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JP4914739B2 - 現金自動取引システム - Google Patents
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Description

本発明は現金自動取引システムに係り、特に、利用者の操作により現金の支払、預金、振込等の取引を自動的に行う現金自動取引装置(以下、ATMという)における利用限度額の設定に関する。
金融機関は、ATMによる現金取引に対して利用限度額を設定している。しかし、ATMで利用する金額は利用者毎に異なり、金融機関自身では利用者毎に個々の適した利用限度額を設定できていない。また、利用者本人の操作により一定の利用限度額を設定することは可能ではあるが、ATMでの利用金額を適切に判断することが難しい。また、利用者のATMでの出金金額の状況が大きく変動する場合は、利用限度額をその都度変更する必要がある。
また、従来技術に関して、例えば、特許文献1(特開2004−86631号公報)には、給与振込により給与が振り込まれる預金口座について預金口座のMヶ月(Mは整数)の給与振込データに基づいて、給与額と給与入金日とを格納し、Nヶ月(Nは整数)の前記給与額の平均値を算出して可処分給与額を利用して利用限度額を算出する方法が開示されている。
特開2004−86631号公報
上記従来技術によれば、算出した利用限度額を設定した場合、ATMでの取引において、カード保持者以外の不正利用者に多額の不正出金をされてしまう恐れがある。また、利用者が利用限度額以上の出金を希望する場合は、窓口での取引が必要となる。
本発明の目的は、カードの正当な利用者以外の者による不正な取引を防止し、正規の利用者が利用限度額以上の金額を出金する場合、利用者の利便性を損なわずに出金することを可能にした現金自動取引システムを提供することにある。
発明は、ATMを利用して利用者の操作によって現金の取引を行う現金自動取引システムにおいて、利用者の可処分給与額に基づいて第1の利用限度額を算出する第1計算手段と、利用者のATMでの過去の出金額に基づいて第2の利用限度額を算出する第2計算手段と、第1及び第2の計算手段によって算出された第1及び第2の利用限度額を比較し、両者のうちの小さい利用限度額を利用者の出金限度額として設定して記憶する記憶手段と、利用者がATMで出金限度額以上の金額を出金する場合、暗証情報を用いた本人の認証以外に、利用者によって予め設定された取引を、利用者本人を確認するために設定する本人確認設定手段と、を有し、本人確認設定手段によって本人が確認された場合、出金限度額以上の金額の出金を許容し、前記出金限度額は、該利用者の直近の可処分給与額及び出金額に基づいて予め定めた所定の期間毎に更新される現金自動取引システムとして構成される。
本発明によれば、カードの正当な利用者以外の者による不正な取引を抑止し、かつ正規の利用者が利用限度額以上の金額を出金する場合、当該利用者の利便性を損なわずに出金することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる現金自動取引システムの構成を示す。この現金自動取引システムは、ATM2とホストコンピュータ(以下、ホストという)3が通信路により接続して構成される。
カード1は、利用者がATM2で入金、出金、払い込みなどの取引を行うために使用される情報媒体であり、MS(磁気ストライプ)を塗布したカードやICチップ搭載型カードなどが用いられる。ATM2は、カード1による取引を行う装置であり、制御部21、表示部22、入力部23、現金取引部24、印字部25、カードリードライタ26、通帳取引部27を有する。
表示部22は、ATM2の操作案内を表示し、また取引のための各種データ(例えば残高、取引金額など)を表示する。現金取引部24は、支払い、預け入れなどの現金の取引処理を行う。印字部25は、取引情報を明細票(レシート)に印字したり、取引情報を控えとしてジャーナルに印字する。カードリーダライタ26は、カード1のMS(磁気ストライプ)に記録された口座情報等を含む情報を読み書きする機構又はICカードのICチップから情報を読み書きする機構である。通帳取引部27は、取引情報を通帳に印字する機構である。
制御部21は、CPU及びメモリを含み、CPUで所定のプログラムを実行させることで、上記の各ユニット部(表示部22、入力部23、現金取引部24、印字部25、カードリードライタ26、通帳取引部27)を制御する。
ホスト3は、ATM2からの問い合わせに応じて利用者の取引情報を処理するセンターであり、制御部31、記憶部32、DB(データベース)33を有する。DB33は利用者ごとに平均給与額、公共料金引落額、ローン平均返済額、平均出金額等の利用者取引情報を記憶する。制御部31は、CPU及びメモリを含み、CPUで所定のプログラムを実行させることで、DB33に記憶された利用者取引情報を用いて利用限度額を算出する。記憶部32は、本人確認用取引一覧701の中から利用者が選択した取引を記憶し、また本人取引フラグを記憶する。
図2は、利用限度額設定サービスにおける申込から利用限度額を設定するための動作を示す。以下の処理動作は、主にホスト3における制御部31のCPUの処理により実行される。
まず、利用者は金融機関の店舗の窓口で、利用限度額を設定するための申し込みをする。その申込情報を窓口でホスト3に登録すると、ホスト3は申し込みを受け付ける(201)。ホスト3は申し込みを受け付けると、制御部31は、DB33の利用者取引情報に関連して利用の有無について利用者取引情報を更新する(202)。次に、制御部31は、DB33に記憶された当該利用者取引情報からMヶ月分(Mは整数)の平均給与額、公共料金引落額、ローン返済額を読み出し、可処分所得を算出して記憶部32に格納する(203)。
次に、制御部31は、記憶部32に格納された可処分所得を利用して、その可処分所得に所定の乗率を乗算して利用限度額αを算出する(204)。また、制御部31は、DB33から、当該利用者取引情報に関して、Nヶ月分(Nは整数)のATMにおける平均出金額を算出して、記憶部32に格納する(205)。
制御部31は、記憶部32に格納された平均出金額を利用して、その平均出金金額に所定の乗率を乗算して利用限度額βを算出する(206)。
なお、この例では、利用限度額は1ヶ月毎の利用限度額について算出しているが、ATMにおける平均出金金額を利用し算出する利用限度額は、1ヶ月毎の利用限度額に限らず、1日毎や1週間毎の利用限度額を設定してもよい。
また、利用者は、ATM2の表示部22に表示された、本人確認用取引を本人確認用取引一覧701(図7参照)から、例えば、[項目]預入れ、[取引額]1000円、[取引回数]1回、等を選択する。
なお、ここで、本人確認用の取引として、本人確認用取引一覧701を用いる例を上げているが、当該取引一覧701限らず、ATMでの取引可能な取引を選択できるようにしてもよい。
図3は、ホストからの利用限度額に基づいて設定する利用限度額を算出する動作を示す。
まず、ホスト3において、制御部31は記憶部32に格納された可処分所得を読み出し、当該可処分所得に所定の乗率を乗算して利用限度額αを算出する(301)。また、制御部31は記憶部32に格納された平均出金額を読み出して、当該平均出金金額に所定の乗率を乗算して利用限度額βを算出する(302)。次に、制御部31は、可処分所得から算出した利用限度額αとATMにおける平均出金額から算出した利用限度額βを比較する(303)。
比較の結果、利用限度額αが利用限度額βより大きい場合は、利用者の利用限度額としてβを設定する(304)。一方、利用限度額αが利用限度額βより小さい場合は、利用者の利用限度額としてαを設定する(305)。
図4は利用限度額を更新する動作を示す。
ここでは、利用限度額はある一定期間毎に更新されるものとする。ホスト3において、制御部31は、現在の利用限度額B1をDB33から取得して、記憶部32に格納する(401)。次に、制御部31は、DB33から利用者の直近Mヶ月(Mは整数)の可処分所得を読み出し、当該可処分所得に所定の乗率を乗算して利用限度額B2を算出し、それを記憶部32に格納する(402)。
次に、制御部31は、DB33から利用者の直近Nヶ月(Mは整数)のATMにおける平均出金金額を読み出し、当該平均出金金額に所定の乗率を乗算して、利用限度額B3を算出して、記憶部32に格納する(402)。ここで、MとNは等しい数値でもよいものとする。
次に制御部31は、記憶部32に格納された利用限度額B2と利用限度額B3を比較する(403)。その結果、利用限度額B2が利用限度額B3よりも大であると判断した場合は、現在の利用限度額B1を利用限度額B3の金額に更新して、記憶部32に格納する(405)。一方、利用限度額B2が利用限度額B3より小さいと判断した場合は、現在の利用限度額B1を利用限度額B2の金額に更新して、記憶部32に格納する(406)。制御部31は、このように更新した利用限度額をDB33の利用者情報に反映させる。
図5は、ATMにおける出金処理動作を示す。
この例は、可処分所得から算出した利用限度額が、ATMにおける平均出金金額から算出した利用限度額を大きく上回るものとし、利用限度額はATMにおける平均出金金額から算出した利用限度額のみを考慮した動作例を示している。
まず、利用者はATM2にカード1を挿入する(501)。そして利用者は、ATM2の表示部23における入力部23の出金ボタンを押下する(502)。次に、利用者は入力部23から暗証番号を入力し(503)、続いて出金金額を入力する(504)。
ATM2では、制御部21は、入力された情報をホスト3へ送信。ホスト3において、制御部31は受信した当該入力情報を確認し、入力された出金金額が利用限度額以上であるかを比較して判断する(505)。比較の結果、入力された出金金額が利用限度額より小さいと判断した場合、制御部31はATM2に対して、入力された出金金額を出金するように指示する(507)。
一方、入力された出金金額が利用限度額より大きいと判断した場合、制御部31は記憶部33に格納された本人確認取引フラグを確認する(506)。その確認の結果、本人確認フラグが設定されている場合には、ATM2に対して、入力された出金金額を出金するように指示する(507)。一方、本人確認取引が設定されていない場合は、ATM2へは出金させずに利用者にカードを返却するように指示し(509)、取引終了とする。なお、当該取引が本人確認用に設定した取引でない場合は、自動的に本人確認用のフラグをクリアするものとする(508)。
図6は、ホストで本人確認取引を確認し、本人確認取引フラグを設定する動作を示す。
利用者がATMにおいて本人確認用取引を行った場合(601)、ホスト3の制御部31は、DB33に格納された利用者情報の本人確認フラグを「有り」に設定する(602)。
図7は本人確認用取引の取引選択内容の一例を示す。
この取引選択内容は、ホスト3のDB33から読み出されて、ATM2の表示部22に表示される。利用者は、入力部23を介して、本人確認用の取引一覧701の項目702、取引額703、取引回数704から選択して設定することができる。本人確認用の取引で設定可能な取引はこの例に限らず、ATMで可能な取引であれば、本人確認用の取引として設定可能である。なお、現在の多くのATMで利用できる紙幣での引き出し、預入れおよび残高照会等の取引を設定するのが好ましい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されずに、種々変形して実施し得る。例えば、上記実施形態では、利用限度額を算出する処理をホスト3で行っているが、この処理は、ATM内の制御部で行ってもよい。或いは、地域ごと又は金融機関の支店ごとのサーバで行うようにしてもよい。
一実施形態による現金自動取引システムの構成を示す図。 一実施形態における利用限度額を設定するための動作を示すフローチャート。 一実施形態におけるホストからの利用限度額に基づいて設定する利用限度額を算出する動作を示すフローチャート。 一実施形態における利用限度額を更新する動作を示すフローチャート。 一実施形態におけるATMでの出金処理動作を示すフローチャート。 一実施形態におけるホストが本人確認取引を確認し、本人確認取引フラグを設定する方法を示すフローチャート。 一実施形態における本人確認用取引の取引選択内容の一例を示す図。
符号の説明
1:カード 2:ATM 21:制御部 22:表示部 23:入力部 24:現金取引部 25:印字部 26:カードリードライタ 27:通帳印字部 3:ホスト 31:制御部 32:記憶部
33:DB

Claims (1)

  1. ATMを利用して利用者の操作によって現金の取引を行う現金自動取引システムにおいて、
    利用者の可処分給与額に基づいて第1の利用限度額を算出する第1計算手段と、該利用者のATMでの過去の出金額に基づいて第2の利用限度額を算出する第2計算手段と、該第1及び第2の計算手段によって算出された第1及び第2の利用限度額を比較し、両者のうちの小さい利用限度額を該利用者の出金限度額として設定して記憶する記憶手段と、利用者がATMで前記出金限度額以上の金額を出金する場合、暗証情報を用いた本人の認証以外に、該利用者によって予め設定された取引を、該利用者本人を確認するために設定する本人確認設定手段と、を有し、該本人確認設定手段によって本人が確認された場合、前記出金限度額以上の金額の出金を許容し、前記出金限度額は、該利用者の直近の可処分給与額及び出金額に基づいて予め定めた所定の期間毎に更新される、
    ことを特徴とする現金自動取引システム。
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