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JP4901705B2 - 画像形成装置、出力画像処理方法及びプログラム - Google Patents
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画像形成装置、出力画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関し、より詳細には、入力画像を、変倍を含む設定条件に従って印刷出力に用いる画像データとして処理する際の処理プロセスを効率化し、資源を有効利用できるようにした画像形成装置、出力画像処理方法及びプログラムに関する。
画像形成装置では、ユーザが要求する印刷条件で出力するために、例えば、複写機の場合、スキャナ入力した画像をプロッタで出力に用いる画像として処理する。こうした画像データの処理を行うために、複写機が搭載する処理装置は、複写機が有する各種のハードウェア、ソフトウェアを要素とする装置全体の構成面やコスト面から、データ処理の専用機であるPC(Personal Computer)のような大規模な処理装置を採用できない場合がある。
このような状況で、データ処理に用いる資源を有効利用するために、近年では、処理するデータを圧縮して、処理するデータ量をできるだけ少なくすることや、処理過程でデータを保持するためのバッファ領域をできるだけ少なくできるようにし、記憶装置を有効利用する工夫をしている(下記特許文献1、参照)。
特開2001−113759号公報
ところで、従来の複写機等の画像形成装置は、変倍機能を有している。変倍機能を利用する際には、通常、変倍率を用紙サイズや%で指示する、といった方法で設定ができるようになっている。設定が拡大変倍である場合、スキャナ入力した画像が一旦圧縮され、データ量を少なくしても、プロッタ出力するときには、圧縮されたデータを伸長後、設定変倍により拡大した画像データを生成する処理を行う。したがって、プロッタに依存する誤差補正処理や設定された印刷条件(変倍を含む)に従う出力処理等を行う画像処理手段において、拡大変倍時に出力処理の対象となる画像のデータ量は、処理方法によっては、入力画像よりも多くなる。
ところで、拡大変倍において、処理上問題となるのは、出力画像の処理を行う上記画像処理手段で用いるラインバッファの容量がA3縦方向といったように、用紙サイズに対応して制限されている場合で、この制限のため、スキャナ入力するときの原稿のサイズ及び向き、並びに変倍の設定によっては、処理ができない場合が生じることである。
また、上記の制限をクリアできても、拡大変倍を設定したどの画像に対しても、制限がクリアできる設定における最大の変倍率を想定して、処理単位であるどのページ画像に対しても、処理に必要なバッファ領域として、データの処理過程を通して確保すると、拡大変倍率の大きくないページ画像によっては、無駄に領域を占有することになり、バッファの有効利用を損なう。
本発明は、上記した従来技術の問題に鑑みて、拡大変倍を設定条件とする印刷出力において、画像データを処理する際に、処理プロセスを効率化し、資源を有効利用できるようにすることを解決課題とする。
本発明は、処理対象の入力画像を、圧縮、符号化された入力画像データに処理する画像入力/圧縮処理手段と、前記画像入力/圧縮処理手段により処理された圧縮、符号化された入力画像データを伸長する符号伸長手段と、前記符号伸長手段により伸長された入力画像データを出力用画像データとして加工処理する画像処理手段と、前記符号伸長手段によって伸長された後の画像を縦横に回転させる画像回転手段と、入力画像が出力用画像に処理される過程で、処理対象となる画像データに対し、バッファとして機能する記憶手段と、前記符号伸長手段から前記画像処理手段へ直接画像データを転送する画像転送手段と、入力画像を設定条件に従って処理し、出力用画像として出力するために、前記各手段を動作させる制御手段を有する画像形成装置であって、前記画像処理手段は、画像を変倍処理する手段を備え、前記制御手段は、変倍が設定された画像処理を行う際に、変倍後に前記画像処理手段で処理できない主走査幅となる画像に対し、前記符号伸長手段で当該画像の符号化されたデータを伸長し、前記記憶手段を介して前記画像回転手段を用いて縦横回転を行った後、前記画像処理手段で変倍を含む画像処理を行う第一の経路又は、変倍後に前記画像処理手段で処理できる主走査幅の画像に対し、前記符号伸長手段で当該画像の符号化されたデータを伸長した後、前記画像転送手段を用いて直接前記画像処理手段に転送し、変倍を含む画像処理を行う第二の経路を選択し、選択した経路の動作を行わせることを特徴とする。
本発明は、圧縮、符号化された入力画像データを、拡大変倍が含まれる設定条件に従って、出力用画像データとして処理する出力画像処理方法であって、拡大変倍が設定された画像処理を行う際に、処理対象画像が画像処理部に必要な所定の主走査幅を拡大変倍後に超え、処理ができない画像であるか否かを判断し、処理ができないと判断した画像に対し、当該画像の符号化されたデータを伸長し、バッファとして機能する記憶手段を介して縦横の画像回転を行った後、前記画像処理部で拡大変倍を含む画像処理を行う第一の経路又は、処理ができると判断した画像に対し、当該画像の符号化されたデータを伸長した後、直接前記画像処理部に転送し、拡大変倍を含む画像処理を行う第二の経路を選択し、選択した経路の動作を実行することを特徴とする。
本発明によると、変倍が設定された処理対象画像が画像処理部で処理ができないサイズの画像であるか否かを判断し、処理できないと判断した画像について、縦横の画像回転を行った後、前記画像処理部で変倍を含む画像処理を行う第一の経路と、処理ができると判断した画像に対し、当該画像の符号化されたデータを伸長した後、直接画像処理部に転送し、拡大変倍を含む画像処理を行う第二の経路を選択し、選択した経路の動作を実行することで、画像出力のデータ処理を効率化し、資源の有効利用を実現できる。
本発明の画像形成装置に係る実施形態を以下に説明する。
以下に示す実施形態は、本発明の画像形成装置を複写機に適用した形態を示す。よって、この実施形態では、プロッタ出力に用いる画像データを生成するために入力されるデータとして、原稿画像をスキャナで読取ることにより入力されるデータとした例について説明する。なお、多機能機(MFP)に適用し、外部ホスト機からのプロッタ出力(印刷)要求を受け、入力される各種のデータを対象にする場合にも、同様の形態で実施することができる。
複写機において、スキャナ入力画像をプロッタ出力用画像に処理する際に、プロッタに依存する誤差補正処理や印刷条件として設定された変倍等の画像処理を行う。本実施形態では、この画像処理を行うために用いるラインバッファの容量が、A3縦方向のサイズに制限されている。
このように、ラインバッファを必要最小限の容量に制限すると、処理上問題となるのは、スキャナ入力時の原稿のサイズ及び向き、並びに変倍率の設定によっては、A3のサイズで出力をする場合でも、処理ができない場合が生じることである。
そこで、本実施形態では、出力がA3のサイズ以下であれば、条件を問わず出力できるようにすること、また、入力画像(拡大変倍を見込んだ画像)がラインバッファの容量であるA3縦方向のサイズの範囲に入る主走査幅を持つ画像であれば、出力画像処理にバッファとして用いるメモリ(以下、「バッファメモリ」ともいう)に必要最小限の容量を確保するだけで、高速に処理ができるようにすることを意図して構成する複写機のデータ処理系を示す。
以下に、上記の意図を持って構成する複写機のデータ処理系として、「実施形態1」〜「実施形態3」を示す。「実施形態1」は、基本形態であり、「実施形態2」は、実施形態1にさらに、出力用紙のサイズ及び縦横方向との整合を図るための処理過程を付加した形態を、また、「実施形態3」は、バッファメモリの容量を実行条件によってチェック可能とした形態を示す。
「実施形態1」
“実施形態1に係る複写機の概要”
図1は、本実施形態に係る複写機の概略構成を示すブロック図である。
図1におけるCPU(Central Processing Unit)21は、図示しないプログラムを格納するROM(Read Only Memory)及びメモリ22を制御下において、複写機全体を統合、制御するコントローラを構成する。よって、CPU21には、原稿をカラー読取りをするスキャナ11から画像入力を受ける画像入力/圧縮処理手段12と、圧縮された画像を伸長する画像伸長手段23と、変倍を含む出力画像を処理する画像処理手段25と、画像の回転処理を行う画像回転手段26と、用紙への印刷を行うプロッタ32へ画像出力を行う画像出力手段31が、バス41を介して接続される。また、画像転送手段24は、画像伸長手段23から画像処理手段25にバス42経由で直接画像を転送するための手段である。なお、CPU21の下にデータ処理をする上記の各手段は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成することができるが、ソフトウェアで構成することも可能である。
図1に示す複写機のデータ処理系は、コピーを要求するジョブを処理する際に、コントローラ(制御手段)によって、ページ単位でスキャナ11による画像入力からプロッタ32による用紙への印刷出力までの処理が管理される。
コピー要求時に、基本的には、次の過程を経てコピー出力処理を行う。即ち、入力過程では、スキャナ11による原稿読取りにより入力された画像を画像入力/圧縮処理手段12で各種の補正、調整を行い、正規化及び高画質化された画像データに圧縮処理を施した後、一旦バッファとして機能する記憶手段であるメモリ22に保持される。出力過程では、メモリ22に保持された圧縮データを画像伸長手段23で伸長し、圧縮前のデータに復元し、得られるデータに対し、画像処理手段25でプロッタ32に依存する誤差補正処理等の通常行う画像出力処理を行い、処理後の画像データをプロッタ32へ出力する画像出力手段31に送る。なお、画像転送手段24は、画像伸長手段23で復元されたデータを直ちに画像処理手段25で処理できる場合には、メモリ22を介することなく、この手段間で直接データを転送するために用いられる。
コピー要求に変倍が設定されると、プロッタ出力用の画像処理を行う画像処理手段25では、プロッタ32に依存する誤差補正処理等の通常行う画像出力処理に加え、設定された変倍等の画像処理を行う。
本実施形態では、印刷出力をA3のサイズの用紙に出力することを仕様とし、この出力処理を行うために、画像処理手段25で用いるラインバッファの容量を、A3用紙に出力するための最低限のサイズであるA3縦方向に必要な容量に決めている。このため、A3横方向のサイズを主走査幅として、画像処理手段25に入力しても、処理ができない。
そこで、A3のサイズの用紙に出力する際、入力する方向がA3横である場合には、画像処理手段25の前段で、処理が可能なA3縦方向を主走査とする方向に画像を定める回転処理を画像回転手段26によって行うようにする。
“処理経路の選択”
上記した画像回転処理の要、不要は、入力画像によって決まる。即ち、入力画像が、画像処理手段25のラインバッファの容量として決められているA3縦方向を超える主走査幅である場合にのみ、この画像回転を行う。なお、上記入力画像の主走査幅は、変倍が設定されている場合には、変倍後の主走査方向の長さである。
従って、入力画像の主走査幅を、原稿台にセットされた原稿の主走査方向の長さ及びユーザが設定した変倍率から求め、求めた変倍後の主走査幅が、A3縦方向に対応する主走査幅を超えるか、否かを判断し、超える場合には画像回転を必要とし、超えない場合には回転を不要とする。
この判断は、プロッタ出力処理を実行するときまでに行い、それぞれの判断に従い、プロッタ出力用データの処理経路を選択する。ここでは、画像回転処理を必要とし、画像回転手段26を通す経路を第一の経路、また、画像回転処理を不要とし、画像回転手段26を通さない経路を第二の経路とし、各経路のデータ処理について、以下に分説する。
“第一の経路”
第一の経路は、変倍後の入力画像の主走査幅が、画像処理手段25のラインバッファの容量を超え、画像回転処理を必要とし、画像回転手段26を通してデータ処理を行う経路である。
図2は、図1の構成において、画像回転を伴うデータ処理経路(第一の経路)を矢印で示す図である。また、図3は、第一の経路で行うデータ処理の具体例を説明する図である。
図2及び図3を参照して、第一の経路で行うデータ処理を説明する。なお、以下では、スキャナ入力画像をA4サイズの原稿とし、プロッタ出力をA3サイズの用紙とする拡大変倍が設定された場合を例に、図2の経路(1)〜(10)の順に処理を説明する。
経路(1):スキャナ11でA4縦を主走査方向にセットした原稿を読取り、入力された図3に示す入力画像Dを画像入力/圧縮処理手段12に送る。
経路(2):画像入力/圧縮処理手段12で入力画像Dを正規化及び高画質化し、さらに画像にデータ圧縮を掛け、圧縮後のデータを図3に示す符号データDとしてメモリ22に送る。
経路(3):メモリ22に一旦保持した符号データDは、後段で出力用の画像として処理するので、符号データDを入力画像に復元するために画像伸長手段23に送る。
経路(4):画像伸長手段23で符号データDを伸長し、図3に示す伸長後画像Dとしてメモリ22に送る。
経路(5):メモリ22に一旦保持した伸長後画像Dは、後段で出力用の画像として処理するが、ここではA3サイズの用紙とする拡大変倍が設定されており、図3に示す伸長後画像Dをそのまま主走査方向を変えないで、拡大変倍をすると、A3横方向となってしまい、画像処理手段25のラインバッファのA3縦方向の容量を超えてしまう。よって、伸長後画像Dを縦横回転するために画像回転手段26に送る。
経路(6):画像回転手段26で伸長後画像Dを縦横回転し、図3に示す縦横回転後画像Dとしてメモリ22に送る。
経路(7):メモリ22に一旦保持した縦横回転後画像Dは、出力用の画像として処理するために画像処理手段25に送る。
経路(8):画像処理手段25で縦横回転後画像Dをプロッタ32に依存する誤差補正処理等の通常行う画像出力処理に加え、設定されたA3サイズの用紙とする拡大変倍処理を行い、図3に示す画像処理後画像Dとしてメモリ22に送る。ここでは、前段の画像回転手段26による縦横回転処理で画像処理後画像Dの主走査方向はA3縦方向となっているので、画像処理手段25のラインバッファのA3縦方向の容量を超えることは無く、画像処理を行うことができる。また、ここでは、入力画像がカラーであるから、画像処理手段25で、入力RGB(各8ビット)を出力用のCMYK(各1ビット)に変換する。
経路(9):メモリ22に一旦保持した画像処理後画像Dは、プロッタ32で用いる出力画像Dを出力する画像出力手段31に送る。
経路(10):画像出力手段31を介してプロッタ32に出力画像Dを出力する。
“第二の経路”
第二の経路は、変倍後の入力画像の主走査幅が、画像処理手段25のラインバッファの容量を超えず、画像回転処理が不要であるから、画像回転手段26を通さずにデータ処理を行う経路である。
図4は、図1の構成において、画像回転が不要なデータ処理経路(第二の経路)を矢印で示す図である。また、図5は、第一の経路で行うデータ処理の具体例を説明する図である。
図4及び図5を参照して、第二の経路で行うデータ処理を説明する。なお、以下では、スキャナ入力画像を上記した第一の経路と同様にA4サイズの原稿とし、プロッタ出力をA3サイズの用紙とする拡大変倍が設定された場合を例に、図4の経路(1)〜(7)の順に処理を説明する。なお、上記した第一の経路とは、同じA4の原稿でも、セットする方向が、第二の経路では、A4横を主走査方向にし、A4縦にした場合と異なる。
経路(1):スキャナ11でA4横を主走査方向にセットした原稿を読取り、入力された図5に示す入力画像Dを画像入力/圧縮処理手段12に送る。
経路(2):画像入力/圧縮処理手段12で入力画像Dを正規化及び高画質化し、さらに画像にデータ圧縮を掛け、圧縮後のデータを図3に示す符号データDとしてメモリ22に送る。
経路(3):メモリ22に一旦保持した符号データDは、後段で出力用の画像として処理するので、符号データDを入力画像に復元するために画像伸長手段23に送る。
経路(4):画像伸長手段23で符号データDを伸長し、復元した画像は、後段で出力用の画像として処理し、そのときにA3サイズの用紙とする拡大変倍の設定に従い変倍処理を行うが、復元した伸長後画像D(入力画像D)をそのままA3に変倍しても、画像処理手段25のラインバッファのA3縦方向の容量を超えない。よって、上記した第一の経路のように、画像回転を行う経路の通すことなく、伸長後画像Dを画像転送手段24によって直接画像処理手段25に転送する。
経路(5):画像処理手段25で伸長後画像Dをプロッタ32に依存する誤差補正処理等の通常行う画像出力処理に加え、設定されたA3サイズの用紙とする拡大変倍処理を行い、図3に示す画像処理後画像Dとしてメモリ22に送る。なお、ここでは、入力画像がカラーであるから、画像処理手段25で、入力RGB(各8ビット)を出力用のCMYK(各1ビット)に変換する。
経路(6):メモリ22に一旦保持した画像処理後画像Dは、プロッタ32で用いる出力画像Dを出力する画像出力手段31に送る。
経路(7):画像出力手段31を介してプロッタ32に出力画像Dを出力する。
なお、上記した“第一の経路”及び“第二の経路”の説明では、A4原稿のスキャナ入力をA3用紙でプロッタ出力する例を示したが、この例は、単なる例示で、この経路の選択は、上述のように、変倍後の主走査幅が、A3縦方向に対応する主走査幅を超えるか、否かによる。
“出力データ処理の制御フロー”
次に、プロッタ出力時に上記した第一の経路及び第二の経路を選択し、実行するデータ処理の制御フローについて、図6を参照して説明する。なお、図6に示す制御フローは、複写機全体を制御するコントローラとして働くCPU21が、図示しないROMに格納したプログラムを駆動することによって実行される。
コントローラは、プロッタ出力が必要なコピー等の要求を受け、図6に示す制御フローを起動し、始めに、入力画像サイズと向き、並びに変倍率情報を取得する(ステップS101)。コントローラは、コピー等を要求するジョブに付属する各種の情報を管理し、管理情報をコピー処理に係る各処理手段を制御するために利用する。この管理情報には、ユーザが操作部を通して入力するコピー要求時の設定条件や複写機の動作に係る状態の変化を検知するセンサの検知情報等が含まれる。コントローラは、図6の制御フローの実行に必要な制御用情報を取得するために、スキャナ情報を取得する第一の制御用情報取得手段とプロッタ情報を取得する第二の制御用情報取得手段を有し、ステップS101では、スキャナ11の読取位置にセットされた原稿のサイズと向き並びにユーザが操作部を通して設定した変倍率情報を第一の制御用情報取得手段によって、メモリ22の管理情報を格納する領域から取得する。
次に、ステップS101で取得した入力画像サイズと向き、並びに変倍率に基づき、変倍後の入力画像の主走査幅(主走査長さ)を算出する(ステップS102)。変倍後の入力画像の主走査幅は、スキャナにセットした原稿の縦横どちらを主走査方向にしているかにより異なるので、原稿の縦、横のどちらを主走査方向にセットしているかを示す情報と、さらに、変倍率によっても処理すべき主走査幅が変わるので、これらの情報から、処理に必要な長さを計算する。
次に、画像処理手段25への入力画像が処理可能であるか否かをチェックするために、ステップS102で算出した変倍後の入力画像の主走査幅が、画像処理手段25のラインバッファの主走査幅を超えるか否かを判断する(ステップS103)。
ここで、変倍後の入力画像の主走査幅がラインバッファの主走査幅を超え、処理が可能ではないと判断された場合(ステップS104-YES)、第一の経路を選択する(ステップS105)。この第一の経路は、上記“第一の経路”にて説明した処理過程で画像出力動作を行うので、以下に示す処理フローに従って、この処理過程に係る各手段の動作を管理する。
画像出力のデータ処理の実行に先立ち、第一の経路で画像をハンドリングするために必要なメモリ領域をバッファとして用いるメモリ22に確保する(ステップS106)。このとき、必要なメモリ領域の大きさは、第一の制御用情報取得手段によって得るスキャナ情報と第二の制御用情報取得手段によって得るプロッタ情報から求める。即ち、スキャナ情報から読取原稿のサイズ、主走査幅が分かり、ライン分やページ分の入力データを保持するために必要なメモリ領域を求めることができる。また、プロッタ情報から用紙のサイズ、主走査幅が分かり、ライン分やページ分の出力データを保持するために必要なメモリ領域を求めることができる。
次いで、第一の経路で画像をハンドリングし、データ処理を行うために、この処理過程に係る手段において、必要な制御用データをレジスタに設定し、また、画像を転送するDMA(Direct Memory Access)転送に用いるディスクリプタを設定する(ステップS107)。上記のレジスタ設定は、第一の経路では、上記“第一の経路”にて説明した過程で画像出力のデータ処理を行うので、画像伸長手段23、データパス切り替え手段、画像回転手段26及び画像処理手段25に対して行う。
なお、上記データパス切り替え手段は、画像伸長手段23と画像処理手段25がそれぞれ内部に持ち、第一の経路と第二の経路の選択に伴い、転送路を切替える。第一の経路の場合、データパス切り替え手段は、バス41経由で転送し、画像伸長手段23と画像処理手段25間の転送をしない切り替え動作状態となる。また、上記DMA転送は、この実施形態では、メモリ22に記憶された画像を画像伸長手段23、画像回転手段26及び画像処理手段25それぞれにおける処理を経て、メモリ22に書き戻すパスに用いるので、この転送動作に必要なディスクリプタ(上記特許文献1、参照)を設定する。
ステップS106,S107を終えると、画像出力のデータ処理を実行する準備が整うので、第一の経路に従い、画像伸長手段23、データパス切り替え手段、画像回転手段26及び画像処理手段25を順に動作させてデータ処理を実行する(ステップS108)。
ステップS108で画像出力のデータ処理を行った後、この制御フローを終了する。
他方、ステップS104で、変倍後の入力画像の主走査幅が画像処理手段25のラインバッファの主走査幅を超えず、処理が可能であると判断された場合(ステップS104-NO)、第二の経路を選択する(ステップS111)。この第二の経路は、上記“第二の経路”にて説明した処理過程で画像出力動作を行うので、以下に示す処理フローに従って、この処理過程に係る各手段の動作を管理する。
画像出力のデータ処理の実行に先立ち、第二の経路で画像をハンドリングするために必要なメモリ領域をバッファとして用いるメモリ22に確保する(ステップS112)。このとき、必要なメモリ領域の大きさは、スキャナ情報とプロッタ情報から求める。なお、必要なメモリ領域は、上記ステップS106で行ったと同様に、求めることができる。
次いで、第二の経路で画像をハンドリングし、データ処理を行うために、この処理過程に係る手段において、必要な制御用データをレジスタに設定し、また、画像を転送するDMA転送に用いるディスクリプタを設定する(ステップS113)。上記のレジスタ設定は、第二の経路では、上記“第二の経路”にて説明した過程で画像出力のデータ処理を行うので、画像伸長手段23、データパス切り替え手段、画像転送手段24及び画像処理手段25に対して行う。
なお、第二の経路の場合、データパス切り替え手段は、バス42経由で転送し、画像伸長手段23と画像処理手段25間で直接転送を行う切り替え動作状態となる。つまり、メモリ22を介して転送は行わない。また、上記DMA転送は、この実施形態では、メモリ22に記憶された画像を画像伸長手段23及び画像処理手段25における処理を経て、メモリ22に書き戻すパスに用いるので、この転送動作に必要なディスクリプタを設定する。
ステップS112,S113を終えると、画像出力のデータ処理を実行する準備が整うので、第二の経路に従い、画像伸長手段23、データパス切り替え手段、画像転送手段24及び画像処理手段25を順に動作させてデータ処理を実行する(ステップS114)。
ステップS114で画像出力のデータ処理を行った後、この制御フローを終了する。
この実施形態によると、縦横比の異なる画像の長い方を主走査方向として入力したために、変倍後に画像処理手段25のラインバッファの主走査幅を超え、画像出力のデータ処理ができなくなる場合でも、予め画像回転手段26によって縦横回転し、該ラインバッファの主走査幅と同じ幅に限定し、処理を可能とする第一の経路を選択できるようにすることで、回路規模の増大を防ぎ、低コストのハードウェア構成による処理を実現することができる。また、画像回転をしなくても、画像処理手段25で処理できる範囲内の画像を処理する場合には、データ圧縮された画像を伸長する画像伸長手段23から画像処理手段25までをメモリ22を介さずに、画像転送手段24で直接データを転送する第二の経路を選択できるようにすることで、ファーストコピー速度の向上と、メモリ22へのアクセス量増加によるデータパスの混雑を回避することができ、処理を効率化し、資源を有効利用できる。
また、ソフトウェアによって、圧縮前の画像データの主走査及び副走査方向のサイズを記憶しておき、画像処理手段25によって拡大変倍等の処理が行われた場合に、画像処理手段25が処理可能な主走査幅で収まるか否かを判断し、判断に従い、画像出力処理のデータパスとして、第一又は第二の経路を正しく選択することができる。
「実施形態2」
この実施形態は、実施形態1において、出力用紙のサイズ及び縦横方向との整合を図るための処理を画像出力のデータ処理過程に付加した形態を示す。
“実施形態2に係る複写機の概要”
図7は、本実施形態に係る複写機の概略構成を示すブロック図である。
図7におけるCPU21は、図示しないプログラムを格納するROM及びメモリ22を制御下において、複写機全体を統合、制御するコントローラを構成する。よって、CPU21には、原稿を読取るスキャナ11から画像入力を受ける画像入力/圧縮処理手段12と、圧縮された画像を伸長する画像伸長手段23と、変倍を含む出力画像を処理する画像処理手段25と、画像の回転処理を行う画像回転手段(1)26と、画像の回転処理を行う画像回転手段(2)28と、用紙への印刷を行うプロッタ32へ画像出力を行う画像出力手段31が、バス41を介して接続される。また、CPU21には、スキャナ11に接続されたスキャナ入力情報取得手段15と、操作部51に接続された画像処理情報取得手段55と、プロッタ32に接続された出力用紙取得手段35が、バス43を介して接続される。また、画像転送手段24は、画像伸長手段23から画像処理手段25にバス42経由で直接画像を転送するための手段である。なお、CPU21の下にデータ処理をする上記の各手段は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成することができるが、ソフトウェアで構成することも可能である。
図7に示す複写機のデータ処理系は、コピーを要求するジョブを処理する際に、コントローラ(制御手段)によって、ページ単位でスキャナ11による画像入力からプロッタ32による用紙への印刷出力までの処理が管理される。
コピー要求時に、基本的には、次の過程を経てコピー出力処理を行う。即ち、入力過程では、スキャナ11による原稿読取りにより入力された画像を画像入力/圧縮処理手段12で各種の補正、調整を行い、正規化及び高画質化された画像データに圧縮処理を施した後、一旦メモリ22に保持される。出力過程では、メモリ22に保持された圧縮データを画像伸長手段23で伸長し、圧縮前のデータに復元し、得られるデータに対し、画像処理手段25でプロッタ32に依存する誤差補正処理等の通常行う画像出力処理を行い、処理後の画像データをプロッタ32へ出力する画像出力手段31に送る。なお、画像転送手段24は、画像伸長手段23で復元されたデータを直ちに画像処理手段25で処理できる場合には、メモリ22を介することなく、この手段間で直接データを転送するために用いられる。
コピー要求に変倍が設定されると、プロッタ出力用の画像処理を行う画像処理手段25では、プロッタ32に依存する誤差補正処理等の通常行う画像出力処理に加え、設定された変倍等の画像処理を行う。
本実施形態2では、印刷出力をA3のサイズの用紙に出力することを仕様とし、この出力処理を行うために、画像処理手段25で用いるラインバッファの容量を、A3用紙に出力するための最低限のサイズであるA3縦方向に必要な容量に決めている。このため、A3横方向のサイズを主走査幅として、画像処理手段25に入力しても、処理ができない。
そこで、A3のサイズの用紙に出力する際、入力する方向がA3横である場合には、画像処理手段25の前段で、処理が可能なA3縦方向を主走査とする方向に画像を定める回転処理を画像回転手段(1)26によって行うようにする。
また、どのサイズの用紙でもよいが、画像処理手段25で処理が可能なサイズの入力画像が処理後、画像出力手段31を経てプロッタ出力に用いられるが、出力画像の縦横が、出力用紙のセット方向と整合しない場合がある。この場合に、整合を図ることにより、プロッタ出力が可能になる。このため、画像処理手段25で処理された後の画像に対し、画像回転手段(2)28によって回転を行うことで、出力を可能とする。なお、この画像回転手段(2)28で処理する画像は、画像処理手段25で処理が可能なサイズの画像であるから、画像処理手段25の前段で用いる上記画像回転手段(1)26で処理される画像ではない。
“処理経路の選択”
上記画像回転手段(1)26による画像回転処理の要、不要は、入力画像によって決まる。即ち、入力画像が、画像処理手段25のラインバッファの容量として決められているA3縦方向を超える主走査幅である場合にのみ、この画像回転を行う。なお、上記入力画像の主走査幅は、変倍が設定されている場合には、変倍後の主走査方向の長さである。
従って、入力画像の主走査幅を、原稿台にセットされた原稿の主走査方向の長さ及びユーザが設定した変倍率から求め、求めた変倍後の主走査幅が、A3縦方向に対応する主走査幅を超えるか、否かを判断し、超える場合には画像回転を必要とし、超えない場合には回転を不要とする。
また、上記画像回転手段(2)28による画像回転処理の要、不要は、画像処理手段25によって処理された後の画像と出力用紙との関係によって決まる。これらの間に不整合がある場合、即ち縦横の関係が一致しない場合に、この画像回転を行うことで、整合を図ることができる。
この判断は、プロッタ出力処理を実行するときまでに行い、それぞれの判断に従い、プロッタ出力用データの処理経路を選択する。ここでは、画像回転手段(1)26による画像回転処理を必要とし、この処理を通す経路を第一の経路、また、画像回転手段(1)26による画像回転処理を不要とし、この処理を通さない経路を第二の経路とする。また、第二の経路を通した後、画像回転手段(2)28による画像回転処理を必要とする経路がさらに加わる。以下に、各経路のデータ処理について説明する。
“第一の経路”
第一の経路は、変倍後の入力画像の主走査幅が、画像処理手段25のラインバッファの容量を超え、画像回転処理を必要とし、画像回転手段(1)26を通してデータ処理を行う経路である。
図8は、図7の構成において、画像回転手段(1)26による画像回転を伴うデータ処理経路(第一の経路)を矢印で示す図である。
なお、図8に示すデータ処理経路(第一の経路)は、上記した「実施形態1」において、図2及び図3を参照し説明した“第一の経路”と同じである。よって、上記「実施形態1」における“第一の経路”の説明を参照することとし、ここでは記載を省略する。ただし、上記“第一の経路”の説明における画像回転手段26を画像回転手段(1)26と読み替える。
“第二の経路”
第二の経路は、変倍後の入力画像の主走査幅が、画像処理手段25のラインバッファの容量を超えず、画像回転処理が不要であるから、画像回転手段(1)26を通さずにデータ処理を行う経路である。また、この経路では、画像処理手段25で処理した後の画像に対し、必要な場合に画像回転手段(2)28を通すことで画像回転を行うことで、用紙の縦横方向と整合させ、出力を可能とする。
図9は、図7の構成において、画像回転手段(1)26による画像回転が不要であり、画像回転手段(2)28による画像回転が必要な場合のデータ処理経路(第二の経路)を矢印で示す図である。また、図10は、第二の経路で行うデータ処理の具体例を説明する図である。
図9及び図10を参照して、第二の経路で行うデータ処理を説明する。なお、以下では、スキャナ入力画像をA4サイズの原稿とし、プロッタ出力をA4サイズの用紙とする等倍の設定がなされた場合を例に、図4の経路(1)〜(9)の順に処理を説明する。
経路(1):スキャナ11でA4縦を主走査方向にセットした原稿を読取り、入力された図10に示す入力画像Dを画像入力/圧縮処理手段12に送る。
経路(2):画像入力/圧縮処理手段12で入力画像Dを正規化及び高画質化し、さらに画像にデータ圧縮を掛け、圧縮後のデータを図10に示す符号データDとしてメモリ22に送る。
経路(3):メモリ22に一旦保持した符号データDは、後段で出力用の画像として処理するので、符号データDを入力画像に復元するために画像伸長手段23に送る。
経路(4):画像伸長手段23で符号データDを伸長し、復元した伸長後画像D(入力画像D)の主走査幅は、画像処理手段25のラインバッファのA3縦方向の容量を超えない。よって、上記した第一の経路のように、画像回転を行う経路の通すことなく、伸長後画像Dを画像転送手段24によって直接画像処理手段25に転送する。
経路(5):画像処理手段25で伸長後画像Dをプロッタ32に依存する誤差補正処理やカラー画像に対する入力RGBから出力用のCMYKへの変換等の通常行う画像出力処理を行い、図10に示す画像処理後画像Dとしてメモリ22に送る。
経路(6):メモリ22に一旦保持した画像処理後画像Dは、プロッタ32で用いる出力用紙のセット方向と整合しないと、出力ができない。整合していなければ、画像処理後画像Dと出力用紙のセット方向を一致させるために、画像回転手段(2)28に送る。
経路(7):画像回転手段(2)28で画像処理後画像Dを縦横回転し、出力用紙のセット方向と整合させ、図10に示す縦横回転後画像Dとしてメモリ22に送る。
経路(8):メモリ22に書き戻した縦横回転後画像Dは、プロッタ32で用いる出力画像Dを出力する画像出力手段31に送る。
経路(9):画像出力手段31を介してプロッタ32に出力画像Dを出力する。
“出力データ処理の制御フロー”
次に、プロッタ出力時に上記した第一の経路及び第二の経路を選択し、実行するデータ処理の制御フローについて、図11を参照して説明する。なお、図11に示す制御フローは、複写機全体を制御するコントローラとして働くCPU21が、図示しないROMに格納したプログラムを駆動することによって実行される。
コントローラは、プロッタ出力が必要なコピー等の要求を受け、図11に示す制御フローを起動し、始めに、入力画像サイズと向き等のスキャナ情報を取得し(ステップS201)、また、変倍率等の画像処理情報を取得する(ステップS202)。
コントローラは、コピー等を要求するジョブに付属する各種の情報を管理し、管理情報をコピー処理に係る各処理手段を制御するために利用する。この管理情報には、ユーザが操作部51を通して入力するコピー要求時の設定条件や複写機の動作に係る状態の変化を検知するセンサの検知情報等が含まれる。図11の制御フローを実行するために必要な制御用情報の取得手段として、スキャナ入力情報取得手段15、画像処理情報取得手段55及び出力用紙取得手段35を有し、コントローラは、ステップS201では、スキャナ11の読取位置にセットされた原稿のサイズと向きをスキャナ入力情報取得手段15によって取得し、また、ユーザが操作手段を通して設定した変倍率情報を、メモリ22の管理情報を格納する領域から取得する。
次に、ステップS201,S202で取得した入力画像サイズと向き、並びに変倍率に基づき、変倍後の入力画像の主走査幅(主走査長さ)を算出する(ステップS203)。変倍後の入力画像の主走査幅は、スキャナにセットした原稿の縦横どちらを主走査方向にしているかにより異なるので、原稿の縦、横のどちらを主走査方向にセットしているかを示す情報と、さらに、変倍率によっても処理すべき主走査幅が変わるので、これらの情報から、処理に必要な長さを計算する。
また、コントローラは、出力用紙取得手段35によって、プロッタ32で用いる用紙を入れたトレイに用意されている用紙のサイズ及びセット方向等のプロッタ情報を取得し(ステップS204)、取得したプロッタ情報及びユーザの要求をもとに、最適なトレイ、即ち、用紙サイズとセット方向を選択する(ステップS205)。ただ、セット方向については、一致しなくても、サイズの合う給紙トレイがあれば、最適なトレイとして選択をする。
次に、ステップS201で取得した入力画像の向きに対し、ステップS205で選択したトレイの用紙の向きの整合をチェックし、縦横の画像回転が必要であるか否かを判断する(ステップS206)。このステップでは、例えば、通常のA3サイズ用紙を最大とする複写機の場合、A3縦を主走査幅としてプロッタ出力はできるが、A3横は出力できないので、出力を可能とするために画像回転が必要であるか否かの判断をする。A3出力の例では、ユーザがA4横で原稿をスキャナ11にセットして画像入力をし、A3への拡大変倍を指示した場合、用紙トレイもプロッタもA3横に対応していないので、画像回転を行ってA3縦にしないと、出力ができない。なお、例示したA3への拡大変倍に限らず、入力画像と出力用紙の間でサイズを合わせた上、このステップで縦横の関係の整合をチェックし、画像回転が必要であるか否かの判断をする。
ここで、画像回転が必要であると判断した場合(ステップS207-YES)、画像処理手段25への入力画像が処理可能であるか否かをチェックするために、ステップS203で算出した変倍後の入力画像の主走査幅が、画像処理手段25のラインバッファの主走査幅を超えるか否かを判断する(ステップS208)。
この判断の結果、変倍後の入力画像の主走査幅がラインバッファの主走査幅を超え、処理が可能ではないと判断された場合(ステップS209-YES)、第一の経路を選択する(ステップS210)。この第一の経路は、上記“第一の経路”にて説明した処理過程で画像出力動作を行うので、以下に示す処理フローに従って、この処理過程に係る各手段の動作を管理する。
画像出力のデータ処理の実行に先立ち、第一の経路で画像をハンドリングするために必要なメモリ領域をバッファとして用いるメモリ22に確保する(ステップS211)。このとき、必要なメモリ領域の大きさは、スキャナ情報とプロッタ情報から求める。即ち、スキャナ情報から読取原稿のサイズ、主走査幅が分かり、ライン分やページ分の入力データを保持するために必要なメモリ領域を求めることができる。また、プロッタ情報から用紙のサイズ、主走査幅が分かり、ライン分やページ分の出力データを保持するために必要なメモリ領域を求めることができる。
次いで、第一の経路で画像をハンドリングし、データ処理を行うために、この処理過程に係る手段において、必要な制御用データをレジスタに設定し、また、画像を転送するDMA転送に用いるディスクリプタを設定する(ステップS212)。上記のレジスタ設定は、第一の経路では、上記“第一の経路”にて説明した過程で画像出力のデータ処理を行うので、画像伸長手段23、データパス切り替え手段、画像回転手段(1)26及び画像処理手段25に対して行う。
なお、上記データパス切り替え手段は、画像伸長手段23と画像処理手段25がそれぞれ内部に持ち、第一の経路と第二の経路の選択に伴い、転送路を切替える。第一の経路の場合、データパス切り替え手段は、バス41経由で画像をメモリ22に転送し、画像伸長手段23と画像処理手段25間で直接、画像転送をしない切り替え動作状態となる。また、上記DMA転送は、この実施形態では、メモリ22に記憶された画像を画像伸長手段23、画像回転手段(1)26及び画像処理手段25それぞれにおける処理を経て、メモリ22に書き戻すパスに用いるので、この転送動作に必要なディスクリプタ(上記特許文献1、参照)を設定する。
ステップS211,S212を終えると、画像出力のデータ処理を実行する準備が整うので、第一の経路に従い、画像伸長手段23、データパス切り替え手段、画像回転手段(1)26及び画像処理手段25を順に動作させてデータ処理を実行する(ステップS213)。
ステップS213で画像出力のデータ処理を行った後、この制御フローを終了する。
他方、ステップS209で、変倍後の入力画像の主走査幅が画像処理手段25のラインバッファの主走査幅を超えず、処理が可能であると判断された場合(ステップS209-NO)、第二の経路を選択する(ステップS231)。この第二の経路は、上記“第二の経路”にて説明した画像回転を伴う処理過程で画像出力動作を行う。つまり、画像処理手段25で処理した後の画像に対し、画像回転手段(2)28を通すことで画像回転を行う動作を伴う。よって、以下に示す処理フローに従って、この処理過程に係る各手段の動作を管理する。
画像出力のデータ処理の実行に先立ち、第二の経路で画像をハンドリングするために必要なメモリ領域をバッファとして用いるメモリ22に確保する(ステップS232)。このとき、必要なメモリ領域の大きさは、スキャナ情報とプロッタ情報から求める。なお、必要なメモリ領域は、上記ステップS211で行ったと同様に、求めることができる。
次いで、第二の経路で画像をハンドリングし、データ処理を行うために、この処理過程に係る手段において、必要な制御用データをレジスタに設定し、また、画像を転送するDMA転送に用いるディスクリプタを設定する(ステップS233)。上記のレジスタ設定は、第二の経路では、上記“第二の経路”にて説明した過程で画像出力のデータ処理を行うので、画像伸長手段23、データパス切り替え手段、画像転送手段24、画像処理手段25及び画像回転手段(2)28に対して行う。
なお、第二の経路の場合、データパス切り替え手段は、バス42経由で転送し、画像伸長手段23と画像処理手段25間で直接転送を行う切り替え動作状態となる。つまり、メモリ22を介して転送は行わない。また、上記DMA転送は、この実施形態では、メモリ22に記憶された画像を画像伸長手段23、画像処理手段25及び画像回転手段(2)28における処理を経て、メモリ22に書き戻すパスに用いるので、この転送動作に必要なディスクリプタを設定する。
ステップS232,S233を終えると、画像出力のデータ処理を実行する準備が整うので、第二の経路に従い、画像伸長手段23、データパス切り替え手段、画像転送手段24、画像処理手段25及び画像回転手段(2)28を順に動作させてデータ処理を実行する(ステップS234)。
ステップS234で画像出力のデータ処理を行った後、この制御フローを終了する。
また、ステップS206で画像回転が必要ではないと判断した場合(ステップS207-NO)、第二の経路を選択する(ステップS221)。この第二の経路は、上記“第二の経路”にて説明した処理過程で画像出力動作を行う。ただし、この場合には、画像回転手段(2)28による画像回転は不要であるから、この動作は行わない。
よって、以下に示す処理フローに従って、この処理過程に係る各手段の動作を管理する。
画像出力のデータ処理の実行に先立ち、第二の経路で画像をハンドリングするために必要なメモリ領域をバッファとして用いるメモリ22に確保する(ステップS222)。このとき、必要なメモリ領域の大きさは、スキャナ情報とプロッタ情報から求める。なお、必要なメモリ領域は、上記ステップS211で行ったと同様に、求めることができる。
次いで、第二の経路で画像をハンドリングし、データ処理を行うために、この処理過程に係る手段において、必要な制御用データをレジスタに設定し、また、画像を転送するDMA転送に用いるディスクリプタを設定する(ステップS223)。上記のレジスタ設定は、画像回転手段(2)28による画像回転を除き、上記“第二の経路”にて説明した過程で画像出力のデータ処理を行うので、画像伸長手段23、データパス切り替え手段、画像転送手段24及び画像処理手段25に対して行う。
なお、第二の経路の場合、データパス切り替え手段は、バス42経由で転送し、画像伸長手段23と画像処理手段25間で直接転送を行う切り替え動作状態となる。つまり、メモリ22を介して転送は行わない。また、上記DMA転送は、この実施形態では、メモリ22に記憶された画像を画像伸長手段23及び画像処理手段25における処理を経て、メモリ22に書き戻すパスに用いるので、この転送動作に必要なディスクリプタを設定する。
ステップS222,S223を終えると、画像出力のデータ処理を実行する準備が整うので、第二の経路に従い、画像伸長手段23、データパス切り替え手段、画像転送手段24及び画像処理手段25を順に動作させてデータ処理を実行する(ステップS224)。
ステップS224で画像出力のデータ処理を行った後、この制御フローを終了する。
この実施形態によると、画像処理手段25による処理後の画像に対し、出力用紙に整合させる画像回転処理を行うことで、画像処理手段25による拡大変倍等の処理で画像処理が不可能な主走査幅になってしまう特殊な場合以外は、メモリ22へのアクセスを混雑させることなく、高速に出力用紙の向きに合わせた画像回転処理を行うことが可能になる。
また、ソフトウェアによって、第一又は第二の経路を正しく選択するとともに、第二の経路において、出力用紙の向きに合わせた画像回転処理の要、不要を切り分けて動作させることで、適正な動作を行わせることができる。
「実施形態3」
この実施形態は、第一の経路を通すのに必要なバッファメモリの容量を実行条件によりチェックする機能を上記実施形態1又は2に付加した実施形態を示す。
異なる性能の機種に対して共通のプラットフォームを用いる際、機種のコストに合わせてメインメモリ(上記実施形態のメモリ22に当たる)の容量を選択する、という方法が採られる。低コストの機種でメモリ22を最低限の容量に抑えると、上記各実施形態において、第一の経路における画像処理手段25の前段で行う画像回転の処理に用いるメモリ容量が不足する可能性がある。
図12は、(A)第一の経路と(B)第二の経路においてメモリ22を使用するデータのメモリ量を示す図である。なお、図12の(A)第一の経路は、図8と同様の経路を示し、図12の(B)第二の経路は図9と同様の経路を示している。
図12のメモリ22に画像データと必要なメモリ量の数値の例を示すように、図12の(B)における第二の経路でデータ処理を行う場合には、画像処理手段25の後段で、画像回転手段(2)28により画像回転を行うので、CMYK(1ビット)のページ画像データをハンドリングするためのメモリ領域ですみ、メモリ容量が不足する可能性は少ない。他方、図12の(A)における第一の経路でデータ処理を行う場合には、画像処理手段25の前段で、画像回転手段(1)26により画像回転を行うので、RGB(8ビット)のページ画像データをハンドリングするので、メモリ領域を多くとらなければならないので、メモリ容量が不足する可能性が高い。
そこで、この実施形態では、第一の経路のデータ処理が可能なメモリ領域の存在をチェックする機能及びメモリ領域が確保できる実行条件をユーザに示す機能の付加により、メモリ22の容量不足に適切に対応する動作を行わせる。
ここでは、ソフトウェアの処理で、まず、第一の経路のデータ処理が可能なメモリ領域があるか否かをチェックする機能により、適応する方法をとる。具体的には、上記各実施形態で示した制御フローにおいて、第一の経路によるデータ処理が選択される場合に、データ処理を実行するためのメモリ量がメモリ22に確保できるか否かをチェックし、できないときには、処理を中断し、不適切な出力が行われることを防止する。
図13は、この実施形態におけるデータ処理の制御フロー図である。
図13に示す制御フローは、プロッタ出力時に第一の経路及び第二の経路を選択し、実行するデータ処理の制御フローで、基本的な処理経路の選択処理は、上記実施形態2に示した制御フロー(図11)と変わらず、第一の経路によるデータ処理が選択される場合に、データ処理を実行するためのメモリ量がメモリ22に確保できるか否かをチェックするステップを付加した点のみ異なる。
このメモリ量をチェックするステップは、図13中のステップS310及びステップS341であり、これ以外は、図11の制御フローと同じである。従って、この実施形態で付加したステップ以外については、上記の説明を参照することとし、ここでは記載を省略する。
図13の制御フローにおいて、ステップ308で変倍後の入力画像の主走査幅が、画像処理手段25のラインバッファの主走査幅を超えるか否かを判断した結果、変倍後の入力画像の主走査幅がラインバッファの主走査幅を超え、処理が可能ではないと判断された場合(ステップS309-YES)、第一の経路によるデータ処理を選択するが、第一の経路の処理を実行する前に、第一の経路を選択可能なメモリ領域がメモリ22に確保でき、実行条件が満たされるか否かをチェックする(ステップS310)。この実行条件は、第一の経路が選択可能なメモリ領域として、図12(A)の第一の経路に示した、符号データD、入力画像を復元した伸長後画像D、画像回転を行った縦横回転後画像D及び画像処理後画像D、を記憶するために必要な最大メモリ容量を算出し、得たメモリ容量が、メモリ22に確保できるか否かの判断をする。
ここで、算出した最大メモリ容量をメモリ22に確保できれば(ステップS310-YES)、第一の経路を選択し、この経路による処理を実行するステップS311以降のステップに進む。なお、ステップS311以降のステップは、図11のステップS210以降のステップと同じである。
他方、算出した最大メモリ容量をメモリ22に確保できなければ(ステップS310-NO)処理を中断し(ステップS341)、この制御フローを終了する。
なお、処理を中断するときに、操作部51を通じてジョブを指示して処理を待つユーザに対し、例えば“A4横で読取った画像のA3への拡大変倍機能が使用できない”旨の警告を、中断に付随する処理として行う。
上記のように、第一の経路を通すのに必要なメモリ22の容量を実行条件によりチェックする機能を備えたことで、共通のハードウェア構成のまま、低価格の機種では最低限のメモリを搭載することで、画像処理手段25で処理が出来ない主走査幅の画像を出力する機能を削って低コストを実現し、高機能の機種では必要十分な容量のメモリを搭載することで、画像処理手段25の前段でメモリを介して入力画像を回転することで、そのままでは画像処理手段25で処理できない主走査幅の画像も出力を可能とし、高機能化の実現ができる。
ところで、上記した図13の制御フローによると、メモリ22の容量が不足する場合に、データ処理の中断で対応する制御を行う際に、設定の変更を考慮すること無く処理を中断させるので、変倍率を変更しても、出力したいと思うユーザにとって、サービスができない。
そこで、操作部51でユーザがコピーの処理条件を設定する際、或いは上記した図13の制御フローでデータ処理の中断時に、操作部51から中断の警告を行う際に、ユーザによる変倍率の設定操作を支援し、ユーザの要求に応えることができようにする。
図14は、変倍率を設定する操作を支援する操作部51の制御に係るフロー図である。
コントローラは、ユーザが操作部51を通してコピーの処理条件の設定が可能な状態にある期間に、図14に示す制御フローを起動し、始めに、入力画像サイズと向き等のスキャナ情報を取得する(ステップS401)。
次いで、取得したスキャナ情報から得られる入力画像の主走査幅と画像処理手段25で用いるラインバッファの長さとの関係から、画像処理手段25で処理可能な変倍率を計算する(ステップS402)。このとき、処理可能な変倍率を最大値から操作部51で扱える適当な数値間隔で複数点とる。
次に、第一の経路を選択可能なメモリ領域がメモリ22に確保できるか否かをステップS402で求めた複数点の処理可能な変倍率について、それぞれ確認する(ステップS403)。
確認の結果、メモリ22にメモリ領域が確保できない変倍率である場合(ステップS403-NO)、その変倍率以上の変倍率について、操作部51で設定ができないように制限をする(ステップS405)。設定ができないように制限する方法としては、設定できない変倍率の選択ボタンの表示を止めるか、又は選択ボタンをグレーアウトするなどボタン操作を無効化する方法を採る。このようにすることで、設定を禁止し、禁止した状態であることが分かるようにすることができる。
他方、メモリ領域がメモリ22に確保できる変倍率である場合(ステップS403-YES)、その変倍率以下の変倍率の範囲について、制限をせず、操作部51で設定ができるようにする(ステップS404)。
上記のように、処理の中断を起こさない変倍率の設定操作を支援する機能を備えるようにしたことで、処理が可能な変倍率の範囲を示すことで入力操作をし易くし、処理ができない変倍率を操作部に表示して、ユーザを混乱させることが防げる。
本発明の実施形態1に係る複写機の概略構成を示すブロック図である。 図1のデータ処理系の構成において、画像回転を伴う処理経路(第一の経路)を矢印で示す図である。 第一の経路(図2)で行うデータ処理の具体例を説明する図である。 図1のデータ処理系の構成において、画像回転を伴わない処理経路(第二の経路)を矢印で示す図である。 第二の経路(図4)で行うデータ処理の具体例を説明する図である。 プロッタ出力時に第一の経路及び第二の経路を選択し、実行するデータ処理の制御フロー図(実施形態1)である。 本発明の実施形態2に係る複写機の概略構成を示すブロック図である。 図7のデータ処理系の構成において、画像回転を伴う処理経路(第一の経路)を矢印で示す図である。 図7のデータ処理系の構成において、画像回転を伴わない処理経路(第二の経路)を矢印で示す図である。 第二の経路(図9)で行うデータ処理の具体例を説明する図である。 プロッタ出力時に第一の経路及び第二の経路を選択し、実行するデータ処理の制御フロー図(実施形態2)である。 プロッタ出力データの処理経路である、第一の経路(A)、第二の経路(B)におけるメモリを使用するデータ量を示す図である。 プロッタ出力時に第一の経路及び第二の経路を選択し、実行するデータ処理の制御フロー図(実施形態3)である。 処理を中断させるメモリの容量不足に対応する操作部の制御に係るフロー図である。
符号の説明
11・・スキャナ、12・・画像入力/圧縮処理手段、21・・CPU(Central Processing Unit)、22・・メモリ、23・・画像伸長手段、24・・画像転送手段、25・・画像処理手段、26・・画像回転手段,画像回転手段(1)、28・・画像回転手段(2)、31・・画像出力手段、32・・プロッタ。

Claims (11)

  1. 処理対象の入力画像を、圧縮、符号化された入力画像データに処理する画像入力/圧縮処理手段と、
    前記画像入力/圧縮処理手段により処理された圧縮、符号化された入力画像データを伸長する符号伸長手段と、
    前記符号伸長手段により伸長された入力画像データを出力用画像データとして加工処理する画像処理手段と、
    前記符号伸長手段によって伸長された後の画像を縦横に回転させる画像回転手段と、
    入力画像が出力用画像に処理される過程で、処理対象となる画像データに対し、バッファとして機能する記憶手段と、
    前記符号伸長手段から前記画像処理手段へ直接画像データを転送する画像転送手段と、
    入力画像を設定条件に従って処理し、出力用画像として出力するために、前記各手段を動作させる制御手段を有する画像形成装置であって、
    前記画像処理手段は、画像を変倍処理する手段を備え、
    前記制御手段は、変倍が設定された画像処理を行う際に、変倍後に前記画像処理手段で処理できない主走査幅となる画像に対し、前記符号伸長手段で当該画像の符号化されたデータを伸長し、前記記憶手段を介して前記画像回転手段を用いて縦横回転を行った後、前記画像処理手段で変倍を含む画像処理を行う第一の経路又は、変倍後に前記画像処理手段で処理できる主走査幅の画像に対し、前記符号伸長手段で当該画像の符号化されたデータを伸長した後、前記画像転送手段を用いて直接前記画像処理手段に転送し、変倍を含む画像処理を行う第二の経路を選択し、選択した経路の動作を行わせることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載された画像形成装置において、
    入力画像を処理し、出力用画像として出力する過程で制御に用いる情報として、入力画像の主走査方向の長さ及び設定された画像変倍率を取得する第一の制御用情報取得手段を有し、
    前記制御手段は、前記第一の経路又は第二の経路のいずれかを選択するために、前記第一の制御用情報取得手段によって取得された入力画像の主走査方向の長さ及び設定された画像変倍率に基づき、画像変倍後に前記画像処理手段で処理できない主走査幅となる画像であるか、否かを判断することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載された画像形成装置において、
    入力画像を処理し、出力用画像として出力する過程で制御に用いる情報として、出力用紙のサイズ及び縦横方向の各情報を取得する第二の制御用情報取得手段と、
    前記画像処理手段により処理された後の画像に対し、縦横回転処理を行う処理後画像回転手段を有し、
    前記制御手段は、前記第二の経路を選択した画像に対し、前記第二の制御用情報取得手段によって取得された出力用紙のサイズ及び縦横方向に基づき、前記画像処理手段で処理された画像データに前記処理後画像回転手段を適用し、該出力用紙と整合させるようにする処理経路の動作を行わせることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載された画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記第一の経路を選択する際に、当該経路の動作を行わせるために用いる前記記憶手段の容量を実行条件として確認し、実行条件を満たさない場合に、実行を中止することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載された画像形成装置において、
    表示部を持つ操作手段を前記制御手段の制御下に有し、
    前記制御手段は、前記実行条件を満たさない場合に、前記表示部により、実行できない旨を知らせるとともに、実行キーの操作を無効化することを特徴とする画像形成装置。
  6. 圧縮、符号化された入力画像データを、拡大変倍が含まれる設定条件に従って、出力用画像データとして処理する出力画像処理方法であって、
    拡大変倍が設定された画像処理を行う際に、処理対象画像が画像処理部に必要な所定の主走査幅を拡大変倍後に超え、処理ができない画像であるか否かを判断し、
    処理ができないと判断した画像に対し、当該画像の符号化されたデータを伸長し、バッファとして機能する記憶手段を介して縦横の画像回転を行った後、前記画像処理部で拡大変倍を含む画像処理を行う第一の経路又は、
    処理ができると判断した画像に対し、当該画像の符号化されたデータを伸長した後、直接前記画像処理部に転送し、拡大変倍を含む画像処理を行う第二の経路を選択し、選択した経路の動作を実行することを特徴とする出力画像処理方法。
  7. 請求項6に記載された出力画像処理方法において、
    入力画像を出力用画像データとして処理する過程で動作の制御に用いる情報として、入力画像の主走査方向の長さ及び設定された画像変倍率を取得し、
    前記第一の経路又は第二の経路のいずれかを選択するために、取得した入力画像の主走査方向の長さ及び設定された画像変倍率に基づき、画像変倍後に前記画像処理部で処理できない主走査幅となる画像であるか、否かを判断することを特徴とする出力画像処理方法。
  8. 請求項6又は7に記載された出力画像処理方法において、
    入力画像を出力用画像データとして処理する過程で動作の制御に用いる情報として、出力用紙のサイズ及び縦横方向の各情報を取得し、
    前記第二の経路を選択した画像に対し、取得した出力用紙のサイズ及び縦横方向との整合を図るために、前記画像処理部で処理された画像データに縦横回転処理を適用することを特徴とする出力画像処理方法。
  9. 請求項6乃至8のいずれかに記載された出力画像処理方法において、
    前記第一の経路を選択する際に、当該経路の動作を行わせるために用いる前記記憶手段の容量を実行条件として確認し、実行条件を満たさない場合に、実行を中止することを特徴とする出力画像処理方法。
  10. コンピュータを請求項1乃至5のいずれかに記載された画像形成装置における前記制御手段として機能させるためのプログラム。
  11. 請求項10に記載されたプログラムをコンピュータ読取り可能に記録した記録媒体。
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