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JP4900730B2 - 車両用空気入りタイヤの製造法 - Google Patents
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JP4900730B2 - 車両用空気入りタイヤの製造法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用空気入りタイヤの周囲に延在するカーカスと、車両用空気入りタイヤの全周にわたってカーカスの半径方向の外側に延在すると共に少なくとも車両用空気入りタイヤのトレッド接触幅にわたって軸方向に広がるベルトと、このベルトのベルト層の半径方向の外側において車両用空気入りタイヤの周囲に延在するバンドとを有する車両用空気入りタイヤの製造法であって、このベルトは、1層以上のベルト層を含み、このベルト層は、タイヤの周囲方向に対してそれぞれ斜めに形成され、かつ、未加硫ゴムまたは加硫ゴムの中に平行に埋め込まれる補強要素を備えた車両用空気入りタイヤの製造法に関する。この製造法においては、回転可能な回転対称の組立体の上に組み付けられたベルトのベルト層―特に、半径方向に外側のベルト層―の上に、ほぼ周囲方向に揃えられた1本以上の平行な補強要素を、組立体の上に組み付けられるベルト層―特に、半径方向に外側のベルト層―を周回するように、組立体の軸方向において、らせん状または渦巻状に巻き付けて、バンドを生成する。
ベルトに作用する高い遠心力によって惹起されるベルトの好ましくない半径方向の寸法変化を制限するために、高速タイヤの半径方向に外側のベルト層の回りに、ベルトの軸方向の全幅にわたって連続的に渦巻状に巻き付けられるゴムの帯材を含むバンド層を形成することが知られている。この場合、ゴムの帯材の中には、その長手方向に補強要素が埋め込まれる。補強要素がタイヤのベルトの軸方向の全幅にわたって延びるピッチの方向が同一である結果として、同心性の問題が生じる可能性がある。これを低減するため、例えば特許文献1から、第1のバンド帯材を第1巻き付けヘッドによってベルトの一端から赤道面に向かって巻き付け、第2のバンド帯材を第2巻き付けヘッドによってベルトの第2端から赤道面に向かって巻き付けることによって、バンドをタイヤの赤道面に対して対称に構成することが知られる。このために、巻き付けヘッドを、その動きにおいて巻き付け操作が赤道面の両側で同時に鏡像の形で行われるように、共通のスピンドル上で互いに機械的に連結する。バンドの第2層も同様に生成される。すなわち、それぞれ機械的に相互連結された2つの巻き付けヘッドによって、バンド帯材を、それぞれベルトの軸方向の片側で、ベルトのもう一方の側のバンド帯材に対して鏡像の形で渦巻状に巻き付けるのである。
欧州特許出願公開第0 712 739 A1号明細書
バンドの一部を異なるバンド材料製とするべき場合は、対応する巻き付けヘッドを転換して、材料を、巻き付けヘッド、供給領域および方向揃え領域から取り外して新しい材料に置き換えなければならない。共通のスピンドルによって機械的に連結された2つの巻き付けヘッドによる対称巻き付けは、2つの巻き付けヘッドが、それぞれ事前設定された巻き付けヘッドの互いに対する軸方向の進み量だけ進行することを可能にするのみである。従って、2つの巻き付けヘッドによってそれぞれ巻き付けられるバンド領域のピッチの固定された事前設定比と、巻き付け密度の固定された事前設定比とが得られるだけである。状況によっては、バンド材料とは異なる帯材の幅および/または異なるバンド材料を有するバンドの個別の領域を形成したい場合がある。もし、異なる帯材の幅を選択すると、組み付け工程の間に、まず、新しい帯材材料を確実に導くために、対応する巻き付けヘッドおよび材料供給の転換が必要になる。帯材を同じ被覆密度で巻装することを可能にするには、組み付け工程においてスピンドルを交換しなければならない。これは、このようなタイヤの生産的製造が―ともかくも―多大の付加的な労力によってのみ可能になることを意味するので、このようなタイヤの製作は、通常、2つの巻き付けヘッドによってほとんど努力を要せずに達成し得る適応事例にのみ制限される。
従って、共通のスピンドルによって機械的に連結される2つの巻き付けヘッドによる対称巻き付けは、同心性の問題の低減を可能にするけれども、これは、タイヤの個別の要求への適合に関して、バンドの形成に重大な制限を課している。追加的な努力にも拘らず、タイヤに対する個別の要求に対応するバンドの形成は、大きく制限された程度においてのみ可能である。
従って、本発明は、ベルトおよびバンドを有する車両用空気入りタイヤを、車両用空気入りタイヤの個別の要求により良く適合し得るようにするという目的に基づいている。
この目的は、本発明によれば、次のような車両用空気入りタイヤの製造法によって実現される。すなわち、車両用空気入りタイヤの周囲に延在するカーカスと、車両用空気入りタイヤの全周にわたってカーカスの半径方向の外側に延在すると共に少なくとも車両用空気入りタイヤのトレッド接触幅にわたって軸方向に広がるベルトと、このベルトのベルト層の半径方向の外側において車両用空気入りタイヤの周囲に延在するバンドとを有する車両用空気入りタイヤの製造法であり、このベルトは、1層以上のベルト層を含み、このベルト層は、タイヤの周囲方向に対してそれぞれ斜めに形成され、かつ、未加硫ゴムまたは加硫ゴムの中に平行に埋め込まれる補強要素を備えた車両用空気入りタイヤの製造法であって、回転可能な回転対称の組立体の上に組み付けられたベルトのベルト層―特に、半径方向に外側のベルト層―の上に、ほぼ周囲方向に揃えられた1本以上の平行な補強要素を、組立体の上に組み付けられるベルト層―特に、半径方向に外側のベルト層―を周回するように、組立体の軸方向においてらせん状または渦巻状に巻き付けて、前記バンドを生成する車両用空気入りタイヤの製造法において、請求項1の特徴によれば、フィラメント形態の補強要素および/またはそれぞれ1本以上の平行な補強要素を有する帯状体形態の帯材を含むバンド帯材形成材料を、組立体に対するその相対位置を制御しながら変化させることができる少なくとも4つの供給装置によって組立体に導き、さらに、このバンド帯材形成材料を、組立体の制御された回転と、組立体および巻き付け操作用の供給装置の間の相対位置の制御された軸方向変化とによって、前記ベルトのベルト層―特に、半径方向に外側のベルト層―の上に、ベルト層―特に、半径方向に外側のベルト層―を周回するようにらせん状または渦巻状に巻き付ける、という特徴を有する車両用空気入りタイヤの製造法によって実現される。これによって、巻き付け方向に関して対称なバンドの巻き付けが可能になるだけでなく、タイヤの個別の要求に対応するために、補強要素の異なる材料の使用、帯状体形態の帯材の異なる幅、および異なるベルト領域における円周方向に対するいくつかの巻き付け角度も可能になる。良好な同心性の特性が確保されるが、特別な転換の労力を必要とすることなく、個別に調整されたバンドによって、個々のベルト領域をきわめて個別に形成することができ、また、個々に調整された異なるバンドを有する他のベルト領域を形成することができる。その結果、特殊な負荷を受けるベルト領域を適合させる修正、あるいは、軸方向範囲に使用される異なるトレッドゴム材料を適合させる修正が個別に可能になる。
次に、図1〜図5に示す実施例に基づいて、本発明をさらに詳しく説明する。
図1に示す車両用空気入りタイヤは、通例のタイヤ構成要素から構成され、従って、パターン化されたトレッドゴム2と、ベルト3と、ベルトバンド4と、ラジアルカーカス5と、それぞれのビードフィラー7と、ビード保護帯8と、それぞれのサイドウォール9と、気密形態のインナー層10とを含む。この内のラジアルカーカス5は、本実施例においては、単一層として表現され、従来の方式で各ビード芯6の周りに巻き込まれている。また、ビードフィラー7は、ビード芯6の半径方向の外側に配置される。
図示の実施例においては、ベルト3は、各層において平行に配列されてゴムの中に埋め込まれる補強要素、特にスチールコードを有する2枚のベルト層を含む。この場合、2枚の隣接する層内の補強要素は、互いに交差する。タイヤにおいては、ベルト層は、互いに平行に延びるスチールコードが、タイヤの円周方向と15°〜30°程度、特に20°〜25°程度の鋭角をなすように配置される。図2および図3と合わせて図1を見れば明らかなように、バンド4は、いわゆる巻き付けバンドとして構成される。この場合、バンド帯材11がベルト3の周りに巻き付けられるが、このバンド帯材11は、ゴムコンパウンドの中に埋め込まれ、かつ、帯材11の長手方向に延びる補強要素を含んでいる。バンド帯材11は、例えば図2の例に示すように、帯材の幅1cm当たり複数本のフィラメントを使用したバンド帯材11とすることができる。特に、帯材の幅1cm当たり5〜12本のフィラメント、例えば10本のフィラメントの配置が一般的である。バンド帯材11自体は、通常5〜15mmの幅、例えば10mmの幅を有する。また、バンド帯材11は、ゴム材料の中に埋め込まれ、帯材の長手方向に形成されるただ1本の補強要素とすることもできる。
図3は、このようなバンド帯材11をタイヤ軸の回りに渦巻状に巻き付ける方法を概略的に示す。この場合、バンド帯材11は、特にベルト3を完全に被覆しかつ巻線が端から端まで巻かれる巻き付けバンド4を生成するように、ベルトの回りに巻き付けられる。しかし、巻き付けバンドの複数の層をタイヤに被覆施工することも可能である。特に、付加的なバンド層は、肩部領域における特定の部分に被覆施工することができ、―図5a、図5d、図5eおよび図5gの例に示すように―それは、ベルト3の幅Bの少なくとも15%の幅Aを有するべきであり、ベルト3の周縁を被覆するべきである。
仕上げられ、加硫された車両用空気入りタイヤにおいては、バンド帯材と、バンド帯材11の中に埋め込まれた1本または複数本の補強要素とは、車両に取り付けられた運転状態において、タイヤの円周方向と、0°〜5°程度、特に1°〜3°程度の非常に僅かな角度を形成する。
図4は、組立ドラム12を示す。組立ドラム12は、フレーム(表示されていない)内に、その軸の回りに回転可能に取り付けられ、周知のタイプの制御ユニット25に接続される周知のタイプの駆動ユニット26によって、制御しながらその軸の回りに周知の方法で回転させることができる。バンド帯材11を組立ドラムの種々の円周位置に組み付けるために、組立ドラム12の半径方向に外側の外側面の半径方向の外側に、バンド帯材形成材料を組立ドラム12の半径方向に外側の外側面の上に巻装するための4つの巻き付けヘッド13、14、15、16が配置される。また、この4つの巻き付けヘッド13、14、15、16の取り付けは、その各巻き付けヘッドが、組立ドラムの全幅にわたってその軸方向位置においてそれぞれ軸方向に変位し得るように、かつ、半径方向の位置において、外側面をバンド材料で被覆するために定められる作業位置であってベルトドラム12の半径方向に外側の外側面の領域における作業位置から、ベルトドラム12の半径方向に外側の外側面から遥かに離れた休止位置に、半径方向の外側に向かって半径方向に動く―例えば、変位する―ことができるように、次には、その休止位置から作業位置に半径方向に戻る―例えば、変位する―ことができるように、行われる。巻き付けヘッド13、14、15、16は、それぞれ制御ユニット25に接続され、それぞれ個別かつ互いに独立に、制御ユニットによって、その休止位置からベルトを被覆するための作業位置へそれぞれ動かされ、作業位置においては、外側面に沿って、組立ドラムのそれぞれ被覆されるべき軸方向の範囲の領域にわたって、組立ドラムの回転軸に平行に軸方向に動かされる。その場合、軸方向の動きの速度は、制御ユニットによって、組立ドラムの回転速度と、ベルトの円周方向に対するバンド帯材11の所要の巻き付けピッチとに応じて制御され、巻き付け操作が完了すると、巻き付けヘッド13、14、15、16は、再び、組立ドラムの外側面におけるその作業位置から休止位置に、半径方向の外側に向かって制御されながら動かされる。
バンド帯材形成材料を供給するために、各巻き付けヘッド13、14、15、16には、例えば、ハウジングに周知の方法で回転可能に取り付けられる周知のタイプの貯蔵ローラ17または18または19または20のような材料源がそれぞれ付設される。従って、例えば、帯状体形態またはコード形態のバンド帯材形成材料21、22、23、24が、貯蔵ドラム17、18、19、20の上に貯蔵される。貯蔵ドラム17のバンド帯材形成材料21は巻き付けヘッド13によって巻装され、貯蔵ドラム18のバンド帯材形成材料22は巻き付けヘッド14によって巻装され、貯蔵ドラム19のバンド帯材形成材料23は巻き付けヘッド15によって巻装され、貯蔵ローラ20のバンド帯材形成材料24は巻き付けヘッド16によって巻装される。1つの実施形態においては、バンド帯材形成材料21、22、23および24がそれぞれ同じように形成される。別の実施形態においては、バンド帯材形成材料21、22および23はそれぞれ同じように形成され、バンド形成材料24は異なるように形成される。さらに、別の実施形態においては、バンド帯材形成材料21および22がそれぞれ同じように形成され、バンド帯材形成材料23および24は、同様に同じように、しかし、バンド帯材形成材料21および22とは異なるように形成される。さらに、別の実施形態においては、バンド帯材形成材料21および22はそれぞれ同じように形成され、バンド帯材形成材料23および24は、それぞれ互いに異なるように、かつまたバンド帯材形成材料21および22とも異なるように形成される。さらに、別の実施形態においては、すべての4本のバンド帯材形成材料21、22、23および24が異なるように形成される。
第1の実施形態においては、バンド帯材形成材料間の相違が、弾性係数の選択および/または補強要素の異なる材料の使用にある。補強要素の可能な材料は、ナイロン―特に、ナイロン6.6―、レーヨン、ポリエステル、スチール、またはハイブリッドコード―例えばアラミドおよびナイロン―特に、ナイロン6.6―、またはスチールおよびナイロン―特に、ナイロン6.6―の単繊維およびコード、並びに、バンド材料としての利用が知られる他のすべての材料である。従って、例えば、巻き付けヘッド13、14、15および16のいくつかは、熱収縮する繊維の補強要素―例えば、ナイロン6.6―がその中に埋め込まれたバンド帯材形成材料を巻装し、巻き付けヘッド13、14、15および16の他のいくつかは、周知のタイプのナイロン6.6とアラミドとのハイブリッド材料が補強要素としてその中に埋め込まれたバンド帯材形成材料を巻装する。別の実施形態においては、巻き付けヘッド13、14、15および16のいくつかは、ポリエステルが補強要素としてその中に埋め込まれたバンド帯材形成材料を巻装し、巻き付けヘッド13、14、15および16の他のいくつかは、周知のタイプのナイロン6.6とアラミドとのハイブリッド材料が補強要素としてその中に埋め込まれたバンド帯材形成材料を巻装する。さらに、別の実施形態においては、巻き付けヘッド13、14、15および16のいくつかは、ナイロン6.6が補強要素としてその中に埋め込まれたバンド帯材形成材料を巻装し、巻き付けヘッド13、14、15および16の他のいくつかは、スチールコードが補強要素としてその中に埋め込まれたバンド帯材形成材料を巻装する。
別の実施形態においては、供給されるバンド帯材形成材料の違いが、供給されるバンド帯材形成材料の幅にある。すなわち、1つの実施形態においては、巻き付けヘッド13、14、15および16のいくつかが、ゴム引きされた純粋な個別コードのバンド帯材形成材料を巻装し、巻き付けヘッド13、14、15および16の他のいくつかは、複数本の平行な補強要素がその埋め込まれた未加硫のゴムの帯状体を巻装する。また、別の実施形態においては、巻き付けヘッド13、14、15および16のいくつかが、数本、例えば3本の平行な補強要素を有する未加硫ゴムの幅の狭い帯状体を巻装し、巻き付けヘッド13、14、15および16の他のいくつかは、例えば5本、8本または10本の平行な補強要素を有する未加硫ゴムの幅の広い帯状体を巻装する。
さらに、別の実施形態においては、供給されるバンド帯材形成材料の違いが、巻き付けられるバンド帯材材料が有する引張応力の選択にある。この応力は、例えば、バンド帯材形成材料を異なる引張応力で巻装することによって実現される。従って、1つの実施形態においては、巻き付けヘッド13、14、15および16のいくつかが、バンド帯材形成材料を第1の低い一定の引張応力で巻装し、巻き付けヘッド13、14、15および16の他のいくつかは、バンド帯材形成材料を第2の高い一定の引張応力で巻装する。別の実施形態においては、巻き付けヘッド13、14、15および16のいくつかが、バンド帯材形成材料を、巻き付け領域の軸方向の範囲にわたって事前設定された範囲において変化する第1の引張応力で巻装し、巻き付けヘッド13、14、15および16の他のいくつかは、バンド帯材形成材料を、巻き付け領域の軸方向の範囲にわたって事前設定された範囲において変化する第2の引張応力で巻装する。この場合、引張応力は、各巻き付けヘッドと相互作用する周知の力調節機構を用いて、制御ユニット25によって周知の方法で制御または調節される。
さらに、別の実施形態においては、巻き付けヘッド13、14、15および16が、補強要素の材料とバンド形成材料の帯材の幅とが両方とも異なるバンド形成材料を巻装する。また、さらに、別の実施形態においては、巻き付けヘッド13、14、15および16が、補強要素の材料とバンド形成材料の引張応力とが両方とも異なるバンド形成材料を巻装する。さらに、別の実施形態においては、巻き付けヘッド13、14、15および16が、バンド帯材形成材料の引張応力とバンド形成材料の帯材の幅とが両方とも異なるバンド形成材料を巻装する。さらに、別の実施形態においては、巻き付けヘッド13、14、15および16が、補強要素の材料とバンド形成材料の帯材の幅とが両方とも異なり、さらに、付加的にバンド帯材形成材料の引張応力においても異なるバンド形成材料を巻装する。
製造されるタイヤに対する所要の巻き付けパターンとバンド施工される異なるバンド領域とに応じて回転駆動される組立ドラム12を用いて、バンド帯材11を、組立ドラム12の上に周知の方法ですでに組み付けられかつ組立ドラムの全周上に延在するベルト3の上に、巻き付けヘッド13、14、15、16によって組み付ける。この場合、巻き付けヘッド13、14、15、16は、最初に、組立ドラムの外側面の半径方向の外側におけるその作業位置にそれぞれ制御されながら動かされ、それぞれ巻装されるバンド形成材料21、22、23、24が、それぞれ周知の方法で、巻き付けヘッド13、14、15および16によって、それぞれ貯蔵ローラ17、18、19および20から、それぞれベルト3の半径方向に外側の表面上に、―例えば、巻き付けヘッドに装着されたそれぞれ回転可能な周知のタイプの巻装ローラ(これは図示されていない)によって―導かれる。また、それぞれ巻き付けヘッド13、14、15または16によって巻装されるべきバンド帯材材料21または22または23または24は、ドラム軸に平行に動かされるそれぞれの巻き付けヘッド13、14、15または16の制御された動きによって、ベルトの円周方向に対するそれぞれ所要の巻き付けピッチで巻装される。組立ドラムの回転の動きが、ドラムの軸に平行に動かされるそれぞれの巻き付けヘッドの変位の動きと一緒になって、渦巻状またはらせん状の巻き付けを生成する。巻き付けヘッド13、14、15または16によって被覆されるべきベルトの部分がバンド材料によって被覆されると、直ちに、バンド材料が周知の方法で切断され、巻き付けヘッド13、14、15または16は、組立ドラムにおけるその作業位置から、それから離れたその休止位置に制御されながら戻される。
図5a〜図5gに、このような装置によって実現し得る巻き付けパターンのいくつかの異なる実施例を、例として、組立ドラムの軸を含む断面表現で示す。記入された矢印は、それぞれ、巻き付けヘッドの軸方向変位の方向、従って、巻き付けにおける組立ドラムに対する巻き付け方向を表す。
この場合、図5a〜図5gは、それぞれ、異なる巻き付け領域27、28、29および30を有する巻き付けパターンを示す。巻き付け領域27は、巻き付けヘッド13によってバンド形成材料21で被覆され、巻き付け領域28は、巻き付けヘッド14によってバンド形成材料22で被覆され、巻き付け領域29は、巻き付けヘッド15によってバンド形成材料23で被覆され、巻き付け領域30は、巻き付けヘッド16によってバンド形成材料24で被覆される。図5a〜図5gにおいては、ベルト幅の軸方向の中心に対して対称な巻き付けパターンをそれぞれ例として表現しているが、このパターンにおいては、ベルト幅の中心の軸方向の片側に選択された巻き付け方向が、それぞれもう一方の軸方向の側の巻き付け方向に対して対称になるように選択されている。
図5aは、4つの異なる巻き付け領域27、28、29および30を有する第1の巻き付けパターンを示す。巻き付け領域27は、巻き付けヘッド13によってバンド形成材料21で被覆され、巻き付け領域28は、巻き付けヘッド14によってバンド形成材料22で被覆され、巻き付け領域29は、巻き付けヘッド15によってバンド形成材料23で被覆され、巻き付け領域30は、巻き付けヘッド16によってバンド形成材料24で被覆される。この場合、巻き付けヘッド13および14は、半径方向に内側の第1バンド層の巻き付け領域27、28を、巻き付け操作の間に、それぞれ、軸方向の変位、すなわち巻き付け方向の変位によって、ベルト3の範囲Bの軸方向の幅の中心から軸方向の外側に向かってベルト端部の方に、被覆していく。巻き付けヘッド15および16は、その巻き付け領域29および30によって、ベルトの端部を被覆する半径方向に外側の第2のバンド層の周縁帯材のみを形成する。この第2のバンド層は、同様に、軸方向の内側から軸方向の外側に向かって、周縁帯材の範囲Aの軸方向の幅に対して巻き付けられる。ここで、範囲の幅は、A≦(B/2)となるように選定される。
図5bにおいては、巻き付けヘッド13および14が、巻き付けヘッド13および14によって最初に形成された半径方向に内側の第1のバンド層の上において、半径方向に外側の付加的な第2のバンド層で、ベルト3を被覆する。この第2のバンド層は、それぞれ、巻き付けヘッド15および16によって形成される2つのベルト被覆端部領域29および30間において、軸方向の中心領域にのみ、その範囲を占めている。この実施形態においても、すべての4つの巻き付けヘッド13、14、15、16は、それぞれ、軸方向の内側から軸方向の外側に向かって、ベルトの端部の方向に巻き付けていく。
図5cの実施形態においては、巻き付けヘッド13または14をそれぞれ中心から軸方向の外側に向かってベルトの端部まで軸方向に動かすことによって、半径方向に内側の第1の層を巻き付けた後、2つの巻き付けヘッド13および14が、それぞれ、ベルト3の軸方向に外側の2つの領域を、この第1層の上に形成される半径方向に外側の第2層で被覆してベルトの端部を被覆する。この場合、この目的のために、2つの巻き付けヘッド13および14は、軸方向の外側から軸方向の内側に動かされる。2つの巻き付けヘッド13および14によって巻き付けられる第2層の2つの領域27および28の間に位置する軸方向の範囲の領域は、巻き付けヘッド15および16の軸方向の内側からベルト端部の方向への軸方向の変位によって、巻き付け領域29および30にわたって巻き付けられる。
図5dの巻き付けパターンは図5aの巻き付けパターンに良く似ているが、巻き付けヘッド13および14によって第1層を巻き付けた後、第2層を、同じようにこの2つの巻き付けヘッド13および14によって巻き付ける。この第2層に対して初めて、ベルトの端部を被覆する帯材を、ベルトの端部領域を強化するために、巻き付けヘッド15および16によって第3層において範囲Aの軸方向の領域にわたって巻き付ける。
図5eに示す巻き付けパターンの実施形態においては、第1層を、図5aの実施形態の場合と同様に巻き付けヘッド13および14によって形成し、同様にそれぞれ、ベルトの軸方向の中心から軸方向の外側に向かってベルト端部の周縁まで延びる第2層を、巻き付けヘッド15および16によってこの第1層の上に巻き付け、続いて、巻き付けヘッド15および16は、ベルト端部の領域において、この第2層の上に、それぞれ軸方向の外側から軸方向に内側の方向に延びる範囲Aの軸方向の領域にわたって、別の被覆帯材を第3層において巻き付ける。
図5fは、図5eの実施形態と同様に生成される巻き付けパターンを示す。但し、巻き付けヘッド15および16は、第2層を、軸方向のベルト幅Bの軸方向の中心からではなく、ベルト幅Bの軸方向の中心から軸方向に離れた位置から巻き付け開始して、軸方向の外側に向かってそれぞれのベルト端部の周縁まで、範囲Cの軸方向の領域にわたって巻き付ける。ここで、A<C<(B/2)である。この方法で、細かく段階化された補強パターンが、軸方向のベルト幅Bにわたって生成される。
図5gは、図5fの巻き付けパターンに類似した巻き付けパターンを示すが、巻き付けヘッド15および16によって被覆される巻き付け領域29および30間の第2層に残る軸方向の中心領域が、巻き付けヘッド13および14によって、ベルト幅Bの軸方向の中心から軸方向の外側に向かって巻き付け領域29、30まで巻き付けられる。
この場合、第3層は、図5bの第3層と同様に、軸方向の外側から軸方向の内側に向かって、あるいは、―図5gに示すように―この代替方式として、軸方向の内側から軸方向の外側に向かってベルトの端部まで巻き付けることができる。
さらに、別の実施形態―図示されていない―においては、別の追加的な巻き付けヘッド―例えば、2つの別の巻き付けヘッド―を、同じように制御しながら動かすことができ、かつ、ベルトのバンド帯材材料を装備し得るように、巻き付けヘッド13、14、15および16に関連して上記に述べたと同様に、組立ドラムの領域内に配置することができる。この方法で、例えば、バンド帯材の第3層をこの別の2つの巻き付けヘッドによって巻装することによって、図5gの巻き付けパターンを生成できる。この場合、例えば、巻き付けヘッド13、14が、10本の平行な補強要素をゴム材料の中に埋め込んだ10mmの大きな帯材幅を有する第1のバンド帯材材料を巻装し、巻き付けヘッド15、16が、ただ5本の平行な補強要素をゴム材料の中に埋め込んだ例えば5mmの小さな帯材幅を有する第2の帯材形成材料を巻装し、2つの追加巻き付けヘッドが、例えばゴム引きされた個別のコードの第3の帯材形成材料を巻装することができる。
同様に、必要であれば、バンド形成材料を、8個または12個の巻き付けヘッドによってベルトの上に巻き付けることも考えられる。
組立ドラムは、図4に、円筒状の外側面を有する組立ドラムとして表現される。同様に、輪郭を有する外側面を備えた組立ドラムを構成することが可能である。従って、例えば、その半径方向に外側の外側面に、ドラム軸を通って形成されるその断面においてクラウンを有する形状、凸型形状または必要であれば凹型形状の半径方向の外側輪郭を備えた組立ドラムを構成することができる。組み立てドラムの代わりに、ベルトおよびバンド組み付け用として、周知のタイプのドーナツ形の組立体を用いることも同様に可能である。
ラジアルカーカス、ベルトおよびバンドを有する車両用空気入りタイヤを断面表現で示す。 バンド帯材を断面表現で示す。 バンドコードまたはバンド帯材のベルト上への渦巻状またはらせん状の巻き付けを示す。 組立ドラムの周りに配置される4つの巻き付けヘッドを備えた、ベルトバンド生成用のタイヤ製作の概略的表現を示す。 異なる巻き付けパターンを説明するための、巻き付けバンドを有するベルトの概略的表現を示す。 異なる巻き付けパターンを説明するための、巻き付けバンドを有するベルトの概略的表現を示す。 異なる巻き付けパターンを説明するための、巻き付けバンドを有するベルトの概略的表現を示す。 異なる巻き付けパターンを説明するための、巻き付けバンドを有するベルトの概略的表現を示す。 異なる巻き付けパターンを説明するための、巻き付けバンドを有するベルトの概略的表現を示す。 異なる巻き付けパターンを説明するための、巻き付けバンドを有するベルトの概略的表現を示す。 異なる巻き付けパターンを説明するための、巻き付けバンドを有するベルトの概略的表現を示す。
符号の説明
1 車両用空気入りタイヤ
2 トレッドゴム
3 ベルト
4 ベルトバンド
5 ラジアルカーカス
6 ビード芯
7 ビードフィラー
8 ビード保護帯
9 サイドウォール
10 インナー層
11 バンド帯材
12 組立ドラム
13 巻き付けヘッド
14 巻き付けヘッド
15 巻き付けヘッド
16 巻き付けヘッド
17 貯蔵ローラ
18 貯蔵ローラ
19 貯蔵ローラ
20 貯蔵ローラ
21 バンド材料
22 バンド材料
23 バンド材料
24 バンド材料
25 制御ユニット
26 駆動装置
27 巻き付け領域
28 巻き付け領域
29 巻き付け領域
30 巻き付け領域

Claims (8)

  1. 車両用空気入りタイヤの周囲に延在するカーカスと、車両用空気入りタイヤの全周にわたって前記カーカスの半径方向の外側に延在すると共に少なくとも車両用空気入りタイヤのトレッド接触幅にわたって軸方向に広がるベルトと、前記ベルトのベルト層の半径方向の外側において車両用空気入りタイヤの周囲に延在するバンドとを有する車両用空気入りタイヤの製造法であり、前記ベルトは、1層以上のベルト層を含み、前記ベルト層は、タイヤの周囲方向に対してそれぞれ斜めに形成され、かつ、未加硫ゴムまたは加硫ゴムの中に平行に埋め込まれる補強要素を備えた車両用空気入りタイヤの製造法であって、回転可能な回転対称の組立体の上に組み付けられた前記ベルトのベルト層の上に、ほぼ周囲方向に揃えられた1本以上の平行な補強要素を、前記組立体の上に組み付けられる前記ベルト層を周回するように、前記組立体の軸方向においてらせん状または渦巻状に巻き付けて、前記バンドを生成する車両用空気入りタイヤの製造法において、フィラメント形態の補強要素および/またはそれぞれ1本以上の平行な補強要素を有する帯状体形態の帯材を含む少なくとも2種類の異なるバンド帯材形成材料を、前記組立体に対するその相対位置を制御しながら変化させることができる少なくとも4つの供給装置によって前記組立体に導き、さらに、前記バンド帯材形成材料を、前記組立体の制御された回転と、前記組立体および巻き付け操作用の前記供給装置の間の相対位置の制御された軸方向変化とによって、前記ベルトのベルト層の上に、前記ベルト層を周回するように、らせん状または渦巻状に巻き付けることを特徴とする車両用空気入りタイヤの製造法。
  2. フィラメント形態の補強要素および/またはそれぞれ1本以上の平行な補強要素を有する帯状体形態の帯材を含む少なくとも2種類の異なる前記バンド帯材形成材料を、組立ドラム上に組み付けられたベルトの上に、前記ベルトを周回するように、らせん状または渦巻状に巻き付ける、請求項1に記載の車両用空気入りタイヤの製造法。
  3. フィラメント形態の補強要素および/またはそれぞれ1本以上の平行な補強要素を有する帯状体形態の帯材を含む少なくとも2種類の異なる前記バンド帯材形成材料を、前記組立体に対するその相対位置を制御しながら変化させることができる少なくとも4つの巻き付けヘッドによって前記組立体に導き、前記組立体の制御された回転と、前記組立体および巻き付け操作用の前記供給装置の間の相対位置の制御された軸方向変化とによって、前記ベルトの上に、前記ベルトを周回するように、らせん状または渦巻状に巻き付ける、請求項1または2に記載の車両用空気入りタイヤの製造法。
  4. 各巻き付けヘッドを、少なくとも巻き付け操作の間、前記巻き付けヘッドにバンド帯材形成材料を供給する各巻き付けヘッド固有の材料貯蔵装置に連結する、請求項3に記載の車両用空気入りタイヤの製造法。
  5. 前記組立体に対するその相対位置を制御しながら変化させることができる少なくとも4つの前記供給装置が、フィラメント形態の補強要素および/またはそれぞれ1本以上の平行な補強要素を有する帯状体形態の帯材を含む少なくとも2種類の異なるバンド帯材形成材料を供給し、その相違が前記補強要素の弾性係数にある、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用空気入りタイヤの製造法。
  6. 前記組立体に対するその相対位置を制御しながら変化させることができる少なくとも4つの前記供給装置が、フィラメント形態の補強要素および/またはそれぞれ1本以上の平行な補強要素を有する帯状体形態の帯材を含む少なくとも2種類の異なるバンド帯材形成材料を供給し、その相違が前記補強要素の選択材料にある、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用空気入りタイヤの製造法。
  7. 前記組立体に対するその相対位置を制御しながら変化させることができる少なくとも4つの前記供給装置が、フィラメント形態の補強要素および/またはそれぞれ1本以上の平行な補強要素を有する帯状体形態の帯材を含む少なくとも2種類の異なるバンド帯材形成材料を供給し、その相違が前記バンド帯材形成材料の幅にある、請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両用空気入りタイヤの製造法。
  8. 前記組立体に対するその相対位置を制御しながら変化させることができる少なくとも4つの前記供給装置が、フィラメント形態の補強要素および/またはそれぞれ1本以上の平行な補強要素を有する帯状体形態の帯材を含む少なくとも2種類の異なるバンド帯材形成材料を供給し、その相違が前記バンド帯材形成材料を巻き付ける前記バンド帯材形成材料の引張応力にある、請求項1〜7のいずれか1項に記載の車両用空気入りタイヤの製造法。
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