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JP4905286B2 - 変調方式識別装置及び方法、並びにプログラム - Google Patents
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変調方式識別装置及び方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、変調方式を識別するための変調方式識別装置及び方法、並びにプログラムに関する。
多重変調信号の1つとして直交周波数多重変調信号(OFDM;Orthogonal Frequency Division Multiplex)が存在する。このOFDM信号を使った通信方式は、中心周波数の異なる複数のサブキャリアを利用することにより周波数有効効率が高く、かつ、伝送信号をマルチキャリア信号により伝送するため、干渉に対して強い特性を有することから、無線LAN等の各種通信システムへの適用が進んでいる(例えば特許文献1)。無線LAN規格の一つに選定されているように、OFDM信号の特徴として、同期の処理に適用するパイロットシンボル及び、マルチパスの影響の軽減と同期処理への適用を目的としたガードインターバルシンボルが、伝送すべきOFDMデータシンボルに付加された構造となっている(非特許文献1)。
図1Aに、本発明で対応可能なOFDM信号の構造の一例を示す。OFDM信号フレームの基本構成として、同期処理を目的としたパイロットシンボルが先頭に配置され、そのパイロットシンボルに続けて通信信号の種別や伝送データとしてのOFDMデータシンボルが複数配置される。図1Aにおいて、Npはパイロットシンボル長、Ngはガードインターバルシンボル長、NdはOFDMデータシンボル長、MはOFDMデータシンボルのシンボル数を示す。
各OFDMデータシンボルの先頭には図1Bに示すように、同期処理のため及びマルチパスによる影響を軽減するために、伝送するOFDMデータシンボルの一部をコピーした信号がガードインターバルシンボルとして付加されている。
従来のOFDM信号の検出及び復調処理では、パイロットシンボル長Np、ガードインターバルシンボル長Ng、OFDMデータシンボル長Nd、及び1フレーム当たりのOFDMデータシンボルのシンボル数Mが、受信側で事前に既知情報であるとの仮定に立って、同期及び復調処理が実施されていた。
ところで、通信品質に応じて変調パラメータを送信側が一意に変更するOFDM通信システムでは、受信側での復調処理において受信信号に基づいて変調パラメータを検出することが重要となる。これにより、パラメータ変更を知らせるデータ通信が不要となり、データ伝送容量の増加が期待される。また、不法電波を監視するシステムでは、これらパラメータが通常不明であるため、受信信号からパラメータを抽出することが必要となる。
従来の1つの処理方法は、非特許文献2には、上記パラメータが既知であるとの条件下で同期復調処理に関し2つの手法が記載されている。その1つは、PN系列のパイロットシンボルをOFDM信号ブロックの先頭に付加して、CDMAのマッチドフィルタの原理を利用し、その相関値出力結果より(参照:非特許文献2 P82〜85)、OFDM信号のフレーム同期処理と、電波伝搬による位相誤差を検出して同期及び復調処理とを実現する方法である。
もう1つの従来の処理方法は、ガードインターバルシンボルを使用した同期復調処理であり、図2に示す回路(参照:非特許文献2 P57 図4.2ガードインターバルシンボル型同期回路)において、入力信号について、OFDMデータシンボル長だけの時間遅延差を有する二つの相関処理用のデータ窓を使用し、相関結果から同期及び復調処理を実施する方法である。図2において、Tは、ガードインターバルシンボルを含まないOFDMブロック長、Tgはガードインターバルシンボル長を示している。
特開2001−211137号公報 IEEE Standard 802.11a-1999 の12ページ 17.3.3 PLCP preamble (SYNC)のFigure110-OFDM training structure 尾知博著、「OFDMシステム技術とMATLABシミュレーション解説」、トリケップス出版、P53〜71
しかしながら、前記非特許文献2に示される第1の処理方法は、受信側で、送信信号に付加されたパイロットシンボル長及びその系列が既知であるとの前提の下に、相関処理が実施される必要がある。また、前記非特許文献2に示される第2の処理方法は、OFDMデータシンボル長が既知である状況においてのみ、その動作が効果を有する。
以上のように前記従来のOFDM変調回路は、OFDM信号の変調パラメータが既知である条件下でのみ動作が可能であり、OFDM信号の変調パラメータが既知でない信号が入力した場合、正常に動作しないという問題がある。
本発明の目的は、既知情報なしに、多重変調方式を識別する装置及び方法、並びにプログラムを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る変調方式識別装置は、
未知の通信信号に基づいて相関処理用の複製信号を生成する相関信号生成回路と、
前記未知の通信信号に対して前記複製信号をスライディング処理して自己相関処理を行う自己相関回路と、
前記自己相関処理による相関値出力に基づいて前記通信信号のパイロットシンボルとガイドインターバルシンボルに関する情報を検出する検出ユニットと、
前記通信信号のパイロットシンボルとガイドインターバルシンボルに関する情報に基づいて、前記未知の通信信号の変調方式を識別する識別回路を有することを特徴とするものである。
直交周波数多重変調信号は、パイロットシンボル及びガードインターバルシンボルを含んでおり、ディジタル変調信号はパイロットシンボのみを含んでおり、アナログ変調信号は、前記いずれのシンボルも含んでいないものである。
本発明は、前記シンボルの有無に着目して、変調方式に関する既知情報なしに、未知の通信信号の変調方式を識別することに特徴がある。すなわち、本発明は、未知の通信信号を受信した際に、前記未知の通信信号に基づいて相関処理用の複製信号を相関信号生成回路により生成する。そして、前記未知の通信信号に対して前記複製信号をスライディング処理して自己相関処理を自己相関回路により行う。次に、前記自己相関処理による相関値出力に基づいて前記通信信号のパイロットシンボルとガイドインターバルシンボルに関する情報を検出ユニットにより検出する。さらに、前記通信信号のパイロットシンボルとガイドインターバルシンボルに関する情報に基づいて、前記未知の通信信号の変調方式を識別回路により識別する。
前記識別回路は、受信した通信信号がパイロットシンボル及びガードインターバルシンボルを含んでいる場合に、その未知の通信信号を直交周波数多重変調信号であるとして識別する。また、識別回路は、受信した未知の通信信号がパイロットシンボルのみを含んでいる場合に、その未知の通信信号をディジタル変調信号であるとして識別する。また、識別回路は、受信した未知の通信信号がパイロットシンボル及びガードインターバルシンボルの双方を含んでいない場合に、その未知の通信信号をアナログ変調信号であるとして識別する。
以上のように、本発明によれば、通信信号が備えている特性、すなわち、パイロットシンボル及びガードインターバルシンボルの有無に着目して、未知の通信信号が備えているシンボルに基づいて変調方式を識別することができる。
以上の説明では、本発明を装置として構築した場合を対象としたが、これに限られるものではない。本発明を方法として構築してもよい。
以上のコンセプトに立って構築された本発明に係る変調方式識別方法は、
未知の通信信号に基づいて相関処理用の複製信号を生成する生成ステップと、
前記未知の通信信号に対して前記複製信号をスライディング処理して自己相関処理を行う自己相関ステップと、
前記自己相関処理による相関値出力に基づいて前記通信信号のパイロットシンボルとガイドインターバルシンボルに関する情報を検出する検出ステップと、
前記通信信号のパイロットシンボルとガイドインターバルシンボルに関する情報に基づいて、前記未知の通信信号の変調方式を識別する識別ステップの処理を実行する構成として構築されるものである。
本発明によれば、未知の通信信号の複製信号を生成し、その複製信号を未知の通信信号に対してスライディング処理を施して自己相関処理を行い、その自己相関処理による相関出力に基づいて各種のシンボルに関する情報を得て、そのシンボル情報に基づいて変調方式を識別する。
したがって、本発明によれば、変調方式を識別するための情報を未知の通信信号から得ているため、既知情報なるものを必要としないのである。
上述した本発明に係る変調方式識別装置は、ハードウェアの装置として構築したが、これに限られるものではない。本発明は、コンピュータにプログラムを組込み、このプログラムによりコンピュータに変調方式識別装置の機能を実行させるようにしてもよいものである。
以上のコンセプトに基づいて構築された本発明に係る変調方式識別用プログラムは、未知の通信信号の変調方式を識別するための変調方式信号識別装置を構成するコンピュータに、
未知の通信信号に基づいて相関処理用の複製信号を生成する機能と、
前記未知の通信信号に対して前記複製信号をスライディング処理して自己相関処理を行う機能と、
前記自己相関処理による相関値出力に基づいて前記通信信号のパイロットシンボル及びガードインターバルシンボルに関する情報を検出する機能と、
前記通信信号のパイロットシンボルとガイドインターバルシンボルに関する情報に基づいて、前記未知の通信信号の変調方式を識別する機能を実行させる構成として構築されるものである。
以上説明したように本発明によれば、未知の通信信号の複製信号を生成し、その複製信号を未知の通信信号に対してスライディング処理を施して自己相関処理を行い、その自己相関処理による相関出力に基づいて各種のシンボルに関する情報を得て、そのシンボル情報に基づいて変調方式を識別するため、既知情報無しに、未知の通信信号が備えた情報に基づいて、未知の通信信号の変調方式を識別することができる。
さらに、本発明によれば、全ての通信信号に関連する特性、すなわち、パイロットシンボル及びガードインターバルシンボルに着目しているため、受信した未知の通信信号に対して共通に適用することができるため、不法電波の監視、或いは通信帯域の如何に拘らず空いている帯域を利用して通信を行う通信方式などの通信分野に適用して、その効果を十分に発揮することができるものである。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施形態は基本的構成として、受信した未知の通信信号が備えている特性、すなわちパイロットシンボル及びガードインターバルシンボルに関する情報を収得して、そこ情報に基づいて、未知の通信信号の変調方式を識別する機能を備えていることを特徴とするものである。以下、本発明の実施形態を具体的に説明する。
(実施形態1)
図3に示すように本発明の実施形態に係る変調方式識別装置10は基本的構成として、未知の通信信号に基づいて相関処理用の複製信号を生成する相関信号生成回路11と、前記未知の通信信号に対して前記複製信号をスライディング処理して自己相関処理を行う自己相関回路12と、前記自己相関処理による相関値出力に基づいて前記通信信号のパイロットシンボルとガイドインターバルシンボルに関する情報を検出する検出ユニット(12,13,14,15、16及び17)と、前記通信信号のパイロットシンボルとガイドインターバルシンボルに関する情報に基づいて、前記未知の通信信号の変調方式を識別する識別回路18を有している。
相関信号生成回路11は、受信した未知の通信信号D1に基づいて相関用複製信号D2を生成する。自己相関回路12は図5に示すように、相関信号生成回路11にて生成された相関用複製信号D2を通信信号D1に対して時間軸方向へスライディング処理して自己相関処理を行う。自己相関回路12は、相関用複製信号D2をスライディングさせるデータスライディング量(N)を適宜可変設定する機能を備えている。自己相関回路12で設定されるスライディング量(N)の初期値は0である。ここで、未知の通信信号D1がOFDM信号である場合、OFDM信号の特徴として図1A及び図1Bに示すように、OFDM信号のデータシンボルの先頭には、データシンボルの一部(特に後尾)のデータをコピーした信号がガードインターバルシンボルとして付加されている。したがって、自己相関回路12が通信信号D1の1つであるOFDM信号に対して複製信号D2をスライディング処理すると、通信信号D1であるOFDM信号のガードインターバルシンボルと複製信号D2のガードインターバルシンボルの相関を行うこととなる。
自己相関回路12が通信信号D1であるOFDM信号に対して複製信号D2をスライディングする量Nが、図5b)のようにN<Ndである場合には、通信信号D1であるOFDM信号のガードインターバルシンボルNg1と複製信号D2のガードインターバルシンボルNg2が合致しないため、大きな相関値ピークが得られない。自己相関回路12によるスライディング量Nが図5c)に示すようにN=Ndである場合には、通信信号D1であるOFDM信号のガードインターバルシンボルNg1と複製信号D2のガードインターバルシンボルNg2が合致するため、大きな相関値ピークが得られる。自己相関回路12によるスライディング量Nが図5d)に示すようにN>Ndである場合には、通信信号D1であるOFDM信号のガードインターバルシンボルNg1と複製信号D2のガードインターバルシンボルNg2が合致しないため、大きな相関値ピークが得られない。
前記検出ユニットは、Nd検出回路13と、窓生成回路14と、データ相関回路15と、Ng検出回路16と、Np検出回路17を有している。
Nd検出回路13は、自己相関回路12が通信信号D1に対して複製信号D2をスライディング処理して自己相関処理を行う際に、その相関処理結果として出力される相関値ピークに着目し、自己相関回路12による自己相関処理に基づいて出力される相関出力において、通信信号D1内に存在する同一信号成分であるガードインターバルシンボルに基づいて得られる相関値ピークを検出することにより、通信信号D1におけるデータシンボル(OFDMデータシンボル)長Ndを検出する。前記通信信号D1がOFDM信号である場合に、ガードインターバルシンボルを含むために、OFDM信号に対してNd検出回路13によるデータシンボル長Ndの検出が行われる。
Nd検出回路13がOFDMデータシンボル長Ndを検出する機能について具体的に説明する。通信信号D1と複製信号D2を自己相関するための自己相関回路12によるスライディング量Nが図5a)のようにN=0である場合には、通信信号D1のガードインターバルシンボルNg1と複製信号D2のガードインターバルシンボルNg2が合致するため、図6に示すように、大きい相関値ピークP1が得られる。次に、自己相関回路12が図5c)に示すようにスライディング量NをN=Ndでもって、通信信号D1に対して複製信号D2をスライディング処理して自己相関処理を行うと、通信信号D1のガードインターバルシンボルNg1と複製信号D2のガードインターバルシンボルNg2が合致するため、図6に示すように、大きい相関値ピークP2が得られる。ここで、ガードインターバルシンボルはOFDM信号の先頭に付加されているものであるから、スライディング量NがN=0の場合に出力する相関値ピークP1と、スライディング量NがN=Ndの場合に出力する相関値ピークP2の間の距離は、OFDM信号におけるOFDMデータシンボル長Ndに相当する。
したがって、Nd検出回路13は、自己相関回路12がN=0のスライディング量でスライディング処理したときの通信信号D1のガードインターバルシンボルNg1と複製信号D2のガードインターバルシンボルNg2の相関処理による相関値ピークP1の出力状況を監視し、そのデータを記憶保存する。次に、自己相関回路12はスライデンィグ量Nを変更して相関処理を行うので、Nd検出回路13は、第2番目に相関値ピークが出力されるか否かを監視し、通信信号D1内に存在する同一信号成分であるガードインターバルシンボルに基づいて得られる図6の相関値ピークP1,P2を検出することにより、OFDM信号におけるデータシンボル長Ndを検出する。
さらに、Nd検出回路13は図6に示すように、可変設定可能な閾値T1を用いて前記相関値ピークP1,P2を検出するようになっている。この閾値T1を用いた相関値ピークP1,P2を検出することにより、Nd検出回路13によるOFDMデータシンボル長Ndを検出する精度を向上させることができるという利点がある。
窓生成回路14は、Nd検出回路13が検出したOFDMデータシンボル長Ndの情報を得て、図8に示すようなOFDMデータシンボル長Ndに相当する間隔を有する対をなす相関処理用のデータ抽出窓W1,W2を生成する。窓生成回路14は図7A〜図7Bに示すように、窓サイズSが異なるデータ抽出窓W1,W2を生成する機能を有している。窓生成回路14は、2つのデータ抽出窓W1,W2のサイズを同時に変更する。
データ相関回路15は、窓サイズSを変更しながらデータ抽出窓W1,W2にて抽出された抽出データW3,W4(図8参照)相互をスライディング処理して相関処理を行う機能を有している。
次に、データ相関回路15の機能について、窓生成回路14が3種類の窓サイズSをもつデータ抽出窓W1,W2を生成する場合を例に取って具体的に説明する。
データ相関回路15は、窓生成回路14から生成されたデータ抽出窓W1,W2の情報を受取ると、これらのデータ抽出窓W1,W2のサイズSを変更しながら通信信号D1に対して時間軸方向にスライディング処理させ、そのスライディング処理によりデータ抽出窓W1,W2にて通信信号D1から特定部位のデータを抽出し、その抽出データW3,W4相互を相関処理する。
データ相関回路15がデータ抽出窓W1,W2にて抽出した抽出データW3,W4相互を相関処理する場合について具体的に説明する。データ相関回路15は、データ抽出窓W1,W2を通信信号D1に対して図7A〜図7Cに示すようにスライディング処理を行い、図8に示すようにスライディング処理により通信信号D1から特定部位のデータW3,W4を抽出する。そして、データ相関回路15は、OFDMデータシンボル長Ndの間隔を有するデータ抽出窓W1,W2にて抽出した抽出データW3,W4を4分割して、該当するデータ同士を相関器18〜18に入力する。すなわち、一方の抽出データW3におけるNo.1のデータと、他方の抽出データW4におけるNo.1のデータを相関器18に、一方の抽出データW3におけるNo.2データと、他方の抽出データW4におけるNo.2のデータを相関器18に、一方の抽出データW3におけるNo.3のデータと、他方の抽出データW4におけるNo.3のデータを相関器18に、一方の抽出データW3におけるNo.4のデータと、他方の抽出データW4におけるNo.4のデータを相関器18にそれぞれ入力して、それらのデータを相関処理する。次に、データ相関回路15は、複数の相関器18〜18から出力された相関結果の情報を加算器19に入力させて、それらの出力値を加算する。なお、窓生成回路14が生成する窓サイズSは3種類に限られるものではなく、適宜可変設定される。また、データ相関回路15による相関処理においても、データ相関回路15は、3種類の窓サイズSを変更しながら抽出データW3,W4の相関処理を行う場合に限られるものではない。窓サイズSがN種類の場合は、図9に示すように、相関器18〜18と加算器19を組合せた構成となる。
ここで、最初に窓生成回路14が出力するデータ抽出窓W1,W2のサイズSを初期値とする。先ず、この初期値のデータ抽出窓W1,W2のサイズSが、OFDMデータシンボルの先頭に付加されたガードインターバルシンボル長Ngより小さいサイズである場合について説明する。この場合、窓生成回路14にて生成されるデータ抽出窓W1,W2のサイズSは図7Aに示すように、ガードインターバルシンボル長Ngより小さい(S<Ng)ため、このデータ抽出窓W1,W2にて抽出された抽出データW3,W4相互を相関処理した場合、大きな相関値ピークが得られない。
次に、窓生成回路14が出力するデータ抽出窓W1,W2のサイズSが、OFDMデータシンボルの先頭に付加されたガードインターバルシンボルタ長Ngと合致するサイズである場合について説明する。この場合、窓生成回路14にて生成されるデータ抽出窓W1,W2のサイズSは図7Bに示すように、ガードインターバルシンボル長Ngと合致する(S=Ng)ため、このデータ抽出窓W1,W2にて抽出された抽出データW3,W4相互を相関処理した場合、大きな相関値ピークが得られる。
次に、窓生成回路14が出力するデータ抽出窓W1,W2のサイズSが、OFDMデータシンボルの先頭に付加されたガードインターバルシンボル長Ngより大きいサイズである場合について説明する。この場合、窓生成回路14にて生成されるデータ抽出窓W1,W2のサイズSは図7Cに示すように、ガードインターバルシンボル長Ngより大きい(S>Ng)ため、このデータ抽出窓W1,W2にて抽出された抽出データW3,W4相互を相関処理した場合にも、大きな相関値ピークが得られる。
データ抽出窓W1,W2間の距離は図8に示すように、一方のデータ抽出窓W1の先頭から他方のデータ抽出窓W2の先頭までの間隔の長さとして設定しているため、サイズSがシンボル長Ng以上の場合(S=NG,S>Ng)のデータ抽出窓W1,W2にて抽出されたデータW3,W4相互を相関処理した場合、大きな相関値ピークがそれぞれ得られる。
以上のように、Ng検出回路16は、データ相関回路15から出力される相関処理に基づいて、データ抽出窓W1,W2のサイズSがガードインターバルシンボル長Ngと合致した際に得られる相関値ピークを検出することにより、直交周波数多重変調信号におけるガードインターバルシンボル長Ngを検出する。
図10Aに示すように、データ抽出窓W1,W2のサイズSがガードインターバルシンボル長Ngに合致する前(S<Ng)までは、相関値ピークが出力されないため、相関処理結果は閾値T2より小さい。データ抽出窓W1,W2のサイズSがガードインターバルシンボル長Ngに合致した場合(S=Ng)には、大きな相関値ピークが現れ、しかも、そのピーク値は閾値T2を越える。さらに、データ抽出窓W1,W2のサイズSをガードインターバルシンボル長Ngを越えた寸法に変更した場合にも、閾値T2を越えた相関値ピークが継続して現れる。
そこで、Ng検出回路16は図10Aに示すように、可変設定可能な閾値T2を用いて、抽出データW3,W4相互の相関処理に基づく相関値を検出する。このように閾値設定による相関値の検出を行うことにより、ガードインターバルシンボル長Ngを検出する精度を向上させることができるという利点を有している。
Np検出回路17は、前記対をなすデータ抽出窓W1,W2相互間の間隔が前記検出されたOFDMデータシンボル長Ndである条件の下における、サイズSが異なる前記データ抽出窓W1,W2にて抽出されたデータの相関処理結果に基づく相関値ピークの周期性と、周期性の異なる隣接する相関値ピークの距離情報を得て、OFDM信号におけるパイロットシンボルタ長Npを検出する機能を有している。
Np検出回路17の機能について詳細に説明する。Np検出回路17は、Ng検出回路16にて得られたガードインターバルシンボル長Ngと、データ抽出窓W1,W2のサイズがガードインターバルシンボル長Ngであるときの相関処理結果に注目して検出処理を行う。データ抽出窓W1,W2のサイズがガードインターバルシンボル長Ngである条件下では、図10Bに示すように、相関値ピークに2つの周期性が生じている。
2つの周期性のうち、1つの周期は図10Bに示すように、隣接する相関値ピークP2とP3の間の長さをもつ周期であり、この周期は、ガードインターバルシンボル長NgとOFDMデータシンボル長Ndの和に合致する周期(Ng+Nd)である。もう1つの周期は図10Bに示すように、隣接する相関値ピークP3とP4の間の長さをもつ周期であり、この周期は、ガードインターバルシンボル長NgとOFDMデータシンボル長Ndとパイロットシンボル長Npの和(Ng+Nd+Np)に合致する周期である。パイロットシンボル長Npが含まれる理由は、次の通りである。すなわち、データ抽出窓W1,W2のサイズSがガードインターバルシンボル長Ngよりも大きい場合には、図1Aに示すOFDM信号フレームの後尾に位置するパイロットシンボルに連なるガードインターバルシンボルの位置に対応して相関値ピークP4が現れるためである。
Np検出回路17は、窓生成回路14が生成したデータ抽出窓W1,W2のサイズSに関する情報、すなわち、データ抽出窓W1,W2のサイズSがガードインターバルシンボル長Ngに合致するというサイズ情報と、データ抽出窓W1,W2のサイズSがガードインターバルシンボル長Ngを越えているというサイズ情報と、データ抽出窓W1,W2とガードインターバルシンボルタ長Ngが合致した際に得られる相関値ピークの情報を得て、上述した2つの周期性を検出する。
すなわち、Np検出回路17は、データ抽出窓W1,W2のサイズSがガードインターバルシンボル長Ngに合致するというサイズ情報と、データ抽出窓W1,W2とガードインターバルシンボル長Ngが合致した際に得られる相関値ピークの情報に基づいて、Ng+Ndの長さをもつ周期性を検出する。さらに、Np検出回路17は、データ抽出窓W1,W2のサイズSがガードインターバルシンボル長Ngを越えているというサイズ情報と、データ抽出窓W1,W2とガードインターバルシンボル長Ngが合致した際に得られる相関値ピークの情報に基づいて、Ng+Nd+Npの長さをもつ周期性を検出する。
さらに、Np検出回路17は図10Bに示すように、前記検出した2つの周期性における相関値ピークP3,P4,P5に対して可変設定可能な閾値T3を用いて、その閾値T3を越えた値の相関値ピークP3,P4,P5を検出し、その検出した相関値ピークのうち、閾値T4を越えた隣接する相関値ピークP4,P5間の距離(スライディング量)に基づいて、頻度ヒストグラムを作成する。その頻度ヒストグラムの一例を図10Cに示す。
図10Cにおいて、第1の相関値ピークX1は、Ng+Ndの周期で生じる相関値ピークP4(図10B)に対応したものであり、第2の相関値ピークX2は、Ng+Nd+Npの周期で生じる相関値ピークP5(図10C)に対応したものである。
Np検出回路17は、Ng+Ndの周期の相関値ピークP3を基準として、相関値ピークP4までのスライディング量と、相関値ピークP5までのスライディング量を計測し、周期の異なる相関値ピークP3−P4の距離情報を得る。この隣接する相関値ピークP3−P4の距離情報は、第2の相関値ピークX2に相当するものであり、Ng+Nd+Npの周期の長さに相当する。
Np検出回路17は上記距離情報を得た後、その距離情報と、OFDM信号のパラメータのうち、前述までに検出されたガイドインターバル長Ng、OFDMデータシンボル長Ndを用いて、次式(1)によりパイロットシンボル長Npを検出する。
Np=X2−(Ng+Nd) (1)
以上のように、検出ユニットは、通信信号D1がOFDM信号である場合におけるデータシンボル長、ガードインターバルシンボル長及びパイロットシンボル長を検出することとなる。
ここで、未知の通信信号D1について考察する。未知の通信信号D1には、図12a)に示すOFDM信号、図12b)に示すディジタル変調信号、図12c)に示すアナログ変調信号が含まれる。これらの信号の特性に着目すると、図12a)に示すOFDM信号は、パイロットシンボルPが先頭に付加され、ガイドインターバルシンボルGがパイロットシンボルPに続くデータシンボルTの先頭に付加されている。そして必要な数のデータシンボルTが連続した後に再度パイロットシンボルPが付加され、同様にガードインターバルシンボルGを備えたデータシンボルTが連続した信号構造に構成されている。
これに対して、図12b)に示すディジタル変調信号は、パイロットシンボルPが先頭に付加され、一定長のデータシンボルTが連続し、再度パイロットシンボルPが付加される信号構造に構成されている。ディジタル変調信号の場合、データシンボルTの内部構造は、データがOFDM信号のように整然として配列しているのではなく、ランダムに配列されている。
また、図12c)に示すアナログ変調信号は、パイロットシンボルP及びガードインターバルシンボルGが備えられておらず、一定長のデータシンボルTのみからなる信号構造である。
これらの通信信号D1に対する複製信号D2を相関信号生成回路11により生成し、その通信信号D1に対して複製信号D2を自己相関処理回路12によりスライディング処理をして自己相関処理を行うと、図12d),e),f)のような相関結果が得られる。
すなわち、図12d)に示すように、OFDM信号の場合、パイロットシンボルPの位置で相関値ピークP0が現れ、かつガードインターバルシンボルGの位置で相関値ピークG0が現れる。図12e)に示すように、ディジタル変調信号の場合、パイロットシンボルPの位置で相関値ピークP0が現れるが、ガードインターバルシンボルを備えていないため、この相関値ピークP0のみが現れる。図12f)に示すように、アナログ変調信号の場合、いずれの相関値ピークも現れない。したがって、図12a)〜c)に示す信号構造から明らかなように図13に示すように、OFDM信号とディジタル信号は、パイロットシンボルPを備えているという特性の点に共通性があり、ガードインターバルシンボルGを備えていないという特性の点に相違性がある。また、アナログ変調信号は、パイロットシンボルP及びガードインターバルシンボルGを備えていないという特性の点に、OFDM信号及びディジタル変調信号と相違性がある。
識別回路18は、前記検出ユニットから出力される通信信号D1のパイロットシンボルP及びガードインターバルシンボルGに関する情報を入力として、未知の通信信号D1の変調方式を識別する機能を有している。具体的に説明すると、識別回路18は、検出ユニットから図12d)に示す波形の信号が入力すると、その未知の通信信号をOFDM信号として識別する。識別回路18は、検出ユニットから図12e)に示す波形の信号が入力すると、その未知の通信信号をディジタル変調信号として識別する。識別回路18は、検出ユニットから図12f)に示す波形の信号が入力すると、その未知の通信信号をアナログ変調信号として識別する。
なお、本発明の実施形態では、識別回路18は、OFDM信号,ディジタル変調信号及びアナログ変調信号に対する変調方式の識別機能のみを付加した場合について説明したが、これに限られるものではない。識別回路18に、OFDM信号の1フレーム当りのデータシンボル数Mを検出する機能を付加してもよいものである。具体的に説明すると、識別回路18は、前記検出されたデータシンボル長Nd,ガードインターバルシンボル長Ngに基づいて直交周波数多重変調信号のフレーム長Lを得て、得られた前記各シンボル長Ng,Nd,Npの通信パラメータを参照して、直交周波数多重変調信号の1フレーム当りのデータシンボル数Mを検出する機能を有している。
前述までの処理によって、OFDM信号のパラメータの内、パイロットシンボル長Np、ガードインターバルシンボル長Ng及びOFDMデータシンボル長Ndが検出されることとなる。ここで、図11から明らかなように、OFDM信号のフレーム長Lは、短周期Ng+Ndで生じる相関値ピークP1から長周期Nd+Ng+Npで生じる相関値ピークP5までの長さに相当する。したがって、図11に示す関係からOFDM信号のフレーム長Lを算出する。
具体的に説明する。図1Aにおいては、先頭のパイロットシンボルPS1から後尾のパイロットシンボルPS2までの長さをOFDM信号のフレーム長として説明したが、本発明の実施形態では、スライディング処理を行うため、先頭のパイロットシンボルPS1に続くガードインターバルシンボルG1から後尾のパイロットシンボルPS2までの長さをOFDM信号のフレーム長Lとしている。図1Aと図11におけるOFDM信号のフレーム長Lは、OFDM信号のフレーム構造からして同一長である。
本発明の実施形態においては、スライディング処理を行って相関処理を行うため、ガードインターバルシンボルG1の先頭位置で相関値ピークP1が検出され、その後に相関値ピークが後続のガートインターバルシンボルG2,G3の位置、後尾のパイロットシンボルPS2に続くガードインターバルシンボルG4の位置でそれぞれ検出される。図11に示す例では、先頭の相関値ピークP1と後尾の相関値ピークP5の間の長さがOFDM信号のフレーム長Lに相当する。すなわち、M検出回路18は、相関値ピークP1とP3の間、P3とP4の間及びP4とP5の間におけるスライディング量から、OFDM信号のフレーム長Lを算出する。次に、M検出回路18は、フレーム長Lの情報に基づいて、1フレーム当りのデータシンボル数Mを検出する。
OFDM信号のフレーム長Lは、OFDM信号の1フレーム当たりのデータシンボル数がMである場合に、次式(2)のように表される。
L=M(Ng+Nd)+Np (2)
式(2)から、OFDM信号の1フレーム当たりのデータシンボル数Mは、
M=(L−Np)/(Ng+Nd) (3)
として表される。
上述したようにOFDM信号のフレーム長Lは、検出されているから、式(3)に基づいて、OFDM信号の1フレーム当たりのデータシンボル数Mを算出する。
次に、本発明の実施形態に係る変調方式識別装置10を用いて、受信した未知の通信信号D1の変調方式を識別する方法について説明する。
図12に示すように、未知の通信信号D1には、パイロットシンボルP及びガードインターバルシンボルGを備えたOFDM信号、パイロットシンボルPのみを備えたディジタル変調信号、いずれのシンボルも備えていないアナログ変調信号が含まれる。これらの通信語信号D1を受信する際には、受信側では既知情報を持たずに受信することとなる。未知の通信信号D1のうち、複雑な信号構造を備えたOFDM信号に特化して、通信信号D1に含まれるパイロットシンボルP及びガードインターバルシンボルGを検出する場合を説明する。
図1Aに示すように、OFDM信号は、時間軸方向の先頭と最後尾にパイロットシンボルが位置し、それらのパイロットシンボル間に、複数組のガードインターバルシンボルとOFDMデータシンボルが配列されている。図1Aに示すOFDMデータシンボルの先頭には、図1Bに示すように送信データであるOFDMデータシンボルの一部をコピーしたガードインターバルシンボルが付加されている。前記ガードインターバルシンボルは、送信信号の直交性をマルチキャリアによる影響から保護すると共に、直高周波多重変調信号を復調処理する際の同期に使用されるOFDM信号に特有の信号構造である。
本発明の実施形態は、OFDM信号の各信号パラメータを検出するにあたって、ガードインターバルシンボルの周期性を利用し、OFDM信号におけるOFDMデータシンボルのデータ長Ndを検出し、この検出したOFDMデータシンボルのデータ長Ndに基づいて他のパラメータを検出することを特徴とするものである。以下、具体的に説明する。
図4において、受信したOFDM信号に対して、最初にOFDMデータシンボルのデータ長Ndを検出するための処理を実施する(ステップ101〜104)。その後、得られたOFDMデータシンボル長Ndに基づき、パイロットシンボル長Np、ガードインターバルシンボル長Ng及びデータシンボル数Mを検出するための処理を実施する(ステップ105〜109)。
先ず、OFDMデータシンボル長Ndを検出する処理(ステップ101〜104)について説明する。OFDM信号を受信した際に、相関信号複製回路11は、受信したOFDM信号に基づいて相関用信号を複製する(ステップS101)。具体的には、相関信号複製回路11は、受信したOFDM信号をコピーして、このコピーしたOFDM信号を相関用信号として生成する。
複製された相関用複製信号を受取ると、自己相関回路12は図5に示すように、OFDM信号である通信信号D1に対して前記複製信号を時間軸方向にスライディング処理させる(ステップ102)。
自己相関回路12は図5a)に示すように、スライディング量Nを0に設定してスライディング処理を行い、図5a)に示すスライディング量Nが0である複製信号D2と通信信号D1の相関処理を行い(ステップ103)、その相関処理されたデータをNd検出回路13に出力する。Nd検出回路13は、自己相関回路12の相関処理結果を受取って、通信信号D1と相関用信号D2の相関値チークを検出する(ステップ104)。この場合、スライディング量Nは0に設定されているため、通信信号D1と相関用信号D2は図5a)に示すように完全に一致するため、大きい相関値ピークとなる。
ステップ102において、自己相関回路12は、スライディング量Nを初期値の0から、N<Nd,N=Nd,N>Ndに可変設定してスライディング処理を行う。ステップ103において、自己相関回路12は、図5b)、c)、d)に示すスライディング量NがN<Nd,N=Nd,N>Ndに可変設定された相関用信号D2と通信信号D1の相関処理を逐次行い、ステップ104において、Nd検出回路13は、通信信号D1と相関用信号D2の相関値を算出する。ここで、OFDM信号の特徴として、図1A及び図1Bに示すように、OFDMデータシンボルの一部をコピーした信号が、ガードインターバルシンボルとしてOFDMデータシンボルの先頭に付加されている。したがって、このガードインターバルシンボル同士での相関処理結果としては、大きなピークをもつ相関値が得られる。
具体的に説明する。図5b)に示すスライディング量NがN<Ndの場合は、無相関信号に対する相関処理となるため、通信信号D1と相関用信号D2の相関処理による相関値のピークは検出されない。図5c)に示すスライディング量NがN=Ndの場合は、ガードインターバルシンボル同士の相関処理となるので、通信信号D1と相関用信号D2の相関処理による相関値ピークとして、大きなピークをもつ相関値が検出される。図5d)に示すスライディング量NがN>Ndの場合は、再び無相関信号に対する相関処理となるため、通信信号D1と相関用信号D2の相関処理による相関値のピークは検出されない。
以上のように、自己相関回路12がスライディング量Nを逐次可変設定(N=0,N<Nd,N>Nd)してスライディング処理を行って、可変設定されたスライディング量にもつ相関用信号D2と通信信号D1の相関処理を行う。その相関処理されたデータを受取って、Nd検出回路13が通信信号D1と相関用信号D2の相関値ピークを検出すると、図6に示すように、スライディング量Nが0である場合と、スライディング量NがNdである場合とにおいて相関値のピークが検出される。
図6から明らかなように、相関値ピークを示すスライディング量Nが0とスライディング量NがNdの間の距離は、図1AのOFDMデータシンボル長Ndに相当する。すなわち、相関値が大きなピークを示す相関ピーク相互間のスライディング量はOFDMデータシンボル長Ndと一致するので、Nd検出回路13は、前記相関ピーク相互間のスライディング量をOFDMデータシンボル長Ndとして検出する。なお、図6は、横軸にスライディング量Nを取り、縦軸に相関処理の結果による相関値ピークを取っており、スライディング量をパラメータとしたときの相関処理の結果による相関値ピークの変化を示している。
本発明の実施形態は、以上説明した処理により、既知情報を有しないOFDM信号に基づいて、OFDMデータシンボル長Ndを検出することができる。
次に、得られたOFDMデータシンボル長Ndに基づき、ガードインターバルシンボル長Ngを検出するための処理について説明する。
ステップ105において、窓生成回路14は、Nd検出回路13が検出したOFDMデータシンボル長Ndの情報を得て、図8に示すようなOFDMデータシンボル長Ndに相当する間隔を有する対をなす相関処理用のデータ抽出窓W1,W2を生成する(データ抽出窓生成処理)。
ステップ106において、データ相関回路15は、窓生成回路14から生成されたデータ抽出窓W1,W2の情報を受取ると、これらのデータ抽出窓W1,W2のサイズSを変更しながら通信信号D1に対して時間軸方向にスライディング処理させ、ステップ107において、データ相関回路15は、前記スライディング処理によりデータ抽出窓W1,W2にて通信信号D1から特定部位のデータを抽出し、その抽出データD3,D4相互を相関処理する。
ステップ108において、Ng検出回路16は、データ相関回路15から出力される相関処理に基づいて、前記データ抽出窓W1,W2のサイズSがガードインターバルシンボル長Ngと合致した際に得られる相関値ピークを検出することにより、直交周波数多重変調信号におけるガードインターバルシンボル長Ngを検出する。
ステップ109において、Np検出回路17は、前記データ抽出窓W1,W2相互間の距離が前記検出されたOFDMデータシンボル長Ndであることを条件として、前記データ抽出窓W1,W2にて抽出されたデータW3,W4の相関処理に基づいて閾値以上の相関値ピークを検出することにより、パイロットシンボルNpを検出する。
すなわち、Np検出回路17は、OFDM信号のパラメータのうち、前述までに検出されたガイドインターバル長Ng、OFDMデータシンボル長Ndを用いて、次式(1)によりパイロットシンボル長Npを検出する。
Np=X2−(Ng+Nd) (1)
ステップ109において、検出回路18は、前記検出されたデータシンボル長Nd,ガードインターバルシンボル長Ng及びパイロットシンボル長Npに基づいて直交周波数多重変調信号のフレーム長Lを検出し、得られた前記通信パラメータを参照して、直交周波数多重変調信号の1フレーム当りのデータシンボル数Mを検出する。
具体的に説明すると、前述までの処理によって、OFDM信号のパラメータの内、パイロットシンボル長Np、ガードインターバルシンボル長Ng及びOFDMデータシンボル長Ndが検出されることとなる。ここで、図11から明らかなように、OFDM信号のフレーム長Lは、短周期Ng+Ndで検出される相関値ピークから長周期Nd+Ng+Npで検出される相関値ピークまでの長さに相当する。したがって、図11に示す関係からOFDM信号のフレーム長Lを算出する。
OFDM信号のフレーム長Lは、OFDM信号の1フレーム当たりのデータシンボル数がMである場合に、次式(2)のように表される。
L=M(Ng+Nd)+Np (2)
式(2)から、OFDM信号の1フレーム当たりのデータシンボル数Mは、
M=(L−Np)/(Ng+Nd) (3)
として表される。
上述したようにOFDM信号のフレーム長Lは、検出されているから、式(3)に基づいて、検出回路18は、OFDM信号の1フレーム当たりのデータシンボル数Mを算出する。
以上のように本発明の実施形態においては、受信されたOFDM信号に対して、ガードインターバルシンボルの周期性を利用して、相関処理によりOFDMデータシンボル長Ndを検出し、更に、OFDMデータシンボル長Ndに従い、窓サイズが可変なデータ抽出窓を使用し、スライディング処理を実施しながら相関値の検出を行うことにより、ガードインターバルシンボル長Ngを検出する。更に、ガードインターバルシンボル長Ngに従い、スライディング量対相関値結果により、2つの特定の周期を算出することにより、パイロットシンボル長Np、OFDM信号の1フレーム当りのOFDMデータシンボルの多重数Mを検出している。
以上の工程から明らかなように、図12d)に示すように、OFDM信号の場合、パイロットシンボルPの位置で相関値ピークP0が現れ、かつガードインターバルシンボルGの位置で相関値ピークG0が現れる。図12e)に示すように、ディジタル変調信号の場合、パイロットシンボルPの位置で相関値ピークP0が現れるが、ガードインターバルシンボルを備えていないため、この相関値ピークP0のみが現れる。図12f)に示すように、アナログ変調信号の場合、いずれの相関値ピークも現れない。したがって、図12a)〜c)に示す信号構造から明らかなように図13に示すように、OFDM信号とディジタル信号は、パイロットシンボルPを備えているという特性の点に共通性があり、ガードインターバルシンボルGを備えていないという特性の点に相違性がある。また、アナログ変調信号は、パイロットシンボルP及びガードインターバルシンボルGを備えていないという特性の点に、OFDM信号及びディジタル変調信号と相違性がある。
識別回路18は、前記検出ユニットから出力される通信信号D1のパイロットシンボルP及びガードインターバルシンボルGに関する情報を入力として、未知の通信信号D1の変調方式を識別する機能を有している。具体的に説明すると、識別回路18は、検出ユニットから図12d)に示す波形の信号が入力すると、その未知の通信信号をOFDM信号として識別する。識別回路18は、検出ユニットから図12e)に示す波形の信号が入力すると、その未知の通信信号をディジタル変調信号として識別する。識別回路18は、検出ユニットから図12f)に示す波形の信号が入力すると、その未知の通信信号をアナログ変調信号として識別する。
以上の説明では図1A及び図1Bに示すように、前記多重変調信号は、前記データシンボルの一部をコピーした信号を、前記データシンボルの先頭に前記ガードインターバルシンボルとして付加し、かつ前記ガードインターバルシンボルの前方にパイロットシンボルを付加した信号構造であり、この多重変調信号から通信パラメータを検出する場合について説明したが、これに限られるものではない。
すなわち、前記データシンボルの一部をコピーした信号を、前記データシンボルの先頭に前記ガードインターバルシンボルとして付加した信号構造である多重変調信号の場合、パイロットシンボルが前記データシンボル内に組込まれる場合もある。この場合には、パイロットシンボルがパイロット信号としての機能を発揮し得ない。この場合、通信パラメータとして、多重変調信号におけるデータシンボル長Nd及びガードインターバルシンボル長Ngを検出する処理に止めればよいものである。
また、本発明の実施形態に係る変調方式識別装置は図3に示すようにハードウェアの装置として構築したが、図4に示す処理を行う図3の変調方式識別装置の機能をコンピュータに実行させるようにしてもよいものである。その場合、コンピュータに組込む通信パラメータ検出用プログラムは、次のような構成に構築する。
すなわち、未知の通信信号の変調方式を識別するための変調方式信号識別装置を構成するコンピュータに、未知の通信信号に基づいて相関処理用の複製信号を生成する機能と、前記未知の通信信号に対して前記複製信号をスライディング処理して自己相関処理を行う機能と、前記自己相関処理による相関値出力に基づいて前記通信信号のパイロットシンボル及びガードインターバルシンボルに関する情報を検出する機能と、前記通信信号のパイロットシンボルとガイドインターバルシンボルに関する情報に基づいて、前記未知の通信信号の変調方式を識別する機能を実行させる構成として構築する。
さらに、前記パイロットシンボルに関する情報に基づいて、直交周波数多重変調信号及びディジタル変調信号とアナログ変調信号を識別する機能を実行させる。さらに、前記ガードインターバルシンボルに関する情報に基づいて、前記直交周波数多重変調信号と前記ディジタル変調信号を識別する機能を実行させる。
(実施形態2)
図14及び図15は、本発明の実施形態に係るOFDM変調信号同期復調装置の一実施形態を示し、図14は機能ブロック図であり、図15は動作を示すフローチャートである。以下、これらの図面に基づき説明する。ただし、図3及び図4と同じ部分は同じ符号を付すことにより説明を省略する。
本発明の実施形態に係る直交周波数変調信号の同期復調装置20は、図3に示す直交周波数変調信号の変調方式識別装置10に、変調方式識別装置10によって得られたOFDM信号パラメータに基づき受信信号の同期復調処理を実現する同期復調回路21を付加したものである。同期復調回路21自体は従来のものと変わらない。しかし、使用するOFDM信号パラメータは、既知の情報ではなく、図3に示す変調方式識別装置10によって得られたものである。つまり、変調方式識別装置10によって得られた検出結果を用いることにより、受信した未知パラメータのOFDM信号に対する復調処理を可能としている。
本発明の実施形態に係る直交周波数変調信号の同期復調装置20は図14に示すように基本的構成として、直交周波数多重変調信号に基づいて相関処理用の複製信号を生成する相関信号生成回路11と、前記直交周波数多重変調信号である受信信号に対して前記複製信号をスライディング処理して自己相関処理を行う自己相関回路12と、前記自己相関処理に基づいて出力される相関値出力において、前記受信信号内に存在する同一信号成分であるガードインターバルシンボルに基づいて得られる相関値ピークを検出することにより、直交周波数多重変調信号におけるデータシンボル長を検出するNd検出回路13と、前記検出されたデータシンボル長に相当する間隔を有する対をなす相関処理用のサイズの異なるデータ抽出窓を生成する窓生成回路14と、窓サイズを変更しながらスライディング処理により前記データ抽出窓にて抽出された抽出データ相互を相関処理するデータ相関回路15と、前記抽出データ相互の相関処理に基づいて、ガードインターバルシンボル長と窓サイズが合致した際に得られる相関値ピークを検出することにより、直交周波数多重変調信号におけるガードインターバルシンボル長を検出するNg検出回路16と、前記対をなすデータ抽出窓間の間隔が前記データシンボル長である条件の下における、サイズが異なる前記データ抽出窓にて抽出されたデータの相関処理結果に基づく相関値ピークの周期性と、周期性の異なる隣接する相関値ピークの距離情報を得て、多重変調信号におけるパイロットシンボル長を検出するNp検出回路17と、前記検出されたデータシンボル長,前記ガードインターバルシンボル長及び前記パイロットシンボル長に基づいて多重変調信号のフレーム長を得て、前記各シンボル長の通信パラメータを参照して、多重変調信号の1フレーム当りのデータシンボル数を検出するM検出回路18と、前記得られた通信パラメータにより、直交周波数多重変調信号を同期復調する同期復調回路21を有する構成として構築する。
なお、上記各実施形態は、言うまでもなく、本発明を限定するものではない。例えば、各機能の分離併合による配分又は各手順の前後入替えなどの変更は、上記機能を満たす限り自由である。
以上説明したように本発明によれば、未知の通信信号が備えている特性、すなわちパイロットシンボル及びガードインターバルシンボルを検出して、OFDM信号、ディジタル変調信号及びアナログ変調信号を、事前情報無しで、ブラインド処理にて識別することができる。
図1Aは直交周波数多重変調信号のフレーム構造の一例を示す説明図である。図1Bはガードインターバルシンボルを示す説明図である。 ガードインターバルシンボルを用いた従来の同期処理を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る直交周波数多重変調信号の変調方式識別装置を示す機能ブロック図である。 図1に示す直交周波数多重変調信号の変調方式識別装置の動作を示すフローチャートである。 図4におけるスライディング処理102及び相関処理103を示す説明図である。 図4における相関ピーク検出処理104を示す説明図である。 図4におけるスライディング処理106及び相関処理107を示す説明図である。 図4において、3種類の窓サイズをもつデータ抽出窓を用いて相関処理を行う場合を説明する説明図である。 図4において、N種類の窓サイズをもつデータ抽出窓を用いて相関処理を行う場合を説明する説明図である。 図10Aは図7におけるデータ抽出窓をパラメータとしたときの相関処理結果を示す特性図である。図10Bは図7における窓サイズがガードインターバルシンボル長に一致するときの相関ピークの周期を示す特性図である。図10Cは図4における相関ピーク検出処理で得られた相関ピーク周期の頻度ヒストグラムを示す特性図ある。 複数の直交周波数多重変調信号フレームを有する信号に対する図10Bの相関処理結果を示す特性図である。 図12a),b),c)は、本発明の実施形態にて識別可能な、直交周波数多重変調信号及びディジタル変調信号並びにアナログ変調信号の特性を示す図、図12d),e),f)は、相関処理して出現したパイロットシンボル及びガードインターバルシンボルを示す特性図である。 直交周波数多重変調信号及びディジタル変調信号並びにアナログ変調信号の共通点及び相違点を表に纏めた図である。 本発明の実施形態に係る直交周波数多重変調信号の同期復調装置を示す機能ブロック図である。 図14に示す直交周波数多重変調信号の同期復調装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 変調方式識別装置
11 相関信号複製回路
12 自己相関回路
13 Nd検出回路
14 窓生成回路
15 データ相関回路
16 Ng検出回路
17 Np検出回路
18 検出回路

Claims (12)

  1. 信号フレームの先頭にパイロットシンボルが配置され、そのパイロットシンボルに続いてOFDMデータシンボルが複数配置され、前記複数のOFDMデータシンボルの先頭にガードインターバルシンボルがそれぞれ配置されたOFDM信号の多重変調方式を識別する変調方式識別装置において、
    未知の前記OFDM信号に基づいて相関処理用の複製信号を生成する相関信号生成回路と、
    前記未知の前記OFDM信号に対して前記複製信号をスライディング処理して自己相関処理を行う自己相関回路と、
    前記自己相関処理に基づいて出力される相関値出力において、前記OFDM信号内に存在する前記パイロットシンボルと前記ガードインターバルシンボルに基づいて得られる相関値ピークを検出して、直交周波数多重変調信号におけるデータシンボル長を算出するNd算出回路と
    前記検出されたデータシンボル長に相当する間隔を有する対をなす相関処理用の窓サイズの異なるデータ抽出窓を生成する窓生成回路と、
    前記窓サイズを変更しながらスライディング処理により前記データ抽出窓にて抽出された抽出データ相互を相関処理するデータ相関回路と、
    前記抽出データ相互の相関処理に基づいて、前記ガードインターバルシンボル長と前記窓サイズとが合致した際に得られる相関値ピークを検出することにより、直交周波数多重変調信号におけるガードインターバルシンボル長を算出するNg算出回路と、
    前記対をなすデータ抽出窓間の間隔が前記データシンボル長である条件の下における、サイズが異なる前記データ抽出窓にて抽出されたデータの相関処理結果に基づく相関値ピークの周期性と、周期性の異なる隣接する相関値ピークの距離情報を得て、直交周波数におけるパイロットシンボル長を算出するNp算出回路と、
    前記算出された前記パイロットシンボル長及び前記ガードインターバルシンボル長に基づいて、未知のガードインターバル長のガードインターバルシンボルと未知のパイロットシンボル長のパイロットシンボルとが付加された直交周波数多重変調信号、ガードインターバルシンボルは付加されずに未知のパイロットシンボル長のパイロットシンボルのみが付加されたディジタル変調信号、ガードインターバルシンボルとパイロットシンボルのいずれも付加されていないアナログ変調信号とを識別する識別回路とを有することを特徴とする変調方式識別装置。
  2. 前記Nd算出回路は、可変設定可能な閾値を用いて前記相関値ピークを検出する機能を有することを特徴とする請求項に記載の変調方式識別装置。
  3. 前記Ng算出回路は、可変設定可能な閾値を用いて、前記抽出データ相互間の相関処理に基づく相関値を検出する機能を有することを特徴とする請求項に記載の変調方式識別装置。
  4. 前記Np算出回路は、可変設定可能な閾値を用いて前記相関値ピークの周期性を得る機能を有することを特徴とする請求項に記載の変調識別装置。
  5. 信号フレームの先頭にパイロットシンボルが配置され、そのパイロットシンボルに続いてOFDMデータシンボルが複数配置され、前記複数のOFDMデータシンボルの先頭にガードインターバルシンボルがそれぞれ配置されたOFDM信号の多重変調方式を識別する変調方式識別方法において、
    未知の前記OFDM信号に基づいて相関処理用の複製信号を生成
    前記未知の前記OFDM信号に対して前記複製信号をスライディング処理して自己相関処理を行
    前記自己相関処理に基づいて出力される相関値出力において、前記OFDM信号内に存在する前記パイロットシンボルと前記ガードインターバルシンボルに基づいて得られる相関値ピークを検出して、直交周波数多重変調信号におけるデータシンボル長を算出し
    前記検出されたデータシンボル長に相当する間隔を有する対をなす相関処理用の窓サイズの異なるデータ抽出窓を生成し、
    前記窓サイズを変更しながらスライディング処理により前記データ抽出窓にて抽出された抽出データ相互を相関処理し、
    前記抽出データ相互の相関処理に基づいて、前記ガードインターバルシンボル長と前記窓サイズとが合致した際に得られる相関値ピークを検出することにより、直交周波数多重変調信号におけるガードインターバルシンボル長を算出し、
    前記対をなすデータ抽出窓間の間隔が前記データシンボル長である条件の下における、サイズが異なる前記データ抽出窓にて抽出されたデータの相関処理結果に基づく相関値ピークの周期性と、周期性の異なる隣接する相関値ピークの距離情報を得て、直交周波数におけるパイロットシンボル長を算出し、
    前記算出された前記パイロットシンボル長及び前記ガードインターバルシンボル長に基づいて、未知のガードインターバル長のガードインターバルシンボルと未知のパイロットシンボル長のパイロットシンボルとが付加された直交周波数多重変調信号、ガードインターバルシンボルは付加されずに未知のパイロットシンボル長のパイロットシンボルのみが付加されたディジタル変調信号、ガードインターバルシンボルとパイロットシンボルのいずれも付加されていないアナログ変調信号とを識別することを特徴とする変調方式識別方法。
  6. 可変設定可能な閾値を用いて前記相関値ピークを検出することを特徴とする請求項に記載の変調方式識別方法。
  7. 可変設定可能な閾値を用いて、前記抽出データ相互間の相関書入に基づく相関値を検出することを特徴とする請求項に記載の変調方式識別方法。
  8. 可変設定可能な閾値を用いて前記相関値ピークの周期性を得ることを特徴とする請求項に記載の変調識別方法。
  9. 信号フレームの先頭にパイロットシンボルが配置され、そのパイロットシンボルに続いてOFDMデータシンボルが複数配置され、前記複数のOFDMデータシンボルの先頭にガードインターバルシンボルがそれぞれ配置されたOFDM信号の多重変調方式を識別する制御を行う変調方式識別プログラムにおいて、
    変調方式信号識別装置を構成するコンピュータに、
    未知の前記OFDM信号に基づいて相関処理用の複製信号を生成する機能と
    前記未知の前記OFDM信号に対して前記複製信号をスライディング処理して自己相関処理を行う機能と
    前記自己相関処理に基づいて出力される相関値出力において、前記OFDM信号内に存在する前記パイロットシンボルと前記ガードインターバルシンボルに基づいて得られる相関値ピークを検出して、直交周波数多重変調信号におけるデータシンボル長を算出する機能と
    前記検出されたデータシンボル長に相当する間隔を有する対をなす相関処理用の窓サイズの異なるデータ抽出窓を生成する機能と、
    前記窓サイズを変更しながらスライディング処理により前記データ抽出窓にて抽出された抽出データ相互を相関処理する機能と、
    前記抽出データ相互の相関処理に基づいて、前記ガードインターバルシンボル長と前記窓サイズとが合致した際に得られる相関値ピークを検出することにより、直交周波数多重変調信号におけるガードインターバルシンボル長を算出する機能と、
    前記対をなすデータ抽出窓間の間隔が前記データシンボル長である条件の下における、サイズが異なる前記データ抽出窓にて抽出されたデータの相関処理結果に基づく相関値ピークの周期性と、周期性の異なる隣接する相関値ピークの距離情報を得て、直交周波数におけるパイロットシンボル長を算出する機能と、
    前記算出された前記パイロットシンボル長及び前記ガードインターバルシンボル長に基づいて、未知のガードインターバル長のガードインターバルシンボルと未知のパイロットシンボル長のパイロットシンボルとが付加された直交周波数多重変調信号、ガードインターバルシンボルは付加されずに未知のパイロットシンボル長のパイロットシンボルのみが付加されたディジタル変調信号、ガードインターバルシンボルとパイロットシンボルのいずれも付加されていないアナログ変調信号とを識別する機能とを実行させることを特徴とする変調方式識別プログラム。
  10. 前記コンピュータに、可変設定可能な閾値を用いて前記相関値ピークを検出する機能を実行させることを特徴とする請求項に記載の変調方式識別プログラム。
  11. 前記コンピュータに、可変設定可能な閾値を用いて、前記抽出データ相互間の相関書入に基づく相関値を検出する機能を実行させることを特徴とする請求項に記載の変調方式識別プログラム。
  12. 前記コンピュータに、可変設定可能な閾値を用いて前記相関値ピークの周期性を得る機能を実行させることを特徴とする請求項に記載の変調識別プログラム。
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