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JP4923008B2 - ストレージ管理装置、ストレージ管理方法およびストレージ管理プログラム - Google Patents
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ストレージ管理装置、ストレージ管理方法およびストレージ管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ストレージ管理装置、ストレージ管理方法およびストレージ管理プログラムの技術に関する。
特定のストレージ資源(アレイグループ、ディスクプロセッサ、ポートプロセッサなど)への業務サーバからのI/O(Input/Output)量が増大し、過負荷になると、そのストレージ資源を有するストレージ装置の性能劣化が発生する。その為、ストレージ管理者は、該ストレージ資源へのI/O量(アクセス負荷)を分散する為に、I/O負荷が高い状態にあるアレイグループに対し、該アレイグループに所属するI/O負荷の高い(特にI/Oが集中している)ボリュームを選択し、選択されたボリュームのデータをI/O負荷の低いアレイグループへ移動させることによって、性能ボトルネックを解消する必要がある。このような、作業を一般にマイグレーションという。
このような特定のアレイグループに集中しているI/O負荷を分散させるための技術として、マイグレーション後の各アレイグループのI/O負荷が、最も平準化されるようなマイグレーションを行う技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、他にも、各ボリュームに対する業務サーバからの要求I/O性能に従い、ユーザが設定したポリシを満たすマイグレーション方法の技術も開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−005920号公報 特開2005−234834号公報
マイグレーションを実行すると、ボリュームを他のアレイグループへ移動するためのI/O負荷が余分に発生するため、過負荷状態にある(マイグレーション中の)アレイグループへI/O負荷が更に加わることとなり、該ストレージ資源を利用している業務サーバへの影響(レスポンスの低下など)が生じる可能性がある。また、マイグレーション中のボリュームへ、業務サーバからWrite I/Oが頻繁に発生しており、このWrite I/O量がマイグレーションの移動データ量を上まわっている場合、いつまでたってもマイグレーションが終了せず、結果、マイグレーションが失敗する可能性もある。
つまり、特許文献1に記載の技術によれば、I/O負荷が高いアレイグループの適切なボリュームを他のアレイグループへ移動(マイグレーション)させることにより、アレイグループのI/O負荷を分散させることが可能である。しかし、この方法ではマイグレーション時におけるボリューム内容移動のためのI/O負荷を考慮していない為、例えば、マイグレーションで必要な帯域以上にWrite I/Oが発生しているボリュームを選択すると、マイグレーションが失敗してしまう可能性がある。ここで、帯域とは、マイグレーションにおいて移動可能なデータ量であり、アレイグループ間における処理量の余裕分である。帯域の詳細な定義は後記する。
すなわち、前記したように、ボリュームへのWrite I/O量がマイグレーションの移動データ量(帯域)を上まっている場合、いつまでたってもマイグレーションが終了せず、結果、マイグレーションが失敗する可能性がある。
特許文献2に記載の技術においても、ボリュームのI/O量を考慮したマイグレーションプランを作成することが可能であるが、この技術もマイグレーション中に発生するI/O負荷を考慮しているわけではない。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、マイグレーション中に発生するI/O負荷を考慮したマイグレーションを行うことを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、移動元のアレイグループと、移動先のアレイグループとの間で可能な情報伝送量である帯域を算出し、情報の書き込みに関する情報伝送量である書込伝送量が、前記算出した帯域より小さいボリュームを選択し、この選択されたボリュームから移動先のアレイグループへのマイグレーションを行うことを特徴とする。
本発明によれば、マイグレーション中に発生するI/O負荷を考慮したマイグレーションを行うことが可能となる。
次に、本発明を実施するための最良の形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1実施形態:システム構成>
図1は、第1実施形態に係るシステム構成例を示す図である。
ストレージ管理システム10は、端末ホスト3、ストレージ管理サーバ1(ストレージ管理装置)、ストレージ装置2および業務サーバ4を有して構成されている。
ストレージ管理サーバ1と、ストレージ装置2と、業務サーバ4とは、例えば、SAN(Storage Area Network)などのネットワーク5を介して互いに接続されている。ネットワーク5として、SANを利用する場合、各装置1,2,4間のデータ転送は、例えば、FCP(Fibre Channel Protocol)に基づくこととなる。また、ストレージ管理サーバ1と端末ホスト3とは、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などのネットワーク6を介して接続されている。業務サーバ4は、少なくとも一つ以上の、アプリケーション処理部41を有している。
ストレージ管理サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)15、メモリ11、表示装置13、入力装置14、運用管理DB(Database)12(記憶部)などを有する。
表示装置13は、ディスプレイなどのような情報を表示させるための機器である。入力装置14はキーボードやマウスなどのような情報をストレージ管理サーバ1に入力するための機器である。
ストレージ管理サーバ1は、業務サーバ4、ストレージ装置2の運用を管理する。特に、第1実施形態に係るストレージ管理サーバ1は、ストレージ装置2で実行されるボリューム212のデータ移動(マイグレーション)を制御する。
運用管理プログラム111(運用管理部)は、マイグレーションの実行を行う機能を有しており、さらに性能情報取得部112、マイグレーション候補検索部113および画面表示処理部114を含む。なお、性能情報取得部112、マイグレーション候補検索部113(ボリューム検索部)および画面表示処理部114は、ROM(Read Only Memory)や、HD(Hard Disk)に格納された運用管理プログラム111が、RAM(Random Access Memory:メモリ11)に展開され、CPU15によって実行されることによって具現化する。
性能情報取得部112は、ストレージ装置2のアレイグループ21およびボリューム212のアレイグループ性能情報(後記)およびボリューム性能情報(後記)を取得する機能を有する。マイグレーション候補検索部113は、性能情報取得部112が取得した性能情報に基づいて、マイグレーション候補検索部113がマイグレーションするボリューム212の候補(移動元候補ボリューム)と、ボリューム212のデータの移動先となるアレイグループ21の候補(移動先候補アレイグループ)の組をリストアップする機能を有する。リストアップされたマイグレーション候補の組は、画面表示処理部114により表示装置13に表示される。ユーザは、この表示された情報を見て、時間優先もしくはマイグレーション効果優先などのポリシを設定し、画面表示処理部114は、このポリシに従ってリストアップされているマイグレーション候補の組をソートする。そして、ユーザが、マイグレーション候補の中から1つを選択し、マイグレーションの実行を指示することによって、運用管理プログラム111は、マイグレーションを実行する。
運用管理DB12は、アレイグループ性能テーブル121、ボリューム性能テーブル122、帯域テーブル123、分析結果テーブル124などを格納している。
アレイグループ性能テーブル121は、ストレージ装置2のアレイグループ21におけるI/O処理に関する情報を格納するためのテーブルである。ボリューム性能テーブル122は、アレイグループ21に属しているボリューム212におけるボリューム212の記憶容量とI/O負荷などの情報を格納するためのテーブルである。帯域テーブル123は、アレイグループ性能テーブル121より求められる、異なるアレイグループ21間の帯域を格納する為のテーブルである。分析結果テーブル124は、マイグレーション候補のリストを格納するためのテーブルである。なお、アレイグループ性能テーブル121、ボリューム性能テーブル122、帯域テーブル123および分析結果テーブル124については、それぞれ図2〜図5を参照して後記する。
ストレージ装置2は、ポート22、メモリ23、複数のアレイグループ21などを有している。ポート22は、ポートプロセッサ221を有しており、アレイグループ21はディスクプロセッサ211を備えている。なお、ポート22や、アレイグループ21は、ポートプロセッサ221や、ディスクプロセッサ211を複数有していてもよい。また、アレイグループ21は、一つ以上のボリューム212を備えており、ストレージ装置2は業務サーバ4にこのボリューム212をそれぞれ提供する。つまり、業務サーバ4のアプリケーション処理部41は、ストレージ装置2のボリューム212内に格納されているプログラムを読み込んで、実行することにより各種アプリケーションの利用を可能にする。
次に、業務サーバ4とストレージ装置2との間のデータの流れについて記述する。ポートプロセッサ221は、業務サーバ4とストレージ装置2との間のデータ転送の制御を行うものである。同様に、ディスクプロセッサ211は、アレイグループ21のボリューム212に対してデータ転送の制御を行う。ここで、ポートプロセッサ221、メモリ23、ディスクプロセッサ211の関係は、以下のようになっている。ポートプロセッサ221は、業務サーバ4(アプリケーション処理部41)からのReadコマンドを受信すると、このReadコマンドをメモリ23に記憶させる。ディスクプロセッサ211は、メモリ23を随時監視しており、未処理のReadコマンドを発見すると、このReadコマンドで指定されたボリューム212からデータを読み出し、業務サーバ4に送信する。同様に、ポートプロセッサ221は、業務サーバからWriteコマンドを受信すると、このWriteコマンドをメモリ23に記憶させる。この時、ディスクプロセッサ211は、Writeコマンドと共にメモリ23に記憶されたデータを読み出し、所定のボリューム212へ記憶させる。
図1では、各装置1〜4は、各1台の構成となっているが、それぞれ複数の装置から構成されていてもよい。
次に、適宜図1を参照しつつ、図2〜図5を用いて各テーブルについて説明する。
(アレイグループ性能テーブル)
図2は、第1実施形態に係るアレイグループ性能テーブルの構成例を示す図である。
アレイグループ性能テーブル121は、アレイグループID、アレイグループ利用率(単位は%)、最大処理量(単位はMB/s)を含む。
アレイグループIDは、ストレージ装置2のアレイグループ21に対し一意に付される識別子である。アレイグループ利用率は、現在のアレイグループ21で処理されているI/O量を定量的に表したものであり、ディスクプロセッサ211から取得される値である。最大処理量は、該当するアレイグループ21において処理可能なI/O量の最大値を表わす。アレイグループ利用率と最大処理量の関係は、例えば、アレイグループID「AG1」を参照すると、最大処理量が400MB/sであるアレイグループ21に対し、アレイグループ利用率が10%である場合、このアレイグループ21において実際に処理されているI/O量は40(=400×0.1)MB/sであるという関係となる。
(ボリューム性能テーブル)
図3は、第1実施形態に係るボリューム性能テーブルの構成例を示す図である。
ボリューム性能テーブル122は、ボリュームID、使用容量(単位はGB)、Read I/O量(単位はMB/s)、Write I/O量(書込伝送量:単位はMB/s)を含む。
ボリュームIDは、ボリューム212に対し一意に付される識別子である。使用容量は、ボリューム212の容量である。Read I/O量は、ボリューム212に対する性能リソースの使用量であり、例えば、該当するボリューム212に対するデータ読込み時の転送速度(「LU01」のボリューム212では10MB/sなど)などである。同様に、Write I/O量は、ボリューム212の性能リソースの使用量であり、例えば、該当するボリューム212に対するデータ書込み時の転送速度(「LU04」のボリューム212では20MB/s)などである。なお、各ボリュームIDと、アレイグループIDとの関係は、図示しないアレイグループ構成テーブルで関係付けられている。
(帯域テーブル)
図4は、第1実施形態に係る帯域テーブルの構成例を示す図である。
ここで、帯域について説明する。前記したように帯域とは、アレイグループ21において転送可能なデータ量である。
例えば、あるアレイグループ21において、アレイグループ利用率がa(%)、最大処理量がb(MB/s)であった場合、このアレイグループ21における帯域cは、次の式(1)から算出される。
c=b×{1−(a/100)} ・・・ (1)
式(1)は、アレイグループ21において未使用の処理量、つまり、このアレイグループ21における処理量の余裕分を求めている。
例えば、あるアレイグループ21においてアレイグループ利用率が50%、最大処理量が400MB/sの時、帯域は200MB/sとなる。これは、このアレイグループ21が、あと200MB/sのデータ転送ができる(余裕がある)ということを示している。
次に、異なるアレイグループ21間の帯域について説明する。アレイグループIDが「AG1」であるアレイグループ21(以下、アレイグループ「AG1」と記載する)の帯域が、c1([MB/s])、アレイグループ「AG2」の帯域がc2([MB/s])であった場合、アレイグループ「AG1」とアレイグループ「AG2」との間の帯域c3は、次の式(2)から算出される。
c3=min(c1,c2) ・・・ (2)
式(2)は、2つのアレイグループ21の帯域のうち、低い帯域をアレイグループ21間の帯域としている。これは、帯域(つまり、データ転送量)は、低い方に引きずられる性質があるためである。
例えば、アレイグループ「AG1」の帯域が20MB/s、アレイグループ「AG2」の帯域が50MB/sであった場合、アレイグループ「AG1」、アレイグループ「AG2」間の帯域は20MB/sとなる。
図4の説明に戻る。
帯域テーブル123は、移動元アレイグループID、移動先候補アレイグループID、帯域(単位はMB/s)を有する。移動元アレイグループIDは、I/O負荷を分散させたいアレイグループ21であり、ユーザより指定されている。移動先候補アレイグループは、データの転送先の候補となっているアレイグループ21である。帯域は、移動元アレイグループと移動先候補アレイグループとの間の帯域である。
(分析結果テーブル)
図5は、第1実施形態に係る分析結果テーブルの構成例を示す図である。
分析結果テーブル124は、移動元アレイグループID(固定)、移動先アレイグループID(移動先アレイグループ情報)、移動元候補ボリュームのボリュームID(移動元ボリューム情報)、移動時間、移動効果などを含む。更に、移動効果は、アレイグループ利用率(移動前:単位は%)、アレイグループ利用率(移動後:単位は%)、マイグレーション効果(I/O負荷の軽減の度合い:単位はMB/s減)を有する。このテーブルにおける各値の算出については、後記して説明する。
(全体処理)
次に、図1〜図5を参照しつつ、図6に沿って第1実施形態に係るストレージ管理処理を説明する。
図6は、第1実施形態に係るストレージ管理処理の流れを示すフローチャートである。
まず、運用管理プログラム111は、常にストレージ装置2のディスクプロセッサ211よりアレイグループ21の利用状況を監視しており、アレイグループ21の利用率が、予め設定してある閾値を超えた場合、警告を表示装置13に出力し、ユーザにその旨を知らせる。次に、ユーザは、入力装置14または端末ホスト3を介して運用管理プログラム111にマイグレーション候補の検索を要求する。このとき、運用管理プログラム111は、入力装置14または端末ホスト3を介して利用率が閾値を超えているアレイグループ21を移動元アレイグループとして指定する。
該ユーザからの要求を受けると、性能情報取得部112は、各アレイグループ21のディスクプロセッサ211から、アレイグループ利用率および最大処理量を取得し、アレイグループ性能テーブル121に格納する(S101)。
次に、性能情報取得部112は、移動元アレイグループのディスクプロセッサ211から、移動元アレイグループに所属する各ボリューム212における使用容量、ボリューム212への業務サーバなどからのRead I/O量MB/sおよびWrite I/O量MB/sを取得し、ボリューム性能テーブル122に格納する(S102)。
そして、マイグレーション候補検索部113が、アレイグループ性能テーブル121と、ボリューム性能テーブル122とを用いて、マイグレーション候補検索処理を行い(S103)、画面表示処理部114は、マイグレーション候補となるリスト(分析結果テーブル124)を作成し、表示装置13もしくは端末ホスト3に表示させる。ステップS103のマイグレーション検索判定処理は、図7を参照して後記する。また、ステップS103の後で、表示装置13に表示される画面は、図9を参照して後記する。
次に、ユーザが、入力装置14もしくは端末ホスト3を介して図9に示すソート種類選択領域901のうち、「時間優先」もしくは「効果優先」が選択入力されることにより、画面表示処理部114は、時間優先でリストをソートするか、効果優先でリストをソートするかを判定する(S104)。
ステップS104の結果、時間優先と判定された場合(S104→時間優先)、画面表示処理部114は、分析結果テーブル124の移動時間を時間順(時間の短い順)にソートし、ソートした分析結果を表示装置13または端末ホスト3に表示させる(S105)。
ステップS104の結果、効果優先と判定された場合(S104→効果優先)、画面表示処理部114は、分析結果テーブル124のマイグレーション効果を高い効果順(効果が大きい順)にソートし、ソートした分析結果を表示装置13または端末ホスト3に表示させる(S106)。
ステップS105,S106の後、ユーザが、入力装置14もしくは端末ホスト3を介して図9に示す実行ボタン903が選択入力されることにより、運用管理プログラム111は、マイグレーションを実行する。
(マイグレーション候補検索処理)
次に、図1〜図5を参照しつつ、図7に沿ってマイグレーション候補検索処理(図6のステップS103)の詳細を説明する。
図7は、第1実施形態に係るマイグレーション候補検索処理の流れを示すフローチャートである。図7では、分析結果テーブル124の生成を行う。
まず、マイグレーション候補検索部113は、ステップS101の前の段階で指定した移動元アレイグループのアレイグループ利用率および最大処理量といった情報を、移動元アレイグループIDを基に取得する(S201)。
そして、マイグレーション候補検索部113は、取得したアレイグループ利用率および最大処理量を使用し、移動元アレイグループの帯域cを式(1)の計算式より算出する(S202)。
次に、マイグレーション候補検索部113は、アレイグループ性能テーブル121内における移動元アレイグループ以外のすべてのアレイグループ21について、ステップS204およびステップS205の処理を繰り返す(S203)。
マイグレーション候補検索部113は、処理の対象となっている移動先候補アレイグループの帯域tmpを式(1)に従って算出する(S204)。
そして、マイグレーション候補検索部113は、ステップS202で算出した移動元アレイグループの帯域cと、ステップS204で算出した移動先候補アレイグループの帯域tmpを式(2)に代入して、移動元アレイグループと、移動先候補アレイグループとの間の帯域(min(c,tmp))を算出し、当該帯域を移動先アレイグループID、および処理の対象となっている移動先候補アレイグループIDとの組のデータとして帯域テーブル123に追加(格納)する(S205)。
前記したようにマイグレーション候補検索部113は、ステップS204およびステップS205の処理をアレイグループ性能テーブル121内における移動元アレイグループ以外のすべてのアレイグループ21について行う(S206)。
次に、マイグレーション候補検索部113は、すべての(移動先候補アレイグループID,ボリュームID)のペアについてステップS208〜S213の処理を繰り返す(S207)。なお、ここでボリュームIDは、移動元アレイグループに含まれるボリューム212のIDである。
まず、対象となっている移動先候補アレイグループIDを基に、帯域テーブル123からアレイグループ21間の帯域dを取得する(S208)。
次に、マイグレーション候補検索部113は、対象となっているボリュームIDに該当するボリューム212のWrite I/O量wをボリューム性能テーブル122から取得する(S209)。
そして、マイグレーション候補検索部113は、d>wであるか否かを判定する(S210)。
ステップS210の判定の結果、d>wではなかった場合(S210→No)、すなわち、ボリューム212に対するWrite I/O量が、マイグレーションによるデータ転送速度(帯域)以上である場合、いつまでたってもデータの転送が終了しないおそれがあるため、マイグレーション候補検索部113は、この移動先候補アレイグループと、ボリューム212との間のマイグレーションを分析結果テーブル124に出力せずにステップS214へ処理を進める。つまり、マイグレーション候補検索部113は、マイグレーションが失敗するボリューム212は移動元候補ボリュームから除外する。
ステップS210の判定の結果、d>wである場合(S210→Yes)、すなわち、マイグレーションによるデータ転送速度(帯域)が、ボリューム212に対するWrite I/O量より大きい場合、マイグレーション候補検索部113は、ボリューム212の移動時間(マイグレーションに要する時間)を算出し、算出した移動時間を移動元アレイグループID、移動先候補アレイグループID、移動元候補のボリュームIDおよび移動前のアレイグループ利用率と共に分析結果テーブル124に格納する(S211)。ボリューム212の移動時間は、対象となっているボリューム212の容量Vをボリューム性能テーブル122より取得した後、マイグレーション候補検索部113が、V/(d−w)を計算することにより求める。
次に、マイグレーション候補検索部113は、マイグレーション効果を算出し、算出したマイグレーション効果を分析結果テーブル124の該当する欄に格納する(S212)。マイグレーション効果は、マイグレーションを実行することによって、移動元となるボリューム212のI/O負荷がどれだけ減少したかを示す指標であり、移動元のボリューム212におけるRead I/O量+Write I/O量によって求められる。ステップS212においてマイグレーション候補検索部113は、処理の対象となっているボリュームIDをキーとして、ボリューム性能テーブル122から該当するRead I/O量と、Write I/O量とを取得し、加算することで、マイグレーション効果を算出する。例えば、図3のボリューム「LU01」の内容をマイグレーションしたときのマイグレーション効果は、10+10=20(MB/s)となる。
そして、マイグレーション候補検索部113は、移動後のアレイグループ利用率を算出し、算出した移動後のアレイグループ利用率を分析結果テーブル124の該当する欄に格納する(S213)。移動後のアレイグループ利用率Upostは、移動前のアレイグループ利用率をUpreとし、ステップS212で算出したマイグレーション効果をEmiとし、最大処理量をTmaxとすると、移動後のアレイグループ利用率は、以下の式(3)から求められる。
Upost=Upre−(100×Emi/Tmax) ・・・ (3)
ステップS213において、マイグレーション候補検索部113は、移動前のアレイグループ利用率および最大処理量を、移動元アレイグループIDをキーとしてアレイグループ性能テーブル121から取得し、マイグレーション効果を分析結果テーブル124から取得し、式(3)から移動後のアレイグループ利用率を算出する。例えば、ボリューム「LU01」のデータをアレイグループ「AG2」へ移動させる場合、アレイグループ性能テーブル121(図2)より、アレイグループ「AG1」の移動前のアレイグループ利用率は、95%であり、最大処理量は400MB/sである。また、分析結果テーブル124(図5)より、マイグレーション効果は、20MB/s減であるので、移動後のアレイグループ利用率の値は、95−100×(20/400)=90となる。
そして、前記したようにマイグレーション候補検索部113は、すべての(移動先候補アレイグループID,ボリュームID)のペアが終了するまで、ステップS208〜S213の処理を繰り返す(S214)。
ステップS201〜S214の処理により、マイグレーション候補検索部113は、分析結果テーブル124を生成する。
(画面例)
次に、図8および図9を参照して、表示装置13に表示される各画面例を示す図である。
図8は、画面例を示す図であり、(a)は、I/O負荷が閾値を超えたアレイグループ21が生じたときのアラート画面であり、(b)は、マイグレーション開始指示画面である。
前記したように、運用管理プログラム111は、ストレージ管理システム10内に設置されているすべてのアレイグループ21を監視しており、アレイグループ21のディスクプロセッサ211から取得したアレイグループ利用率が、事前に設定されている閾値を超えた場合、すなわち、I/O負荷が高まった場合、画面表示処理部114は、図8(a)に示すようなアラート画面800を表示装置13に表示させる。アラート画面の領域801には、該閾値を超えているアレイグループIDが表示される。ユーザは、領域801を確認後、入力装置14を介してYesボタン802か、Noボタン803を選択入力する。Noボタン803が選択入力された場合、運用管理プログラム111は、図6のステップS101以下の処理を行わず、したがってマイグレーションは行われない。
Yesボタン802が選択入力された場合、画面表示処理部114は、図8(b)に示すようなマイグレーション指示画面810を表示装置13に表示させる。
ここで、ラジオボタン811が入力装置14を介して選択入力され、実行ボタン817が選択入力されると、運用管理プログラム111は、図6のステップS101以下の処理を開始する。
なお、ラジオボタン812が入力装置14を介して選択入力されると、第2実施形態に係るストレージ管理処理が行われることとなる。また、符号813〜816については、第2実施形態において後記する。
図9は、第1実施形態に係るマイグレーション候補表示画面例を示す図である。マイグレーション候補表示画面900は、図6のステップS103(マイグレーション候補検索処理)の後で、画面表示処理部114が表示装置13に表示させる画面である。
マイグレーション候補表示画面900は、ソート種類選択領域901と、分析結果表示領域902と、実行ボタン903と、キャンセルボタン904とを含む。
分析結果表示領域902には、分析結果テーブル124(図5)の内容が表示される。
ソート種類選択領域901は、分析結果表示領域902を「時間優先」もしくは「効果優先」のいずれの順でソートさせるかを選択する領域である。分析結果表示領域902において、ユーザが「時間優先」を選択すると(図6のステップS104→時間優先)、画面表示処理部114は、「移動時間」の短い順に分析結果表示領域902をソートして、再表示する(図6のステップS105)。ユーザが「効果優先」を選択すると(図6のステップS104→効果優先)、画面表示処理部114は、「マイグレーション効果」の値が高い順に分析結果表示領域902をソートして、再表示する(図6のステップS106)。
また、分析結果表示領域902には、移動元候補ボリューム−移動先候補アレイグループに対応したラジオボタン905が表示されており、ユーザが入力装置14を介してラジオボタン905の1つを選択入力し、実行ボタン903を選択入力すると、運用管理プログラム111は、ラジオボタン905で選択された移動元候補ボリュームから移動先候補アレイグループへのマイグレーションを実行する。図9の例では、運用管理プログラム111は、アレイグループ「AG1」に属するボリューム「LU01」からアレイグループ「AG2」へのマイグレーションを実行することとなる。
なお、キャンセルボタン904が選択入力されると、ラジオボタン905の選択表示が消えて、再びユーザによるマイグレーション候補の選択に戻る。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態によれば移動元アレイグループと、移動先アレイグループとの間で可能な情報伝送量である帯域を算出して、この帯域を基にマイグレーション先のアレイグループや、マイグレーション元のボリュームを選択するため、マイグレーション時に発生するI/O負荷に対応することができ、マイグレーションの失敗を防止することができる。つまり、過負荷な状態にある特定のアレイグループに対し、マイグレーションによってI/O負荷を安全に分散させることが可能であり、ストレージ資源を利用する他の業務サーバへの影響を最小化することができる。
<第2実施形態>
次に、図10〜図16を参照して、本発明における第2実施形態を説明する。第2実施形態では、アレイグループ21およびボリューム212の過去の履歴情報から、未来におけるI/O負荷の状態を推測し、マイグレーション候補を検索する。第2実施形態体の特徴は、性能情報として過去の履歴情報に基づき、マイグレーション判定候補を検索することにある。
(構成)
図10は、第2実施形態に係るストレージ管理サーバの一部の構成例を示す図であり、(a)は、メモリの構成を示し、(b)は、運用管理DBの構成を示す。
なお、図10において、図1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図10(a)に示すように、運用管理プログラム111aは、過去の履歴を考慮したマイグレーション候補検索処理を行うマイグレーション候補検索部113aが含まれる。
また、図10(b)に示すように、運用管理DB12aには、期間毎に格納されているアレイグループ性能テーブル121aおよびボリューム性能テーブル122aに加えて、期間テーブル125、期間帯域テーブル126、期間分析テーブル127および期間分析結果テーブル128が格納されている。
期間テーブル125は、ユーザによって設定された期間に関する情報を格納するためのテーブルである。期間帯域テーブル126は、アレイグループ21間の帯域と、移動元候補ボリュームのI/O量を期間毎に格納するためのテーブルである。期間分析テーブル127は、過去における各期間で移動可能なボリューム212の容量を格納するためのテーブルである。期間分析結果テーブル128は、各期間毎におけるマイグレーション候補のリストを格納するためのテーブルである。
期間テーブル125、期間帯域テーブル126、期間分析テーブル127および期間分析結果テーブル128については、それぞれ図11〜図14を参照して後記する。
なお、前記したようにアレイグループ性能テーブル121aおよびボリューム性能テーブル122aは、期間テーブル125で設定されている期間毎に作成されるテーブルである。
(期間テーブル)
図11は、第2実施形態に係る期間テーブルの構成例を示す図である。
期間テーブル125は期間IDおよび期間を含む。図11の例では、過去1ヶ月の履歴を用いて、24時間を2等分した分割を行っているが、この分割の仕方による制限はなく、例えば1日を6時間毎に4等分してもよい。
(期間帯域テーブル)
図12は、第2実施形態に係る期間帯域テーブルの構成例を示す図である。
期間帯域テーブル126は、期間ID、アレイグループ間帯域(単位はMB/s)、各移動元候補ボリュームI/O量(単位はMB/s)を含む。アレイグループ間帯域は、移動元アレイグループと、各移動先候補アレイグループとの間の帯域である。また、期間帯域テーブル126には、各移動元候補ボリュームにおけるI/O量が、Read I/O量(R)およびWrite I/O量(W)毎に格納されている。符号1261〜1263については、後記して説明する。
(期間分析テーブル)
図13は、第2実施形態に係る期間分析テーブルの構成例を示す図である。
期間分析テーブル127は、各移動先候補アレイグループに対し、移動元アレイグループに所属する各ボリューム212の移動可否を判断する為のテーブルである。期間分析テーブル127における各データの生成手順などの詳細は、図15を参照して後記する。例えば、行1271を参照して期間分析テーブル127のデータについて説明すると、最初の3つの列に該当する欄1272,1273,1274の情報は、アレイグループ「AG1」内にあるボリューム「LU04」(移動元候補ボリューム)をアレイグループ「AG4」へ移動するマイグレーションを表わす。次の列に該当する欄1275〜1278は、それぞれの期間で移動可能なボリューム212の容量を示している。。すなわち、欄1277から「期間3」では、最大432GBの容量をマイグレーションすることができる。これは、ボリューム「LU04」の容量が500GBである場合、「期間3」だけではマイグレーションが終了せず、次の「期間4」も使用する必要があることを示している。なお、ボリューム「LU04」が432GB以下であれば、「期間3」内にマイグレーション可能である。欄1278についても欄1277と同様である。また、例えば、欄1275,1276などにおける「×」は、この期間ではマイグレーションが失敗する可能性が高いことを示す。期間におけるマイグレーションの成功・失敗の判定については後記して説明する。
(期間分析結果テーブル)
図14は、第2実施形態に係る期間分析結果テーブルの例を示す図である。
この期間分析結果テーブル128は、第1実施形態における分析結果テーブル124(図5)の内容を、該期間テーブル125に記述されている期間毎に記述したものであるが、図5の移動時間の欄が、マイグレーションを行うための時間帯(候補)となっている点が図5の分析結果テーブル124と異なる。ここで、時間帯における括弧内は、時間帯に記載してある時間を秒にしたものである。例えば、1行目の10000sは、2時間46分を秒に換算したものである。なお、第2実施形態では1日を12時間に分けた期間を例として用いているが、行1281における移動時間は、13時間53分であり期間を超えた移動時間となっている。これは1つの期間内ではマイグレーションが終了しないため、次の期間にもまたがってマイグレーションが行われることを示している。
(マイグレーション候補検索処理)
次に、図1および図10〜図14を参照しつつ、図15に沿って第2実施形態に係るマイグレーション候補検索処理を説明する。
図15は、第2実施形態に係るマイグレーション候補検索処理の流れを示すフローチャートである。
まず、図15における処理が開始される前に、図8(b)におけるラジオボタン812が選択入力され、さらに領域813〜816にマイグレーションを完了させる期間(未来情報)を入力し、実行ボタン817を選択入力する。
例えば、現在の年月日および時刻が2008年6月1日13時であるとして、領域813〜816に2008年6月30日24時を入力すると、運用管理プログラム111aは、例えば、2007年6月2日0時から2007年6月30日24時までの過去データを使用して、どの期間でマイグレーションを行うのが最も望ましいかを検索する。つまり、運用管理プログラム111aは、過去の帯域の変化や、I/O量の変化などを参考に未来における帯域の変化や、I/O量の変化などを類推してマイグレーションに望ましい期間を検索する。
図8(b)における実行ボタン817が選択入力されることによって、運用管理プログラム111aは、図12の処理を開始する。なお、ここでは、図8(b)における領域813〜816に入力された期間は、図11の期間テーブル125における「期間1」以降の期間に相当するものとする。
まず、性能情報取得部112は、過去の期間におけるディスクプロセッサ211から記憶部に記憶されている各アレイグループ21や、ボリューム212の性能情報を取得し、取得した各性能情報を期間毎にアレイグループ性能テーブル121aおよびボリューム性能テーブル122に格納することによって、アレイグループ性能テーブル121aおよびボリューム性能テーブル122を作成する(S301)。ステップS301の処理は、図6のステップS101およびステップS102の処理に相当する。
ここで、ステップS301の詳細について説明する。前記したように第2実施形態では、第1実施形態で用いたアレイグループ性能テーブル121aおよびボリューム性能テーブル122aを期間毎に複数用意する。例えば、性能情報取得部112は、期間テーブル125の「期間1」に対し、この期間における性能履歴情報(履歴情報)の平均値を取って「期間1」に対するアレイグループ性能テーブル121およびボリューム性能テーブル122aを作成する。ここで、性能履歴情報とは、第1実施形態でも記述しているようにアレイグループ利用率や、移動元アレイグループに所属する各ボリューム212における使用容量や、ボリューム212への業務サーバなどからのRead I/Oや、Write I/O量である。つまり、性能履歴情報とは、第1実施形態におけるアレイグループ性能情報およびボリューム性能情報が時刻毎に記憶されている情報である。これらの性能履歴情報は、運用管理プログラム111aが、時刻毎にディスクプロセッサ211から取得し、運用管理DB12aの所定の領域や、別のDBなどに格納している。
性能情報取得部112は、「期間2」から後の残りの期間に関しても同様に行う。
次に、マイグレーション候補検索部113aは、ステップS301で生成したアレイグループ性能テーブル121aから、移動元アレイグループIDおよび移動先候補アレイグループIDをキーとして、アレイグループ利用率および最大処理量を取得し、移動元アレイグループと、対象となっている移動先候補アレイグループとの間の帯域を期間毎に算出し(S302)、期間帯域テーブル126に格納する。帯域の算出は、前記した式(1)および式(2)に従って、マイグレーション候補検索部113aが行う。
次に、マイグレーション候補検索部113aは、期間IDを期間テーブル125から取得し、移動先候補アレイグループIDをその期間IDに対応するアレイグループ性能テーブル121aから取得し、移動元候補ボリュームIDをその期間IDに対応するボリューム性能テーブル122aから取得する。そして、マイグレーション候補検索部113aは、すべての(期間,移動先候補アレイグループID,移動元候補ボリュームID)の組についてステップS304〜S305の処理を行う(S303)。
図12の期間帯域テーブル126において、例えば、列1261を参照すると、アレイグループ「AG1」とアレイグループ「AG2」の間の帯域が、「期間1」においては20MB/s確保できるのに対し、「期間2」では10MB/s、「期間3」では5MB/s、「期間4」では5MB/sと変化していることがわかる。すなわち、マイグレーション候補検索部113aは、アレイグループ「AG1」とアレイグループ「AG2」の間において、最も帯域を確保できる時間帯が「期間1」であると判定する。
そして、マイグレーション候補検索部113aは、ステップS303の段階で取得した移動先候補アレイグループIDおよび移動元候補ボリュームIDを、移動元アレイグループIDと組の情報として期間分析テーブル127に格納する(S304)。
そして、マイグレーション候補検索部113aは、各期間に対する移動可能なボリューム212容量Vaを以下の式(4)に従って算出し、算出した移動可能なボリューム212容量を期間分析テーブル127の該当する欄に格納する(S305)。
Va=(x−y)×t ・・・ (4)
ここで、xは、移動先候補アレイグループの帯域であり、yは、移動元候補ボリュームのWrite I/O量である。また、tは、期間の長さである。なお、後記するようにx<yであル場合、すなわち式(4)の値が負の値となった場合、マイグレーション候補検索部113aは、この期間でのマイグレーションは不可能と判定し、期間分析テーブル127の該当する欄に「×」を格納する。
ここで、ステップS303〜S305の処理(期間分析テーブル127の作成)について具体例を用いて説明する。
例えば、図13における期間分析テーブル127の行1271を参照して例とする。この行1271は、移動元アレイグループ「AG1」にあるボリューム212(移動元候補ボリューム)「LU04」をアレイグループ「AG4」へ移動させるときに、どの期間ならどのくらいの容量のボリュームが移動可能であるかを示している。マイグレーション候補検索部113aは、各期間で移動可能なボリューム212の容量の各期間に関する値(欄1275〜1278に格納されている各値)の計算を以下のようにして行う。まず、欄1275が「×」である理由について説明する。まず、図12の期間帯域テーブル126の「期間1」の行1262に着目する。マイグレーション候補検索部113aは、行1262から移動先候補アレイグループ「AG4」の帯域として15MB/sを取得する(S305のxの値)。さらに、マイグレーション候補検索部113aは、同じく行1262から、移動元候補ボリューム「LU04」のWrite I/O量(W)として20MB/sを取得する(S305のyの値)。
マイグレーション候補検索部113aは、このxおよびyの値を比較し、アレイグループ「AG1」とアレイグループ「AG4」の間の帯域が15MB/s(x)しか確保できない状況で、Write I/O量が20MB/s(y)のボリューム212を移動させることはできないと判定し、図13の欄1275に「×」を格納する。つまり、ステップS305の処理において式(4)の結果が負の値となった場合、マイグレーション候補検索部113aは、マイグレーション不可能と判定し、欄1275に「×」を格納する。マイグレーション候補検索部113aは、欄1276についても同様の処理を行う。
次に、「期間3」(欄1277)が「432GB」である理由について説明する。先と同様に、図12の期間帯域テーブル126を参照する。この期間帯域テーブル126で、「期間3」の行1263に着目する。マイグレーション候補検索部113aは、移動先候補アレイグループ「AG4」の帯域として20MB/sを取得する(S305のxの値)。さらに、マイグレーション候補検索部113aは、同じく行1263より、移動元候補ボリューム「LU04」のWrite I/O量(W)として10MB/sを取得する(S305のyの値)。よって、マイグレーション候補検索部113aは、アレイグループ「AG1」とアレイグループ「AG4」の間の帯域が20MB/sであるのに対し、移動元候補ボリューム「LU04」のWrite I/O量が10MB/sであるから、差し引き20−10=10MB/sの転送速度にて、マイグレーションを実行することができると判定する。そして、マイグレーション候補検索部113aは、この10MB/sの転送速度で、この「期間3」の時間である12時間かけて移動可能なボリューム212の容量(ステップS305のVa)を432GBと算出し、図13の期間分析テーブル127の欄1277に格納する。マイグレーション候補検索部113aは、欄1278についても同様の処理を行う。
前記したように、マイグレーション候補検索部113aは、すべての(期間,移動先候補アレイグループID,移動元候補ボリュームID)の組についてステップS304〜S305の処理を行う(S306)。
次に、マイグレーション候補検索部113aは、すべての(移動元アレイグループID,移動先候補アレイグループID,移動元候補ボリュームID)の組についてステップS308〜S310の処理を行う(S306)。なお、移動元アレイグループIDは、不変であるので、実際には、すべての(移動先候補アレイグループID,移動元候補ボリュームID)の組について行う。
まず、マイグレーション候補検索部113aは、ディスクプロセッサ211から移動元候補ボリュームIDに対応するボリューム212(移動元候補ボリューム)の容量Vを取得する(S308)。
次に、マイグレーション候補検索部113aは、移動先候補アレイグループIDと、移動元候補ボリュームIDとをキーとして、期間分析テーブル127(図13)から各期間で移動可能なボリューム212の容量Vaを取得し、取得したVaと、Vとを比較して、移動可能な期間を選択する。そして、この結果を期間分析結果テーブル128へ格納する(S309)。
以下、ステップS307〜S309の処理について具体例を用いて説明する。
例えば、期間分析テーブル127の行1271に着目して説明する。マイグレーション候補検索部113aは、この行1271より、移動元候補ボリューム「LU04」が「期間3」および「期間4」でマイグレーション可能であると判定する。このとき、移動元候補ボリューム「LU04」のボリューム212容量が300GBであると仮定すると(ボリューム212の使用容量はボリューム性能テーブル122aより取得)、マイグレーション候補検索部113aは、「期間3」および「期間4」のいずれの期間においても、期間内でマイグレーションを終了することができると判定する。しかしながら、移動元候補ボリューム「LU04」のボリューム212の使用容量が500GBであった場合、マイグレーション候補検索部113aは、「期間3」および「期間4」のいずれか一方の期間内では、マイグレーションを終了することができないと判定する。このような場合、マイグレーション候補検索部113aは、「期間3」と「期間4」とを合わせた期間を移動機間の候補として出力する。ただし、期間が連続していないものは合わせることができないものとする(例えば、「期間1」と「期間3」など)。
次に、マイグレーション候補検索部113aは、移動時間および移動効果を算出し(S310)、期間分析結果テーブル128の該当する欄に格納する。移動時間および移動効果の算出は、図7のステップS211〜S214と同様であるため、説明を省略する。
そして、前記したようにマイグレーション候補検索部113aは、すべての(移動元アレイグループID,移動先候補アレイグループID,移動元候補ボリュームID)の組についてステップS308〜S310の処理を行う(S311)。
以下、マイグレーション候補検索部113aは、図6のステップS104〜S106と同様の処理を行う。
図16は、第2実施形態に係るマイグレーション候補表示画面例を示す図である。
図16において、図9と同様の要素については、図9と同一の符号を付して説明を省略する。
図9のマイグレーション候補表示画面と異なる点は、分析結果表示領域1601において、図9の移動時間が、マイグレーションを行うための時間帯(候補)となっていることである。
ユーザは、この期間候補を参照して、どのボリューム212をどのアレイグループ21へ、いつマイグレーションするかを選択決定する。マイグレーションの実行手順は、第1実施形態(図9)と同様である。なお、時間帯の欄における括弧内の数値は、図14と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態によれば、過去の性能情報である性能履歴情報を利用して、未来におけるアレイグループの帯域や、I/O量の変化を予測し、例えば、月末に比較的帯域が多くなり、マイグレーションが行いやすいなど、どの期間でマイグレーションを実行するのが望ましいかをユーザに示すことができる。これにより、マイグレーションの失敗を減少させることができる。
<第3実施形態>
次に、図17および図18を参照して、本発明における第3実施形態を説明する。第1実施形態および第2実施形態では、同じストレージ装置2(図1)のアレイグループ間におけるマイグレーションを考慮していたが、第3実施形態では、異なるストレージ装置2,2b(図17)間のマイグレーションも管理する際の考慮に入れる点に特徴がある。このストレージ装置2bは、移動元アレイグループがあるストレージ装置2にSANなどを介して外接するストレージ装置2である。
(システム構成)
図17は、第3実施形態に係るシステム構成例を示す図である。
なお、図17において図1と同様の構成要素に対しては、同一の符号を付して説明を省略する。また、ストレージ管理サーバ1の構成は、アレイグループ性能テーブル121が、ストレージ装置2,2bのポートを考慮したアレイグループ性能テーブル121b(図18)となっていること以外は、図1に示す構成と同様であるため、図示を省略してある。なお、アレイグループ性能テーブル121bは、図18を参照して後記する。
図17は、第3実施形態における、ストレージ装置2にネットワーク5を介して接続しているストレージ装置2bを含むストレージ管理システム10bのブロック図である。ストレージ装置2bの構成要素は、ストレージ装置2と同様であるため、ストレージ装置2bの構成要素の符号は、ストレージ装置2の構成要素の符号の末尾に「b」を付した符号とし、説明を省略する。
(アレイグループ性能テーブル)
図18は、第3実施形態に係るアレイグループ性能テーブルの構成例を示す図である。
アレイグループ性能テーブル121bでは、ストレージ装置2,2bのポート22,22bにおけるポートプロセッサ利用率(単位は%)や、ポートプロセッサ最大処理量(単位はMB/s)が記述されている点が異なる。また、ポートを考慮しているため、図2におけるアレイグループIDは、リソースIDとなっている。そして、図18における「P1」および「P2」が、それぞれストレージ装置2,2bのポート22,22bのIDである。
以下、図17および図18を参照して、運用管理プログラム111が、ストレージ装置2のアレイグループ21と、ストレージ装置2bのアレイグループ21bとの間の帯域を計算する方法を説明する。
まず、アレイグループ21からアレイグループ21bまでのパス上には、ポート222およびポート22bがあるので、性能情報取得部112(図1)は、これらのリソースの性能情報をポートプロセッサ221,221bからそれぞれ取得し、アレイグループ性能テーブル121bに格納する(図6のステップS101に相当)。なお、ここでは、アレイグループ21からアレイグループ21bまでのパス上にある性能情報を取得する資源としてポート22,22bを考えているが、例えば、スイッチなど、ポート22,22bに限定されるものではない。
次に、アレイグループ21からアレイグループ21b間で確保できる帯域の計算について説明する。図18のアレイグループ性能テーブル121bより、マイグレーション候補検索部113が、式(1)を使って計算するとアレイグループ「AG1」の帯域は20MB/sとなる。同様に、マイグレーション候補検索部113が、式(1)を使用してポート「P1」の帯域を算出すると200MB/sとなり、、ポート「P2」の帯域は120Mb/sとなり、アレイグループ「AG4」の帯域は15MB/sとなる。この処理は、図7のステップS202およびステップS204で行われる処理である。この時、マイグレーション候補検索部113は、アレイグループ「AG1」〜ポート「P1」〜ポート「P2」〜アレイグループ「AG4」間の帯域を、式(2)を変形したmin(20、200、120、15)を用いて算出する。その結果、アレイグループ「AG1」〜ポート「P1」〜ポート「P2」〜アレイグループ「AG4」間の帯域は15MB/sとなる。この処理は、図7のステップS205に相当する処理である。それ以外の処理は、図6および図7の処理と同様であるため、説明を省略する。
(第3実施形態の効果)
第3実施形態によれば、同一のストレージ装置2におけるアレイグループ21間のマイグレーションだけでなく、異なるストレージ装置2,2b間のマイグレーションにおいてもマイグレーション時に発生するI/O負荷に対応することができる。
<第4実施形態>
次に、図21を参照して本発明における第4実施形態を説明する。
第4実施形態では、ストレージ管理サーバ1は、マイグレーション実行時におけるアレイグループ21およびボリューム212の性能情報に基づいて、アレイグループ利用率をシステム使用領域とユーザ使用領域に分けて計算し、表示装置13に表示することに特徴がある。
第4実施形態におけるシステム構成図は、運用管理プログラム111が、アレイグループ利用率をシステム使用領域とユーザ使用領域に分けて計算し、表示装置13に表示する機能を有する以外は、図1と同様であるため図および説明を省略する。
また、フローチャートについても、マイグレーション実行後に運用管理プログラム111が、アレイグループ利用率をシステム使用領域とユーザ使用領域に分けて計算し、表示装置13に表示する処理を行う以外は、図6および図7と同様であるため図および説明を省略する。
ここで、システム使用領域とユーザ使用領域におけるアレイグループ利用率の計算方法を説明する。
まず、システム使用領域の計算方法について説明する。まず、ストレージ管理サーバ1からの指示によりマイグレーションが実行されると、性能情報取得部112は、移動先アレイグループおよび移動元ボリュームの性能情報(アレイグループ利用率、移動先ボリュームに対するRead I/O量およびWrite I/O量)を逐次モニタリングし、メモリ11や、ハードディスク上の適切な領域へ格納する。
(各使用領域におけるアレイグループ利用率の計算)
入力装置14を介して、アレイグループ利用率の表示要求があった場合、格納されている性能情報を用いて、運用管理プログラム111は、システム使用領域とユーザ使用領域を区別してマイグレーションの為のアレイグループ利用率を算出し、画面表示処理部114が、表示装置13に、その算出結果を表示させる。計算方法は、例えば、以下のように計算することができる。アレイグループ「AG1」の最大処理量をj[MB/s]、アレイグループ「AG1」およびアレイグループ「AG2」の間で確保できる帯域をg[MB/s]、アレイグループ「AG1」内にある、移動元ボリュームにおけるWrite I/O量をh[MB/s]とし、該移動元ボリュームのデータをアレイグループ「AG2」へ移動する場合、運用管理プログラム111は、移動元アレイグループであるアレイグループ「AG1」のシステム領域におけるアレイグループ利用率Fを以下の式(5)で算出する。
F=100×(g−h)/j ・・・ (5)
移動先候補アレイグループであるアレイグループ「AG2」も同様に、運用管理プログラム111が、式(5)を使用することによってシステム領域におけるアレイグループ利用率を算出する。
また、ユーザ使用領域におけるアレイグループ利用率は、アレイグループ性能テーブル121(図2)における算出対象となっているアレイグループのアレイグループ利用率から、式(5)で算出した値を減算した値である。
図19は、第5実施形態に係るアレイグループ利用率モニタ画面例を示す図であり、(a)は、移動元アレイグループにおける画面例であり、(b)は、移動先アレイグループにおける画面例である。
図19(a),(b)ともに、横軸は時間を示し、縦軸はアレイグループ利用率(利用率)を示す。また、図19(a),(b)における破線1905は、そのアレイグループ21における最大処理量を示している。
そして、図19(a)における実線1901および図19(b)における実線1903は、ユーザ使用領域におけるアレイグループ利用率である。そして、図19(a)における破線1902および図19(b)における破線1904は、システム使用領域におけるアレイグループ利用率である。
図19(a),(b)より、マイグレーションが開始すると、移動元アレイグループおよび移動先アレイグループのアレイグループ利用率が、マイグレーションのために上昇していることがわかる。
(第4実施形態の効果)
第4実施形態によれば、マイグレーションによるシステムのアレイグループ利用率を確認しつつ、作業を行うことができる。
<第5実施形態>
次に、図20〜図22を参照して、本発明における第5実施形態を説明する。
第5実施形態におけるストレージ管理システム10は、マイグレーション実行時のコピー転送速度を算出し、許容時間内にマイグレーションが終了しない可能性がある場合は、警告を表示部に表示することを特徴とする。
(メモリ構成)
図20は、第5実施形態に係るストレージ管理サーバにおけるメモリの構成例を示す図である。図20のメモリ11dが図1のメモリ11と異なる点は、運用管理プログラム111dが実行制御部115を有していることである。その他の構成は、図1に示すメモリ11と同様であるため、説明を省略する。また、ストレージ管理システム10におけるメモリ11以外の構成は、図1と同様であるため、図および説明を省略する。
(実行制御処理)
次に、図1および図20を参照しつつ、図21に沿って第5実施形態に係る実行制御処理を説明する。
図21は、第5実施形態に係る実行制御処理の流れを示すフローチャートである。なお、図21は、マイグレーションの実行指示が入力された後に行われる処理であり、例えば、図22で後記する許容時間設定画面2200内の実行ボタン2204を、ユーザが選択入力することで実行される。
まず、実行制御部115は、分析結果テーブル124(図5)から現在マイグレーションが実行されている移動元アレイグループIDと、移動先アレイグループIDと、移動元ボリュームIDおよび移動時間taを取得し、さらに移動元ボリュームIDをキーとして、ボリューム性能テーブル122(図3)から移動元ボリューム容量(使用容量)Vbを取得する(S401)。
そして、実行制御部115は、予め設定されている許容時間uをハードディスクから取得すると、以下の式(6)を用いて許容コピー速度f(許容転送速度)を算出する(S402)。
f=Vb/(ta+u) ・・・ (6)
そして、実行制御部115は、移動元アレイグループと移動先アレイグループとの間の帯域から、移動元ボリュームのWrite I/O量を減算した値を現在のコピー速度g(データの実転送速度)として算出する(S403)。なお、現在のコピー速度は、性能情報取得部112が、ディスクプロセッサ211から所定時間内に移動したデータ量を取得し、このデータ量を所定時間で除算して、現在のコピー転送速度gとしてもよい。
そして、実行制御部115は、g<fとなっているか否かを判定する(S404)。
ステップS404の結果、g<fではない場合(S404→No)、現在のコピー転送速度gが、許容コピー速度fより大きい、すなわちコピー転送速度が速いこととなり、実行制御部115は、移動時間+許容時間内(ta+u)にマイグレーションが終了すると判定し、ステップS403へ処理を戻す。
ステップS404の結果、g<fである場合(S404→Yes)、現在のコピー転送速度gが、許容コピー速度f以下である、すなわちコピー転送速度が同じか遅いこととなり、実行制御部115は、移動時間+許容時間内(ta+u)にマイグレーションが終了しない可能性があると判定する。
そして、実行制御部115は、図22(b)を参照して後記する処理継続確認画面を表示部に表示させる(S405)。
そして、実行制御部115は、入力部を介して、マイグレーションの続行指示が入力されたか否かを判定することによって、マイグレーションを続行するか否かを判定する(S406)。
ステップS406の結果、続行と判定された場合(S406→Yes)、実行制御部115は、ステップS403へ処理を戻す。
ステップS406の結果、続行しないと判定された場合(S406→No)、実行制御部115は、マイグレーションの中断処理を行う(S407)。
以下、図21の処理について具体例を用いて説明する。
移動元アレイグループ「AG1」および移動先アレイグループ「AG2」の性能情報から、現在確保されている帯域を計算する(帯域の計算は、前記した第1実施形態の図7などにおけるフローチャートで説明済み)。例えば、10MB/sとする(S401)。
実行制御部115は、ステップS401で移動元ボリュームの使用容量として10MBを取得し、移動時間(予測値)として1sを取得したものとする。
そして、予めユーザが許容時間を1s(Second)と設定しているものとする。許容時間とは、このマイグレーションは、1sで完了する予定であり、最大でも2s以内にマイグレーションが完了することを要請するものである。ステップS402で計算している許容コピー速度fの値は、最低でもこのコピー転送速度でマイグレーションを行わなければ、ユーザが想定している時間(2s)以内にマイグレーションが完了しない可能性があることを表わす。
そして、ステップS404で、実行制御部115は、現在のコピー転送速度を算出し、この現在のコピー速度と許容コピー速度とを比べ、ユーザが想定している時間(ここでは、2s)にマイグレーションが完了するかどうかをステップS405で判定し、想定時間でマイグレーションが完了しない場合は、マイグレーションの続行可否をユーザに判定してもらう(S406)。
(画面例)
図22は、第5実施形態に係る画面例であり、(a)は、許容時間設定画面の例であり、(b)は、処理継続確認画面の例である。
図22(a)に示すように、許容時間設定画面2200は、許容時間設定選択ラジオボタン2201と、警告非通知選択ラジオボタン2202とを有している。ユーザが、許容選択ラジオボタン2201を選択入力し、許容時間設定窓2203に許容時間を入力し、実行ボタン2204を選択入力することで、マイグレーションが開始されると共に、図21で説明した処理が行われる。なお、警告非通知選択ラジオボタン2202が選択入力されると、ストレージ管理サーバ1は、図21の処理を行うことなくマイグレーションを実行する。
図22(b)に示す処理継続画面2210は、図21のステップS405の段階で実行制御部115により表示部に表示される画面である。処理継続画面2210は、警告表示領域2211、続行ボタン2212および中断ボタン2213を有している。続行ボタン2212が選択入力されるとステップS406で「Yes」が選択され、中断ボタン2213が選択入力されるとステップS406で「No」が選択されることとなる。
なお、第5実施形態は、第4実施形態に示すアレイグループ利用率のモニタ処理を同時に行ってもよい。
(第5実施形態の効果)
第5実施形態によれば、マイグレーションにおけるデータのコピー速度を監視し、ユーザが所望する時間内にマイグレーションが終了するか否かをユーザが確認することができる。
なお、第1〜第5の実施形態について、運用管理プログラム111,111a,111dは、これらの実施形態で用いられる帯域の値に、0より大きく1未満の値を乗算してもよい。このようにすることで、帯域を低く見積もることになり、マイグレーション時の伝送負荷を軽くすることができる。
第1実施形態に係るシステム構成例を示す図である。 第1実施形態に係るアレイグループ性能テーブルの構成例を示す図である。 第1実施形態に係るボリューム性能テーブルの構成例を示す図である。 第1実施形態に係る帯域テーブルの構成例を示す図である。 第1実施形態に係る分析結果テーブルの構成例を示す図である。 第1実施形態に係るストレージ管理処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係るマイグレーション候補検索処理の流れを示すフローチャートである。 画面例を示す図であり、(a)は、I/O負荷が閾値を超えたアレイグループ21が生じたときのアラート画面であり、(b)は、マイグレーション開始指示画面である。 第1実施形態に係るマイグレーション候補表示画面例を示す図である。 第2実施形態に係るストレージ管理サーバの一部の構成例を示す図であり、(a)は、メモリの構成を示し、(b)は、運用管理DBの構成を示す。 第2実施形態に係る期間テーブルの構成例を示す図である。 第2実施形態に係る期間帯域テーブルの構成例を示す図である。 第2実施形態に係る期間分析テーブルの構成例を示す図である。 第2実施形態に係る期間分析結果テーブルの例を示す図である。 第2実施形態に係るマイグレーション候補検索処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係るマイグレーション候補表示画面例を示す図である。 第3実施形態に係るシステム構成例を示す図である。 第3実施形態に係るアレイグループ性能テーブルの構成例を示す図である。 第5実施形態に係るアレイグループ利用率モニタ画面例を示す図であり、(a)は、移動元アレイグループにおける画面例であり、(b)は、移動先アレイグループにおける画面例である。 第5実施形態に係るストレージ管理サーバにおけるメモリの構成例を示す図である。 第5実施形態に係る実行制御処理の流れを示すフローチャートである。 第5実施形態に係る画面例であり、(a)は、許容時間設定画面の例であり、(b)は、処理継続確認画面の例である。
符号の説明
1 ストレージ管理サーバ(ストレージ管理装置)
2,2b ストレージ装置
3 端末ホスト
4 業務サーバ
5,6 ネットワーク
10,10b ストレージ管理システム
11,11a,11d メモリ
12,12a 運用管理DB(記憶部)
13 表示装置(表示部)
14 入力装置(入力部)
15 CPU
21,21b アレイグループ
22,22b ポート
23 メモリ
24 制御部
41 アプリケーション処理部
111,111a,111d 運用管理プログラム(運用管理部)
112 性能情報取得部
113,113a マイグレーション候補検索部(ボリューム検索部)
114 画面表示処理部
115 実行制御部
121,121a,121b アレイグループ性能テーブル
122,122a ボリューム性能テーブル
123 帯域テーブル
124 分析結果テーブル
125 期間テーブル
126 期間帯域テーブル
127 期間分析テーブル
128 期間分析結果テーブル
211 ディスクプロセッサ
212 ボリューム
221 ポートプロセッサ
222 ポート
800 アラート画面
810 マイグレーション指示画面
900 マイグレーション候補表示画面
1313 表示装置
2200 許容時間設定画面
2202 警告非通知選択ラジオボタン
2203 許容時間設定窓
2210 処理継続画面

Claims (16)

  1. ストレージ装置に具備されている複数のボリュームを有する複数のアレイグループのうち、現在のI/O量である現在の処理量を、当該アレイグループにおいて処理可能なI/O量である最大処理量で除算した利用率が所定の値を超えたアレイグループ中のボリュームのデータを、他のアレイグループを構成するボリュームへ移動させるストレージ管理装置であって、
    前記利用率が所定の閾値を超えたときに、端末から入力される要求を受信すると、前記アレイグループにおけるデータの入出力を管理しているディスクプロセッサから取得したアレイグループの前記利用率およびアレイグループにおける前記最大処理量を基に、移動元のアレイグループと、移動先のアレイグループとの間における処理量の余裕分である帯域を算出し、前記移動元のアレイグループを構成しているボリュームのうち、情報の書き込みに関する情報伝送量である書込伝送量が、前記算出した帯域より小さいボリュームを選択するボリューム検索部と、
    前記選択されたボリュームのデータを、前記移動先のアレイグループのボリュームへ移動させる運用管理部と、
    を備えることを特徴とするストレージ管理装置。
  2. 前記帯域は、以下の式(1)および式(2)により算出されることを特徴とする請求項1に記載のストレージ管理装置。
    c=b×{1−(a/100)} ・・・ (1)
    c3=min(c1,c2) ・・・ (2)
    ここで、cは、前記アレイグループにおける帯域であり、aは、性能情報取得部により前記ディスクプロセッサから取得されるアレイグループの利用率であり、bは、前記性能情報取得部により前記ディスクプロセッサから取得される前記アレイグループにおける前記最大処理量であり、c1は、前記移動元のアレイグループにおける帯域であり、c2は、前記移動先のアレイグループにおける帯域であり、c3は、前記移動元および移動先のアレイグループ間における帯域である。
  3. 前記ボリューム検索部は、
    前記算出した帯域と、前記情報の書込伝送量を基に、データの移動時間を算出する機能をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のストレージ管理装置。
  4. 前記ボリューム検索部は、
    前記選択されたボリュームの書込伝送量を基に、移動元のアレイグループにおけるI/O負荷の軽減の度合いを算出する機能をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のストレージ管理装置。
  5. 前記選択されるボリュームは、複数存在し、
    前記ボリューム検索部は、
    前記算出した帯域と、前記書込伝送量を基に、各選択されたボリュームにおけるデータの移動時間を算出し、
    前記各選択されたボリュームの書込伝送量を基に、移動元のアレイグループにおけるI/O負荷の軽減の度合いを算出する機能を有し、
    前記データの移動時間と、前記I/O負荷の軽減の度合いとを、前記各選択されたボリュームの情報と対応させて表示部に表示させ、入力部を介して、前記選択されたボリュームの情報を前記データの移動時間順に表示するか、前記I/O負荷の軽減の度合い順に表示するかを、ユーザに選択させる画面表示処理部を更に有することを特徴とする請求項1に記載のストレージ管理装置。
  6. 過去における前記アレイグループの帯域および当該アレイグループを構成しているボリュームにおける書込伝送量を含む履歴情報が、前記アレイグループ毎に記憶部に格納されており、
    前記ボリューム検索部は、
    前記履歴情報を基に、未来における前記アレイグループの帯域および当該アレイグループを構成しているボリュームにおける書込伝送量を推定する機能をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のストレージ管理装置。
  7. 前記履歴情報は、所定の期間毎に格納されており、
    前記ボリューム検索部は、
    前記推定された帯域および書込伝送量を基に、データを移動可能なボリュームと、前記データの移動先となるアレイグループとの組を、前記所定の期間毎に選択する機能を更に有し、
    前記データを移動可能なボリュームの情報である移動元ボリューム情報および前記データの移動先となるアレイグループの情報である移動先アレイグループ情報の組を、前記所定の期間に対応する未来の期間に対応させて表示部に表示させる画面表示処理部をさらに有することを特徴とする請求項6に記載のストレージ管理装置。
  8. 前記画面表示処理部は、
    前記表示部に、前記移動元ボリューム情報と、前移動先アレイグループ情報と、前記所定の期間に対応する未来の期間の情報との組である未来情報とを複数表示させており、
    前記運用管理部は、
    入力部を介して、前記表示されている未来情報のうち、所定の未来情報が選択されると、前記選択された未来情報における未来の期間に、前記未来情報に含まれるボリュームの情報に対応するボリュームから、前記未来情報に含まれるアレイグループの情報に対応するアレイグループへデータを移動させる機能をさらに有することを特徴とする請求項7に記載のストレージ管理装置。
  9. 前記ストレージ装置は、互いに通信可能な複数のストレージ装置であり、
    前記運用管理部は、一方の前記ストレージ装置のボリュームから他方の前記ストレージ装置のボリュームへデータを移動させる機能をさらに有し、
    前記帯域は、前記各ストレージ装置におけるリソースで消費される情報伝送量を考慮した値となっていることを特徴とする請求項1に記載のストレージ管理装置。
  10. 前記運用管理部は、
    前記マイグレーション実行時において、
    システムで消費している前記アレイグループの利用率と、ユーザ操作によって消費している前記アレイグループの利用率とを、それぞれ算出する機能をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のストレージ管理装置。
  11. データの移動元のアレイグループおよびデータの移動先のアレイグループにおける前記利用率の時間毎の変化として表示部に表示させる画面表示処理部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のストレージ管理装置。
  12. 移動元のボリュームに格納されているすべてのデータのデータ量を、所定の時間で除算した許容転送速度を算出し、前記データの移動中、前記データの実転送速度を監視しており、前記許容転送速度が、前記実転送速度以下となったとき、警告を表示部に表示させる実行制御部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のストレージ管理装置。
  13. 前記警告の表示と共に、入力部を介してデータの移動を続行するか否かの情報をユーザに入力させ、データの移動を続行させない旨の情報が入力された場合、前記データの移動を中断させる実行制御部をさらに有することを特徴とする請求項12に記載のストレージ管理装置。
  14. 前記ボリューム検索部は、
    前記帯域に、1未満かつ0より大きい数値を乗算することを特徴とする請求項1に記載のストレージ管理装置。
  15. ストレージ装置に具備されている複数のボリュームを有する複数のアレイグループのうち、現在のI/O量である現在の処理量を、当該アレイグループにおいて処理可能なI/O量である最大処理量で除算した利用率が所定の値を超えたアレイグループ中のボリュームのデータを、他のアレイグループを構成するボリュームへ移動させるストレージ管理装置によるストレージ管理方法であって、
    前記ストレージ管理装置は、
    前記利用率が所定の閾値を超えたときに、端末から入力される要求を受信すると、前記
    アレイグループにおけるデータの入出力を管理しているディスクプロセッサから取得したアレイグループの前記利用率およびアレイグループにおける前記最大処理量を基に、移動元のアレイグループと、移動先のアレイグループとの間における処理量の余裕分である帯域を算出し、
    前記移動元のアレイグループを構成しているボリュームのうち、情報の書き込みに関する情報伝送量である書込伝送量が、前記算出した帯域より小さいボリュームを選択し、
    前記選択されたボリュームのデータを、前記移動先のアレイグループのボリュームへ移
    動させる
    ことを特徴とするストレージ管理方法。
  16. 請求項15に記載のストレージ管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするストレージ管理プログラム。
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