Oでは、表面実装機10のヘッド26により露出された部品がピックアップされる。そして、部品ピックアップ後のキャリアテープ36は、下降傾斜部45、テープガイド110の前部底壁121、前側ロック部150のテープ排出路151上を通って装置外に排出される。一方、剥離されたカバーテープ37は引取装置61によって装置後方へと引き取られ、収容体75の内部へと収められる。
一旦、部品の供給が開始されると、上記要領に従って、部品供給テープ35の繰り出しが一定間隔で行われる結果、部品供給位置Oに順次、部品の供給がなされる。
3.交換作業
次に、リール(図外)を交換したときに行われる、部品供給テープ35の取り付け作業について説明する。
リールを交換した場合には、部品供給装置40のフィーダ本体41に部品供給テープ35をセットする必要がある。それには、図外のリールから部品供給テープ35を有る程度の長さ、引き出した状態にしておく。そして、収容体75の後端から、手作業により部品供給テープ35をテープ通路Bに通してやる。
そして、テープ通路Bに部品供給テープ35をある程度通したら、今度は、図11に示すように、ロックレバー170の解除操作部175を図示下方に手操作により押し込んでやる。
解除操作部175が押し込まれると、ロックレバー170がヒンジC2を中心に回動する結果、ロックピン138の押し込みが解かれる。そして、このときには、アシストスプリング181がテープガイド110の後端を図示上方に押し上げるから、テープガイド110は前端の支点R(より具体的には係止部123がロック片153、155に当接するポイント)を軸に回動し、この結果、テープガイド110の後端は持ち上げられる。
そのため、図12の(a)に示すように操作前の元の状態では、テープ搬送路Buの平坦部44に面当たりしていた押さえプレート141が、操作後には図12の(b)に示すように平坦部44の上面から離間する。かくして、テープ搬送路Buの入口に部品供給テープ35を通す隙間が出来る。
しかも、このとき、入口の上方領域Jは押さえプレート141によって塞がれた状態にあり、かつ押さえプレート141は装置前方に向けて下降傾斜している。従って、部品供給テープ35を装置前方に手操作により軽く送ってやれば、図12の(c)に示すように、部品供給テープ35は押さえプレート141の案内作用を受けて装置前側(図12では右側)へと、差し込まれてゆく。
そして、部品供給テープ35の先端をテープガイド110の前側まで通したら、続いて、テープの係合孔36bをスプロケット55の歯部に係合させる。ここまでの作業が完了したら、後は、解除操作部175に対する押し込みを解いてやれば、ロックレバー170がロック方向に復動してロックピン138、ひいてはテープガイド110を下向きに押し込む結果、図13、図14に示すようにテープガイド110の押さえプレート141が、スプロケット55に係合した部品供給テープ35の上面を押さえる。
かくして、部品供給テープ35を押さえることができたら、テープ先端を手で引っ張ってキャリアテープ36からカバーテープ37を所定長に渡って引き剥がし、その後、剥がしたカバーテープ37を開放路128に沿って装置後方へと引いて、引取装置61の両ローラ64、65間に保持させてやれば、部品供給が可能な状態となる。
4.作用及び効果
本実施形態によれば、後側ロック部160によるロックを解除すれば、テープガイド110の後端を浮かすことが出来るから、リール交換時に行うテープの通し作業(テープガイド110に部品供給テープ35を通す作業)を簡単に実施できる。しかも、本実施形態ではアシストスプリング181が設定されており、後側ロック部160をロック解除させると、テープガイド110の後端が自動的に持ち上がるようになっている。このような構成であれば、テープガイド110を手操作により持ち上げる必要がない。従って、作業者に強いる操作が少なくて済み、この点も作業性を向上させている。
加えて、後側ロック部160をフィーダ本体41の上壁部43Aに設置してある。このような位置にロック部160を設置しておけば、例えば、フィーダ本体41の側面にロック部160を配置する場合に比べて手が届き易く、ロック解除操作を行い易い。更に、後側ロック部160のロックレバー170は自動復帰型となっており、ロック解除操作を行った後、手を離すと自動的に復動してロック状態に戻る。従って、復帰のための専用操作を必要とせず、作業者にとって使い勝手のよいものとなっている。
また、本実施形態では、フィーダ本体41の内部にテープ通路Bを設けてあるから、部品供給テープ35の外部露出が極力少なく出来、部品供給テープ35の保護に有効である。そして、係る配置にしておけば、後側ロック部160の配置スペースとテープ通路Bの配置スペースが互いに重なることがなく、限られたスペース内に後部ロック部160、テープ通路Bを無理なく効率的に配置できる。
また、本実施形態のものは、前側ロック部150、後側ロック部160がいずれもフィーダ本体41の幅内に収められていて側方への飛び出しがない。このような構成であれば、前後のロック部150、160を含むフィーダ本体41の全幅を最小限の幅に抑えることが出来る。
また、本実施形態のものは、押さえプレート141の後端部をアシストスプリング181に当接させる構成としてある(図11参照)。このような構成とすることで静電気をアルミダイキャスト製のボディ部43に逃がすアース路(押さえプレート141→アシストスプリング181→ボディ部43)が構築され、これにより、以下の効果が得られる。
カバーテープ37を引き剥がす際に生ずる摩擦により、金属製の押さえプレート141に静電気が起きることがある。すると、静電気の影響により部品の挙動が安定せず、場合によっては剥がされたカバーテープ37とともに部品がキャリアテープから飛び出してしまう。この点、本構成であれば、発生した静電気をアシストスプリング181を経由してボディ部43に逃がすことが出来るので、上記不具合を未然に回避出来る。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も適用できる。
(1)本実施形態では、部品供給装置40として、モータを駆動源とした電動式のものを例示したが、これに限定されるものではなく、例えば、ラチェット式のものへの適用も可能である。
(2)本実施形態では、テープ通路Bをフィーダ本体41の内部に設定したが、テープ通路Bの設定場所はフィーダ本体41の内部に限定されるものではなく、例えば、フィーダ本体41の上壁部43Aに設定してもよい。尚、係る構成した場合には、後部ロック部160をフィーダ上壁部43Aにそのまま設置しておくと、テープ通路Bに干渉してしまうから、後部ロック部160をテープ通路Bを避けた位置、例えば、フィーダ側面などに移動する必要がある。
(3)本実施形態では、本発明のロック手段として機能する後側ロック部160を、ヒンジC2を軸としてシーソ状に揺動するロックレバー170、ロックばね185を主体に構成した。実施形態で示したこれらの構成は、ロック手段を具現化した一例に過ぎず、種々の変形が可能である。例えば、スライド動作を利用して、テープガイド110を装置下方に押し込みつつ保持するものや、カムとカムフォロアを利用して保持するものなどが実施可能である。
本発明の一実施形態に係る表面実装機を例示する正面図 表面実装機の平面図 部品供給テープの斜視図 部品供給装置の取り付け状態を示す正面図 部品供給装置前部の斜視図(ガイド装置を取り外した状態を示す) 部品供給装置前部の斜視図(カバーテープを折り返し部にセットした状態を示す) 図6中のA−A線断面図 テープガイドの分解斜視図 部品供給装置前部の正面図(カバーテープを折り返し部を介して後方に反転させた状態を示す) 図6中のB−B線断面図 部品供給装置前部の正面図(テープガイド後端を浮かせた状態を示す) テープ搬送路に部品供給テープを通す操作過程を説明する図 部品供給装置前部の正面図(部品供給テープを装置の前側に引き出した状態を示す) 部品供給装置前部の斜視図(カバーテープを剥離させる前の状態を示す) 課題を説明する図
符号の説明
10…表面実装機
40…部品供給装置
41…フィーダ本体
43…ボディ部
43A…上壁部
44…平坦部
110…テープガイド(本発明のガイド部材に相当)
112…側壁
114…側壁
123…係止部
131…天井壁
138…ロックピン
141…押さえプレート
143…部品押さえ部
160…後側ロック部(本発明のロック手段に相当)
165…ロック溝(本発明のロック手段に相当)
170…ロックレバー(本発明のロック手段に相当)
Bu…テープ搬送路
B…テープ通路
O…部品供給位置
R…支点

Claims (9)

  1. フィーダ本体の上壁部に設けられるテープ搬送路に対して設置され前記テープ搬送路を包囲する形状をなすガイド部材と、前記ガイド部材を前記フィーダ本体にロックするロック手段とを備え、前記テープ搬送路上を所定の部品供給位置に向けて送られる部品供給テープを前記ガイド部材により上から押さえてガイドするようにした部品供給装置であって、
    前記テープ搬送路を送られる部品供給テープの搬送方向上流側を後側、テープ搬送方向の下流側を前側と定義したときに、
    前記ガイド部材は、前記フィーダ本体のうち、前記部品供給テープの搬送方向下流側にあたる前側に設けられた支点を中心に後端を持ち上げるように回動可能であり、
    前記ロック手段は、ロック中は、前記支点を軸に前記ガイド部材を下方に押し込みつつ前記テープ搬送路に密着させ、
    ロック解除時には、前記支点を軸とする前記ガイド部材の上方への回動動作を許容することを特徴とする部品供給装置。
  2. 記ロック手段を、前記フィーダ本体の上壁部であって前記テープ搬送路の後方に設置する一方、
    前記フィーダ本体の内部に前記テープ搬送路に対して下方から合流するテープ通路を形成したことを特徴とする請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 前記ロック手段は、中央に配されたヒンジによって全体がシーソ状に揺動し、前記ガイド部材の後端の一部を下方に押し下げるロックレバーと、
    前記ロックレバーにロック方向へのトルクを作用させるロックばねと、を備えてなることを特徴とする請求項2に記載の部品供給装置。
  4. 前記ロック手段によるロックが解かれたときに、前記ガイド部材を前記支点を中心に回動させつつ、持ち上げるアシストスプリングを前記フィーダ本体に設けたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の部品供給装置。
  5. 前記ガイド部材のうち、少なくとも前記テープ搬送面に対応する部分を金属性として、前記テープ搬送路を送られる部品供給テープの上面を金属面で押さえるようにしたことを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の部品供給装置。
  6. 前記金属面を有する金属製の押さえプレートを合成樹脂性のガイド本体に固定することで前記ガイド部材を構成したことを特徴とする請求項5に記載の部品供給装置。
  7. 前記部品供給位置に向かう搬送過程において、キャリアテープに貼着されたカバーテープを前記金属製の押さえプレートを介して折り返しつつ剥ぎ取ることにより、部品を前記部品供給位置において露出させるようにしたものにおいて、
    前記金属製の押さえプレートと前記フィーダ本体との間が前記アシストスプリングを介して電気的に繋がった状態にあって、テープ搬送時に前記ガイド部材に発生する静電気をフィーダ本体に逃がすアース路が構築されていることを特徴とする請求項6に記載の部品供給装置。
  8. 前記金属製の押さえプレートに、前記カバーテープ剥離後の部品供給テープ上面を押さえる部品押さえ部を一体的に設けたことを特徴とする請求項7に記載の部品供給装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載された部品供給装置から供給を受けて、部品を基板上に実装する表面実装機。
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