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JP4906066B2 - シート束断裁装置 - Google Patents
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Description

本発明は、束状シート例えば表紙シートを装丁した冊子状シートの縁部を切り揃えるシート束断裁装置に係わり、裁断時の切断屑を装置内から安全で簡単な作業によって取り出すことが出来るシート束断裁装置の改良に関する。
一般にこの種の断裁装置は、シート束搬入口から束状シートを受け入れ、このシート束の周縁例えば天部、地部、小口部を順次裁断して収容スタッカに搬出する装置として広く知られている。このような断裁装置は、例えば最終仕上げユニットとして製本装置に組み込まれ、或いは画像形成装置の後処理装置に組み込まれるなど広く使用されている。従来、この断裁装置として例えば特許文献1には、部揃えされたシート束を搬送経路に沿って所定の回転テーブルに搬送し、この回転テーブル上に束を位置決めした後、カッタなどの断裁手段でシートの周縁(地部、小口部、天部)を断裁する装置構造が知られている。そこで、従来このような断裁装置で裁断した切り屑は装置外部にコンベアなどで搬出して処理するか、或いは装置内に設けた収容箱(屑箱)に収容し、装置停止時にこの屑箱からオペレータが切屑を取り除いている。
特開2003−071779号公報
上述のように、断裁手段で裁断した切断屑をコンベアなどで装置外に搬出し、オペレータが準備する屑箱或いはビニール袋に収容する装置にあっては装置が大型で設置スペースも大きくなる。また屑箱、ビニール袋などが装置外部に露出して装置外観上好ましくなく、装置デザイン上の問題があった。一方、断裁装置の内部に切断屑を収容するボックスを内蔵する装置も知られているが、装置内部のボックスからオペレータが屑を手で取り出すか、或いはオペレータが準備したビニール袋を取り出すかいずれかの構成であるため非常に危険な作業を余儀なくされている。特に、装置作動中に不用意に内部の切断屑を除去しようとすると作動中の断裁刃で手指を負傷する恐れがあり、同様に装置不作動中であっても断裁刃が経路内に突出した状態では屑除去時に負傷する恐れがある。これは切断屑を収容する屑ボックスは装置内で切断刃が配置されている経路に設置されている為、必然的に屑除去時に切断刃に触れる恐れがある。
そこで、屑ボックスを装置内部から装置外部に引き出すようにする装置構成も考えられるが、この場合には、屑ボックスを装置外部に引き出した状態では手指が装置内部に進入するスペースが開放されるため、例えば装置内に散乱した切断屑を取り除こうとすると同様に危険であり、更に不用意にも装置作動中にこれを行うと非常に危険である。本発明は上記の問題に鑑みシート束を順次連続的に断裁する際に、その切断屑を安全で簡単に除去することが可能なシート束断裁装置の提供をその主な課題としている。
本発明は前記課題を解決するために、装置外装を形成するハウジングと、束状シートを切断する断裁手段と、前記ハウジング内に配置され前記断裁手段により切断された切断屑を収する屑収容位置と、前記ハウジング外部の屑取出位置との間で移動可能に構成された屑収容ボックスと、前記ハウジング内に配置され、束状シートを搬送するための搬送経路と、前記屑収容位置に位置した屑収容ボックスの移動をロックするロック手段と、前記ロック手段を制御する制御手段と、を備えたシート束断裁装置であって、前記断裁手段は前記搬送経路内の裁断位置と前記搬送経路外の退避位置との間で移動可能に構成され、前記制御手段は、前記断裁手段が前記退避位置に位置しているとき前記ロック手段を解除して前記屑収容ボックスを移動可能にし一方、前記断裁手段が前記退避位置に位置していないとき前記ロック手段により前記屑収容ボックスをロックさせることを特徴とするシート束断裁装置を提供するものである。そして、前記屑収容ボックスは切断屑を収容する屑収容トレイを備え、前記屑収容トレイは前記屑取出位置で前記ハウジングから離脱可能に構成されていることを特徴としている。更に、前記屑収容ボックスは、ベースフレームと、前記ベースフレームに着脱自在に装着された屑収容トレイとから構成され、前記ベースフレームは前記ハウジングに設けられたガイド部材によって移動可能に支持されていることを特徴としている。
また、前記断裁手段は前記裁断位置と前記退避位置としてのホームポジションとの間で移動可能であると共に前記ホームポジションは前記断裁手段が外部から隔離されるように構成され、前記断裁手段が前記ホームポジションに位置するか否かを検知するセンサ手段と、を備え、前記制御手段は前記センサ手段からの信号で前記断裁手段が前記ホームポジションに位置しているとき前記ロック手段を解除することを特徴としている。そして、前記屑収容ボックスには前記屑収容位置から屑取出位置に移動する際に操作する開閉スイッチが備えられ、前記制御手段は、前記開閉スイッチが操作されたとき前記断裁手段がホームポジションに位置するとき前記ロック手段を解除することを特徴としている。更に、前記搬送経路には前記断裁手段からの切断屑を前記屑収容ボックスに案内するフラッパ部材が前記搬送経路内の作動位置と経路外の経路外位置との間で移動可能に配置され、前記経路外位置は前記断裁手段を外部から隔離する位置に設定されると共に、前記フラッパ部材は前記屑収容ボックスが前記屑取出位置に位置しているとき前記経路外位置に位置するようにシフト手段に連結されていることを特徴としている。
本発明は、経路中に給送された束状シートを断裁手段で裁断する際の切断屑を、装置外装を形成するハウジング内に配置した屑収容ボックスに収容し、この屑収容ボックスを屑収容位置とハウジング外部の屑取出位置との間で移動可能に構成し、この屑取出位置で屑収容ボックスに着脱自在に設けた屑収容トレイを装置外に離脱できるようにしたことにより、オペレータは必要の都度、屑収容ボックスを屑取出位置に引出した上で屑収容トレイをこれから取り外して処理することが出来る。従って屑収容トレイだけを取り外して処理することが出来るため切断屑の処理が至って簡単となる。
更に、裁断刃などの断裁手段が外部から隔離された経路外の退避位置に位置するとき屑収容トレイを屑取出位置に移動可能に構成することによって、屑除去作業時にオペレータが断裁手段に触れて負傷することがなく安全が確保されるなどの顕著な効果を奏する。
以下図示の好適な実施の態様に基づいて本発明を詳述する。図1は本発明を採用したシート束断裁装置Aの全体構成を示す説明図であり、図2はその動作フローを示すフローチャートである。
図1において外装ケーシングで形成されるハウジング10内には束状シートSの受入口11aと排紙口11bを有する搬送経路11が適宜のペーパガイドで構成されている。この搬送経路11には搬入ローラ12と、回転テーブルユニット20と、断裁手段30が順次この順に下流側に配置されている。そして搬送経路11の出口端には排紙ローラ40が配置され、その下方に収納スタッカ45と屑収納ボックス50が配置されている。図示のものは搬送経路11を略々鉛直方向に構成し、排紙ローラ40からのシート束は収納スタッカ45に倒立姿勢で収納され、この搬送経路11に配置した断裁手段30で生ずる切断屑は経路下方に位置する屑収容ボックス50に落下収容されるように配置されている。
このように配置された断裁装置Aの受入口11aには、製本綴じされた束状シートSが製本状態、例えば中綴じシート束の表裏を表紙シートでくるんで背部を接着糊で綴じ合わせた(くるみ綴じ製本)状態で搬入されるか、あるいはシート束の背部をステープル綴じされた状態で搬入される。この受入口11aの下流には搬入ローラ12が設けられ、一対のローラがシート束の厚さに応じて接近離反するように配置され、搬送モータM1に連結されている。この搬入ローラ12にはシート束の厚さを検知するシート束厚さ検知手段13が連結され、一対のローラの間隔(ローラの移動量)を検出して厚さを検知する。また、受入口11aには、束状シートSの先端を検知するシートセンサS1が配置してあり、シート束の搬入を検知する。これらのシート束の厚さおよびシート束先端の検出は、その後の制御、例えば後述する断裁手段30の待機位置設定などに使用する。図示10aは受入口11aに配置された開閉カバーである。
上記搬送経路11には搬入ローラ12の下流側に束状シートSの方向姿勢を偏向する回転テーブルユニット20が配置されている。この回転テーブルユニット20は回転テーブル21とグリッパ22とで構成され、この両者で束状シートSを把持した状態で回転及び搬送経路方向下方に移動可能に構成されている。この為、グリッパ22はユニットフレーム23に搬送経路直交方向に移動可能に支持されグリッパモータMGに連結されている。また回転テーブル21はユニットフレーム23に旋回動自在に支持され旋回モータMTに連結されている。そしてユニットフレーム23は図示しないガイドレールに支持され図1上下方向に移動可能に支持され昇降モータMSに連結されている。
従って搬入ローラ12からの束状シートSはこの回転テーブルユニット20に送られ回転テーブル21とグリッパ22で挟持され、回転テーブル21の回転で束状シートSの方向姿勢が偏向される。つまり束状シートSの天部、地部、小口部をそれぞれ下流側の断裁手段30に臨ませることが可能となる。これと同時に回転テーブルユニット20は昇降モータMSによって搬送経路11に沿って下流側の断裁位置Xに移動し、その送り量で断裁幅を設定することとなる。
上記回転テーブルユニット20の下流側には断裁位置Xに断裁手段30が配置されている。図示の断裁手段30は平刃状のカッタブレード31とプレス手段32とダイス部材33で構成され、搬送経路11を挟んでダイス部材33とプレス手段32とカッタブレード31が対向配置されている。プレス手段32はプレス部材32aと、これをダイス部材33側に押圧移動するプレスモータMPとから構成され、プレスモータMPの駆動でプレス部材32aが束状シートSをダイス部材33との間に挟圧する。これによって断裁位置Xに束状シートSを保持する。また平刃状のカッタブレード31は装置フレームに図示水平方向に移動可能に支持され、カッタモータMCに連結されている。
従って回転テーブル21から送られた束状シートSはプレス手段32で保持され、この状態で断裁手段30によって縁部を裁断される。シート束の一端面、例えば天部を裁断した後は、回転テーブル21で姿勢偏向され次に例えば地部を裁断し、その後小口部を裁断する。このように所定の縁部を裁断した後、回転テーブル21の挟持を解除すると束状シートSは下流側の排紙ローラ40に落下する。排紙ローラ40の下流には収納スタッカ45と屑収容ボックス50が配置されている。排紙ローラ40は一対のローラで構成され、図示しない駆動モータに連結されている。この排紙ローラ40の下流には搬送経路11に連なる位置に収納スタッカ45と屑収容ボックス50が併設されている。
そして排紙ローラ40の下流にはフラッパ部材41が設けられ、上記断裁位置Xから落下する切断屑を屑収容ボックス50に案内するように配置されている。このフラッパ部材41は基端部を揺動自在に支持され、シフト手段例えばシフトモータMFに連結されている。その詳細については後述する。
そこで図2に基づいて上述の装置の動作を説明すると、束状シートSは前工程として例えば製本綴じ処理が施され、或いは受入口11aの上流側に連接された製本綴じ装置から綴じ処理されたシート束が受入口11aにセットされる(St100)。尚図1に図示しないが搬入ローラ12の下流にはゲートストッパ、レジストローラなどのシート束先端を突き当て規制するゲート手段が配置されている。このようにセットされた束状シートSをシートセンサS1が検知して搬入ローラ12の搬送モータM1を駆動して束状シートSをニップする(St101)。このときシート束厚さ検知手段13が束厚を検知する。尚この束厚情報は例えば装置の制御CPUに送られ、この情報に基づいて後続する動作を制御する。
次いで搬入ローラ12が搬送モータM1で起動回転し、束状シートSを下流側の回転テーブル21に送る。回転テーブル21ではグリッパ22がグリッパモータMGで束状シートSを挟持する(St102)。そこで回転テーブル21は旋回モータMTで所定角度例えば90度回転しシート束の姿勢を偏向する(St103)。このようにシート束を予め設定された姿勢に変更した後、回転テーブルユニット20は昇降モータMSによって搬送経路11に沿って下降する。このとき搬送経路11の断裁位置Xには先端検知センサS2が配置されていて束状シートSの先端を検知する(St104)。この検知信号から所定量搬送すると束状シートSは予め設定されたカットラインが断裁位置Xに一致する(St105)。そこでプレス手段32のプレスモータMPが起動しプレス部材32aが束状シートSをダイス部材33に強圧保持する(St106)。
次いで上記プレス部材32aに配置してあるプレスエンドセンサからの信号(プレスエンド信号)でカッタモータMCが起動され、カッタブレード31は図3に示す待機位置WPから同図左側に移動し、図4の状態にシート束下縁を断裁する(St107)。尚カッタブレード31は図3にHPで示すホームポジションから、前述したシート束厚さ検知手段13からの束厚情報に基づいて待機位置WPに移動して待機している。この待機位置WPはシート束が厚いときにはホームポジションHPに近い位置に、薄いときには遠い位置に束厚に応じた距離に設定されている。これは迅速に断裁動作を行うためである。このためカッタブレード31にはセンサフラグ31aが設けてあり、このセンサフラグ31aを検知するポジションセンサSc1とSc2とが図4に示すように配置してあり、ポジションセンサSc1はホームポジションHPを、ポジションセンサSc2は切断位置CPを検知するようになっている。従ってこのポジションセンサSc1は断裁手段30がホームポジションに位置するか否かを検知するセンサ手段を構成している。
この束状シートSの断裁と同時に切断屑は屑収容ボックス50に収納される(St108)。尚このシート束断裁動作時には前述のフラッパ部材41は図3実線位置の状態から図4実線位置の状態に移動し、落下する切断屑を屑収容ボックス50側に案内するようにシフトモータMF(シフト手段)で制御される。
次いで上記断裁動作の終了後、プレス部材32aのプレスモータMPが逆方向に回転してシート束の押圧を解除する(St109)。これと前後して上記カッタブレード31はカッタモータMCの逆転でホームポジションHPに復帰する(St110)。そこで上述のシート束下縁の断裁が予め設定された、例えば3方向(天部、地部、小口部)が断裁されたか否か判断(St111)し、全て予定された断裁が終了すると収納スタッカ45に搬出する(St112)。予定された断裁が終了しない場合には前記回転テーブル21は束状シートSを回転するエリアを確保するため搬送経路11を所定量バック(St113)する。その後束状シートSを回転(St114)して前述のステップ104に戻る。束状シートSの収納スタッカ45への搬出は、先のフラッパ部材41を図3鎖線位置にシフトモータMFで移動し搬送経路11を開放した後、排紙ローラ40を回転駆動する。するとこの排紙ローラ40で繰り出された束状シートSは収納スタッカ45に搬入され図1に示すような倒立姿勢で順次積み重ねられる。
そこで本発明は、上述の装置に以下の構成を採用したものである。
まず前述のハウジング10は外装ケースなどで装置外筐を形成し、図示のものは略箱形形状に構成されている。このハウジング10内に上述の各機構が内蔵されている。そしてこのハウジング10に束状シートSの収納スタッカ45と屑収容ボックス50とが装置フロント側(図1前面側)に引き出せるように装備されている。まず収納スタッカ45はハウジング10側に設けたガイドレール46にボックス形状の収納トレイ47がガイドコロ48で引出可能に装着されている。
一方屑収容ボックス50はベースフレーム51と屑収容トレイ54とから構成され、図5及び図7に示す形状に構成されている。上記ベースフレーム51は、図8(a)に示すようにフロントドア52と一体のガイドレール53bを有する枠組フレームで構成され、装置ハウジング10側に設けたガイド部材、例えばガイドコロ53aにレール53bが嵌合されスライド可能に支持されている。このベースフレーム51に屑収容トレイ54が着脱自在に支持されている。屑収容トレイ54は図5(b)に示すように切断屑を収容する箱形形状のトレイ部材で構成され、切断屑をガイドするガイド壁54aとハンドル54bが一体形成してある。尚図5(a)に示すSf1はフル検知センサであり、Sf2はニアフル検知センサである。この屑収納トレイ54を上記ベースフレーム51に着脱自在に支持して屑収容ボックス50が構成されている。尚上記フロントドア52には開閉スイッチ52aが設けてあり、フロントドア52をハウジング外部に引き出すときにはこの開閉スイッチ52aを操作するようになっている。
このように構成された屑収容ボックス50は図7に鎖線で示す屑収容位置と実線で示す屑取出位置との間でハウジング10に摺動自在に支持されている。そして屑収容位置では屑収納トレイ54に形成したセンサフラッグ55をハウジング10側に設けた位置検知センサSe1で検出している。従ってこの位置検知センサSe1で屑収納トレイ54がベースフレーム51にセットされていることと、ベースフレーム51が屑収容位置に存在することを検知することとなる。
そこで上記ベースフレーム51を屑収容位置に係止するロック手段56がハウジング10側に設けてある。図8には、このロック手段をロックピン57aと、このロックピン57aと連結レバー57bを介して連結された作動ソレノイド58とで構成する場合を例示している。上記ロックピン57aには屑収容ボックス50のベースフレーム51に形成した係止溝51aに嵌合するように付勢スプリング(図示せず)が作用させてある。従って制御手段59で電力を供給して作動ソレノイド58を電磁的に吸引するとロックピン57aは図8(b)のロック状態から同図(a)のロック解除状態となり、装置電源が遮断された不作動状態ではロックピン57aは係止溝51aに係合して屑収容ボックス50をハウジング10内に保持し、ハウジング外部に引き出すのを禁止している。
次に前述の断裁手段30には次の配慮が施してある。断裁手段30を構成するカッタブレード31は前述のようにホームポジションHPと切断位置CPとの間で往復動する構成になっているが、装置非作動時のホームポジションHPはカッタブレード31の刃先が搬送経路11から退避した退避位置に設定されている。つまり図6(a)に示すようにカッタブレード31はホームポジションHP(退避位置)に位置するときには装置外部から隔離されるように構成されている。尚ここで外部からの隔離とは装置外装を形成するハウジング外部から使用者の手指などが進入できないように隔離することを意味する。これは収納スタッカ45及び屑収容ボックス50をハウジング外部の取出位置に引き出した場合には外装ケースの開口から使用者の手指が装置内に進入する空間が形成される為である。
そこで、更に図示のものはカッタブレード31のホームポジションHPを搬送経路11から退避した退避位置に設定するのと同時に更らにハウジング10の内部に隔壁60が設けてあり、屑収容ボックス50を取り出し位置に開扉した際に使用者の手指がカッタブレード31に触れないようにガードしてある。更にまた前記フラッパ部材41にはシャッタ片41aがその先端に折曲げ形成してあり、このフラッパ部材41は前述のシフトモータMFの制御によって図3実線位置をホームポジションに設定され、装置不作動時にはこの位置に保持され、切断屑を屑収容ボックス50に案内するときには図4実線位置に、またシート束を収納スタッカ45に搬出するときには図3破線位置に移動制御される。従ってフラッパ部材41は装置不作動時には搬送経路11に使用者の手指が進入するのを防止している。尚、本発明にあって断裁手段30を装置外部から隔離するために上記隔壁60、フラッパ部材41のシャッタ片41aなどの構成は必ず備えなければならないものではなく、装置構成によって適宜の安全対策を施せばよい。
次に上記構成の作用について説明する。図9は前記ロック手段56の制御を示すブロック図である。まず装置は通常の状態で図2に基づいて説明した動作を行う。この動作の過程では屑収容ボックス50は作動ソレノイド58が非作動状態で前記ロックピン57aはベースフレーム51の係止溝51aに嵌合されロックされている。そして断裁手段30のカッタブレード31はホームポジションHPと待機位置WPと切断位置CPとの間で上述の動作を繰り返し、装置非作動時にはホームポジションHPに位置している。同様にフラッパ部材41も図3実線位置のホームポジションから切断屑をガイドする図4実線位置とシート束を搬出する図3破線位置との間で移動している。
そこで使用者が屑収容トレイ54の検知センサSf1、Sf2からの満杯検知信号でフロントドア52の開閉スイッチ52aを操作する(St01)と、制御手段59はこの開閉スイッチ52aからの信号でカッタブレード31がホームポジションHPに位置するか否かを判断する(St02)。この判断は前述のポジションセンサSc1からの信号で判断し、同センサが「ON」のときには制御手段59は作動ソレノイド58に電力を供給してロックピン57aを図8(a)の状態に係止解除する(St03)。そこで使用者はフロントドア52を図1矢視方向に引き出すことが可能となる。一方上記センサが「OFF」のときにはロックピン57aが係止溝51aに嵌合した状態を維持してフロントドア52の引出動作を禁止する(St04)。
上記ロックピン57aが係止解除された後は、使用者は屑収容ボックス50を取出位置に引出し、屑収容トレイ54をベースフレーム51から分離して屑処理を行う。屑処理後は屑収容トレイ54をベースフレーム51に装着し、収容位置にセットする。このセットが完了すると位置検知センサSe1で屑収納トレイ54が初期の収容位置に位置していることを確認し(St05)、装置再起動の信号を発する。そして作動ソレノイト58への通電をOFFし、ロックピン57aを図8(b)の状態に戻す。
このような動作の過程で、屑収容ボックス50を取出位置に引き出した屑処理の作業中は、カッタブレード31はホームポジションHPに位置し、この位置で先に説明したようにカッタブレード31の刃先は搬送経路11から退避した位置で使用者の手指が進入しないように隔離されてその安全を確保している。尚、本発明にあって屑収容トレイ54はボックス形状のトレイを示したが、これは袋状のトレイであっても良いことは勿論である。
本発明を利用したシート束断裁装置の全体構成を示す説明図。 図1の装置の断裁動作を示すフロー図。 図1の装置における断裁手段の動作を示し、シート束を裁断する直前の状態を示す説明図。 図1の装置における断裁手段の動作を示し、シート束を裁断した状態を示す説明図。 図1の装置における屑収容トレイの構造を示し、(a)は切断屑を屑収容トレイに収納する状態の説明図、(b)はトレイ構造を示す斜視図。 図1の装置に於けるカッタブレードの待機位置状態を示し、(a)はその正面図、(b)は平面図である。 図5の屑収容トレイと装置ハウジングの位置関係の説明図。 図5の屑収容トレイにおけるロック手段の構造説明図であり、(a)はロック状態を示し、(b)はロック解除状態を示す。 図7のロック手段の制御を示すフロー図。
符号の説明
10 ハウジング
11 搬送経路
30 断裁手段
31 カッタブレード
41 フラッパ部材
45 収納スタッカ
50 屑収納ボックス
51 ベースフレーム
51a 係止溝
52 フロントドア
52a 開閉スイッチ
53a ガイド部材(ガイドコロ)
54 屑収容トレイ
56 ロック手段
59 (ロック手段の)制御手段
57a ロックピン
58 作動ソレノイド
A シート束断裁装置。
MF シフトモータ(シフト手段)
Sc1 ポジションセンサ(センサ手段)
X 断裁位置

Claims (6)

  1. 装置外装を形成するハウジングと、
    束状シートを切断する断裁手段と、
    前記ハウジング内に配置され前記断裁手段により切断された切断屑を収する屑収容位置と、前記ハウジング外部の屑取出位置との間で移動可能に構成された屑収容ボックスと、
    前記ハウジング内に配置され、束状シートを搬送するための搬送経路と、
    前記屑収容位置に位置した屑収容ボックスの移動をロックするロック手段と、
    前記ロック手段を制御する制御手段と、を備えたシート束断裁装置であって、
    前記断裁手段は前記搬送経路内の裁断位置と前記搬送経路外の退避位置との間で移動可能に構成され
    前記制御手段は、前記断裁手段が前記退避位置に位置しているとき前記ロック手段を解除して前記屑収容ボックスを移動可能にし一方、前記断裁手段が前記退避位置に位置していないとき前記ロック手段により前記屑収容ボックスをロックさせることを特徴とするシート束断裁装置。
  2. 前記屑収容ボックスは切断屑を収容する屑収容トレイを備え、
    前記屑収容トレイは前記屑取出位置で前記ハウジングから離脱可能に構成されていること、を特徴とする請求項1記載のシート束断裁装置。
  3. 前記屑収容ボックスは、ベースフレームと、前記ベースフレームに着脱自在に装着された屑収容トレイとから構成され、
    前記ベースフレームは前記ハウジングに設けられたガイド部材によって移動可能に支持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート束断裁装置。
  4. 前記断裁手段は前記裁断位置と前記退避位置としてのホームポジションとの間で移動可能であると共に前記ホームポジションは前記断裁手段が外部から隔離されるように構成され、
    前記断裁手段が前記ホームポジションに位置するか否かを検知するセンサ手段と、を備え、
    前記制御手段は前記センサ手段からの信号で前記断裁手段が前記ホームポジションに位置しているとき前記ロック手段を解除することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート束断裁装置。
  5. 前記屑収容ボックスには前記屑収容位置から屑取出位置に移動する際に操作する開閉スイッチが備えられ、
    前記制御手段は、前記開閉スイッチが操作されたとき前記断裁手段がホームポジションに位置するとき前記ロック手段を解除することを特徴とする請求項に記載のシート束断裁装置。
  6. 前記搬送経路には前記断裁手段からの切断屑を前記屑収容ボックスに案内するフラッパ部材が前記搬送経路内の作動位置と経路外の経路外位置との間で移動可能に配置され、
    前記経路外位置は前記断裁手段を外部から隔離する位置に設定されると共に、前記フラッパ部材は前記屑収容ボックスが前記屑取出位置に位置しているとき前記経路外位置に位置するようにシフト手段に連結されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート束断裁装置。
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