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JP4895782B2 - リヤフェンダ支持構造 - Google Patents
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Description

この発明は、粉粒体運搬車におけるリヤフェンダ支持構造に関する。
粉粒体運搬車は、セメント、小麦粉、その他の粉粒体を運搬する必要性から車両のシャシフレームにタンクを搭載している。詳しくは、車両の進行方向に対して左右に配置される左右一対のシャシフレームにタンクフレームとよばれるタンクを支持する支持部材を設けて、このタンクフレーム上にタンクを取り付けるようにしている。
また、このような粉粒体運搬車に使用される車両の場合、タンク等の架装前には後輪の泥除けとなるリヤフェンダを搭載していない場合が多く、このリヤフェンダを搭載するには、タンクをシャシフレームに支持固定するタンクフレームにタンクフレームの側方に突出するリブや延長材等の支持部材を設け、当該支持部材でリヤフェンダを支持するようにしている(たとえば、特許文献1参照)。
特公昭61−5932号公報 実開平5−64072号公報
ところで、従来の粉粒体運搬車にあっては、タンクフレームから突出する支持部材によってリヤフェンダを支持するようにしていることから、タンクフレームの支持部材取付部位にリヤフェンダの重量に起因するモーメントが作用する。
そして、リヤフェンダは大重量である場合があるとともに走行中にはリヤフェンダが支持部材とともに振動することから、タンクフレームの当該取付部位における変形を防止するため、梁材を当該タンクフレームの左フレームと右フレームとに架け渡たし、この梁材で左フレームと右フレームとを結合するようにしている。
また、タンクフレームの当該取付部位における変形防止を確実にするため、上記モーメントに耐えうるように、タンクフレームの支持部材の取付部位を補強板等で補強している。
このように、従来の粉粒体運搬車にあっては、リヤフェンダの支持に際し、梁材のみならず補強板を設けることによって、タンクフレームの変形を防止するようにしているので、粉粒体運搬車における架装物の重量が重くなる。
そして、粉粒体運搬車にあっては、車両が積載可能な積載重量から車両重量およびタンク等の架装物の重量を除いた重量が最大積載量となるが、上述のように架装物の重量が重くなる分、粉粒体の最大積載量が少なくなる点で不利となる。
そこで、本発明は、上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、粉粒体運搬車の架装物重量を軽量化することである。
上記した目的を達成するために、本発明の課題解決手段は、粉粒体を貯留するタンクと車両の左右一対のシャシフレームとの間に介装されて上記タンクを上記シャシフレームに固定するタンクフレームと、このタンクフレームに結合されて上記車両の後輪を覆うリヤフェンダを支持するステーとを備えた粉粒体運搬車におけるリヤフェンダ支持構造において、上記タンクフレームは、上記左側のシャシフレームと上記タンクの底部左側との間に介装される左フレームと、上記右側のシャシフレームと上記タンクの底部右側との間に介装される右フレームとを有し、上記ステーは、上記左フレームと上記右フレームを貫通しながら結合されて両端が上記タンクフレームの左右に突出するように設けられ、当該両端で上記車両の上記左右のリヤフェンダを支持した。
本発明によれば、左右のリヤフェンダを支持するステーは、左右の各フレームを貫通して、その両端がタンクフレームの車両進行方向に対して左右に突出するように左右の各フレームに結合されているので、左右のリヤフェンダの重量に起因するモーメントは主としてステーで支持し、タンクフレームに大きなモーメントが作用することを抑制することが可能である。
したがって、タンクフレームのステーの取付部位に補強板を設ける必要がなくなるので、その分、粉粒体運搬車の架装物の重量が軽量化され、粉粒体運搬車に積載できる積荷量を多くすることが可能となり、さらには、架装物の材料を減少させるのでコスト面でも有利となる。
また、ステーが左右の各フレームを貫通して結合されているので、タンクフレーム1の左右の各フレーム同士を一体化する梁材としても機能するので、部品点数を削減することが可能である。
さらに、ステーが左右の各フレームを貫通して各フレームに結合されるようになっているので、加工工数が減少するので加工が容易となるとともに、特に結合が溶接による場合には、溶接箇所の長さ(溶接延長)が短くなるので加工時間も短縮されることになる。
以下に、図示した実施の形態に基づいて、本発明を説明する。図1は、一実施の形態におけるリヤフェンダ支持構造が具現化したタンクフレームの縦断面図である。図2は、一実施の形態におけるタンク支持構造が具現化したタンクフレームの斜視図である。図3は、タンクフレームの左右の各フレームにおける基部の中央部の断面図である。
一実施の形態におけるリヤフェンダ支持構造は、図1および図2に示すように、粉粒体を貯留するタンク12と車両の左右一対のシャシフレーム10,11との間に介装されてタンク12をシャシフレーム10,11に固定するタンクフレーム1と、タンクフレーム1に結合されて車両の後輪Wを覆うリヤフェンダ7a,7bを支持するステー6とを備えて構成されている。
以下、各部について説明すると、タンクフレーム1は、左側のシャシフレーム10とタンク12の底部左側との間に介装される左フレーム2と、右側のシャシフレーム11とタンク12の底部右側との間に介装される右フレーム3とを有し、さらに、左右の各フレーム2,3は、それぞれシャシフレーム1011に沿って結合される基部4と、基部4から立ち上がりタンク12の底部に結合される板部5とを備えて構成されている。
他方、タンク12は、図1および図2に示すように、偏心円錐台形の前方筒13と後方筒14とを備えて、前方筒13および後方筒14の大径開口同士を突き合せた形状に形成され、前方筒13の前後方向に沿う上縁および後方筒14の前後方向に沿う上縁が同一直線上に配置されて水平とされ、前方筒13の前後方向に沿う下縁および後方筒14の前後方向に沿う下縁のみが傾斜するようになっている。
また、前方筒13の小径開口には、碗型の鏡板15が接続されて、当該小径開口は鏡板15によって閉塞され、さらに、後方筒14の小径開口にも、碗型の鏡板16が接続されて、当該小径開口は鏡板16によって閉塞されている。
戻って、タンクフレーム1の構成について詳細に説明すると、左右の各フレーム2,3における基部4は、長尺の角パイプ状に形成されて、その長手方向をそれぞれ対応するシャシフレーム1011の長手方向に沿わせて当該シャシフレーム1011にボルト結合等によって固定される。
また、板部5は、左右の各フレーム2,3における基部4の外方側を向く面に面一となるように基部4から垂直に立ち上がる前板5aと後板5bとから構成されており、前板5aと後板5bは、タンク12の底部に符合するように基部4の中央側に向けて高さが低くなるように設定されてタンク12の長手方向に沿うようにタンク12の底部に結合されている。
なお、上述のように板部5は前板5aと後板5bとに分割された形状とされるとともに、タンク12の中央部付近を支持する基部4の長手方向の中央部は、図3に示すように、その断面が車両に対して内側の上部が切除された形状とされており、胴回りが最大となるタンク12の中央部を支持する左右の各フレーム2,3の上下方向の高さをタンク12がシャシフレーム1011に干渉しない程度の高さに留めてタンク12を含めた粉粒体運搬車の車高を最小にとどめるように配慮している。
また、左右の各フレーム2,3の後板5b同士は、タンク12における後端側でともに内側に向けて彎曲されて端部同士を結合して一体化され、前板5a同士もタンク12おける前端側にてスカート8を介して一体化されており、このようにしたので板部5がタンク12の外側を取り囲むような筒を形成することになり、板部5の強度向上が図られている。
つづいて、ステー6は、本実施の形態では、角パイプ形状に形成されて、上記した左右の各フレーム2,3を貫通し、その両端6a,6bがタンクフレーム1の車両進行方向に対して左右に突出するように左右の各フレーム2,3に結合されており、当該両端6a,6bがそれぞれ車両の左右のリヤフェンダ7a,7bに結合されて左右のリヤフェンダ7a,7bをそれぞれ下方から支持している。
なお、本実施の形態においては、一つのステー6のみでリヤフェンダ7a,7bを支持するようにしているが、ステー6の前方もしくは後方にステー6と同様の構成のステーを設けて、これら二つのステーでリヤフェンダ7a,7bを支持してもよく、また、図示はしないが、ステー6の前方もしくは後方に各フレーム2,3の側方から突出するように設けられる短い補助ステーを設けて、補助ステーでステー6のリヤフェンダ7a,7bの支持を補助させるようにしてもよい。
そして、上述のように、リヤフェンダ7a,7bを支持するステー6がタンクフレーム1の左右の各フレーム2,3を貫通して、当該タンクフレーム1に結合されているので、リヤフェンダ7a,7bの重量に起因するモーメントは主としてステー6で支持し、タンクフレーム1に大きなモーメントが作用することを抑制することが可能である。
したがって、タンクフレーム1のステー6の取付部位に補強板を設ける必要がなくなるので、その分、粉粒体運搬車の架装物の重量が軽量化され、粉粒体運搬車に積載できる積荷量を多くすることが可能となり、さらには、架装物の材料を減少させるのでコスト面でも有利となる。
また、ステー6が左右の各フレーム2,3を貫通して結合されているので、タンクフレーム1の左右の各フレーム2,3同士を一体化する梁材としても機能するので、部品点数を削減することが可能である。
さらに、従来の粉粒体運搬車では、左右に配置される二つのリヤフェンダを支持する支持部材と梁材とをタンクフレームの左右の各フレームに結合する加工が必要となり、加工工数が多くなる不利があるが、本発明では、ステー6が左右の各フレーム2,3を貫通して各フレーム2,3に結合されるようになっているので、加工工数が減少するので加工が容易となるとともに、特に結合が溶接による場合には、溶接箇所の長さ(溶接延長)が短くなるので加工時間も短縮されることになる。
なお、ステー6は、本実施の形態では、角パイプ形状に形成されているが、リヤフェンダ7a,7bを支持することが可能であればよいので、上記形状に限定されないことは当然である。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
一実施の形態におけるタンク支持構造が具現化したタンクフレームとタンクフレームに支持されるタンクの縦断面図である。 一実施の形態におけるタンク支持構造が具現化したタンクフレームの斜視図である。 タンクフレームの左右の各フレームにおける基部の中央部の断面図である。
符号の説明
1 タンクフレーム
2 左フレーム
3 右フレーム
4 基部
5 板部
5a 前板
5b 後板
6 ステー
6a,6b ステーにおける端部
7a,7b リヤフェンダ
10 左側のシャシフレーム
11 右側のシャシフレーム
12 タンク
13 前方筒
14 後方筒
15,16 鏡板
W 粉粒体運搬車における後輪

Claims (1)

  1. 粉粒体を貯留するタンクと車両の左右一対のシャシフレームとの間に介装されて上記タンクを上記シャシフレームに固定するタンクフレームと、このタンクフレームに結合されて上記車両の後輪を覆うリヤフェンダを支持するステーとを備えた粉粒体運搬車におけるリヤフェンダ支持構造において、
    上記タンクフレームは、上記左側のシャシフレームと上記タンクの底部左側との間に介装される左フレームと、上記右側のシャシフレームと上記タンクの底部右側との間に介装される右フレームとを有し、
    上記ステーは、上記左フレームと上記右フレームを貫通しながら結合されて両端が上記タンクフレームの左右に突出するように設けられ、当該両端で上記車両の上記左右のリヤフェンダを支持することを特徴とするリヤフェンダ支持構造。
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