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JP4893192B2 - トイレ床構造 - Google Patents
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本発明は、トイレ床構造に関する。
トイレルームに設置された便器の下端外周に接する床端部は掃除がしにくく、汚れがこびりつくという問題があり、この問題を解消するために、図5に示したようなトイレ床構造が提案されている(特許文献1)。
図5に示したトイレ床構造では、便器51の前方に位置し、床の一部を形成する床材52が取り外し可能とされるとともに、床材52に連なり、便器51の下端外周に接する床部分が着脱自在な床材53により形成されている。清掃時には、床材52を持ち上げて取り外した後、床材53を便器51の前方に引き出して取り外し、床材53を水で丸洗いする。このように、床材53を水で丸洗いすることによって、便器51の下端外周に接する床部分の掃除を良好に行うことができ、トイレルームの床を清潔な状態に戻すことができる。
特開2001−292933号公報
しかしながら、図5に示したトイレ床構造には、図6に示したように、床材53の外周端面に接する床54の端面55は垂直に切り立つかまたは階段状に形成されているため、端面55および床材53を取り去った後の凹部56の外周部の掃除が行いにくく、汚れを十分に取り除くことができないという問題がある。
本発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、便器の下端外周に接する床材を取り外した後の床の清掃を行いやすくし、トイレルームの床の清掃性をより向上させることのできるトイレ床構造を提供することを課題としている。
本発明のトイレ床構造は、上記の課題を解決するために、以下のことを特徴としている。
第1に、便器の下端外周にその略半分から後端までの範囲内で接するとともに、便器から前方にかけての床部分を形成する床材が取り外し可能とされ、取り付け時に床材の外周端面に接する床の端面が外側に下り傾斜する傾斜面とされ、この床端面に接する床材の外周端面が内側に下り傾斜する傾斜面とされている。
第2に、上記において、傾斜面状の床端面が撥水加工されている。
第3に、上記において、床材の左右両側に位置する床も取り外し可能な床材により形成されている。
上記第1の発明によれば、取り外し可能とされた床材の取り付け時にその外周端面に接する床の端面が外側に下り傾斜する傾斜面とされ、この床端面に接する床材の外周端面が内側に下り傾斜する傾斜面とされているため、床材を取り外した後の床端面および床の凹部外周部の掃除が容易となり、汚れを十分に取り除くことができる。トイレルームの床の清掃性がより向上する。また、取り外し可能とされた床材は、便器の下端外周にその略半分から後端までの範囲内で接するものであるため、特に汚れがこびりつきやすい便器の前側下端周辺の床をきれいにすることができ、清潔な状態に戻すことができる。
上記第2の発明によれば、上記の発明の効果に加え、傾斜面状の床端面が撥水加工されているので、汚れが付着しにくく、また、汚れが付着しても容易に取り除くことができる。清掃性がより一層向上する。
上記第3の発明によれば、上記の発明の効果に加え、床材の左右両側に位置する床も取り外し可能な床材により形成されているため、丸洗いなどによりきれいにすることのできる床面積が大きくなり、トイレルームの床の掃除をさらに一層良好に行うことができる。
図1は、本発明のトイレ床構造の第1の実施形態を示した要部斜視図である。
図1に示したトイレ床構造では、トイレルームの床1において、便器2の周辺部に位置し、便器2の半分から前方にかけての部分が、床材3により形成され、床材3は床1からの取り外しが可能とされている。床材3は、便器2の下端外周2aの半分から前側の外形に等しい形状の切欠部4が形成された板体であり、左右の側端面3b、切欠部4をはさんで左右対称に配置された後端面3cおよび前端面3dを有している。床材3は、取り付け時には、切欠部4の周面4aが便器2の下端外周2aの半分から前側の部分に面接触し、また、側端面3bおよび後端面3cが床1の端面1bに面接触して、表面3aが床1の表面1aと面一となり、床面の一部を形成する。床材3の前端面3dはトイレルームの前縁に配置される。このような板状の床材3はたとえばパネルなどから形成することができる。
また、図1に示したトイレ床構造では、床材3において外周端面を形成している左右両側端面3bおよび後端面3cが取り付け時に面接触する床1の端面1bが、図2の要部断面図にも示したように、外側に下り傾斜する傾斜面5とされている。このような傾斜面5状の床1の端面1bに対応して床材3の側端面3bおよび後端面3cは、内側に下り傾斜する傾斜面6とされている。取り付け時には、傾斜面6が傾斜面5の上に重なり、床材3の左右両側端面3bおよび後端面3cが床1の端面1bに面接触する。
さらに、図1に示したトイレ床構造では、床材3の前端面3d側の表面部に取っ手7が設けられている。
図3は、取っ手7の周辺を示した要部断面図である。
取っ手7は、床材3の表面3a側において回動軸8により上下方向に回動自在に支持されている。床材3には、回動軸8をはさんで片側に、取っ手7の厚み分の深さを有する取っ手収納部9が形成されている。回動軸8をはさんで取っ手収納部9の反対側には、板厚方向に断面弧状に切り欠かれた凹所10が形成されている。取っ手7が取っ手収納部9に収納されているときには、取っ手7の表面7aは床材3の表面3aと面一に配置される。取っ手7の一端部を凹所10内に向けて下方に押し込むと、他端部が上方に回動し、床材3の表面3aから上側に突出する。取っ手7の突出する部分を握って床材3を持ち上げ、床材3を床1から取り外すことができる。
図1に示したトイレ床構造では、トイレルームの清掃の際には、床材3を床1から取り外すことができる。取っ手7を回動させ、上方に突出する部分を握って床材3を引き上げ、床1から取り外す。取り外した床材3は、水で丸洗いなどすることができ、汚れのこびりつきやすい便器2の下端外周2aの半分から前側に接する切欠部4の周面4aおよび周面4aに隣接する床材3の表面3a部をきれいに掃除することができる。また、床1を掃除するに当たり、床1の端面1bが外側に下り傾斜する傾斜面5であるため、床材3を取り外した後の床1の端面1bならびに床1の凹部11の外周部の掃除が容易となり、汚れを十分に取り除くことができる。トイレルームの床1の清掃性がより向上する。
清掃後には、床材3を凹部11に取り付ける。床1を清潔な状態に戻すことができる。
なお、図1に示したトイレ床構造では、傾斜面5状の床1の端面1bを撥水加工しておくことができる。シリコンやフッ素などの配合された高分子コーティング剤をコーティングする、疎面化するなどにより撥水加工することができる。このように、傾斜面5状の床1の端面1bを撥水加工することによって、汚れが付着しにくく、また、汚れが付着しても容易に取り除くことができる。清掃性がより一層向上する。
撥水加工は、また、床1の端面1bに面接触する床材3の左右両側端面3bおよび後端面3c、さらに切欠部4の周面4aにも適用可能である。
図4は、本発明のトイレ床構造の第2の実施形態を示した平面図である。
本実施形態において第1の実施形態と共通する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4に示したトイレ床構造では、床材3の左右両側に位置する床1も取り外し可能な床材12、13により形成されている。つまり、トイレルームの床1は、便器2の下端外周2aの半分において奥行き方向に2分割されるとともに、便器2の半分から前側部分が幅方向に3分割され、床材3および床材12、13によって便器2の半分から前側の床部分を形成するようにしている。床材12、13の表面12a、13aは、床材12、13の取り付け時に、床材3の表面3aとともに床1の表面1aと面一に配置され、床面の一部を形成する。
床材12は、床材3の左側の床部分を形成するものであり、右側端面12bが、床材3の傾斜面6状の側端面3bと面接触する、外側に下り傾斜する傾斜面5とされている。左側端面12cは、取り付け時にトイレルームの左縁に配置され、前端面12dはトイレルームの前縁に配置され、床材3の前端面3dと同一平面状に配置される。後端面12eは、便器2の半分から後側の床部分の図1に示したような傾斜面5状の端面1bに対応して内側に下り傾斜する傾斜面6とされている。
床材13は、床材3の右側の床部分を形成するものであり、左側端面13bが、床材3の傾斜面6状の側端面3bと面接触する、外側に下り傾斜する傾斜面5とされている。右側端面13cは、取り付け時にトイレルームの右縁に配置され、前端面13dはトイレルームの前縁に配置され、床材3の前端面3dと同一平面状に配置される。後端面13eは、便器2の半分から後側の床部分の図1に示したような傾斜面5状の端面1bに対応して内側に下り傾斜する傾斜面6とされている。
また、床材12、13には、前端面12d、13d側の表面12a、13a部に、床材3に設けられたのと同様な、回動によって上側に突出する取っ手7が設けられている。取っ手7の表面7aは、取っ手7の収納時に床材12、13の表面12a、13aと面一に配置される。取っ手7の上側に突出する部分を握り、持ち上げて床材12、13の取り外しを行うことができる。
このように、床材3の左右両側に位置する床1も取り外し可能な床材12、13により形成することによって、床材12、13も水で丸洗いするなどしてきれいすることができ、丸洗いなどによりきれいにすることのできる床面積が大きくなり、トイレルームの床1の掃除をさらに一層良好に行うことができる。
図4に示したトイレ床構造においても床1の端面1bを撥水加工し、また、床材12、13については、傾斜面5状の右側端面12bおよび左側端面13bならびに傾斜面6状の後端面12e、13eを撥水加工しておくことができる。
なお、本発明のトイレ床構造では、床材3は、便器2の下端外周2aにその略半分から後端までの範囲内で接し、便器2から前方にかけての床部分を形成することができればよく、後端面3cは、図1および図4に示した実施形態よりもトイレルームの奥側に位置するものであっても構わない。特に汚れがこびりつきやすい便器の前側下端周辺の床部分が取り外し可能となっていればよい。また、床材3および床材12、13は、ともに、トイレルームの大きさなどに応じて長さ方向に複数に分割したものとすることができる。この場合、その前端面および後端面はいずれか一方を傾斜面5とし、他方を傾斜面6とし、また、撥水加工しておくことが考慮される。
本発明のトイレ床構造の第1の実施形態を示した要部斜視図である。 図1に示したトイレ床構造の要部断面図である。 図1に示した取っ手周辺を示した要部断面図である。 本発明のトイレ床構造の第2の実施形態を示した平面図である。 従来のトイレ床構造を示した要部斜視図である。 従来のトイレ床構造を示した要部正面図である。
符号の説明
1 床
1b 端面
2 便器
2a 下端外周
3 床材
3b 側端面
3c 後端面
5 傾斜面
6 傾斜面
12 床材
13 床材

Claims (3)

  1. 便器の下端外周にその略半分から後端までの範囲内で接するとともに、便器から前方にかけての床部分を形成する床材が取り外し可能とされ、取り付け時に床材の外周端面に接する床の端面が外側に下り傾斜する傾斜面とされ、この床端面に接する床材の外周端面が内側に下り傾斜する傾斜面とされていることを特徴とするトイレ床構造。
  2. 傾斜面状の床端面が撥水加工されていることを特徴とする請求項1に記載のトイレ床構造。
  3. 床材の左右両側に位置する床も取り外し可能な床材により形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のトイレ床構造。
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