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JP4899896B2 - 除草作業機 - Google Patents
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Description

この発明は、畝間に沿って接地転回させながら雑草を掘削除草する除草ロータを備えた除草作業機に関する。
従来、圃場の畝間を除草する除草作業機には、特許文献1に示されるように、除草ロータを接地転回させることによって畝上に植えられた左右作物間の表土を掘削しながら畝間に生えている雑草を除草するものが知られている。また、この従来例に示されているように、除草ロータとチエンケースとの間に雑草が入り込むのを防止する草侵入防止具を備えた技術も知られている。
特開2006−271310号公報
上記従来例のように、除草ロータとチエンケースとの間に雑草が入り込むのを防止する草侵入防止具を設けたものでも、雑草の侵入は容易には阻止できず、ロータ軸に巻き付いて作業を不能にする問題があった。そこで、このロータ軸への巻き付きを防止するため、ロータ軸の外周を覆う円筒形のカバー体を設けるようにしているが、この円筒形カバー体をチエンケース側に固定したものでは、除草ロータの着脱に手間を要し、メンテナンス作業の能率低下を招く問題がある。
本発明の課題は、上記の円筒形カバー体を回転する除草ロータ側に設けることによって除草ロータの組立工数の低減、メンテ時の着脱容易化を図ることにある。
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の本発明は、伝動ケース(7)を挟む左右両側に畝間に沿って接地転回させながら除草する除草ロータ(10),(10)を回転駆動可能に軸架させて設け、前記伝動ケース(7)と除草ロータ(10)との間にはロータ駆動軸(11)への草の巻き付きを防止する円筒形カバー体(14)を該ロータ側に設けて一体回転すべく構成してあることを特徴とする。
伝動ケース(7)内の伝動装置を経て回転駆動される除草ロータ(10)を畝Uと畝Uとの間の畝間に沿って転回移動させると、除草ロータ(10)の外周部が畝間の表土に接地して転がり回転し、ロータ外周部の除草ブレード(13)により掘削しながら除草する。除草ロータ(10)と伝動ケース(7)間への草の侵入並びにこれに伴うロータ駆動軸への草の巻き付きは、除草ロータ(10)と一体回転する円筒形カバー体(14)によって阻止される。
円筒形カバー体(14)は、除草ロータ(10)側に取り付けるので、ロータのアッセンブリ組み立てが可能で、これにより組立工数が低減し、メンテ時の着脱も一体的に行え、着脱が容易となる。
請求項2記載の本発明は、請求項1において、前記円筒形カバー体(14)には、除草ロータ(10)の各除草ブレードを装着支持するブレード支持プレート(12)から突設させた草侵入防止用円筒体(17)を内嵌させ又は外嵌させて設けてあることを特徴とする。
巻付防止用円筒形カバー体(14)のロータ側端部は、ロータ側のブレード支持プレート(12)とこれより突設してカバー体内に嵌合する円筒体(17)とによって閉塞される形になるので、除草ロータ(10)により持ち上げられる雑草が円筒形カバー体内へ侵入するのを確実に阻止することができ、除草ロータの正転、逆転を問わず、草が内部に巻き込まれることがなくなり、円筒形カバー体内への草の侵入、巻き込み阻止によって除草ロータの回転負荷を軽減することができる。
以上要するに、請求項1の本発明によれば、除草ロータ(10)と伝動ケース(7)間におけるロータ駆動軸(11)への草の巻き付きは、除草ロータと一体的に回転する円筒形カバー体(14)によって確実に防止できるものでありながら、円筒形カバー体(14)は、除草ロータ側に取り付けるので、ロータのアッセンブリ組み立てが可能であり、これによって組立工数が低減し、メンテ時の着脱も一体的に行え、着脱の容易化を図ることができる。
また、請求項2の本発明によれば、請求項1の発明効果を奏するものでありながら、円筒形カバー体のロータ側端部がブレード支持プレートと円筒体とによって閉塞されるので、円筒形カバー体内への草の侵入、巻き込みを確実に阻止でき、除草ロータの除草作業負荷を大幅に軽減することができる。
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1は、トラクタ等の乗用管理機を示すものであり、この車体1の前後に左右の前輪2,2及び後輪3,3を備えている。車体前部のボンネット4内にエンジンEを搭載し、このエンジンEの回転動力をミッションケ−ス内の変速装置に伝え、この変速装置で減速された回転動力を前輪2と後輪3とに伝えるようにしている。
後輪3,3間の稍前側上部に運転席5が設置され、運転席5の前方には前輪2,2を操向操舵するステアリングハンドル6が設けられている。
車体1の後部には左右作物間の畝間に沿って移動させながら除草作業を行う除草ロータ10を備えた除草作業機Rが昇降可能に装備されている。除草ロータ10は、伝動ケース7に回転駆動可能に軸架されたロ−タ駆動軸11と、ロータ駆動軸11に嵌合固着されたロータ軸筒11a,11bに軸受保持された左右の円盤状支持プレート12,12と、左右の支持プレート12,12間にわたって横方向に連結された除草ブレード13等からなり、3基の除草ロータ10,10,10によって車体の走行に伴い各畝U,U,U間の畝間溝部に沿わせて転回移動させながらロータ外周の除草ブレード13によって掘削し除草する構成としている。前記ロータ駆動軸11は中央の駆動スプロケット8に券回する伝動チエン9を介してエンジンEからの回転動力が伝達されるようになっている。
除草ロータ10と伝動ケース7との間には、ロータ駆動軸11の外周を被覆して該ロータ駆動軸への草の巻き付きを防止する径大の円筒形カバー体14が設けられ、除草ロータ10側に固着支持されていて、これと一体的に回転する構成としている。この円筒形カバー体14は、実施例では、図3、図4に示すように、内側(伝動ケース側)のブレード支持プレート12に取り付けられ、カバー体14に固着の取付ネジ部15とこれに螺合するナット16を介して締付固定する構成としている。
また、除草ロータ10と一体回転する円盤状支持プレート12には、円筒形カバー体14内への草の侵入を阻止する円筒形状の円筒体17が突設されている。そして、この草侵入防止用円筒体17は、図5、図6に示すように、締付固定具18によって着脱自在に取り付けられて、前記カバー体14内に嵌入され、円筒体17の外周面はカバー体14の内周面に接近して草の侵入が阻止されるようになっている。なお、円筒体17は円筒形カバー体14に外嵌させる構成であっても内嵌構成と同様の効果を奏する。
除草ブレード13は、図7に示すように、左右一体化したアーチ状のブレード構成とすることもできるが、かかる構成によると、畝間の溝幅に応じたブレード幅に変更できない。本例では、図13に示すように、そのブレード幅が変更できるように左右に分割した構成としている。つまり、本例の除草ブレード13は、内ブレード(伝動ケース側)13iと外ブレード13oとからなるように左右独立構成とし、両者が互いにオーバラップするようにラップ部Wを設け、そして、ロータ駆動軸11にロックピン19を介して嵌合固着された内側のロータ軸筒11aに対し、外側のロータ軸筒11bを左右横幅方向にスライド自在に嵌合し、ロータ軸筒11a,11bを固定する調節ピン20に対する横幅調節孔の選択によってブレード幅を拡縮変更できる構成としている。
また、図8、図9に示すように、内ブレード13iと外ブレード13oの取付位相を大きくずらすことによって、対地土壌とブレードの接触回数を増加させ、中耕と除草が同時に行えるように構成することもできる。
更に、図9、図10に示すように、内ブレード13iの支持プレート12に対する取付ホルダ22は、円筒形カバー体14及び草侵入防止用円筒体17の内部に配置している。これによると、除草作業時にホルダ22と畝間底部の土が直接接触することがなくなり、取付ホルダの摩耗を防止することができる。
図11に示す実施例は、除草ロータ10及びこれと一体回転する円筒形カバー体14を正転、逆転可能な構成とし、除草時は反時計回りの正回転とし、時計回りの逆回転では円筒形カバー体14上に溜まった雑草gを容易に後方へ排出できる構成としている。かかる正逆転の切り替えは、切替レバー23の切替操作で行える。なお、前記巻付防止用円筒形カバー体14は、該カバー体14とロータ駆動軸11との間にボールベアリングを介装することによって自由回転自在とし、草がカバー体の上方に堆積した場合には、このカバー体を手動にて回転させることで、後方に排除する構成とすることもできる。
また、図12に示すように、円筒形カバー体14とロータ駆動軸11との間にワンウエイクラッチ24を設け、ロータ10の正転時では円筒形カバー体14はフリー(自由回転)の状態とし、逆転時では該ロータ10と一体となって逆回転するように構成することで、正転での除草作業時においては馬力ロスが軽減されことになってロータの高速運転が可能となり、図13に示すように、除草作業機Rを上方に持ち上げた状態とし、切替レバー23の操作でロータを逆回転駆動に切り替えた時には円筒形カバー体の上方に堆積した雑草gを後方へ自動排出することができる。
図14に示すように、除草ロータ10の背部には、側面視で伝動ケース後方に位置するゲージ輪25との間において、泥除けカバー26と巻込防止カバー27が設けられてあり、特に、巻込防止カバー27は、下端がブレード13の回転軌跡Kの近傍に位置するよう次第に接近し、且つブレード幅全体にわたって設けられ、掘削後の草のブレードによる持ち帰りを少なくし、ロータ内部への草の巻き込みを防ぐようにしている。
また、図14、図15に示すように、除草ロータ10の前側には、草丈の高い雑草を前方に向けて押し倒す倒伏ガイド28がロータ幅全幅にわたって設けられ、ブレードによる掘削除草性能の向上を図るようにしている。なお、この倒伏ガイド28の先端部は、実施例では、除草ロータのロータ軸芯近くに配置しているが、これよりもできるだけ低位に配置しておくと、後向きに倒れかかっている草も前倒れ状態に押し倒すことができ、掘削除草性能をより高めることができる。
また、図16、図17に示すように、円筒形カバー体14の外周部に波形状の
突起14aを設けておくと、ブレード13が持ち帰ろうとする草を、その突起14aにより引っ掛けて回転方向に送りながら脱落させることができ、ブレードによる草の持ち帰りが減少し、過負荷を防止することができる。
除草ロータ10の前方には、伝動ケース7を挟む左右の除草ロータ10,10間への雑草の侵入を防ぐ分草体30を設置している。この分草体30は、図14に示すように、ブレード13によるブレード回転軌跡Kの最下部より前方に位置し、しかも、図18に示すように、該分草体30の下端に設けられた左右の分草ガイド31L,31Rが伝動ケース7の下部に位置する草を左右ロータのブレード回転軌跡圏内に導き案内するようになっている。
除草作業機を備えた乗用管理機の側面図 同上要部の背面図 除草ロータの背面図 同上要部の側面図及び背面図 除草ロータの要部の背面図 同上要部の側面図 除草ロータの背面図 除草ロータの側面図 同上背面図 除草ロータ要部の側面図 除草作業機の側面図 除草ロータの背面図 除草作業機のリフト状態を示す乗用管理機の側面図 除草作業機の側面図 除草ロータの背面図 除草ロータ要部の側面図 同上要部の背面図 除草ロータの正面図
符号の説明
R 除草作業機 7 伝動ケース
10 除草ロータ 11 ロータ駆動軸
12 支持プレート 13 除草ブレード
14 円筒形カバー体 15 取付ネジ部
16 ナット 17 草侵入防止用円筒体
18 締付固定具

Claims (2)

  1. 伝動ケース(7)を挟む左右両側に畝間に沿って接地転回させながら除草する除草ロータ(10),(10)を回転駆動可能に軸架させて設け、前記伝動ケース(7)と除草ロータ(10)との間にはロータ駆動軸(11)への草の巻き付きを防止する円筒形カバー体(14)を該ロータ側に設けて一体回転すべく構成してあることを特徴とする除草作業機。
  2. 前記円筒形カバー体(14)には、除草ロータ(10)の各除草ブレードを装着支持するブレード支持プレート(12)から突設させた草侵入防止用円筒体(17)を内嵌させ又は外嵌させて設けてあることを特徴とする請求項1記載の除草作業機。
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