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JP4893382B2 - 漏光検査装置 - Google Patents
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JP4893382B2 - 漏光検査装置 - Google Patents

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本発明は、互いに隣接する2以上の表示部と、各表示部の光透過部を透過照明する光源とを備えた表示装置において、検査対象の表示部と隣接する表示部の光源から検査対象の光透過部への漏光を検査する漏光検査装置に関するものである。
近年、車両用の表示装置では、限られたスペースで多くの情報を表示するため、例えば、当該車両に備わる機器の作動状態を報知するインジケータや当該車両の異常を警告するウォーニングとして、複数の表示部を互いに隣接させて配置している。具体的には、インジケータやウォーニングを表すマーク部を光透過部として各表示部に形成し、各光透過部の背後に、透過照明用の発光ダイオードを設けている。また、各発光ダイオードが、その隣接する光透過部を透過照明しないようにケースによって遮光される構造を採っている。
各発光ダイオードを点燈させることによって、必要な光透過部を発光させて、この光透過部が表すインジケータやウォーニングを運転者に知らせる。これにより、限られたスペースを利用して、多くのインジケータやウォーニングを知らせることができる。
しかし、製造上の誤差等によって、点燈した発光ダイオードと隣接する光透過部へ発光ダイオードから漏光し、この光透過部が透過照明されて若干発光表示する場合がある。これによって見栄えが低下するため、目視検査による漏光の良否判定を行って良品を選別している。しかし、目視検査による工数アップを抑えるため、この漏光検査を自動化することが求められている。
漏光検査を自動化には、カメラ等の撮像手段を利用する必要がある。例えば、検査対象の光透過部である検査透過部の発光ダイオードを消燈し、これと隣接する発光ダイオードを点燈している状態で、検査透過部を撮像手段で撮影する。この撮影によって得られた画像情報をコンピュータに入力させ、この画像情報において検査透過部の明度情報によって漏光の良否判定を行う。
しかし、この漏光検査には、検査透過部と隣接する発光ダイオードを点燈させる必要があるため、点燈した発光ダイオードからの光が、この発光ダイオードと対応する光透過部を透過照明してハレーションを発生させる。このハレーションが、漏光検査のノイズとして検査透過部に対して影響を与え、撮影による漏光検査の自動化を困難なものとしている。
特に、検査透過部からの漏光が良否判定の基準レベル以下で低い場合、画像情報において検査透過部の明度がハレーションによって検査透過部の背景部の明度と判別できなくなる恐れがある。この場合、画像情報において検査透過部を特定することが困難になり、画像情報において背景部の明度情報を、検査透過部からの漏光として誤判定してしまう恐れが生じる。
この問題は、互いに隣接するインジケータやウォーニングの漏光検査を自動化する場合に限らず、例えば、複数の光透過部を互いに隣接させて配置したバーグラフの漏光検査を自動化する場合にも共通する問題である。また、この問題は、車両用の表示装置に限らず、互いに隣接する2以上の表示部と、各表示部の光透過部を透過照明する光源とを備えた表示装置において、検査対象の表示部と隣接する表示部の光源から検査対象の光透過部への漏光を検査する漏光検査装置の自動化に共通する問題である。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、互いに隣接する2以上の表示部と、各表示部の光透過部を透過照明する光源とを備えた表示装置において、検査対象の表示部と隣接する表示部の光源から検査対象の光透過部への漏光検査を自動化できる漏光検査装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の漏光検査装置は、互いに隣接する2以上の表示部と、各表示部の光透過部を透過照明する光源とを備えた表示装置において、これら複数の表示部のうちの一つを検査対象の検査表示部とし、この検査表示部と隣接する表示部の光源から検査表示部の光透過部への漏光を検査する漏光検査装置であって、光源の点燈・消燈を制御する制御手段と、検査表示部の光源である検査光源を点燈している状態で検査表示部を撮影し、ならびに、検査光源を消燈し且つ検査表示部と隣接する表示部の光源を点燈している状態で検査表示部を撮影する撮像手段と、検査光源を点灯している状態で撮像手段により撮影される点燈画像情報、及び検査光源を消灯し且つ検査表示部と隣接する表示部の光源を点燈している状態で撮像手段により撮影される消燈画像情報、を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された点燈画像情報と消燈画像情報とについて、まず検査表示部の光透過部である検査透過部を点燈画像情報において特定した後、点燈画像情報と消燈画像情報を位置合わせして重ねることによって、点燈画像情報にて特定された検査透過部に対応する消燈画像情報の領域を、消燈画像情報における検査透過部として特定する特定手段と、特定手段によって特定された消燈画像情報における検査透過部の明度情報を取り込んで、明度情報によって検査表示部における漏光の良否判定を行う判定手段とを備えることを特徴とする。
この構成では、点燈画像情報においては検査光源を点燈しているため、点燈画像情報において検査透過部を確実に特定することができる。またこの構成では、点燈画像情報と消燈画像情報を位置合わせして重ねることによって、消燈画像情報において検査透過部を特定する。このため、検査表示部と隣接する表示部の光源を点燈していることによるハレーションの影響と無関係に、消燈画像情報において検査透過部を確実に特定できる。
また、この構成では、消燈画像情報において特定された検査透過部の明度情報を取り込んで、この明度情報によって漏光の良否判定を行う。これにより、消燈画像情報において確実に特定された検査透過部の明度情報によって、隣接する光源から検査透過部への漏光を、撮像手段を利用して確実に検査できる。したがって、隣接する光源から検査光透過部への漏光検査を、撮像手段を利用して自動化できる。
請求項2に記載の漏光検査装置は、互いに隣接する2以上の表示部と、各表示部の光透過部を透過照明する光源とを備えた表示装置において、これら複数の表示部のうちの一つを検査対象の検査表示部とし、この検査表示部と隣接する表示部の光源から検査表示部の光透過部への漏光を検査する漏光検査装置であって、光源の点燈・消燈を制御する制御手段と、検査表示部の光源である検査光源を点燈している状態で検査表示部を撮影し、ならびに、検査光源を消燈し且つ検査表示部と隣接する表示部の光源を点燈している状態で検査表示部を撮影する撮像手段と、検査光源を点灯している状態で撮像手段により撮影される点燈画像情報、及び検査光源を消灯し且つ検査表示部と隣接する表示部の光源を点燈している状態で撮像手段により撮影される消燈画像情報、を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された点燈画像情報と消燈画像情報とについて、まず点燈画像情報において検査表示部の光透過部である検査透過部と検査透過部の背景部共に特定した後、点燈画像情報と消燈画像情報を位置合わせして重ねることによって、点燈画像情報にて特定された検査透過部に対応する消燈画像情報の領域を消燈画像情報における検査透過部として特定すると共に、点燈画像情報にて特定された背景部に対応する消燈画像情報の領域を消燈画像情報における背景部として特定する特定手段と、特定手段によって特定された消燈画像情報における検査透過部の明度情報及び背景部の背景明度情報を共に取り込んで、明度情報から背景明度情報を取り除いて処理明度情報を取り出し、且つ、処理明度情報によって検査表示部における漏光の良否判定を行う判定手段とを備えることを特徴とする。
この構成では、点燈画像情報において検査光源を点燈しているため、点燈画像情報において検査透過部の背景部を確実に特定することができる。また、この構成では、点燈画像情報と消燈画像情報を位置合わせして重ねることによって消燈画像情報において背景部を特定するため、隣接する光源を点燈していることによるハレーションの影響と無関係に、消燈画像情報において背景部を確実に特定できる。
また、この構成では、消燈画像情報において特定された背景部の背景明度情報を取り込んで、明度情報から背景明度情報を取り除いて処理明度情報を取り出し、且つ、処理明度情報によって漏光の良否判定を行う。ここで、明度情報は、漏光とハレーションの両方を有するのに対して、背景明度情報は、ハレーションのみを有する。このため、明度情報から背景明度情報を取り除いた処理明度情報は、原理的に漏光のみを有するため、処理明度情報による漏光の良否判定を行うことによって、漏光の良否判定の精度を向上できる。
請求項3に記載の漏光検査装置は、撮像手段、光源を全て点燈した状態で表示部の全てを同時に撮影し、且つ、光源を交互に点燈・消燈した状態で光源が消燈している表示部の全てを同時に撮影し、記憶手段は、光源を全て点燈した状態で全ての表示部を撮像手段により撮影した点燈画像情報、及び光源を交互に点燈・消燈した状態で光源が消燈している全ての表示部を撮像手段により同時に撮影した消燈画像情報、を記憶することを特徴とする。これにより、上述の効果を得つつ効率的に漏光検査ができる。
以下、本発明による漏光検査装置を、自動車に搭載される表示装置に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
図1に示す表示装置であるコンビネーションメータ1は、当該自動車の運転席の前方で運転者が目視可能な位置に配設され、当該自動車に関する各種情報を表示する。具体的に、コンビネーションメータ1は、文字盤2と指針3とを備えて当該自動車の走行速度を指示する速度計と、当該自動車に備わる機器の作動状態を報知するインジケータや当該自動車の異常を警告するウォーニングとして表示部4とを備える。
互いに隣接する2以上の表示部4の背後側には、図2に示すように、各表示部4の光透過部であるマーク部(文字を含む)41を透過照明する光源である発光ダイオード(LED)5が配置される。マーク部41は、図2と図3に示すように、背景部42の開口として形成され、透明なポリカーボネート樹脂等の透光性樹脂基板20の目視側前面に、不透光性で例えば黒色の印刷層として背景部42を形成する。プリント基板7は、コンビネーションメータ1の電気回路部を構成するものであり、発光ダイオード5は、プリント基板7に実装される。
ケース6は、矢印Pに従って各発光ダイオード5からの光を各マーク部41へ導いて、表示部4を発光表示させる。尚、各発光ダイオード5がその隣接したマーク部41を透過照明しないようにケース6によって遮光されている。
次に、本実施形態による漏光検査装置を、図4に基いて説明する。
漏光検査装置10は、図4において、検査対象の表示部4である検査表示部4aと隣接する表示部4bの発光ダイオード52から検査表示部4aの検査透過部であるマーク部41aへの漏光を、即ち、矢印PLで示す漏光を検査する検査装置である。漏光検査装置10は、図4に示すように、制御手段と特定手段と判定手段とである制御装置11と、撮像手段であるカメラ12とを備える。
制御装置11は、マイクロコンピュータ等から構成され、メモリ11aを内蔵する。メモリ11aは、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリもしくはバックアップRAM(ランダムアクセスメモリ)等を含むメモリである。制御装置11は、発光ダイオード52を包含する全ての発光ダイオード5の点燈・消燈を制御する。
カメラ12は、例えば、500万画素のカメラであり、必要に応じて複数のカメラによって構成され、検査表示部4aを包含する全ての表示部4を撮影して、表示部4の各画像情報を取得する。具体的に、カメラ12は、検査表示部4aの検査光源である発光ダイオード51を点燈している状態で検査表示部4aを撮影して点燈画像情報Aを取得し、発光ダイオード51を消燈し且つ発光ダイオード52を点燈している状態で検査表示部41aを撮影して消燈画像情報Bを取得する。
メモリ11aは、点燈画像情報Aと消燈画像情報Bとを取り込んで記憶する。制御装置11は、点燈画像情報Aと消燈画像情報Bとをメモリ11aから読み出して、後述するマーク部41aへの漏光の検査を行う。ここで、点燈した発光ダイオード52からの光が、この発光ダイオードと対応するマーク部41bを透過照明して矢印PHで示すハレーションを発生させる。漏光検査装置10は、矢印PHで示すハレーションの影響を抑え、カメラ12を利用したマーク部41aへの漏光の検査を可能とし、これにより、漏光検査の自動化を可能としたものである。
次に、点燈画像情報Aと消燈画像情報Bを利用した制御装置11による漏光検査について、図5に基いて説明する。
マーク部41aを点燈画像情報Aにおいて領域41aaとして特定し、点燈画像情報Aと消燈画像情報Bを位置合わせして重ねることによって消燈画像情報Bにおいてマーク部41aを領域41abとして特定する。具体的に、消燈画像情報Bにおいて背景部42に対応する領域42abの明度情報をゼロとし、領域41abの明度情報をそのままとする。
このことを、特定前の消燈画像情報Bにおいて矢印Xの位置の明度I(%)を破線グラフG1で示し、特定後の消燈画像情報Bにおいてにおいて矢印Xの位置の明度I(%)を実線グラフG2でしめす。グラフG1,G2から理解できるように、ハレーションの影響によって特定前の消燈画像情報Bにおいてマーク部41a(領域41abに対応する)の特定が困難であるのに対して、特定後の消燈画像情報Bにおいてマーク部41aを特定が容易になっている。
ここで、消燈画像情報Bにおいて「背景部42に対応する領域42abの明度情報をゼロとする」処理は、領域42abの明度Iにゼロを掛けて明度Iを0%とする処理であり、「マーク部41aに対応する領域41abの明度情報Iをそのままとする」処理は、領域41abの明度Iに「1」を掛けて明度Iをそのままとする処理である。
矢印Y方向においても同様にして、消燈画像情報Bにおいて特定された領域41abの明度情報を取り込んで、明度情報によって漏光の良否判定を行う。即ち、点燈画像情報Aにおいて発光ダイオード51を点燈しているため、点燈画像情報Aにおいてマーク部41aを領域41aaとして確実に特定することができる。また、点燈画像情報Aと消燈画像情報Bを位置合わせして重ねることによって、消燈画像情報Bにおいてマーク部41aを領域41abとして特定する。このため、検査表示部4aと隣接する表示部4bの発光ダイオード52を点燈していることによるハレーションの影響と無関係に、消燈画像情報Bにおいてマーク部41aを領域41abとして確実に特定できる。
また、消燈画像情報Bにおいて特定されたマーク部41a(領域41abに対応する)の明度情報を取り込んで、この明度情報によって漏光の良否判定を行う。これにより、消燈画像情報Bにおいて確実に特定されたマーク部41aの明度情報によって、隣接する発光ダイオード52からマーク部41aへの漏光を確実に検査できる。即ち、ハレーションの影響を抑え、カメラ12を利用したマーク部41aへの漏光の検査を可能とし、これにより、隣接する発光ダイオード52からマーク部41aへの漏光検査を自動化できる。
次に、点燈画像情報Aと消燈画像情報Bの取得方法について、図6に基いて説明する。
カメラ12は、発光ダイオード5を全て点燈した状態で表示部4の全てを同時に撮影して各表示部4の点燈画像情報Aを取得し、且つ、発光ダイオード5を交互に点燈・消燈した状態で発光ダイオード5が消燈している表示部4(図6において破線の4角で囲まれた表示部4)の全てを同時に撮影して、破線の4角で囲まれた表示部4の各消燈画像情報Bを取得する。この後、発光ダイオード5の点燈・消燈を切り替えた状態で発光ダイオード5が消燈している表示部4(図6において破線の4角で囲まれていない表示部4)の全てを同時に撮影して、破線の4角で囲まれていない表示部4の各消燈画像情報Bを取得する。
これにより、多数の表示部4の各点燈画像情報Aと各消燈画像情報Bとを、効率的に取得することができ、効率的に漏光検査ができる。
次に、漏光検査装置10の作動フローについて、図7のフローチャートに基づいて説明する。
図示しないスイッチをオンすることによって検査プログラムをスタートし、ステップS1で発光ダイオード(LED)5を全て点燈する。ステップS2で、カメラ12は、ステップS1の状態で表示部4の全てを同時に撮影して各表示部4の点燈画像情報Aを取得し、メモリ11aは、点燈画像情報Aを取り込んで記憶する。
ステップS3で、発光ダイオード51を消燈し、発光ダイオード52を点燈する。即ち、発光ダイオード5を交互に点燈・消燈する。ステップS4で、カメラ12は、ステップS3の状態で発光ダイオード5が消燈している表示部4の全てを同時に撮影して各消燈画像情報Bを取得し、メモリ11aは、消燈画像情報Bを取り込んで記憶する。また、ステップS3で発光ダイオード5の点燈・消燈を切り替え、ステップS4で、カメラ12は、この状態で消燈している表示部4の全てを同時に撮影して各消燈画像情報Bを取得し、メモリ11aは、消燈画像情報Bを取り込んで記憶する。ステップS1−S4で、全ての表示部の点燈画像情報Aと消燈画像情報Bがメモリ11aに記憶される。
ステップS5で、各表示部4において、それぞれ、点燈画像情報Aと消燈画像情報Bを位置合わせして重ね、ステップS6で消燈画像情報Bにおいてマーク部41a(領域41abに対応する)を特定する。ステップS7で、各表示部4において、それぞれ、マーク部41aの明度情報によって漏光の良否判定をして、検査プログラムを終了する。これにより、隣接する発光ダイオード52からマーク部41aへの漏光検査を自動化できる。
(変形例)
上述の例では、消燈画像情報Bにおいて特定されたマーク部41a(領域41abに対応する)の明度情報を取り込んで、この明度情報によって漏光の良否判定を行った。これに対して、本変形例では、この明度情報からハレーションの影響を取り除いて漏光の良否判定を行う。
以下、図8に基いて、本変形例を説明する。
点燈画像情報Aにおいて背景部42aを領域42aaとして特定し、点燈画像情報Aと消燈画像情報Bを位置合わせして重ねることによって消燈画像情報Bにおいて背景部42aを領域42abとして特定する。消燈画像情報Bにおいて特定された背景部42a(領域42abに対応する)の背景明度情報を取り込んで、明度情報から背景明度情報を取り除いて処理明度情報を取り出す。
明度情報を破線グラフG2で示し、処理明度情報を実線グラフG3で示し、背景明度情報をΔIで示す。ΔIは、特定された背景部42a(領域42abに対応する)においてグラフG1(図5)で示す明度Iの平均値として求められ、実線グラフG3で示す処理明度情報は、破線グラフG2で示す明度情報から、ΔIで示す背景明度情報を取り除いて得られる。この処理明度情報によって漏光の良否判定を行う。
即ち、点燈画像情報Aにおいて発光ダイオード51を点燈しているため、点燈画像情報Aにおいて背景部42aを領域42aaとして確実に特定することができる。また、点燈画像情報Aと消燈画像情報Bを位置合わせして重ねることによって消燈画像情報Bにおいて背景部42aを領域42abとして特定するため、発光ダイオード52を点燈していることによるハレーションの影響と無関係に、消燈画像情報Bにおいて背景部42aを領域42abとして確実に特定できる。
また、消燈画像情報Bにおいて特定された背景部42a(領域42abに対応する)の背景明度情報(ΔI)を取り込んで、明度情報(グラフG2)から背景明度情報を取り除いて処理明度情報(グラフG3)を取り出し、且つ、処理明度情報によって漏光の良否判定を行う。ここで、明度情報は、漏光とハレーションの両方を有するのに対して、背景明度情報は、ハレーションのみを有する。このため、明度情報から背景明度情報を取り除いた処理明度情報は、原理的に漏光のみを有するため、処理明度情報による漏光の良否判定を行うことによって、漏光の良否判定の精度を向上できる。
以上説明した本実施形態による漏光検査装置10は、互いに隣接する2以上の表示部4と、各表示部4の光透過部であるマーク部41を透過照明する光源である発光ダイオード5とを備えた表示装置であるコンビネーションメータ1において、表示部4における検査対象の検査表示部4aと隣接する表示部4bの発光ダイオード52から検査表示部4aの光透過部41aへの漏光を検査する漏光検査装置10であって、発光ダイオード5の点燈・消燈を制御する制御手段である制御装置11と、検査表示部4aの検査光源である発光ダイオード51を点燈している状態で検査表示部4aを撮影して点燈画像情報Aを取得し、ならびに、発光ダイオード51を消燈し且つ検査表示部4aと隣接する表示部4bの発光ダイオード52を点燈している状態で検査表示部4aを撮影して消燈画像情報Bを取得する撮像手段であるカメラ12と、点燈画像情報Aと消燈画像情報Bとを取り込んで検査表示部4aの検査透過部であるマーク部41aを点燈画像情報Aにおいて特定し、ならびに、点燈画像情報Aと消燈画像情報Bを位置合わせして重ねることによって消燈画像情報Bにおいてマーク部41aを特定する特定手段である制御装置11と、消燈画像情報Bにおいてマーク部41aの明度情報を取り込んで、明度情報によって漏光の良否判定を行う判定手段である制御装置11とを備える。
これにより、隣接する発光ダイオード52からマーク部41aへの漏光検査を自動化できる。
上述の例では、表示部4は、互いに隣接するインジケータやウォーニングであったが、これに限らず、例えば、複数の光透過部を互いに隣接させて配置したバーグラフとすることも可能である。この場合、各表示部がバーグラフの各バーユニットに対応し、バーユニットを互いに隣接させて配置して1個のバーグラフ構成する。
また、車両用表示装置の表示部に限らない。
尚、本発明は、上述の例に限らず、これらの組み合わせや、他の種々の変形例が考えられる。
図1は、本発明の一実施形態による漏光検査装置10が適用される表示装置であるコンビネーションメータ1の正面図である。 図2は、図1中のII−II断面図である。 図3は、図1中のIII部の拡大図である。 図4は、本発明の一実施形態による漏光検査装置10の構成を示す構成図である。 図5は、図4に示す漏光検査装置10による漏光検査の第1説明図である。 図6は、漏光検査装置10による漏光検査の第2説明図である。 図7は、漏光検査装置10の作動フロ−を示すフローチャートである。 図8は、図5の変形例を示す説明図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(表示装置)、2 文字盤、20 透光性樹脂基板
3 指針、4 表示部、4a 検査表示部、4b 表示部、41 マーク部(光透過部)
41a マーク部(検査透過部)、41b マーク部(光透過部)、42 背景部
5 発光ダイオード(光源、LED)、51 発光ダイオード(検査光源、LED)
52 発光ダイオード(光源、LED)、6 ケース、7 プリント基板
10 漏光検査装置、11 制御装置(制御手段、特定手段、判定手段)
11a メモリ、12 カメラ(撮像手段)

Claims (3)

  1. 互いに隣接する2以上の表示部と、該各表示部の光透過部を透過照明する光源とを備えた表示装置において、これら複数の表示部のうちの一つを検査対象の検査表示部とし、この検査表示部と隣接する表示部の光源から該検査表示部の光透過部への漏光を検査する漏光検査装置であって、
    前記光源の点燈・消燈を制御する制御手段と、
    前記検査表示部の光源である検査光源を点燈している状態で該検査表示部を撮影し、ならびに、該検査光源を消燈し且つ該検査表示部と隣接する表示部の光源を点燈している状態で該検査表示部を撮影する撮像手段と、
    前記検査光源を点灯している状態で前記撮像手段により撮影される点燈画像情報、及び前記検査光源を消灯し且つ該検査表示部と隣接する表示部の光源を点燈している状態で前記撮像手段により撮影される消燈画像情報、を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記点燈画像情報と前記消燈画像情報とについて、まず前記検査表示部の光透過部である検査透過部を該点燈画像情報において特定した後、点燈画像情報と該消燈画像情報を位置合わせして重ねることによって、前記点燈画像情報にて特定された前記検査透過部に対応する該消燈画像情報の領域を、該消燈画像情報における該検査透過部として特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された前記消燈画像情報における前記検査透過部の明度情報を取り込んで、該明度情報によって前記検査表示部における前記漏光の良否判定を行う判定手段とを備えることを特徴とする漏光検査装置。
  2. 互いに隣接する2以上の表示部と、該各表示部の光透過部を透過照明する光源とを備えた表示装置において、これら複数の表示部のうちの一つを検査対象の検査表示部とし、この検査表示部と隣接する表示部の光源から該検査表示部の光透過部への漏光を検査する漏光検査装置であって、
    前記光源の点燈・消燈を制御する制御手段と、
    前記検査表示部の光源である検査光源を点燈している状態で該検査表示部を撮影し、ならびに、該検査光源を消燈し且つ該検査表示部と隣接する表示部の光源を点燈している状態で該検査表示部を撮影する撮像手段と、
    前記検査光源を点灯している状態で前記撮像手段により撮影される点燈画像情報、及び前記検査光源を消灯し且つ該検査表示部と隣接する表示部の光源を点燈している状態で前記撮像手段により撮影される消燈画像情報、を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記点燈画像情報と前記消燈画像情報とについて、まず前記点燈画像情報において前記検査表示部の光透過部である検査透過部と該検査透過部の背景部共に特定した後、該点燈画像情報と前記消燈画像情報を位置合わせして重ねることによって、前記点燈画像情報にて特定された前記検査透過部に対応する消燈画像情報の領域を該消燈画像情報における該検査透過部として特定すると共に、前記点燈画像情報にて特定された前記背景部に対応する該消燈画像情報の領域を該消燈画像情報における該背景部として特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された前記消燈画像情報における前記検査透過部の明度情報及び前記背景部の背景明度情報を共に取り込んで、前記明度情報から該背景明度情報を取り除いて処理明度情報を取り出し、且つ、該処理明度情報によって前記検査表示部における前記漏光の良否判定を行う判定手段とを備えることを特徴とする漏光検査装置。
  3. 前記撮像手段は、前記光源を全て点燈した状態で前記表示部の全てを同時に撮影し、且つ、該光源を交互に点燈・消燈した状態で該光源が消燈している前記表示部の全てを同時に撮影し
    前記記憶手段は、前記光源を全て点燈した状態で全ての前記表示部を前記撮像手段により撮影した前記点燈画像情報、及び該光源を交互に点燈・消燈した状態で光源が消燈している全ての前記表示部を前記撮像手段により同時に撮影した前記消燈画像情報、を記憶することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の漏光検査装置。
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