Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP4929508B2 - 銀添着活性炭およびその製造方法、並びに浄水器 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP4929508B2 - 銀添着活性炭およびその製造方法、並びに浄水器 - Google Patents

銀添着活性炭およびその製造方法、並びに浄水器 Download PDF

Info

Publication number
JP4929508B2
JP4929508B2 JP2007130202A JP2007130202A JP4929508B2 JP 4929508 B2 JP4929508 B2 JP 4929508B2 JP 2007130202 A JP2007130202 A JP 2007130202A JP 2007130202 A JP2007130202 A JP 2007130202A JP 4929508 B2 JP4929508 B2 JP 4929508B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silver
activated carbon
impregnated
carbonate
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007130202A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008285348A (ja
Inventor
修治 川崎
清人 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Chemical Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Chemical Co Ltd filed Critical Kuraray Chemical Co Ltd
Priority to JP2007130202A priority Critical patent/JP4929508B2/ja
Publication of JP2008285348A publication Critical patent/JP2008285348A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4929508B2 publication Critical patent/JP4929508B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Water Treatment By Sorption (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

本発明は、銀添着活性炭およびその製造方法、並びに浄水器に関する。さらに詳しくは、炭酸銀を主体とする銀化合物を添着した銀添着活性炭およびその製造方法、並びに浄水器に関する。本発明の銀添着活性炭は、40〜80℃の、いわゆる高温度域において、10ppb〜100ppbの銀イオンを安定的に溶出することができるので、抗菌性の浄水材として優れており、浄水器用途に好適である。
近年、浄水用途では、塩素臭・カビ臭の無いおいしい水が要望されており、この要望に対してこれまで種々の浄水器が提案されている。浄水器には水道水中の残留塩素やその他異臭物質の除去を目的とし、活性炭、膜などの濾材が単一または併用される形で使用されているが、浄水器中に長期間水を滞留させると活性炭による脱塩素作用のために浄水器内部に細菌が繁殖することがある。これを抑制するために活性炭等の吸着剤に銀または銀化合物を添着した抗菌活性炭が浄水材に用いられている(特許文献1)。
特開昭49−61950号公報
浄水器用の抗菌活性炭は、細菌の繁殖を抑制するために10ppb以上の銀イオンを溶出させる必要があると同時に、長時間使用しても処理水が人体に悪影響を及ぼさない程度の低濃度の銀イオンを溶出させる必要がある。米国公衆衛生局(USEPA)によれば、飲料水に含まれる銀の基準は100ppb以下とされており、抗菌活性炭において、銀イオンは10ppb〜100ppbの範囲内、好ましくは10〜50ppbの範囲内で安定して溶出させる必要がある。
近年、一般家庭においては、湯水混合蛇口が普及している。湯水混合蛇口とは、温水と冷水の混合割合を、シングルレバーにより、自在に操ることができる蛇口であり、湯水混合蛇口の普及により、浄水器に40℃以上の、いわゆる高温の水が通過する機会も増加している。また、最近では、調理に使用する水に、温水を使用したいという要望も増加している。調理に温水を使用すれば、お湯を沸かす時間が短縮され、結果的に調理に要する時間を短縮することができる。これらの社会的な事情により、40℃以上の温水対応ができる浄水器に使用可能な抗菌活性炭が望まれているが、上述した銀または銀化合物を活性炭に添着する方法では、35℃以上のいわゆる高温領域においても銀イオンの溶出が100ppbを上回るという問題点があった。
また、硝酸銀溶液中に活性炭を入れ硝酸銀を吸着させながら活性炭表面近傍で還元処理を行い、金属銀(銀単体)、酸化銀、塩化銀を析出させる方法が知られている(特許文献2)。しかしながら、金属銀および酸化銀は水中での溶解度が低いため、この方法では、0〜20℃の常温領域において、銀イオンの溶出が10ppbを下回り、満足なものとはならない。また、塩化銀においては0〜20℃での常温領域において好適な銀イオンの溶出挙動を示すものの、40℃〜80℃の高温の温水領域では銀イオンが100ppbを上回り、満足なものとはならない。しかも、特許文献2には、炭酸銀なる銀添着活性炭の存在が一応記載されてはいるが、炭酸銀の具体的な添着方法については何ら記載されていない。
特開2006−348966号公報
銀添着活性炭の別の製造方法として、活性炭とコロイド炭酸銀乳液とを均一に混合した後、過酸化水素などの還元剤を添加し、この炭酸銀の還元で生成した金属銀を活性炭に添着する方法が知られている(特許文献3)。しかしながら、金属銀や酸化銀は、水中での溶解度が低く、0〜20℃の常温領域において、銀イオンが10ppbを下回るため、満足なものを得ることができない。
特開平10−85759号公報
また、コロイド炭酸銀乳液を活性炭と均一に混合し、乾燥することにより炭酸銀を活性炭に添着することができるが、コロイド炭酸乳液は溶液中ですでに炭酸銀が結晶化しているので、活性炭の細孔内に金属銀を添着することができない。したがって、浄水器の使用段階において炭酸銀が初期に流出してしまうという問題があり、実用的ではない。
さらに、銀添着炭の別の製造方法として、硝酸銀水溶液と塩化ナトリウム、塩化カルシウム、またはその他の塩化化合物及びその水溶液または塩酸を混合して得られる塩化銀を活性炭に添着した銀着活性炭が開示されている(特許文献4)。しかしながら、この銀添着活性炭は、0〜20℃での常温領域において好適な銀イオンの溶出挙動を示すものの、40℃〜80℃の高温の温水領域では銀イオンの溶出が100ppbを上回り、この方法で得られた銀添着活性炭でも好適に使用することができない。
特開2006−26598号公報
したがって本発明の目的は、0〜40℃の温度範囲で抗菌性を有する銀イオンを安定的に溶出することができるだけでなく、好ましくは、40℃〜80℃の、いわゆる高温領域においても、10ppb〜100ppbの範囲の銀イオンを安定に溶出させることができる銀着添着活性炭およびその製造方法、並びに浄水器を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、銀化合物水溶液を活性炭に吸着し、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、またはその他の炭酸化合物の水溶液または炭酸化合物を混合し、活性炭の細孔内で結晶化させることにより炭酸銀を添着させた銀添着活性炭により上記課題を達成することができることを見出し、本発明に至った。すなわち、本発明は、活性炭に銀化合物が添着された銀添着活性炭であって、添着された銀化合物が炭酸銀を主体とする銀化合物で、銀添着量が0.03重量%以上0.2重量%以下であることを特徴とする銀添着活性炭である。
本発明のもう一つの発明は、活性炭と硝酸銀溶液とを均一に混合して得た混合物に塩化カルシウム水溶液および炭酸ナトリウム水溶液を混合し、洗浄、脱水、乾燥することを特徴とする銀添着活性炭の製造方法である。
本発明のもう一つの発明は、活性炭と硝酸銀溶液とを均一に混合して得た混合物に炭酸ナトリウム水溶液を混合し、洗浄、脱水、乾燥することを特徴とする銀添着活性炭の製造方法である。
そして、本発明の別の発明は、これらの銀着活性炭を用いた浄水器である。
本発明により、活性炭の表面に炭酸銀を主体とする銀化合物が添着した銀添着活性炭を提供することができる。このような銀添着活性炭は、0〜80℃の温度範囲で抗菌性の銀イオンを安定的に溶出することができるので、温水対応の浄水器用途に好適に使用される。特に、40℃〜80℃における、高温領域(水温が高い領域)において、安定的に銀イオンを溶出することができる。また、銀イオンの溶出が10ppb〜50100ppbの範囲内で安定しているため、従来の塩化銀添着活性炭と比較して高寿命となる利点がある。
本発明の銀添着活性炭における最大の特徴は、活性炭表面に炭酸銀を主体とする銀化合物が添着された銀添着活性炭を提供することにあり、前述したように、このような銀添着活性炭を浄水材として用いることにより、0〜40℃の温度範囲で抗菌性を有する銀イオンを安定に溶出させることができるだけでなく、40℃〜80℃における、高温領域(水温が高い領域)において、安定的に銀イオンを溶出させることができる。
本発明に使用される活性炭は、炭素質材料を炭化、賦活することによって活性炭となるものであれば如何なる炭素質材料から得られる活性炭でもよいが、数100m/g以上の比表面積を有するものが好ましい。活性炭の形状としては、粉末状、粒状、繊維状などいずれの形状でもよい。
炭素質材料としては、例えば、木材、鋸屑、木炭、ヤシ殻、クルミ殻などの果実殻、果実種子、パルプ製造副生物、リグニン、廃糖蜜などの植物系、泥炭、草炭、亜炭、褐炭、レキ青炭、無煙炭、コークス、コールタール、石炭ピッチ、石油蒸留残査、石油ピッチなどの鉱物系、フェノール、サラン、アクリル樹脂などの合成素材、再生繊維(レーヨン)などの天然素材を挙げることができる。なかでも、吸着性能の点、浄水器用途の点を考慮すると植物系のヤシ殻活性炭を使用するのが好ましい。
粉末状の活性炭を使用する場合、作業性、水との接触効率、通水抵抗などの点から、平均粒径は75μm〜2.8mm(200メッシュ〜7メッシュ)が好ましく、100μm〜2.0mmがさらに好ましい。粒状の活性炭を使用する場合、同様の理由から、平均粒径75μm〜1.7mm(200メッシュ〜10メッシュ)が好ましく、100μm〜1.4mmがさらに好ましい。繊維状の活性炭を使用する場合、成型性の点から1〜5mm程度に切断して使用するのがよく、遊離塩素の除去性の点から沃素吸着量が1200〜3000mg/gのものを使用するのが好ましい。
活性炭に添着される炭酸銀を主体とする銀化合物としては、炭酸銀が主体となっていれば塩化銀、酸化銀など他の銀化合物を含んでいてもよいが、製造上の困難性を考慮すると、炭酸銀以外の銀化合物としては塩化銀が好ましく、これらは混晶になっていてもよい。この理由は、炭酸銀が存在することにより、塩化銀のコロイド形成が破壊されるため、銀イオンの溶出が結果的に抑制されるためである。
塩化銀(A)と炭酸銀(B)の割合(A)/(B)は重量割合で1/100〜80/100であるのが好ましく、5/100〜30/100であるのがより好ましい。10/100〜20/100であればさらに好ましい。本発明における添着とは、銀化合物と炭酸化合物の反応で生成された炭酸銀と活性炭が強固に固着した状態全てを意味するが、活性炭のより細孔内部での固着によるのが好ましい。銀化合物の添着量は、あまり少ないと抗菌性が乏しくなり、また、あまり多いと銀の溶出量が大きくなりすぎるので、銀添着炭の0.03重量%〜0.2重量%とするのが好ましい。
活性炭に添着される炭酸銀を主体とする銀化合物としては、炭酸銀のみであるのが最も好ましい。以上の炭酸銀を主体とする銀化合物が添着された銀添着活性炭は、高温度領域で銀イオンを安定的に溶出するために、40℃以上80℃以下の温度範囲において、銀イオンの溶出量が10ppb以上100ppb以下であることが好ましい。
本発明の炭酸銀を主体とする銀化合物を添着した活性炭は、先ず活性炭と銀化合物の粉末、粒状物または水溶液を均一に混合して混合物とし、次いで、該混合物に、1)塩化物化合物の粉末、粒状物または水溶液、および2)炭酸化合物の粉末、粒状物または水溶液を添加し混合し、水洗浄、脱水、乾燥し、必要に応じて篩い分けすることによって得ることができる。混合手段は、例えば、各種ブレンダー、ミキサーなどの混合機によることができる。
銀化合物としては、特に限定されるものではないが、例えば塩化銀などのハロゲン化銀、カルボン酸銀、硝酸銀、酸化銀、炭酸銀、硫酸銀、リン酸銀、シアン化銀、銀コロイドなどの粉末、粒状物、溶液を挙げることができる。これらの銀化合物は単一で使用してもよく、2種以上の銀化合物を混合して使用してもよい。また、溶解度の高い銀化合物を水溶液として使用することが好ましく、とくに硝酸銀水溶液を使用すれば均一に活性炭粒子に添着できるのでさらに好ましい。
銀化合物を水溶液で用いる場合の濃度は特に限定されるものではないが、10〜200g/リットル(L)が好ましく、20〜70g/Lがさらに好ましい。活性炭は水分率が50%を超えるとブレンダーでの攪拌状態が悪化し、添着にムラが発生することがあるため、銀化合物水溶液の投入量は、活性炭と銀化合物水溶液全体の10〜50重量%とするのが好ましく、25〜45重量%とするのがより好ましい。
塩化物化合物としては、特に限定されるものではないが、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、塩酸などを挙げることができる。また、炭酸化合物としては、特に限定されるものではないが、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸アルミニウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カルシウム、炭酸などの粉末、粒状物、溶液などを挙げることができる。これらの炭酸化合物は単一で使用してもよく、2種以上の炭酸化合物を混合して使用してもよい。また、溶解度の高い炭酸化合物を水溶液として使用することが好ましく、とくに炭酸ナトリウム水溶液を使用すれば均一に活性炭粒子に混合され、銀化合物と反応ができ、均一に活性炭粒子に炭酸銀が添着できるため、さらに好ましい。
塩化物化合物は、投入した銀化合物と反応させて塩化銀とする必要がある。塩化カルシウム水溶液を使用する場合、水溶液の濃度は特に限定するものではないが、1〜108g/Lが好ましく、2〜30g/Lがより好ましい。
炭酸化合物は、投入した銀化合物の全量と反応させて炭酸銀とする必要がある。炭酸ナトリウム水溶液を使用する場合、水溶液の濃度は特に限定するものではないが、10〜294g/Lが好ましく、40〜150g/Lがより好ましい。
本発明の炭酸銀を主体とする銀化合物で炭酸銀のみを添着した活性炭は、上記した製造方法において、塩化物化合物1)を使用せずに得ることができる。この場合、炭酸化合物は、投入した銀化合物の全量と反応させて炭酸銀とする必要がある。
本発明の炭酸銀添着に至る機構を必ずしも明確に説明することはできないが、次のような化学反応によって炭酸銀添着活性炭が得られるものと推定される。
AgNO + HO → Ag(+) + NO(−) + HO ・・・(1)
2Ag(+) + NaCO → AgCO + 2Na(+) ・・・(2)
また、塩化銀添着の場合は(2)式の炭酸ナトリウムが塩化ナトリウム等の塩化物となる。
Ag(+) + NaCl → AgCl + Na(+) ・・・(3)
後述する実施例および比較例で得られた炭酸銀添着炭と塩化銀添着炭の電子顕微鏡写真を図1と図2に示すが、炭酸銀の方が塩化銀よりも銀イオンの溶出が安定している第1の理由として以下の点が考えられる。塩化銀添着炭は活性炭粒子の表面に球形の塩化銀粒子が固着しているが、炭酸銀添着炭は活性炭の細孔部分の内部に炭酸銀結晶が固着している。このため、炭酸銀添着炭の方が通水による銀化合物と水との接触が少なく、溶出しにくい構造によることが挙げられる。
また、炭酸銀の方が塩化銀よりも銀イオンの溶出が安定している第2の理由として以下の点が考えられる。
25℃における塩化銀の溶解度は1.9ppmであり炭酸銀の溶解度は33ppmであるので塩化銀の方が銀イオンの溶出は少ない。しかしながら、本来分子間で結合し結晶化する塩化銀は、水道水中においては多量の塩化物イオンのために塩化銀を中心に第一層に塩化物イオン、第二層にナトリウムイオンを形成したコロイドを形成するために、分子間で結合することができず、結晶化できない。さらに塩化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウムなどの塩は温度が上昇するにしたがって溶解度が上昇するので、温水においてはコロイドを形成する塩化物イオンやナトリウムイオンの濃度が上昇し、コロイドを形成しやすくなる。このため温水においては塩化銀の場合の方が炭酸銀に比べ、銀イオンが多量に溶出してしまうことが考えられる。
得られた炭酸銀添着活性炭はそのまま顆粒状で浄水材として使用可能であるが、さらに目的に応じて2〜10倍量の活性炭と混合して使用してもよい。炭酸銀添着活性炭は浄水材としてそのまま自動充填して使用することができるが、さらに加熱して成型し、カートリッジ形態の成型体として使用することも好ましい態様である。さらに炭酸銀添着活性炭に重金属吸着性能を与えるために、イオン交換体やゼオライトを適宜添加してもよい。
本発明の炭酸銀添着活性炭を浄水材として使用すると、0〜40℃の温度範囲において抗菌性に優れ、通水抵抗が低く、遊離塩素、THMなどの除去性能をバランス良く維持しながら、重金属の除去にも優れ、しかも通水時に微粒子化合物の微粉が流出することがない。特に、40℃〜80℃における、高温領域(水温が高い領域)において、安定的な銀の溶出量を達成することができる。
本発明の炭酸銀添着活性炭は浄水材として容器に充填し、そのまま浄水器単独で使用することができるが、公知の不織布、各種吸着材、セラミック濾過材、中空糸膜などと組み合わせて使用してもよい。以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1
粒状活性炭〔クラレケミカル株式会社製GW48/100(粒子径0.30mm〜0.15mm、比表面積800m/g)〕45kgをミキサーに投入し攪拌し、これに、銀化合物として硝酸銀[同和ケミカル株式会社製]1052gを20Lの水に溶解して得た硝酸銀濃度52g/Lの硝酸銀水溶液を20分かけて噴霧し、さらに20分間攪拌した。この混合物に、炭酸ナトリウム[セントラル硝子株式会社製]790gを7Lの水に溶解して得た炭酸ナトリウム濃度113g/Lの炭酸ナトリウム水溶液を攪拌しながら20分かけて噴霧し、さらに20分間攪拌した。
混合物を遠心分離機に移し、180Lの水を追加して洗浄し、脱水し、150℃の温度で加熱乾燥機を用いて12時間加熱した後、振動篩い機にかけて48/100メッシュ(上の篩いが48メッシュ、目開き0.3mm、下の篩いが100メッシュ、目開き0.15mm)に篩い分けて炭酸銀添着活性炭を得た。この炭酸銀添着炭1.0kgと上記したクラレケミカル株式会社製の粒状活性炭(GW48/100)9.0kgをミキサーに投入し、混合して炭酸銀添着活性炭と粒状活性炭との混合物10.0kgを得た。銀添着量をICP分析により測定したところ、0.15重量%であった。
炭酸銀添着活性炭と粒状活性炭との混合物30gを浄水材として60ccのカラムに充填し、水温が20℃、40℃、80℃の水道水を1.0リットル(L)/分(SV1000hr−1)の流速で通水し、銀濃度を測定した。通水量と銀濃度の関係を図3〜図5に示す。本発明の炭酸銀添着活性炭は、20℃において、安定的な銀溶出を示すだけでなく、40℃、および80℃においても、大幅な銀の溶出挙動を示すことはなく、銀の溶出は安定していた。
実施例2
硝酸銀濃度が35g/Lの硝酸銀水溶液を用い、炭酸ナトリウム濃度75g/Lの炭酸ナトリウム水溶液を用いた以外は実施例1と同様にして炭酸銀添着活性炭と粒状活性炭との混合物10.0kgを得た。銀添着量をICP分析により測定したところ、0.1重量%であった。水温が80℃における銀濃度を表1に示す。
実施例3〜5
硝酸銀の濃度と活性炭の粒度を変化させた以外は実施例1と同様にして、炭酸銀添着活性炭と粒状活性炭との混合物を調製し、実施例1と同様にして水温が80℃における銀濃度を表1に示す。
実施例6
粒状活性炭〔クラレケミカル株式会社製GW48/100(粒子径0.30mm〜0.15mm、比表面積800m/g)〕45kgをミキサーに投入し攪拌し、これに、銀化合物として硝酸銀[同和ケミカル株式会社製]695gを20Lの水に溶解して得た硝酸銀濃度35g/Lの硝酸銀水溶液を20分かけて噴霧し、さらに20分間攪拌した。この混合物に、塩化カルシウム[セントラル硝子株式会社製]47gを1.5Lの水に溶解して得た塩化カルシウム濃度28g/Lの塩化カルシウム水溶液を攪拌しながら3分かけて噴霧し、さらに10分間攪拌した。次いで、炭酸ナトリウム[セントラル硝子株式会社製]470gを6Lの水に溶解して得た炭酸ナトリウム濃度78g/Lの炭酸ナトリウム水溶液を攪拌しながら20分かけて噴霧し、さらに20分間攪拌した。
混合物を遠心分離機に移し、180Lの水を追加して洗浄し、脱水し、150℃の温度で加熱乾燥機を用いて12時間加熱した後、振動篩い機にかけて48/100メッシュ(上の篩いが48メッシュ、目開き0.3mm、下の篩いが100メッシュ、目開き0.15mm)に篩い分けて塩化銀と炭酸銀が添着された活性炭を得た。この塩化銀と炭酸銀が添着された活性炭1.0kgと上記したクラレケミカル株式会社製の粒状活性炭(GW48/100)9.0kgをミキサーに投入し、混合して塩化銀と炭酸銀が添着された活性炭と粒状活性炭との混合物10.0kgを得た。銀添着量をICP分析により測定したところ、0.1重量%であった。これを浄水材とし、実施例1と同様にして通水の銀濃度を評価した。水温が80℃での硝酸銀の濃度と通水の銀濃度の関係を表1に示す。
実施例7〜8
投入する塩化カルシウムと炭酸ナトリウムの投入量を変化させた以外は実施例6と同様にして銀添着活性炭を調製し、実施例5と同様にして浄水材とし、実施例1と同様にして通水の銀濃度を評価した。水温が80℃での硝酸銀の濃度と通水の銀濃度の関係を表1に示す。
比較例1
実施例1において、炭酸ナトリウムを使用せず、塩化カルシウム413gを15Lの水に溶解して得た塩化カルシウム濃度28g/Lの塩化カルシウム水溶液を使用する以外は実施例1と同様にして塩化銀添着活性炭を得た。この炭酸銀添着炭1.0kgと上記したクラレケミカル株式会社製の粒状活性炭(GW48/100)9.0kgを用いて実施例1と同様にして塩化銀添着活性炭と粒状活性炭との混合物10.0kgを得た。銀添着量をICP分析により測定したところ、0.15重量%であった。
これを浄水材として、30gを60ccのカラムに充填し、水温が20℃、40℃、80℃の水道水を1.0L/分(SV1000hr−1)の流速で通水し、銀濃度を測定した。通水量と銀濃度の関係を図3、図4、図5に示す。塩化銀添着活性炭の銀の溶出濃度は、水温の上昇と共に、急速に増加した。特に、水温が80℃の領域においては、銀の溶出濃度は容易に100ppbを越え、良好な結果を得ることができなかった。
比較例2〜3
投入する硝酸銀の濃度と活性炭の粒度を変化させた以外は比較例1と同様にして浄水材を調製し、比較例1と同様にして通水の銀濃度を評価した。水温が80℃での硝酸銀の濃度と通水の銀濃度の関係を表2に示す。
比較例4〜5
投入する硝酸銀の濃度と活性炭の粒度を変化させた以外は実施例1と同様にして浄水材を調製し、比較例1と同様にして通水の銀濃度を評価した。水温が80℃での硝酸銀の濃度と通水の銀濃度の関係を表3に示す。炭酸銀を添着した活性炭であっても、銀添着量が0.2重量%を越えると、銀の溶出量が急激に増加し、100ppbを超え、良好な結果が得られなかった。
比較例6
実施例1と同じ方法を用い、硝酸銀の量を減らすことにより、銀の配合量が0.02重量%の炭酸銀添着活性炭を調製した。この炭酸銀添着活性炭の80℃における銀の溶出量を測定した。銀の溶出量は8ppbであった。しかも、この炭酸銀添着活性炭は、20℃において、銀の溶出は3ppb以下であって、抗菌性がほとんど期待できない量の銀しか溶出できなかった。
Figure 0004929508
Figure 0004929508
Figure 0004929508
Figure 0004929508
本発明により、活性炭の表面に炭酸銀を主体とする銀化合物が添着した銀添着活性炭を提供することができる。このような銀添着活性炭は、0〜80℃の温度範囲で抗菌性の銀イオンを安定的に溶出することができるので、温水対応の浄水器用途に好適に使用される。また、銀イオンの溶出が10〜100ppbの範囲内で安定しているため、従来の塩化銀添着活性炭と比較して高寿命となる利点がある。
比較例1で得られた塩化銀添着活性炭の顕微鏡写真(倍率3000倍)である。 実施例1で得られた炭酸銀の顕微鏡写真(倍率3000倍)である。 実施例1及び比較例1で得られた炭酸銀添着炭入り活性炭を浄水材として使用して20℃の水温で測定した銀濃度(ppb)と通水量(L)との関係を示すグラフである。 実施例1及び比較例1で得られた炭酸銀添着活性炭入り活性炭を浄水材として使用して40℃の水温で測定した銀濃度(ppb)と通水量(L)との関係を示すグラフである。 実施例1及び比較例1で得られた炭酸銀添着活性炭入り活性炭を浄水材として使用して80℃の水温で測定した銀濃度(ppb)と通水量(L)との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 塩化銀
2 炭酸銀
3 活性炭

Claims (9)

  1. 活性炭に銀化合物が添着された銀添着活性炭であって、添着された銀化合物が炭酸銀を主体とする銀化合物で、銀添着量が0.03重量%以上0.2重量%以下であることを特徴とする銀添着活性炭。
  2. 添着された銀化合物が塩化銀を含む請求項1記載の銀添着活性炭。
  3. 塩化銀(A)と炭酸銀(B)の割合(A)/(B)が重量割合で1/100〜80/100である請求項1または2記載の銀添着活性炭。
  4. 添着された銀化合物が炭酸銀である請求項1記載の銀添着活性炭。
  5. 40℃以上80℃以下の温度範囲において、銀イオンの溶出量が10ppb以上100ppb以下である請求項1〜4いずれかに記載の銀添着活性炭。
  6. 活性炭と硝酸銀溶液とを均一に混合して得た混合物に、塩化カルシウム水溶液および炭酸ナトリウム水溶液を混合し、洗浄、脱水、乾燥することを特徴とする銀添着活性炭の製造方法。
  7. 活性炭と硝酸銀溶液とを均一に混合して得た混合物に炭酸ナトリウム水溶液を混合し、洗浄、脱水、乾燥することを特徴とする銀添着活性炭の製造方法。
  8. 請求項1〜5いずれかに記載の銀着活性炭を浄水材として用いた浄水器。
  9. 該浄水材がさらに活性炭を含む請求項8記載の浄水器。
JP2007130202A 2007-05-16 2007-05-16 銀添着活性炭およびその製造方法、並びに浄水器 Active JP4929508B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007130202A JP4929508B2 (ja) 2007-05-16 2007-05-16 銀添着活性炭およびその製造方法、並びに浄水器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007130202A JP4929508B2 (ja) 2007-05-16 2007-05-16 銀添着活性炭およびその製造方法、並びに浄水器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008285348A JP2008285348A (ja) 2008-11-27
JP4929508B2 true JP4929508B2 (ja) 2012-05-09

Family

ID=40145451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007130202A Active JP4929508B2 (ja) 2007-05-16 2007-05-16 銀添着活性炭およびその製造方法、並びに浄水器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4929508B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103648268B (zh) * 2011-05-09 2015-09-02 兰考特科德股份公司 用于实现至少一次测量并且用于从挤奶机取得奶样品的设备
WO2021256946A1 (en) * 2020-06-17 2021-12-23 Qatar Foundation For Education, Science And Community Development Activated carbon-composite materials, filters, and preparation methods thereof

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2402484C1 (ru) * 2009-04-02 2010-10-27 Федеральное государственное унитарное предприятие "Государственный научный центр "Научно-исследовательский институт органических полупродуктов и красителей" (ФГУП "ГНЦ "НИОПИК") Способ получения активированного угля
KR101547430B1 (ko) * 2014-10-31 2015-08-26 경상대학교산학협력단 질소제거를 위한 수처리용 바이오차의 황 첨착 장치 및 방법

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07100130B2 (ja) * 1988-06-14 1995-11-01 日本パイオニクス株式会社 ガスの浄化方法
JP3539435B2 (ja) * 1993-12-09 2004-07-07 三菱瓦斯化学株式会社 高性能炭素材料の製法
JP2739630B2 (ja) * 1994-04-28 1998-04-15 日揮化学株式会社 排ガス浄化用ハニカム構造体触媒の製造方法
JPH1085759A (ja) * 1996-09-13 1998-04-07 Ichiro Arai 滅菌用浄化剤の製造方法
JPH10314754A (ja) * 1997-05-14 1998-12-02 Sekisui Chem Co Ltd 浄水用カートリッジならびに浄水器
JP4563745B2 (ja) * 2004-07-21 2010-10-13 日本エンバイロケミカルズ株式会社 吸着剤
JP4972881B2 (ja) * 2005-06-13 2012-07-11 東レ株式会社 浄水器に用いるチューブ構造体、およびそれを用いた浄水器、浄水システム、浄水方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103648268B (zh) * 2011-05-09 2015-09-02 兰考特科德股份公司 用于实现至少一次测量并且用于从挤奶机取得奶样品的设备
WO2021256946A1 (en) * 2020-06-17 2021-12-23 Qatar Foundation For Education, Science And Community Development Activated carbon-composite materials, filters, and preparation methods thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008285348A (ja) 2008-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102471096B (zh) 活性炭成型体以及使用该活性炭成型体的净水器
US7378372B2 (en) Filter and sorbent for removal of contaminants from a fluid
KR100222327B1 (ko) 정수용재, 이의 제조 방법 및 정수 방법
US20050247635A1 (en) Adsorbents for removing heavy metal cations and methods for producing and using these adsorbents
Ma et al. An efficient, green and sustainable potassium hydroxide activated magnetic corn cob biochar for imidacloprid removal
JP4361489B2 (ja) 複合吸着材とその製造方法、並びに浄水材及び浄水器
CA2859895C (en) Filtration medium comprising a thermolysis product of a carbon oxychalcogenide and a metal salt, method of removing chloramine with this filtration medium and method of making this filtration medium
WO2005082523A1 (en) Adsorbents for removing heavy metal cations and methods for producing and using these adsorbents
JP4929508B2 (ja) 銀添着活性炭およびその製造方法、並びに浄水器
CA2480037A1 (en) Removing agent for heavy metal in water
KR102034422B1 (ko) 금속 황화물을 포함하는 여과재
Jia et al. Adsorption of Pb (II) from aqueous solutions using corn straw
JP6858055B2 (ja) 鉛吸着剤
WO2015122856A1 (en) A process for preparation of composite sorbent for removal contaminants from water
JP2005013883A (ja) 活性炭成型体及びそれを用いた浄水器
JP6440383B2 (ja) 金属イオン吸着材及びこれを用いた複合吸着材
JP5429931B2 (ja) 吸着剤及びこれを用いた浄水器
TW202547785A (zh) 活性碳
JP3253410B2 (ja) 浄水用材、その製造方法及び浄水方法
JPH07256239A (ja) 浄水器用カートリッジ
JPS59193134A (ja) 浄水用材
JP2001170482A (ja) 活性炭及びその製造方法並びにそれを使用した水の浄化処理装置
WO2005009610A1 (ja) 重金属イオン吸着剤
JP4563745B2 (ja) 吸着剤
JP2005125199A (ja) 吸着剤及びその製造方法並びにこれを用いた浄水器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4929508

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350