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JP4894331B2 - ブラシレスモータ - Google Patents
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JP4894331B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

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Description

本発明は、ブラシレスモータ、特に車両のハンドルの操舵力を補助する電動パワーステアリング装置用モータに関する。
近年、車載バッテリーによりモータを回転させることによりハンドル操作を補助する電動式パワーステアリング(以下、「EPS(Electric Power Steering)」という。)が採用されている。そしてEPSは、エンジンの回転により油圧を発生させる場合に比べてエンジンのパワーロスが少ない効率的なシステムとして注目されている。このようなEPSに利用されるモータでは、高精度な制御を実現するために、位置検出手段となる部品を搭載する。
またEPSに利用されるモータは、その回転軸に間接的にステアリングホイールを介してドライバに伝わるので、モータから発生するコギングおよびトルクリップルは、すぐさまステアリングホイールの違和感としてドライバに伝わってしまう。そのため、コギングおよびトルクリップルの低減が課題となる。この課題に対して、位置検出手段を正確に配置する方法が考案されている。
次にEPSの従来構造を図および図を参照して説明する。
を参照して、第一の従来構造は、位置検出手段であるレゾルバ1が軸方向に離間するボールベアリング2の間よりも軸方向の外側に配置される構造を示している。
しかしながら、この第一の従来構造では、レゾルバ1が軸方向に離間するボールベアリング2の間よりも軸方向の外側に配置されているのでレゾルバ1を配置する軸方向の空間3だけ軸方向に離間するボールベアリング2の間を狭くする必要がある。その結果、ボールベアリング2の間の距離が狭くなるので、ボールベアリング2に取り付けられたシャフト4の精度を出すことができない。したがって、シャフト4が振れ回ってしまい、モータの振動の原因となる可能性がある。その上、第一の従来構造では、モータ組立後にレゾルバ1の周方向の位置調節を行うためにレゾルバ1が外部に露出する構造である。したがって、モータ以外の他の部材がレゾルバ1に接触することによってレゾルバ1が破損する危険性がある。
また、図を参照して、第二の従来構造は、位置検出手段であるホール素子5aが実装された回転位置検出基板5bを含む基板ホルダ5が軸方向に離間するボールベアリング7の間よりも軸方向の内側に配置される構造を示している。そして回転位置検出基板5bに軸方向に対向してセンサマグネット6が配置されている。また基板ホルダ5は、ブラケット8の下側に配置され、ブラケット8の上側より3つのネジ9のみにて固定されている。ブラケット8のネジ9の挿入孔8aは周方向に円弧状に形成されている。ネジ9はこの挿入孔8aを周方向に移動することによって基板ホルダ5の周方向の位置調節を行う。
特開2003−354755号公報 特開2003−32989号公報
しかしながら、この第二の従来構造では、モータ組立後においては、基板ホルダ5の下側には、基板ホルダ5を支持する部材がないので、基板ホルダ5を軸方向に挟んで固定することができない。したがって基板ホルダ5を確実に固定することができず、基板ホルダ5がモータ振動や外部衝撃等によって外れる可能性ある信頼性の低いモータとなってしまう。その上、基板ホルダ5の周方向の位置調節はネジ9を周方向に移動させて行うので、ネジ9のネジ頭を持って基板ホルダ5を周方向に移動させなければならない。したがって、ネジ9のネジ頭のみでは、基板ホルダ5は持ち難く、作業性が悪い問題が生じる。
本発明は上記のような問題に鑑み、なされたものであり、その目的とするところは、単純な構成にて、正確に位置検出手段の配置を行うモータを提供することである。
本発明のモータは、ブラケットをレゾルバステータ部が固定される第二ブラケット部とステータを収容するハウジングに固定される第一ブラケット部とに分割して、第二ブラケット部のみを周方向に移動させることによってレゾルバステータ部の位置調節を行うものである。特に第一ブラケット部と第二ブラケット部とは、ボルトにて固定される。また第二ブラケット部のボルトを挿通する第二貫通孔を円弧形状にすることによって第二ブラケット部がその第二貫通孔の周方向の幅の分だけ移動可能にすることができる。その上、例えばボルトの頭のように、固定部材の上部の外径を大きくすること、すなわち、拡大部を設けることによって、第二ブラケット部を固定部材と第一ブラケット部とによって挟んで固定することができる。したがって、第二ブラケット部を周方向に調節しつつも、第二ブラケット部を強固に固定することができる。したがって、信頼性の高いモータを提供することができる。
また本発明のモータは、第一ブラケット部の上面に対して第二ブラケット部の上面を有する径方向に拡大する膨大部が軸方向の上側に形成される。したがって、作業者は、第二ブラケット部の膨大部を持つことによって第二ブラケット部を周方向に移動させることができる。その結果、レゾルバステータ部の位置調節の作業効率を向上させることができる。
また本発明のレゾルバとブスバーとの配置関係では、ステータの軸方向の上部に配置される円環形状または円弧形状のブスバーとレゾルバとは径方向に重なる構造である。したがって、モータの軸方向の小型化を実現することができる。
さらにレゾルバステータ部には、径方向の外側に突出するように接続台が形成される。この接続台の最外の外周面は、ブスバーの内周面よりも外側に配置される。この構成により、レゾルバステータ部の外径を大きくすることができ、レゾルバステータ部の極数を多く形成することができる。
またブスバーの周方向の一部には、収容空間が形成され、レゾルバステータ部の接続台およびリード線を収容する。この収容空間を形成することによって、レゾルバとブスバーとを径方向に重なる配置構造としたとしても、レゾルバステータ部の接続台がブスバーと接触することを防ぐことができる。
本発明によれば、モータ組立後であっても、レゾルバの周方向の位置調節を容易に行うことができ、その上、小型化を実現したモータを提供することができる。
図1は本発明のブラシレスモータの実施例の一形態を示した模式断面図である。
図1を参照して、ハウジング10は、鋼板等をプレス等の塑性加工にて形成された略円筒形状であり、軸方向上側に向い開口している。このハウジング10の軸方向上側の端面、すなわち、開口部端面は、水平に半径方向外側に延びる延出部11が設けられている。この延出部11と開口側の円筒部の一部に当接するようにアルミ二ウム合金をダイカスト等にて略中空円筒状に鋳造したブラケット20が固定されている。
ハウジング10の下端面とブラケット20の後述する内側円筒部22の上部には、それぞれボールベアリング30、31が固定される。このボールベアリング30、31にはシャフト40が圧入固定され、回転自在に支持される。シャフト40の上部41は出力側となり、半径方向に力が加わる。そのため、ボールベアリング31には、ボールベアリング30よりもより大きな力が加わるためにより大きいサイズのボールベアリングを使用した方が望ましい。また内側円筒部22の下部には、レゾルバ50のレゾルバステータ部51が固定配置されている。このレゾルバステータ部51に半径方向に微少間隙を介して対向するようにレゾルバロータ部52がシャフト40に固定配置されている。またレゾルバ50の軸方向下側には、レゾルバ50を後述するステータ100およびロータマグネット80から発生する磁気の影響から保護するシールド板60が配置されている。
ここでレゾルバ50のレゾルバステータ部51は、薄板の磁性鋼板を複数枚軸方向に積層して形成される。このレゾルバステータ部51は、内側円筒部22に配置されるコアバック部と、このコアバック部から周方向等間隔且つ径方向内側に複数延びるティース部とから構成される。そしてこのティース部には絶縁材料のインシュレータ(不図示)が覆われる。このインシュレータを介して、ティース部の周囲には、導電線が各ティース部に所定回数巻回され、コイルを形成する。そしてコイルを形成する巻回数は、ティース部によって異なる。またシャフト40に固定されたレゾルバロータ部52は、薄板の磁性鋼板を複数枚軸方向に積層して形成される。このレゾルバロータ部52は、非真円形状である。そしてレゾルバステータ部51のティース部の内周面とレゾルバロータ部52の外周面との間隙は周方向に均一ではなく、所定の間隙のパターンを形成している。
シャフト40には、中空円柱形状のロータヨーク70が中空部にシャフト40を挿通させ、固定配置されている。このロータヨーク70の外周面には、ロータマグネット80が固定されている。さらにロータマグネット80の外周面およびロータヨーク70の軸方向両端面には、ロータカバー90が固定されている。シャフト40、ロータヨーク70、ロータマグネット80、およびロータカバー90にて回転部を構成する。
ハウジング10の円筒部には、ロータカバー90と半径方向に微少間隙を介して対向するように円環状のステータ100が挿入接着にて固定されている。このステータ100は、プレス等にて成形し、積層されたコア101に絶縁体にて成形されたインシュレータ102をコア101に嵌合し、このインシュレータ102上に巻線103を巻回する。
ステータ100の軸方向上側には、駆動用の電流をステータ100の巻線103に供給するための配線板が内部に設けられたブスバー110が取りつけられ、ブスバー110は巻線103および外部へと伸びる配線120に接続される。このブスバー110は、レゾルバ50のレゾルバステータ部51を半径方向に外囲するように配置される。
配線120よりブスバー110を通してステータ100に電流が供給されることにより、ステータ100に磁場が発生して、この磁場とロータマグネット80との相互作用により、軸中心にトルクが発生して、回転部が回転する。
<ブラケット、ボールベアリング、レゾルバについて>
次に本発明の主要部であるブラケット20に固定されたボールベアリング31およびレゾルバ50について図2を参照して説明する。図2は、図1のステータ100より軸方向上側の部分を切りだし、拡大した図である。図3は、図2の周方向に異なった角度にて切断した模式断面図であり、レゾルバ50のリード線53について示した図である。
図2を参照して、ブラケット20は、ハウジング10と取り付く外側円筒部21とボールベアリング31およびレゾルバ50が配置される内側円筒部22とこれらを連結する蓋部23とで構成される。外側円筒部21の配線120がモータの外部に伸びる部分には、凹部が形成され、その凹部には、ブッシュ130が固定される。このブッシュ130には配線貫通孔が設けてあり、その配線貫通孔を通り、配線120がモータ外部に伸びていく。またレゾルバ50のレゾルバステータ部51には、モータ外部に位置検出信号を送るためのリード線53がモータ外部に伸びる。このリード線53が伸びる部分にも配線120と同様に、ブラケット20には、凹部が形成され、その凹部にリード線貫通孔を有したブッシュ140が固定される(図3参照)。このリード線貫通孔を通り、レゾルバステータ部51のリード線53はモータ外部に伸びていく。なおこのブッシュ130に配線貫通孔の代わりに凹部を形成してもよい。
内側円筒部22には、ボールベアリング31の位置決め固定を行う第一段部22aおよび第一段部22aの軸方向下側にレゾルバ50の円環状のレゾルバステータ部51を当接し、位置決めを行う第二段部22bが形成されている。さらに第二段部22bの軸方向下側には、シールド板60を当接するための第三段部22cが形成されている。シールド板60は、レゾルバステータ部51の外周および下端面を囲うような略円筒形状を形成している。これにより、ステータ100からの磁場とロータマグネット80の磁束との両方からの影響を防ぐことができる。また内側円筒部22の一部には、リード線貫通孔が設けてあり、そのリード線貫通孔にレゾルバステータ部51のリード線53を通して外側円筒部21へ伸びる。
蓋部23には、中央に軸方向上側に盛り上がる段部23aが形成され、この段部23aがモータを取りつける際に、相手側の取り付け穴(図示せず)と嵌合してシャフト40の位置決めを行う。
この内側円筒部22に固定されたレゾルバステータ部51と軸方向同位置には、ブスバー110が外囲するように配置されている、すなわち、ブスバー110の開口穴に挿入されるように内側円筒部22およびレゾルバステータ部51が配置される。またレゾルバステータ部51の一部はステータ100と径方向に重なる部分がある。ブスバー110は、レゾルバステータ部51と軸方向同位置に配置されるブスバー本体部111とステータ100と固定するように軸方向下側に伸びる脚部112とから構成される。ブスバー110とレゾルバ50とが径方向に重なる構造によって、ブスバー110の上側にレゾルバ50が配置される構造と比較して、ブスバー110とレゾルバ50とが軸方向に重なる部分だけ、すなわちレゾルバ50の軸線方向の空間分だけ、モータの軸線方向の長さを短くすることができる。またモータの軸線方向の長さを短くしない場合、ステータ100のコア101の積み厚増加に使用し、径方向に対向するロータマグネット80の軸線方向の長さをコア101の積み厚分だけ増加すること、およびコア101およびロータマグネット80の軸線方向の長さを変更せずに巻線103の巻回数の増加に使用することも可能である。その結果、大きさが同じモータでもブスバー110の上側にレゾルバ50を配置する構造のモータと比較して磁気特性の良いモータを提供することができる。
またブスバー110におけるブスバー本体部111のレゾルバステータ部51より延びるリード線53が配置される位置には、凹部111aが形成される。この凹部の上面にリード線53が配置される。この凹部が形成されない場合、レゾルバ50とブスバー110とを径方向に重ねた際にリード線53をブスバー110のブスバー本体部111の上面または下面のいずれかに配置しなければならない。リード線53をブスバー本体部111の上面側に配置した場合、リード線53が通過する分だけのスペースが必要となるために、モータを軸線方向に小型化することが困難となる。またリード線53をブスバー本体部111の下面側に配置した場合、リード線53と巻線103とが接触する可能性がある。したがって、リード線53と巻線103とが短絡する可能性があり、信頼性のあるモータを提供することができない。しかしながら、本実施例では、ブスバー本体部111の上面側に配置し、さらにリード線53を軸線方向に収容する凹部111aが形成されるので、上記の2つの問題を容易に解決することができる。すなわち、モータの軸線方向の小型化を図りつつ、信頼性のあるモータを提供することができる。
またボールベアリング31がレゾルバ50より軸方向上側に固定されていることにより、ボールベアリング30および31の軸方向の間隔が広がる。これにより、シャフト40を軸方向により離れた位置にて支持することができるので、シャフト40の上部41の振れ、蓋部23の段部23aの外周面との同軸度、およびブラケット20の上面との直角度の精度を向上させることができる。レゾルバ50のレゾルバロータ部52は、レゾルバステータ部51と軸方向同位置に配置される。この位置決めは、シャフト40に段部42が形成されているので容易に行うことができる。
<ブラケットの他の実施形態について>
次にブラケットについて内側円筒部および蓋部の段部を別部材にて形成した場合を図4および図5を参照して説明する。図4は、図2と同様の部分を拡大した模式断面図である。そしてモータの他の部分に関しては、図1と同様である。また図4はモータの上面図である。
図4を参照して、ブラケット150は、ハウジング10に固定される略円筒形状の第一ブラケット部151とこの第一ブラケット部151に固定されベアリング31およびレゾルバ50を保持する第二ブラケット部152と、これらを固定し、上部において径方向に膨大する拡大部153aを有する固定部材153から構成される。本実施例では、ボルトを使用する。ここでボルトにおける拡大部は締め付け工具と係合するボルト頭となる。
第一ブラケット部151は、ハウジング10と固定する円筒部159とこの円筒部159の上端部に形成され半径方向内側に第二ブラケット部152の円筒部を挿通する開口穴164を有し、後述する膨大部157と係合する蓋部160とから構成される。この開口穴164の内周面と第二ブラケット部152の円筒部の外周面とが当接することによって第二ブラケット部152の径方向の位置が決定される。
また蓋部160の一部は、膨大部157の軸方向の位置決めする凹部161が形成されている。この凹部161には、固定部材153を固定する第一貫通孔162が形成されている。この第一貫通孔162は、本実施例では貫通しているが、固定部材153を固定することができればよいので貫通しなくても問題はない。例えば、凹部であってもよい。第一貫通孔162が形成される蓋部160の内周部の下面には、円環形状の内周突部163が形成される。この内周突部163によって、固定部材153と第一ブラケット部160との締結長さを長くとることができる。したがって、固定部材153を第一ブラケット部160に強固に固定することができる。また内周突部163は必ずしも円環形状に形成されなくてもよい。少なくとも第一貫通孔162が形成される部分に周方向に離間して形成されていてもよい。また円筒部159の形状、ハウジング10との固定、およびブッシュ130,140との固定については、実施例1と同様である。
第二ブラケット部152は、ボールベアリング31を軸方向に固定するように径方向内側に突出した突起部154と、レゾルバ50を軸方向に固定するように径方向内側に段となる第一段部155とが形成されている。さらにレゾルバ50の上側には、レゾルバ50を磁気影響から防ぐシールド板60を軸方向に固定するように径方向内側に段となる第二段部156が形成されている。またこの第二ブラケット部152の上端面には、第一ブラケット部151と係合するように径方向外側に広がる膨大部157が形成される。この膨大部157には、複数(実施例では3つ)の円弧状の第二貫通孔158が形成されている。
このブラケット150は、第一ブラケット部151と第二ブラケット部152を固定部材153によって締結することによって形成されるが、モータ組立後に、この固定部材153の固定強度を一度緩める。そして第二ブラケット部152を円弧状の第二貫通孔158に沿って周方向に移動可能な状態とする。その結果、モータ組立後においてもレゾルバ50のレゾルバステータ部51の周方向の位置を第二ブラケット部152のみを移動させることによって調節することができる。第二ブラケット部152に固定されるレゾルバステータ部51を周方向に移動させたとき、レゾルバステータ部51の軸方向および半径方向の位置は、第一ブラケット部151の凹部161によって固定されるのでずれることはない。これにより、モータ組立後にもレゾルバステータ部51の周方向の位置が容易に調節することができるので、モータを駆動させ、モータ特性を確認しながら、レゾルバステータ部51の周方向の位置決めを行うことができる。したがって、品質の安定したモータを提供することができる。また、第二ブラケット部152の膨大部157の軸方向高さは、第一ブラケット部151の凹部161の軸方向高さよりも高いので、作業者は、この膨大部157の外周面を掴むことができ、調節も安易に行うことができる。またこの第二ブラケット部152は、ボールベアリング31を介しているので、周方向にスムーズに移動させることができる。さらに第二ブラケット部152は、固定部材153の拡大部153aと第一ブラケット部151に挟まれて確実に固定される。したがってモータの回転中の振動や外部衝撃等によって第二ブラケット部152が外れることがない。その結果、信頼性の高いモータを提供することができる。
<レゾルバとブスバーとの関係>
次にレゾルバ50とブスバー110との関係に関して図6を参照して説明する。図6は、レゾルバステータ部5とブスバー110との関係を示した上面図である。
ブスバー110は円環形状のブスバー本体部111と周方向に離間した複数の脚部112とから構成される。ブスバー本体部111の周方向の一部には軸線方向下側に向かう凹部111aが形成される。
レゾルバ50のレゾルバステータ部5は、外部制御回路(不図示)へ信号を送るリード線53を接続するための外周面の周方向の一部の外縁に径方向の外側に延びる接続台54が設けられる。接続台54には、リード線53を接続する接続部53aが設けられる。また接続台54は、ブスバー110の凹部111aの上面より上側に配置される。そして接続台54の径方向の最外の外周面は、ブスバー110のブスバー本体部111の内周面よりも外側に位置する。凹部111aと接続台54とは軸線方向に重なる。したがって、凹部111aは接続台54の収容する収容空間を形成する。
またブスバー110の凹部111aの側面と接続台54の側面との周方向の間には、間隙111bが設けられる。この間隙111bの大きさは、図6では図示しない第二ブラケット部152の第二貫通孔158と固定部材153との周方向の位置調節用の間隙の大きさと同等もしくはより大きく形成されている。このような間隙の大きさの関係によって、接続台54と凹部111aによってレゾルバステータ部5の周方向の位置調節のための移動に制限が加えられることがなくなる。したがって、レゾルバステータ部5を円滑に移動させることができ、正確な位置調節を行うことができる。
また本実施例では、収容空間を形成するのに、ブスバー110に凹部111aを形成したが、凹部111aの代わりにブスバー本体部111を円弧形状とし、ブスバー本体部111が配置されていない空間にレゾルバステータ部5の接続台54を配置する構造でもよい。この場合、このブスバー本体部111が配置されていない空間が収容空間となる。
以上、本発明の実施例の一形態について説明したが、本発明は実施例に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば、本発明の位置検出手段は、レゾルバ50を使用していたが、これに限定されることなく、ホールICやMRセンサー等の回転センサーを使用してもよい。
また本発明の固定部材153は、実施例ではボルトであったが、本発明はこれに限定されることはない。上部に拡大部を有する固定部材であればよいので、例えば、ネジであってもよい。
また本発明の接続台54にはリード線53が接続されていたが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、リード線53の代わりに接続台54と着脱自在なコネクタ形状であってもよい。
本発明に係わるモータの実施例の一形態を示す軸方向に切った模式断面図である 本発明に係わるモータの実施例の要部を示す軸方向に切った模式断面図である 図2の周方向に異なった角度より切った模式断面図である 本発明に係わるモータの実施例の他の形態を示す軸方向に切った模式断面図である 本発明に係わるモータの実施例の他の形態を示す上面図である 本発明に係わるモータのレゾルバステータ部とブスバーとの関係を示した上面図である 従来例に係わるモータの軸方向に切った模式断面図である 従来例に係わるモータの他の形態を軸方向に切った模式断面図である
符号の説明
10、150 ハウジング
20 ブラケット
30、31 ボールベアリング(第一軸受部、第二軸受部)
40 シャフト
50 レゾルバ
51 レゾルバステータ
52 レゾルバロータ
53 リード線
54 接続台
100 ステータ
110 ブスバー
111 ブスバー本体部
111a 凹部(収容空間)
111b 間隙
112 脚部
151 第一ブラケット部
152 第二ブラケット部
153 固定部材
153a 拡大部
157 膨大部
158 第二貫通孔
159 円筒部
163 内周突部
164 開口穴

Claims (11)

  1. ブラシレスモータであって、
    シャフトと、
    前記シャフトと同心状に配置され、底部を軸方向下側とし、開口部を軸線方向上側とした有底円筒形状のハウジングと、
    前記ハウジングの前記開口部に固定され中心に開口穴を有する第一ブラケット部と前記第一ブラケット部の前記開口穴に挿通される円筒部および前記円筒部の軸線方向上側に形成され前記第一ブラケット部の軸線方向上面よりも上側の上面を有する膨大部を有する第二ブラケット部とを有するブラケットと、
    前記ハウジングの前記底部に保持され、前記シャフトに固定される第一軸受部と、前記第二ブラケット部の前記円筒部に保持され、前記シャフトに固定される第二軸受部と、
    前記第二ブラケット部の前記円筒部に保持され、前記第二軸受部の軸線方向下側に配置されるレゾルバステータ部と前記レゾルバステータ部と径方向に間隙を介して対向して前記シャフトに固定されるレゾルバロータ部とを有するレゾルバと、
    前記シャフトと直接的または間接的に固定されるロータマグネットと、
    前記ロータマグネットと径方向に間隙を介して配置され、前記ハウジングの内側面に固定されるステータと、
    を備え、
    前記第二ブラケット部の前記膨大部には、周方向に複数の略円弧形状の第二貫通孔が形成され、
    前記第一ブラケット部の前記開口穴における周縁には、前記第二貫通孔と径方向に略同位置に第一貫通孔が形成され、
    前記第二ブラケット部の前記第二貫通孔を挿通して、前記第一ブラケット部の前記第一貫通孔に固定部材が着され、
    前記第二ブラケット部は、前記第一ブラケット部に対して周方向に移動可能であることを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 前記第一ブラケット部の前記開口穴における下面側の周縁には、軸線方向下側に向かい延びる内周突部を有し、
    前記第二ブラケット部の前記円筒部の外周面と前記第一ブラケット部の前記開口穴の内周面とは当接することを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ。
  3. 前記固定部材の上部には、径方向に拡大する拡大部が形成され、
    前記第二ブラケット部は、前記第一ブラケット部と前記固定部材の前記拡大部とによって軸方向に挟んで固定することを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載のブラシレスモータ。
  4. 前記ステータの軸線方向の上側には、前記ステータと結線するための円環形状もしくは円弧形状に形成されたブスバーが前記レゾルバと径方向に重なるように配置され、
    前記レゾルバステータ部には、外部へ信号を送るためのリード線またはコネクタを接続する接続部を有する接続台が設けられ、
    前記接続台の径方向の最外周面は、前記スバーの内周面より外側に位置し、
    前記ブスバーには、前記接続台を収容する収容空間が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のブラシレスモータ。
  5. 前記第二ブラケット部には、前記接続台を径方向外側に突出させる凹部が形成されることを特徴とする請求項4に記載のブラシレスモータ。
  6. 前記収容空間と前記接続台の側面とから形成される間隙の周方向の幅は、前記膨大部に形成された前記第二貫通孔前記第二貫通孔に挿入される前記固定部材とから形成される間隙の周方向の幅よりも大きいことを特徴とする請求項4および請求項5のいずれかに記載のブラシレスモータ。
  7. 前記ブラシレスモータを組立後、
    前記固定部材の前記拡大部と前記第一ブラケット部とに軸線方向に挟まれる前記第二ブラケット部に対する固定強度を緩めて、前記第二ブラケット部を前記第一ブラケット部に対して周方向に移動可能な状態とすることによって、前記レゾルバステータ部の周方向の位置を調節することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のブラシレスモータ。
  8. 前記ブラシレスモータは、電動式パワーステアリングに搭載されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のブラシレスモータ。
  9. 電動式パワーステアリングに搭載されるブラシレスモータの製造方法であって、
    シャフトと、
    前記シャフトと同心状に配置され、底部を軸方向下側とし、開口部を軸線方向上側とした有底円筒形状のハウジングと、
    前記ハウジングの前記開口部に固定され、中心に開口穴を有する第一ブラケット部と 第一ブラケット部の前記開口穴に挿通される円筒部および前記円筒部の軸線方向上側に形成され、前記第一ブラケット部の軸線方向上面よりも上側の上面を有する膨大部を有する第二ブラケット部を有するブラケットと、
    前記ハウジングの前記底部に保持され、前記シャフトに固定される第一軸受部と、前記第二ブラケット部の前記円筒部に保持され、前記シャフトに固定される第二軸受部と、
    前記第二ブラケット部の前記円筒部に保持され、前記第二軸受部の軸線方向下側に配置されるレゾルバステータ部と前記レゾルバステータ部と径方向に間隙を介して対向して前記シャフトに固定されるレゾルバロータ部とを有するレゾルバと、
    前記シャフトと直接的または間接的に固定されるロータマグネットと、
    前記ロータマグネットと径方向に間隙を介して配置され、前記ハウジングの内側面に固定されるステータと、
    を備え、
    前記第二ブラケット部の前記膨大部には、周方向に複数の略円弧形状の第二貫通孔が形成され、
    前記第一ブラケット部の内側円筒部には、前記第二貫通孔と径方向に略同位置に第一貫 通孔が形成され、
    前記第二ブラケット部の前記第二貫通孔を挿通して、前記第一ブラケット部の前記第一貫通孔に固定部材着され、
    前記ブラシレスモータを組立後、
    前記ボルトと前記第一ブラケット部とに軸線方向に挟まれる前記第二ブラケット部に対する固定強度を緩めることによって、前記第二ブラケット部を前記第一ブラケット部に対して前記第二ブラケット部の前記第二貫通孔の周方向の幅の範囲内において移動可能とし、
    前記第二ブラケット部の前記膨大部を保持しつつ、前記膨大部を有する前記第二ブラケットを周方向に移動させることによって、前記レゾルバステータ部の周方向の位置を調節することを特徴とするブラシレスモータの製造方法。
  10. 前記第一ブラケット部の前記開口穴における下面側の周縁には、軸線方向下側に向かい延びる内周突部を有し、
    前記第二ブラケット部の前記円筒部の外周面と前記第一ブラケット部の前記開口穴の内周面とは当接することを特徴とする請求項9に記載のブラシレスモータの製造方法。
  11. 前記固定部材の上部には、径方向に拡大する拡大部が形成され、
    前記第二ブラケット部は、前記第一ブラケット部と前記固定部材の前記拡大部とによって軸方向に挟んで固定することを特徴とする請求項9及び請求項10のいずれかに記載のブラシレスモータの製造方法。
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