JP4896782B2 - 膜ろ過システムおよび膜の洗浄方法 - Google Patents
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まず、本発明の第1の実施形態に係る膜ろ過システムで用いる膜について説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る膜ろ過システムで用いる膜を示す断面構成図である。
バルブV9を開け、コンプレッサ18によって膜の処理水側から加圧空気を供給して膜の内表面側に圧力をかける。
膜の原水側のバルブV1,V4、および膜モジュール13上部のバルブV6を開け、膜モジュール13の上部(2次側)の処理水を原水側に押し出して排出する。排出した水は回収率を向上させるため、原水槽11へ戻してもよい。
圧力を保持したまま、バルブV8を開けて一定時間だけ膜モジュール13の原水側下部からコンプレッサ18により加圧空気を供給し、膜モジュール13を空気によって揺動させる。
一定時間エアスクラビングを行った後、バルブV10および膜モジュール13下部のバルブV5を開けて膜モジュール13内の水を排出する。このときコンプレッサ18から加圧空気を流したままの方がより効果的に付着物を排出することができるが、電力費を削減するために加圧空気を停止しても構わない。
バルブV1,V4、および膜モジュール13上部のバルブV6を開け、原水ポンプ12を起動し、膜モジュール13のすすぎを行う。このときコンプレッサ18から加圧空気を流したままの方がより効果的にすすぎを行うことができるが、電力費を削減するために加圧空気を停止しても構わない。
膜モジュール13上部のバルブV6を閉め、ろ過側のバルブV7を開けてろ過を再開する。前工程でコンプレッサ18が動いている場合には停止する。
バルブV10および膜モジュール13下部のバルブV5を開けて膜モジュール13内の水を排出する。排出した水は回収率を向上させるため、原水槽11へ戻してもよい。
薬品注入設備17により、原水槽11、あるいは洗浄水槽15に導入した原水に薬品を添加し、ヒータ16により孔径調整材2の高分子材料のLCSTまで温度調整した洗浄水槽15内の原水の一部を、原水ポンプ12で膜モジュール13内の原水側を介して循環させる。このようにして、膜モジュール13内の原水の温度調整または原水への薬品添加の少なくともいずれか一方の手段により、膜の外表面に付加した孔径調整材2を可逆的に収縮させる。
バルブV9を開け、膜モジュール13の処理水側からコンプレッサ18からの加圧空気を供給して膜の内表面側に圧力をかける。さらに膜モジュール13上部のバルブV6を開け、膜モジュール13の上部(2次側)の処理水を原水の循環ラインへ押し出す。
圧力を保持したまま、バルブV8を開けて一定時間だけ膜モジュール13の原水側下部からコンプレッサ18により加圧空気を供給し、膜モジュール13を空気によって揺動させる。
一定時間エアスクラビングを行った後、バルブV10および膜モジュール13下部のバルブV5を開けて膜モジュール13内の水を排出する。このときコンプレッサ18から加圧空気を流したままの方がより効果的に付着物を排出することができるが、電力費を削減するために加圧空気を停止しても構わない。
バルブV1,V4、および膜モジュール13上部の循環ラインのバルブV6を開け、原水ポンプ12を起動し、膜モジュール13のすすぎを行う。すすいだ水は、上記の図7を用いて説明した手順における原水すすぎ工程と同様に、系外に排出しても構わない。このときコンプレッサ18から加圧空気を流したままの方がより効果的にすすぎを行うことができるが、電力費を削減するために加圧空気を停止しても構わない。
膜モジュール13上部のバルブV6を閉め、ろ過側のバルブV7を開けてろ過を再開する。前工程でコンプレッサ18が動いている場合には停止する。
図8は本発明の第1の実施形態に係る膜ろ過システムの変形例を示す構成図である。
図9は本発明の第2の実施形態に係る膜ろ過システムを示す構成図である。
バルブV10および膜モジュール13下部のバルブV5を開けて膜モジュール13内の水を排出する。排出した水は回収率を向上させるため、原水槽11へ戻してもよい。
原水槽11に薬品を添加した原水を膜モジュール13内に供給する。また、ヒータ16により孔径調整材2の高分子材料のLCSTまで温度調整した洗浄水槽15内の原水の一部を、原水ポンプ22で外筒13aに供給し、膜モジュール13の外側を介して循環させる。このようにして、膜モジュール13内の原水の温度調整または原水への薬品添加の少なくともいずれか一方の手段により、膜の外表面に付加した孔径調整材2を可逆的に収縮させる。なお、膜モジュール13内の温度が以下の工程中でLCST以上を確保できる時点で、循環は停止して構わない。
バルブV9を開け、膜モジュール13の処理水側からコンプレッサ18からの加圧空気を供給して膜の内表面側に圧力をかける。さらに膜モジュール13上部のバルブV6を開け、膜モジュール13の上部(2次側)の処理水を原水の循環ラインへ押し出す。
圧力を保持したまま、バルブV8を開けて一定時間だけ膜モジュール13の原水側下部からコンプレッサ18により加圧空気を供給し、膜モジュール13を空気によって揺動させる。
一定時間エアスクラビングを行った後、バルブV10および膜モジュール13下部のバルブV5を開けて膜モジュール13内の水を排出する。このときコンプレッサ18から加圧空気を流したままの方がより効果的に付着物を排出することができるが、電力費を削減するために加圧空気を停止しても構わない。
バルブV1,V4、および膜モジュール13上部の循環ラインのバルブV6を開け、原水ポンプ12を起動し、膜モジュール13のすすぎを行う。すすいだ水は回収率を向上させるため、洗浄水槽15に戻しても構わない。このときコンプレッサ18から加圧空気を流したままの方がより効果的にすすぎを行うことができるが、電力費を削減するために加圧空気を停止しても構わない。
膜モジュール13上部のバルブV6を閉め、ろ過側のバルブV7を開けてろ過を再開する。前工程でコンプレッサ18が動いている場合には停止する。
図10は本発明の第2の実施形態に係る膜ろ過システムの変形例を示す構成図である。
図11は本発明の第3の実施形態に係る膜ろ過システムを示す構成図である。
処理水槽14内の処理水を逆洗水ポンプ27により膜モジュール13の処理水側から逆流させ、膜モジュール13下部の原水側か、あるいは膜モジュール13上部の原水側から排出する。このとき、コンプレッサ18によって膜モジュール13下部の原水側から加圧空気を供給して膜モジュール13を揺動させる。
バルブV1,V4、および膜モジュール13上部のバルブV6を開け、原水ポンプ12を起動し、膜モジュール13のすすぎを行う。このときコンプレッサ18から加圧空気を流したままの方がより効果的にすすぎを行うことができるが、電力費を削減するために加圧空気を停止しても構わない。
膜モジュール13上部のバルブV6を閉め、ろ過側のバルブV7を開けてろ過を再開する。このときコンプレッサ18が動いている場合には停止する。
洗浄水槽24に導入された処理水に薬品注入設備26により薬品を添加し、逆洗水ポンプ27により膜の処理水側から逆流させ、膜モジュール13下部の原水側か、あるいは膜モジュール13上部の原水側から排出する。このとき、コンプレッサ18によって膜モジュール13下部の原水側から加圧空気を供給して膜モジュール13を揺動させる。
バルブV1,V4、および膜モジュール13上部のバルブV6を開け、原水ポンプ12を起動し、膜モジュール13のすすぎを行う。このとき、すすぎ水は原水槽11へ循環しても構わない。このときコンプレッサ18から加圧空気を流したままの方がより効果的にすすぎを行うことができるが、電力費を削減するために加圧空気を停止しても構わない。
膜モジュール13上部のバルブV6を閉め、ろ過側のバルブV7を開けてろ過を再開する。このときコンプレッサ18が動いている場合には停止する。
図13は本発明の第3の実施形態に係る膜ろ過システムの変形例を示す構成図である。
図14は本発明の第4の実施形態に係る膜ろ過システムを示す構成図である。
バルブV10および膜モジュール13下部のバルブV5を開けて膜モジュール13内の水を排出する。排出した水は回収率を向上させるため、原水槽11へ戻してもよい。
洗浄水槽24に導入された処理水に薬品注入設備26により薬品を添加し、ヒータ25により孔径調整材2の高分子材料のLCSTまで温度調整した洗浄水槽24内の処理水を逆洗水ポンプ27で膜モジュール13の処理水側から供給し、膜モジュール13内を薬品を添加した温水で満たす。回収率を向上させるため、膜モジュール13から排出される薬品を添加した温水は原水槽11に戻しても構わない。このようにして、膜モジュール13内の温度調整あるいは処理水への薬品添加の少なくともいずれか一方の手段により、膜の外表面に付加した孔径調整材2を可逆的に収縮させる。
バルブV9を開け、膜モジュール13の処理水側からコンプレッサ18からの加圧空気を供給して膜の内表面側に圧力をかける。さらに膜モジュール13上部のバルブV6を開け、膜モジュール13の上部(2次側)の処理水を押し出す。このとき、回収率を向上させるため、排出水を原水槽11に戻しても構わない。
圧力を保持したまま、バルブV8を開けて一定時間だけ膜モジュール13の原水側下部からコンプレッサ18により加圧空気を供給し、膜モジュール13を空気によって揺動させる。
一定時間エアスクラビングを行った後、バルブV10および膜モジュール13下部のバルブV5を開けて膜モジュール13内の水を排出する。このときコンプレッサ18から加圧空気を流したままの方がより効果的に付着物を排出することができるが、電力費を削減するために加圧空気を停止しても構わない。
バルブV1,V4、および膜モジュール13上部の循環ラインのバルブV6を開け、原水ポンプ12を起動し、膜モジュール13のすすぎを行う。すすいだ水は、原水槽11に戻しても構わない。このときコンプレッサ18から加圧空気を流したままの方がより効果的にすすぎを行うことができるが、電力費を削減するために加圧空気を停止しても構わない。
膜モジュール13上部のバルブV6を閉め、ろ過側のバルブV7を開けてろ過を再開する。前工程でコンプレッサ18が動いている場合には停止する。
図15は本発明の第4の実施形態に係る膜ろ過システムの変形例を示す構成図である。
図16は本発明の第5の実施形態に係る膜ろ過システムを示す構成図である。
洗浄水槽24に導入された処理水に薬品注入設備26により薬品を添加し、逆洗水ポンプ27により膜の処理水側から逆流させ、膜モジュール13下部の原水側か、あるいは膜モジュール13上部の原水側から排出する。このとき、コンプレッサ18によって膜モジュール13下部の原水側から加圧空気を供給して膜モジュール13を揺動させる。
バルブV1,V4、および膜モジュール13上部のバルブV6を開け、原水ポンプ12を起動し、膜モジュール13のすすぎを行う。このとき、すすぎ水は原水槽11へ循環しても構わない。このときコンプレッサ18から加圧空気を流したままの方がより効果的にすすぎを行うことができるが、電力費を削減するために加圧空気を停止しても構わない。
膜モジュール13上部のバルブV6を閉め、ろ過側のバルブV7を開けてろ過を再開する。このときコンプレッサ18が動いている場合には停止する。
図17は本発明の第5の実施形態に係る膜ろ過システムの変形例を示す構成図である。
図18は第6の実施形態に係る膜ろ過システムで用いる膜モジュールの一例を示している。
2 孔径調整材
3 溶質
10 膜
11 原水槽
12,22 原水ポンプ
13 膜モジュール
14 処理水槽
15,24 洗浄水槽
16,25 ヒータ
17,26 薬品注入設備
18 コンプレッサ
19,20,23,28 センサ
21 監視制御装置
27,29 逆洗水ポンプ
51 導水ポンプ
52 原水槽
53 原水ポンプ
54 膜浸漬槽
55 膜モジュール
56 吸引ポンプ
57 処理水槽
58,60,63,65〜67 ヒータ
59,62 温度計
61 洗浄水槽
64 逆洗水ポンプ
68 薬品注入設備
100〜190 膜ろ過システム
Claims (4)
- 複数の貫通孔を有する膜基体と、この膜基体の外表面側に温度およびpHの変化に応答して可逆的に膨張/収縮する高分子材料を付加した孔径調整材とを有する膜を容器に充填して一体化してなり、供給された原水を膜ろ過し、処理水として排出する膜モジュールと、
前記原水または前記処理水を前記膜モジュール内に供給して前記膜の洗浄を行う洗浄手段と、
前記孔径調整材の周囲の温度およびpHを変化させることにより、前記膜ろ過時は前記孔径調整材を膨張させ、前記洗浄時は前記孔径調整材を収縮させる条件可変手段とを備え、
前記条件可変手段は、前記洗浄時において、前記孔径調整材の周囲の温度を調整するために、前記原水または前記処理水の一部を、温度を調整しつつ前記膜モジュールの周囲を介して循環させることを特徴とする膜ろ過システム。 - 前記孔径調整材の周囲の温度またはpHの少なくともいずれか一方を検知する検知手段と、
前記検知手段による検知結果に応じて、前記孔径調整材の周囲の温度またはpHの少なくともいずれか一方が所定の目標値になるように前記条件可変手段を制御する制御手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の膜ろ過システム。 - 複数の貫通孔を有する膜基体と、この膜基体の外表面側に温度およびpHの変化に応答して可逆的に膨張/収縮する高分子材料を付加した孔径調整材とを有する膜を容器に充填して一体化してなり、供給された原水を膜ろ過し、処理水として排出する膜モジュールを備える膜ろ過システムにおける膜の洗浄方法であって、
前記原水または前記処理水の一部のpHを変化させる工程と、
pHが変化した前記原水または前記処理水を前記膜モジュール内に供給するとともに、前記原水または前記処理水の一部を、温度を調整しつつ前記膜モジュールの周囲を介して循環させることにより前記前記孔径調整材の周囲の温度を変化させて、前記孔径調整材を収縮させる工程と、
前記膜モジュール内に供給された水を排出する工程と
を含むことを特徴とする膜の洗浄方法。 - 前記孔径調整材の周囲の温度またはpHの少なくともいずれか一方を検知する工程と、
前記検知する工程における検知結果に応じて、前記孔径調整材の周囲の温度またはpHの少なくともいずれか一方が所定の目標値になるように調整する工程と
をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の膜の洗浄方法。
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