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JP4929937B2 - 静電容量検出装置 - Google Patents
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JP4929937B2 - 静電容量検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静電容量検出装置に関する。
従来の静電容量検出装置には、例えば特許文献1〜3に記載されたものがある。
米国特許第6466036号明細書 特開2005−106665号公報 特開2002−221402号公報
静電容量検出装置は、例えば自動車等の車両用ドアの開閉を制御するシステムに組込まれ、その静電容量検出装置の検出信号が、開錠をするときのトリガとして用いられている。具体的には、ユーザが車両に近づいて車両側とユーザとの間でIDコードの照合が行われた結果、車両側がアンロック許可モードに遷移したときに、ユーザが車両用ドアのアウトサイドハンドル内に配置されたアンロックセンサ(電極)に触れると、静電容量検出装置がその電極の静電容量の変化を検出し、トリガとして出力する。換言すると、静電容量検出装置はユーザからのアンロックの意思を、静電容量の変化で検出して出力する。
また、静電容量検出装置には、後突時の鞭打ちを低減するために頭部とヘッドレストとの距離を制御する安全装置に組み込まれ、電極と人体との距離に応じて静電容量が変化することを利用して頭部とヘッドレストとの間の距離を検出する距離センサとして用いられるというニーズもある。
上記特許文献1に示された静電容量検出装置では、基準容量Csの一端に開閉スイッチS1を介して直流電圧源が接続され、基準容量Csの他端にはセンサ電極を介して片側が接地あるいは自由空間に接続された被測定容量Cxが接続され、基準容量Csの他端とグランドとの間には、開閉スイッチS2が接続され、基準容量Csの両端には開閉スイッチS3が接続され、基準容量Csの一端には該一端の電位を測定する電位測定部が接続されている。
この静電容量検出装置は、まずスイッチS2及びスイッチS3を閉操作して直基準容量Cs及び被測定容量Cxの電荷を放電させる。つぎに、スイッチS1を閉操作して直流電圧源によって基準容量Csと被測定容量Cxを充電し、基準容量の電位を、基準容量と被測定容量の容量比で定まる電圧に上昇させた後にスイッチS1を開操作し、さらにスイッチS2を閉じて基準容量の他端を接地して比測定容量の電荷を放電させるとともに、電位測定部によって基準容量の電位を測定する動作を繰り返し、基準容量の電位が設定電位に上昇するまでの回数をカウントする。そして、この基準容量の電位が設定電位に上昇するまでの回数の増減により、被測定容量の容量値の変化の有無を検出している。
また、特許文献1には、2つの被測定容量の変化の有無を検出する静電容量検出装置も記載されている。この静電容量検出装置では、基準容量Csの両端にそれぞれセンサ電極が接続され、各センサ電極に片側が接地或いは自由空間に接続された2つの被測定容量Cx1,Cx2がそれぞれ接続されている。基準容量Csの一端は、開閉スイッチS1を介して直流電圧源が接続されると共に開閉スイッチS2を介して接地されている。基準容量Csの他端は、開閉スイッチS3を介して直流電圧源が接続されると共に開閉スイッチS4を介して接地されている。静電容量検出装置では、開閉スイッチS1〜S4を操作し、基準容量Csの両端の電位をそれぞれ測定する2つの電位測定部により測定して、2つの被測定容量Cx1,Cx2の変化の有無を検出している。
特許文献2に示された静電容量検出装置は、両端間に開閉スイッチS1が接続された基準容量Csの一端が直流電圧源に接続され、その基準容量Csの他端が被測定容量Cxの一端に接続され、被測定容量Cxの他端が接地され、被測定容量Cxの両端間には開閉スイッチS3が接続されている。この静電容量検出装置では、開閉スイッチS1を閉にする第1のスイッチ動作を行った後、開閉スイッチS2を閉にしてから開にする第2のスイッチ操作と、開閉スイッチS3を閉にしてから開に戻す第3のスイッチ操作を交互に繰り返し、基準容量Csの他端の電位が所定電位に変化するまでの第2のスイッチ動作の回数に基づいて、被測定容量Cxの静電容量値の変化を検出している。
特許文献3に示された静電容量検出装置は、被測定対象に対向する2つの電極の面積を等しくし、各電極と被測定対象との間にできる2つのコンデンサに対して逆送の交流信号を流し、2つコンデンサのインピーダンスから被測定対象との距離を求めている。
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載された静電容量検出装置は、センサ電極の電位が大きく変動するため、大きなラジオノイズが発生すると共に、開閉スイッチS2或いは開閉スイッチS4に同期した電磁気的な外乱があると検出精度が悪化して正常動作しなくなる危険性があった。
本発明の目的は、ラジオノイズの発生を抑制すると共に、検出精度が高い静電容量検出装置を実現することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る静電容量検出装置は、
一端が第1の電源電位に接続されると共に他端が第1のノードに接続された第1の開閉スイッチと、
前記第1のノードに一端が接続されると共に他端が第2の電源電位に接続された第1の基準容量と、
前記第1のノードに一端が接続されると共に他端が第2のノードに接続された第2の開閉スイッチと、
前記第2のノードに一端が接続されると共に他端が第3の電源電位に接続された第3の開閉スイッチと、
前記第2のノードに接続されると共に被測定対象に対向して該被測定対象との間の距離に応じた静電容量を示すコンデンサを形成する第1のセンサ電極と、
一端が前記第3の電源電位に接続されると共に他端が第3のノードに接続された第4の開閉スイッチと、
前記第3のノードに一端が接続されると共に他端が第4の電源電位に接続された第2の基準容量と、
前記第3のノードに一端が接続されると共に他端が第4のノードに接続された第5の開閉スイッチと、
前記第4のノードに一端が接続されると共に他端が前記第1の電源電位に接続された第6の開閉スイッチと、
前記第4のノードに接続され、前記被測定対象に対向して該被測定対象との間の距離に応じた静電容量を示すコンデンサを形成すると共に、前記第1のセンサ電極に近接して該第1のセンサ電極との間に静電容量を持つ第2のセンサ電極と、
前記第1のノードが一方の入力端子に接続され、前記第3のノードが他方の入力端子に接続されたコンパレータと、
前記第1の開閉スイッチ及び第4の開閉スイッチを閉状態にしてから開状態にする第1のスイッチ操作を行った後、前記第2の開閉スイッチ及び前記第5の開閉スイッチを閉状態にしてから開状態に戻す第2のスイッチ操作と、前記第3の開閉スイッチ及び前記第6の開閉スイッチを閉状態にしてから開状態に戻す第3のスイッチ操作を交互に繰り返すスイッチ制御手段と、
前記第2のスイッチ操作の繰り返された回数をカウントするカウント手段と、
前記コンパレータの両入力端子の入力電圧のレベルが反転するまでに前記カウント手段でカウントされた前記第2のスイッチ操作の回数に基づき、前記被測定対象との間の静電容量の変化を判定する判定手段と、
を備えることを特徴とする。
尚、前記第1のセンサ電極の面積と前記第1の基準容量の容量との比と、前記第2のセンサ電極の面積と前記第2の基準容量の容量との比とが、略等しい構成でもよい。
また、前記第1のセンサ電極と前記第2のセンサ電極の面積は、等しくてもよい。
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係る静電容量検出装置は、
被測定対象と対向し該被測定対象との間の距離に応じて容量が変化するコンデンサの一方の電極を構成する第1のセンサ電極と、
前記被測定対象と対向し該被測定対象との間の距離に応じて容量が変化するコンデンサの一方の電極を構成する第2のセンサ電極と、を備え、
前記第1のセンサ電極及び記第2のセンサ電極の電位の変化に伴う、該第1のセンサ電極及び前記第2のセンサ電極が一方の電極となる前記コンデンサに蓄えられる電荷の変動を、該各第1のセンサ電極及び第2のセンサ電極に対応する基準容量にそれぞれ蓄積し、
前記第1のセンサ電極及び第2のセンサ電極が一方の電極となるコンデンサの容量を前記基準容量の両端子間の電位差により検出する静電容量検出装置であって、
前記第1のセンサ電極と前記第2のセンサ電極の電位の変動は、変動幅がほぼ等しく、その変動方向が反対方向であることを特徴とする。
尚、前記第1のセンサ電極と前記第2のセンサ電極の面積は、等しくてもよい。
また、前記第1のセンサ電極は任意数の導体で構成され、
前記第2のセンサ電極は任意数の導体で構成され、
前記第1のセンサ電極の重心と第2のセンサ電極の重心とは略一致してもよい。
また、前記第1のセンサ電極と前記第2のセンサ電極は、前記重心を通る2つ以上の平面に対して対称に配置されてもよい。
本発明によれば、ラジオノイズの発生が抑制されると共に、検出精度が高い静電容量検出装置を実現することができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る静電容量検出装置を示す構成図である。
図2は、図1のA部の説明図である。
この静電容量検出装置は、第1の開閉スイッチS11と、第2の開閉スイッチS21と、第3の開閉スイッチS31と、第4の開閉スイッチS12と、第5の開閉スイッチS22と、第6の開閉スイッチS32と、第1の基準容量Cs1と、第2の基準容量Cs2と、第1のセンサ電極E1と,第2のセンサ電極E2と、コンパレータCMP1と、図示しないスイッチ制御部と、カウント手段を構成する制御部10とを、備えている。
開閉スイッチS11の一端は、電源電位V1(第1の電源電圧)に接続され、開閉スイッチS11の他端が第1のノードN1に接続されている。ノードN1には、基準容量Cs1の一端と、開閉スイッチS21の一端と、コンパレレータCMP1の一方の入力端子Vin−とが接続されている。
開閉スイッチS21の他端が第2のノードN2に接続されている。ノードN2には、センサ電極E1が接続されると共に、開閉スイッチS31の一端が接続されている。開閉スイッチS31の他端が電源電位V2(第2の電源電圧)に接続されている。基準容量Cs1の他端が、電源電位V3(第3の電源電圧)に接続されている。この電源電位V3は、電源電位V1と等しくてもよい。
電源電位V2には、さらに、開閉スイッチS12の一端が接続され、開閉スイッチS12の他端が第3のノードN3に接続されている。ノードN3には、基準容量Cs2の一端と、開閉スイッチS21の一端と、コンパレータCMP1の他方の入力端子Vin+とが、接続されている。
開閉スイッチS22の他端が第4のノードN4に接続されている。ノードN4には、センサ電極E2が接続されると共に、開閉スイッチS32の一端が接続されている。開閉スイッチS32の他端が電源電位V1に接続されている。基準容量Cs2の他端が、電源電位V4(第4の電源電圧)に接続されている。この電源電位V4は、電源電位V2と等しくてもよい。
コンパレータCMP1の出力端子が、制御回路10に接続されている。各開閉スイッチS11,S21,S31,S12,S22,S32の開閉動作は、図示しないスイッチ制御部により、制御される構成である。
センサ電極E1,E2は、図2に示すように、検出対象の導体E0に対向して導体E0との間に被測定容量Cx11,Cx21をそれぞれ形成し、センサ電極E1,E2が被測定容量Cx11,Cx21の一方の電極になる。また、センサ電極E1,E2は、近接して配置され、センサ電極E1,E2間にも静電容量Cx0が形成されている。
次に、図1の静電容量検出装置の動作を、図3を参照しつつ、説明する。
図3(a)〜(g)は、図1の動作を説明するためのタイミングチャートであり、電源電位V1が電源電位V2よりも高く、初期状態としては、基準容量Cs1,Cs2、被測定容量Cx11,Cx21及び静電容量Cx0が放電されているとして示されている。
スイッチ制御部は、開閉スイッチS11,S12を開状態から所定期間閉状態にして再び開状態にする第1のスイッチ操作を行い(図3(a))、第1のスイッチ操作を行った後に、開閉スイッチS21,22を閉状態から所定期間開状態にして再び閉状態にする第2のスイッチ操作(図3(b))と、開閉スイッチS31,S32を閉状態から所定期間開状態にして再び閉状態にする第3のスイッチ操作(図3(c))とを交互に繰り返す。
第1のスイッチ操作により、基準容量Cs1,Cs2が充電され、コンパレータCMP1の例えば入力端子Vin−の電圧が例えば上昇し、入力端子Vin+の電圧が低下する(図3(f))。そして、コンパレータCMP1の出力端子から出力される電圧Voutが低レベルになる(図3(g))。
第2のスイッチ操作により、基準容量Cs1が被測定容量Cx11に接続されると共に、基準容量Cs2が被測定容量Cx21に接続され、基準容量Cs1及びCs2が放電し、被測定容量Cx11,Cx21が充電される。被測定容量Cx11,Cx21が充電されることにより、センサ電極E1の電位VE1が上昇し、センサ電極E2の電位VE2が低下する(図3(d),(e))。すなわち、センサ電極E1の電位VE1とセンサ電極E2の電位VE2とは、逆方向に変化する。
ここで、センサ電極E1とセンサ電極E2との間には、静電容量Cx0が形成されているので、センサ電極E1の電位VE1及びセンサ電極E2の電位VE2の電位の変化タイミングは、ほぼ等しい。これにより、ラジオノイズの発生が抑制されている。
基準容量Cs1が放電することにより、コンパレータCMP1の入力端子Vin−の電圧が低下し、基準容量Cs2が放電することにより、コンパレータCMP1の入力端子Vin+の電圧が上昇する。
第2のスイッチ操作及び第3のスイッチ操作が繰り返されることにより、入力端子Vin−の電圧が低下し、基準容量Cs2が放電することにより、コンパレータCMP1の入力端子Vin+と入力端子Vin−の電圧が逆転し、コンパリレータCMP1の出力信号Voutが低レベルから高レベルに遷移する。
制御回路10は、コンパレータCMP1の出力信号Voutが遷移するまでに繰り返し行われた第2のスイッチ操作の回数をカウントすると共に、カウントした回数に基づいて被測定容量Cx11,Cx21の静電容量の変化を判定する。
以上のように、本実施形態では、次のような利点を有する。
(1) センサ電極E1,E2を接近させて配置して第1のスイッチ操作、第2のスイッチ操作及び第3のスイッチ操作を行うので、センサ電極E1,E2の電位VE1,VE2が、図3(d),(e)のように同じタイミングで変化すると共に、その変化方向が逆方向になるので、ラジオノイズの発生を低減できる。
(2) 開閉スイッチS21,S22が閉じたときの電位VE1,VE2の変化の方向が逆であり、その結果、入力端子Vin−,Vin+の電位の変化も逆方向である。これに対し、電磁気的外乱がある場合には、電磁気的外乱が入力端子Vin−,Vin+の電位に対して同方向に影響を与えるので、電磁気的外乱によってコンパレータCMP1の出力信号が影響されることを抑制できる。
(3) センサ電極E1の面積と基準容量Cs1の容量との比と、センサ電極E2の面積と基準容量Cs2の容量との比とを概ね等しくすることにより、電磁気的外乱により誘起される電荷がセンサ電極E1,E2の面積に比例し、基準容量Cs1,Cs2の電位変動、つまり、入力端子Vin−及びVin+の電位変動は、基準容量Cs1,Cs2の容量に反比例し、電荷の変化量に比例するため、電磁気的外乱による入力端子Vin−及びVin+の電位の変動幅が等しくなり、入力端子Vin−及びVin+の電位が逆転するタイミングへの影響を抑制することができる。
(4)センサ電極E1,E2の面積を等しくすることにより、ラジオノイズをより抑制できる。さらに、センサ電極E1の面積と基準容量Cs1の容量との比と、センサ電極E2の面積と基準容量Cs2の容量との比とを概ね等しくすることにより、センサ電極E1,E2の電位VE1,VE2の変動幅も等しくなり、さらなるラジオノイズの低減が可能になる。
[第2の実施形態]
図4は、本発明の第2の実施形態に係る静電容量検出装置を示す構成図である。
この静電容量検出装置は、開閉スイッチS51,S61,S71,S52,S62,S72と、センサ電極E11,E12と、基準容量Cs11,Cs12と、オペレーションアンプ(以下、オペアンプという)OP1,OP2と、コンパレータCMP2と、制御回路20と、各開閉スイッチS51,S61,S71,S52,S62,S72の開閉を制御する図示しないスイッチング制御部とを備えている。
オペアンプOP1の出力端子に基準容量Cs11及び開閉スイッチS51の一端が接続され、オペアンプOP1の反転入力端子に基準容量Cs11及び開閉スイッチ51の他端と開閉スイッチ61の一端が接続されている。開閉スイッチ61の他端は、一端が電源電位V1に接続される開閉スイッチ71の他端とセンサ電極E11とに接続されている。オペアンプOP1の非反転入力端子は、電源電位V3に接続されている。オペアンプOP1の出力端子が、コンパレータCMP2の一方の入力端子Vin−に接続されている。
オペアンプOP2の出力端子に基準容量Cs12及び開閉スイッチS52の一端が接続され、オペアンプOP2の反転入力端子に基準容量Cs12及び開閉スイッチ52の他端と開閉スイッチ62の一端が接続されている。開閉スイッチ62の他端は、一端が電源電位V2に接続される開閉スイッチ72の他端とセンサ電極E12とに接続されている。オペアンプOP2の非反転入力端子は、電源電位V4に接続されている。オペアンプOP2の出力端子が、コンパレータCMP2の他方の入力端子Vin+に接続されている。コンパレータCMP2の出力端子が制御回路20に接続されている。
センサ電極E11,E12は、図5に示すように、検出対象の導体E0に対向して導体E0との間に被測定容量Cx11,Cx21をそれぞれ形成し、センサ電極E11,E12が被測定容量Cx11,Cx21の一方の電極になる。また、センサ電極E11,E12は、近接して配置され、センサ電極E11,E12間にも静電容量Cx0が形成されている。この静電容量Cx0が形成されることにより、センサ電極E11の電位VE11とセンサ電極E12の電位VE12の変化するタイミングが同じになる。
例えば電源電位V1は電源電位V2よりも高く、電源電位V2は電源電位V3よりも高く,電源電位V3は電源電位V4よりも高い。
次に、この静電容量検出装置の動作を図6を参照して説明する。
図6(a)〜(g)は、図4の動作を説明するためのタイミングチャートである。初期状態として、電位VE11が電源電位V1に充電され、電位VE12が電源電位V4に充電されているものとして示されている。
スイッチ制御部は、開閉スイッチS51,S52を開状態から所定期間閉状態にして開状態に戻す第1のスイッチ操作を行った後、開閉スイッチS61,S62を閉状態から所定期間開状態にして再び閉状態に戻す第2のスイッチ操作と、開閉スイッチS71,S72を開状態から所定期間閉状態にして再び開状態に戻す第3のスイッチ操作と繰り返し行う。
第1のスイッチ操作により、基準容量Cs11,Cs12が放電され、入力端子Vin−の電位が上昇し,入力端子Vin+の電位が下降し、コンパレータCMP2の出力信号Voutが低レベルになる。第2のスイッチ操作により、センサ電極E11,E12の電位VE11,VE12に充電されていた電荷により、基準容量Cs11,Cs12が充電されると共に、入力端子Vin−の電位が低下し,入力端子Vin+の電位が上昇する。第3のスイッチ操作により、センサ電極E11の電位VE11が再び電源電位V1となり、センサ電極E12の電位VE12が再び電源電位V2となる。
第2のスイッチ操作及び第3のスイッチ操作を繰り返すことにより、入力端子Vin−のレベルと入力端子Vin+のレベルが反転し、コンパレータCMP2の出力信号Voutのレベルが遷移し、再び高レベルになる。
制御回路20は、コンパレータCMP2の出力信号Voutが遷移するまでに繰り返し行われた第2のスイッチ操作の回数をカウントすると共に、カウントした回数に基づいて被測定容量Cx11,Cx21の静電容量の変化を判定する。
以上のように、本実施形態は、被測定容量Cx11,Cx21の静電容量に対応する電荷を基準容量Cs11,Cs12に蓄積し、基準容量Cs11,Cs12の両端の電位差に基づいた信号をコンパレータCMPで比較して被測定容量Cx11,Cx21の静電容量を検出する構成であるが、例えば、V1−V3=V4−V2とし、センサ電極E11,E12の面積を等しくすることでセンサ電極E11,E12の電位VE11,VE12の変動幅を等しく、反対方向に等しいタイミングで等しく変動させることができる。これにより、電磁気的外乱の影響を抑制できる。また、ラジオノイズの発生も抑制できる。
[第3の実施形態]
上記第1の実施形態の静電容量検出装置のセンサ電極E1,E2及び第2の実施形態の静電容量検出装置のセンサ電極E11,E12は、種々の形態が考えられる。本実施形態では、これらを説明する。
図7は、センサ電極E1,E2及びE11,E12の一例を示す図である。
センサ電極E1,E11とセンサ電極E2,E12とは対向し、互いに相手側に突出する凸部を持っている。センサ電極E1,E11の凸部とセンサ電極E2,E12の凸部とが重ならないように、配置されている。また、センサ電極E1,E11の面積とセンサ電極E2,E12の面積とは等しい。センサ電極E1,E11の重心とセンサ電極E2,12の重心は、ほぼ一致する。
面積を等しくすることにより、センサ電極E1,E11及びセンサ電極E2,E12に蓄積される電荷の総和が等しくなる。重心を一致させることにより、センサ電極E1,E11及びセンサ電極E2,E12に蓄積される電荷が重心付近に集中していると考えると、外部からみたときの電気モーメントの変化が低減され、ラジオノイズの発生が抑制される。また、外乱により誘導される電荷も、センサ電極E1,E11及びセンサ電極E2,E12で等しくなり、外乱の影響を低減することができる。
図8は、センサ電極E1,E2及びE11,E12の一例を示す図である。
このセンサ電極E1,E11とセンサ電極E2,E12とは同心円状に配置されている。センサ電極E1,E11は、センサ電極E2,E12の外側を囲んでいる。センサ電極E1,E11の重心とセンサ電極E2,E12の重心は、ほぼ一致する。また、センサ電極E1,E11の面積とセンサ電極E2,E12の面積とは等しい。センサ電極E1,E11及びE2,E12は、重心を通る2つ以上の対称面に対称な形状になっている。
このように、センサ電極E1,E11及びE2,E12を、重心を通る2つ以上の対称面に対称な形状することにより、外部からみたときの電気モーメントの変化が低減し、ラジオノイズをさらに抑制できる。また、外乱により誘導される電荷も、センサ電極E1,E11及びセンサ電極E2,E12でより均等にできるようになり、外乱の影響をより低減することができる。
図9は、センサ電極E1,E2及びE11,E12の一例を示す図である。
このセンサ電極E2,E12は、正方形であり、センサ電極E1,E11は、センサ電極E2,E12を囲むように形成されている。
センサ電極E1,E11の重心とセンサ電極E2,E12の重心は、ほぼ一致する。また、センサ電極E1,E11の面積とセンサ電極E2,E12の面積とは等しい。センサ電極E1,E1及びE2,E12は、重心を通る2つ以上の対称面に対称な形状になっている。
図10は、センサ電極E1,E2及びE11,E12の一例を示す図である。
このセンサ電極E2,E12は、長方形であり、センサ電極E1,E11は、センサ電極E2,E12を囲むように形成されている。
センサ電極E1,E11の重心とセンサ電極E2,E12の重心は、ほぼ一致する。また、センサ電極E1,E11の面積とセンサ電極E2,E12の面積とは等しい。センサ電極E1,E11及びE2,E12は、重心を通る2つ以上の対称面に対称な形状になっている。
図11は、センサ電極E1,E2及びE11,E12の一例を示す図である。
センサ電極E1,E11及びセンサ電極E2,E12は、それぞれ任意数の導体で構成することができる。図11では、センサ電極E1,E11を二つの正方形の導体で構成し、センサ電極E2,E12を二つの正方形の導体で構成し、センサ電極E1,E11の導体と、センサ電極E2,E12の導体とを対角線上に配置している。
センサ電極E1,E11の重心とセンサ電極E2,E12の重心は、ほぼ一致する。また、センサ電極E1,E11の面積とセンサ電極E2,E12の面積とは等しい。センサ電極E1,E1及びE2,E12は、重心を通る2つ以上の対称面に対称になっている。
図12は、センサ電極E1,E2及びE11,E12の一例を示す図である。
図12では、センサ電極E1,E11を二つの正方形の導体で構成し、センサ電極E2,E12を1つの長方形の導体で構成し、センサ電極E1,E11の導体で、センサ電極E2,E12の導体をはさんだ配置になっている。
センサ電極E1,E11の重心とセンサ電極E2,E12の重心は、ほぼ一致する。また、センサ電極E1,E11の面積とセンサ電極E2,E12の面積とは等しい。センサ電極E1,E11及びE2,E12は、重心を通る2つ以上の対称面に対称になっている。
図13は、センサ電極E1,E2及びE11,E12の一例を示す図である。
図13では、センサ電極E1,E11を3つの三角形の導体で構成し、センサ電極E2,E12を3つの三角形の導体で構成し、これらを全体が6角形になるように、交互に配置している。
センサ電極E1,E11の重心とセンサ電極E2,E12の重心は、ほぼ一致する。また、センサ電極E1,E11の面積とセンサ電極E2,E12の面積とは等しい。センサ電極E1,E1及びE2,E12は、重心を通る2つ以上の対称面に対称になっている。
本発明の第1の実施形態に係る静電容量検出装置を示す構成図である。 図1のA部の説明図である。 図1の静電容量検出装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る静電容量検出装置を示す構成図である。 図4のA部の説明図である。。 図4の静電容量検出装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 センサ電極の一例を示す図である。 センサ電極の一例を示す図である。 センサ電極の一例を示す図である。 センサ電極の一例を示す図である。 センサ電極の一例を示す図である。 センサ電極の一例を示す図である。 センサ電極の一例を示す図である。
符号の説明
S11,S12,S21,S22,S31,S32,S51,S52,S61,S62,S71,S72・・・開閉スイッチ
Cs1,Cs2,Cs11,Cs12・・・基準容量
E1,E2,E11,E12・・・センサー電極
CMP1,CMP2・・・コンパレータ
V1・・・第1の電源電圧
V2・・・第2の電源電圧
V3・・・第3の電源電圧
V4・・・第4の電源電圧
N1・・・第1のノード
N2・・・第2のノード
N3・・・第3のノード
N4・・・第4のノード
10・・・制御回路(カウント手段、判定手段)

Claims (7)

  1. 一端が第1の電源電位に接続されると共に他端が第1のノードに接続された第1の開閉スイッチと、
    前記第1のノードに一端が接続されると共に他端が第2の電源電位に接続された第1の基準容量と、
    前記第1のノードに一端が接続されると共に他端が第2のノードに接続された第2の開閉スイッチと、
    前記第2のノードに一端が接続されると共に他端が第3の電源電位に接続された第3の開閉スイッチと、
    前記第2のノードに接続されると共に被測定対象に対向して該被測定対象との間の距離に応じた静電容量を示すコンデンサを形成する第1のセンサ電極と、
    一端が前記第3の電源電位に接続されると共に他端が第3のノードに接続された第4の開閉スイッチと、
    前記第3のノードに一端が接続されると共に他端が第4の電源電位に接続された第2の基準容量と、
    前記第3のノードに一端が接続されると共に他端が第4のノードに接続された第5の開閉スイッチと、
    前記第4のノードに一端が接続されると共に他端が前記第1の電源電位に接続された第6の開閉スイッチと、
    前記第4のノードに接続され、前記被測定対象に対向して該被測定対象との間の距離に応じた静電容量を示すコンデンサを形成すると共に、前記第1のセンサ電極に近接して該第1のセンサ電極との間に静電容量を持つ第2のセンサ電極と、
    前記第1のノードが一方の入力端子に接続され、前記第3のノードが他方の入力端子に接続されたコンパレータと、
    前記第1の開閉スイッチ及び第4の開閉スイッチを閉状態にしてから開状態にする第1のスイッチ操作を行った後、前記第2の開閉スイッチ及び前記第5の開閉スイッチを閉状態にしてから開状態に戻す第2のスイッチ操作と、前記第3の開閉スイッチ及び前記第6の開閉スイッチを閉状態にしてから開状態に戻す第3のスイッチ操作を交互に繰り返すスイッチ制御手段と、
    前記第2のスイッチ操作の繰り返された回数をカウントするカウント手段と、
    前記コンパレータの両入力端子の入力電圧のレベルが反転するまでに前記カウント手段でカウントされた前記第2のスイッチ操作の回数に基づき、前記被測定対象との間の静電容量の変化を判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする静電容量検出装置。
  2. 前記第1のセンサ電極の面積と前記第1の基準容量の容量との比と、前記第2のセンサ電極の面積と前記第2の基準容量の容量との比とが、略等しいことを特徴とする請求項1に記載の静電容量検出装置。
  3. 前記第1のセンサ電極と前記第2のセンサ電極の面積は、等しいことを特徴とする請求項1に記載の静電容量検出装置。
  4. 被測定対象と対向し該被測定対象との間の距離に応じて容量が変化するコンデンサの一方の電極を構成する第1のセンサ電極と、
    前記被測定対象と対向し該被測定対象との間の距離に応じて容量が変化するコンデンサの一方の電極を構成する第2のセンサ電極と、を備え、
    前記第1のセンサ電極及び記第2のセンサ電極の電位の変化に伴う、該第1のセンサ電極及び前記第2のセンサ電極が一方の電極となる前記コンデンサに蓄えられる電荷の変動を、該各第1のセンサ電極及び第2のセンサ電極に対応する基準容量にそれぞれ蓄積し、
    前記第1のセンサ電極及び第2のセンサ電極が一方の電極となるコンデンサの容量を前記基準容量の両端子間の電位差により検出する静電容量検出装置であって、
    前記第1のセンサ電極と前記第2のセンサ電極の電位の変動は、変動幅がほぼ等しく、その変動方向が反対方向であることを特徴とする静電容量検出装置。
  5. 前記第1のセンサ電極と前記第2のセンサ電極の面積は、等しいことを特徴とする請求項4に記載の静電容量検出装置。
  6. 前記第1のセンサ電極は任意数の導体で構成され、
    前記第2のセンサ電極は任意数の導体で構成され、
    前記第1のセンサ電極の重心と第2のセンサ電極の重心とは略一致することを特徴とする請求項5に記載の静電容量検出装置。
  7. 前記第1のセンサ電極と前記第2のセンサ電極は、前記重心を通る2つ以上の平面に対して対称に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の静電容量検出装置。
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