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JP4905068B2 - 宅配便システム、及び宅配箱 - Google Patents
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JP4905068B2 - 宅配便システム、及び宅配箱 - Google Patents

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Description

本発明は、特定の条件を満たす場合にのみ宅配箱の鍵を開錠可能な宅配便システム、及び宅配箱に関する。
現状の宅配便等の配送サービスにおいては、受取人は配送された物品を受け取ったら、その物品に付された配送用伝票に認印を押す又は手書きでサインすることにより、受け取りを証明することが一般に行われている。
また、電子的に受け取りを確認するためのシステムとして、秘密鍵、公開鍵を用いた公開鍵暗号方式を利用したり、あるいは、携帯電話を用いて受取人の本人確認情報を光学的に読取可能なコードで表示し、表示されたコードを配送人の使用する端末で読み取ったりすることにより、受取人の確認を行い、信頼性の高い受取証明を行うものである(特許文献1、特許文献2参照)。
特開2003−128254号公報 特開2006−092507号公報
しかしながら、上記の方法では、個人情報や機密情報の運搬等、より機密性の高い宅配便システムでは受取人を限定する必要があるが、受取人を限定するだけでは、実際に受取人が宅配箱を開錠するとは限らず、セキュリティが不十分である。更に、個人情報等は宅配箱を開錠する場所も、例えば、企業のビル内のIDカードで入退室が管理されているようなセキュリティルームで開錠されることが重要となる。予め携帯電話番号を登録した受取人が、サーバに携帯電話で電話をかけることにより鍵が開錠されるという宅配箱も実用化されているが、IDカードで入退室が管理されている場所では、携帯電話の通話が確実に確保されているとは限らず、また、携帯電話の持込を禁止している場合もある。
また、宅配箱の差出人としては、開錠する人や時間帯、その他の条件をより詳細に指定することによりセキュリティを向上したいという要望もある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、特定の条件を満たす場合にのみ宅配箱を開錠可能な宅配便システム、及び宅配箱を提供することにある。
前述した目的を達成するために第1の発明は、非接触ICカードを有する宅配箱と、入場ゲートを通過する人のユーザIDをIDカードから読み取る第1の非接触リーダライタと、第2の非接触リーダライタを有し、前記宅配箱が載置される載置台と、を備えた宅配便システムであって、前記非接触ICカードには前記宅配箱の鍵を開錠するための条件を示す開錠条件データが記録され、前記開錠条件データを取得する開錠条件データ取得手段と、前記第1の非接触リーダライタにより読み取られたユーザIDを入場者IDとして取得する入場者ID取得手段と、前記非接触ICカードと前記第2の非接触リーダライタとが相互に通信可能な距離となった場合に、前記開錠条件データ取得手段により取得された前記開錠条件データと、前記入場者ID取得手段により取得された前記入場者IDと、に応じて前記宅配箱の鍵を開錠するか否かを判定する開錠判定手段と、を備えることを特徴とする宅配便システムである。
第1の発明の宅配便システムによれば、宅配箱は非接触ICカードを有し、載置台は第2の非接触リーダライタを有し、第1の非接触リーダライタによって入場ゲートを通過する人のユーザIDをIDカードから読み取る。また、非接触ICカードには宅配箱の鍵を開錠するための条件を示す開錠条件データが記録されている。そして、開錠条件データ取得手段によって開錠条件データを取得するとともに、入場者ID取得手段によって第2の非接触リーダライタにより読み取られたユーザIDを入場者IDとして取得し、開錠判定手段によって、非接触ICカードと第2の非接触リーダライタとが相互に通信可能な距離となった場合に、上記開錠条件データと、上記入場者IDと、に応じて宅配箱の鍵を開錠するか否かを判定することが可能となる。
また、第1の発明の宅配便システムにおいて、前記宅配箱は、前記開錠判定手
段を有することが望ましい。
また、第1の発明の宅配便システムにおいて、前記開錠条件データは、前記宅配箱の開錠に際して立ち会いが必須である人のユーザIDの一覧を示す立会必須一覧データを含み、前記開錠判定手段は、前記立会必須一覧データに含まれるユーザIDのすべてが、前記入場者ID取得手段により取得された入場者IDのいずれかと一致する場合に開錠すると判定することが望ましい。
また、第1の発明の宅配便システムにおいて、前記開錠条件データは、前記宅配箱の開錠に際して立ち会いを禁止とする人のユーザIDの一覧を示す立会禁止一覧データを含み、前記開錠判定手段は、前記立会禁止一覧データに含まれるユーザIDが、前記入場者ID取得手段により取得された入場者IDと一つも一致しない場合に開錠すると判定することが望ましい
また、第1の発明の宅配便システムにおいて、前記開錠条件データは、前記宅配箱の開錠に際して立ち会いが必須である人のユーザIDの一覧を示す立会必須一覧データ、及び前記宅配箱の開錠に際して立ち会いを禁止とする人のユーザIDの一覧を示す立会禁止一覧データを含み、前記開錠判定手段は、前記立会必須一覧データに含まれるユーザIDのすべてが、前記入場者ID取得手段により取得された前記入場者IDのいずれかと一致し、かつ前記立会禁止一覧データに含まれるユーザIDが、前記入場者IDと一つも一致しない場合に、開錠すると判定することが望ましい。
また、第1の発明の宅配便システムにおいて、前記開錠条件データは、ユーザIDごとの重み付けを点数で示した重み付け点数データを含み、前記開錠判定手段は、前記入場者ID取得手段により取得された前記入場者ID及び前記重み付け点数データに基づいてすべての入場者分の点数の合計を算出し、この合計が所定の閾値以上の場合にのみ開錠すると判定することが望ましい。
また、第1の発明の宅配便システムにおいて、前記開錠条件データは、前記宅配箱を開錠可能な時間帯を示す開錠可能時間帯データを含み、前記開錠判定手段は、更に、前記宅配箱を開錠する時刻が、前記開錠可能時間帯データに示される時間帯に含まれる場合にのみ開錠すると判定することが望ましい。
また、第1の発明の宅配便システムにおいて、更に、前記宅配箱を開錠した回数を計数し、保持する回数保持手段を備え、前記開錠条件データは、前記宅配箱を開錠可能な回数を示す開錠可能回数データを含み、前記開錠判定手段は、更に、前記回数保持手段に保持されている回数が前記開錠可能回数データに示される回数以下である場合にのみ開錠すると判定することが望ましい。
また、第2の発明は、非接触ICカードを有する宅配箱であって、前記非接触ICカードには前記宅配箱の鍵を開錠するための条件を示す開錠条件データが記録され、前記開錠条件データを取得する開錠条件データ取得手段と、入場ゲートを通過する人のユーザIDを入場者IDとして取得する入場者ID取得手段と、所定の位置に設置された非接触リーダライタと前記非接触ICカードとが相互に通信可能な距離となった場合に、前記開錠条件データ取得手段により取得された前記開錠条件データと、前記入場者ID取得手段により取得された前記入場者IDと、に応じて前記宅配箱の鍵を開錠するか否かを判定する開錠判定手段と、を備えることを特徴とする宅配箱である。
第2の発明の宅配箱によれば、宅配箱の有する非接触ICカードには宅配箱の鍵を開錠するための条件を示す開錠条件データが記録され、開錠条件データ取得手段によって、開錠条件データを取得しするとともに、入場者ID取得手段によって、入場ゲートを通過する人のユーザIDを入場者IDとして取得し、開錠判定手段によって、所定の位置に設置された非接触リーダライタと非接触ICカードとが相互に通信可能な距離となった場合に、開錠条件データと入場者IDとに応じて前記宅配箱の鍵を開錠するか否かを判定することが可能となる。
また、第2の発明の宅配箱において、前記開錠条件データは、前記宅配箱の開錠に際して立ち会いが必須である人のユーザIDの一覧を示す立会必須一覧データを含み、前記開錠判定手段は、前記立会必須一覧データに含まれるユーザIDのすべてが、前記入場者ID取得手段により取得された入場者IDのいずれかと一致する場合に開錠すると判定することが望ましい。
また、第2の発明の宅配箱において、前記開錠条件データは、前記宅配箱の開錠に際して立ち会いを禁止とする人のユーザIDの一覧を示す立会禁止一覧データを含み、前記開錠判定手段は、前記立会禁止一覧データに含まれるユーザIDが、前記入場者ID取得手段により取得された前記入場者IDと一つも一致しない場合に開錠すると判定することが望ましい。
また、第2の発明の宅配箱において、前記開錠条件データは、前記宅配箱の開錠に際して立ち会いが必須である人のユーザIDの一覧を示す立会必須一覧データ、及び前記宅配箱の開錠に際して立ち会いを禁止とする人のユーザIDの一覧を示す立会禁止一覧データを含み、前記開錠判定手段は、前記立会必須一覧データに含まれるユーザIDのすべてが、前記入場者ID取得手段により取得された前記入場者IDのいずれかと一致し、かつ前記立会禁止一覧データに含まれるユーザIDが、前記入場者IDと一つも一致しない場合に、開錠すると判定することが望ましい。
また、第2の発明の宅配箱において、前記開錠条件データは、ユーザIDごとの重み付けを点数で示した重み付け点数データを含み、前記開錠判定手段は、前記入場者ID取得手段により取得された前記入場者ID及び前記重み付け点数データに基づいてすべての入場者分の点数の合計を算出し、この合計が所定の閾値以上の場合にのみ開錠すると判定することが望ましい。
また、第2の発明の宅配箱において、前記開錠条件データは、前記宅配箱を開錠可能な時間帯を示す開錠可能時間帯データを含み、前記開錠判定手段は、更に、前記宅配箱を開錠する時刻が、前記開錠可能時間帯データに示される時間帯に含まれる場合にのみ開錠すると判定することが望ましい。
また、第2の発明の宅配箱において、更に、前記宅配箱を開錠した回数を計数し、保持する回数保持手段を備え、前記開錠条件データは、前記宅配箱を開錠可能な回数を示す開錠可能回数データを含み、前記開錠判定手段は、更に、前記回数保持手段に保持されている回数が前記開錠可能回数データに示される回数以下である場合にのみ開錠すると判定することが望ましい。
本発明によれば、特定の条件を満たした場合にのみ宅配箱を開錠可能な宅配便システム、及び宅配箱を提供することができる。
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1は本発明に係る宅配便システム全体の概要を示す図である。
図1に示すように、宅配便システム1は、非接触ICカード13を底部に有する宅配箱9と、セキュリティルーム3内に設置され、非接触リーダライタ15を有する載置台5と、セキュリティルーム3への入場ゲート7の近傍に設置された非接触リーダライタ17と、により構成され、非接触リーダライタ15と非接触リーダライタ17とは、通信I/F18によって接続され相互に通信可能である。
宅配箱9は、個人情報、或いはその他の機密性の高い運搬物を封入して運搬するための容器である。差出人は宅配箱9の底部に非接触ICカード13を置き、その上に運搬物を入れ、宅配箱9の鍵を閉めた状態で配送する。受取側による宅配箱9の開錠は、セキュリティルーム3等のセキュリティの確保された場所で行う必要がある。
非接触ICカード13には、宅配箱9の開錠条件を示す開錠条件データが差出人により予め設定、記録されている。また、非接触ICカード13は、宅配箱9の開錠の履歴を示す開錠履歴データを記憶する。
載置台5は、宅配箱9が載置される台であり、セキュリティルーム3内の所定位置に設置される。載置台5は、非接触リーダライタ15を備えている。
非接触リーダライタ15は、宅配箱9が底部に備える非接触ICカード13の内容の読み取り及び書き込みを行うものであり、載置台5の上面に宅配箱9が置かれた際に、非接触ICカード13の内容を読み取り及び書き込み可能な位置に配置されている。
具体的には、例えば、図1に示すように、載置台5は、天板51を備え、この天板51の下面において、宅配箱9が天板51に置かれた状態で天板51を介して非接触ICカード13と重なるような位置に非接触リーダライタ15が設けられていることが挙げられる。
なお、セキュリティルーム3における載置台5の位置は、セキュリティルーム3内に監視カメラが備えられている場合は、この監視カメラが載置台5に載置される宅配箱9の開錠の様子を撮影可能な位置とすることが望ましい。
非接触リーダライタ17は、セキュリティルーム3への入場ゲート7の近傍に備えられ、入場ゲート7を通過するユーザの携行するIDカード19の内容の読み取り及び書き込みを行うものである。セキュリティルーム3へ入場する人は、各々のユーザIDが記録されているIDカード19を非接触リーダライタ17へかざしてユーザIDを読み取らせてから入場する。
IDカード19は、例えば社員証等のユーザ各々のユーザIDが記録された非接触ICカードである。ユーザは、セキュリティルーム3に入室する際に、非接触リーダライタ17にIDカード19をかざしてユーザIDを読み取らせ、入場ゲート7を通過する。
図2は、宅配箱9の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、宅配箱9は、非接触ICカード13を有し、開錠条件判定部21、ロック解除装置25、バッテリ23、非接触リーダライタ11、及びカウンタ27を内蔵する。これらはバスによって接続されている。
開錠条件判定部21はコンピュータで、バッテリ23からの電力により駆動され、宅配箱9の鍵を開錠するか否かを判定する。
非接触リーダライタ11は、図1に示すように、宅配箱9の外部側面に設けられ、バッテリ23からの電力により駆動される。この非接触リーダライタ11に非接触ICカードをかざすと、この非接触ICカードに書き込まれているデータが非接触リーダライタ11により読み取られ、開錠条件判定部21の記憶部64に記憶される。
ロック解除装置25は、バッテリ23からの電力により駆動され、開錠条件判定部21から入力されるロック解除指示により、宅配箱9の鍵を開錠する。これにより、宅配箱9を開けることが可能な状態となる。
カウンタ27は、宅配箱9の鍵が開錠された回数を計数し、保持する。
非接触ICカード13は、非接触I/Fと接触I/Fとを持つデュアルタイプのものであり、非接触I/Fを介して載置台5の非接触リーダライタ15にアクセスし、接触I/Fを介して開錠条件判定部21にアクセスする。
図3は、非接触ICカード13の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、非接触ICカード13は、CPU(Central Processing Unit)41、ROM(Read Only Memory)42、RAM(Random Access Memory)43、メモリ44、及び通信部45を備え、これらはバス47によって接続されている。
CPU41は、ROM42またはメモリ44から所定のプログラムを読み出してRAM43に一時格納し、このプログラムに基づく各種処理を実行する。すなわち、CPU41は、所定のプログラムに基づいて通信部45を制御し、外部の非接触リーダライタから入力されるデータをメモリ44に記憶するとともに、その非接触リーダライタから入力される読み取り指示に従って、メモリ44からデータを読み出し、非接触リーダライタへ出力する。
ROM42は、非接触ICカード13の基本プログラム、及び各種データを格納する。この基本プログラムとしては、非接触リーダライタと通信可能な状態となった場合に実行される、データの読み取り処理プログラムや書き込み処理プログラム等の書き換え不要な基本プログラムが含まれる。
RAM43は、プログラム実行中、一時的にデータ等を格納する作業領域を有する。
通信部45は、アンテナ46等を有し、CPU41から入力される指示に従って、載置台5の非接触リーダライタ15との通信を制御する。
すなわち、載置台5が備える非接触リーダライタ15の近傍に非接触ICカード13が位置するように宅配箱9が載置台5に置かれると、非接触リーダライタ15と非接触ICカード13とが互いに通信可能な状態となり無線通信を行う。
メモリ44は、非接触ICカード13の動作に必要となるデータ等を記憶しており、また宅配箱9の鍵を開錠するための条件を示す開錠条件データ441を予め記憶している。このメモリ44への開錠条件データ441の設定及び記憶は、宅配箱9の差出人が、予め差出人側のコンピュータ等を用いて行う。
また、メモリ44は、宅配箱9の開錠に関する履歴を示すデータである開錠履歴データ442を記憶する。宅配箱9の開錠条件判定部21は、宅配箱9を開錠した際に、開錠履歴データ442をメモリ44に記憶させる。
図4は、メモリ44に記憶される開錠条件データ441の例を示す図である。
図4に示すように、開錠条件データ441は、宅配箱9の鍵を開錠するための条件を示すデータであり、立会必須一覧データ441a、立会禁止一覧データ441b、重み付け点数データ441c、開錠可能時間帯データ441d、開錠可能回数データ441e等を含む。
立会必須一覧データ441aは、宅配箱9の差出人により予め設定された必須立会人のユーザIDの一覧である(図10参照)。ここで、必須立会人とは、宅配箱9を開錠するに際して立ち会うことを必須とする人を意味する。例えば、一人で宅配箱9を開錠することを禁止したい場合は、複数名のユーザIDを必須立会人とし、立会必須一覧データ441aに設定しておけばよい。また、企業などの組織において、役職者等を必須立会人としたい場合には、この役職者のユーザIDを立会必須一覧データ441aに設定しておけばよい。
立会禁止一覧データ441bは、宅配箱9の差出人により予め設定された立会禁止人のユーザIDの一覧である(図11参照)。ここで、立会禁止人とは、宅配箱9を開錠するに際して立ち会うことを禁止とする人を意味する。例えば、アルバイト従業員の立ち会いを禁止する場合は、このアルバイト従業員のユーザIDを立会禁止人とし、立会禁止一覧データ441bに設定しておけばよい。
重み付け点数データ441cは、ユーザIDごとの重み付けを点数で表したデータである(図14参照)。例えば、部長なら10点、一般社員なら2点というように、各ユーザIDに対して重み付けの点数を付与すればよい。
開錠可能時間帯データ441dは、宅配箱9の開錠を可能とする時間帯を示すデータである。
開錠可能回数データ441eは、宅配箱9の開錠を可能とする回数の上限を示すデータである。
図5は、非接触ICカード13のメモリ44に記憶される開錠履歴データ442の例を示す図である。
図5に示すように、開錠履歴データ442には、宅配箱9を開錠した日時、開錠に立ち会った人(入場者ID)等のデータが含まれる。具体的には、例えば開錠した日時として、「2006/10/1 13:04」のように、日付と時刻が記憶される。また、開錠に立ち会った人として、宅配箱9の開錠の際に開錠条件判定部21が取得している入場者IDが「A001」、「B002」、「C001」、「D001」のように記憶される。
次に、図2に示す開錠条件判定部21の構成を説明する。
図6は、開錠条件判定部21の構成を示すブロック図である。
図6に示すように、開錠条件判定部21は、制御部61、表示部62、入力部63、記憶部64、通信部65、及び計時部66を備え、これらはバス67により接続されている。
制御部61は、記憶部64から所定のプログラムを読み出して記憶部64のRAMに一時格納し、このプログラムに基づく各種処理を実行することにより、開錠条件判定部21の全体を制御する。
すなわち、制御部61は、開錠条件データ取得処理を実行し、通信部65の接触I/Fを介して非接触ICカード13に記憶されている開錠条件データ441を読み出し、記憶部64に記憶する。
また、制御部61は、入場者ID取得処理を実行し、入場ゲート7の非接触リーダライタ17により読み取られたユーザIDを入場者ID871(後述)として取得する。つまり、宅配箱9が載置台5に載置されると、宅配箱9の非接触ICカード13と載置台5の非接触リーダライタ15とが通信可能な状態となる。このとき、非接触リーダライタ15は入場ゲート7の非接触リーダライタ17へ通信I/F18を介して入場者ID871の取得指示を送信する。非接触リーダライタ15が非接触リーダライタ17から入場者ID871を受信し、受信した入場者ID871を宅配箱9の非接触ICカード13に書き込むと、開錠条件判定部21の制御部61は、非接触ICカード13に書き込まれた入場者ID871を読み出し、記憶部64に記憶する。
なお、入場者ID871は非接触リーダライタ17から定期的に送信されるものとしてもよい。この場合は、非接触リーダライタ15は、入場者IDを受信する都度、その記憶部87に更新記憶する。
そして、制御部61は、開錠条件の判定処理を実行し、記憶部64に記憶された開錠条件データ441と入場者ID871とに応じて、宅配箱9の鍵を開錠するか否かを判定する。開錠すると判定した場合は、ロック解除装置25(図2)にロック解除指示を出力し、宅配箱9の鍵を開錠させる。更に、制御部61は、開錠履歴データ442を非接触ICカード13に書き込む。
表示部62は、表示パネル等を有し、制御部61から入力される指示に従って表示パネル等への表示制御を行う。
入力部63は、数字や文字、操作指示を入力するための入力キーを有し、入力キーの操作に応じた信号を制御部61に出力する。
記憶部64は、開錠条件判定部21の全体の動作を制御するための基本プログラムや各種データ等を格納するためのROM、一時的な作業用データを格納するためのRAM等から構成される。
更に、記憶部64には、開錠条件判定部21が実行する、開錠条件取得処理、入場者ID取得処理、及び開錠条件の判定処理等に必要となるプログラムやデータ等が格納されている。
通信部65は、非接触ICカード13との通信のための接触I/F、ロック解除装置25との通信I/F等を有し、非接触ICカード13及びロック解除装置25との通信を制御する。
次に、図1の入場ゲート7に備えられる非接触リーダライタ17について説明する。
図7は、非接触リーダライタ17の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、非接触リーダライタ17は、CPU81、入力部82、表示部83、ROM84、RAM85、リード/ライト部86、記憶部87、計時部88、及び通信部89を備え、これらはバス90により接続されている。
CPU81は、ROM84または記憶部87から所定のプログラムを読み出してRAM85に一時格納し、このプログラムに基づく各種処理を実行することにより、非接触リーダライタ17の全体の動作を制御する。すなわち、CPU81は、所定のプログラムに基づいて、近傍に非接触ICカード(IDカード19)を検出すると、通信部89、及びリード/ライト部86を制御して、その非接触ICカード(IDカード19)に記憶されているデータを読み出し、記憶部87に記憶する。また、所定のプログラムに基づいて非接触ICカード(IDカード19)へ所定のデータを書き込む。
更に、非接触リーダライタ17のCPU81は、リード/ライト部86により読み取ったユーザIDを入場者ID871として記憶部87に逐次記憶させる。また、CPU81は、この入場者ID871を通信部89により通信I/F18を介して載置台5の非接触リーダライタ15に送信させる。
入場者ID871を送信するタイミングは、非接触リーダライタ15側から入場者IDの取得指示を受信したときとしてもよいし、所定時間の経過を監視し、所定時間経過毎に定期的に送信させるものとしてもよい。
また、CPU81はセキュリティルーム3から退室する人が再度非接触リーダライタ17にIDカード19をかざすと、このIDカード19に記憶されているユーザIDと同一のユーザIDを記憶部87に記憶されている入場者ID871から削除する。
入力部82は、数字や文字、操作指示を入力するための入力キーを有し、入力キーの操作に応じた信号をCPU81に出力する。
表示部83は、表示パネル等を有し、CPU81から入力される指示に従って表示パネル等への表示制御を行う。
ROM84は、非接触リーダライタ17の全体を制御するための基本プログラム、あるいはデータ等を格納する。また、IDカード19から読み取ったユーザIDを入場者ID871として記憶部87に記憶し、通信部89により非接触リーダライタ15へ送信するための処理プログラムを格納する。
RAM85は、指定されたプログラム、入力指示、入力データ及び処理結果等を格納するメモリ領域を有する。
リード/ライト部86は、CPU81から入力される指示に従って非接触ICカード(IDカード19)からデータを読み取り、または非接触ICカード(IDカード19)にデータを書き込む。
記憶部87は、リード/ライト部86により読み取られたデータを記憶する。入場ゲート7では、入場する人が非接触リーダライタ17にIDカード19をかざすと、CPU81は、リード/ライト部86にIDカード19に記録されているユーザIDを読み取らせ、入場者ID871として記憶部87に記憶させる。
計時部88は、現在時刻を計時する。
通信部89は、通信I/F18と接続され、この通信I/F18を介して載置台5の非接触リーダライタ15との通信を行う。通信I/F18は有線及び無線による伝送媒体のいずれであってもよい。
次に、図1の載置台5に備えられる非接触リーダライタ15について説明する。
載置台5に備えられる非接触リーダライタ15は、非接触リーダライタ17と同様の構成である。すなわち、図7に示すように、非接触リーダライタ15は、CPU81、入力部82、表示部83、ROM84、RAM85、リード/ライト部86、記憶部87、計時部88、及び通信部89を備え、これらはバス90により接続されている。
非接触リーダライタ15のCPU81は、載置台5に宅配箱9が載置され、非接触リーダライタ15が宅配箱9の非接触ICカード13と互いに通信可能な距離となった場合には、通信I/F18を介して入場ゲート7の非接触リーダライタ17に対して、入場者ID871の取得指示を送信する。そして、非接触リーダライタ17から入場者ID871を受信すると、この入場者ID871を記憶部87に記憶する。更に、CPU81は、記憶部87に記憶されている入場者ID871を読み出し、リード/ライト部86を制御して、非接触ICカード13へ書き込ませる。
次に動作を説明する。
図8は本実施の形態における宅配便システム1において実行される処理全体の流れを説明するフローチャートである。
まず、宅配箱9に置かれる非接触ICカード13には、宅配箱9の差出人のコンピュータ等の装置により開錠条件データ441が設定され、保持されている(ステップS11)。差出人は開錠条件データ441が書き込まれた非接触ICカード13を宅配箱9の底部に置き、その上から運搬物を載せて、宅配箱9の鍵を施錠したうえで、宅配箱9を配送する。
宅配箱9を受け取った受取人は、この宅配箱9を開錠するためにセキュリティルーム3へ入場する。セキュリティルーム3の入場ゲート7で、受取人が携行するIDカード19を非接触リーダライタ17にかざすと、非接触リーダライタ17はIDカード19からユーザIDを読み取り、入場者ID871として記憶部87に記憶する(ステップS12)。
更に、非接触リーダライタ17に別のIDカード19をかざす場合、つまり次の入場者がいる場合は(ステップS13;はい)、ステップS12に戻り、非接触リーダライタ17はIDカード19のユーザIDを読み取り、入場者ID871として記憶部87に逐次記憶する。
次の入場者がいない場合は(ステップS13;いいえ)、つまり宅配箱9の開錠に立ち会う人が全員入室した場合は、宅配箱9を持っている人は宅配箱9を載置台5に載置する。宅配箱9が載置台5に載置され、非接触ICカード13と非接触リーダライタ15とが互いに通信可能な距離となると、開錠条件判定部21は判定処理を開始する(ステップS14)。判定処理の詳細については後述する。
開錠条件判定部21は、判定処理を実行した結果、開錠条件を満たすと判定した場合は(ステップS15;はい)、ロック解除装置25にロック解除指示を出力し、開錠させる(ステップS16)とともに、非接触ICカード13に開錠履歴データ442を書き込む(ステップS17)。
開錠条件判定部21が判定処理を実行した結果、開錠条件を満たさないと判定した場合は(ステップS15;いいえ)、そのまま処理を終了する。
次に、図8のステップS14における判定処理を詳しく説明する。
ステップS14の判定処理を開始する際、開錠条件判定部21は非接触ICカード13に書き込まれている開錠条件データ441を読み取り、記憶部64に記憶する。そして、開錠条件判定部21は、開錠条件データ441に設定されている内容に応じた判定処理(1)〜(4)を実行する。
判定処理(1)は、開錠条件データ441に立会必須一覧データ441a及び立会禁止一覧データ441bが含まれている場合に実行されるものである。
図9は、判定処理(1)の動作を説明するフローチャートであり、図10は、非接触ICカード13に記憶されている立会必須一覧データ441aの例、図11は、非接触ICカード13に記憶されている立会禁止一覧データ441bの例を示す図である。
図9のフローチャートに示すように、開錠条件判定部21は判定処理(1)を実行すると、まず、非接触リーダライタ17から入場者ID871を取得する(ステップS21)。
図12は、入場者ID871の例を示す図である。
図12に示すように、非接触リーダライタ17の記憶部87には、例えば、「A001」、「B002」、「C001」、「D001」のように、一つまたは複数のユーザIDが入場者ID871として逐次記憶される。また、セキュリティルーム3から退室した人がいる場合は、そのユーザIDを入場者ID871の表から削除する。
載置台5に宅配箱9が載置されると、非接触リーダライタ15のCPU81は入場ゲート7の非接触リーダライタ17に対して入場者ID871の取得指示を送信する。非接触リーダライタ17のCPU81は入場者ID871の取得指示を受信すると、記憶部87に記憶されている入場者ID871を読み出し、通信I/F18を介して載置台5の非接触リーダライタ15へ送信する。非接触リーダライタ15は、受信した入場者ID871を宅配箱9の非接触ICカード13へ書き込む。そして、開錠条件判定部21は、非接触ICカード13に書き込まれた入場者ID871を接触I/Fを介して取得する。
次に、開錠条件判定部21は、取得した入場者ID871と、開錠条件データ441の立会必須一覧データ441a及び立会禁止一覧データ441bとを参照して、入場者ID871に必須立会人が全員いるかを判定し(ステップS22)、次に、入場者ID871に立会禁止人が少なくとも一人いるかを判定する(ステップS23)。
図10に示す例では、立会必須一覧データ441aに必須立会人として、「A001」及び「B002」が設定されている。この場合、開錠条件判定部21は、取得した入場者ID871に「A001」及び「B002」が存在するか否かを判定する。入場者「A001」、「B002」のうちいずれかが存在しない場合は、必須立会人が全員揃っていないと判定し(ステップS22;いいえ)、そのまま判定処理(1)を終了する。
図12に示す例では、入場者ID871には「A001」及び「B002」が、すべて存在するので、必須立会人が全員いると判定する(ステップS22;はい)。そして次に、立会禁止人の条件を判定する。図11に示すように、立会禁止一覧データ441bに立会禁止人として「C001」が設定されている場合、開錠条件判定部21は、取得した入場者ID871に「C001」が存在するか否かを判定する。
図12に示す例では、入場者ID871に「C001」が存在し、立会禁止人がいるので(ステップS23;はい)、そのまま判定処理(1)を終了する。
入場者ID871に、「C001」が存在しない場合は、立会禁止人がひとりも存在しないと判定する(ステップS23;いいえ)。その後、開錠条件判定部21は、ロック解除装置25にロック解除指示を出力して(ステップS24)、判定処理(1)を終了する。
次に、判定処理(2)について図13及び図14を参照して説明する。
判定処理(2)は、開錠条件データ441に重み付け点数データ441cが含まれている場合に実行されるものである。
図13は、判定処理(2)の動作を説明するフローチャートであり、図14は、非接触ICカード13に記憶されている重み付け点数データ441cの例を示す図である。
図13のフローチャートに示すように、開錠条件判定部21は判定処理(2)を実行すると、まず、非接触リーダライタ17から入場者ID871を取得する(ステップS31)。この入場者ID871の取得の処理は図9に示す判定処理(1)のステップS21と同様である。
そして、開錠条件データ441に設定されているユーザID毎の重み付け点数データ441cを参照し、入場者ID871と重み付け点数データ441cとから、すべての入場者分の点数の合計を算出する(ステップS32)。
図14に示す例では、重み付け点数データ441cとして、ユーザID「A001」は「5」点、ユーザID「B001」は「3」点、ユーザID「B002」は「3」点、ユーザID「C001」は「1」点、ユーザID「D001」は「1」点と設定されている。開錠条件判定部21は、入場者ID871に存在するすべてのユーザIDの点数の合計を算出する。
図12に示す例のように、入場者ID871に「A001」、「B002」、「C001」及び「D001」がある場合は、それぞれの重み付け点数は「5」点、「3」点、「1」点、「1」点であるため、入場者全員の点数の合計は「10」点と算出される。
開錠条件判定部21は、算出した合計が所定の閾値であるか否かを判定する(ステップS33)。閾値は、この判定処理(2)のプログラムに設定されているものとしてもよいし、宅配箱9の開錠条件判定部21の記憶部64に予め設定されているものとしてもよいし、開錠条件データ441として非接触ICカード13に書き込まれており、開錠条件判定部21により読み出されるものとしてもよい。
開錠条件判定部21は、上記合計が閾値以上であると判定した場合(ステップS33;はい)は、ロック解除装置25にロック解除指示を出力して(ステップS34)、判定処理(2)を終了する。合計が閾値未満の場合(ステップS33;いいえ)は、そのまま判定処理(2)を終了する。
次に、判定処理(3)について図15を参照して説明する。
判定処理(3)は、開錠条件データ441に開錠可能時間帯データ441dが含まれている場合に実行されるものである。
図15は、判定処理(3)の動作を説明するフローチャートである。
まず、開錠条件判定部21の制御部61は、計時部66から現在時刻を取得する(ステップS41)。そして、開錠条件データ441に設定されている開錠可能時間帯データ441dを参照し、現在時刻が開錠可能な時間帯であるか否かを判定する(ステップS42)。
開錠条件判定部21は、現在時刻が開錠可能な時間帯であると判定した場合(ステップS42;はい)は、ロック解除装置25にロック解除指示を出力して(ステップS43)、判定処理(3)を終了する。現在時刻が開錠可能な時間帯にない場合(ステップS42;いいえ)は、そのまま判定処理(3)を終了する。
次に、判定処理(4)について図16を参照して説明する。
判定処理(4)は、開錠条件データ441に開錠可能回数データ441eが含まれている場合に実行されるものである。
図16は、判定処理(4)の動作を説明するフローチャートである。
まず、開錠条件判定部21は宅配箱9のカウンタ27に保持されている開錠回数を取得する(ステップS51)。そして、開錠条件データ441に設定されている開錠可能回数データ441eを参照し、取得した開錠回数が開錠可能な回数以下であるか否かを判定する(ステップS52)。
開錠条件判定部21は、開錠回数が開錠可能な回数以下であると判定した場合(ステップS52;はい)は、ロック解除装置25にロック解除指示を出力して(ステップS53)、判定処理(4)を終了する。現在時刻が開錠可能な時間帯にない場合(ステップS52;いいえ)は、そのまま判定処理(4)を終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、宅配箱9の有する非接触ICカード13に予め開錠条件データ441を記憶しておき、また、セキュリティルーム3へ入場する人の持つIDカード19からユーザIDを入場ゲート7の近傍に備えられる非接触ICカード17で読み取り、入場者IDとして保持しておく。セキュリティルーム3内に設置された載置台5に宅配箱9が載置されると、宅配箱9の開錠条件判定部21は、載置台5に備えられる非接触リーダライタ15を介して上記入場者ID871を取得するとともに上記開錠条件データを取得する。そして、取得した入場者IDと開錠条件データとに応じて宅配箱9を開錠するか否かを判定する。
従って、宅配箱9を載置台5に載せた状態でないと宅配箱9を開錠するか否かを判定できず、宅配箱9を開錠できないため、宅配箱9の開錠場所を確実に特定できる。
更に、開錠条件判定部21は宅配箱9の備える非接触ICカード13に設定されている開錠条件データを用いて宅配箱9を開錠するか否かを判定するので、差出人は様々な条件を特定して宅配箱9を開錠させることができる。
具体的には、宅配箱9の開錠に際し、開錠条件として、必ず立ち会わなければならない人や立ち会いを禁止する人を差出人側で指定できるため、より高度で詳細なセキュリティ管理を行える。
また、開錠条件として、ユーザID毎の重み付け点数データを設定でき、重み付けを用いた開錠の管理を可能とするので、例えば、企業における役職者と一般社員との立ち会いを容易に区別でき、様々な状況に対応したセキュリティ管理を行える。
更に、開錠条件として、開錠可能な時間帯や回数等も指定できるため、より高度で詳細なセキュリティ管理を行える。
また、宅配箱9の開錠に関する開錠履歴データ442を非接触ICカード13に記録するので、宅配箱9を開けた後に宅配箱9から非接触ICカード13を取り外して差出人に返送することで、差出人は宅配箱9の開錠の履歴を簡単に確認できる。
なお、宅配箱9に装着する非接触ICカード13に代えて、ICタグを使用してもよい。この場合は、載置台5の非接触リーダライタ15に代えてICタグのリーダライタを設置すればよい。
同様に、IDカード19も非接触ICカードとしたが、これに代えてICタグを使用してもよい。この場合は、入場ゲート7の非接触リーダライタ17や宅配箱9の非接触リーダライタ11に代えてICタグのリーダライタを設置すればよい。
また、上述の実施の形態における宅配便システム1の例では、宅配箱9が開錠条件判定部21を備え、宅配箱9の開錠条件判定部21により開錠条件の判定を行うことにしたが、これに限るものではなく、載置台5の非接触リーダライタ15が開錠条件判定部21を備えることとしてもよい。
この場合、載置台5の非接触リーダライタ15のROM84には、上述の開錠条件データ取得処理、入場者ID取得処理、及び開錠条件の判定処理等を行うためのプログラム等が記憶されており、非接触リーダライタ15のCPU81は上記プログラムを読み出して、各処理を実行し、開錠条件の判定結果を非接触ICカード13に書き込むこととする。宅配箱9の制御部61は非接触ICカード13に書き込まれた判定結果に応じてロック解除装置25にロック解除指示を出力するようにしてもよい。
また、宅配箱9の開錠条件判定部21は、入場ゲート7の非接触リーダライタ17で取得された入場者ID871を、通信I/F18、載置台5の非接触リーダライタ15、及び非接触ICカード13を介して取得するものとしたが、入場者ID871の取得方法はこれに限るものではなく、例えば、宅配箱9に非接触リーダライタ17と通信接続するための通信部を更に設けるとともに、非接触リーダライタ17にも宅配箱9と通信接続するための通信部を更に設け、開錠条件判定部21は、これらの通信部を介して非接触リーダライタ17において読み取られたユーザIDを入場者ID871として取得するものとしてもよい。
また、更に、宅配箱9を開錠する際に、宅配箱9に備えられている非接触リーダライタ11にIDカード19をかざして、開錠する人のユーザIDを読み取らせるようにしてもよい。この場合、開錠条件判定部21は、上述の判定処理に加え、非接触リーダライタ11において読み取ったユーザIDと、開錠条件データ441に設定されている立会必須一覧データ441aまたは立会禁止一覧データ441b等と、から開錠条件の判定を行うようにすれば、更に厳重に開錠する人をチェックできるので、セキュリティ性を強化できる。
また、本実施の形態において、非接触ICカード13は宅配箱9の底部に置かれ、非接触リーダライタ15は載置台5の天板51の下面に設置されることとしたが、これに限るものではない。
図17は非接触ICカード13と非接触リーダライタ15との位置関係を示す図であり、(A)は本実施の形態において宅配箱9が正面に向けて載置された様子を示し、(B)は宅配箱9が背面を向けて載置された様子を示し、(C)は他の実施例を示す図である。
図17(A)と図17(B)には、それぞれ非接触ICカード13が宅配箱9の底部に置かれ、非接触リーダライタ15は載置台5の天板に設置されている例を示している。しかし、図17(A)と図17(B)とでは、宅配箱9が前後逆に載置されている。セキュリティルーム3内では監視カメラにより宅配箱9を開錠する様子が撮影されることがあるが、図17(A)または図17(B)のように、監視カメラの位置によっては宅配箱9の背面側を撮影することになってしまい、この場合は監視カメラによって宅配箱9の内容物を確認できない。
図17(C)では、非接触ICカード13は宅配箱9の側面に装着されている一方で、非接触リーダライタ15は、宅配箱9を載置台5に載置した際に、この宅配箱9の側面の非接触ICカード13の内容を読み取り可能な位置に配置されている例を示している。
具体的には、例えば、図17(C)に示すように、載置台5は、その上面より起立する起立壁52を備え、この起立壁52に非接触リーダライタ15を設けた例を示している。この起立壁52において、宅配箱9が載置台5に置かれた状態で非接触ICカード13と向き合う位置に非接触リーダライタ15を設けている。
このように、宅配箱9の側面が壁の近傍に位置するように、宅配箱9を載置台5上に載置すれば、監視カメラに対して宅配箱9が背面を向けることなく載置でき、監視カメラで開錠の様子を確実に撮影できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る宅配便システムの好適な実施形態について説明したが、前述した実施の形態に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明に係る宅配便システム1の全体の概要を示す図 宅配箱9の構成を示すブロック図 非接触ICカード13の構成を示すブロック図 開錠条件データ441の例を示す図 開錠履歴データ442の例を示す図 開錠条件判定部21の構成を示すブロック図 非接触リーダライタ17(非接触リーダライタ15)の構成を示すブロック図 宅配便システム1において実行される処理全体の流れを説明するフローチャート 開錠条件データ441に立会必須一覧データ441a及び立会禁止一覧データ441bが含まれている場合に実行される判定処理(1)のフローチャート 立会必須一覧データ441aの一例を示す図 立会禁止一覧データ441bの一例を示す図 入場者ID871の一例を示す図 開錠条件データ441に重み付け点数データ441cが含まれている場合に行われる判定処理(2)のフローチャート 重み付け点数データ441cの一例を示す図 開錠条件データ441に開錠可能時間帯データ441dが含まれている場合に実行される判定処理(3)のフローチャート 開錠条件データ441に開錠可能回数データ441eが含まれている場合に実行される判定処理(4)のフローチャート 非接触ICカード13と非接触リーダライタ15との位置関係を示す図
符号の説明
1・・・・・・宅配便システム
3・・・・・・セキュリティルーム
5・・・・・・載置台
7・・・・・・入場ゲート
9・・・・・・宅配箱
13・・・・・・非接触ICカード
15・・・・・・非接触リーダライタ
17・・・・・・非接触リーダライタ
19・・・・・・IDカード
21・・・・・・開錠条件判定部
25・・・・・・ロック解除装置
27・・・・・・カウンタ
441・・・・・開錠条件データ
442・・・・・開錠履歴データ
871・・・・・入場者ID

Claims (15)

  1. 非接触ICカードを有する宅配箱と、
    入場ゲートを通過する人のユーザIDをIDカードから読み取る第1の非接触リーダライタと、
    第2の非接触リーダライタを有し、前記宅配箱が載置される載置台と、
    を備えた宅配便システムであって、
    前記非接触ICカードには前記宅配箱の鍵を開錠するための条件を示す開錠条件データが記録され、
    前記開錠条件データを取得する開錠条件データ取得手段と、
    前記第1の非接触リーダライタにより読み取られたユーザIDを入場者IDとして取得する入場者ID取得手段と、
    前記非接触ICカードと前記第2の非接触リーダライタとが相互に通信可能な距離となった場合に、前記開錠条件データ取得手段により取得された前記開錠条件データと、前記入場者ID取得手段により取得された前記入場者IDと、に応じて前記宅配箱の鍵を開錠するか否かを判定する開錠判定手段と、
    を備えることを特徴とする宅配便システム。
  2. 前記宅配箱は、前記開錠判定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の宅配便システム。
  3. 前記開錠条件データは、前記宅配箱の開錠に際して立ち会いが必須である人のユーザIDの一覧を示す立会必須一覧データを含み、
    前記開錠判定手段は、前記立会必須一覧データに含まれるユーザIDのすべてが、前記入場者ID取得手段により取得された前記入場者IDのいずれかと一致する場合に開錠すると判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の宅配便システム。
  4. 前記開錠条件データは、前記宅配箱の開錠に際して立ち会いを禁止とする人のユーザIDの一覧を示す立会禁止一覧データを含み、
    前記開錠判定手段は、前記立会禁止一覧データに含まれるユーザIDが、前記入場者ID取得手段により取得された前記入場者IDと一つも一致しない場合に開錠すると判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の宅配便システム。
  5. 前記開錠条件データは、前記宅配箱の開錠に際して立ち会いが必須である人のユーザIDの一覧を示す立会必須一覧データ、及び前記宅配箱の開錠に際して立ち会いを禁止とする人のユーザIDの一覧を示す立会禁止一覧データを含み、
    前記開錠判定手段は、前記立会必須一覧データに含まれるユーザIDのすべてが、前記入場者ID取得手段により取得された前記入場者IDのいずれかと一致し、かつ前記立会禁止一覧データに含まれるユーザIDが、前記入場者IDと一つも一致しない場合に、開錠すると判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の宅配便システム。
  6. 前記開錠条件データは、ユーザIDごとの重み付けを点数で示した重み付け点数データを含み、
    前記開錠判定手段は、前記入場者ID取得手段により取得された前記入場者ID及び前記重み付け点数データに基づいてすべての入場者分の点数の合計を算出し、この合計が所定の閾値以上の場合にのみ開錠すると判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の宅配便システム。
  7. 前記開錠条件データは、前記宅配箱を開錠可能な時間帯を示す開錠可能時間帯データを含み、
    前記開錠判定手段は、更に、前記宅配箱を開錠する時刻が、前記開錠可能時間帯データに示される時間帯に含まれる場合にのみ開錠すると判定することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の宅配便システム。
  8. 更に、前記宅配箱を開錠した回数を計数し、保持する回数保持手段を備え、
    前記開錠条件データは、前記宅配箱を開錠可能な回数を示す開錠可能回数データを含み、
    前記開錠判定手段は、更に、前記回数保持手段に保持されている回数が前記開錠可能回数データに示される回数以下である場合にのみ開錠すると判定することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の宅配便システム。
  9. 非接触ICカードを有する宅配箱であって、
    前記非接触ICカードには前記宅配箱の鍵を開錠するための条件を示す開錠条件データが記録され、
    前記開錠条件データを取得する開錠条件データ取得手段と、
    入場ゲートを通過する人のユーザIDを入場者IDとして取得する入場者ID取得手段と、
    所定の位置に設置された非接触リーダライタと前記非接触ICカードとが相互に通信可能な距離となった場合に、前記開錠条件データ取得手段により取得された前記開錠条件データと、前記入場者ID取得手段により取得された前記入場者IDと、に応じて前記宅配箱の鍵を開錠するか否かを判定する開錠判定手段と、
    を備えることを特徴とする宅配箱。
  10. 前記開錠条件データは、前記宅配箱の開錠に際して立ち会いが必須である人のユーザIDの一覧を示す立会必須一覧データを含み、
    前記開錠判定手段は、前記立会必須一覧データに含まれるユーザIDのすべてが、前記入場者ID取得手段により取得された前記入場者IDのいずれかと一致する場合に開錠すると判定することを特徴とする請求項9に記載の宅配箱。
  11. 前記開錠条件データは、前記宅配箱の開錠に際して立ち会いを禁止とする人のユーザIDの一覧を示す立会禁止一覧データを含み、
    前記開錠判定手段は、前記立会禁止一覧データに含まれるユーザIDが、前記入場者ID取得手段により取得された前記入場者IDと一つも一致しない場合に開錠すると判定することを特徴とする請求項9に記載の宅配箱。
  12. 前記開錠条件データは、前記宅配箱の開錠に際して立ち会いが必須である人のユーザIDの一覧を示す立会必須一覧データ、及び前記宅配箱の開錠に際して立ち会いを禁止とする人のユーザIDの一覧を示す立会禁止一覧データを含み、
    前記開錠判定手段は、前記立会必須一覧データに含まれるユーザIDのすべてが、前記入場者ID取得手段により取得された前記入場者IDのいずれかと一致し、かつ前記立会禁止一覧データに含まれるユーザIDが、前記入場者IDと一つも一致しない場合に、開錠すると判定することを特徴とする請求項に記載の宅配箱。
  13. 前記開錠条件データは、ユーザIDごとの重み付けを点数で示した重み付け点数データを含み、
    前記開錠判定手段は、前記入場者ID取得手段により取得された前記入場者ID及び前記重み付け点数データに基づいてすべての入場者分の点数の合計を算出し、この合計が所定の閾値以上の場合にのみ開錠すると判定することを特徴とする請求項に記載の宅配箱。
  14. 前記開錠条件データは、前記宅配箱を開錠可能な時間帯を示す開錠可能時間帯データを含み、
    前記開錠判定手段は、更に、前記宅配箱を開錠する時刻が、前記開錠可能時間帯データに示される時間帯に含まれる場合にのみ開錠すると判定することを特徴とする請求項9から13のいずれかに記載の宅配箱。
  15. 更に、前記宅配箱を開錠した回数を計数し、保持する回数保持手段を備え、
    前記開錠条件データは、前記宅配箱を開錠可能な回数を示す開錠可能回数データを含み、
    前記開錠判定手段は、更に、前記回数保持手段に保持されている回数が前記開錠可能回数データに示される回数以下である場合にのみ開錠すると判定することを特徴とする請求項9から14のいずれかに記載の宅配箱。
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