JP4904762B2 - 静電アクチュエータの駆動方法 - Google Patents
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Description
次に、この静電アクチュエータの駆動方法の第1の例について説明する。まず、図2(A)の下図に示すように、固定子1の電極(左側から4つずつの電極、以下同じ)に第1の駆動パターン(+、+、−、−)を印加すると、移動子9の抵抗体層に電極の電荷と逆極性の電荷が充電される。このステップを(第1の)充電ステップと呼ぶことにする。
次に、この静電アクチュエータの駆動方法の第2の例について簡単に説明する。ここで、駆動方法の第1の例と異なる点は、図2(A)の下図の第1の駆動パターンと図2(B)の下図の第2の駆動パターンを入れ替えている点である。まず、図6(A)の下図に示すように、固定子1の電極に第1の駆動パターン(−、0、+、0)を印加すると、移動子9の抵抗体層に電極の電荷と逆極性の電荷が充電される(第1の充電ステップ)。この場合、移動子9の抵抗体層の固定子1の0Vの電極に対応する領域は、正負いずれの電荷も充電されない。
次に、この静電アクチュエータの駆動方法の第3の例について簡単に説明する。ここで、駆動方法の第1の例と異なる点は、上記0.5ピッチ戻り過程が後述の0.5ピッチ進み過程となる点である。まず、図2(C)に示すように、移動子9が固定子1上を右方向に1.5ピッチ移動しようとした状態とする。移動中に移動子の電荷は一部失われるので、クーロン力(移動駆動力)が減少する。そこで、この力を維持して連続して駆動するために、図7(A)の下図に示すように、固定子1の電極に図2(A)の下図の第1の駆動パターンから右方向に2ピッチ(2電極分)ずらした駆動パターン(−、−、+、+)を印加する。すると、図7(B)に示すように、移動子9が固定子1上を右方向に0.5ピッチ進もうとする力が働く。この過程を(第1の)0.5ピッチ進み過程と呼ぶことにする。実際には、移動子のスムーズな移動が実現され、図2(B)から移動子9は、右方向に2ピッチ進んだ位置の図7(B)の状態で停止し、再充電される(第1の電圧切り替え再充電ステップ)。
次に、この静電アクチュエータの駆動方法の第4の例について簡単に説明する。ここで、駆動方法の第1の例と異なる点は、図2(A)の下図の第1の駆動パターンと図2(B)の下図の第2の駆動パターンを入れ替え、且つ、0.5ピッチ戻り過程が0.5ピッチ進み過程となる点である。まず、図6(C)に示すように、移動子9が固定子1上を右方向に1.5ピッチ移動しようとした状態とする。移動中に移動子の電荷は一部失われるので、クーロン力(移動駆動力)が減少する。そこで、この力を維持して連続して駆動するために、図8(A)の下図に示すように、固定子1の電極に図6(A)の下図の第1の駆動パターンから右方向に2ピッチ(2電極分)ずらした駆動パターン(+、0、−、0)を印加する。すると、図8(B)に示すように、移動子9が固定子1上を右方向に0.5ピッチ進もうとする力が働き(第1の0.5ピッチ進み過程)、図8(B)に示す位置で停止し、再充電される。(第1の電圧切り替え再充電ステップ)。
次に、この静電アクチュエータの駆動方法の第5の例について簡単に説明する。まず、図2(A)に示す初期状態から、図2(B)の下図の第2の駆動パターンを印加し、ある程度時間が経過し、図2(C)に示すように、移動子9が固定子1上を右方向に1.5ピッチ移動した状態とする。そして、この状態において、固定子1の電極に図9(A)の下図に示すようなリセット駆動パターン(0、0、0、0)を印加する。すると、移動子9の抵抗体層の電荷が完全に放電されて消失し、図9(B)の上図のような電荷分布となる。
次に、この静電アクチュエータの駆動方法の第6の例について簡単に説明する。ここで、駆動方法の第5の例と異なる点は、図2(A)の下図の第1の駆動パターンと図2(B)の下図の第2の駆動パターンを入れ替えた点である。まず、図6(A)に示す初期状態から、図6(B)の下図の第2の駆動パターンを印加し、ある程度時間が経過し、図6(C)に示すように、移動子9が固定子1上を右方向に1.5ピッチ移動した状態とする。そして、この状態において、固定子1の電極に図10(A)の下図に示すようなリセット駆動パターン(0、0、0、0)を印加する。すると、移動子9の抵抗体層の電荷が完全に放電されて消失し、図10(B)の上図のような電荷分布となる。
図2(A)において、固定子1の電極に第1の駆動パターンとして、駆動パターン(−、−、+、+)を印加するようにしてもよい。この場合、図2(B)においては、固定子1の電極に第2の駆動パターンとして、駆動パターン(+、0、−、0)を印加することになる。また、図6(A)において、固定子1の電極に第1の駆動パターンとして、駆動パターン(+、0、−、0)を印加するようにしてもよい。この場合、図6(B)においては、固定子1の電極に第2の駆動パターンとして、駆動パターン(−、+、+、−)を印加することになる。
2 ベースフィルム
3 電極
4 保護膜
5〜8 接続端子
9 移動子
10 ベースフィルム
11 抵抗体層
Claims (7)
- 4相の駆動信号が供給される4つの電極群を有する固定子に、抵抗体層を有する移動子が移動可能に配置された静電アクチュエータの駆動方法であって、
前記固定子の電極に、第1の駆動パターンからなる駆動信号を印加し、その駆動パターンに応じた逆極性の電荷を前記移動子の抵抗体層に充電する充電ステップと、
前記充電ステップの後に、前記固定子の電極に、前記第1の駆動パターンの整数電極分位相をずらしたものとは重ならない第2の駆動パターンからなる駆動信号を印加し、移動子を移動させる電圧切り替え移動ステップと、
前記電圧切り替え移動ステップの後に、前記固定子の電極に、前記第1の駆動パターンの整数電極分位相をずらした駆動パターンを印加し、その駆動パターンに応じた逆極性の電荷を前記移動子の抵抗体層に再充電する電圧切り替え再充電ステップと、
を含み、
前記第1の駆動パターンと前記第2の駆動パターンのうち一方の駆動パターンは、正電圧の連続する組と負電圧の連続する組の2値からなる駆動パターンであるとともに、他方の駆動パターンは、正電圧と負電圧の間に接地電位である0Vを挟む3値からなる駆動パターンであり、前記電圧切り替え移動ステップでは、前記移動子と前記固定子との間のクーロン力により、前記移動子が前記固定子上を1.5ピッチ移動しようとする力が働き、
前記電圧切り替え再充電ステップで、前記固定子の電極に、前記移動子が移動する向きに前記第1の駆動パターンの1電極分位相をずらした駆動パターンを印加し、前記移動子と前記固定子との間のクーロン力により、前記移動子が0.5ピッチ戻るような力が働くことを特徴とする静電アクチュエータの駆動方法。 - 請求項1に記載の静電アクチュエータの駆動方法において、
前記一方の駆動パターンは、正電圧が2つの電極分連続する組と負電圧が前記2つの電極分連続する組が交互に並ぶパターンであり、
前記他方の駆動パターンは、前記一方の駆動パターンのときに前記正電圧が並んだ領域において、前記移動子の進行方向に沿って負電圧、接地電位である0Vが順に並び、前記一方の駆動パターンのときに前記負電圧が並んだ領域において、前記移動子の進行方向に沿って正電圧、接地電位である0Vが順に並ぶパターンであることを特徴とする静電アクチュエータの駆動方法。 - 請求項1に記載の静電アクチュエータの駆動方法において、
前記一方の駆動パターンは、正電圧が2つの電極分連続する組と負電圧が前記2つの電極分連続する組が交互に並ぶパターンであり、
前記他方の駆動パターンは、前記一方の駆動パターンのときに前記正電圧が並んだ領域において、前記移動子の進行方向に沿って接地電位である0V、負電圧が順に並び、前記一方の駆動パターンのときに前記負電圧が並んだ領域において、前記移動子の進行方向に沿って接地電位である0V、正電圧が順に並ぶパターンであることを特徴とする静電アクチュエータの駆動方法。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の静電アクチュエータの駆動方法において、
前記電圧切り替え再充電ステップで、前記固定子の電極に、前記移動子が移動する向きに前記第1の駆動パターンの2電極分位相をずらした駆動パターンを印加し、前記移動子と前記固定子との間のクーロン力により、前記移動子が0.5ピッチ進むような力が働くことを特徴とする静電アクチュエータの駆動方法。 - 4相の駆動信号が供給される4つの電極群を有する固定子に、抵抗体層を有する移動子が移動可能に配置された静電アクチュエータの駆動方法であって、
前記固定子の電極に、第1の駆動パターンからなる駆動信号を印加し、その駆動パターンに応じた逆極性の電荷を前記移動子の抵抗体層に充電する充電ステップと、
前記充電ステップの後に、前記固定子の電極に、前記第1の駆動パターンの整数電極分位相をずらしたものとは重ならない第2の駆動パターンからなる駆動信号を印加し、移動子を移動させる電圧切り替え移動ステップと、を含み、
前記第1の駆動パターンと前記第2の駆動パターンのうち一方の駆動パターンは、正電圧の連続する組と負電圧の連続する組の2値からなる駆動パターンであるとともに、他方の駆動パターンは、正電圧と負電圧の間に接地電位である0Vを挟む3値からなる駆動パターンであり、前記電圧切り替え移動ステップでは、前記移動子と前記固定子との間のクーロン力により、前記移動子が前記固定子上を1.5ピッチ移動しようとする力が働き、
前記電圧切り替え移動ステップの後に、前記固定子の電極に、全ての電圧が接地電圧である0Vのリセット駆動パターンを印加するリセット電圧印加ステップを含むことを特徴とする静電アクチュエータの駆動方法。 - 請求項5に記載の静電アクチュエータの駆動方法において、
前記一方の駆動パターンは、正電圧が2つの電極分連続する組と負電圧が前記2つの電極分連続する組が交互に並ぶパターンであり、
前記他方の駆動パターンは、前記一方の駆動パターンのときに前記正電圧が並んだ領域において、前記移動子の進行方向に沿って負電圧、接地電位である0Vが順に並び、前記一方の駆動パターンのときに前記負電圧が並んだ領域において、前記移動子の進行方向に沿って正電圧、接地電位である0Vが順に並ぶパターンであることを特徴とする静電アクチュエータの駆動方法。 - 請求項5に記載の静電アクチュエータの駆動方法において、
前記一方の駆動パターンは、正電圧が2つの電極分連続する組と負電圧が前記2つの電極分連続する組が交互に並ぶパターンであり、
前記他方の駆動パターンは、前記一方の駆動パターンのときに前記正電圧が並んだ領域において、前記移動子の進行方向に沿って接地電位である0V、負電圧が順に並び、前記一方の駆動パターンのときに前記負電圧が並んだ領域において、前記移動子の進行方向に沿って接地電位である0V、正電圧が順に並ぶパターンであることを特徴とする静電アクチュエータの駆動方法。
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| JP2005289730A JP4904762B2 (ja) | 2005-10-03 | 2005-10-03 | 静電アクチュエータの駆動方法 |
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