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JP4914756B2 - 磁気軸継手構造 - Google Patents
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JP4914756B2 - 磁気軸継手構造 - Google Patents

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Description

本発明は、一方の回転軸の回転力を他方の回転軸に磁気によって伝える磁気軸継手構造に関するものである。
磁気軸継手構造は、回転軸同士を磁気によって接続するもので、例えば、エンジンなどの駆動源の回転軸とポンプなどの作業機の回転軸を接続しているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−72449号公報(第4頁、図1)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図11は、従来技術の説明図であり、従来の流体制御用バルブへの駆動力伝達装置201は、隔壁202の内外に対向させて配置している同形の一次側・二次側磁気継手203、204を備え、一次側磁気継手203と二次側磁気継手204は、永久磁石205のN極に永久磁石206のS極が向かうことで、吸引し合い、電動モータ207で一次側磁気継手203が回転すると、二次側磁気継手204も同時に回転する。
しかし、特許文献1の流体制御用バルブへの駆動力伝達装置201では、一次側磁気継手203と二次側磁気継手204は、永久磁石205のN極に永久磁石206のS極が向かうことで、吸引し合い、一次側磁気継手(入力軸接続磁気部)203から二次側磁気継手(出力軸接続磁気部)204を引き離すのは容易ではないという問題がある。
また、吸引力が作用しているので、分解・組立ての際にものを挟むことがあるという問題がある。
本発明は、伝達トルクを確保し、入力軸接続磁気部と出力軸接続磁気部との脱着が容易で、入力軸接続磁気部と出力軸接続磁気部とで回転数を異ならせ、外観が向上し、防錆・防塵効果を有する磁気軸継手構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、駆動源の回転軸に接続されている入力軸接続磁気部と、この入力軸接続磁気部から磁気によって非接触で回転力が伝えられている出力軸接続磁気部と、を備えている磁気軸継手構造において、入力軸接続磁気部と出力軸接続磁気部のそれぞれに磁気が斥力となるように磁石を所定の間隔で複数配設し、入力軸接続磁気部は、回転軸に接続しているめす継手部と、めす継手部に周設されている複数の磁石と、からなり、入力軸接続磁気部の磁石がカップ状の入力部カバーで覆われ、入力部カバーは、樹脂製で、入力軸接続磁気部の磁石及びめす継手部に対して隙間を有し、非接触であり、出力軸接続磁気部は、回転軸に同心に配置された軸に接続しているおす継手部と、おす継手部に周設されている複数の磁石と、からなり、出力軸接続磁気部の磁石が出力部カバーで覆われ、出力部カバーは、樹脂製で、出力軸接続磁気部の磁石及びおす継手部に対して隙間を有し、非接触であり、入力部カバーに所望の隙間で嵌る凸状に形成され、出力部カバーを抜くことで、出力軸接続磁気部を外し、入力部カバーに出力部カバーを嵌めることで、入力軸接続磁気部と出力軸接続磁気部を組合わせていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、入力軸接続磁気部と出力軸接続磁気部のどちらか一方に形成した一方の内周面に磁石のうち一方の磁石を回転軸の長手方向に配置し、他方に、内周面に対向するように形成した他方の外周面に磁石のうち他方の磁石を回転軸の長手方向に配置していることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、一方の磁石は、内周面に回転軸の軸線に対して傾斜させて配設され、他方の磁石は、外周面に、傾斜させた一方の磁石に平行に配設されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、一方の内周面の内径に対して、他方の外周面の外径を異ならせるとともに、一方の内周面に連なる軸に対して、他方の外周面に連なる軸を偏芯させていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、駆動源の回転軸に接続されている入力軸接続磁気部と、この入力軸接続磁気部から磁気によって非接触で回転力が伝えられている出力軸接続磁気部と、入力軸接続磁気部の入力部カバーと、出力軸接続磁気部の出力部カバーと、を備え、入力部カバーに出力部カバーを嵌めることで、入力軸接続磁気部と出力軸接続磁気部を組合わせているので、摩擦粉の発生がなく、焼付きが生じないという利点がある。
加えて、入力軸接続磁気部と出力軸接続磁気部のそれぞれに磁気が斥力(反発力)となるように磁石を所定の間隔で複数配設し、入力部カバーに出力部カバーを嵌めることで、入力軸接続磁気部と出力軸接続磁気部を組合わせているので、入力軸接続磁気部が回転すると、斥力によって出力軸接続磁気部が押されて回転する。従って、伝達トルクを確保することができるという利点がある。
また、入力軸接続磁気部と出力軸接続磁気部のそれぞれに磁気が斥力となるように磁石を所定の間隔で複数配設し、入力部カバーに出力部カバーを嵌めることで、入力軸接続磁気部と出力軸接続磁気部を組合わせているので、互いの磁石との間に過度の吸引力を感じることなく、入力軸接続磁気部から出力軸接続磁気部を抜くことができ、入力軸接続磁気部と出力軸接続磁気部との脱着は容易になる。
さらに、請求項1に係る発明では、入力軸接続磁気部を覆っている樹脂製の入力部カバーと、出力軸接続磁気部を覆っている樹脂製の出力部カバーと、を備えているので、外観を向上させることができるとともに、防錆・防塵効果を発揮することができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、入力軸接続磁気部と出力軸接続磁気部のどちらか一方に形成した一方の内周面に磁石のうち一方の磁石を回転軸の長手方向に配置し、他方に、内周面に対向するように形成した他方の外周面に磁石のうち他方の磁石を回転軸の長手方向に配置している。例えば、入力軸接続磁気部の内周面に磁石が取り付けられ、出力軸接続磁気部の外周面に磁石が取り付けられている。その結果、斥力が内・外周の半径方向に加わるので、入力軸接続磁気部及び出力軸接続磁気部を支持している軸受けにスラスト荷重が発生せず、軸受けの耐久性を向上させることができる。
互いの磁石との間に過度の吸引力を感じることなく、入力軸接続磁気部から出力軸接続磁気部を抜くことができ、入力軸接続磁気部と出力軸接続磁気部との脱着は容易になる。
内周面の磁石及び外周面の磁石が回転軸の長手方向に長くなり、磁石を大きくすることができ、より大きい伝達トルクを得ることができるという利点がある。
内周面の磁石及び外周面の磁石の位置を回転軸から半径方向の外方に離すことができ、同じ半径に配置したものに比べ、伝達トルクをより大きくすることができる。
これにより、同一の伝達トルクの場合、入力軸接続磁気部及び出力軸接続磁気部のコンパクト化を図ることができる。
さらに、磁石の磁力を小さくすることができ、製造コストを削減することができる。
請求項3に係る発明では、一方の磁石は、内周面に回転軸の軸線に対して傾斜させて配設され、他方の磁石は、外周面に、傾斜させた一方の磁石に平行に配設されているので、入力軸接続磁気部を逆方向に回動させると、出力軸接続磁気部を押し出す方向に斥力が加わる。従って、入力軸接続磁気部と出力軸接続磁気部との脱着がより容易になるという利点がある。
また、請求項3に係る発明では、出力軸接続磁気部を、例えば作業機に用いた場合、作業機を使用する状態、つまり入力軸接続磁気部を正回動させる使用状態で一方の磁石と他方の磁石の結合力を高めることができるという利点がある。
請求項4に係る発明では、一方の内周面の内径に対して、他方の外周面の外径を異ならせるとともに、一方の内周面に連なる軸に対して、他方の外周面に連なる軸を偏芯させているので、伝達トルクを確保することができるとともに、入力軸接続磁気部と出力軸接続磁気部とで回転数を異ならせることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1(a)、(b)は、本発明の磁気軸継手構造(第1実施の形態)を採用した作業装置の外観図である。
磁気軸継手構造(第1実施の形態)11は、駆動源12の回転軸であるところの駆動軸13に被駆動軸14を接続するものである。また、駆動軸13の軸線C1に対して被駆動軸14の軸線C2は同心であり、駆動軸13に接続している入力軸接続磁気部16と、入力軸接続磁気部16から回転力が伝えられている出力軸接続磁気部17と、入力軸接続磁気部16を覆う入力部カバー21と、出力軸接続磁気部17を覆う出力部カバー22と、からなり、作業装置25に採用されている。
作業装置25は、駆動源12を備えた駆動源装置26に作業機27を組合わせたもので、作業機27は、例えば、水圧ポンプ機構28、コンプレッサー、発電機、掃除機を挙げることができる。作業機27として水圧ポンプ機構28を選択している。
駆動源装置26は、駆動源12であるところのガソリンエンジンや回転方向を切換える回転切換え装置(図に示していない)を有するとともに、これらを覆う樹脂製のエンジンカバー本体31を箱状の六面体に成形し、入力軸接続磁気部16に向いているエンジンカバー本体31の基準側面部32に一体にカップ状の入力部カバー21を形成し、エンジンカバー本体31の底面部33に連ねて板状の基準ベース部34を成形し、エンジンカバー本体31の上面部35に把持部36及び掛止機構37を配置している。
作業機27はまた、樹脂製の作業機カバー41とともに作業機カバー41に一体に凸状の出力部カバー22が成形されている。
出力部カバー22の外径D1は、入力部カバー21の内径D2よりわずかに小さい。つまり、所定のすきまばめとなるものである。
ここでは、水圧ポンプ機構28を一例に説明する。
水圧ポンプ機構28は、水圧ポンプ43を駆動することで、給水口44から取入れた水を所定の水圧で圧力水を吐出口45から送出するもので、水圧ポンプ43を覆う作業機カバー41を箱状の六面体に成形し、エンジンカバー本体31の基準側面部32に向けている第1側部51に出力部カバー22をカップ状に成形し、第1側部51の上縁に連なる上部52に取手53及び掛止機構37に含まれる掛止ボス55を配置している。
図2は、本発明の磁気軸継手構造(第1実施の形態)の断面図である。
図3は、本発明の磁気軸継手構造(第1実施の形態)が備える入力軸接続磁気部及び出力軸接続磁気部の斜視図である。
入力軸接続磁気部16は、駆動源12の駆動軸(回転軸)13に接続している入力接続部57と、入力接続部57に、入力接続部57と同心に形成しているカップ状のめす継手部61と、めす継手部61の内周面62に所定の間隔(ピッチ角θ1)で並列に周設されている複数の内周永久磁石64と、からなり、内周永久磁石64が入力部カバー21で隙間を設けた状態で覆われている。
入力部カバー21は、内周永久磁石64及びめす継手部61に対して隙間を有し、接触していないもので、入力部カバー21の厚さをt1(例えば、2mm)としたものである。
めす継手部61は、内周面62を所定の半径r1で形成している外筒部65を有し、外筒部65の長さはL1である。
内周永久磁石64は、永久磁石で、例えば、ネオジウム磁石を用い、内周面62の半径方向の内方に特定の磁極(例えば、N極)を向けて配置されている。また、長さを長さL1とほぼ同じに形成している。
出力軸接続磁気部17は、作業機27の被駆動軸14、ここでは水圧ポンプ43の被駆動軸に接続している出力接続部66と、出力接続部66に、出力接続部66と同心に形成しているカップ状のおす継手部67と、おす継手部67の外周面68に所定の間隔(ピッチ角θ1)で周設されている複数の外周永久磁石71と、からなり、外周永久磁石71が出力部カバー22で覆われている。
出力部カバー22は、外周永久磁石71及びおす継手部67に対して隙間を有し、接触していないもので、出力部カバー22の厚さをt2(例えば、2mm)としたものである。
おす継手部67は、外周面68を所定の半径r2で形成している内筒部72を有し、内筒部72の長さはL2である。半径r2は、r1からt1、t2、各隙間を減算したもので、めす継手部61の内周面62との間に半径隙間S/2を形成している。
外周永久磁石71は、永久磁石で、例えば、ネオジウム磁石を用い、内周永久磁石64と同極(例えば、N極)を外周面68の半径方向の外方に向けて配置されている。また、長さを長さL2並びに内周永久磁石64の長さとほぼ同じに形成している。
次に、おす継手部67とめす継手部61の接続、つまり、駆動源装置26と作業機27との組合わせ要領を図1〜図3を用いて説明する。
駆動源装置26の基準ベース部34に作業機27の取手53を持って作業装置25を載せ、入力部カバー21を目標に出力部カバー22を接近させ、入力部カバー21(めす継手部61)に出力部カバー22(おす継手部67)を斥力(反発力)に抗して嵌め、エンジンカバー本体31に作業機カバー41を掛止機構37で固定する。
斥力(反発力)は、めす継手部61の内周永久磁石64の位相(A軸方向)に対して、おす継手部67の外周永久磁石71の位相が最大に離れている状態(図4の状態)で、最小となり、位相が一致している状態で最大となる。
次に、本発明の磁気軸継手構造(第1実施の形態)の作用を説明する。
図4は、図2の4−4線断面図兼動力伝達の機構並びに取外しを容易にする機構を説明する図であり、入力部カバー21及び出力部カバー22を省略して示している。図1〜図3を併用して説明する。
磁気軸継手構造(第1実施の形態)11の入力軸接続磁気部16に出力軸接続磁気部17を着けることで、内周永久磁石64に内周永久磁石64の極と同極の外周永久磁石71を対向させると、斥力(反発力)が発生している。
図4に示している入力軸接続磁気部16に出力軸接続磁気部17を嵌めると、同極同士を対向させた磁気による非接触で着けるので、駆動源12の駆動軸13に対する作業機27(水圧ポンプ43)の被駆動軸14の同心度を大きくすることができ、作業装置25の組付けは容易になる。
作業装置25を取外すときは、掛止機構37を図1の二点差線で示しているように外す。
磁気軸継手構造11では、内周永久磁石64と外周永久磁石71との間に斥力(反発力)を生じているので、掛止機構37を外すと、内周永久磁石64と外周永久磁石71との間に過度の吸引力を感じることなく、入力軸接続磁気部16から出力軸接続磁気部17を抜くことができる。
つまり、入力軸接続磁気部16と出力軸接続磁気部17との脱着は容易になる。
図4に示している磁気軸継手構造11は、作業装置25の出力軸接続磁気部17を嵌めた後、駆動源装置26を始動し、操作して入力軸接続磁気部16が回転(矢印a1の方向)し始めると、非接触の状態で斥力によって出力軸接続磁気部17は矢印a2の方向に押されるので、出力軸接続磁気部17は回転し始める。従って、伝達トルクを確保することができる。
図1及び図2に示している磁気軸継手構造11は、入力軸接続磁気部16を樹脂製の入力部カバー21で覆い、出力軸接続磁気部17を樹脂製の出力部カバー22で覆うと、動力伝達の作用を損なうことなく、駆動源装置26と作業機27との脱着は簡易になる。
また、入力軸接続磁気部16を樹脂製の入力部カバー21で覆い、出力軸接続磁気部17を樹脂製の出力部カバー22で覆うことで、外観が向上する。
さらに、入力軸接続磁気部16を樹脂製の入力部カバー21で覆い、出力軸接続磁気部17を樹脂製の出力部カバー22で覆うことで、防錆・防塵効果を発揮することができる。
そのうえ、入力軸接続磁気部16を樹脂製の入力部カバー21で覆うと、回転体であるめす継手部61が露出しないため、入力軸接続磁気部16との接触を防止することができる。
次に、別の実施の形態を説明する。
図5は、第2実施の形態の断面図であり、図2に対応している。上記図1〜図4に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
図6は、図5の6−6線断面図である。
第2実施の形態の磁気軸継手構造11Bは、駆動軸13に接続している入力軸接続磁気部16Bと、入力軸接続磁気部16Bから回転力が伝えられている出力軸接続磁気部17Bと、を備えていることを特徴とする。
入力軸接続磁気部16Bは、駆動源12の回転軸(駆動軸)13に接続しているめす継手部(入力ディスク81と、入力ディスク81の面に配置した盤面永久磁石82と、からなり、盤面永久磁石82をピッチ角αで複数配置している。
盤面永久磁石82は、永久磁石で、例えば、ネオジウム磁石を用い、出力軸接続磁気部17Bに特定の磁極(例えば、N極)を向けて配置されている。また、板状で且つ略正方形に形成されている。
なお、盤面永久磁石82は、略正方形以外の形状でもよい。
出力軸接続磁気部17Bは、入力軸接続磁気部16Bとほぼ同様であり、入力ディスク81に対向しているおす継手部(出力ディスク85と、出力ディスク85の面に配置した盤面永久磁石82と、からなる。
出力軸接続磁気部17Bの盤面永久磁石82は、入力軸接続磁気部16Bの盤面永久磁石82との間で斥力が生じるように同極を入力軸接続磁気部16Bに向けて配置している。
図7は、第2実施の形態の動力伝達の機構を説明する図である。図5及び図6を併用して説明する。
第2実施の形態の磁気軸継手構造11Bは、第1実施の形態の磁気軸継手構造11と同様の作用・効果を発揮する。
磁気軸継手構造11Bを採用した作業装置25Bの駆動源装置26Bと作業機27Bを組合わせ、駆動源装置26Bを始動し、操作して入力軸接続磁気部16Bが回転(矢印b1の方向)し始めると、非接触の状態で斥力によって出力軸接続磁気部17Bは矢印b1の方向に押されるので、出力軸接続磁気部17Bは回転し始める。従って、伝達トルクを確保することができる。
作業装置25Bを取外すときは、掛止機構37を図1の二点差線で示しているように外す。
磁気軸継手構造11Bでは、入力軸接続磁気部16Bの盤面永久磁石82と出力軸接続磁気部17Bの盤面永久磁石82との間に斥力(反発力)を生じているので、掛止機構37を外すと、吸引力を感じない状態で入力軸接続磁気部16Bから出力軸接続磁気部17Bを離すことができる。
つまり、入力軸接続磁気部16Bから出力軸接続磁気部17Bを外すのは容易になる。
さらに、外観が向上し、防錆・防塵効果を発揮することができ、入力軸接続磁気部16Bとの接触を防止することができる。
次に、第3実施の形態を説明する。
図8は、第3実施の形態の説明図である。上記図1〜図4に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
第3実施の形態の磁気軸継手構造11Cは、駆動軸13に接続している入力軸接続磁気部16Cと、入力軸接続磁気部16Cから回転力が伝えられている出力軸接続磁気部17Cと、を備えていることを特徴とする。
入力軸接続磁気部16Cは、カップ状のめす継手部61に内周永久磁石64Cを斜めに、所定の間隔(ピッチ角θ1)で且つ、回転軸(駆動軸)13の軸線C1に対して所定だけ傾斜した角度(傾斜角γ)で周設している。
つまり、内周永久磁石64Cは、回転軸(駆動軸)13の軸線C1に対して斜めであればよい。
出力軸接続磁気部17Cは、カップ状のおす継手部67に外周永久磁石71Cを斜めに、所定の間隔(ピッチ角θ1)で且つ、回転軸(駆動軸)13の軸線C1に対して所定だけ傾斜した角度(傾斜角γ)で周設している。つまり、傾斜させた内周永久磁石64Cに平行に配設されている。
つまり、外周永久磁石71Cは、内周永久磁石64Cと同じだけ斜めであればよい。
図9(a)〜(c)は、第3実施の形態の動力伝達の機構及び脱着の機構を説明する図である。上段に入力軸接続磁気部16C及び出力軸接続磁気部17Cを模式的に展開して示し、下段に上段の展開した入力軸接続磁気部16C及び出力軸接続磁気部17Cの側面を示している。図1を併用して説明する。
(a)に示している駆動源装置26に作業機27を組み付けるために、作業機27の出力軸接続磁気部17Cを二点鎖線で示している離れた位置X1から実線で示している近傍位置X2に接近させると、予め同極を対向させているので、内周永久磁石64Cの一方の端部91側と外周永久磁石71Cの一方の端部92側との間に斥力を生じる。斥力が入力部カバー21に出力部カバー22を嵌める際の抵抗となるので、斥力の大きいところ(例えば近傍位置X2)で入力部カバー21を保持する。
引き続き、駆動源装置26の操作部(図に示していない)を「低速」、「正回転(矢印b3の方向)」操作すると、入力軸接続磁気部16Cが回動を始める。
(b)に示している入力軸接続磁気部16Cが回動を始めると、内周永久磁石64Cの一方の端部91のみと外周永久磁石71Cの一方の端部92のみが吸引されるので、さらに奥に押し入れる(図2の状態と同様)。これで作業機27の組み付けは完了する。
なお、組み付ける際に外周永久磁石71Cの位相が(b)に示している状態のとき、入力軸接続磁気部16Cを回動させずに組み付けてもよい。
操作部を操作して運転を開始すると、斥力の状態によって、非接触で出力軸接続磁気部17Cに回転力が伝わる。従って、伝達トルクを確保することができる。
次に、作業機27の取り外しについて説明する。
(c)に示している作業機27を取り外す場合は、操作部(図に示していない)を「低速」、「逆回転(矢印b4の方向)」操作して、入力軸接続磁気部16Cが斥力に抗して回動し始めると、斥力が傾斜させた角度に沿って斜めに(矢印b6の方向)発生し、増加する。その結果、駆動源装置26から作業機27が離れる方向に(矢印b6の方向)斥力が加わるので、入力軸接続磁気部16Cから出力軸接続磁気部17Cを外すのは容易になる。
図10は、第4実施の形態の断面図であり、図2に対応している。上記図1〜図4に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
第4実施の形態の磁気軸継手構造11Dは、入力軸接続磁気部16から回転力が伝えられている出力軸接続磁気部17Dを備えていることを特徴とする。また、駆動軸13の軸線C1に対して被駆動軸14の軸線C2が距離Eだけ偏心していることを特徴とする。
出力軸接続磁気部17Dは、めす継手部61の所定の半径r1より小さい半径r4で形成され、入力軸接続磁気部16との間に磁気軸継手構造(第1実施の形態)11と同じ半径隙間S/2を形成するように偏心して、入力軸接続磁気部16の回転数N1に対して、出力軸接続磁気部17Dの回転数N2が大きくなることを特徴とする。
このように、第4実施の形態の磁気軸継手構造11Dは、それぞれの半径をr1、r4と異ならせるとともに、内周面62に連なる軸(駆動軸)13に対して、外周面68に連なる軸(被駆動軸)14を偏芯させている。
第4実施の形態の磁気軸継手構造11Dは、第1実施の形態の磁気軸継手構造11と同様の効果を発揮する。
また、第4実施の形態の磁気軸継手構造11Dは、駆動軸13の回転数と被駆動軸14の回転数を異ならせることができる。
尚、本発明の磁気軸継手構造は、実施の形態では作業装置25に採用したが、軸継手を採用している各種機械にも採用可能である。
本発明の磁気軸継手構造は、作業装置に好適である。
本発明の磁気軸継手構造(第1実施の形態)を採用した作業装置の外観図である。 本発明の磁気軸継手構造(第1実施の形態)の断面図である。 本発明の磁気軸継手構造(第1実施の形態)が備える入力軸接続磁気部及び出力軸接続磁気部の斜視図である。 図2の4−4線断面図兼動力伝達の機構並びに取外しを容易にする機構を説明する図である。 第2実施の形態の断面図である。 図5の6−6線断面図である。 第2実施の形態の動力伝達の機構を説明する図である。 第3実施の形態の説明図である。 第3実施の形態の動力伝達の機構及び脱着の機構を説明する図である。 第4実施の形態の断面図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
11…磁気軸継手構造、12…駆動源、13…回転軸(駆動軸)、16…入力軸接続磁気部、17…出力軸接続磁気部、21…入力部カバー、22…出力部カバー、62…内周面、64…内周面の磁石(内周永久磁石)、68…外周面、71…外周面の磁石(外周永久磁石)。

Claims (4)

  1. 駆動源の回転軸に接続されている入力軸接続磁気部と、この入力軸接続磁気部から磁気によって非接触で回転力が伝えられている出力軸接続磁気部と、を備えている磁気軸継手構造において、
    前記入力軸接続磁気部と前記出力軸接続磁気部のそれぞれに前記磁気が斥力となるように磁石を所定の間隔で複数配設し
    前記入力軸接続磁気部は、前記回転軸に接続しているめす継手部と、該めす継手部に周設されている複数の磁石と、からなり、前記入力軸接続磁気部の前記磁石がカップ状の入力部カバーで覆われ、
    前記入力部カバーは、樹脂製で、前記入力軸接続磁気部の前記磁石及び前記めす継手部に対して隙間を有し、非接触であり、
    前記出力軸接続磁気部は、前記回転軸に同心に配置された軸に接続しているおす継手部と、該おす継手部に周設されている複数の磁石と、からなり、前記出力軸接続磁気部の前記磁石が出力部カバーで覆われ、
    前記出力部カバーは、樹脂製で、前記出力軸接続磁気部の前記磁石及び前記おす継手部に対して隙間を有し、非接触であり、前記入力部カバーに所望の隙間で嵌る凸状に形成され、
    前記出力部カバーを抜くことで、前記出力軸接続磁気部を外し、
    前記入力部カバーに前記出力部カバーを嵌めることで、前記入力軸接続磁気部と前記出力軸接続磁気部を組合わせていることを特徴とする磁気軸継手構造。
  2. 前記入力軸接続磁気部と前記出力軸接続磁気部のどちらか一方に形成した一方の内周面に前記磁石のうち一方の磁石を回転軸の長手方向に配置し、他方に、前記内周面に対向するように形成した他方の外周面に前記磁石のうち他方の磁石を回転軸の長手方向に配置していることを特徴とする請求項1記載の磁気軸継手構造。
  3. 前記一方の磁石は、前記内周面に前記回転軸の軸線に対して傾斜させて配設され、前記他方の磁石は、前記外周面に、前記傾斜させた一方の磁石に平行に配設されていることを特徴とする請求項2記載の磁気軸継手構造。
  4. 前記一方の内周面の内径に対して、前記他方の外周面の外径を異ならせるとともに、一方の内周面に連なる軸に対して、他方の外周面に連なる軸を偏芯させていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の磁気軸継手構造。
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