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JP4909577B2 - プレス装置及びプレス装置システム - Google Patents
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Description

本発明は、プレス装置およびプレス装置システムに関する。
従来より、一回のプレスで複数枚の被加工材(樹脂フィルム等。加工後の成形品と併せて、以下「製品」という。)をプレス加工する、多段プレス装置が利用されている。この多段プレス装置は、上部プレス盤、少なくとも一枚の中間プレス盤、および下部プレス盤を有する。上部及び下部プレス盤は、それぞれ下面又は上面に1面のプレス面を有し、中間プレス盤は上下2面のプレス面を有する。各プレス盤は、プレス面を互いに並行かつ略水平にして、上下に積み重ねて配置されている。このプレス装置は次のように動作する。まず、プレス盤が積層方向に互いに間隔をあけて配置され、製品は下部プレス盤および中間プレス盤のプレス面上に載置される。次いで、プレス盤同士が近づく方向にプレス盤を駆動すると、やがて製品の上下両面が隣接するプレス盤の対向するプレス面に当接する(すなわち製品の上下にあるプレス盤に製品が挟まれる)。さらにプレス盤が駆動すると、製品に圧縮荷重が加わり、製品のプレス加工が行われる。次いで、プレス加工が完了した後、プレス盤同士が互いに離れる方向にプレス盤を駆動して、製品を多段プレス装置から取り出すことができるようにする。
また、この多段プレス装置と、後述のスタッカ及びローダによってプレス装置システムが構成される。スタッカはプレス加工前/後の製品を一時的に格納するものであり、ローダはスタッカと多段プレス装置との間の製品の搬送を担うものである。なお、このプレス装置システムによる一連の工程の間、製品は常に送り板(キャリアプレート)の上に載置されたままとなる。すなわち、製品は送り板上に載置された状態でスタッカに格納され、ローダにより搬送され、多段プレス機でプレス加工される。加工後も製品は送り板の上に載置されたまま、ローダにより搬送され、スタッカに再び格納される。
スタッカには、1回のプレスで加工される複数の製品が、多段プレス装置内に配置されるときと同じ相対的な位置関係をもって格納されるようになっている。スタッカは、略直方体形状の筐体と、筐体の内壁から内側に突出する支持アームとを有する。また、支持アームは、その先端から上方へ突出した爪部を備えている。送り板は、それぞれ複数の支持アーム(直接的には爪部)によって下方から支持された状態で、スタッカ内に格納されるようになっている。
更に、スタッカはベルトコンベア機構等の運搬機構と接続されている。プレス加工前の製品は、送り板の上に載置された状態で、このベルトコンベア機構を介して前工程よりスタッカに運搬され、次いで既知の機構によってスタッカ内に格納される。また、スタッカ内に格納されているプレス加工済の製品は、やはり送り板の上に載置された状態で、ベルトコンベア機構を介して後工程に運搬される。
次にローダの具体的な機能を説明する。ローダは、(1)まずスタッカの前に移動して、(2)格納時の位置関係を保ったままスタッカから製品を取り出し、(3)次いで、その位置関係を保って製品を積載した状態で多段プレス装置の前まで移動し、(4)次いで、その位置関係を保ったまま、製品を多段プレス装置の下部プレス盤および中間プレス盤の上に移す。かくして、多段プレス装置が製品をプレス加工可能な状態となる。また、多段プレス装置からプレス加工済の製品を取り出してスタッカに収納する際には、上記の工程と逆の手順をもって実施される。すなわち、ローダは、多段プレス装置の前に移動し、多段プレス装置からプレス加工済の製品を取り出し、製品を積載したままスタッカの前に移動し、最後に製品をスタッカ内に格納する。この間も、ローダが製品を取り出す際の製品の相対的な位置関係は維持されるようになっている。
このようなローダの従来例として、特許文献1のものが開示されている。特許文献1に開示されている構成においては、ローダは複数対のローダアームを備えており、一対のローダアームの上に一枚の送り板が載るようになっている。
特公平7−115240
ローダアームの各々は、連動して上下方向に駆動できるようになっており、ローダアームを上方に移動させることによって、ローダアームの上方にある送り板をすくい上げることができる。また、ローダアームの上に送り板が載置された状態で、ローダアームがスタッカ又はプレス装置の中に入るようにローダを移動させ、次いでローダアームを降下させることによって、送り板の下に位置するスタッカの支持アーム又はプレス装置のプレス盤の上に送り板を移しかえることができる。
複数対のローダアームは鉛直方向に並べて配置されており、複数対のローダアームを同時に降下させることによって、各ローダアームに載置された複数の送り板を、同時にプレス盤又はスタッカの支持アーム上に載置することができる。また、複数対のローダアームを同時に上昇させることによって、プレス盤又はスタッカの支持アーム上に載置された複数の送り板を同時にすくい上げることができる。
特許文献1のような構成においては、送り板の積み下ろしの際に、このローダアームをスタッカおよびプレス装置内に送り込む必要がある。多段プレス装置においては、通常プレス盤を駆動する油圧シリンダは下部プレス盤の下に配置される。このため、ローダアームの先端側(スタッカやプレス装置に対して近位となる側の端部)にローダアームを支持するための支持機構を設けた場合、この支持機構自身がプレス装置の油圧シリンダと干渉してしまい、ローダアームをプレス装置内に送り込むことができない。従って、ローダアームを支持するための支持機構はローダアームの基端側(スタッカやプレス装置に対して遠位となる側の端部)のみに設けられている。すなわち、ローダアームは片持ちばり構造で支持されることになる。
また、このローダアームで製品および送り板を支持するためには、ローダアームの長さは、その長さ方向の最大製品寸法と同程度である必要がある。このような長寸法のローダアームで製品を支持する場合、ローダアームの基端には曲げモーメントが集中的に掛かる。さらに、前述のようにローダアームは上昇および降下する必要がある。このため、従来のローダは、通常、ローダアームの基端側にローダアームを上下方向に駆動する駆動機構(シリンダ機構、ボールねじ機構、ラック−ピニオン機構など)を備えている。このため、この駆動機構、特にそのかみ合わせの部分に、前述の曲げモーメントが集中的に掛かることになる。このため、従来の構成では、特に重量が比較的大きく、及び/又は最大製品長さが比較的長い製品を運搬する場合は、この曲げモーメントに充分に耐えられるよう、かみ合わせ面積を大きく取る必要があった。この結果、ローダアームを上下方向に駆動するための駆動機構が大型化し、ローダおよびプレス装置システムが大型化するという問題があった。
上記の問題を解決するため、本発明は、比較的重量や寸法の大きい製品を、駆動機構等を大型化することなく運搬/プレス加工可能な小型のプレス装置および、このプレス装置とローダとを備えたプレス装置システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明のプレス装置は、上部プレス盤と少なくとも1つの中間プレス盤と下部プレス盤とを備え、少なくとも1つのプレス盤を鉛直方向に移動可能なプレス盤駆動手段と、プレス盤駆動手段が中間プレス盤と下部プレス盤とを相対的な位置関係を保って平行移動させる第1の駆動モードと、前記プレス盤同士が互いに離隔又は接近するように前記プレス盤部のプレス盤を移動させる第2の駆動モードと、を切り換える切換手段と、を備える。
上記構成において、製品のプレス加工は以下の手順にて行われる。まず、ローダアーム上に載置された製品を、下部プレス盤及び中間プレス盤の上に移しかえる。この場合は、製品が載置されたローダをプレス装置内に送り、次いで第1の駆動モードで下部プレス盤と中間プレス盤を上昇させる。すると、下部プレス盤と中間プレス盤がローダアームに載った製品を下方からすくい上げる形になり、その結果、製品がプレス盤の上に移る。次いで、製品のプレス加工が行われる。この時は、第2の移動モードでプレス盤を駆動し、プレス盤同士が互いに近づいて製品の上面にプレス盤を接触させる。この時、製品の上下両面がプレス盤に挟まれた状態となる。この状態から、さらにプレス盤を駆動することによって、製品が加圧される。
以上の構成によれば、製品を移しかえるために必要な上下移動をプレス装置が担うため、ローダアームに起上機構を設ける必要がない。このため、大きな曲げモーメントが加わるローダアームの基端部(固定端)を、リブ入れなどのローダの大型化を招かない手段を用いてローダ本体に強固に固定することが可能である。従って、製品が大重量であっても、ローダの寸法を大きくすることなく、ローダは製品を充分に保持することが出来る。
また、上記構成は、プレス盤が鉛直方向に上昇してローダから製品をすくい上げることによって製品をプレス盤上に移しかえる構成であり、ローダアームが水平方向に移動する際は、ローダアームは他の部材と接触しない。このため、アーム水平移動時にローダアームと他の部材が接触してローダアーム上の製品の位置がずれるということはない。
また、次のように切替手段によって第1の駆動モードと第2の駆動モードとを切り替えられる構成としてもよい。まず、下部プレス盤はプレス装置のテーブル定盤上に固定され、テーブル定盤を鉛直方向に駆動可能なプレス盤駆動手段によって、下部プレス盤はテーブル定盤と一体となって上下動するよう構成されている。切換手段は、中間プレス盤を下方から着脱可能に支持する中間プレス盤ガイド手段と、中間プレス盤ガイド手段とテーブル定盤を連結する係合機構と、係合機構を制御する制御手段とから構成される。制御手段は係合機構を制御して、中間プレス盤ガイド手段とテーブル定盤とを連結することによって第1の駆動モードに切り換え、また中間プレス盤ガイド手段とテーブル定盤との係合を解除することによって第2の駆動モードに切り換える。
このような構成の場合、第1の駆動モードにおいては中間プレス盤ガイドとテーブル定盤とが連結されるため、下部プレス盤と中間プレス盤とが一体となって駆動される。また、第2の駆動モードにおいては、下部プレス盤のみが駆動され、中間プレス盤は駆動されない。下部プレス盤が上昇して、製品を介して上段の中間プレス盤に当接すると、その中間プレス盤は押し上げられて中間プレス盤ガイド手段から離れて上昇する。さらに、その中間プレス盤が上段の中間プレス盤と製品を介して当接すると、同様に上段の中間プレス盤は押し上げられる。最上段の中間プレス盤が上部プレス盤と製品を介して接触するまで、このような過程が繰り返され、全ての製品がプレス盤間に挟まれた状態となる。この状態からさらに下部プレス盤を押し上げることによって、製品はプレス盤間で加圧される。このように、上記構成によれば、プレス盤駆動手段は下部プレス盤のみを駆動するだけの機能を有していればよい。
また、係合機構は係合ピンを有し、第1の駆動モードにおいて係合ピンが中間プレス盤ガイド手段とテーブル定盤の双方に係合し、また第2の駆動モードにおいて係合ピンが中間プレス盤ガイド手段とテーブル定盤のいずれか一方のみに係合するように係合ピンを水平移動させる係合ピン駆動手段を有する構成としても良い。例えば、中間プレス盤ガイド手段には係合ピンが水平方向に挿通される挿通孔が形成され、係合ピン駆動手段は、第1の駆動モードでは係合ピンが挿通孔から突出してテーブル定盤と当接してこれと係合し、第2の駆動モードにおいて係合ピンの全体が挿通孔に挿入される(つまり、挿通孔内に係合ピンが退避する)ように係合ピンを駆動する。
ここで、係合ピンが挿通孔に摺動しながら挿入されるよう構成してもよい。第1の駆動モードにおいては、中間プレス盤およびその上に載置された製品の荷重が係合ピン駆動手段に加わるせん断応力が低減し、係合ピン駆動手段の破損を防止することができる。すなわち、上記構成によれば、係合ピンと挿入孔とが広い接触面積をもって密着し、係合ピンに加わるせん断応力の大部分を挿入口の内周面で受けるようになる。この結果、このせん断応力に起因する力が係合ピン駆動手段にほとんど加わらないようになる。
以上のように、本発明によれば、製品が大重量及び/又は大寸法であっても、ローダの寸法を大きくすることなく、製品を充分に保持することが出来る。
以下、本発明の実施の形態による、プレス装置システムの構成を、図面を参照して説明する。なお、説明の中で、図中の方向を示す上下左右という表現を使用するが、これは引用符号が正しく読める紙面の向きを基準とした表現である。図1〜4は、本実施形態による、プレス装置システム全体を示す上面図である。プレス装置システム1は、加工前の製品が載置されるスタッカ100と、製品をプレス加工するプレス装置200と、スタッカ100からプレス装置200へ製品を搬送するローダ300とを有する。
スタッカ100とプレス装置200は、図中上下方向に並んで配置されている。また、ローダ300はスタッカ100及びプレス装置200の図中右側に隣接し、その場所で製品の受け渡しを行うようになっている。このため、ローダ300はスタッカ100と隣接する第1の位置(図中右下、図1)と、プレス装置200と隣接する第2の位置(図中右上、図2)との間で移動可能となっている(図中上下方向)。
図1、2に示されているように、ローダ300は図中左右方向に延びるローダアーム310、320を備えており、ローダ300が第1の位置にある時(図1)にローダアーム310、320をスタッカ100に向かって移動させることが可能である。ローダアーム310、320を移動させると(図3)、両ローダアームはスタッカ100の中に入り、スタッカ内に配置されている製品をローダアーム310、320に移しかえたり、或いはローダアーム310、320上に載置されている製品をスタッカ100に移しかえたりすることが可能となる。
また、ローダ300が第2の位置にある時(図2)に、ローダアーム310、320をプレス装置200に向かって移動させることが可能である。ローダアーム310、320を移動させると(図4)、両ローダアームはプレス装置200の中に入り、ローダアーム310、320上に載置されている製品をプレス装置200の熱盤上に移しかえたり、或いはプレス装置200の熱盤上に載置されている製品をローダアーム310、320に移しかえたりすることが可能となる。
本実施形態における一連の工程では、製品は長方形の金属板であるキャリアプレートに載置されたまま搬送およびプレス加工されるようになっている。スタッカ100には、樹脂プレート製品Pが複数枚、鉛直方向に載置されている。各製品Pはそれぞれ金属製のキャリアプレートM上に載置されている。図1に示されるように、キャリアプレートMのそれぞれはその四隅で製品切換用ラック110の支持アーム111〜114によって支持されている。支持アーム111、112は、図中上側から延びてキャリアプレートMを支持しており、また、支持アーム113、114は、図中下側から延びてキャリアプレートMを支持している。支持アーム111と113は図中上下方向に並んで配置されている。同様に、支持アーム112と114は図中上下方向に並んで配置されている。
図5は、スタッカ100の側面図(図1中左から右方向に投影したもの)である。図5に示されているように、支持アーム111〜114のそれぞれは、鉛直方向に複数組あり、水平方向に配置された一組の支持アーム111〜114上に、1枚のキャリアプレートMが載置されるようになっている。
支持アーム111〜114は、シリンダ機構130によって鉛直方向に上下動可能である。シリンダ機構130は、油圧、空圧のいずれによって駆動されても良い。また、ラック−ピニオン機構、ボールねじ機構等の他の駆動機構も利用可能である。
製品Pが載置されているキャリアプレートMは、図1中左側からスタッカ100に搬入される。製品Pのスタッカ100への搬入には、図1中左右方向(以下「搬送方向」と称す)にキャリアプレートMを搬送するリフティングコンベア120が用いられる。リフティングコンベア120は、鉛直方向(紙面に対して垂直な方向)に移動可能である。また、リフティングコンベア120は、その上に載置されたプレートを図1中左から右へ搬送可能に駆動される。リフティングコンベア120のこれらの駆動は、図示しない駆動機構により実施される。
図1、3、5に示されるように、リフティングコンベア120の図1中上下方向(以下、「幅方向」と称す)の寸法は、支持アーム111と113の幅方向間隔、支持アーム112と114の幅方向間隔よりも狭く形成されている。従って、リフティングコンベア120の各支持アーム111〜114の間にある部分(領域121)上にキャリアプレートMが無い時は、支持アーム111〜114と干渉することなく自在に上下動することが出来る。
スタッカ100の支持アーム111〜114上にキャリアプレートMおよび製品Pを載置する手順につき、以下説明する。図6(a)〜(d)のそれぞれは、図1のA−A断面図である。なお、図中に示されているように、支持アーム112、114のそれぞれは、鉛直上方に延びる爪部112h、114hを有している。支持アーム111、113もまた、同様の形状の爪部111h、113hを有している(図1参照)。
図6(a)はスタッカ100内にキャリアプレートMが搬送される前の状態を示したものである。図6(a)に示されているように、リフティングコンベア120の上面122は、最上端の支持アーム111〜114の爪部の上端によって定義される水平面TS1よりも高い位置にある。
次いで、リフティングコンベア120の上面122が前進(図1中で左から右に向かう方向)するようにリフティングコンベア120が駆動され、製品Pを載せたキャリアプレートMがリフティングコンベア120の各支持アーム111〜114の間にある部分(領域121:図1、図3)上に移動する。この状態を示したものが図6(b)である。この状態では、キャリアプレートMの底面は最上端の支持アーム111〜114の爪部の上端によって定義される水平面TS1よりも高い位置にある。従って、キャリアプレートMと支持アームの爪部111h〜114hとが干渉することなく、キャリアプレートMおよび製品Pはスタッカ100内に搬送される。
次いで、リフティングコンベア120は図6(c)に示される位置に降下する。この結果、キャリアプレートMは最上端の支持アームの爪部上に載置される。
次いで、リフティングコンベア120の上面122が前進(すなわち図1中左から右へ移動)するようにリフティングコンベア120が駆動され、製品Pを載せたキャリアプレートMがリフティングコンベア120の各支持アーム111〜114の間にある部分(領域121:図1)上に移動する。この状態を示したものが図6(d)である。この状態では、キャリアプレートMの底面は上から2番目の支持アーム111〜114の爪部の上端によって定義される水平面TS2よりも高い位置にあり、且つキャリアプレートの上端は最上端の支持アーム111〜114の下端によって定義される水平面BS1よりも低い位置にある。さらに、製品Pの幅方向の寸法は支持アーム111と113との間の間隙の幅方向寸法および支持アーム112と114との間の間隙の幅方向寸法よりも短く、また製品Pの最上端の高さは最上端の支持アーム111〜114の爪部の上端によって定義される水平面TS1(すなわち、上段のキャリアプレートMの底面の位置)よりも低い位置にある。従って、キャリアプレートMと支持アームの爪部111h〜114hおよび上段のキャリアプレートとが干渉することなく、キャリアプレートMおよび製品Pはスタッカ100内に搬送される。
以下、図6(c)と図6(d)の工程を全ての支持アーム111〜114の組(図2参照)に対して実施することにより、支持アーム111〜114の各組にそれぞれキャリアプレートMおよび製品Pが載置される。
上記の如くスタッカ100内に配置されたキャリアプレートMおよび製品Pをローダ300によって取り出す手順を、図3及び図7を参照して以下説明する。
前述のように、ローダ300は、リフティングコンベア120によるキャリアプレートMの搬送方向に平行な方向に延びるローダアーム310、320を備えている。また、図中にはローダアーム310、320はそれぞれ1本のみが示されているが、実際には、ローダアーム310、320は支持アーム111〜114の各組に対応する高さのそれぞれに各1本ずつ配置されている。
図示されているように、ローダアーム310、320は鉛直方向に延びるアームガイド311、321によって支持される一種の片持ちばりである。ローダ300は、ローダアーム310、320の自由端312、322を先頭としてローダアーム310、320がスタッカ100内に入るように駆動されるので、アームガイド311、321がスタッカ100と干渉することはない。以下、スタッカから製品を移しかえるのに最適なローダ300の位置を製品取り出し位置と定義する(図3におけるローダ300の位置)。
以下、ローダ300を用いてスタッカ100からキャリアプレートMおよびその上に載置された製品Pをとりだす具体的な手順につき説明する。図7(a)〜(c)のそれぞれは、図3のA−A断面図である。また、図7(d)は、図1のB−B断面図である。
図7(a)はローダアーム310、320がスタッカ100に挿入される前の状態を示したものである。この時、ローダ300は第1の位置にある。
次いで、ローダ300を製品取り出し位置に移動させる。図7(b)は、ローダ300の製品取り出し位置への移動が完了した状態を示したものである。図7(b)に示されているように、ローダアーム310、320はそれぞれ、キャリアプレートMの幅方向両端(図中左右端)の底面と、支持アームとの間の間隙部に入るようになっている。本実施形態においては、キャリアプレートMの幅方向両端をクランク状に折り曲げて、キャリアプレートMの幅方向両端の底面と、支持アームとの間の間隙部の高さ方向寸法を大きく取り、ローダアーム310、320をキャリアプレートMと支持アームとの間に送る際に位置決めを容易に行えるようになっている。
次いで、支持アーム111〜114を降下させる。図7(c)は、支持アーム111〜114の降下が完了した状態を示したものである。図示されているように、支持アームを降下させると、キャリアプレートMは支持アームから離れ、ローダアーム310、320上に載置される。
次いで、ローダ300を第1の位置まで移動させる。図7(d)は、ローダ300の第1の位置への移動が完了した時の、ローダ300の幅方向断面を示したものである。図7(c)の状態で、キャリアプレートMがローダアーム310、320のみによって支持された状態となるので、図7(c)の状態からローダ300を移動させると、図7(d)のごとく、ローダアーム310、320上にキャリアプレートM(およびその上の製品P)が載置されたまま、キャリアプレートMおよび製品Pはスタッカ100から取り出される。
以上のように、本実施形態においては、スタッカ100から製品Pを取り出す際に鉛直方向に駆動されるのはスタッカ100の支持アームであり、ローダ300のローダアーム310および320は鉛直方向には駆動されない。支持アームの幅方向長さは支持アームとキャリアプレートMの底面との間にローダアーム310、320を入れられる程度でよく、すなわちローダアーム310、320の幅方向寸法よりわずかに大きい程度で良い。従って、キャリアプレートMが支持アーム111〜114上に載置されている時に、鉛直方向に駆動される片持ちばりである支持アーム111〜114の固定端にかかる曲げモーメントは比較的小さいため、製品Pが大重量であっても製品を充分に保持することが出来る。一方、その固定端(アームガイド311、321側の端部)に大きな曲げモーメントが加わるローダアーム310、320は、鉛直方向に駆動される必要がないため、その部分に駆動機構を設ける必要がない。従って、ローダアーム310、320は直接アームガイド311、321に固定されるため、強固に支持することが可能である。従って、ローダアーム310、320は、製品Pが大重量であっても、製品を充分に保持することが出来る。
次いで、ローダ300によって保持されたキャリアプレートMおよび製品Pをプレス装置200の熱盤(後述)上に載置する。図1〜4に示されているように、本実施形態においては、スタッカ100とプレス装置200は幅方向(図中上下方向)に並んで設置されている。ローダアーム310、320の上にキャリアプレートMが載った状態で、ローダ300を第1の位置(図1)から第2の位置(図2)に移動させる。この結果、ローダ300がプレス装置200の図中右に隣接する。この第2の位置からローダ300をプレス装置200に向かう方向(図2中右から左に向かう方向)に移動すると、ローダアーム310、320、およびその上に載置されたキャリアプレートMおよび製品Pは、プレス装置200内に入る(図4)。この時のローダ300の位置を、製品配置位置(図4におけるローダ300の位置)と定義する。
本実施形態においては、プレス装置200の下部プレス盤および中間プレス盤が上方に移動することによって、プレス盤がキャリアプレートMをすくい上げ、キャリアプレートMがプレス盤としての熱盤上に移るようになっている。このため、本実施形態においては、下部熱盤と中間熱盤とを連結し、これらを同時に浮上/降下させるための中間熱盤ガイド機構210が、プレス装置200に備えられている。
中間熱盤ガイド機構210の概要を説明する。図8は、プレス装置200の正面図である。図1及び図8に図示されているように、中間熱盤ガイド機構210は、熱盤220の幅方向両端近傍に設けられた2対の鉛直方向(紙面垂直)に伸びる角柱状のガイドバー211と、搬送方向に並べられた2つのガイドバー211を連結して中間熱盤ガイド機構210の剛性を確保するためのガイドプレート212とを有する。また、各ガイドバー211の中途には、中間熱盤223のそれぞれに対応した熱盤受ブロック214が固定されている。中間熱盤の幅方向両端には熱盤ガイド223aが幅方向に突出して形成されており、この熱盤受ブロック214の上に熱盤ガイド223aが載ることによって、中間熱盤223は中間熱盤ガイド機構210に下方から支持される。
また、バー211の一側面であって、熱盤から最も遠位にある側面には、鉛直方向上下に延びるレール211aが形成されている。また、プレス装置200の側方フレーム271の内面には、このレール211aと係合するガイド部材272が固定されている。このガイド部材272にレール211aがガイドされることによって、中間熱盤ガイド機構210の移動方向は上下方向のみに制限される。
バー211の下端には、その上に下部熱盤222が固定されているテーブル定盤251の上下動に伴って中間熱盤ガイド機構210が上下動するように両者を係合させるための係合機構213が設けられている。係合機構213は、係合ピン213bと、係合ピン213bを搬送方向に進退させるシリンダ駆動機構213aと、係合ピン213bが挿通され、これをその周方向から支持する挿通孔213cとを有する。
図8に示した状態のように、係合ピン213bが進行するよう駆動されると、係合ピン213bは挿通孔213cから突出し、テーブル定盤251の側面から水平方向に延伸形成された係合面251aに係合ピン213cの円筒面が接触するように、両者が係合する。この状態では、テーブル定盤251の上下動に伴って中間熱盤ガイド機構が上下動するようになる。この状態で、油圧シリンダ260を駆動してテーブル定盤251および下部熱盤222を上昇させると、テーブル定盤251の上昇に伴ってバー211が上昇し、バー211に支持された中間熱盤223もまた互いの間隔を保ったまま上昇する。ここで、挿通孔213cは、係合機構に低摩擦材料(例えばフッソ樹脂)からなる低摩擦摺動ブシュを嵌入することによって形成されている。また、挿通孔の内径は、係合ピン213bの外径よりも僅かに大きい程度となっている。スロット251aに係合ピン213bが入った状態でテーブル定盤を駆動すると、係合ピン213bに中間熱盤223の荷重に対応したせん断応力が加わることになる。本実施形態においては、挿通孔213cの内周と係合ピン213bとが密着した状態で係合ピン213bにせん断応力がかかるので、このせん断応力の多くを挿通孔213cの内周で受け、このせん断応力によってシリンダ駆動機構213aに発生する曲げ応力の大きさを極力小さくすることができる。このため、本実施形態によれば、係合ピン213bにかかるせん断応力によって、シリンダ駆動機構213aが破損する現象を防止可能となる。
係合ピン213bがスロット251aから離れて挿通孔213c内に完全に収納されるよう駆動されると、中間熱盤ガイド機構210とテーブル定盤251との係合状態は解除される。この状態でテーブル定盤251を上昇させても中間熱盤223は移動しない。下部熱盤222が上昇して、その上の中間熱盤に(製品Pを介して)当接すると、その中間熱盤223は下部熱盤222に支えられる。この状態からさらにテーブル定盤251を上昇させると、熱盤受ブロック214から熱盤ガイド223aが離れ、下部熱盤222とその上の中間熱盤223とは一体となって上方に移動する。ここで、この下部熱盤222と中間熱盤223が一段上の中間熱盤に(製品Pを介して)当接すると、同様に、その中間熱盤223は下部熱盤222と一体となって上方に移動する。この工程を繰り返し、全ての中間熱盤223が下部熱盤222と一体となった状態で、最上段の中間熱盤223を上部熱盤221に当接させる。この状態から下部定盤222を介して製品Pに圧力を加えることによって、製品Pのプレス加工が行われる。なお、熱盤ガイド223aおよび熱盤受ブロック214の搬送方向の寸法及び取り付け位置は、中間熱盤223の熱盤ガイド223aと、その上方にある熱盤受ブロック214とが干渉しないように構成されている。より具体的には、図8において、ある段の中間熱盤223の図中左側の熱盤ガイド223aの図中右側の端面は、それより上段の中間熱盤223に対応する熱盤受ブロック214の図中左側の端面より図中左側に形成されている。同様に、ある段の中間熱盤223の図中右側の熱盤ガイド223aの図中左側の端面は、それより上段の中間熱盤223に対応する熱盤受ブロック214の図中右側の端面より図中右側に形成されている。
以下、ローダ300によって保持されたキャリアプレートMおよび製品Pをプレス装置200に設置する手順につき詳説する。図9(a)〜(c)は、それぞれプレス装置200の図4中C−C断面図である。なお、図9(a)〜(c)には、キャリアプレートMおよび製品Pがそれぞれ1つのみ記載されているが、以下説明する本実施形態の設置処理においては、ローダ300が保持している全てのキャリアプレートMおよび製品Pについて、同様の設置処理が同時に行われる。
本実施形態においては、ローダ300のローダアーム310、320に載置されたキャリアプレートMは、各ローダアームの下方に位置する中間熱盤223および下部熱盤222を上昇させることによって、その熱盤に移される。
図9(a)は、ローダ300を製品配置位置に移動させ、ローダアーム310、320、キャリアプレートMおよび製品Pをプレス装置200内に搬入した状態を示したものである。この時、キャリアプレートMの底面は、対応する中間熱盤223、下部熱盤222の上面より高い位置に配置されている。
次いで、シリンダ駆動機構213aを用いて係合ピン213bをテーブル定盤251の係合面251aと当接させ、テーブル定盤251と中間熱盤ガイド機構210とを係合させる(図8)。この状態からテーブル定盤251を上昇させると、前述のように下部熱盤222と中間熱盤223が同時に上昇する。そして、熱盤を上方のキャリアプレートMに当接させ、さらにこれを持ち上げる。図9(b)は、この状態を示したものである。この結果、キャリアプレートMは、ローダアーム310および320からわずかに浮き上がり、キャリアプレートMおよび製品Pは熱盤222、223のみによって保持されるようになる。
次いで、ローダ300を製品配置位置から第2の位置へ移動させる。図9(c)は、この移動が完了した時の状態を示したものである。この結果、製品Pが載置されたキャリアプレートMは中間熱盤223および下部熱盤223上に載置される。この状態から、テーブル定盤251を最下限まで降下させ、次いで、シリンダ駆動機構213aを用いて係合ピン213bをスロット251a(図8)から抜き取り、挿通孔213c内に収納する。この状態では、テーブル定盤251を上方に移動させても中間熱盤223は移動しない。この状態からテーブル定盤251を駆動することによって、前述のように、製品Pのプレス加工が可能となる。
上記のように、本実施形態においては、プレス装置200に製品Pを設置する際に鉛直方向に駆動されるのは下部熱盤222および中間熱盤223であり、ローダ300のローダアーム310および320は鉛直方向には駆動されない。従って、その固定端(アームガイド311、321側の端部)に大きな曲げモーメントが加わるローダアーム310、320は、その部分に駆動機構が不要であり、直接アームガイド311、321に固定されるため、強固に支持することが可能である。従って、ローダアーム310、320は、製品Pが大重量であっても、製品を充分に保持することが出来る。
キャリアプレートMおよび製品Pを中間熱盤220上に載置した後、製品Pの真空プレス加工が行われる。以下、その手順に付き説明する。図10は、キャリアプレートMおよび製品Pが中間熱盤220上に載置された後のプレス装置200の側面図である。また、図11は、プレス装置200を図1中右側から見た正面図である。
前述のように、下部熱盤222は、テーブル定盤251上に載置されている。また、最上段の中間熱盤223上に載置された製品Pの上側には、クラウン定盤252の底面に固定された上部熱盤221が配置されている。クラウン定盤252は、プレス装置200の装置フレームの天井部から下方に延びるクラウン定盤固定用フレーム253の下端に固定されている。
テーブル定盤251は、油圧または空圧駆動されるシリンダ260によって上下方向に駆動される。また、前述のように、中間熱盤223のそれぞれは、下部熱盤222の上昇によって製品Pを介して下部熱盤222と一体化し、下部熱盤と共に上昇するよう構成されている。従って、下部熱盤222、中間熱盤223、及び上部熱盤221との間に隙間無く製品PおよびキャリアプレートMが挟まれるまでテーブル定盤251を上昇させ、この状態からさらにテーブル定盤251を上昇させることによって、熱盤間で製品Pがプレス加工される。
下部熱盤222、中間熱盤223および上部熱盤221は、図示しない加熱手段(例えば熱盤内に形成された管路内に加熱された熱媒を循環させるもの)によって温度調整されている。熱盤の温度は、製品Pの特性に応じて制御される。
テーブル定盤251、クラウン定盤252、中間熱盤220、上部熱盤221、中間熱盤ガイド機構210、およびこれらを支持する装置フレームは、真空チャンバ280内に配置されている。
真空チャンバ280は、四方および上下を囲む壁面によって密封された空間(図10中斜線部)を形成する。また、図10に示されるように、真空チャンバ280の一側面を形成する壁面(図10中右側)には開口282が設けられており、製品Pの出し入れはこの開口282を通じて行われる。また、開口282が形成されている壁面にはスライドドア284が設けられており、製品Pの設置又は取り出しの時はこのスライドドア284を下方にスライドさせて、ローダアーム310、320およびこれに載置された製品Pが開口を通過できるようにする。また、製品Pをプレスする際には、スライドドア284は上方に移動し、開口282をふさぎ、真空チャンバ280内の空間は密閉される。
以上の構成のプレス装置200による、製品Pのプレス加工は以下のように行われる。スライドドア284を下方にスライドさせた状態で前述の手順によって製品Pを中間熱盤220上に載置した後、スライドドア284を上昇させ、真空チャンバ280によってテーブル定盤251、クラウン定盤252、中間熱盤220、中間熱盤ガイド機構210、およびこれらを支持する装置フレームを外部から密封する。次いで、図示しない真空ポンプによって真空チャンバ内の気圧を降下させる。
次いで、テーブル定盤251を上昇させて、製品Pをプレスする。プレス加工が完了したら、図示しない昇圧弁によって、チャンバ内の気圧を大気圧に戻し、テーブル定盤251を下降させ、スライドドア284を下降させる。テーブル定盤251を降下させると、この降下中に中間熱盤223の熱盤ガイド223aが上のものから順番に熱盤ブロック214に引っ掛かり、隣接していた中間熱盤223同士、或いは最下段の中間熱盤223と下部熱盤222は順次分離する。この状態で製品Pをプレス装置200から取り出し可能となる。
次いで、ローダ300を用いて製品Pをプレス装置200から取り出す。製品Pの取り出しは、図9に示される製品Pの搬送手順とは逆の手順、すなわち図9(c)、図9(b)、図9(a)に示す処理をこの順番で実行することによってなされる。取り出された製品は、ローダ300によってスタッカ100に搬送される。ローダ300が製品取り出し位置に移動した後の製品のスタッカ100への搬送は、図3に示される製品Pの取り出し手順とは逆の手順、すなわち図6(d)、図6(c)、図6(b)、図6(a)に示す処理をこの順番で実行することによってなされる。
ローダ300の移動機構につき、以下図面を用いて説明する。図11は、第2の位置にあるローダ300を幅方向(図2中下から上向きの方向)に透視した側面図である。ローダ300は、第1の位置(図1)又は第2の位置(図2)と製品取り出し位置(図3)又は製品配置位置(図4)との間を搬送方向に移動するための第1移動機構340と、第1の位置と第2の位置との間を幅方向に移動するための第2移動機構330とを備えている。
第1移動機構340は、搬送方向かつ水平方向に渡された一対のボールねじ341、342と、このボールねじ341、342にそれぞれ係合するナット343、344と、ボールねじ341、342をそれぞれ回転駆動する第1モータ345とを有する。ナット343、344にはそれぞれアームガイド311、312が吊り下げられている。従って、第1モータ345によってボールねじ341を回転駆動すると、ナット343、344と共にアームガイド311、312、およびローダアーム310、320が搬送方向(図中左右方向)に移動する。ボールねじ341、342はローダ300の天井板350からつり下げられており、またモータ345は天井板350の上面に固定されている。第1モータ345の回転軸のトルクは、モータ345の回転軸に取り付けられた駆動プーリ346と、ボールねじ341、342の末端(図中右側)に設けられた従動プーリ341a、342aに渡された無端ベルト347を介して、ボールねじ341、342に伝達される。
以上のように、本実施形態においては、ボールねじ機構によってローダアーム310、320が第1の位置又は第2の位置と製品取り出し位置又は製品配置位置との間を移動可能となっている。なお、本実施形態では、第1移動機構はボールねじ機構によってローダアームを移動させるものであるが、ボールねじ機構の代わりに(油圧または空圧駆動の)シリンダ機構や、ラック−ピニオン機構等を使用してもよい。
ローダアーム310、320およびアームガイド311、312は上記のごとく天井板350から吊り下げられた状態で、以下説明する第2移動機構によって天井板ごと第1の位置と第2の位置との間を移動するようになっている。
第2移動機構330は、幅方向かつ水平に渡された一対のリニアレール331、332と、リニアレール331、332にそれぞれ係合してレール上を幅方向に移動可能なレール係合ブロック333、334とを有する。レール係合ブロック333、334は共に天井板350上に固定されており、またリニアレール331、332は天井2から吊り下げられている。天井板350、ローダアーム310、320およびアームガイド311、321はこのリニアレール331、332に沿って(すなわち、第1の位置と第2の位置との間を)移動可能となっている。
また、天井2からは、幅方向水平に延びるラック335が吊り下げられている。また、天井板350の上には、第2モータ336が固定されている。第2モータ336の回転軸には、ラック335と係合するピニオン337が取り付けられている。従って、第2モータ336を駆動することによって天井板350、ローダアーム310、320をリニアレール331、332に沿って幅方向に駆動することが出来る。
なお、本実施形態では、第2移動機構はラック−ピニオン機構によってローダアームを移動させるものであるが、ラック−ピニオン機構の代わりに(油圧または空圧駆動の)シリンダ機構や、ボールねじ機構等を使用してもよい。
本発明の実施の形態による、プレス装置システム全体を示す上面図であって、ローダが第1の位置にある時の状態を示したものである。 本発明の実施の形態による、プレス装置システム全体を示す上面図であって、ローダが第2の位置にある時の状態を示したものである。 本発明の実施の形態による、プレス装置システム全体を示す上面図であって、ローダが製品取り出し位置にある時の状態を示したものである。 本発明の実施の形態による、プレス装置システム全体を示す上面図であって、ローダが製品配置位置にある時の状態を示したものである。 本発明の実施の形態による、スタッカの側面図である。 本発明の実施の形態による、スタッカの支持アーム上にキャリアプレートおよび製品を載置する手順を示したものである。 本発明の実施の形態による、ローダを用いてスタッカからキャリアプレートおよびその上に載置された製品を取り出す手順を示したものである。 本発明の実施の形態による、プレス装置の正面図である。 本発明の実施の形態による、ローダによって保持されたキャリアプレートおよび製品をプレス装置に設置する手順を示したものである。 本発明の実施の形態による、プレス装置の正面図である。 本発明の実施の形態による、ローダの側面図である。
符号の説明
1 プレス装置システム
100 スタッカ
111、112、113、114 支持アーム
130 シリンダ機構
200 プレス装置
210 中間熱盤ガイド機構
211 バー
213 係合機構
213a 駆動シリンダ
213b 係合ピン
213c 挿通孔
214 熱盤受ブロック
221 上部熱盤
222 下部熱盤
223 中間熱盤
223a 熱盤ガイド
231、232、233、234 ガイドシャフト
240 ローダアーム支持ローラ
251 テーブル定盤
251a 係合面
300 ローダ
310、320 ローダアーム
311、321 アームガイド
330 第2移動機構
340 第1移動機構
M キャリアプレート
P 製品

Claims (11)

  1. 上部固定プレス盤、少なくとも1つの中間可動プレス盤、及び下部可動プレス盤が鉛直方向に所定の間隔を空けて配置されたプレス装置において、
    前記中間可動プレス盤と前記下部可動プレス盤の鉛直方向の相対移動をロック又はロック解除可能なロック機構と、
    前記下部可動プレス盤を上方に移動させることにより、
    前記ロック機構により前記相対移動がロックされている状態では、隣接する可動プレス盤の配置間隔が前記所定の間隔に保たれたまま全ての該可動プレス盤が鉛直方向に一体移動する、第一動作を行うことができ、
    前記ロック機構による前記ロックが解除された状態では、前記下部可動プレス盤により前記中間可動プレス盤が持ち上げられて、前記上部固定プレス盤と該下部可動プレス盤との間で該中間可動プレス盤が挟み込まれる、第二動作を行うことができる、
    プレス盤駆動手段と、
    を備えたことを特徴とする、プレス装置。
  2. 前記下部可動プレス盤は熱盤を支持するテーブル定盤を有しており、
    前記ロック機構は、
    前記中間可動プレス盤を下方から着脱可能に支持する中間プレス盤ガイド手段と、
    前記テーブル定盤の上下動に伴って前記中間プレス盤ガイド手段が上下動するように両者を係合させることができる係合機構
    を備え、
    前記プレス盤駆動手段が前記下部可動プレス盤を上方に移動させると、
    前記係合機構により前記中間プレス盤ガイド手段と前記テーブル定盤とが係合している係合状態では、前記第一動作が行われ、
    前記係合機構による前記中間プレス盤ガイド手段と前記テーブル定盤との係合が解除されている係合解除状態では、前記第二の動作が行われることを特徴とする請求項1に記載のプレス装置。
  3. 前記中間プレス盤ガイド手段は、
    鉛直方向に伸びるバーと、
    前記バーの中途に固定され、前記中間可動プレス盤を下方から支持するプレス盤受けブロックと、
    を有し、
    前記プレス盤駆動手段が前記下部可動プレス盤を上方に移動させると、
    前記係合状態では、前記プレス盤受けブロックが前記バーを介して前記下部可動プレス盤と一体移動することにより、該プレス盤受けブロックに支持されている中間可動プレス盤も該下部可動プレス盤と一体移動し、
    前記係合解除状態では、該中間可動プレス盤が該下部可動プレス盤によって該プレス盤受けブロックから持ち上げられて、該上部固定プレス盤と該下部可動プレス盤との間に挟み込まれることを特徴とする請求項2に記載のプレス装置。
  4. 前記係合機構は、
    水平方向に移動可能な係合ピン
    前記係合ピンを、前記中間プレス盤ガイド手段と前記テーブル定盤の双方に係合する位置に、又は該中間プレス盤ガイド手段とテーブル定盤のいずれか一方のみに係合する位置に、水平移動させる係合ピン駆動手段と、
    を有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のプレス装置。
  5. 前記係合ピン駆動手段は、前記中間プレス盤ガイド手段に固定されていることを特徴とする請求項4に記載のプレス装置。
  6. 前記中間プレス盤ガイド手段には、前記係合ピンが挿通される挿通孔が形成されており、
    前記係合ピン駆動手段は、前記係合ピンを、前記挿通孔から突出して前記テーブル定盤に当接する位置に又は該係合ピンの全体が挿通孔に挿入される位置に、移動させることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のプレス装置。
  7. 前記係合ピンは、前記挿通孔に摺動しながら挿入されることを特徴とする請求項6に記載のプレス装置。
  8. 前記挿入孔は、前記中間プレス盤ガイド手段に低摩擦摺動ブシュを嵌入することによって形成されていることを特徴とする請求項7に記載のプレス装置。
  9. 上部固定プレス盤、少なくとも1つの中間可動プレス盤、及び下部可動プレス盤を鉛直方向に並べたプレス盤部を有するプレス装置において、
    前記下部可動プレス盤を鉛直方向に移動させるプレス盤駆動手段と、
    前記プレス盤駆動手段が、前記プレス盤部の隣接するプレス盤同士が所定の間隔を空けて位置する第1の状態にて前記中間可動プレス盤と前記下部可動プレス盤とを上方に一体移動させる第1の駆動モードと、該隣接するプレス盤同士が被加工物を介して互いに接する第2の状態と、該第1の状態との間で各該可動プレス盤を移動させる第2の駆動モードと、を切り換える切換手段と、
    を備え、
    前記可動プレス盤から所定量浮上した位置に被加工物が送入された後、前記プレス盤駆動手段は、前記第1の動作モードにて該各可動プレス盤上方に一体移動させることにより、浮上位置にある各該被加工物該各可動プレス盤上に同時載置することを特徴とするプレス装置。
  10. 前記被加工物が前記可動プレス盤上に載置された後、前記切換手段は前記プレス盤駆動手段が前記第2の駆動モードで動作するよう切り換えることを特徴とする請求項9に記載のプレス装置。
  11. 請求項1から請求項10の何れか一項に記載のプレス装置と、
    前記プレス装置によってプレスされる複数の被加工物の夫々を保持する複数のローダアーム手段と、
    各前記ローダアーム手段が保持する被加工物を、該各ローダアーム手段を移動させることにより、各前記可動プレス盤から所定量浮上した位置に送入するローダアーム駆動手段と、
    を備えたローダと、
    を有することを特徴とする、プレス装置システム。
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