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JP4903366B2 - 情報表示装置及びその制御方法並びに情報表示プログラム - Google Patents
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JP4903366B2 - 情報表示装置及びその制御方法並びに情報表示プログラム - Google Patents

情報表示装置及びその制御方法並びに情報表示プログラム Download PDF

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Description

ページ単位に画面表示を行う情報表示装置及びその制御方法に係り、特に、バッファ制御を効率的に行うことにより、より多様で高速なページ表示を可能とした情報表示装置及びその制御方法並びに情報表示プログラムに関する。
近年、情報表示装置の性能向上に伴い、より多様な情報表示を求めて、文書表示等に関する技術が複雑化してきている。例えば、本来表示すべき文書内容を示すテキストデータに加えて、フォントの形状、大きさ、色などの文字の書式や、背景や挿絵などの画像の追加表示などを示す補助情報を含む複合文書データが広く使われるようになってきている。
現在、複合文書デ−タの表示装置として広く使われているのは、汎用パ−ソナルコンピュータにブラウザと呼ばれる複合文書表示プログラムを組み込んだものである。該コンピュータにおいては、高性能なマイクロプロセッサとグラフィックスアクセラレータを搭載しているため、複雑な複合文書データでも快適な表示が得られている。
一方、近年における携帯情報機器の普及に伴い、携帯情報機器でも快適に複合文書データの表示を行いたいという需要が生まれてきている。
従来より、各種情報表示装置の最終段階では、点の濃度や色を示す画素データの集合(ラスタライズ画像)として表示データを構成し、その表示データをディスプレイに転送することによって、実際の表示を行うという手法が用いられている。これらは、非特許文献1に示す如くの従来からのメモリ制御方法を用いて実現されている。
Microsoft Corporation,「MicrosoftWindows NT Workstation 4.0リソースキット」,株式会社アスキー,1997年4月11日,第1版第2刷,p.352-353
しかしながら、非特許文献1に示す如くの従来からのメモリ制御方法からなる上記複合文書表示プログラムにて、携帯情報機器を動作させ複合文書データを表示しようとした場合には、表示動作が非常に遅くなるという問題があった。このような問題は、高性能な汎用パーソナルコンピュータ上で動作させているときには表面化しなかったものの、相対的に処理性能が低い携帯情報機器上で動作させると、使用者から見て快適とは言い難い状況に陥ることとなる。
そこで、本発明の課題は、携帯情報機器上において、複合文書データの表示を高速に行い得る情報表示装置及びその制御方法を提供することにある。
以上の課題を解決するため、本発明の情報表示装置は、表示対象となる表示データを記憶可能なメモリ(例えば、図1の記憶装置3)と、該メモリ内の所定領域に前記表示データを書き込む書き込み手段(例えば、図1の描画部5)と、前記所定領域に書き込まれた前記表示データを読み出して、表示単位であるページ毎にディスプレイに表示させる表示制御手段(例えば、図1の表示部6)と、オペレーティングシステムのメモリ管理機能に対応するメモリ管理を行うメモリ管理手段(例えば、図2のメモリ管理モジュール10a)とを含み、前記メモリ管理手段によって前記メモリ上に確保されたシステム領域(例えば、図3におけるメモリ管理モジュールの管理領域)に、ヒープ領域を形成して処理を行う情報表示装置であって、前記メモリ上のシステム領域外に、前記表示データを記憶するための専用領域(例えば、図3におけるページ管理モジュールの管理領域)を確保し、該専用領域に、前記ページ毎の表示データの記憶領域であるページバッファを形成するページバッファ管理手段(例えば、図2のページ管理モジュール11c)をさらに含み、前記書き込み手段および表示制御手段は、前記専用領域にアクセス可能に構成され、前記書き込み手段は、前記専用領域内の所定ページバッファに前記表示データを書き込み、前記表示制御手段は、前記専用領域内の所定ページバッファに書き込まれた前記表示データを読み出して、前記ディスプレイに表示させることを特徴とする。
ここで、メモリ管理手段は、汎用のオペレーティングシステムが有するメモリ管理機能と同様のメモリ管理を行うものであり、オペレーティングシステムのメモリ管理機能や、アプリケーションプログラムによって実現されるメモリ管理機能によって実現することが可能である。
このような構成により、ページの概念を持つ表示装置において、メモリの空き領域を効率よくページバッファとして利用することができるようになり、複合文書データの表示を高速に行うことが可能となる。その結果、使用者は一度表示させたページを高速に呼び出すことができるようになり、快適な使用感を得られるようになる。
また、本発明は、前記システム領域が、前記メモリにおける上位アドレス側から確保され、前記専用領域は、前記メモリにおける下位アドレス側から確保されることを特徴とする。
このような構成により、システム領域と専用領域とが重複する事態を極力避けることができ、メモリ領域を効率的に使用することが可能となる。
なお、システム領域および専用領域は、メモリにおける具体的なアドレスを問題とせず、論理的に上位および下位と割り当てられているアドレスにそれぞれの領域を確保することが可能である。
また、本発明は、前記ページバッファの容量が、前記表示データ1ページ分のラスタライズ画像のデータ量に応じた固定値とされていることを特徴とする。
また、本発明は、前記書き込み手段の書き込み対象である前記表示データを所定の圧縮方式で圧縮する圧縮手段と、前記表示制御手段の読み出し対象である圧縮された前記表示データを復号する復号手段とをさらに備えることを特徴とする。
このような構成により、メモリ領域を効率よく利用することができる。
また、本発明は、前記書き込み手段の書き込み対象である前記表示データについて、文書構造の解析およびレイアウト処理を行って得られる中間形式のデータを生成する解析・整形手段と、前記表示制御手段の読み出し対象である前記中間形式のデータをラスタライズ画像に変換する変換手段と、をさらに備えることを特徴とする。
このような構成により、表示データをより高速に表示することができる。さらに、本来表示すべき文書内容を示すテキストデータに加えて、フォントの形状、大きさ、色などの文字の書式や、背景や挿絵などの画像の追加表示などを示す補助情報を含む複合文書データの表示において、効果的である。
また、本発明は、前記ページバッファが、前記書き込み手段によって書き込まれる前記表示データのデータ量に対応して、容量を変更可能であることを特徴とする。
このような構成により、ページバッファのサイズを適切なものとすることができ、メモリ領域を効率よく利用することが可能となる。
また、本発明は、前記システム領域および前記専用領域それぞれが固定的なアドレス範囲に確保されていることを特徴とする。
このような構成により、それぞれの領域に対し、一定の容量を確保することが可能となる。また、メモリの断片化を減少させることが可能となる。
また、本発明によれば、前記ページバッファ管理手段および前記メモリ管理手段が、前記システム領域および前記専用領域の使用状態に対応して、該システム領域および専用領域のサイズを相互に変更可能であることを特徴とする。
また、本発明は、前記システム領域内のヒープ領域における空き領域の容量に基づいて、該ヒープ領域および前記専用領域のサイズを相互に変更可能であることを特徴とする。
このような構成により、情報表示装置の処理内容に応じて、メモリの空き領域を効率的に使用することが可能となり、動作の高速化を図ることが可能となる。
また,本発明は、前記ページバッファ管理手段が、前記ページバッファを解放する際、前記ヒープ領域により近いアドレスに位置する前記ページバッファを解放することを特徴とする。
このような構成により、メモリの断片化を減少させることができる。
また、本発明は、前記ページバッファ管理手段が、前記ページバッファを解放する際、前記表示制御手段によって読み出されている前記表示データのページ番号から、より離れたページ番号の表示データが記憶されている前記ページバッファを解放することを特徴とする。
また、本発明は、前記ページバッファに記憶されている表示データについて、前記ディスプレイに表示された順序を記憶する表示順序記憶手段(例えば、図2の表示履歴記録部11b)をさらに備え、前記ページバッファ管理手段は、前記ページバッファを解放する際、前記表示順序記憶手段が記憶している順序に基づいて、より早い順序で表示された表示データが記憶されている前記ページバッファを解放することを特徴とする。
また、本発明は、前記ページバッファに記憶されている表示データについて、前記ディスプレイに表示された時刻を記憶する表示時刻記憶手段(例えば、図2の表示履歴記録部11b)をさらに備え、前記ページバッファ管理手段は、前記ページバッファを解放する際、前記表示時刻記憶手段が記憶している時刻に基づいて、より早い時刻に表示された表示データが記憶されている前記ページバッファを解放することを特徴とする。
また、本発明は、前記ページバッファに記憶されている表示データについて、前記ディスプレイに表示された回数を記憶する表示回数記憶手段(例えば、図2の表示履歴記録部11b)をさらに備え、前記ページバッファ管理手段は、前記ページバッファを解放する際、前記表示回数記憶手段が記憶している回数に基づいて、表示された回数がより少ない表示データが記憶されている前記ページバッファを解放することを特徴とする。
このような構成により、使用される可能性の低い表示データが記憶されているページバッファを解放することが可能となり、効率的にメモリ領域を使用することが可能となる。
また、本発明は、表示対象となる表示データを記憶可能なメモリと、該メモリ内の所定領域に前記表示データを書き込む書き込み手段と、前記所定領域に書き込まれた前記表示データを読み出して、表示単位であるページ毎にディスプレイに表示させる表示制御手段と、オペレーティングシステムのメモリ管理機能に対応するメモリ管理を行うメモリ管理手段とを含み、前記メモリ管理手段によって前記メモリ上に確保されたシステム領域内に、ヒープ領域を形成して処理を行う情報表示装置の制御方法であって、前記メモリ上のシステム領域外に、前記表示データを記憶するための専用領域を確保し、該専用領域に、前記ページ毎の表示データの記憶領域であるページバッファを形成し、前記専用領域内の所定ページバッファに前記表示データを書き込み、前記専用領域内の所定ページバッファに書き込まれた前記表示データを読み出して、前記ディスプレイに表示させることを特徴とする。
また、本発明は、表示対象となる表示データを記憶可能なメモリと、該メモリ内の所定領域に前記表示データを書き込む書き込み手段と、前記所定領域に書き込まれた前記表示データを読み出して、表示単位であるページ毎にディスプレイに表示させる表示制御手段と、オペレーティングシステムのメモリ管理機能に対応するメモリ管理を行うメモリ管理手段とを含み、前記メモリ管理手段によって前記メモリ上に確保されたシステム領域内に、ヒープ領域を形成して処理を行う情報表示装置を制御するための情報表示プログラムであって、前記情報表示装置は、前記書き込み手段および表示制御手段が前記専用領域にアクセス可能に構成され、前記メモリ上のシステム領域外に、前記表示データを記憶するための専用領域を確保し、該専用領域に、前記ページ毎の表示データの記憶領域であるページバッファを形成するページバッファ管理機能を実現させ、前記専用領域内の所定ページバッファにおいて、前記書き込み手段による前記表示データの書き込み、および、前記表示制御手段による前記表示データの読み出しを可能とすることを特徴とする。
このような構成により、ページの概念を持つ表示装置において、メモリの空き領域を効率よくページバッファとして利用することができるようになり、複合文書データの表示を高速に行うことが可能となる。その結果、使用者は一度表示させたページを高速に呼び出すことができるようになり、快適な使用感を得られるようになる。
以下、図を参照して本発明に係る情報表示装置の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
まず、構成について説明する。
<ハードウェア構成>
図1は、本発明の第1の実施の形態における情報表示装置のハードウェア構成を示した図である。
図1における本発明の情報表示装置は、CPU(CentralProcessing Unit)1、ROM(Read Only Memory)2、記憶装置(RAM:Random Access Memory)3、I/O4、グラフィックアクセラレータ(GA)5、ディスプレイコントローラ(DC)6、ディスプレイ7により構成される。
CPU1、ROM2、記憶装置(RAM)3、I/O4、グラフィックアクセラレータ5、ディスプレイコントローラ6は、バス8により相互に接続されており、I/O4を介して、図示しないキーボード、タッチパネル、マウス、音声回路、ネットワークインターフェース(I/F)、メモリカードインターフェース、タイマ(時刻記憶・更新手段)等と接続される。
CPU1は、情報表示装置全体を制御するものであり、ROM2に記憶された各種プログラム(後述するシステムプログラム10あるいはアプリケーションプログラム等)を実行することにより、複合文書データの表示等、種々の処理を行う。
ROM2には、CPU1の動作を制御する後述のソフトェア(制御プログラム)が記憶されている。
RAM3は、CPU1が制御動作を行う際に、制御プログラムを記憶したり、生成されたデータを一時的に保持したりする。なお、RAM3のメモリ構成(メモリマップ)については後述する。
I/O4は、CPU1が、キーボード、タッチパネル、マウス、音声回路、ネットワークインターフェース(I/F)、メモリカードインターフェース、タイマ等とデータを送受信する際に、入出力する信号を制御するインターフェースである。
グラフィックアクセラレータ5は、CPU1によって入力された所定ページの描画命令を実行することにより、ラスタ化されたデータを生成する。
また、グラフィックアクセラレータ5は、図示しないレジスタを備えており、このレジスタに、描画ページ(ページバッファに書き込まれるページ)の書き込み先となるページバッファ(後述)の先頭アドレスを示すページバッファ開始アドレスや、取得する描画命令データが記憶されているドレスを示す描画命令データ開始アドレスを記憶することが可能である。そして、グラフィックアクセラレータ5は、このレジスタに特定のアドレスを記憶することにより、描画ページを書き込むページバッファや、実行する描画命令データを設定することが可能である。
また、グラフィックアクセラレータ5は、バスマスタアクセスにより、RAM3上の任意の位置のメモリ内容を読み書きできるようになっている。
さらに、グラフィックアクセラレータ5は、所定の圧縮方式によって、ラスタ画像である描画データを圧縮可能な画像圧縮部5aを備えている。
なお、画像圧縮部5aは、描画データを圧縮してページバッファに記憶する場合に使用されるものであるため、必要な場合にのみ備えられていれば良い。また、画像圧縮部5aにおける圧縮方式としては、ディスプレイコントローラ6aが線順次に画像データをスキャンするため、線順次走査に適した技術、例えば、ランレングス法、差分符号化、予測符号化、あるいは、それらを組み合わせた圧縮技術が好ましい。
ディスプレイコントローラ6は、RAM3の所定ページバッファに記憶された表示データを読み出し、線順次走査によって、読み出した表示データをディスプレイ7に表示させる。
また、ディスプレイコントローラ6は、図示しないレジスタを備えており、このレジスタに、表示ページ(ページバッファから読み出され、ディスプレイ7に表示されるページ)の先頭アドレスを示すページバッファ開始アドレスを記憶することが可能である。そして、ディスプレイコントローラ6は、このレジスタに特定のアドレスを記憶することにより、表示ページの読み出し先となるページバッファを設定することが可能である。
また、ディスプレイコントローラ6は、バスマスタアクセスによりRAM3上の任意の位置のメモリ内容を読み出すことができるようになっている。
さらに、ディスプレイコントローラ6は、画像圧縮部5aによって圧縮された状態で記憶されている表示データを復号する画像復号部6aを備えている。
なお、画像復号部6aは、画像圧縮部5aによってデータの圧縮が行われる場合にのみ使用されるものであるため、必要な場合にのみ備えられていれば良い。
ディスプレイ7は、ディスプレイコントローラ6と接続され、ディスプレイコントローラ6の出力に基づいて画像の表示を行う。
なお、上述の説明においては、情報表示装置がバスマスタアクセス機能を備える場合について説明したが、回路設計上、バスマスタアクセス機能を備えることが困難な場合は、既存の技術の一つとして知られているように、バス8上にDMA回路を追加し、DMAによるデータ転送を行うことも可能である。
<ソフトウェア構成>
次に、ソフトウェア構成について説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態における情報表示装置のソフトウェア構成を示した図である。
図2に示すように、情報表示装置上で機能するソフトウェアは、主に、OS(システムプログラム)10と、ブラウザ(アプリケーションプログラム)11とによって構成される。
OS10には、メモリ管理モジュール10aが内蔵されていて、ブラウザ11には解析・整形部11aと、ヒストリ管理モジュール(表示履歴記録部)11bと、ページ管理モジュール11cとが内蔵されている。
メモリ管理モジュール10aは、メモリ3において、OS10あるいはブラウザ11のプログラムが記憶される領域、および、OS10あるいはブラウザ11によって使用されるヒープ領域の確保あるいは解放といった汎用のオペレーティンスシステムが行う処理を行う。なお、メモリ管理モジュール10aによって確保されたメモリ3上の領域を、以下、適宜「システム領域」と称する。
解析・整形部11aは、表示対象であるテキストデータと、そのテキストデータに設定されているフォントの形状、大きさ、色などの文字の書式や、背景や挿絵などの画像の追加表示などを示す補助情報とを含む複合文書データを解析する。そして、解析・整形部11aは、必要な整形や書式変更を行った結果である中間形式データを出力する。
このように、解析・整形部11aを搭載することにより、既存の技術であるHTMLやXMLなどの複雑な形式を持つデータが表示可能となり、また、ディスプレイの大きさ、解像度、表示の向きなどが変わったときでも、常に好適な表示を行えるようになる。
ここで、中間形式データは、描画が可能な内容であれば、どのような形式であっても良いが、本実施の形態では、グラフィックアクセラレータ5が直接に描画命令として解釈し、ラスタ画像を描画することが可能な二次元ベクタグラフィックス形式とする。なお、表示対象となるデータが、レイアウト情報を含まない単純な文書データや画像データである場合は、解析・整形部11aは使用されない。
ヒストリ管理モジュール11bは、各ページバッファに記憶された表示データのページ番号を、表示された順序、表示された時刻および表示された回数と対応付けて記憶している。
ページ管理モジュール11cは、メモリ3において、システム領域として使用されていない領域を、ページバッファを形成するための専用の領域(以下、「ページバッファ専用領域」と称する。)として確保する。そして、ページ管理モジュール11cは、ページバッファ専用領域に、所定数のページバッファを形成し、このページバッファに対するデータの書き込みや読み出し、ページバッファの形成や解放等を管理する。
なお、これらシステムプログラム10およびアプリケーションプログラム11はROM2に格納されていて、電源投入時、またはリセット時に、システムプログラム10とアプリケーションプログラム11の一部、または全部がRAM3にロードされる。
このとき、既存の技術であるインプレース実行技術に対応したOS(システムプログラム)10を採用している場合には、ROM2から直接システムプログラム10およびアプリケーションプログラム11が実行される。したがって、このような場合には、RAM3へのプログラム等のロードは行われないこととなるが、メモリ3においてシステム領域が確保される点については共通である。なお、本実施の形態では、インプレース実行を行わない例を示しているが、インプレース実行技術の有無は、本発明の趣旨を変えるものではない。
<メモリ構成>
次に、メモリ構成(メモリマップ)について説明する。
図3は、本発明の第1の実施の形態における情報表示装置のメモリ構成を示した図である。
図3に示す如くに、RAM3には、システムプログラム10とアプリケーションプログラム11のほかに、ヒープ領域25とページバッファ21,22,23,24が格納(エリア分け)されている。なお、図3に示すメモリマップにおいて、アドレスの0番地からシステムプログラム10が格納されており、ここでは0番地側が上位アドレスであるものとする。
OSに組み込まれたメモリ管理モジュール10aは、ページバッファ21,22,23,24を除いた、残り全てのメモリ領域を管理している。
アプリケーションプログラム11に組み込まれたページ管理モジュール11cは、メモリ管理モジュール10aが管理していないメモリ領域に、最低一つ、通常は複数のページバッファを確保している。なお、ページ管理モジュール11cはシステムプログラムに組み込まれていても良い。
システムプログラム10やアプリケーションプログラム11がワークメモリとして使用するためのヒープ領域25は、複数のメモリ領域を格納できるようになっていて、用途に応じて動的にメモリ領域を確保したり、解放したりする。ヒープ領域25の管理は、メモリ管理モジュール10a内に組み込まれた既存の技術であるヒープ領域管理モジュールによって管理されていて、また、既存の技術である断片化解消処理も行われている。ヒープ領域25は、使用済み領域26と空き領域27に分けることができ、空き領域27の大きさはCPU1の処理の進行と共に変化していく。
ページ管理モジュール11cは、複数のページバッファ21,22,23,24を管理するための情報として、ページ管理テーブルを保持している。ページ管理テーブルには各ページバッファを示すエントリ情報として、使用中か空きかを示すフラグ、格納されているデータの種類を識別するための番号、ページバッファの用途を示す番号(上述の表示ページおよび描画ページ、データの保存が指示されている保存ページ等を示す番号)、ページバッファの開始アドレス、ページバッファのサイズ、ページ番号、表示された順番を示すシリアル番号、最後に表示された時刻、表示された回数、などの情報が格納される。
検索処理の高速化のために、ページ管理テーブルはページバッファ21,22,23,24とは別のメモリ領域にまとめて配置することが望ましいが、既存の技術で使用されているように、ページバッファヘッダという形で、各ページバッファ21,22,23,24の先頭部分に各エントリ情報を保持することもできる。その場合、リンクチェーン形式でページ管理テーブルを構成することになり、エントリ情報に、次のページバッファヘッダを示すアドレスも記憶しておく必要が生じる。また、ページ管理モジュール11cは、ぺ−ジバッファ21,22,23,24の管理に必要な情報として、必要に応じて、ページバッファの総ページ数や空き領域の先頭アドレスや空き領域のサイズなどの情報を保持することとしても良い。
ページバッファの数と1枚あたりの大きさは、システムの設計時に適切な固定値に設定されている。なお、適切な値は、ディスプレイ7の解像度や色数、搭載されたメモリ容量、システムの用途などにより大幅に変化するが、例えば、一般的な読書用端末を想定した場合、1枚あたりの大きさはディスプレイ1画面分の記憶容量と等価とし、ページバッファを少なくとも2枚、できれば搭載するメモリ容量の許す限りなるべく多くの枚数を、確保することが望ましい。その場合、使用者が設定を意識することなく、容易にシステムを利用することができ、また、ページバッファの数を多く設定すればするほど、使用者が過去のページを参照するときの動作が高速となり、快適に使用することができる。
また、システムプログラム10またはアプリケーションプログラム11に、ページバッファの数や容量を設定できるような、設定変更プログラムを組み込むことも可能である。その場合、システムを他の用途に転用するようなケースにおいて、転用後の用途に合わせた、より適切な動作が可能となる。例えば、読書用端末を広告表示端末に転用する場合には、使用者によるページの戻りが発生しないため、ページバッファは最小限の数で済むようになる。ページバッファが減ることで空いたメモリ領域は、広告データの格納に用いることで、より多くの広告を表示できるようになる。
また、ページ管理モジュール11cが、ページバッファの数や容量を動的に変化させるような構成にすることも可能である。この場合、ページバッファは必要に応じて、ページ管理モジュール11cによって確保または解放されるようになる。新たにページバッファを確保するときは、ページ管理モジュール11cによって管理されているメモリ領域の空き領域に、新たなページバッファが確保される。不要になったページバッファを解放するときは、ページ管理モジュール11cによって、不要になったページバッファの領域が開放され、空き領域に加えられる。なお、ページバッファを解放する場合は、既存の技術である断片化解消処理を行うと良い。すなわち、ページバッファの空き領域が断片的に複数残っているような状況になったとき、使用中のページバッファを移動させて、断片化された空き領域を一つにまとめる作業を行う。
画像圧縮部5a、画像復号部6aを使用する場合は、圧縮後の圧縮ラスタ画像データの容量は表示する内容によって大きく変化するため、前述した固定サイズのページバッファ確保方法では、アルゴリズム上予測され得る最大サイズ(通常、圧縮前の画像データサイズに等しい)のバッファサイズに統一する必要があり、個々のページバッファの後半部分に未使用の無駄な領域が発生しやすい。
そこで、ページ管理モジュール11cがページバッファの数や容量を動的に変化させるような構成にすることにより、そのような無駄をなくし、メモリを効率よく使えるようになる。
なお、ここでは、上位アドレス側にシステム領域が確保され、下位アドレス側にページバッファが確保されるものとして説明したが、これらを逆の領域に確保する(上位アドレス側にページバッファを確保し、下位アドレス側にシステム領域を確保する)こととしても良い。即ち、システム領域およびページバッファが確保される領域は、メモリマップにおける具体的なアドレスを問題とせず、論理的に上位および下位と割り当てられているアドレスにそれぞれの領域を確保することが可能である。
次に、動作について説明する。
動作説明としては、本発明である情報表示装置の応用例として、先ず、ディスプレイに非記憶性表示体を採用した読書用端末を想定し、使用者が文書の2ページ目を閲覧後、3ページ目へ進み、その後、以前の文章を確認するため再び2ページ目に戻る場合について、ページバッファの状態変化に基づく8通りのパターンを例に、説明を行う。
非記憶性表示体には、これまで広く使われてきた、CRTや液晶ディスプレイが含まれ、リフレッシュレートと呼ばれる周期に合わせて定期的に表示データを送信する必要があるのが特徴である。非記憶性ディスプレイの一般的なリフレッシュレートは1秒間に50〜120回程度であり、毎回1画面分の表示データを送信しなくてはならない。このため、表示部6にとっては、表示デ−タを常に送信し続けなければならない。
[パターン1]
図4は、パターン1におけるページバッファの状態変化を示した図である。
パターン1においては、ディスプレイ7として非記憶性表示体を用いており、解析・整形部11aおよび画像圧縮部5a、画像復号部6aは未使用である。1枚あたりのページバッファの大きさはディスプレイの記憶容量と等価とし、枚数はシステム設計時に決められた値、または、設定変更プログラムによるが、本実施の形態では4枚に固定されているとして説明する。
図4(1)において、ページバッファ21には、既に閲覧済みの1ページ目のラスタ画像が格納されており、ページバッファ22には、現在閲覧中の2ページ目のラスタ画像が格納されている。ページバッファ23と24は空いている。アプリケ−ションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファ22を表示ページに指定して、ディスプレイコントローラ6に表示を行わせている。ディスプレイコントローラ6は、ページバッファ22の内容をディスプレイ7に一定の周期で転送し続けている。
次に、図4(2)において、使用者がタッチパネル等から、I/O4を介してページ送りを指示すると、アプリケーションプログラムに設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファの中から空き状態にあるものを検索し、検出されたべ−ジバッファを新たな描画ページとして使用する。
尚、空き状態のページバッファが残っていない場合は、使用中のページバッファの中から適切なページバッファを1枚選択し、そのべ−ジバッファを空き状態とみなして、新たな描画ページバッファとして使用する。適切なページバッファの選択は、次の方法で行うことができる。即ち、
1)現存するページバッファの中から、使用者が表示を指示しているページ番号から最も離れたページ番号に関連付けられるデータを記憶しているページバッファを検索し、検出されたページバッファを対象とする。
2)アプリケーションプログラム11に設けられた、使用者が表示を指示したページ番号と表示した順番を関連付けて記録する表示履歴記録部11bを用いて、現存するページバッファの中から、最も古い順番と関連付けられるページ番号のデータを記憶しているページバッファを検索し、検出されたページバッファを対象とする。
3)I/O4に接続されたタイマー(時刻記憶・更新手段)と、アプリケーションプログラム11に設けられた、使用者が表示を指示したページ番号と表示した時刻を関連付けて記録する表示履歴記録部11bを用いて、現存するページバッファの中から、最も古い時刻と関連付けられるページ番号のデータを記憶しているページバッファを検索し、検出されたページバッファを対象とする。
4)アプリケーションプログラム11に設けられた表示履歴記録部11bに、表示された回数を関連付けて記憶する機能を持たせ、現存するページバッファの中から、最も小さい表示回数と関連付けられるページ番号のデータを記憶しているページバッファを検索し、検出されたページバッファを対象とする。
等である。
ここでは、ページバッファ23を描画ページに指定して、グラフィックアクセラレータ5に3ページ目の描画を行わせる。
グラフィックアクセラレータ5は、アプリケーションプログラムが用意した描画命令データを読み出し、読み出した描画命令データにもとづいて、ページバッファ上にラスタ画像を生成する。通常、グラフィックアクセラレータ5が1ページ分の描画を行うためには、一定の時間、例えば、1秒程度の時間を要する。この間、ディスプレイコントローラ6はページバッファ22を表示したままである。
次に、図4(3)において、グラフィックアクセラレータ5の描画が終了したことをアプリケーションプログラム11に通知すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11aは、ページバッファ23を表示ページに指定し、ディスプレイコントローラ6に3ページ目を表示させる。この際、ページバッファ22のラスタ画像は破棄されずに、そのまま保存される。
図4(4)において、使用者がタッチパネル等から、I/O4を介してページ戻りを指示すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11aは、使用中のページバッファに一つ前のページ、つまり、2ページ目が保存されているかどうか検索を行う。検索の結果、ページバッファ22に2ページ目のラスタ画像が保存されていることが検出されると、ページバッファ22を表示ページに指定して、ディスプレイコントローラ6に2ページ目の表示を行わせる。通常、検索は瞬時に行われるため、使用者は一瞬で前のページを読むことができる。
以上によれば、すでにページバッファに格納されているページであれば、使用者は瞬時にページを呼び出して再度読むことができる。
[パターン2]
図5は、パターン2におけるページバッファの状態変化を示した図である。
パターン2においては、パターン1と同様にディスプレイ7に非記憶性表示体を用いていて、解析・整形部11aおよび画像圧縮部5a、画像複合手段6aは未使用である。1枚あたりのページバッファの大きさやページバッファの数は、ページ管理モジュールによって動的に管理されている。
図5(1)において、ページバッファ21には既に閲覧済みの1ページ目のラスタ画像が格納されていて、ページバッファ22には現在閲覧中の2ページ目のラスタ画像が格納されている。残りの領域は空き領域としてページ管理モジュールが一括して管理している。アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファ22を表示ページに指定して、ディスプレイコントローラ6に表示を行わせている。ディスプレイコントローラ6は、ページバッファ22の内容をディスプレイ7に一定の周期で転送し続けている。
次に、図5(2)において、使用者がタッチパネル等からI/O4を介してページ送りを指示すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、空き領域の残量を確認し、十分な容量があれば、空き領域の中からページバッファを1枚新たに確保する。断片化を減らすため、新たに確保するページバッファは使用中のページバッファに隣接していることが望ましい。
なお、空き領域の残量が不十分な場合は、使用中のページバッファの中から適切なページバッファを1枚選択し、そのページバッファを解放して同じ場所に新たにページバッファを確保する。適切なページバッファの選択には、図4(2)の説明で使用した方法が利用できる。なお、実際に解放、確保の手順を行わずに、該ページバッファの用途のみを変更してもよい。
そして、確保したページバッファ23を描画ページに指定して、グラフィックアクセラレータ5に3ページ目の描画を行わせる。グラフィックアクセラレータ5はアプリケーションプログラム11が用意した描画命令データを読み出し、読み出した描画命令データにもとづいて、ページバッファ上にラスタ画像を生成する。通常、グラフィックアクセラレータ5が1ページ分の描画を行うためには、一定の時間、例えば、1秒程度の時間を要する。この間、ディスプレイコントローラ6はページバッファ22を表示したままである。
次に、図5(3)において、グラフィックアクセラレータ5の描画が終了したことをアプリケーションプログラム11に通知すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファ23を表示ページに指定し、ディスプレイコントローラ6に3ページ目を表示させる。この際、ページバッファ22のラスタ画像は破棄されずに、そのまま保存されている。
次に、図5(4)において、使用者がタッチパネル等からI/O4を介してページ戻りを指示すると、アプリケ−ションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、使用中のページバッファに一つ前のページ、即ち、2ページ目が保存されているかどうか検索を行う。検索の結果、ページバッファに2ページ目のラスタ画像が保存されていることが検出されると、ページバッファ22を表示ページに指定して、ディスプレイコントローラ6に2ページ目の表示を行わせる。通常、検索は瞬時に行われるため、使用者は一瞬で前のページを読むことができる。
以上によれば、使用者がページバッファの大きさや数を設定変更した場合でも、ページ管理モジュール11cは有効にページバッファを使用することができ、すでにページバッファに格納されているページであれば、使用者は瞬時にページを呼び出して読むことができる。
[パターン3]
図6は、パターン3におけるページバッファの状態変化を示した図である。
パターン3においては、ディスプレイ7に非記憶性表示体を用いており、解析・整形部11aは使用せず、画像圧縮部5a、画像復号部6aを使用した例である。1枚あたりのページバッファの大きさやページバッファの数は、ページ管理モジュール11cによって動的に管理されている。
図6(1)において、ページバッファ21は、グラフィックアクセラレータ5が描画命令データを解釈してページバッファにラスタ画像を描画するための固定領域として予め確保されている。現在は全ての描画が終了して、空きとなっている。ページバッファ22には既に閲覧済みの1ページ目の圧縮画像が格納されており、ページバッファ23には現在閲覧中の2ページ目の圧縮画像が格納されている。残りの領域は空き領域としてページ管理モジュールが一括して管理している。アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファ23を表示ページに指定して、ディスプレイコントローラ6に表示を行わせている。ディスプレイコントローラ6は、内蔵された画像復号部6aを通して、ページバッファ23の内容をディスプレイ7に一定の周期で転送し続けている。
次に、図6(2)において、使用者がタッチパネル等からI/O4を介してページ送りを指示すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファ21を描画ページに指定して、グラフィックアクセラレータ5に3ページ目の描画を行わせる。グラフィックアクセラレータ5はアプリケーションプログラム11が用意した描画命令データを読み出し、読み出した描画命令データにもとづいて、ページバッファ21上にラスタ画像を生成する。通常、グラフィックアクセラレータ5が1ページ分の描画を行うためには、一定の時間、例えば、1秒程度の時間を要する。この間、ディスプレイコントローラ6はページバッファ23を表示したままである。
次に、図6(3)において、グラフィックアクセラレータ5の描画が終了したことをアプリケーションプログラム11に通知すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファ21を表示ページに指定し、ディスプレイコントローラ6に3ページ目を表示させる。このとき、ページバッファ21には圧縮画像ではなく、ラスタ画像がそのまま格納されているため、ディスプレイコントローラ6は画像復号部6aを使用しない。ここで、後述する圧縮作業が終了してから、ディスプレイコントローラ6に圧縮後の画像を表示するように指示する構成も可能ではあるが、その場合、回路構成が若干簡略化されるメリットはあるものの、表示開始までの時間が長くなってしまう欠点があるため、良い方法とは言いがたい。
次に、ページ管理モジュール11cは、ページバッファ空き領域に、圧縮後のページバッファを格納するだけの十分な空き容量が残っているか確認する。圧縮後のページバッファに実際に必要とされる容量は圧縮が終了しないと判明しないため、予測される最悪の数値、すなわち、最大サイズを持って確認を行う。最大サイズは、使用する圧縮技術にもよるが、通常は圧縮されていないラスタ画像の大きさに若干の補助情報領域の大きさを加えたものである。
このとき、空き領域の残量が不十分な場合は、使用中のページバッファの中から適切なページバッファを1枚撰択し、そのページバッファを解放して空き領域を増加させる。適切なページバッファの選択には、図4(2)の説明で使用した方法が利用できる。なお、ページバッファを解放する場合は、既存の技術である断片化解消処理を行う必要がある。即ち、ぺ−ジバッファの空き領域が断片的に複数残っているような状況になったとき、使用中のページバッファを移動させて、断片化された空き領域を一つにまとめる作業を行う。
そして、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、グラフィックアクセラレータ5に併設された画像圧縮部5aに対して、ページバッファ21のラスタ画像を圧縮して、ページバッファ空き領域の先頭から格納するように指示する。
次に、図6(4)において、グラフィックアクセラレータ5に併設された画像圧縮部5aが、圧縮作業を終了したことをアプリケーションプログラム11に通知すると、アプリケ−ションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、圧縮後の圧縮画像サイズを画像圧縮部5aから取得し、その大きさを持って、ページバッファ空き領域の先頭から新たなページバッファ24を確保する。その後、ページバッファ24を表示ページに指定し、ディスプレイコントローラ6に3ページ目を表示させる。ディスプレイコントローラ6は、内蔵された画像復号部6aを通して、ページバッファ24の内容をディスプレイ7に表示する。以上で、描画処理は終了したため、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファ21を空き状態とする。
次に、図6(5)において、使用者がタッチパネル等からI/O4を介してページ戻りを指示すると、アプリケ−ションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、使用中のページバッファに一つ前のページ、つまり、2ページ目が保存されているかどうか検索を行う。検索の結果、ページバッファ22に2ページ目の圧縮画像が保存されていることが検出されると、ページバッファ22を表示ページに指定して、ディスプレイコントローラ6に2ページ目の表示を行わせる。通常、使用者から見て検索は瞬時に行われるため、使用者は一瞬で前のページを読むことができる。
以上によれば、画像圧縮・復号手段を用いることによって、ページバッファメモリ領域をより有効に活用することができる。このとき、圧縮終了を待たずに表示が開始されるため、使用者は次に読みたいページを早く読み始めることができる。また、すでにページバッファに格納されているページであれば、使用者は瞬時にページを呼び出して読むことができる。
[パターン4]
図7は、パターン4におけるページバッファの状態変化を示した図である。
パターン4においては、ディスプレイに非記憶性表示体を用いており、画像圧縮・復号手段は使用せず、解析・整形部11aを使用した例である。1枚あたりのページバッファの大きさやページバッファの数は、ページ管理モジュール11cによって動的に管理されている。
図7(1)において、ページバッファ21とページバッファ22は、グラフィックアクセラレータ5が描画命令データを解釈してページバッファ21,22にラスタ画像を描画するための固定領域として、また、ディスプレイコントローラ6がラスタ画像を取得して表示するための固定領域として、予め確保されている。描画のための固定領域と、表示のための固定領域は役割が固定されているわけではなく、必要に応じて変更されるようになっている。
現時点では、表示用固定領域であるページバッファ21に描画済みの2ページ目のラスタ画像が格納されており、ディスプレイコントローラ6によって表示が行われている。全ての描画処理は終了しており、描画用固定領域であるページバッファ22は空きとなっている。ページバッファ23には既にレイアウト済みの1ページ目の中間形式が格納されていて、ページバッファ24には既にレイアウト済みの2ページ目の中間形式が格納されている。残りの領域は空き領域として、ページ管理モジュール11cが一括して管理している。
次に、図7(2)において、使用者がタッチパネル等からI/O4を介してページ送りを指示すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファ空き領域に1ページ分の中間形式データを格納するだけの十分な空き容量が残っているか確認する。1ページ分の中間形式データに必要とされる容量はレイアウトが終了しないと判明しないため、実験的、統計的に求めた値を使用する。ここでは、中間形式データの容量はラスタ画像の容量よりも小さくなる確率が高い性質を利用して、1ページ分のラスタ画像の大きさを、1ページ分の中間形式データに必要とされる容量とみなして、判断する。
この際、空き領域の残量が不十分な場合は、使用中のページバッファの中から適切なページバッファを1枚選択し、そのページバッファを解放して空き領域を増加させる。適切なページバッファの選択には、図4(2)の説明で使用した方法が利用できる。なお、ページバッファを解放する場合は、既存の技術である断片化解消処理を行う必要がある。すなわち、ページバッファの空き領域が断片的に複数残っているような状況になったとき、使用中のページバッファを移動させて、断片化された空き領域を一つにまとめる作業を行う。
次に、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、解析・整形部11aに対し、3ページ目の複合文書データを読み込んで、レイアウト処理(解析と整形)を行い、ページバッファ空き領域の先頭から3ページ目の中間形式を書き込むように指示する。
この際、ページの描画内容が予想以上に複雑であった場合、ページバッファ空き領域が無くなってしまう可能性がある。その場合は、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、再び使用中のページバッファの解放を行って空き領域を増加させる動作を実行し、解析・整形部11aへ、レイアウト処理の再実行を指示する。尚、ページバッファ空き領域にレイアウト処理を途中まで行った結果である中間形式が残っている場合は、その続きからレイアウトを再開するようにすると、処理時間の短縮が期待できる。
次に、図7(3)において、解析・整形部11aがレイアウト処理を終了すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、解析・整形部11aから3ページ目の中間形式の大きさを取得し、その大きさを持ったページバッファ35を生成する。
次に、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファ22を描画ページに指定して、グラフィックアクセラレータ5に3ページ目の描画を行わせる。グラフィックアクセラレータ5はページバッファ35の中間形式、つまり、描画命令データを読み出し、読み出した描画命令デ−タにもとづいて、ページバッファ22上にラスタ画像を生成する。通常、グラフィックアクセラレータ5が1ページ分の描画を行うためには、一定の時間、例えば、1秒程度の時間を要する。この間ディスプレイコントローラ6はページバッファ21を表示したままである。
次に、図7(4)において、グラフィックアクセラレータ5の描画が終了したことをアプリケーションプログラム11に通知すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファ22を表示ページに指定し、ディスプレイコントローラ6に3ページ目を表示させる。
次に、図7(5)において、使用者がタッチパネル等のI/Oを通じてページ戻りを指示すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、表示用固定領域の中に一つ前のページ、つまり、2ページ目が保存されているかどうか検索を行う。検索の結果、ページバッファ21に2ページ目のラスタ画像が保存されていることが検出されると、ページバッファ21を表示ページに指定して、ディスプレイコントローラ6に2ページ目の表示を行わせる。通常、使用者から見て検索は瞬時に行われるため、使用者は一瞬で前のページを読むことができる。
以上によれば、ラスタ画像データや圧縮画像データよりも大きさが小さい中間形式データでページバッファへ格納するため、ペ−ジバッファメモリ領域をより有効に活用することができる。すでにページバッファに格納されているページであれば、処理時間が長い解析・整形部11aを使用することなく、表示だけ、または、描画と表示だけを行うことで、使用者は高速にページを呼び出して読むことができる。つまり、解析・整形部11aを使用することで複合文書データを表示できるようになり、同時に、処理時間の長い解析・整形部11aの影響を小さくすることができるようになる。
次に、システムの応用例として、ディスプレイ7に記憶性表示体を採用した読書用端末を想定し、使用者が文書の2ページ目を閲覧後、3ページ目へ進み、その後、以前の文章を確認するため、再び2ページ目に戻る場合について、ページバッファの状態変化を具体的に説明する。記憶性表示体には、電気泳動ディスプレイ、コレステリック液晶ディスプレイ、強誘電性液晶ディスプレイ、トナーディスプレイ、ツイストボールディスプレイなどがあり、一度書き換えると電源を切断しても表示内容が保持され、表示の定期的な更新(リフレッシュ)が不要という特徴がある。そのため、表示回路にとっては表示データを一度送信するだけでよい。
[パターン5]
図8は、パターン5におけるページバッファの状態変化を示した図である。
パターン5においては、ディスプレイに記憶性表示体を用いており、解析・整形部11aおよび画像圧縮・復号部は未使用である。1枚あたりのページバッファの大きさはディスプレイの記憶容量と等価とし、枚数はシステム設計時に決められた値、または、設定変更プログラムにより、4枚に固定されている例である。
図8(1)において、ページバッファ21には、既に閲覧済みの1ページ目のラスタ画像が格納されており、ページバッファ22には、現時点では閲覧中の2ページ目のラスタ画像が格納されている。ページバッファ23と24は空いている。ディスプレイコントローラ6によるページバッファ22(2ページ目)の表示作業(以後、書き込みと呼ぶ)はすでに終了しており、ディスプレイコントローラ6は待機状態にある。
次に、図8(2)において、使用者がタッチパネル等からI/O4を介してページ送りを指示すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファの中から空き状態にあるものを検索し、検出されたページバッファを新たな描画ページとして使用する。
尚、空き状態のページバッファが残っていない場合は、使用中のページバッファの中から適切なページバッファを1枚選択し、そのページバッファを空き状態とみなして新たな描画ページバッファとして使用する。適切なページバッファの選択には、図4(2)の説明で使用した方法が利用可能である。
ここでは、ページバッファ23を描画ページに指定して、グラフィックアクセラレータ5に3ぺ−ジ目の描画を行わせる。グラフィックアクセラレータ5はアプリケーションプログラム11が用意した描画命令データを読み出し、読み出した描画命令データにもとづいて、ページバッファ上にラスタ画像を生成する。通常、グラフィックアクセラレータ5が1ページ分の描画を行うためには、一定の時間、例えば、1秒程度の時間を要する。
次に、図8(3)において、グラフィックアクセラレータ5の描画が終了したことをアプリケーションプログラム11に通知すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファ23を表示ページに指定し、ディスプレイコントローラ6に3ページ目を書き込ませる。この時、ページバッファ22の内容は破棄されずに、そのまま保存されている。
次に、図8(4)において、使用者がタッチパネル等からI/O4を介してページ戻りを指示すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、使用中のページバッファに一つ前のページ、つまり、2ページ目が保存されているかどうか検索を行う。検索の結果、ページバッファ22に2ページ目のラスタ画像が保存されていることが検出されると、ページバッファ22を表示ページに指定して、ディスプレイコントローラ6に2ページ目の書き込みを行わせる。通常、検索は瞬時に行われるため、使用者は素早く前のページを読むことができる。
以上によれば、すでにページバッファに格納されているページであれば、使用者は素早くページを呼び出して読むことができる。
[パターン6]
図9は、パターン6におけるページバッファの状態変化を示した図である。
パターン6においては、ディスプレイに記憶性表示体を用いており、解析・整形部11aおよび画像圧縮・復号部は未使用である。1枚あたりのページバッファの大きさやページバッファの数は、ページ管理モジュール11cによって動的に管理されている。
図9(1)において、ページバッファ21には、既に閲覧済みの1ページ目のラスタ画像が格納されており、ページバッファ22には、現在閲覧中の2ページ目のラスタ画像が格納されている。残りの領域は空き領域としてページ管理モジュール11cが一括して管理している。ディスプレイコントローラ6によるページバッファ22(2ページ目)の書き込みはすでに終了しており、ディスプレイコントローラ6は待機状態にある。
次に、図9(2)において、使用者がタッチパネル等からI/O4を介してページ送りを指示すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、空き領域の残量を確認し、十分な容量があれば、空き領域の中からページバッファを1枚新たに確保する。断片化を減らすため、新たに確保するページバッファは使用中のページバッファに隣接していることが望ましい。
この時、空き領域の残量が不十分な場合は、使用中のページバッファの中から適切なページバッファを1枚選択し、そのページバッファを解放して同じ場所に新たにページバッファを確保する。適切なページバッファの選択には、図4(2)の説明で使用した方法が利用可能である。なお、実際に解放、確保の手順を行わずに、該ページバッファの用途のみを変更してもよい。
そして、確保したページバッファ23を描画ページに指定して、グラフィックアクセラレータ5に3ページ目の描画を行わせる。グラフィックアクセラレータ5はアプリケーションプログラムが用意した描画命令デ−タを読み出し、読み出した描画命令データにもとづいて、ページバッファ23上にラスタ画像を生成する。通常、グラフィックアクセラレータ5が1ページ分の描画を行うためには、一定の時間、例えば、1秒程度の時間を要する。
次に、図9(3)において、グラフィックアクセラレータ5の描画が終了したことをアプリケーションプログラム11に通知すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファ23を表示ページに指定し、ディスプレイコントローラ6に3ページ目を書き込ませる。この時、ページバッファ22の内容は破棄されずに、そのまま保存されている。
次に、図9(4)において、使用者がタッチパネル等からI/O4を介してページ戻りを指示すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、使用中のページバッファに一つ前のページ、つまり、2ページ目が保存されているかどうか検索を行う。検索の結果、ページバッファ2に2ページ目のラスタ画像が保存されていることが検出されると、ページバッファ22を表示ページに指定して、ディスプレイコントローラ6に2ページ目の書き込みを行わせる。通常、検索は瞬時に行われるため、使用者は素早く前のページを読むことができる。
以上によれば、使用者がページバッファの大きさや数を設定変更した場合でも、ページ管理モジュール11cは有効にページバッファを使用することができ、すでにページバッファに格納されているページであれば、使用者は素早くページを呼び出して読むことができる。
[パターン7]
図10は、パターン7におけるページバッファの状態変化を示した図である。
パターン7においては、ディスプレイに記憶性表示体を用いており、解析・整形部11aは使用せず、画像圧縮・復号手段を使用した例である。1枚あたりのページバッファの大きさやページバッファの数は、ページ管理モジュール11cによって動的に管理されている。
図10(1)において、ページバッファ21は、グラフィックアクセラレータ5が描画命令デ−夕を解釈してページバッファにラスタ画像を描画するための固定領域として予め確保されている。現時点では全ての描画が終了して、空きとなっている。ページバッファ22には既に閲覧済みの1ページ目の圧縮画像が格納されており、ページバッファ23には現在閲覧中の2ページ目の圧縮画像が格納されている。残りの領域は空き領域としてページ管理モジュール11cが一括して管理している。ディスプレイコントローラ6によるページバッファ23(2ページ目)の書き込みはすでに終了しており、ディスプレイコントローラ6は待機状態にある。
次に、図10(2)において、使用者がタッチパネル等からI/O4を介してページ送りを指示すると、アプリケ−ションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファ21を描画ページに指定して、グラフィックアクセラレータ5に3ページ目の描画を行わせる。グラフィックアクセラレータ5はアプリケーションプログラムが用意した描画命令データを読み出し、読み出した描画命令データにもとづいて、ページバッファ21上にラスタ画像を生成する。通常、グラフィックアクセラレータ5が1ページ分の描画を行うためには、一定の時間、例えば、1秒程度の時間を要する。
次に、図10(3)において、グラフィックアクセラレータ5の描画が終了したことをアプリケーションプログラム11に通知すると、アプリケ−ションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファ21を表示ページに指定し、ディスプレイコントローラ6に3ページ目を書き込ませる。このとき、ページバッファ21には圧縮画像ではなく、ラスタ画像がそのまま格納されているため、ディスプレイコントローラ6は画像復号部6aを使用しない。ここで、後述する圧縮作業が終了してから、ディスプレイコントローラ6に圧縮後の画像を書き込むように指示する構成も可能ではあるが、その場合、回路構成が若干簡略化されるメリットはあるものの、表示開始までの時間が長くなってしまう欠点があるため、好ましくない。
次に、ページ管理モジュールは、ページバッファ空き領域に、圧縮後のページバッファを格納するだけの十分な空き容量が残っているか確認する。圧縮後のページバッファに実際に必要とされる容量は圧縮が終了しないと判明しないため、予測される最悪の数値、すなわち、最大サイズを持って確認を行う。最大サイズは、使用する圧縮技術にもよるが、通常は圧縮されていないラスタ画像の大きさに若干の補助情報領域の大きさを加えたものである。
この際、空き領域の残量が不十分な場合は、使用中のページバッファの中から適切なページバッファを1枚選択し、そのページバッファを解放して空き領域を増加させる。適切なページバッファの選択には、図4(2)の説明で使用した方法が利用できる。なお、ページバッファを解放する場合は、既存の技術である断片化解消処理を行う必要がある。即ち、ページバッファの空き領域が断片的に複数残っているような状況になったとき、使用中のページバッファを移動させて、断片化された空き領域を一つにまとめる作業を行う。
そして、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、グラフィックアクセラレータ6に併設された画像圧縮部5aに対して、ページバッファ1のラスタ画像を圧縮して、ページバッファ空き領域の先頭から格納するように指示する。
次に、図10(4)において、グラフィックアクセラレータ6に併設された画像圧縮部5aが、圧縮作業を終了したことをアプリケーションプログラム11に通知すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、圧縮後の圧縮画像サイズを画像圧縮部5aから取得し、その大きさに従って、ページバッファ空き領域の先頭から新たなページバッファ24を確保する。図10(3)のステップで、ディスプレイコントローラ6による書き込みを行わなかった場合は、ここで、ページバッファ24を表示ページに指定し、ディスプレイコントローラ6に3ページ目を書き込ませる。ディスプレイコントローラ6は、内蔵された画像復号部6aを通して、ページバッファ24の内容をディスプレイ7に書き込む。以上で、描画処理は終了したため、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファ21を空き状態とする。
次に、図10(5)において、使用者がタッチパネル等からI/O4を介してページ戻りを指示すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、使用中のページバッファに一つ前のページ、即ち、2ページ目が保存されているかどうか検索を行う。検索の結果、ページバッファ22に2ページ目の圧縮画像が保存されていることが検出されると、ページバッファ22を表示ページに指定して、ディスプレイコントローラ6に2ページ目の書き込みを行わせる。通常、使用者から見て検索は瞬時に行われるため、使用者は素早く前のページを読むことができる。
以上によれば、画像圧縮・復号手段を用いることによって、ページバッファメモリ領域をより有効に活用することができる。このとき、圧縮終了を待たずに表示が開始されるため、使用者は次に読みたいページを早く読み始めることができる。また、すでにページバッファに格納されているページであれば、使用者は素早くページを呼び出して読むことができる。
[パターン8]
図11は、パターン8におけるページバッファの状態変化を示した図である。
パターン8においては、ディスプレイに記憶性表示体を用いており、画像圧縮・復号手段は使用せず、解析・整形部11aを使用した例である。1枚あたりのページバッファの大きさやページパッファの数は、ページ管理モジュールによって動的に管理されている。
図11(1)において、ページバッファ21は、グラフィックアクセラレータ5が描画命令データを解釈してページバッファにラスタ画像を描画するための固定領域として、また、ディスプレイコントローラ6がラスタ画像を取得して表示するための固定領域として、予め確保されている。描画のための固定領域と、表示のための国定領域は役割が固定されているわけではなく、必要に応じて変更されるようになっている。
現時点では、ディスプレイコントローラ6による表示作業はすでに終了しており、ディスプレイコントローラ6は待機状態にある。また、描画処理も終了しており、グラフィックアクセラレータ5は待機状態にある。描画用固定領域であるページバッファ21は空きとなっている。ページバッファ22には既にレイアウト済みの1ページ目の中間形式が格納されていて、ページバッファ23には既にレイアウト済みの2ページ目の中間形式が格納されている。残りの領域は空き領域としてページ管理モジュール11cが一括して管理している。
次に、図11(2)において、使用者がタッチパネル等からI/O4を介してページ送りを指示すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファ空き領域に1ページ分の中間形式デ−夕を格納するだけの十分な空き容量が残っているか否かを確認する。1ページ分の中間形式データに必要とされる容量はレイアウトが終了しないと判明しないため、実験的、統計的に求めた値を使用する。ここでは、中間形式データの容量はラスタ画像の容量よりも小さくなる確率が高い性質を利用して、1ページ分のラスタ画像の大きさを、1ページ分の中間形式データに必要とされる容量とみなして、判断する。
この際、空き領域の残量が不十分な場合は、使用中のページバッファの中から適切なページバッファを1枚選択し、そのページバッファを解放して空き領域を増加させる。適切なページバッファの選択には、図4(2)の説明で使用した方法が利用できる。なお、ページバッファを解放する場合は、既存の技術である断片化解消処理を行う必要がある。即ち、ページバッファの空き領域が断片的に複数残っているような状況になったとき、使用中のページバッファを移動させて、断片化された空き領域を一つにまとめる作業を行う。
次に、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、解析・整形部11aに対し、3ページ目の複合文書データを読み込んで、レイアウト処理(解析と整形)を行い、ページバッファ空き領域の先頭から3ページ目の中間形式を書き込むように指示する。
この際、ページの描画内容が予想以上に複雑であった場合、ページバッファ空き領域が無くなってしまう可能性がある。その場合は、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、再び使用中のページバッファの解放を行って空き領域を増加させる手段を実行し、解析・整形部11aヘレイアウト処理の再実行を指示する。なお、ページバッファ空き領域にレイアウト処理を途中まで行った結果である中間形式が残っている場合は、その続きからレイアウトを再開するようにすると、処理時間の短縮が期待できる。
次に、図11(3)において、解析・整形部11aがレイアウト処理を終了すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、解析・整形部11aから3ページ目の中間形式の大きさを取得し、その大きさを持ったページバッファ24を生成する。
次に、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファ21を描画ページに指定して、グラフィックアクセラレータ5に3ページ目の描画を行わせる。グラフィックアクセラレータ5はページバッファ24の中間形式、即ち、描画命令データを読み出し、読み出した描画命令データにもとづいて、ページバッファ21上にラスタ画像を生成する。通常、グラフィックアクセラレータ5が1ページ分の描画を行うためには、一定の時間、例えば、1秒程度の時間を要する。この間、ディスプレイコントローラ6は待機状態のままである。
次に、図11(4)において、グラフィックアクセラレータ5の描画が終了したことをアプリケ−ションプログラム11に通知すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファ21を表示ページに指定し、ディスプレイコントローラ6に3ページ目を書き込ませる。
次に、図11(5)において、使用者がタッチパネル等からI/O4を介してページ戻りを指示すると、アプリケーションプログラム11に設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファの中に1つ前のページ、即ち、2ページ目が保存されているかどうか検索を行う。検索の結果、ページバッファ23に2ページ目の中間形式が保存されていることが検出されると、描画用固定領域であるページバッファ21を描画ページに指定して、グラフィックアクセラレータ5にページバッファ23を読み出して2ページ目の描画を行うよう指示する。
次に、図11(6)において、グラフィックアクセラレータ5の描画が終了したことをアプリケーションプログラム11に通知すると、アプリケーションプログラムに設けられたページ管理モジュール11cは、ページバッファ21を表示ページに指定し、ディスプレイコントローラ6に2ページ目を書き込ませる。
以上によれば、ラスタ画像データや圧縮画像データよりも大きさが小さい中間形式データでページバッファへ格納するため、ページバッファメモリ領域をより有効に活用することができる。すでにページバッファに格納されているページであれば、処理時間が長い解析・整形部11aを使用することなく、表示だけ、または、描画と表示だけを行うことで、使用者は高速にページを呼び出して読むことができる。つまり、解析・整形部11aを使用することで複合文書データを表示できるようになり、同時に、処理時間の長い解析・整形部11aの影響を小さくすることができるようになる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態におけるハードウェア構成、ソフトウェア構成、並びにメモリ構成は、第1の実施の形態の場合と同一である。本実施の形態と第1の実施の形態との違いは以下の部分である。
図12は、第2の実施の形態におけるメモリ構成(メモリマップ)を示した図である。
図12に示すように、RAM3には、システムプログラム10とアプリケーションプログラム11の一部または全部のほかに、ヒープ領域25とページバッファ21,22,23,24がマッピングされている。システムプログラム10に組み込まれたメモリ管理モジュール10aは、ページバッファ領域を含む全てのメモリ領域を管理している。アプリケーションプログラムに組み込まれたページ管理モジュール11cは、メモリ管理モジュール10aに依頼し、メモリ管理モジュール10aが管理しているメモリ領域から、ページ管理モジュール11cが管理するメモリ領域(ページバッファ領域)を取得する。ページ管理モジュール11cは、通常は複数のページバッファをページバッファ領域内に確保する。なお、メモリ管理モジュール10a、ページ管理モジュール11cのどちらにも管理されないメモリ領域があってもよいのは勿論である。
尚、本実施の形態において、実施の形態1に記載された動作は全て可能である。その上で、下記のような動作が可能となる。
[ページバッファ減少動作]
図13は、ページバッファ減少動作の流れを示した図である。
図13に示すように、システムプログラム10またはアプリケ−ションプログラム11が、ヒープ領域からメモリを確保していった結果、ヒープ領域の空き領域が減少し、残量が一定の値(例えば256キロバイト)を下回ると、メモリ管理モジュール10aに組み込まれたヒープ領域管理モジュールは、空き容量不足を示すメッセージをページ管理モジュール11cヘ送信する(A1)。尚、メモリ管理モジュール10a、ヒープ領域管理モジュール、ページ管理モジュ−ル11c間の通信方法は、既存の技術を利用する。既存の技術には様々な方法があり、メッセージの送信という方法に限らず、関数コールの返り値として渡したり、共有変数や共有メモリ空間の値の変更をしたりする方法などがある。
空き容量不足を示すメッセージを受信したページ管理モジュール11cは、ページバッファ空き領域の後半から一定量のメモリ(例えば256キロバイト)を解放するため、メモリ管理モジュール10aへ対しメモリの一部解放を要求する(A2)。
このとき、ページバッファ領域にメモリを解放できるだけの十分な空き容量が無かった場合は、ページ管理モジュールは図4(2)で説明される手順でページバッファの解放を行い、さらに、断片化解消処理を行ってページバッファ空き領域を増加させる。
メモリ管理モジュール10aがページバッファ空き領域の一部解放に成功し、メモリ解放に成功したことを示すメッセージをページ管理モジュール11cヘ送信(A3)すると、ページ管理モジュール11cは、メモリの確保が可能になったことを示すメッセージを、メモリ管理モジュール10aに組み込まれたヒープ領域管理モジュールへ送信する(A4)。
メモリ管理モジュール10aに組み込まれたヒープ領域管理モジュールは、メモリ確保可能メッセ−ジを受けて、メモリ管理モジュール10aに対し、一定量のメモリ(例えば256キロバイト)の追加確保を要求する(A5)。
メモリ管理モジュール10aは、要求されたメモリの追加確保を行い、確保に成功したことを示すメッセージを、ヒープ領域管理モジュールへ送信する(A6)。
ヒープ領域管理モジュールは、確保成功のメッセージを受けて、確保されたメモリ空間をヒープ領域の空き領域の後半部分へ追加し、空き領域を増加させ、以降のヒープメモリ確保要求に備える。
[ページバッファの増加動作]
図14は、ページバッファ増加動作の流れを示した図である。
図14に示すように、システムプログラム10またはアプリケーションプログラム11が、ヒープ領域25内で使用していたメモリを解放していった結果、ヒ−プ領域25の空き領域27が増加し、残量が一定の値(例えば512キロバイト)を上回ると、メモリ管理モジュール10aに組み込まれたヒープ領域管理モジュールは、メモリ管理モジュール10aに対し、ヒープ領域25の空き領域27から一定量のメモリ(例えば256キロバイト)を一部解放することを要求するメッセージを送る(B1)。
メモリ管理モジュール10aは、メモリの一部解放に成功すると、一部解放の成功を示すメッセージをヒープ領域管理モジュールへ送信する(B2)。
ヒープ領域管理モジュールは、一部解放成功のメッセ−ジを受けて、メモリ確保が可能になったことを示すメッセージをページ管理モジュール11cへ送信する(B3)。
ページ管理モジュール11cは、メモリ確保可能メッセージを受けて、メモリ管理モジュール10aに対し、一定量のメモリ(例えば256キロバイト)の追加確保を要求する(B4)。
メモリ管理モジュール10aは、メモリの追加確保に成功すると、追加確保成功を示すメッセージをページ管理モジュール11cへ送信する(B5)。
ページ管理モジュール11cは、追加確保成功を示すメッセージを受けて、追加されたメモリをページバッファ空き領域に追加し、空き領域を増加させ、以降のページバッファ確保要求に備える。
以上の構成によれば、限られたメモリ空間を、システムプログラム10、アプリケーションプログラム11、および、ページバッファの間で効率よく融通して使うことができる。つまり、余ったメモリは自動的にページバッファに使われるため、特別な設定を行うことなく、高速な表示が可能となる。
なお、本実施の形態では、一定量のメモリを256キロバイトおよび512キロバイトとして扱ったが、これらの値に限定されるものではなく、任意の値に設定することができる。その際、システムプログラム10やアプリケーションプログラム11が動的にメモリを確保または解放するときの最大量から決定することが望ましい。本実施の形態では、例えば、アプリケーションプログラム11が、最大128キロバイトの圧縮画像データ(JPEG,GIFなど)を扱える仕様になっており、そのための受信バッファを動的にヒープ上に確保するような構造を持っている場合、最適となる例である。
以上、本発明について、各実施の形態において説明したが、発明の構成等については、これら各実施の形態に限定されるものでは無い。例えば、以下のバリエーションが可能である。
<構成のバリエーション>
ページ管理モジュールはメモリ管理モジュールと一体化されていてもよい。また、ページ管理モジュールはシステムプログラムに組み込まれていてもよい。また、ページ管理モジュールはアプリケーションプログラムに組み込まれていてもよい。また、メモリ管理モジュールはシステムプログラムに組み込まれていてもよい。また、メモリ管理モジュールはアプリケーションプログラムに組み込まれていてもよい。また、画像圧縮部は描画部と一体化されていてもよい。また、画像圧縮部はシステムプログラムに組み込まれていてもよい。また、画像圧縮部はアプリケーションプログラムに組み込まれていてもよい。また、画像復号部は描画部と一体化されていてもよい。また、画像復号部は表示部と一体化されていてもよい。また、画像復号部はシステムプログラムに組み込まれていてもよい。また、画像復号部はアプリケーションプログラムに組み込まれていてもよい。また、解析・整形部はシステムプログラムに組み込まれていてもよい。また、解析・整形部はアプリケーションプログラムに組み込まれていてもよい。また、表示履歴記録部はページ管理モジュールと一体化されていてもよい。また、表示履歴記録部はシステムプログラムに組み込まれていてもよい。また、表示履歴記録部はアプリケーションプログラムに組み込まれていてもよい。また、ページ管理モジュールの性能を改善するために、ページ管理モジュール内部に専用の記憶装置を設けたり、ページ管理モジュール外部にページ管理モジュール専用の記憶装置を設けたりしてもよい。また、メモリ管理モジュールの性能を改善するために、メモリ管理モジュール内部に専用の記憶装置を設けたり、メモリ管理モジュール外部にメモリ管理モジュール専用の記憶装置を設けたりしてもよい。また、画像圧縮部の性能を改善するために、画像圧縮部内部に専用の記憶装置を設けたり、画像圧縮部外部に面役圧縮手段専用の記憶装置を設けたりしてもよい。また、画像復号部の性能を改善するために、画像復号部内部に専用の記憶装置を設けたり、画像復号部外部に画像復号部専用の記憶装置を設けたりしてもよい。また、解析・整形部の性能を改善するために、解析・整形部内部に専用の記憶装置を設けたり、解析・整形部外部に解析・整形部専用の記憶装置を設けたりしてもよい。また、表示履歴記録部の性能を改善するために、表示履歴記録部内部に専用の記憶装置を設けたり、表示履歴記録部外部に表示履歴記録部専用の記憶装置を設けたりしてもよい。また、描画部の性能を改善するために、描画部内部に専用の記憶装置を設けたり、描画部外部に描画部専用の記憶装置を設けたりしてもよい。また、表示部の性能を改善するために、表示部内部に専用の記憶装置を設けたり、表示部外部に表示部専用の記憶装置を設けたりしてもよい。そして、描画部と表示部は一体化されていてもよい。
尚、本発明は、ページの概念を持つ文書を表示するための表示装置または表示プログラムであれば、種々適用可能である。特に、レイアウト情報を含む複合文書デ−タを表示する表示装置においては、レイアウトに大量の処理時間を必要とするため、本発明が有効となる。例えば、インターネットブラウザを組み込んだパーソナルコンピュータやパーソナルデータアシスタント、ネットワークコンピュータ、電子ブック、セットトップボックス、XMLベースのデータフォーマットを採用したその他の表示装置、および、上記の装置に搭載されるコンピュータプログラムなどに応用可能である。
本発明の第1の実施の形態における情報表示装置のハードウェア構成を示した図である。 本発明の第1の実施の形態における情報表示装置のソフトウェア構成を示した図である。 本発明の第1の実施の形態における情報表示装置のメモリ構成を示した図である。 パターン1におけるページバッファの状態変化を示した図である。 パターン2におけるページバッファの状態変化を示した図である。 パターン3におけるページバッファの状態変化を示した図である。 パターン4におけるページバッファの状態変化を示した図である。 パターン5におけるページバッファの状態変化を示した図である。 パターン6におけるページバッファの状態変化を示した図である。 パターン7におけるページバッファの状態変化を示した図である。 パターン8におけるページバッファの状態変化を示した図である。 第2の実施の形態におけるメモリ構成(メモリマップ)を示した図である。 ページバッファ減少動作の流れを示した図である。 ページバッファ増加動作の流れを示した図である。
符号の説明
1 CPU、2 ROM、3 記憶装置(RAM)、4 I/O、5 描画部(グラフィックアクセラレータ)、5a 画像圧縮部、6 表示部(ディスプレイコントローラ)、6a 画像復号部、7 ディスプレイ、8 バス、10 システムプログラム(OS)、10a メモリ管理モジュール(記憶装置管理手段)、11 アプリケーションプログラム、11a 解析・整形部、11b 表示履歴記録部、11c ページ管理モジュール、21,22,23,24 ページバッファ、25 ヒープ領域、26 使用済み領域、27 空き領域

Claims (13)

  1. 表示対象となる表示データを記憶可能なメモリと、該メモリ内の所定領域に前記表示データを書き込む書き込み手段と、前記所定領域に書き込まれた前記表示データを読み出して、表示単位であるページ毎にディスプレイに表示させる表示制御手段と、オペレーティングシステムのメモリ管理機能として実現されるメモリ管理手段とを含み、前記メモリ管理手段によって前記メモリ上の一部の領域に確保されたシステム領域内に、ヒープ領域を形成して処理を行う情報表示装置であって、
    オペレーティングシステム上で動作するアプリケーションによって実現され、前記メモリ管理手段を介することなく、前記ヒープ領域を含むシステム領域とは別に、前記メモリ上の該システム領域外に、前記表示データを記憶するための専用領域を確保し、該専用領域に、前記ページ毎の表示データの記憶領域であるページバッファを形成するページバッファ管理手段を含み、
    前記書き込み手段および表示制御手段は、前記ページバッファ管理手段によって前記専用領域にアクセス可能に構成され、
    前記書き込み手段は、前記専用領域内の所定ページバッファに前記表示データを書き込み、
    前記表示制御手段は、前記専用領域内の所定ページバッファに書き込まれた前記表示データを読み出して、前記ディスプレイに表示させ、
    前記メモリ管理手段は、前記システム領域を、前記メモリの上位アドレス側において上位アドレス側から順番に確保し、前記ページバッファ管理手段は、前記専用領域を、前記メモリにおいて前記システム領域よりも下位アドレス側に確保し、
    前記ページバッファ管理手段および前記メモリ管理手段は、前記システム領域および前記専用領域の使用状態に対応して、前記システム領域および前記専用領域のサイズを相互に変更可能であることを特徴とする情報表示装置。
  2. 前記ページバッファの容量は、前記表示データ1ページ分のラスタライズ画像のデータ量に応じた固定値とされていることを特徴とする請求項1記載の情報表示装置。
  3. 前記書き込み手段の書き込み対象である前記表示データを所定の圧縮方式で圧縮する圧縮手段と、
    前記表示制御手段の読み出し対象である圧縮された前記表示データを復号する復号手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または2記載の情報表示装置。
  4. 前記書き込み手段の書き込み対象である前記表示データについて、文書構造の解析およびレイアウト処理を行って得られる中間形式のデータを生成する解析・整形手段と、
    前記表示制御手段の読み出し対象である前記中間形式のデータをラスタライズ画像に変換する変換手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または2記載の情報表示装置。
  5. 前記ページバッファは、前記書き込み手段によって書き込まれる前記表示データのデータ量に対応して、容量を変更可能であることを特徴とする請求項3または4記載の情報表示装置。
  6. 前記システム領域および前記専用領域それぞれが固定的なアドレス範囲に確保されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の情報表示装置。
  7. 前記ページバッファ管理手段は、前記システム領域内のヒープ領域における空き領域の容量に基づいて、該ヒープ領域および前記専用領域のサイズを相互に変更可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の情報表示装置。
  8. 前記ページバッファ管理手段は、前記ページバッファを解放する際、前記表示制御手段によって読み出されている前記表示データのページ番号から、より離れたページ番号の表示データが記憶されている前記ページバッファを解放することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の情報表示装置。
  9. 前記ページバッファに記憶されている表示データについて、前記ディスプレイに表示された順序を記憶する表示順序記憶手段をさらに備え、
    前記ページバッファ管理手段は、前記ページバッファを解放する際、前記表示順序記憶手段が記憶している順序に基づいて、より早い順序で表示された表示データが記憶されている前記ページバッファを解放することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の情報表示装置。
  10. 前記ページバッファに記憶されている表示データについて、前記ディスプレイに表示された時刻を記憶する表示時刻記憶手段をさらに備え、
    前記ページバッファ管理手段は、前記ページバッファを解放する際、前記表示時刻記憶手段が記憶している時刻に基づいて、より早い時刻に表示された表示データが記憶されている前記ページバッファを解放することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の情報表示装置。
  11. 前記ページバッファに記憶されている表示データについて、前記ディスプレイに表示された回数を記憶する表示回数記憶手段をさらに備え、
    前記ページバッファ管理手段は、前記ページバッファを解放する際、前記表示回数記憶手段が記憶している回数に基づいて、表示された回数がより少ない表示データが記憶されている前記ページバッファを解放することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の情報表示装置。
  12. 表示対象となる表示データを記憶可能なメモリと、該メモリ内の所定領域に前記表示データを書き込む書き込み手段と、前記所定領域に書き込まれた前記表示データを読み出して、表示単位であるページ毎にディスプレイに表示させる表示制御手段と、オペレーティングシステムのメモリ管理機能として実現されるメモリ管理を行うメモリ管理手段と、オペレーティングシステム上で動作するアプリケーションによって実現され、前記メモリ管理手段を介することなく、前記ヒープ領域を含むシステム領域とは別に、前記メモリ上の該システム領域外に、前記表示データを記憶するための専用領域を確保し、該専用領域に、前記ページ毎の表示データの記憶領域であるページバッファを形成するページバッファ管理手段と、を含み、前記メモリ管理手段によって前記メモリ上の一部の領域に確保されたシステム領域内に、ヒープ領域を形成して処理を行い、前記ページバッファ管理手段および前記メモリ管理手段は、前記システム領域および前記専用領域の使用状態に対応して、前記システム領域および前記専用領域のサイズを相互に変更可能である情報表示装置の制御方法であって、
    オペレーティングシステム上で動作するアプリケーションによって、前記メモリ管理手段を介することなく、前記ヒープ領域を含むシステム領域とは別に、前記メモリ上の該システム領域外に、前記表示データを記憶するための専用領域を確保し、
    該専用領域に、前記ページ毎の表示データの記憶領域であるページバッファを形成し、
    前記専用領域内の所定ページバッファに前記表示データを書き込み、
    前記専用領域内の所定ページバッファに書き込まれた前記表示データを読み出して、前記ディスプレイに表示させ、
    前記ページバッファ管理手段は、前記システム領域および前記専用領域の使用状態に対応して、前記システム領域および前記専用領域のサイズを変更し、
    前記メモリ管理手段は、前記システム領域を、前記メモリの上位アドレス側において上位アドレス側から順番に確保し、オペレーティングシステム上で動作する前記アプリケーションは、前記専用領域を、前記メモリにおいて前記システム領域よりも下位アドレス側に確保し、前記システム領域および前記専用領域の使用状態に対応して、前記システム領域および前記専用領域のサイズを変更することを特徴とする情報表示装置の制御方法。
  13. 表示対象となる表示データを記憶可能なメモリと、該メモリ内の所定領域に前記表示データを書き込む書き込み手段と、前記所定領域に書き込まれた前記表示データを読み出して、表示単位であるページ毎にディスプレイに表示させる表示制御手段と、オペレーティングシステムのメモリ管理機能として実現されるメモリ管理を行うメモリ管理手段と、オペレーティングシステム上で動作するアプリケーションによって実現され、前記メモリ管理手段を介することなく、前記ヒープ領域を含むシステム領域とは別に、前記メモリ上の該システム領域外に、前記表示データを記憶するための専用領域を確保し、該専用領域に、前記ページ毎の表示データの記憶領域であるページバッファを形成するページバッファ管理手段と、を含み、前記メモリ管理手段によって前記メモリ上の一部の領域に確保されたシステム領域内に、ヒープ領域を形成して処理を行い、前記ページバッファ管理手段および前記メモリ管理手段は、前記システム領域および前記専用領域の使用状態に対応して、前記システム領域および前記専用領域のサイズを相互に変更可能である情報表示装置を制御するための情報表示プログラムであって、
    オペレーティングシステム上で動作するアプリケーションにより、前記メモリ管理手段を介することなく、前記ヒープ領域を含むシステム領域とは別に、前記メモリ上の該システム領域外に、前記表示データを記憶するための専用領域を確保し、該専用領域に、前記ページ毎の表示データの記憶領域であるページバッファを形成するページバッファ管理機能を実現させ、
    前記ページバッファ管理機能は、前記書き込み手段および表示制御手段から、前記専用領域へのアクセスを可能とし、
    前記書き込み手段から、前記ページバッファ管理機能を介して前記専用領域内の所定ページバッファに前記表示データを書き込ませ、
    前記表示制御手段から、前記ページバッファ管理機能を介して前記専用領域内の所定ページバッファに書き込まれた前記表示データを読み出させて、前記ディスプレイに表示させ、
    前記ページバッファ管理手段に、前記システム領域および前記専用領域の使用状態に対応して、前記システム領域および前記専用領域のサイズを変更させ、
    前記メモリ管理手段に、前記システム領域を、前記メモリの上位アドレス側において上位アドレス側から順番に確保させ、前記システム領域および前記専用領域の使用状態に対応して、前記システム領域および前記専用領域のサイズを変更させ、
    前記ページバッファ管理機能、前記専用領域を、前記メモリにおいて前記システム領域よりも下位アドレス側に確保させることを特徴とする情報表示プログラム。
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