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JP4939004B2 - エレベータの点検報告書作成方法及び点検報告書作成装置 - Google Patents
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JP4939004B2 - エレベータの点検報告書作成方法及び点検報告書作成装置 - Google Patents

エレベータの点検報告書作成方法及び点検報告書作成装置 Download PDF

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Description

本発明は、エレベータの点検報告書作成方法及び点検報告書作成装置に係り、特に、エレベータの保守点検報告書作成後に当該エレベータの所有者側の管理責任者へ提出する点検報告書を自動的に作成する方法及び装置に関する。
エレベータの故障は、これを利用する人々の利便や安全に重大な影響を及ぼすので、エレベータの保守は専門の保守会社により行われるのが普通である。エレベータの保守会社は、会社によって組織が異なるが、地域毎に営業所を開設し、各営業所毎に保守員を配属させて、担当する地域内に設置されたエレベータの保守を行わせるのが一般的である。従来、エレベータの保守員は、担当するエレベータを定期的に(例えば、月に1回)点検し、その点検結果を所定の点検報告書に手書きで記入するか、パーソナルコンピュータ等の文書作成装置を用いて所定フォーマットの点検報告書を作成し、これを印字して顧客に提出していた。
また、保守結果作業報告書の作成を自動的に行うシステムとしては、入力されたコードデータの組合せパターンを予め用意した大分類ルールと照合して大分類データを導出すると共に、入力された文章データの組合せパターンを予め用意した小分類ルールと照合して導出した大分類データに関連する小分類データを特定するデータ解読手段と、特定した前記小分類データに対応する保守結果定型文を予め用意した報告書フォーマットの所定位置に割り付ける編集手段とを有する保守結果報告書作成システムが従来より提案されている。なお、前記編集手段は、小分類データに関連する補足定型文を定型文ファイルより読み出して前記保守結果定型文と共に編集する定型文接続手段と、前記報告書フォーマットから定型文空き領域を検出する領域検出手段とを有し、検出した空き領域に各定型文を割り付ける構成になっている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、近年、エレベータの運行制御がマイクロコンピュータで構成される制御装置により行われるようになり、当該制御装置の機能を利用して、エレベータの通常の稼働中の使用状態データ及び診断運転を実施したときの診断データを記録すると共に、自動的に使用状態データ及び診断データのうちの所要のデータを抽出し、機械点検による報告書を作成するシステムも提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平8−77270号公報(段落0005〜0006、図1) 特開平6−171855号公報(段落0004〜0016、図1)
特許文献1に開示の保守結果報告書作成システムによれば、コードデータの組合せパターンと文章データの組合せパターンとに基づいてフィールド作業記録に記載された内容を解読し、診断結果報告書を作成するので、報告書作成作業の自動化が可能となるが、予め決められた定型文を予め定められた報告書フォーマットに割り付けて診断結果報告書を作成するため、対象物の全ての事項を反映する報告書を作成することができない。また、保守員の点検結果のみを報告するため、機械点検による精密な診断結果を反映することもできない。さらに、報告書は、点検時点の状態を報告することは可能であるが、点検以前の正常に稼働している状態を反映することもできないなどの問題があった。
一方、特許文献2に開示の保守結果報告書作成システムによれば、自動的に使用状態データ及び診断データのうちの所要のデータを抽出して報告書を作成することができるが、機械的な保守点検ができない事項、例えばエレベータの微妙な乗り心地等の点検は巡回による保守点検が必要であり、機械点検による点検報告書と保守員による巡回保守実施時の点検報告書とが別々に作成されるため、顧客にとって実際に行われた作業の内容が分かりにくいものとなるという問題があった。
本発明は、かかる従来技術の不備を解決するためになされたものであり、その目的は、点検報告書の作成に要する保守員の労力を大幅に軽減でき、しかも顧客にとって作業内容の分かりやすい点検報告書を作成できるエレベータの点検報告書作成方法及び点検報告書作成装置を提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するため、エレベータの点検報告書作成方法に関しては、複数台のエレベータを遠隔監視して各エレベータについての遠隔監視データを取得する監視センタ装置と、各エレベータに付属する各種機器の機械点検結果である点検データから前記各種機器毎の異常判定データ及び予兆診断データを生成する点検センタ装置と、各エレベータ毎の作業計画データを記憶すると共に点検報告書データ編集手段を備えた情報センタ装置と、エレベータの保守員が携帯する携帯端末装置と、これらの各装置を相互に接続する通信回線と、前記携帯端末装置と随時接続される携帯型プリンタ装置とを備えたエレベータの点検報告書作成装置を用い、前記エレベータの保守員は、前記携帯端末装置を操作して、前記情報センタ装置への保守対象エレベータについての作業計画データの送信要求と、前記情報センタ装置からの所要の作業計画データの受信と、当該受信した作業計画データに基づく前記保守対象エレベータについての点検結果データの入力とを行い、前記情報センタ装置は、前記携帯端末装置からの点検結果データを受信したとき、前記点検報告書データ編集手段を起動して、当該携帯端末装置から送信された点検結果データ、前記遠隔監視データ、前記異常判定データ、前記予兆診断データ及び作業計画データに基づいて前記保守対象エレベータについての点検報告書データの編集を行うと共に編集された前記点検報告書データ前記携帯端末装置へ送信し、前記携帯端末装置に前記情報センタ装置から送信された前記点検報告書データが受信されたとき、前記エレベータの保守員は、前記携帯端末装置を操作して前記携帯型プリンタ装置を起動し、前記点検報告書データを印字出力するという構成にした。
一方、本発明は、前記課題を解決するため、エレベータの点検報告書作成装置に関しては、複数台のエレベータを遠隔監視して各エレベータについての遠隔監視データを取得する監視センタ装置と、各エレベータに付属する各種機器の機械点検結果である点検データから前記各種機器毎の異常判定データ及び予兆診断データを生成する点検センタ装置と、各エレベータ毎の作業計画データを記憶する情報センタ装置と、エレベータの保守員が携帯する携帯端末装置と、これらの各装置を相互に接続する通信回線と、前記携帯端末装置と随時接続される携帯型プリンタ装置とを備え、前記携帯端末装置は、前記情報センタ装置への保守対象エレベータについての作業計画データの送信要求と、前記情報センタ装置からの所要の作業計画データの受信と、当該受信した作業計画データに基づく前記保守対象エレベータについての点検結果データの入力と、前記携帯型プリンタ装置の起動とを行う機能を有し、前記情報センタ装置は、前記点検結果データ、前記遠隔監視データ、前記異常判定データ、前記予兆診断データ及び作業計画データに基づいて前記保守対象エレベータについての点検報告書データを編集する点検報告書データ編集手段を有し、前記携帯端末装置には、前記点検結果データとして前記情報センタ装置が作成した作業計画データに対する実施の有無、測定値及び点検結果のコメント文を入力する点検結果入力装置と、前記点検結果データの入力後、所定の操作で、前記点検結果データを前記情報センタ装置へ送信し、前記点検報告書データ編集手段を起動する点検結果送信手段を備え、前記情報センタ装置は、前記点検結果データを受信すると、前記点検報告書データ編集手段を起動して、前記点検報告書データを作成し、前記携帯端末装置から前記点検結果データが送信されたとき、前記情報センタ装置は作成した前記点検報告書データを前記携帯端末装置に送信し、前記携帯端末装置は受信した前記点検報告書データを前記携帯型プリンタ装置に送信して点検報告書の印字を行わせるという構成にした。
かかる構成によると、保守員がエレベータの点検を完了した後に、携帯端末装置に備えられた入力手段を操作して点検結果を入力すると、情報センタ装置に備えられた点検報告書データ編集手段が自動的に起動され、携帯端末装置から送信された点検結果データ、監視センタ装置から送信された遠隔監視データ、点検センタ装置から送信された異常判定データ及び予兆診断データ並びに情報センタ装置に記憶された作業計画データに基づいて保守対象エレベータについての点検報告書データが編集される。そして、その点検報告書データは携帯端末装置に送信される。したがって、保守員は、携帯端末装置に備えられた通信手段及び出力手段を操作して携帯型プリンタ装置を起動することにより、点検報告書データを印字出力することができる。また、携帯端末装置に、点検結果データとして、情報センタ装置が作成した作業計画データに対する実施の有無、測定値及び点検結果のコメント文を入力する点検結果入力装置を備えると、保守対象エレベータについて作業内容が分かりやすい点検結果をエレベータのオーナー又は管理者に報告することができるので、オーナー又は管理者のより一層の信頼を得ることができる。また、携帯端末装置に、所定の操作で点検結果データを情報センタ装置へ送信し、情報センタ装置に備えられた点検報告書データ編集手段を起動する点検結果送信手段を備えると、点検報告書データ編集手段を携帯端末装置の操作によって自動的に起動することができるので、点検報告書データの編集、ひいては携帯端末装置による点検報告書データの取得を容易なものにすることができる。
また、本発明は、前記構成のエレベータの点検報告書作成装置において、前記携帯端末装置として携帯電話を用いるという構成にした。
このように、携帯端末装置として携帯電話を用いると、コンピュータ端末を携帯する場合に比べて保守員が携帯すべき装備を小型軽量化することができるので、エレベータの保守点検及び点検報告書の作成に要する保守員の肉体的負担を軽減することができる。
また、本発明は、前記構成のエレベータの点検報告書作成装置において、前記通信回線にエレベータ所有者又はエレベータ管理人が所有するパーソナルコンピュータを接続し、前記携帯端末装置を介して前記点検報告書データを前記パーソナルコンピュータに送信するという構成にした。
このように、通信回線にエレベータの所有者又は管理人が所有するパーソナルコンピュータを接続し、携帯端末装置を介して点検報告書データをこれらのパーソナルコンピュータに送信すると、点検作業の終了と同時に点検報告書データをエレベータの所有者又は管理人に配信できるので、エレベータの所有者又は管理人への点検報告書データの伝達を迅速化できると共に、エレベータの所有者又は管理人にとっては、点検報告書データを電子データの形で保存できるので、所有又は管理するエレベータの管理の容易化を図ることができる。
本発明のエレベータの点検報告書作成方法及び点検報告書作成装置は、エレベータの点検完了後、保守員が携帯端末装置に備えられた入力手段を操作して点検結果を入力したときに、情報センタ装置に備えられた点検報告書データ編集手段が自動的に起動されて所要の点検報告書データが作成され、かつその点検報告書データが携帯端末装置に送信されるので、保守員は携帯端末装置を操作して携帯型プリンタ装置を起動するだけで印字された点検報告書を得ることができ、点検報告書の作成を容易なものにすることができる。また、携帯端末装置から送信された点検結果データ、監視センタ装置から送信された遠隔監視データ、点検センタ装置から送信された異常判定データ及び予兆診断データ並びに情報センタ装置に記憶された作業計画データに基づいて保守対象エレベータについての点検報告書データを編集するので、点検報告書には機械点検の結果と保守員による巡回点検の結果とを印字することができ、顧客に作業内容が分かりやすい点検報告書を提出できて、点検内容や結果に対する顧客の信頼を高めることができる。
以下、本発明に係るエレベータの点検報告書作成システムを図1乃至図9に図示する実施例に基づいて説明する。
図1は、実施例に係るエレベータの点検報告書作成システムの構成図である。この図から明らかなように、本例のエレベータの点検報告書作成システムは、エレベータ1と、エレベータ1の制御装置2及び点検装置3と、点検装置3に必要に応じて接続される通信変換器Bと、監視センタEに設置された点検センタ装置4及び監視センタ装置5と、情報センタ装置6と、営業所7と、営業所7に所属する作業員が携行する携帯端末装置としての携帯電話A及び点検報告書Dを印字出力する携帯型プリンタ装置Cと、エレベータ1のオーナー宅Fに設置されたパーソナルコンピュータFaと、前記点検装置3、点検センタ装置4、監視センタ装置5、情報センタ装置6、営業所7、携帯電話A及びパーソナルコンピュータFaを相互に接続する電話回線8及び無線電話回線9とから構成されている。
エレベータ1は、乗りかご11、釣合い錘12、乗りかごを駆動するモータ13、モータ13の運転指令リレー14、運転指令リレー14の接点15、モータ13の回転数を検出するパルスエンコーダ16及びエレベータ制御装置2の指令に応じてモータ13の駆動を制御する駆動制御装置17とで構成されている。前記エレベータ制御装置2は、エレベータ1の各部に関する種々のデータを取り込むと共に、これらのデータに基づいて当該エレベータ1の運行を制御する。
点検装置3は、エレベータ制御装置2に接続され、エレベータ1の通常運行及び指令による点検運転時の各種機器の動作確認や計測を行い、得られたデータを機械点検の点検データとして記憶する。
点検センタ装置4は、電話回線8を介して遠隔的に接続され、複数台(例えば数万台)のエレベータの点検データを定期的に取得すると共に、取得した点検データから当該エレベータを構成する各機器の異常判定データと異常発生の予兆診断データとを生成し、異常判定と異常発生の予兆診断とを行う機能を有する。
監視センタ装置5は、複数台(例えば数万台)のエレベータと電話回線8を介して遠隔的に接続され、エレベータの異常を遠隔監視して遠隔監視データを生成する。本例においては、点検センタ装置4と監視センタ装置5は、遠隔監視センタEに設置されている。
情報センタ装置6は、電話回線8に接続され、点検センタ装置4にて生成された異常判定データ及び予兆診断データと、監視センタ装置5にて生成された遠隔監視データと、エレベータ毎の保全作業予定日及び実施すべき保全作業項目を少なくとも格納すると共に、これらのデータからエレベータ毎の作業計画を作成する機能を有する。
営業所7は、エレベータ1の保守を担当する保守員の出動拠点である。電話回線8には、点検装置3、点検センタ装置4、監視センタ装置5、情報センタ装置6及び営業所7が接続されており、営業所7を含む各装置間でデータの送受信を行うことができる。また、本実施例においては、営業所7を含む各装置間のデータの送受信は、電話回線8を介して行うものとして説明しているが、電話回線8の代わりに無線電話回線9又は図示しない有線ネットワークを介して行うことも可能であり、さらには、電話回線8、無線電話回線9及び図示しない有線ネットワークの併用も可能である。本明細書においては、これらの各回線及び有線ネットワークを総称して「通信回線」という。
無線電話回線9には、携帯電話Aが接続されると共に、前記電話回線8を介して点検センタ装置4、監視センタ装置5、情報センタ装置6及び営業所7が接続される。また、情報センタ装置6は、エレベータ1を所有するエレベータオーナー宅FのパーソナルコンピュータFaと電話回線8等を介して接続可能に構成されている。
携帯電話Aは、市販されている一般的な仕様に係るものであって、通常の通話も勿論行うことができる。本実施例は、かかる通常の携帯電話に備えられているテンキーや表示装置を利用することにより、携帯電話をエレベータの保守ツールとして利用する。この携帯電話Aは、点検装置3又はエレベータ制御装置2と直接又は通信変換器Bを介して接続され、点検データや運行データ等のエレベータ1の保守に必要な様々なデータを取得する。また、この携帯電話Aは、点検センタ装置4、監視センタ装置5及び情報センタ装置6とも無線電話回線9及び電話回線8を介して接続され、テンキーを操作することにより、各装置4〜6への必要なデータの送信と各装置4〜6からの必要なデータの受信とを行う。
携帯型プリンタ装置Cは、携帯電話Aと随時無線又は有線にて接続され、情報センタ装置6から携帯電話Aを介して送信される点検報告書データを印字出力し、顧客に提出する点検報告書Dを作成する。
以下、エレベータ制御装置2、点検装置3、点検センタ装置4、監視センタ装置5、情報センタ装置6、営業所7及び携帯電話Aのより詳細な構成を、図2乃至図8にしたがって説明する。
図2は、エレベータ制御装置2のブロック図である。この図から明らかなように、エレベータ制御装置2は、入力装置21と、運行データ記憶装置22と、運行制御装置23と、出力装置24と、運行データ転送装置25と、信号入力装置26と、通信装置27とを有している。入力装置21は、エレベータ1からの種々のデータを入力し、運行データ記憶装置22は、入力されたそれらのデータを記憶する。運行制御装置23は、エレベータ1の運行を制御するための指令信号を出力装置24を介してエレベータ1の駆動制御装置17へ出力する。運行データ転送装置25は、運行データ記憶装置22に記憶された運行データを点検装置3に転送する。信号入力装置26は、診断運転の実施時に点検装置3から診断運転の信号を入力する。通信装置27には、必要に応じて通信変換部Bが接続され、通信変換部Bを介した携帯電話Aからの要求により、運行データ記憶装置22に記憶された運行データを携帯電話Aに送信する。また、通信装置27は、図8に示す携帯電話Aの通信装置A2と直接接続することもできる。
図3は、点検装置3のブロック図である。この図から明らかなように、点検装置3は、転送データ記憶装置31と、点検判断装置32と、点検データ記憶装置33と、機器動作計測装置34と、計測データ記憶装置35と、診断運転指令装置36と、通信装置37,38とを有している。転送データ記憶装置31は、エレベータ制御装置2の運行データ転送装置25から転送された運行データを記憶する。点検判断装置32は、転送された運行データに基づいてエレベータ1の故障の有無等を判断し、判断結果である点検データを点検データ記憶装置33に記憶する。機器動作計測装置34は、乗りかご11の走行距離の積算及び各部のリレー接点の動作回数の積算等を行い、計測データを計測データ記憶装置35に記憶する。診断運転指令装置36は、保守のための診断運転を実施するとき、エレベータ制御装置2に指令信号を出力する。通信装置37には必要に応じて通信変換部Bが接続され、通信変換部Bを介した携帯電話Aからの要求により、点検データ記憶装置33に記憶された点検データ及び計測データ記憶装置35に記憶された計測データを携帯電話Aに送信する。また、通信装置37は、携帯電話Aに備えられた通信装置A2(図8参照)と直接接続することも可能である。通信装置38は、電話回線8を介して、点検センタ装置4や監視センタ装置5との間の通信を行う。
図4は、点検センタ装置4のブロック図である。この図から明らかなように、点検センタ装置4は、通信装置41,47と、点検データ解析装置42と、寿命判断装置43と、月報データ記憶装置44と、保存データ記憶装置45と、収集スケジュール記憶装置46とを有している。通信装置41は、点検装置3に備えられた通信装置38(図3参照)との間で情報の授受を行う。点検データ解析装置42は、点検装置3から送信されたデータに基づいて保守に必要な解析を行う。寿命判断装置43は、点検装置3に備えられた計測データ記憶装置35(図3参照)のデータに基づいて各計測事項に関してその寿命を判断する。月報データ記憶装置44は、点検データ解析装置42の月報にデータとして記入される解析結果を記憶し、保存データ記憶装置45は、月報データ記憶装置44に記憶させるべきデータをそれらデータに関連したデータと共に記憶する。なお、ここでいう月報とは、点検装置3により機械点検の点検結果を定期的、例えば1ヶ月単位にまとめたものである。収集スケジュール記憶装置46は、図3に示す点検データ記憶装置33に記憶されている点検データを収集するスケジュール(収集インターバル)を記憶する。通信装置47は、情報センタ装置6との間で情報の授受を行う。
図5は、監視センタ装置5のブロック図である。この図から明らかなように、監視センタ装置5は、通信装置51と、エレベータ監視装置52と、通信装置53とを有している。通信装置51は、電話回線8を介して図3に示す点検装置3の通信装置38との間で情報の授受を行う。エレベータ監視装置52は、点検装置3からの故障発報情報を処理して表示すると共に、通信装置53を介して情報センタ装置6へ故障発報情報を送信する。
図6は、情報センタ装置6のブロック図である。この図から明らかなように、情報センタ装置6は、通信装置61,65と、データベース記憶装置62と、データベース検索集計装置63と、作業計画作成装置64と、点検報告書データ編集装置66とを有している。通信装置61は、点検センタ装置4の通信装置47、監視センタ装置5の通信装置53及び図7に示す営業所7の通信装置71との間でデータの授受を行う。データベース記憶装置62は、点検センタ装置4の保存データ記憶装置45に記憶されている異常判定データや予兆診断データ等の保存データ及び監視センタ装置5に記憶されている遠隔監視データを転送して格納する。データベース検索集計装置63は、管理下にある全エレベータの保存データをデータベース記憶装置62に格納させるための処理やデータベース記憶装置62から指示されたデータを取り出す等の処理を行う。作業計画作成装置64には、予め管理下にある全エレベータの保全作業予定日及び実施すべき保全作業項目が格納してあり、データベース記憶装置62に格納してある異常判定データ及び予兆診断データと遠隔監視データとからエレベータ毎の作業計画を作成する機能を有する。また、作成した作業計画は、データベース検索集計装置63の処理によりデータベース記憶装置62に格納される。通信装置65は、図8に示す携帯電話Aの通信装置A1との間で情報の授受を行う。点検報告書データ編集装置66は、通信装置65を介して携帯電話Aから送信されるデータとデータベース記憶装置62に格納された保存データと遠隔監視データ及び作業計画に基づき点検報告書データを編集すると共に、通信装置65を介して携帯電話Aに当該点検報告書データを送信する機能を有する。
図7は、営業所7のブロック図である。この図から明らかなように、営業所7は、通信装置71と、データベース検索集計入力装置72と、月報出力装置73とを有している。通信装置71は、情報センタ装置6の通信装置61との間で情報の授受を行う。データベース検索集計入力装置72は、情報センタ装置6のデータベース記憶装置62から任意のデータ(例えば、営業所7が担当するエレベータのデータ)を取り出し、又は所要の計算等を行い、月報出力装置73によって計算結果を印刷出力する。
図8は、携帯電話Aのブロック図である。この図から明らかなように、携帯電話Aは、通信装置A1,A2と、点検結果送信装置A3と、点検結果入力装置A4と、点検報告書データ出力装置A5と、表示装置A6と、表示選択装置A7とを有している。通信装置A1は、情報センタ装置6の通信装置65との間で情報の授受を行い、通信装置A2は、点検装置3の通信装置37やエレベータ制御装置2の通信装置27との間で情報の授受を行う。点検結果送信装置A3は、送信装置A2を介して取得した点検装置3の点検データやエレベータ制御装置2の運行データ及び点検結果入力装置A4によって保守員が入力したデータを情報センタ装置6の点検報告書データ編集装置66に送信すると共に、点検報告書データ編集装置66を起動する機能を有する。点検報告書データ出力装置A5は、情報センタ装置6から送信された点検報告書データを表示装置A6に表示させると共に、プリンタCに出力する。表示選択装置A7は、表示装置A6に表示すべきデータの選択を行う。
次に、本実施例に係るエレベータの点検報告書作成システムの動作を、図9に示す各装置間のデータの流れ図に従って説明する。
乗客が乗りかご11に乗って行先階のボタンを押すと、その情報は入力装置21を介してエレベータ制御装置2の運行データ記憶装置22に格納される。また、これと同時に、エレベータ制御装置2の運行制御装置23は、入力された行先階と運行データ記憶装置22から取り出した乗かご11の現在位置とを比較し、両者の間の移動距離をパルスエンコーダ16のパルス数として算出すると共に、上昇運転か下降運転かの判定を行い、この判定結果に応じて出力装置24を介して駆動制御装置17に指令信号を出力する。駆動制御装置17は、この指令信号に応じて運転指令リレー14を励磁してその接点を閉じ、モータ13を回転せしめる。乗かご11はこれに従って上昇又は下降する。
モータ13の回転により、パルスエンコーダ16からは回転に従ってパルスが出力され、このパルスは駆動制御装置17、入力装置21を介してエレベータ制御装置2に入力され、運行制御装置23は先に算出したパルス数から当該入力したパルスを順次減算して乗かご11の移動残距離を算出する。移動残距離が所定の値になると、運行制御装置23は駆動制御装置に減速指令を出力し、次いで移動残距離が0になったときに停止指令を出力する。この停止指令により、駆動制御装置17は運転指令リレー14を非励磁とし、接点15を開放してモータ13(乗かご11)を停止させる。これら一連の動作は、順次運行データ記憶装置22に格納されてゆく。エレベータ制御装置2は、上述のようにエレベータ1の運行データを運行データ記憶装置22に記憶してゆくと同時に、格納されたデータを運行データ転送装置25により順次点検装置3の転送データ記憶装置31に転送して記憶させてゆく。
以下は、点検装置3における動作の一例である。点検装置3の点検判断装置32は、転送データ記憶装置31に転送されたデータを用いて種々の判断を行う。この判断の一例として、例えば、転送データ中の運転指令リレー14が励磁されてから順次転送記憶されてゆくパルスエンコーダ16の出力パルスが所定の値になるまでの時間を計測し、その時間を所定時間と比較することにより駆動制御装置17の動作特性の良否を判断する。もし、当該時間が所定時間に比較して異常に長い又は短いと判断した場合には、点検装置3は通信装置38を介して監視センタ装置5に異常を発報する。一方、当該時間が正常な範囲内にある場合には、点検判断装置32は、駆動装置17は正常であると判断し、その結果を点検データ記憶手段33に格納する。また、当該時間が異常発報するほどではないが正常ではない場合、点検判断装置32は「駆動制御装置17は要点検」として、点検データ記憶装置33にその旨記憶する。
機器動作計測装置34は、転送データ記憶装置31に転送されたデータのうちの運転指令リレー14の動作情報をチェックし、非励磁状態から励磁状態への転換の動作回数をカウントアップしてゆき、その値を計測データ記憶装置35に格納する。さらに、機器動作計測装置34は、転送データ記憶装置31にパルスエンコーダ16からのパルスの入力が継続されている間、その継続時間を乗かご11の走行時間としてそれまでの走行時間に積算し、積算された走行時間を計測データ記憶装置35に格納する。このようにして、点検データ記憶装置33及び計測データ記憶装置35には、点検結果のデータ及び計測結果のデータが順次蓄積されてゆく。
点検装置3の診断運転指令装置36は、予め定められた日の予め定められた時刻(エレベータの利用客がない日時が選定されている)になると、エレベータ1の診断に必要な運転(低速運転や高速運転)を行う指令信号を、エレベータ制御装置2の信号入力装置26に対して送信する。これにより、エレベータ制御装置2は、診断プログラムに従って駆動制御装置17を作動させ、診断運転を実施する。診断運転のデータは、上述の通常運転の場合と同様の手順で処理される。
以下は、点検センタ装置4における動作の一例である。点検センタ装置4の収集スケジュール記憶装置46には、管理下にある全エレベータの各点検装置3に格納されている点検データ及び計測データを収集するスケジュール(収集インターバル)が記憶されている。点検センタ装置4は、当該スケジュールに従って通信装置41に収集指令を出力することにより、各点検装置3毎に点検データ及び計測データを収集する。即ち、通信装置41は指令された点検装置3に対してダイヤル発信を行い、当該点検装置3の通信装置38を電話回線で接続し、点検データ記憶装置33及び計測データ記憶装置35に格納されている各データを収集する。点検データ解析装置42は、収集された点検データに基づいて所定の解析を行う。
ここで、点検データ解析装置42が行う解析につき、例を挙げて説明する。例えば、点検装置3の点検判断装置32による点検結果が、前述のように、運転指令リレー14が励磁されてからモータ13の所定回転に達するまでの時間が、発報するほどではないが長すぎる場合、又は短すぎる場合、これに対応した特定符号の形態で点検装置3の点検データ記憶装置33に記憶されている。点検センタ装置4の点検データ解析装置42は、送信されてきた当該符号データに基づいて「駆動制御装置17は要点検」という文言を表示するデータを作成し、このデータを月報データ記憶装置44に格納する。また、前記時間が正常であれば、「駆動制御装置17は正常」のデータを作成して格納する。
さらに、点検センタ装置4の寿命判断装置43は、収集した計測データについて判定を行う。例えば、点検装置3の計測データ記憶装置35のデータのうち、運転指令リレー14の動作回数のデータを所定の動作回数と比較し、前者が後者の動作回数を超えた値である場合、「運転指令リレー14は要交換」というデータを作成し、このデータを月報データ記憶装置44に格納する。運転指令リレー14の動作回数が所定の動作回数を超えていない場合には、点検報告書データ記憶装置44への記憶は行われない。
月報データ記憶装置44に、「駆動制御装置17は要点検」というデータや「運転指令リレー14は要交換」というデータが記憶された場合、これらと同じデータがこれらデータと関連するデータ、上記の例では走行時間の積算値が付加され、これらが一緒に保存データ記憶装置45に格納される。このようにして、収集スケジュールに従って全点検装置3からのデータ収集が終了すると、通信装置46は収集終了の信号により月報データ記憶装置44に格納されている月報データ及び保存データ記憶装置45に格納されている保存データや、点検センタ装置4に記憶されている当該エレベータの点検データを、通信装置47を介して情報センタ装置6に送信する。
情報センタ装置6は、点検センタ装置4から送信された月報データ(点検装置3から監視センタ装置5へ異常発報がなされている場合には、月報データと当該異常発報データ)を通信装置61により営業所に送信する。一方、点検センタ装置4から送信された保存データは、データベース検索集計装置63の処理により、データベース記憶装置62に格納される。また、作業計画作成装置64には、予め管理下にある全エレベータの保全作業予定日及び実施すべき保全作業項目が格納してあり、データベース記憶装置62に格納してある保存データに基づいてエレベータ毎の作業計画データを作成する。更に、作成された作業計画データは、データベース検索集計装置63の処理により再びデータベース記憶装置62に格納される。
営業所7では、情報センタ装置6から送信された月報データ(点検装置3から監視センタ装置5へ異常発報がなされている場合には、月報データと当該異常発報データ)を通信装置71により受信し、受信したデータを月報出力装置73により印字出力する。そして、出力された月報に、保守を必要とするデータ、例えば前出の「駆動制御装置17は要点検」又は「運転指令リレー14は要交換」が記載されている場合、営業所7はこの記載に応じて所要の工具や交換部品を携行させて保守員を該当エレベータ1に派遣する。
通常の保守作業を行う場合、保守員は、営業所を出発する前や保守対象となるエレベータに到着した後の保守作業の開始前に、携帯電話Aを操作し、通信装置A1を介して情報センタ装置6に作業計画データの送信を要求する。
情報センタ装置6は、通信装置65を介して携帯電話Aから作業計画データ送信要求があった場合、データベース検索集計装置63の処理により要求データの検索を行い、データベース記憶装置62に格納された該当エレベータ1の作業計画データを通信装置65により携帯電話Aに送信する。
携帯電話Aの通信装置A1は、情報センタ装置6から送信された作業計画データを受信すると共に、受信した旨を着信メロディや表示装置A6に表示して保守員に報せる。このとき、受信した作業計画データが表示装置A6に一画面として表示できる範囲を超えており、表示項目が複数に分割されている場合は、表示装置A7により作業計画データの一部、又は前部を選択して表示することができる。
そして、表示装置A6に表示された作業計画データに、保守を必要とするデータ、例えば前出の「駆動制御装置17は要点検」又は「運転指令リレー14は要交換」が記載されている場合、保守員は、作業計画データに記載された項目に従って保守作業を実施する。保守員は、作業終了後、点検結果入力装置A4を操作して、実施した各項目毎の保守作業についての所要事項を入力する。点検結果の入力が完了した後、点検結果送信装置A3により通信装置A1を介して点検結果データを情報センタ装置6に送信する。ここでいう点検結果データとは、保守員が携帯電話Aに備えられたテンキー(点検結果入力装置A4の一部)を操作することにより入力されるデータのほか、携帯電話Aにて取得可能な点検データや計測データ及び運行データ等のエレベータの保守に必要な様々なデータも含まれる。
情報センタ装置6は、携帯電話Aから送信される点検結果データを通信装置65を介して受信すると、点検報告書データ編集装置66を起動する。点検報告書データ編集装置66は、データベース記憶装置62に格納されている該当エレベータ1の保存データ(作業計画データを含む。)と携帯電話Aから送信された点検結果データを集計編集し、点検報告書データを作成する。作成された点検報告書データは、データベース検索集計装置63の処理により再びデータベース記憶槽津62に格納されると共に、通信装置65により携帯電話Aに送信される。
携帯電話Aの通信装置A1は、情報センタ装置6から送信された点検報告書データを受信すると共に、受信した旨を表示装置A6に表示する。保守員は、表示装置A6に表示された点検報告書データの着信を確認した後、点検報告書データ出力装置A5により携帯型プリンタ装置Cに点検報告書データを光通信等で送信する。
携帯型プリンタ装置Cは、図示しない通信装置を介して携帯電話Aからの点検報告書データを受信後、所定の処理により点検報告書Dを印字出力する。
保守員は、点検報告書Dの印字が完了した後、エレベータ1の所有者側の管理責任者に対して保守作業の報告を行い、必要な場合には点検報告書Dを提出して確認印を押印してもらう。なお、管理責任者が常駐する管理人室にパーソナルコンピュータ及びプリンタがある場合には、携帯電話Aから当該パーソナルコンピュータへ点検報告書データを光通信等で送信する。管理責任者は、点検報告書データを確認した後、当該点検報告書データをオーナー宅Fに備えられたパーソナルコンピュータFaへ転送する。
また、情報センタ装置6は、エレベータ1を所有するエレベータオーナー宅FのパーソナルコンピュータFaのメールアドレスを予め記憶しておけば、電話回線8等を介して点検報告書データを電子メールにてパーソナルコンピュータFaへ送信することができ、点検報告書Dをエレベータオーナー宅Fに設置された図示しないプリンタで印字することもできる。
以上、主として通常の保守に関する動作について説明したが、これ以外の動作について以下に説明する。本実施例に係るシステムの作動中、点検装置3の点検判断装置32において緊急に処理すべき異常が検出された場合、点検判断装置32は直ちに通信装置38により異常発報データを監視センタ装置5に送信する。監視センタ装置5では、通信装置51によりこれを受信し、エレベータ監視装置52で異常発報データの内容を解析してこれを表示すると共に、解析された内容は、異常発報データとして通信装置53により情報センタ装置6へ送信される。監視センタ装置5のオペレータは、エレベータ監視装置52の表示を見て、当該故障エレベータ1の保守を担当する営業所7に電話回線8又は図示しない有線ネットワークにてこれを報せる。営業所7では、直ちに故障エレベータ1に保守員を派遣し、故障の処理を行わせる。保守員は、当該故障に対して適切な処置を行うと共に、必要な場合、携帯電話Aと点検装置3又はエレベータ制御装置2を接続することで、故障時の点検データや計測データ及び運行データ等のエレベータの故障解析に必要な様々なデータを取得することができる。また、これらの取得したデータと点検結果送信装置A4により保守員が入力した該当異常に対する処置についての所要事項を点検結果送信装置A4により情報センタ装置6に送信することで、前述した通常の保守作業時と同様に点検報告書Dを容易に作成することができる。
なお、上記実施例において、点検センタ装置、情報センタ装置及び営業所7の装置は、任意の地域(地点)に設置できることは明らかである。
このように、本例のエレベータの点検報告書作成システムは、保守員によるエレベータ1の点検が完了した後、保守員が携帯電話Aの点検結果入力装置A4を操作して点検結果を入力し、点検結果送信装置A3により点検結果データを情報センタ装置6に送信すると、情報センタ装置6に設けられた点検報告書データ編集装置66が起動して、携帯電話Aから送信される点検結果データとデータベース記憶装置66に記憶された保存データに基づいて点検報告書データが編集され、携帯電話Aに当該点検報告書データが送信されるため、保守員は、携帯電話Aで受信した点検報告書データを携帯型プリンタ装置Cから印字出力するだけで点検報告書を作成することができる。よって、保守員は、点検報告書を作成するために専用のパーソナルコンピュータを携行する必要がなく、保守員の労力を大幅に軽減することができる。また、点検報告書には、機械点検の結果と保守員による巡回点検の結果とが印字されるので、顧客に作業内容が分かりやすい点検報告書を提出でき、点検内容や結果に対する顧客の信頼を高めることができる。
実施例に係るエレベータの点検報告書作成システムの構成図である。 図1に示すエレベータ制御装置のブロック図である。 図1に示す点検装置のブロック図である。 図1に示す点検センタ装置のブロック図である。 図1に示す監視センタ装置のブロック図である。 図1に示す情報センタ装置のブロック図である。 図1に示す営業所のブロック図である。 図1に示す携帯電話のブロック図である。 実施例に係るエレベータの点検報告書作成システムにおけるデータの流れを示す流れ図である。
符号の説明
1 エレベータ
2 エレベータ制御装置
3 点検装置
4 点検センタ装置
5 監視センタ装置
6 情報センタ装置
7 営業所
8 電話回線(通信回線)
9 無線電話回線(通信回線)
66 点検報告書データ編集手段
A 携帯電話(携帯端末装置)
B 通信変換器
C 携帯型プリンタ装置
D 点検報告書
F オーナー宅
Fa パーソナルコンピュータ

Claims (4)

  1. 複数台のエレベータを遠隔監視して各エレベータについての遠隔監視データを取得する監視センタ装置と、各エレベータに付属する各種機器の機械点検結果である点検データから前記各種機器毎の異常判定データ及び予兆診断データを生成する点検センタ装置と、各エレベータ毎の作業計画データを記憶すると共に点検報告書データ編集手段を備えた情報センタ装置と、エレベータの保守員が携帯する携帯端末装置と、これらの各装置を相互に接続する通信回線と、前記携帯端末装置と随時接続される携帯型プリンタ装置とを備えたエレベータの点検報告書作成装置を用い、
    前記エレベータの保守員は、前記携帯端末装置を操作して、前記情報センタ装置への保守対象エレベータについての作業計画データの送信要求と、前記情報センタ装置からの所要の作業計画データの受信と、当該受信した作業計画データに基づく前記保守対象エレベータについての点検結果データの入力とを行い、前記情報センタ装置は、前記携帯端末装置からの点検結果データを受信したとき、前記点検報告書データ編集手段を起動して、当該携帯端末装置から送信された点検結果データ、前記遠隔監視データ、前記異常判定データ、前記予兆診断データ及び作業計画データに基づいて前記保守対象エレベータについての点検報告書データの編集を行うと共に編集された前記点検報告書データ前記携帯端末装置へ送信し、前記携帯端末装置に前記情報センタ装置から送信された前記点検報告書データが受信されたとき、前記エレベータの保守員は、前記携帯端末装置を操作して前記携帯型プリンタ装置を起動し、前記点検報告書データを印字出力することを特徴とするエレベータの点検報告書作成方法。
  2. 複数台のエレベータを遠隔監視して各エレベータについての遠隔監視データを取得する監視センタ装置と、各エレベータに付属する各種機器の機械点検結果である点検データから前記各種機器毎の異常判定データ及び予兆診断データを生成する点検センタ装置と、各エレベータ毎の作業計画データを記憶する情報センタ装置と、エレベータの保守員が携帯する携帯端末装置と、これらの各装置を相互に接続する通信回線と、前記携帯端末装置と随時接続される携帯型プリンタ装置とを備え、
    前記携帯端末装置は、前記情報センタ装置への保守対象エレベータについての作業計画データの送信要求と、前記情報センタ装置からの所要の作業計画データの受信と、当該受信した作業計画データに基づく前記保守対象エレベータについての点検結果データの入力と、前記携帯型プリンタ装置の起動とを行う機能を有し、前記情報センタ装置は、前記点検結果データ、前記遠隔監視データ、前記異常判定データ、前記予兆診断データ及び作業計画データに基づいて前記保守対象エレベータについての点検報告書データを編集する点検報告書データ編集手段を有し、
    前記携帯端末装置には、前記点検結果データとして前記情報センタ装置が作成した作業計画データに対する実施の有無、測定値及び点検結果のコメント文を入力する点検結果入力装置と、前記点検結果データの入力後、所定の操作で、前記点検結果データを前記情報センタ装置へ送信し、前記点検報告書データ編集手段を起動する点検結果送信手段を備え、前記情報センタ装置は、前記点検結果データを受信すると、前記点検報告書データ編集手段を起動して、前記点検報告書データを作成し、
    前記携帯端末装置から前記点検結果データが送信されたとき、前記情報センタ装置は作成した前記点検報告書データを前記携帯端末装置に送信し、前記携帯端末装置は受信した前記点検報告書データを前記携帯型プリンタ装置に送信して点検報告書の印字を行わせることを特徴とするエレベータの点検報告書作成装置。
  3. 前記携帯端末装置として携帯電話を用いたことを特徴とする請求項2に記載のエレベータの点検報告書作成装置。
  4. 前記通信回線にエレベータ所有者又はエレベータ管理人が所有するパーソナルコンピュータを接続し、前記携帯端末装置を介して前記点検報告書データを前記パーソナルコンピュータに送信することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のエレベータの点検報告書作成装置。
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