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JP4907332B2 - 床面洗浄機用洗浄水タンク装置 - Google Patents
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本発明は、床面洗浄機に使用される洗浄水と、洗浄後の汚水を収容するための洗浄水タンク装置に関するものであって、具体的には、洗剤を混合した洗浄水を出水可能に構成する一方、洗浄後の汚水を回収して循環使用するように構成した循環式洗浄水タンク装置に関するものである。
近年、コンビニエンスストアなどの小型店舗で使用される手軽で小型の床面洗浄機が求められてきている。具体的には、夜間に顧客が空いた時間帯に手軽に床面の清掃や洗浄が可能で、洗浄水と洗剤の準備や、回収した汚水の処理などに手間取らないような、手軽な床面洗浄機が必要とされている。
しかし、洗剤を混合した洗浄水を予め供給タンクに準備し、洗浄水を供給しながら清掃中の汚水を回収して前記の供給タンクに戻す循環式の洗浄水タンクにおいては、洗浄中に洗剤が泡立ってきて水位が上がり、ブロアーモータ側に泡や水が吸引されて、ブロアーモータの故障を引き起こす危険性があった。
そこで本出願人は、特許文献1に見られるように、洗剤等の泡がオーバーフローした場合でも、フロートを確実に動作させて、ブロアーモータ側への泡や水の吸引を防止するように構成した吸水器用フロ−ト装置を開発した。
特開2001−95731号公報
ところが、上記特許文献1に記載の「吸水器用フロート装置」では、洗浄水の水位が満杯になる前に、ある程度の水位に達してくると、吸引された汚水の飛沫と吸引気流が、吸水室の気流流入方向に沿って勢いよくタンク内に導かれるために、タンク内の洗浄水の液面が気流によって乱されて泡が大きく発生してしまい、結局は、この泡の発生によって先にフロートが動作してしまうので、タンク内に予め貯めておく洗浄水量がそこで制限されてしまう問題があった。
言い換えれば、洗浄水の液面からフロートの動作位置までに余裕を持たせないと、多少の泡でもすぐにフロートの安全装置が作動してしまうため、使用上極めて煩雑であった。また、そのために洗浄水容量を減らすと、循環しながら回収して使用している洗浄汚水がすぐに汚れてしまい、洗浄水そのものを交換する頻度が多くなって、却って煩雑になるといった問題があった。
従って、本発明の技術的課題は、タンク内のフロート装置から使用可能なタンク内の液面高さの差を極力少なくしても、洗剤の泡立ちなどによるフロート装置の誤動作が起きにくくした、小型で比較的大容量の床面洗浄機用洗浄水タンク装置を提供することである。
(1) 上記の技術的課題を解決するために、本発明の請求項1に係る床面洗浄機用洗浄水タンク装置は、洗浄水タンクからポンプを用いて洗浄水を床面に給水して洗浄を行い、洗浄後の汚水をブロアーの吸引作用によって床面より吸い取って上記の洗浄水タンクに送り戻すことにより、洗浄水を循環使用するように構成した床面洗浄機において、上記洗浄水タンクの内部に、上記ブロアーの吸引作用によってタンク側面に設けた吸水口から送り込まれて来る洗浄後の汚水を、遠心方向で、且つ、タンク内に収容されている洗浄水の液面に対して平行方向に旋回させることができるサイクロン装置を設け、前記洗浄水タンクの内部に、洗浄水の液面レベルが上限レベルラインを越えると、前記ブロアーに通じるフロートパイプを塞ぐフロート装置を設け、前記サイクロン装置の周面には汚水排出口が開口形成され、前記フロート装置には底面に洗浄水の進入穴を開口すると共に、前記サイクロン装置に設けた汚水排出口の上端縁のラインよりも高い位置に、前記フロート装置の前記洗浄水タンクに通じる吸気口が設けられていることを特徴としている。
(2) また、本発明の請求項2に係る床面洗浄機用洗浄水タンク装置は、前記洗浄水タンクの内部の前記フロート装置の前記上限レベルラインと、前記サイクロン装置の周面に開口形成されている汚水排出口の下端縁のラインとを、同一若しくは略同一レベルに構成したことを特徴としている。
(3) また、本発明の請求項3に係る床面洗浄機用洗浄水タンク装置は、前記サイクロン装置の前記汚水排出口が、複数設けられていることを特徴としている。
(4) また、本発明の請求項4に係る床面洗浄機用洗浄水タンク装置は、前記洗浄水タンクの平断面形状を矩形状に形成して、この洗浄水タンク内に設けた前記サイクロン装置の周面に開口形成されている汚水排出口の位置を、この排出口から排出される洗浄後の汚水が上記洗浄水タンクの内壁面に対して直角方向、若しくは、洗浄水タンクの四隅コーナー部分に向けて排出される位置に設けたことを特徴としている。
(5) 更に、本発明の請求項5に係る床面洗浄機用洗浄水タンク装置は、床面洗浄機に対して取り外し自在に構成した前記洗浄水タンクの全体を、上下に分割可能で、且つ、タンクファスナーによって一体化される上蓋タンク体と貯水タンク体とによって構成し、上蓋タンク体の内部には前記サイクロン装置とフロート装置とを横並びに取付けて、上記の洗浄水タンクを床面洗浄機に取付ける使用運転時には、これ等サイクロン装置とフロート装置とが水平状態を成すように床面洗浄機に取付けて使用すると共に、上記貯水タンク体の上面側の一部に、上記の上蓋タンク体を取り外すと開口するタンク開口部を設けて、上記使用運転時におけるこのタンク開口部の最低位の高さレベルが、前記フロート装置のフロート上限動作高さ以下であり、且つ、前記サイクロン装置に設けられている汚水排出口の下端縁のラインと同一、又は、略同一レベルに構成される一方、上記貯水タンク体の底部には、床面洗浄機から取り外した洗浄水タンクの全体を、上記開口部を上向きにして床面上に載置することができる背部傾斜面を設けて、上記の開口部とこの背部傾斜面とを上下平行に形成したことを特徴としている。
上記(1)で述べた手段によれば、タンク内に流入する吸引空気と洗浄後の汚水の飛沫は、勢いがよいものほどサイクロン装置によるサイクロン作用により遠心方向に流れるようにするため、サイクロン装置の外周部の汚水排出口からタンク内に流入するものがほとんどとなり、勢いが無いまま回収された洗浄後の汚水のみがタンク内の液面に直接流れ込むのことになるので、液面を泡立たせる現象を極めて少なくすることができる。
更に上記(1)で述べた手段によれば、サイクロン装置の排出口よりも更に高い位置にフロート装置側の吸気口があるため、サイクロン装置の汚水排出口からタンク内に流入する吸引空気と一緒に流入する洗浄汚水の飛沫が、直接フロート装置内に流入することが無く、洗浄汚水の飛沫がブロアー側へ吸引されてブロアーモータの故障を引き起こす不具合の可能性も極めて低く抑えることができる。
上記(2)で述べた手段によれば、洗浄水タンク内に設けたフロート装置の上限レベルラインと、サイクロン装置の洗浄汚水排出口の下端縁ラインとが、同一又は略同一に構成されているため、洗浄水タンク内の洗浄水容量を極力大きくすることを可能にする。
上記(3)で述べた手段によれば、洗浄水タンク内に吸引空気と共に流入する洗浄汚水の飛沫の勢いが、複数の排出口によって分散されるため、泡の発生を更に少なくすることを可能にする。
上記(4)で述べた手段によれば、洗浄水タンク内に流入する吸引空気と洗浄汚水の飛沫が、洗浄水タンク内の洗浄水の液面に達するよりも先に、タンクの内壁面か、四隅コーナーに衝突することでその勢いが更に滅衰するため、泡の発生を更に少なくすることができる。
上記(5)で述べた手段によれば、洗浄水タンク内に洗浄水を貯水する際に、貯水タンク体の開口部の最低位レベル以上は水を貯められず、その高さがフロート動作高さ以下であり、且つ、サイクロン装置における排出口の下端高さであるため、洗浄水タンク内に貯水する量の目安を示したゲージを見なくても、タンク底面に平行な開口部まで一杯に入れた状態で動作可能であり、同様に、給水時に貯水タンク体を安定的に置いて給水した場合でも、背部傾斜面に平行な開口部まで一杯に入れた状態で動作可能であるために、給水時のタンクの姿勢を気にする必要もなく、使用者が水を入れすぎてフロート装置がすぐに誤動作する様なこともない。
以上述べた次第で、本発明に係る床面洗浄機用洗浄水タンク装置によれば、タンク内のフロート装置から使用可能なタンク内の液面高さの差を極力少なくしても、洗剤の泡立ちなどによるフロート装置の誤動作が起きにくく、小型で比較的大容量の洗浄水タンク装置を提供することが可能となると共に、洗剤を混合した洗浄水を貯めたタンクを用いて手軽に床面の洗浄ができるため、小型で洗浄水の排水や交換の頻度も少ない床面洗浄機が実現できるものであって、コンビニエンスストアなどの小型店舗に使用して好適であり、各種形式の循環式洗浄水タンク装置に利用して頗る有益なものである。
以下に、本発明に係る床面洗浄機用洗浄水タンク装置の実施の形態を図面と共に説明すると、図1は本発明が実施された床面洗浄機1の一例を示した斜視図であって、図中、1Aと1Bは機体1Zの上面を覆う上面カバー体、1Rは走行用車輪、2は上面カバー体1Aの内部に取付けたブロアー、2Mはブロアー用モータ、符号10で全体的に示したのは、止め金具14,14(取付ファスナー)によって機体1Zの後部に対して着脱自在に構成した本発明に係る洗浄水タンクであって、洗浄水タンク10の全体は、図2乃至図6に示すように上下に分割可能で、且つ、タンクファスナー13によって密閉状態に一体化される貯水タンク体11と上蓋タンク体12とによって構成されている。また、以上の如く構成した洗浄水タンク10の全体は、内部が視覚確認可能なように、透明又は半透明の材質で構成されている。
次に、9は床面洗浄機1の後部に取付けた操作部を保持する運転用のハンドル部であって、図1に示した床面洗浄機1では、ハンドル部9が前後方向に自在に屈折して運転操作をしやすくすると共に、図に示すようにハンドル部9を鉛直に立てて不使用時の保管場所面積を少なくし、図示しないが、ハンドル部9を前側に倒して洗浄水タンク10を外し、その状態で全体を鉛直に立てることで、保管面積をより少なくできる様に工夫されている。
更に図1において、5は上記上面カバー体1Bの内部において、モータ5Mによって回転して床面を洗浄する洗浄ブラシ、6は洗浄ブラシ5の上面側を覆って汚水(洗浄水)の飛散を防止するカバー部、4は前記洗浄水タンク10内に及ぶ前記ブロアー2による吸引作用を、上記洗浄ブラシ5の前後に分岐して下向きに開口した前後の吸引通路4A,4Bに連通して上記カバー部6の内部に及ぼすことにより、上記洗浄ブラシ5の回転によって発生し、且つ、前後のスキージ7A,7Bによって掻き集められた洗浄後の汚水を、前記洗浄水タンク10内に吸引する吸引ホース、8Pは洗浄水タンク10内に溜め込まれた洗浄水WTを、可撓性の吸水ホース8A及び散水パイプ8を通して上記洗浄ブラシ5に給水する給水ポンプである。
尚、図1において太線矢印で示したのは洗浄後の汚水を含んだ流入空気の流入(吸引)方向を示し、2点鎖線の太線矢印で示したのは、汚水を分離した空気の流出方向で、鎖線の太線矢印は洗浄水WTの給水方向を示す。
図2は本発明に係る床面洗浄機用洗浄水タンク装置の外観を示した斜視図、図3はその内部構造を透視して説明した構成図、図4は下記図5(イ)のY−Y線に沿った洗浄水タンク10の平断面図、図5(イ)は上記図4のX−X線に沿った洗浄水タンク10の正断面図、図5(ロ)はその側面図を示し、これ等の図面において、11は洗浄水WTを収容する貯水タンク体、12は上蓋タンク体であって、図2並びに図3に示すように貯水タンク体11の上面部に上蓋タンク体12を組み付けて、両タンク体11,12をタンクファスナー13で気密状態に一体化することによって、上記の洗浄水タンク10が構成される仕組みに成っており、また、この様に組立てられた洗浄水タンク10は、止め金具14,14によって機体1Zの後部に着脱自在に取付けられることは、前述した通りである。
次に、図3乃至図5において、20と30は上記上蓋タンク体12の内部に取付けビス及びスペーサ23及び33を用いて左右横並びに取付けたフロート装置とサイクロン装置であって、フロート装置20の外観は、全体は底面に洗浄水WTの進入穴20Wを開口し、上部外側面にメッシュフィルター付きの吸気口20T…を開口形成した断面略筒状に形成されていて、内部には洗浄水WTによって上下動する球状のフロート21と、前記ブロアー2に通じる逆L字状に形成したフロートパイプ22が設けられている。
以上の如く構成したフロート装置20は、通常運転時にはブロアー2の吸引力を、図1に示した吸引ダクト3を通して上記上蓋タンク体12のフロント側面12Zに開口されているタンク排気口22Aより、上記フロートパイプ22及びフロート装置20の内部、更には、上記吸気口20T…を通して洗浄水タンク10の内部に及ぼしているが、洗浄水WTの水位が図5(イ)に示した上限高さLに上って、フロート21がフロートパイプ22の下端口22Rを塞ぐと、前記タンク排気口22Aの通気が閉塞されて、洗浄水タンク10内に及んでいたブロアー2の吸引力が遮断される仕組みになっている。
更に図中、32…は全体が大径の断面略円筒状で、且つ、前記収容された洗浄水WTの液面に対して平行に形成された上記サイクロン装置30の外周面31に、円周方向に間隔をあけた状態で縦長の四角状に穿孔形成された汚水排出口である。また、30Aは前記上蓋タンク体12のフロント側面12Zに開口形成した上記サイクロン装置30の吸気口を兼ねる吸水口であって、フロート装置20を経て前記洗浄水タンク10の内部10K(図4、図5(イ)参照)に及ぶブロアー2の吸引作用が、上記の汚水排出口32からサイクロン装置30の内部を通って、この吸水口30Aに接続した前記の吸引ホース4に及ぶため、洗浄ブラシ5の回転によって発生する洗浄後の汚水を、サイクロン装置30を経て洗浄水タンク10に回収することができる。
また、上記の如くブロアー2の吸引作用を受けてサイクロン装置30に吸引された洗浄後の汚水は、図4に示す如くサイクロン装置30の外周面31に沿って旋回することになるが、この時、吸水口30Aから流入して来る吸引空気と洗浄後の汚水の飛沫は、勢いがよいものほどサイクロン作用によって遠心方向で、且つ、洗浄水タンク10内に貯溜されている洗浄水WTの液面に対して平行方向に旋回されるため、外周面31に設けた汚水排出口32…からタンク内に流入するものが殆どと成り、勢いの無い洗浄後の汚水のみがタンク内の液面に直接流れ込むことになるから、液面の泡立ち現象を極めて少なくすることができる。
更に、上記汚水排出口32を外周面31の円周方向に間隔をあけて複数設けると共に、これ等汚水排出口32…の形成位置を、図4に示すように汚水排出口32…から排出(飛散)される洗浄後の汚水が、平断面形状を矩形状に形成した洗浄水タンク10の四隅コーナー部分12X,12Xに向けて排出されるか、又は、洗浄水タンク10の内壁面に対して直角方向に排出される位置に設けることにより、各汚水排出口32…から排出される洗浄後の汚水の勢いを減衰させて、泡の発生を更に少なくすることができる。
尚、図面では汚水排出口32を2個形成しているが、これは実施の一例であって、1個若しくは3個以上の複数個であってもよく、その選択は任意とする。また、図4では汚水排出口32からの排出方向を四隅コーナー部分12X,12Xとしているが、洗浄水タンク10内に衝突板を設けたり、衝突部に緩衝性のある形状や材料を使用した場合でも、同様の緩衝効果を発揮することができる。
また、図2と図5(ロ)において、41は洗浄水タンク10内に配管した可撓性の洗浄水取出しホースで、この洗浄水取出しホース41の根端部には貯溜された洗浄水WTの底に沈めた埋没状態でフイルター40が取付けられ、先端部は前記フロント側板12Zに突出して、前記図1に示した吸引ホース8Aを接続することができる洗浄水取出口41Aを構成している。
尚、図5と図6で示した様なフイルター40の埋没位置については、通常の姿勢と図6の様に寝かせた姿勢であっても同様に液面下に埋没している位置となっているが、これはフイルター40が頻繁に空気にさせられると、洗浄水取出口41Aから空気が出てしまって洗浄水WTの供給が連続しなくなる、といった不具合が回避出来る様、フイルター40が極力水の中に埋没していられる様な位置に設置されている。
以上の如くフロート装置20とサイクロン装置30を取付けた洗浄水タンク10の全体は、止め金具14を外すことによって床面洗浄機1の機台1Zより自由に取り外して上面に設けた取っ手15を用いて持ち運ぶことが可能であり、また、上蓋タンク体12はタンクファスナー13を外すことによって貯水タンク体11から自由に取り外すことが可能であり、更に、貯水タンク体11には、上面部に上蓋タンク体12を取り外すと開口されるタンク開口部11Kが設けられている。
また、貯水タンク体11の下側部には、上記床面洗浄機1から取り外し洗浄水タンク10の全体を、図6に示すように上記タンク開口部11Kを上向きにした状態で、且つ、水平状態に床面FL上に載置することができる背部傾斜面11Tが、上記タンク開口部11Kに対して上下平行に設けられている。
従って、図6に示した状態で洗浄水タンク10を床面FL上に載置して一時的に保管したり、水道蛇口のあるシンク内に載置して上蓋タンク体12を取り外して水道水や洗剤を補給することが可能となる。更に、図6の状態でタンク開口部11Kに沿って一杯(満杯)に洗浄水を入れた後、図5(ロ)に示すような姿勢で洗浄水タンク10を床面洗浄機1に取付けても、洗浄水WTの水準が同様となるように、タンク形状が形成されている。
ただし、洗浄する床面FLに凹凸がある場合や、移動中にスロープが有る場合、或いは、床面洗浄機1をかなり乱暴に扱う様な場合は、予めそれによる液面の暴れ(タンクや洗浄機本体の姿勢の揺れ)が大きいと予想し、図6で示した様な第1の水位ゲージG1や第2の水位ゲージG2に合わせて洗浄水WTを準備したり、更に第1、第2のゲージG1,G2の水位に合わせた第3、第4のゲージG3,G4に合わせて洗浄水WTを準備することで、使用状態に合わせた水位の決定が出来る様に工夫することも可能である。また、同様に使用する洗浄用洗剤の種類や濃さにより、泡の発生の仕方や泡の状態が異なるため、それに合わせてゲージを利用した注水を行うことも可能であり、この様な運用に合わせてタンク注水量を少なめにしても運用することができる。
尚、図5(イ)に示された符号aで示した間隔は、前記フロート装置20に設けた吸気口20Tの下端縁(ライン)と、前記サイクロン装置30に設けた汚水排出口32の上端縁(ライン)との間隔を示したものであって、この様にフロート装置20の吸気口20Tをサイクロン装置30の排出口32よりも高い位置に配置したことで、勢いよくタンク内に流入してきた空気と一緒に流入する洗浄汚水の飛沫や、細かい泡などがフロート装置20に進入しにくくなっており、ブロアー2に対する安全性をさらに高めている。
また、図5(ロ)に示すように、前述の液面の上限高さL(フロート21の閉塞高さライン)よりも、符号bで示した高さ分低い位置にタンク水平面(開口部11K)を設けている。これにより上蓋タンク体12を開けた状態ではタンク(貯水側)のタンク水平面が開口部11Kの最下高さになるため、この高さ以上に洗浄水WTを溜めることはできない。よって、水位の確認をせずに貯水した結果、水位が上限高さLを越えてしまい動作しない、といった不具合が回避できる。
本発明に係る洗浄水タンク装置を搭載した床面洗浄機の一例を示した外観図。 本発明で使用する洗浄水タンクの外観を示した斜視図。 本発明で使用する洗浄水タンクの内部構造を説明した構成図。 本発明で使用する洗浄水タンクの図5(イ)Y−Y線に沿った平断面図。 本発明で使用する洗浄水タンクの図4X−X線に沿った正断面図、(ロ)はその側面図。 取り外して床面上に置いた状態を示した洗浄水タンクの側面図。
1 床面洗浄機
2 ブロアー
4 吸引ホース
5 洗浄ブラシ
7 スキージ
8 散水パイプ
8P 給水ポンプ
9 ハンドル部
10 洗浄水タンク
11 貯水タンク体
11K 開口部
11T 背部傾斜面
12 上蓋タンク体
12X 貯水タンク体の四隅コーナー部分
13 タンクファスナー
20 フロート装置
20T 吸気口
21 フロート
22 フロートパイプ
22A タンク排気口
30 サイクロン装置
31 外周面
32 汚水排出口
WT 洗浄水
FL 床面

Claims (5)

  1. 洗浄水タンクからポンプを用いて洗浄水を床面に給水して洗浄を行い、洗浄後の汚水をブロアーの吸引作用によって床面より吸い取って上記の洗浄水タンクに送り戻すことにより、洗浄水を循環使用するように構成した床面洗浄機において、
    上記洗浄水タンクの内部に、上記ブロアーの吸引作用によってタンク側面に設けた吸水口から送り込まれて来る洗浄後の汚水を、遠心方向で、且つ、タンク内に収容されている洗浄水の液面に対して平行方向に旋回させることができるサイクロン装置を設け
    前記洗浄水タンクの内部に、洗浄水の液面レベルが上限レベルラインを越えると、前記ブロアーに通じるフロートパイプを塞ぐフロート装置を設け、
    前記サイクロン装置の周面には汚水排出口が開口形成され、
    前記フロート装置には底面に洗浄水の進入穴を開口すると共に、前記サイクロン装置に設けた汚水排出口の上端縁のラインよりも高い位置に、前記フロート装置の前記洗浄水タンクに通じる吸気口が設けられていることを特徴とする床面洗浄機用洗浄水タンク装置。
  2. 前記洗浄水タンクの内部の前記フロート装置の前記上限レベルラインと、前記サイクロン装置の周面に開口形成されている汚水排出口の下端縁のラインとを、同一若しくは略同一レベルに構成したことを特徴とする請求項1に記載の床面洗浄機用洗浄水タンク装置。
  3. 前記サイクロン装置の前記汚水排出口が、複数設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の床面洗浄機用洗浄水タンク装置。
  4. 前記洗浄水タンクの平断面形状を矩形状に形成して、この洗浄水タンク内に設けた前記サイクロン装置の周面に開口形成されている汚水排出口の位置を、この排出口から排出される洗浄後の汚水が上記洗浄水タンクの内壁面に対して直角方向、若しくは、洗浄水タンクの四隅コーナー部分に向けて排出される位置に設けたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の床面洗浄機用洗浄水タンク装置。
  5. 床面洗浄機に対して取り外し自在に構成した前記洗浄水タンクの全体を、上下に分割可能で、且つ、タンクファスナーによって一体化される上蓋タンク体と貯水タンク体とによって構成し、上蓋タンク体の内部には前記サイクロン装置とフロート装置とを横並びに取付けて、上記の洗浄水タンクを床面洗浄機に取付ける使用運転時には、これ等サイクロン装置とフロート装置とが水平状態を成すように床面洗浄機に取付けて使用すると共に、上記貯水タンク体の上面側の一部に、上記の上蓋タンク体を取り外すと開口するタンク開口部を設けて、上記使用運転時におけるこのタンク開口部の最低位の高さレベルが、前記フロート装置のフロート上限動作高さ以下であり、且つ、前記サイクロン装置に設けられている汚水排出口の下端縁のラインと同一、又は、略同一レベルに構成される一方、上記貯水タンク体の底部には、床面洗浄機から取り外した洗浄水タンクの全体を、上記開口部を上向きにして床面上に載置することができる背部傾斜面を設けて、上記の開口部とこの背部傾斜面とを上下平行に形成したことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の床面洗浄機用洗浄水タンク装置。
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