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JP4936248B2 - ピンチグリップ式ボトル型容器 - Google Patents
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本発明は、胴部の片側と、これに対向する胴部の反対側それぞれに、グリップ用凹部を対向して陥没設した、合成樹脂製の2軸延伸ブロー成形品であるピンチグリップ式ボトル型容器に関するものである。
グリップ機能付きの比較的大型(0.75リットル〜2リットル程度)の合成樹脂製の2軸延伸ブロー成形されたボトル型容器の従来技術として、胴部の後側の壁部分に、指先嵌入用の凹部を対向形成することにより、グリップ機能部分を一体に形成したピンチグリップ式ボトル型容器がある。
この上記した従来技術は、片手の親指を片側の凹部に、また他の指を反対側の凹部にそれぞれ嵌入させた状態で、両凹部間の胴部後側部分をグリップして、ボトル型容器のグリップを達成するのであるが、成形が簡単で安価に得ることができ、またグリップ状態を強力にかつ安定したものとすることができる、と云う利点がある。
特開2006−008190号公報
しかしながら、上記した従来技術にあっては、グリップ機能部分を避けて、シュリンクラベルや紙ラベル等のラベルを装着しなければならないので、ラベルによる好ましい装飾効果を、充分に得ることができない、と云う問題があった。
また、従来技術にあっては、強力で安定したグリップ状態を得ることができるように、両凹部の陥没深さを大きくして、指先の引っ掛かりを良くしているが、このため両凹部間の部分であるクリップ機能部分は、その延伸ブロー成型時に回り込みながら延伸成形される部分となって、局部延伸が発生し易くなり、これによりグリップ機能部分の剛性不足とか、成形不良の恐れがある、と云う問題があった。
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、グリップ機能部分へのラベルの外装を可能とすると共に、凹部成形により、グリップ機能部分に、不都合な局部延伸が発生しないようにすることを技術的課題とし、もってラベルによる優れた表示および装飾効果を得ると共に、グリップ機能部分の安定した機械的強度を得ることを目的とする。
本発明によるピンチグリップ式ボトル型容器は、合成樹脂製の2軸延伸ブロー成形されたボトル型の容器本体と、この容器本体の胴部全域を覆って外装される、シュリンクラベルや紙ラベル等のラベルとから構成されている。
容器本体は、下端を底部で閉鎖した直線筒状の胴部の上端に、上方に縮径した肩部を介して口筒部を起立連設して構成されている。
この容器本体の胴部の片側には、親指の指先が嵌入係止する第一係止凹部が陥没設されており、またこの第一係止凹部に対向する胴部の反対側には、人差し指、中指、薬指そして小指の複数の指先が嵌入係止する縦長な第二係止凹部が陥没設されている。
容器本体の胴部全域を覆って外装されるラベルは、容器本体の第一係止凹部および第二係止凹部に対向する部分に、指先での破断が容易なミシン目である、第一係止凹部に対向した第一のミシン目と、第二係止凹部に対向した第二のミシン目とを形成している。ミシン目は、対向する係止凹部の高さ幅と略等しい長さの縦線状の主体部分の上下両端から、斜め左右に拡がる補助部分を連設して構成されている。
容器本体の胴部には、その表面全域にラベルを外装しているので、胴部の外表面全域は、ラベルの表示および装飾面となっている。
第一係止凹部および第二係止凹部は、対向して形成されているので、互いに胴部の中心軸心に向って陥没した構造となっており、それゆえ延伸成形時に回り込んで延伸成形される部分がなく、グリップ機能部分に、局部延伸による剛性不足の生じる恐れがない。
また、第一係止凹部および第二係止凹部の底部は、他の胴部部分に比べて、胴部の延伸中心軸心に近く位置しているので、その分、肉厚に成形されることになり、機械的に剛性の高い部分となる。
ボトル型容器の片手でのグリップは、ラベルの第一のミシン目に親指の指先を、また第二のミシン目に他の指の指先をそれぞれ位置させ、そのまま押し込んで両ミシン目を破断して、第一係止凹部に親指の指先を、また第二係止凹部に他の指の指先を嵌合係止させて達成する。
このように、両係止凹部に対する各指先の嵌合係止は、ラベルを破断して達成されるので、両係止凹部に対向するラベル部分の張力は消滅しており、このためボトル型容器の片手でのグリップが、ラベルにより不安定となることがない。
第一係止凹部を、第二係止凹部と同様に縦長とすることにより、両係止凹部を全ての指に対応させることができ、これにより容器をグリップする向きが特定されないようにすることができる。
本発明の別の構成は、第一係止凹部および第二係止凹部を、胴部の上半部分に設けた、ことにある。
第一係止凹部および第二係止凹部を、胴部の上半部分に設けたものにあっては、グリップ機能部分に邪魔されることなく、胴部の下半部分に、減圧吸収機能部分等の機能部分を設けることができる。
また、本発明の別の構成は、第一係止凹部に対向する第一のミシン目および第二係止凹部に対向する第二のミシン目の形成範囲寸法を、対向した第一係止凹部および第二係止凹部の開口部の大きさに適合させた、ことにある。
両ミシン目の形成範囲寸法を、対向した係止凹部の開口部の大きさに適合させたものにあっては、ミシン目の破断により係止凹部を略完全に開放することができるので、グリップ動作にラベルが邪魔となることがない。
また、本発明の別の構成は、第一のミシン目および第二のミシン目の主体部分を、対向する第一係止凹部または第二係止凹部の高さ幅と略等しい長さの縦線状とした、ことにある。
両ミシン目の主体部分を、対向する係止凹部の高さ幅と略等しい長さの縦線状としたものにあっては、ミシン目の一本の縦線状となった主体部分の破断だけで、係止凹部の略全域を開放状態とすることができる。
また、本発明の別の構成は、第一係止部を、親指の指先と略等しい大きさとした、ことにある。
第一係止部を、親指の指先と略等しい大きさとしたものにあっては、親指に適合すべく形成され、同様に第二係止凹部は、他の複数の指に適合すべく形成されているので、両係止凹部に指先を嵌合させると、そのままで係止凹部に対して指先が上下左右に係止する状態となる。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
本発明にあっては、胴部の外表面全域を表示および装飾面とすることができるので、ラベルによる、高い表示および装飾効果を得ることができる。
両係止凹部は、局部延伸による剛性不足の生じる恐れがなく、これによりグリップ機能部分として、必要とする強度を安定的に発揮する。
ボトル型容器の片手でのグリップは、ラベルのミシン目を破断して達成するので、グリップ動作にラベルの張力が影響することがなく、これにより安定したグリップ動作を得ることができる。
本発明の別の構成の、第一係止凹部および第二係止凹部を、胴部の上半部分に設けたものにあっては、胴部の下半部分に、減圧吸収機能部分等の機能部分を設けることができるので、この機能部分を好適に形成することができる。
また、本発明の別の構成の、両ミシン目の形成範囲寸法を、対向した係止凹部の開口部の大きさに適合させたものにあっては、グリップ動作にラベルが邪魔となることがないので、安定したグリップ動作を得ることができる。
また、本発明の別の構成の、両ミシン目の主体部分を、対向する係止凹部の高さ幅と略等しい長さの縦線状としたものにあっては、破断により係止凹部の略全域を開放状態とすることができるミシン目の構成を、きわめて簡単なものとすることができる。
第一係止部を、親指の指先と略等しい大きさとしたものにあっては、両係止凹部は、嵌入する指先の大きさに適合しているので、指先が確実に引っ掛かり、これにより安定したグリップ動作を得ることができる
以下、本発明の一実施形態例を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態例の正面図、図2は、その背面図、そして図3〜図5は、図1に示した実施形態例の容器本体1を示すもので、図3は正面図、図4は側面図、そして図5は背面図である。
PETにより2軸延伸ブロー成形されたボトル型容器である容器本体1は、円筒形状をした胴部4の下端を、脚部を形成する底部5で塞ぎ、胴部4の上端に、上方に縮径した肩部3を介して口筒2を連設して構成されている。
胴部4の中央には、この胴部4を上半部分と下半部分とに区画する状態で周溝状の中央周溝6が陥没周設されており、同様に胴部4の下端の底部5との境界部分には、下端周溝8が周設され、そして中央周溝6と下端周溝8との中間位置には、補強周溝7が設けられている。
胴部4の上半部分の片側の中央部には、親指の指先が嵌入係止する大きさおよび深さで、第一係止凹部9が陥没設されており、この第一係止凹部9に対向した反対側の中央部には、人差し指、中指、薬指そして小指の複数の指先が嵌入係止する大きさおよび深さで、縦長な第二係止凹部10が陥没設されている。
胴部4に外装されるラベル11がシュリンクラベルの場合は、その上端縁を、肩部3の下端部に係止させ、その下端縁を、下端周溝8に係止させることにより、胴部4に対して強固に安定して外装する。
第一係止凹部9に対向して形成された第一のミシン目12、および第二係止凹部10に対向して形成された第二のミシン目13は、対向する係止凹部の高さ幅と略等しい長さの縦線状の主体部分の上下両端から、斜め左右に拡がる補助部分を連設して構成(図1および図2参照)されている。
ボトル型容器のグリップは、片手の親指の指先を、第一のミシン目11に、そして他の指の複数の指先を、第二のミシン目13に位置させた状態で、それぞれの指を押し込むことにより、第一のミシン目12および第二のミシン目13を破断して、各指先を、第一係止凹部9および第二係止凹部10に嵌入係止させて達成する(図6および図7参照)。
この際、図7から明らかなように、第一係止凹部9および第二係止凹部10に対向しているラベル11の部分は、第一のミシン目12および第二のミシン目13の破断により、張力を失った状態となるので、第一係止凹部9および第二係止凹部10に対する指先の嵌入係止に、このラベル11の部分が邪魔とならない。
本発明の一実施形態例を示す、全体正面図である。 図1に示した実施形態例の、全体背面図である。 図1に示した実施形態例の容器本体の、全体正面図である。 図1に示した実施形態例の容器本体の、全体側面図である。 図1に示した実施形態例の容器本体の、全体背面図である。 図4中、A−A線に沿って切断矢視した、拡大平断面図である。 図6の一部を拡大した、グリップ状態説明図である。
符号の説明
1 ;容器本体
2 ;口部
3 ;肩部
4 ;胴部
5 ;底部
6 ;中央周溝
7 ;補強周溝
8 ;下端周溝
9 ;第一係止凹部
10;第二係止凹部
11;ラベル
12;第一のミシン目
13;第二のミシン目

Claims (5)

  1. 胴部の片側に、親指の指先が嵌入係止する第一係止凹部を陥没設すると共に、該第一係止凹部に対向する胴部の反対側に、人差し指、中指、薬指そして小指の複数の指先が嵌入係止する縦長な第二係止凹部を陥没設した、合成樹脂製の2軸延伸ブロー成形品である容器本体と、該容器本体に胴部全域を覆って外装組付けされ、前記第一係止凹部および第二係止凹部に対向する部分に、指先での破断が容易なミシン目を形成したラベルとから構成し、前記ミシン目は、対向する係止凹部の高さ幅と略等しい長さの縦線状の主体部分の上下両端から、斜め左右に拡がる補助部分を連設して構成されているピンチグリップ式ボトル型容器。
  2. 第一係止凹部および第二係止凹部を、胴部の上半部分に設けた請求項1に記載のピンチグリップ式ボトル型容器。
  3. 第一係止凹部に対向する第一のミシン目および第二係止凹部に対向する第二のミシン目の形成範囲寸法を、対向した前記第一係止凹部および第二係止凹部の開口部の大きさに適合させた請求項1または2に記載のピンチグリップ式ボトル型容器。
  4. 第一のミシン目および第二のミシン目の主体部分を、対向する第一係止凹部または第二係止凹部の高さ幅と略等しい長さの縦線状とした請求項1〜3のいずれか1項に記載のピンチグリップ式ボトル型容器。
  5. 第一係止部を、親指の指先と略等しい大きさとした請求項1〜4のいずれか1項に記載のピンチグリップ式ボトル型容器。
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