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JP4906069B2 - 開封機能付き容器 - Google Patents
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本発明は、内容物を収容する容器本体と、容器本体の開口端部を密封するシート状の蓋材と、蓋材を破断開封するオーバーキャップ状の開封部材とからなる開封機能付容器に関し、特に、容器に装着された開封部材の押し込み部分を下方に回動させて、該押し込み部分の外縁から下方に突出する刃部により蓋材を破断開封することで、内容物の出口が形成されるような開封機能付き容器に関する。
アルミ箔等を主材とするシート状(フィルム状)の蓋材(リッド)を容器本体の開口フランジ部にヒートシールすることで内容物入りの容器を密封するようなカップ状の容器は従来から広く使用されているが、そのようなカップ状容器において、容器を開封する手段を一体的に付設したような開封機能付容器が、例えば、下記の特許文献1〜3等により従来から公知となっている。
すなわち、容器を密封する蓋材について、下記の特許文献1には、平板状部の外周部に断面逆V字形状ないし逆U字形状の内外の二重周壁を周設した蓋板において、蓋板の平板状部に、「舌片形状板部と後半平板状部とで回動板を形成し、又後半平板状部に飲口形成用孔を開口しておき」、この回動板を起立させることで、回動板の舌片形状板部により、蓋板の内面側に貼着された耐水紙を部分的に破断して開口すると共に、回動板の後半平板状部を蓋板の前半平板状部に重合せて、後半平板状部の飲口形成用孔を耐水紙の開口部分に合わせることで、飲口形成用孔を飲口にするというものが記載されている。
また、シート状の蓋材で密封されたカップ状の容器に対してオーバーキャップ状に装着される開封部材について、下記の特許文献2には、蓋体で密封されたカップ型容器に装着される開封補助具として、天板にヒンジ結合された切刃支持体をヒンジの回転軸のまわりに変位させて蓋体を切断して開封するというものが記載されており、下記の特許文献3には、蓋材で密封されたカップ型容器に装着されるオーバーキャップとして、オーバーキャップ本体の内側に、支持板と押板と突き刺し刃とからなる蓋材開封用突き刺し具を設けて、オーバーキャップ本体の内側に連設された支持板に対し、ヒンジを介して連設された押板を回転させることで、押板の周縁に連設された突き刺し刃により蓋材を破断し、蓋材に開口部を形成するというものが記載されている。
特許第3534511号公報 特開2004−123155号公報 特開2004−314997号公報
上記のような従来公知の開封機能付き容器について、上記の引用文献1に記載されたものでは、蓋板の内面側に耐水紙を貼着するために、蓋板の外周壁を「二重周壁」としているが、そのようなものでは、内容物を飲む際に二重周壁の部分に内容物が溜まって完全に取り出すことができず、特に、液体中に固形物を含むような内容物の場合には、液体のみが容器外に排出されて固形物が容器内に残ってしまうという問題がある。
また、上記の引用文献2に記載されたものでは、ヒンジの回転軸のまわりに変位させる「切刃支持体」について、一実施例として、手の指で下に押すようにしているが、そのようなものでは、切刃支持体の押圧面に滑り止めの凹凸を設けているものの、この部分を下に押すことで容器内に指を突っ込むため、指を内容物の液体に浸けてしまう虞があって衛生上の問題があり、一方、他の実施例として、後方に延びる摘み上げ部を設けているが、そのようなものでは、開封後に摘み上げ部が開口部の上方で直立した状態となるため、開口部を飲み口とする際に摘み上げ部が邪魔なものになる。
さらに、上記の引用文献3に記載されたものでは、支持板にヒンジを介して押板を連設させた「蓋材開封用突き刺し具」について、この支持板を除く部分を下方に回転させるようにしているが、そのようなものでは、支持板に対する押板の傾斜を所定角度に固定しているものの、やはり引用文献2の一実施例の場合と同様に、指を内容物の液体に浸けてしまう虞がある。しかも、オーバーキャップの内側の大部分を容器内に押し込んでいることから、開封時に内容物の液ハネが起きる虞があり、また、開封した状態での外観性も良くないという問題がある。
本発明は、上記のような問題の解消を課題とするものであり、具体的には、蓋材で密封された容器の上に装着されるオーバーキャップ状の開封部材について、容器内に指を突っ込んだり液ハネを起こしたりすることなく開封することができ、また、開封部材に邪魔されることなく内容物を取り出すことができて、しかも、開封した状態での外観性にも問題のないようなものにすることを課題とするものである。
本発明は、上記のような課題を解決するために、内容物を収容する容器本体と、容器本体の開口端部を密封するシート状の蓋材と、蓋材を破断開封するオーバーキャップ状の開封部材とからなり、容器本体の開口端部の上方に位置する外周壁と蓋材の上方に位置する天板部とが一体的に形成された開封部材で、天板部に対してヒンジ連結部を介して下方に回動可能に押し込み部分が形成され、この押し込み部分の外縁から下方に突出するように、蓋材を破断する刃部が形成されている開封機能付き容器において、
開封部材の押し込み部分でヒンジ連結部の近傍に、押し込み部分の上面と略直交方向で上方に延びる押し込み操作板が一体的に形成されていて、該押し込み操作板を横に押し倒すことでヒンジ連結部を支点に押し込み部分を下方に回動させて刃部により蓋材を破断開封した状態で、該押し込み操作板の両側部付近の外周端が、容器本体の開口端部の内周端よりも外側に位置し、且つ、該押し込み操作板の中央部付近の外周端が、容器本体の開口端部の内周端よりも内側に位置して、該押し込み操作板と容器本体の開口端部との間に内容物の出口が形成されると共に、
開封部材の外周壁の内面側の下方部分で、蓋材の上面との間に所定の間隔を置いた位置に、押し込み操作板の両側部付近の外径よりも小さい内径を有する係止突起が形成されていて、押し込み部分を下方に回動させて押し込み操作板の両側部付近を蓋材に当接させた状態で、押し込み操作板が、開封部材の係止突起により上方に回動不能に係止されるように構成されていることを特徴とするものである。
上記のような本発明の開封機能付き容器によれば、蓋材で密封された容器にオーバーキャップ状に装着された開封部材で、上方に延びる押し込み操作板を指で横に倒すことにより、指を容器内に突っ込むことなく、押し込み部分を容器内に押し込んで刃部により蓋材を破断開封できるため、内容物に指が触れるという衛生上の問題が起きることはない。さらに、容器を開封した状態で、押し込み部分は容器内に押し込まれ、且つ、押し込み操作板は横に倒れて上方に回動不能に係止された状態となって、この押し込み操作板と容器本体の開口端部との間が内容物の出口となることから、この出口を飲み口として内容物を取り出す(容器に口を付けて内容物を飲む)際に、押し込み部分や押し込み操作板が邪魔になるようなことはなく、また、開封部材の上面側で大きく突出する部分がないため、開封状態での容器の外観性が良いものとなる。
蓋材で密封された容器の上に装着されるオーバーキャップ状の開封部材について、容器内に指を突っ込んだり液ハネを起こしたりすることなく開封することができ、また、開封部材に邪魔されることなく内容物を取り出すことができて、しかも、開封した状態での外観性にも問題のないようなものにするという目的を、最良の形態として以下の実施例に具体的に示すように、開封部材の押し込み部分でヒンジ連結部の近傍に、押し込み部分の上面と略直交方向で上方に延びる押し込み操作板を一体的に形成して、該押し込み操作板を横に押し倒すことでヒンジ連結部を支点に押し込み部分を下方に回動させて刃部により蓋材を破断開封した状態で、該押し込み操作板の両側部付近の外周端が、容器本体の開口端部の内周端よりも外側に位置し、且つ、該押し込み操作板の中央部付近の外周端が、容器本体の開口端部の内周端よりも内側に位置して、該押し込み操作板と容器本体の開口端部との間に内容物の出口が形成されると共に、開封部材の外周壁の内面側の下方部分で、蓋材の上面との間に所定の間隔を置いた位置に、押し込み操作板の両側部付近の外径よりも小さい内径を有する係止突起を形成して、押し込み部分を下方に回動させて押し込み操作板の両側部付近を蓋材に当接させた状態で、押し込み操作板が、開封部材の係止突起により上方に回動不能に係止されるように構成するということで実現した。
なお、本発明の開封機能付容器で、対象となる容器本体の材料については、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂等のような容器用として周知の樹脂材料や、アルミニウム合金板や表面処理鋼板等の製缶用として周知の金属薄板などが好適に使用できる。
また、容器本体の形状については、カップ状が一般的であるが、これに限られるものではなく、シート状の蓋材で密封される容器本体の開口端部の構造についても、平坦なフランジ部に限らず、胴部の上端をカール成形したカール部であっても良い。
また、容器本体を密封するシート状の蓋材については、特に限定されるものではないが、例えば、アルミ箔に樹脂フィルムをラミネートしたものや、ガスバリア性を有する樹脂フィルムなどが好適に使用できる。また、容器本体の開口端部をシート状の蓋材で密封する方法についても、熱溶着する方法以外に、接着剤で接着する方法を採用しても良い。
さらに、容器(蓋材で密封された容器本体)に装着されるオーバーキャップ状の開封部材については、特に限定されるものではないが、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂のような周知のキャップ用樹脂材料から射出成形されるものが好適に使用できる。
以下、本発明の開封機能付容器の一実施例について説明すると、図1に示すような本実施例の開封機能付容器1では、図2に示すように、内容物(図示せず)を収納する容器本体2は、円板状の底部2cと、底部2cの外端から上方にテーパー状に拡径する胴部2bと、胴部2bの上端から外方に延びるフランジ部(開口端部)2aとを有する樹脂製でカップ状の容器であって、容器本体2のフランジ部2aにはシート状の蓋材3がヒートシールにより熱溶着されている。そのように蓋材3で密封された容器本体2に対して、容器本体2のフランジ部2aに係止されて、シート状の蓋材3を覆うように、樹脂製の開封部材4がオーバーキャップ状に装着されている。
開封部材4には、容器本体2のフランジ部2aの上方に位置する環状(短筒状)の外周壁11と、シート状の蓋材3の上方に位置する天板部13とが一体的に形成されており、外周壁11の下端は、シート状の蓋材3を挟んだ状態で容器本体2のフランジ部2aに間接的に当接し、また、外周壁11の下端からは、僅かに半径方向外方に張り出してから下方に垂下するように係止筒部12が一体的に形成され、この係止筒部12の内周面にフランジ係合用の突起12aが形成されていて、この突起12aにより開封部材4の係止筒部12が容器本体2のフランジ部2aに固定されることで、蓋材3で密封された容器本体2に対して開封部材4が固定的に装着されることとなる。
この開封部材4の外周壁11の内周面に、シート状の蓋材3の上方で該蓋材3と略平行に延びるように、平面形状が略半円板状の天板部13が一体的に形成されているが、この天板部13の略半円板形状の直線状端部には、外周壁11の下端の高さ付近まで下方に凹むように段部14が形成されていて、この段部14の天板部13の側とは反対側に、ヒンジ連結部15が形成され、このヒンジ連結部15を介して、平面形状が略半円板状の押し込み部分16が一体的に形成されている。
天板部13に対してヒンジ連結部15を回動軸として回動可能に形成された押し込み部分16には、押し込み部分16の略半円板形状の円弧状端部の外縁から下方に突出するように、シート状の蓋材3を破断開封するための刃部17が一体的に形成されていると共に、ヒンジ連結部15の近傍で、押し込み部分16の略半円板形状の直線状端部には、押し込み部分16の上面と略直交方向で上方に延びる押し込み操作板18が一体的に形成されている。
なお、本実施例では、押し込み部分16の上面側に、該上面から下方に凹むように凹部16aが形成されており、押し込み操作板18は、押し込み部分16の上面と凹部16aとにわたって形成されている。また、押し込み操作板18の両側部と開封部材4の外周壁11との間は破断容易な弱化部19によって接続されており、開封操作時で押し込み操作板18を押し倒す際に、この弱化部19が破断されるようになっている。
また、本実施例では、押し込み部分16の上面側に、図3に示すように、押し込み部分16の上面(凹部16a以外の部分)と押し込み操作板18とを連結するように複数(実施例では4個)の支持壁20が形成されている。一方、押し込み部分16の下面側には、図4に示すように、押し込み部分16の下面と刃部17とを連結するように複数(実施例では5個)の補強リブ21が形成されている。
また、押し込み部分16の円弧状外縁から下方に突出する刃部17について、本実施例では、ヒンジ連結部15を回動軸として押し込み部分16を下方に回動させる際に、容器本体2のフランジ部2aの内周端よりも僅かに内側を、円弧状に延びる刃部17が通過するように設定されていて、容器本体2のフランジ部2aの内周端と近接した位置で、シート状の蓋材3が円弧状に破断されるようにしている。なお、円弧状に延びる刃部17は、周方向の中央部が最も下方に突出するように形成されていて、押し込み部分16の回動時に、刃部17の周方向中央部の先端(下端)が最初に蓋材3に接触するようになっている。また、複数の補強リブ21のうちの中央の補強リブが、刃部17の周方向中央部に連結されている。
また、本実施例では、押し込み部分16を下方に回動させて刃部17により蓋材3を破断開封した状態で、図5に示すように、押し込み操作板18は、その両側部付近の外周端18bが、容器本体2のフランジ部2aの内周端よりも外側に位置し、且つ、その中央部付近の外周端18aが、容器本体2のフランジ部2aの内周端よりも内側に位置するように設定されていて、この押し込み操作板18の中央部付近の外周端18aと容器本体2のフランジ部2aの内周端との間に内容物の出口(飲み口)Aが形成されるようになっている。
さらに、本実施例では、開封部材4の外周壁11のうちの押し込み部分16側にある外周壁11の内面側の下方部分で、蓋材3の上面との間に所定の間隔を置いた位置に、押し込み操作板18の両側部付近の外径よりも小さい内径を有する係止突起22が形成されており、それによって、図5および図6に示すように、押し込み部分16を下方に回動させて蓋材3を破断開封した状態で、押し込み操作板18は、その両側部の付近で、開封部材4の係止突起22と蓋材3(その下方にある容器本体2のフランジ部2a)とで挟止されて、係止突起22により上方へ回動不能に係止されることとなる。
上記のような本実施例の開封機能付容器1によれば、開封部材4により容器を開封する際に、押し込み部分16の凹部16aに指を入れて直接に押し下げることもできるが、そうすることなく、押し込み部分16から上方に延びる押し込み操作板18を指で横に押し倒すことによっても、ヒンジ連結部15を支点に押し込み部分16が下方に回動されることから、押し込み部分16の外縁から下方に突出する刃部17により、その下方に位置する蓋材3の部分を破断開封することができる。
そのように、押し込み操作板18を横に押し倒すことで、指を容器内に突っ込むことなく容器を開封することができて、蓋材3の直ぐ下まで容器内に内容物が充填されていても、内容物に指が触れるという衛生上の問題が起きることは全くない。さらに、上方に延びていた押し込み操作板18は、容器が開封された時点では横に倒れた状態となっていて、この押し込み操作板18と容器本体2のフランジ部2aとの間に飲み口Aが形成されることから、この飲み口Aから内容物を飲む際に、押し込み操作板18が邪魔になるようなことはなく、また、開封部材4の上面側に大きく突出する部分がないため、開封状態での容器の外観性が良いものとなる。
さらに、本実施例では、開封部材4の外周壁11と押し込み操作板18の両側部との間を破断容易な弱化部19により接続して、開封操作時で押し込み操作板18を押し倒す際に、この弱化部19が破断されるようにしているが、それにより、弱化部19が破断する程の力を加えない限り、不用意に開封部材4の押し込み部分16が回動して蓋材3が破断開封されるようなことはない。
また、本実施例では、押し込み部分16の上面と押し込み操作板18とを連結するように適当数の支持壁20を形成しているが、それにより、押し込み操作板18を指で押し倒す際に、押し込み操作板18のみが湾曲して押し込み部分16が回動しないようなことを防止できて、確実に押し込み部分16を回動させて刃部17により蓋材3を破断開封することができる。
また、本実施例では、開封部材4の外周壁11の内面側の下方部分に係止突起22を形成することにより、押し込み部分16が下方に回動されて蓋材3が破断開封された状態で、押し込み操作板18を、その両側部の付近で、開封部材4の係止突起22とシート状の蓋材3(その下方にある容器本体2のフランジ部2a)との間に挟止して、上方へ回動不能なように係止突起22により係止していることから、開封された飲み口Aから内容物を飲む際に、容器内に押し込まれた開封部材4の押し込み部分16が逆回動して元に戻ることで邪魔になるような虞は全くない。
また、本実施例では、押し込み部分16が下方に回動されて蓋材3が破断開封された状態で、押し込み操作板18の両側部付近の外周端18bは、容器本体2のフランジ部2aの内周端よりも外側に位置していることから、押し込み操作板18は、その両側部付近で容器本体2のフランジ部2aに当接して、それ以上に押し込み操作板18が容器内に入り込むことはない。
一方、押し込み操作板18の中央部付近の外周端18aは、容器本体2のフランジ部2aの内周端よりも内側に位置するように設定されていて、この部分18aと容器本体2のフランジ部2aとの間に内容物の出口が形成されるようにしているが、それにより、押し込み操作板18の中央部付近での円弧状に凹んだ外周端18aの形状の程度を適宜に変えることで、内容物に合わせて容器の開口部分(飲み口A)の形状を自由に変更することができる。
また、本実施例では、押し込み部分16を下方に回動させる際に、容器本体2のフランジ部2aの内周端よりも僅かに内側を、円弧状に延びる刃部17が通過するように設定されていて、容器本体2のフランジ部2aの内周端と近接した位置で、シート状の蓋材3を円弧状に破断(剪断)するようにしているが、それによって、刃部17による蓋材3の破断をフランジ部2aの内周端に沿って綺麗に行うことができ、その後の内容物の排出をスムーズなものにすることができる。
また、円弧状に延びる刃部17を、その周方向中央部が最も下方に突出するように形成して、押し込み部分16の回動時に、刃部17の周方向中央部の先端(下端)が最初に蓋材3に接触するようにしているが、それにより、押し込み操作板18を押し倒す力を刃部17の周方向中央部の先端の一点に集中させて、蓋材3が容易に破断することができ、その後、更に押し込み部分16の回動させることで、円弧状に延びる刃部17の形状に沿って、蓋材3を円弧状に容易に破断することができる。
また、本実施例では、押し込み部分16の下面と刃部17とを連結するように複数の補強リブ21を形成しているが、それにより、シート状の蓋材3に刃部17が接触した際に、刃部17が変形するのを防止できて、刃部17により蓋材3を確実に破断することができる。特に、本実施例のように容器本体2のフランジ部2aの内周端よりも僅かに内側を刃部17が通過するように設定されている場合には、フランジ部2aの近傍で蓋材3の剛性が高くなるため、蓋材3の剛性に負けて刃部17が変形し易くなるが、補強リブ21を設けていることで、蓋材3の剛性が高くても刃部17の変形を効果的に防止することができる。
なお、押し込み部分16の下面に形成する補強リブ21について、本実施例では、5本の補強リブのうちの中央の補強リブを、蓋材3と最初に接触する刃部17の周方向中央部に連結しているが、そうすることで、刃部17の変形を特に効果的に防止することができ、また、5本の補強リブのうちの外側の補強リブを、押し込み部分16の上面に形成した支持壁20に対応する位置の近傍(具体的には、2本の支持壁20の間に対応する位置)に配置しているが、そうすることで、押し込み部分16に剛性を持たせることができて、押し込み操作板18に加えられた押圧力を支持壁20を介して刃部17に効率的に作用させることができる。
以上、本発明の開封機能付き容器の一実施例について説明したが、本発明は、上記のような実施例の具体的な構造にのみ限定されるものではなく、例えば、開封部材の具体的な構造について、押し込み部分に形成される支持壁や補強リブの数や位置は適宜に変更可能なもので、場合によってはそれらを省略することも可能であり、また、外周壁と押し込み操作板とを接続する弱化部場合によっては省略可能である等、適宜に変更可能なものであることはいうまでもない。
本発明の開封機能付容器の一実施例について、未開封の状態での全体の外観を示す斜視図。 図1に示した未開封状態での開封機能付容器の全体構造を示す縦断面図。 図1に示した開封機能付容器の開封部材(未開封状態)の上面側を示す上面図。 図3に示した開封部材の下面側を示す下面図。 図1に示した開封機能付容器の開封された状態を示す斜視図。 図5に示した開封状態での開封機能付容器の全体構造を示す縦断面図。
1 開封機能付容器
2 容器本体
2a フランジ部(容器本体の開口端部)
3 シート状の蓋材
4 オーバーキャップ状の開封部材
11 外周壁
13 天板部
15 ヒンジ連結部
16 押し込み部分
17 刃部
18 押し込み操作板
19 弱化部
20 支持壁
21 補強リブ
22 係止突起
A 飲み口(内容物の出口)

Claims (5)

  1. 内容物を収容する容器本体と、容器本体の開口端部を密封するシート状の蓋材と、蓋材を破断開封するオーバーキャップ状の開封部材とからなり、容器本体の開口端部の上方に位置する外周壁と蓋材の上方に位置する天板部とが一体的に形成された開封部材で、天板部に対してヒンジ連結部を介して下方に回動可能に押し込み部分が形成され、この押し込み部分の外縁から下方に突出するように、蓋材を破断する刃部が形成されている開封機能付き容器において、
    開封部材の押し込み部分でヒンジ連結部の近傍に、押し込み部分の上面と略直交方向で上方に延びる押し込み操作板が一体的に形成されていて、該押し込み操作板を横に押し倒すことでヒンジ連結部を支点に押し込み部分を下方に回動させて刃部により蓋材を破断開封した状態で、該押し込み操作板の両側部付近の外周端が、容器本体の開口端部の内周端よりも外側に位置し、且つ、該押し込み操作板の中央部付近の外周端が、容器本体の開口端部の内周端よりも内側に位置して、該押し込み操作板と容器本体の開口端部との間に内容物の出口が形成されると共に、
    開封部材の外周壁の内面側の下方部分で、蓋材の上面との間に所定の間隔を置いた位置に、押し込み操作板の両側部付近の外径よりも小さい内径を有する係止突起が形成されていて、押し込み部分を下方に回動させて押し込み操作板の両側部付近を蓋材に当接させた状態で、押し込み操作板が、開封部材の係止突起により上方に回動不能に係止されるように構成されていることを特徴とする開封機能付き容器。
  2. 押し込み部分を下方に回動させる際に、容器本体の開口端部の内周端よりも僅かに内側を刃部が通過するようになっていることを特徴とする請求項に記載の開封機能付き容器。
  3. 開封部材の外周壁と押し込み操作板の両側部との間が破断容易な弱化部によって接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の開封機能付き容器。
  4. 開封部材の押し込み部分の上面と押し込み操作板とを連結するように支持壁が形成されていることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の開封機能付き容器。
  5. 開封部材の押し込み部分の下面と刃部とを連結するように補強リブが形成されていることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の開封機能付き容器。
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