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JP4939451B2 - 撮像装置および撮像装置の角度情報の補正方法 - Google Patents
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JP4939451B2 - 撮像装置および撮像装置の角度情報の補正方法 - Google Patents

撮像装置および撮像装置の角度情報の補正方法 Download PDF

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Description

本発明は、水準器機能を有する撮像装置に関し、特に温度補正によって精度の高い水準
器機能を有する撮像装置および撮像装置の角度情報の補正方法に関するものである。
近年、デジタルカメラ等の撮像装置においては、小型化および軽量化が進み、種々の場所に一層容易に携帯して使用できるようになり、さらには、携帯電話等にもデジタルカメラの機能が組み込まれるようになった。
このようなデジタルカメラを含む撮像装置は、小型化および軽量化が図られ、しかも人が保持するものであるために、必ずしも安定した姿勢において撮影されるものとは限らず、そのため撮影時には、従来にも増して気付き難い傾きが画像に生じがちである。
このため、撮像装置には、撮影時に、装置本体の傾きを検出し、この傾きの角度をモニタ画面に表示するなどして、撮影者に画面の傾きを認知させるための機能を備えることが望ましい。
特許文献1には、静止画像の取得時に、この静止画像の傾きを検出し、この検出した傾きを示す情報を静止画像と共に記録媒体に記録することによって、必要に応じて、後処理により静止画像の傾きを補正し、これによって、ユーザの意図を正しく反映して、撮像結果の傾きを適正に補正することを可能とする撮像装置が開示されている。
また、特許文献2には、動画または静止画に対応した撮影モードを設け、静止画撮影モードで、且つ傾きの表示が要求されている場合にのみ、検出された傾き情報から傾きガイド表示信号を生成して表示処理回路に送出し、撮像画像を表示する画面上に傾きガイド表示を表示する撮像装置が開示されている。
しかし、特許文献1及び2のいずれにおいても、使用時の温度の差に応じた角度の補正については何ら言及されていない為、使用環境によっては傾き検出センサの出力値が温度によって変動し、傾き検出の精度が低くなるといった問題が生じる。さらに、傾き検出センサの出力値は、各角度に応じて温度による影響が異なるため、何れの角度においても高精度な補正を可能とする撮像装置が必要とされていた。
特開2004−343476号公報 特開2007−174156号公報
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、何れの傾き角度においても温度による出力値の変動を高精度に補正することが可能な撮像装置および撮像装置の角度情報の補正方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る撮像装置または撮像装置の角度情報の補正方法は、具体的には下記(1)〜(8)に記載の技術的特徴を有する。
(1):水平からの傾きの角度を検出する角度検出手段と、温度を検出する温度検出手段と、前記角度検出手段によって検出され角度情報と前記温度検出手段によって検出され温度情報との関係を記録する記録手段と、を備える撮像装置であって、前記角度検出手段で検出された現在の角度情報と、前記記録手段の角度情報と温度情報との関係から温度補正率を決定して、前記現在の角度情報を、前記温度補正率と前記温度検出手段で検出された現在の温度情報で補正すると共に、当該撮像装置の起動直後と、起動直後以外とでは前記温度補正率が異なることを特徴とする撮像装置である。
):時間検出手段と、該時間検出手段で検出した時間を記録する時間記録手段と、をさらに備え、前記時間検出手段で検出された現在の時間情報と前記時間記録手段に記録された時間情報とを比較して、当該撮像装置起動直後であり、且つ直前の停止時から所定の時間を隔てている場合と、それ以外の場合とでは前記温度補正率が異なることを特徴とする上記(1)に記載の撮像装置である。
):前記角度検出手段は、ロール角及び/またはピッチ角を検出することを特徴とする上記(1)または(2)に記載の撮像装置である。
):前記角度検出手段が、2軸または3軸の加速度センサであることを特徴とする上記(1)乃至()のいずれか1項に記載の撮像装置である。
):記角度検出手段で検出された前記現在の角度情報を表示する表示装置を備えることを特徴とする上記(1)乃至()のいずれか1項に記載の撮像装置である。
):前記表示装置は、撮像された画像を表示することを特徴とする上記()に記載の撮像装置である。
本発明によれば、何れの傾き角度においても温度による出力値の変動を高精度に補正することが可能な撮像装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る撮像装置の実施の形態について説明する。尚、各図の番号は、同じ部材や同じ処理に関しては、極力、同じ番号を付けている。
〔第1の実施の形態〕
図1は本発明に係る撮像装置の一実施の形態であるデジタルカメラにおける構成を示す外観上面図、図2は外観正面図、図3は外観背面図である。
図1に示すように、撮像装置の上面には、レリーズスイッチ(SW1)、モードダイヤルスイッチ(SW2)およびジョグダイヤルスイッチ1(SW3)が配設されている。また、図2に示すように、撮像装置の正面側には、ストロボ発光部1、測距ユニット2、光学ファインダ3および鏡胴ユニット4が設けられている。鏡胴ユニット4は、撮影レンズを含んでいる。
さらに、図3に示すように、撮像装置の背面には、LCDモニタ5、ジョグダイヤルスイッチ2(SW4)、ズームSW[TELE](SW5)、ズームSW[WIDE](SW6)、上SW(SW7)、右SW(SW8)、OK SW(SW9)、左SW(SW10)、下/マクロSW(SW11)、DISPLAY SW(SW12)、削除SW(SW13)、MENU SW(SW14)および電源SW(SW15)が設けられている。また、撮像装置の側面には、電池蓋6が設けられている。また、撮像装置の前面に設けられている光学ファインダ3は、背面においても同位置に設けられ、撮像装置内部を挿通した状態で固定されている。
各スイッチSW1〜SW15は、ユーザが操作するスイッチであり、操作キーユニットを構成する。なお、本発明に係る撮像装置としてのデジタルカメラの外観は、必ずしも図1〜3に示す外観に限定されるものではなく、異なる外観を呈していても構わない。
撮像装置としてのデジタルカメラの各部の機能および作用は、公知であるので、その詳細な説明は省略することにし、次に撮像装置内部のシステム構成を図4に基づき図1〜3を参照しながら説明する。
図4は本発明に係る撮像装置の一実施の形態であるデジタルカメラにおけるシステム構成の一部を模式的に示すブロック図である。
図4において、CCD(101)は、光学画像を光電変換するための固体撮像素子である。F/E(フロントエンド)−IC(102)は、CCDより入力された画像信号に対して、画像ノイズ除去用相関二重サンプリングを行うCDS(102−1)、利得調整を行うAGC(102−2)、ディジタル信号変換を行うA/D(102−3)を有し、さらに、CCD1信号処理ブロック(104−1)より、垂直同期信号、水平同期信号を供給され、CPUブロック(104−3)によって制御されるCCD(101)、及びF/E−IC(102)の駆動タイミング信号を発生するTG(102−4)を有する。
鏡胴ユニット(4)は、被写体の光学画像を取り込むズームレンズ(4−1a)、ズーム駆動モータ(4−1b)からなるズーム光学系(4−1)、フォーカスレンズ(4−2a)、フォーカス駆動モータ(4−2b)からなるフォーカス光学系(4−2)、絞り(4−3a)、絞りモータ(4−3b)からなる絞りユニット(4−3)、メカシャッタ(4−4a)、メカシャッタモータ(4−4b)からなるメカシャッタユニット(4−4)、CPUブロック(104−3)によって制御され各モータを駆動するモータドライバ(4−5)を有する。
ディジタルスチルカメラプロセッサ(104)は、CCD(101)よりF/E―IC(102)の出力データにホワイトバランス設定やガンマ設定を行い、又、前述したように、垂直同期信号、水平同期信号を供給するCCD1信号処理ブロック(104−1)、フィルタリング処理により、輝度データ・色差データへの変換を行うCCD2信号処理ブロック(104−2)、前述した装置各部の動作を制御するCPUブロック(104−3)、前述した制御に必要なデータ等を、一時的に、保存するLocalSRAM(104−4)、パソコンなどの外部機器とUSB通信を行うUSBブロック(104−5)、パソコンなどの外部機器とシリアル通信を行うシリアルブロック(104−6)、JPEG圧縮・伸張を行うJPEGCODECブロック(104−7)、画像データのサイズを補間処理により拡大/縮小するRESIZEブロック(104−8)、画像データを液晶モニタやTVなどの外部表示機器に表示するためのビデオ信号に変換するTV信号表示ブロック(104−9)、撮影された画像データを記録するメモリカードの制御を行うメモリカードブロック(104−10)、後述する角度検出手段である加速度センサ(111)に接続されデータ通信を行うI2C(Inter Integrated Circuit)ブロック(104−11)を有する。
また、CPUブロック(104−3)は、ストロボ回路106を制御することによってストロボ発光部1から照明光を発光させる。さらに、これに加えてCPUブロック(104−3)は、測距ユニット2を制御する。
SDRAM(103)は、前述したディジタルスチルカメラプロセッサ(104)で画像データに各種処理を施す際に、画像データを一時的に保存する。保存される画像データは、例えば、CCD(101)から、F/E−IC(102)を経由して取りこんで、CCD1信号処理ブロック(104−1)でホワイトバランス設定、ガンマ設定が行われた状態の「RAW−RGB画像データ」やCCD2信号処理ブロック(104−2)で輝度データ・色差データ変換が行われた状態の「YUV画像データ」、JPEGCODECブロック(104−7)で、JPEG圧縮された「JPEG画像データ」などである。内蔵メモリ(107)は、撮影した画像データを記憶できるようにするためのメモリである。
ROM(113)には、CPUブロック(104−3)にて解読可能なコードで記述された、制御プログラムや制御するためのパラメータが格納されている。デジタルカメラの電源がオン状態になると、制御プログラムは不図示のメインメモリにロードされ、CPUブロック(104−3)はそのプログラムに従って装置各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を、一時的に、RAM(114)、及びデジタルスチルカメラプロセッサ(104)内にあるLocal SRAM(104−4)に保存する。
ROM(113)に書き換え可能なフラッシュROMを使用することで、制御プログラムや制御するためのパラメータを変更することが可能となり、機能のVerUpが容易に行える。
LCDドライバ(108)は、後述する表示装置であるLCDモニタ(5)に駆動するドライブ回路であり、TV信号表示ブロック(104−9)から出力されたビデオ信号を、LCDモニタ(5)に表示するための信号に変換する機能も有している。LCDモニタ(5)は、撮影前に被写体の状態を監視する、撮影した画像を確認する、メモリカードや前述した内臓メモリ(107)に記録した画像データを表示する、撮像装置の傾きを表示する、などを行うためのモニタである。ビデオAMP(109)は、TV信号表示ブロック(104−9)から出力されたビデオ信号を、75Ωインピーダンス変換するためのアンプであり、ビデオジャック(110)は、TVなどの外部表示機器と接続するためのジャックである。操作Keyユニット(SW1〜15)は、ユーザが操作するKey回路であり、SUB−CPU(105)は、操作Keyユニット(SW1〜15)などの出力信号をユーザの操作情報として、前述したCPUブロック(104−3)に出力する。また、時刻をカウントしているRTC(Real Time Clock;時間検出手段)(112)と通信し、時間を制御している。
角度検出手段である加速度センサ(111)はプリント回路基板(PCB;Printed Circuit Board)上に実装され、2軸X,Yのデータと温度TのデータをI2Cブロック(104−11)に出力する。デジタルスチルカメラプロセッサ(104)は、I2Cブロック(104−11)を介して加速度センサ111とシリアル通信し、取得したデータからカメラの傾きを演算し、ロール角の傾き情報をLCDモニタ(5)等に撮影画像と重畳して表示する。カメラの傾きの演算は、例えばCPUブロック(104−3)が行う。
また、本実施の形態における加速度センサ111は、角度を検出する角度検出手段だけでなく、温度Tのデータも検出する温度検出手段でもあり、検出した温度Tのデータを出力することができる。この検出された温度Tのデータを用いて後述する温度補正を行う。但し、本発明においては、温度検出手段である温度検出センサは、加速度センサ111とは別体として設ける構成としても何ら問題はなく、係る構成によっても同様の効果を奏する。
加速度センサ111は、2軸または3軸であり、一般に、運動加速度および重力加速度を検出することが出来るセンサである。ここでは静止した状態(運動加速度=0)を考えるため、重力加速度のみを考慮して後述するような角度を算出している。この場合、2軸または3軸の加速度センサが必要となる。
加速度センサ111が検出するデジタルスチルカメラの水平に対する検出ロール角θは、下記式(1)で表される。ここで、下記式(1)中、X0、Y0は各々重力ゼロ時の出力データを表す。
θ[deg]=180/π*arctan((Y−Y0)/(X−X0)) ・・・(1)
3軸の加速度センサの場合、同様に上記(1)式をZ軸に対しても適用するとピッチ角を検出でき、検出したデータをデジタルスチルカメラプロセッサ104に送出する。デジタルスチルカメラプロセッサ104は、加速度センサ111から送出されたデータを基に、撮像装置の傾き(ピッチ角)を、例えばCPUブロック(104−3)により演算し、LCDモニタ5等に撮影画像と重畳して表示することができる。但し、ロール角/ピッチ角表示機能はオプショナルであって省略可能とするが、この機能を設ける場合は、ロール角だけ、またはピッチ角だけ、もしくはロール角とピッチ角の両方、を表示させることをユーザに選択指示させるための選択ボタンを設けることが好ましい。
デジタルスチルカメラプロセッサ104は、ロール角および/またはピッチ角のLCDモニタ5への表示に際し、算出したロール角および/またはピッチ角の大きさを判定し、この角度の大きさに応じて、角度を表示する表示スケールのレンジを変化させる。この表示スケールには、あたかも液体を用いた水準器、いわゆるレベル、における気泡のような疑似的な気泡像であるマーカの表示を付加しており、このマーカが位置するスケールの目盛を見ることによって当該角度を認識する。このため、デジタルスチルカメラプロセッサ104は、レンジを選択した表示スケール上に、当該角度を示すマーカの画像を合成してLCDモニタ5で表示する。また、当該角度は、内蔵メモリ107等に記録するものとする。
(温度補正A)
次に、本発明の撮像装置における検出ロール角θの温度補正の第1の実施の形態について説明する。
図5は本発明の撮像装置のロール角が0°の場合における加速度センサの検出ロール角θの温度変化を示すグラフであり、図6は本発明の撮像装置のロール角が90°の場合における加速度センサの検出ロール角θの温度変化を示すグラフである。
本実施の形態において、加速度センサ111は、デジタルスチルカメラにおけるロール角の傾きを検出するために設けられたものである。この加速度センサ111は、デジタルスチルカメラがロール角方向において同一角度の状態で静止していたとしても、温度が変化することにより出力値X,Yが変化してしまう。検出ロール角θはその変化した出力値X,Yを用いて計算する。このため、デジタルスチルカメラがロール角方向において同一角度の状態で静止していたとしても温度が変化することにより出力値から換算された検出ロール角θも変化してしまう。
また、加速度センサ111の出力値X,Yの温度変化が、XとYとにおいて相関性がないとすると、加速度センサの出力値X,Yに対する補正量は、デジタルスチルカメラのロール角によって異なる。例えば、図5に示すように水平(0°)では温度が上昇した場合は、出力値が検出ロール角θに換算すると増加する一方で、図6に示すように90°では温度が上昇した場合は、出力値が検出ロール角θに換算すると減少するような状態が存在する。このようにデジタルスチルカメラのロール角により、出力値の温度に対する変化率が異なるため、それぞれのロール角において検出ロール角θから適正なデジタルスチルカメラのロール角を算出するための補正率を変更する必要がある。
以下に、具体的な検出ロール角θから適正なデジタルスチルカメラのロール角を算出するための温度補正の例を示す。
水平時(ロール角が0°)の場合の検出ロール角θをθ0、ロール角が90°の場合の検出ロール角θをθ90、ロール角が−90°の場合の検出ロール角θをθ270として、それぞれの検出ロール角(θ0・θ90・θ270)における0℃と50℃の二つの値を記録手段であるROM(113)に保存する。0℃の時の検出ロール角θ0をθ0_t0、50℃の時の検出ロール角θ0をθ0_t50、0℃の時の検出ロール角θ90をθ90_t0、50℃の時の検出ロール角θ90をθ90_t50、0℃の時の検出ロール角θ270をθ270_t0、50℃の時の検出ロール角θ270をθ270_t50とする。
さらに、基準となる25℃においてもそれぞれの値を保存する。それぞれ検出ロール角θを、θ0_t25、θ90_t25、θ270_t25とする。また、そのときの温度Tの値もそれぞれ保存しておく。0℃のときのTをT0、25℃のときのTをT25、50℃のときのTをT50とする。
上記した検出ロール角θ(角度情報)および温度T(温度情報)を用いて、本実施の形態における適正なデジタルスチルカメラのロール角を示す温度補正後ロール角Aは、下記式(2)および(3)で算出することができる。尚、下記式(2)および(3)における(0℃の検出ロール角θ)、(25℃の検出ロール角θ)、(50℃の検出ロール角θ)のそれぞれの角度については、表1を参照の上、該当する値を用いる。表1を用いることでそれぞれのロール角において精度よい補正が可能となる。
T>T25(温度が25℃より高い)のとき
A=検出ロール角θ−(T−T25)*((50℃の検出ロール角θ)−(25℃の検出ロール角θ))/25 ・・・(2)
T<T25(温度が25℃より低い)のとき
A=検出ロール角θ+(T−T25)*((0℃の検出ロール角θ)−(25℃の検出ロール角θ))/25 ・・・(3)
Figure 0004939451
また、本実施の形態では、同様の構成で撮像装置のピッチング方向の傾きも適正に補正することができる。
上記第1の実施の形態のデジタルスチルカメラによれば、何れの傾き角度においても温度による出力値の変動を高精度に補正することが可能となる。また、特にθの精度を求める箇所(上述の第1の実施の形態の場合では、0°、±90°)においてはそれぞれで温度補正をすることにより、より精度を上げることが可能となる。
〔第2の実施の形態〕
(温度補正B)
本発明の撮像装置における検出ロール角θの温度補正の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態においては、温度補正が異なる以外は第1の実施の形態と同様の構成である。
はデジタルスチルカメラの起動後における内部温度の時間変化を示すグラフである。
に示すように、デジタルスチルカメラの起動直後は内部温度が上昇する。
また、図は第1の実施の形態のデジタルスチルカメラ起動後における内部温度の上昇に伴う加速度センサの検出ロール角θの時間変化を示すグラフである。
図8に示すように、モニタリング時の最初の期間の内部温度上昇率は非常に高いため、例えば上記第1の実施の形態のデジタルスチルカメラ(温度補正A)においても、この期間の検出ロール角θは適正な温度補正がなされず、実際のロール角と異なる値が算出される。
このように、第1の実施の形態では起動直後の精度が悪く、温度補正後ロール角Aは急激な温度変化に対応していないため、実際のロール角との差が生じる。このため、起動直後のみ温度補正率を変更する構成とし、以下の手順に従い温度補正後ロール角Bを算出する。
7、8に示すように、デジタルスチルカメラは起動して数分経つとカメラ内部の温度上昇率が減少し、検出ロール角θが安定する。この安定した状態では、第1の実施の形態における温度補正によって適正に温度補正がなされるため、実際のロール角と、温度補正後ロール角Aとの間に差が生じない。また、起動時からすでにカメラの内部温度が十分に温まった状態であればその温度からの急激な温度上昇が起きないため、実際のロール角と、温度補正後ロール角Aとの間に差が生じない。これらの場合は、温度補正後のロール角Aを適用する。
図9に本発明に係る撮像装置の第2の実施の形態におけるデジタルスチルカメラ起動直後の温度補正制御のフローチャートを示す。
起動直後のRTC112の時刻データをRs(RTC start)、終了直前のRTC112の時刻データをRe(RTC end)とする。
まず、今回起動時のRTC112の時刻データRsと前回使用時に保存されている前回終了直前のRTC112の時刻データRe−1(RTC end−1)を取得する(Step1)。
RsとRe−1とを比較してRth(RTC threshold)差があれば(Step2)十分に時間が経ちカメラ内部が冷えており、起動後、カメラの内部温度が急上昇すると判断して後述の温度補正後ロール角Bを適用する(Step3)。m分後、カメラの内部温度の急上昇が終わると温度補正後ロール角Bに換えて温度補正後ロール角Aを適用して撮影を続ける(Step4、Step6)。
次に、RsとRe−1とを比較してRth差がなかった場合には(Step2)、後述のRTC bitを確認する(Step5)。
RTC bit=1であれば、温度補正後ロール角Aを適用する(Step6)。
RTC bit=0であれば、前回起動時はカメラの内部温度が十分に上昇する前に電源を落としたと判断し、後述の温度補正後ロール角Bを適用する(Step3)。m分後、カメラの内部温度の急上昇が終わると温度補正後ロール角Bに換えて温度補正後ロール角Aを適用して撮影を続ける(Step4、Step6)。
RTC bitは、前回使用時の起動直後のRTC112の時刻データRs−1(RTC start−1)と前回使用時の終了直前のRTC112の時刻データRe−1とを比較して、Rth2(RTC threshold2)差があればRTC bit=1という情報を、差がなければRTC bit=0という情報をROM113に保存する(Step7)。つまり、前回使用時に一定時間(Rth2)使用していればRTC bit=1という情報をROM113に保存する。
ここで、温度補正後ロール角Bの温度補正について説明する。
図7及び図8に示すように、撮像装置の起動直後における温度出力T・検出ロール角θは変化する。これらを一括して図示すると図10及び図11に示すようになる。図10は、温度補正調整時に使用する撮像装置の起動後における検出ロール角θの時間変化を示すt−θグラフである。図11は、温度補正調整時に使用する撮像装置の起動後における検出ロール角θの温度変化を示すT−θグラフである。ここで、t_mを装置起動後から補正を行う検出ロール角を検出するまでに経過した時間(m分後)、θ1を時間t_m経過後における検出ロール角、Tmを時間t_m経過後の装置内部温度、θ0をT25(装置内部温度25℃)における検出ロール角とする。
デジタルスチルカメラを調整する際、これらを用いて温度補正Bの計算に使用する特性Δθ/ΔTを算出して(図11参照)、それらを記録手段であるROMに保存する。
ここで、Δθ/ΔTを(θ1 − θ0)/(Tm − T25)とする。
実使用での温度補正時は上記に加え、起動直後の温度Ts、起動直後のロール角θsを保存する。ここで、Δθを(θ1 − θs)とする。実使用時での温度をTとすると温度補正後ロール角Bは下記式(4)で表される。尚、下記(4)式に用いられる数値は、それぞれ記憶手段に記憶保持されている角度情報、温度情報、時間情報、またはこれらの複合情報である。
B = 検出ロール角θ+Δθ−(T−Ts)*Δθ/ΔT ・・・(4)
上記式(4)で示されるような装置起動後からの経過時間t_mまでの期間において、温度補正後ロール角Bを適用する。
また、本実施の形態では、同様の構成で撮像装置のピッチング方向の傾きも適正に補正することができる。
上記第2の実施の形態のデジタルスチルカメラによれば、何れの傾き角度においても温度による出力値の変動を高精度に補正することが可能となる。また、起動直後のデジタルスチルカメラの内部が急激に温度上昇する場合においても、同様に出力値の変動を高精度に補正することが可能となる。
本発明に係る撮像装置の一実施の形態であるデジタルカメラにおける構成を示す外観上面図である。 本発明に係る撮像装置の一実施の形態であるデジタルカメラにおける構成を示す外観正面図である。 本発明に係る撮像装置の一実施の形態であるデジタルカメラにおける構成を示す外観背面図である。 本発明に係る撮像装置の一実施の形態であるデジタルカメラにおけるシステム構成の一部を模式的に示すブロック図である。 本発明の撮像装置のロール角が0°の場合における加速度センサの検出ロール角θの温度変化を示すグラフである。 本発明の撮像装置のロール角が90°の場合における加速度センサの検出ロール角θの温度変化を示すグラフである。 第1の実施の形態のデジタルスチルカメラ起動後における内部温度の上昇に伴う加速度センサの検出ロール角θの時間変化を示すグラフである。 デジタルスチルカメラの起動後における内部温度の時間変化を示すグラフである。 本発明に係る撮像装置の第2の実施の形態におけるデジタルスチルカメラ起動直後の温度補正制御のフローチャートである。 温度補正調整時に使用する撮像装置の起動後における検出ロール角θの時間変化を示すt−θグラフである。 温度補正調整時に使用する撮像装置の起動後における検出ロール角θの温度変化を示すT−θグラフである。
符号の説明
1 ストロボ発光部
2 測距ユニット
3 光学ファインダ
4 銅鏡
5 LCDモニタ
6 電池蓋
101 CCD
102 F/E−IC
103 SDRAM
104 デジタルスチルカメラプロセッサ
105 SUB−CPU
106 ストロボ回路
107 内蔵メモリ
108 LCDドライバ
109 ビデオAMP
110 ビデオジャック
111 加速度センサ
112 RTC(Real Time Clock)
113 ROM
114 RAM
SW1 レリーズスイッチ
SW2 モードダイヤル
SW3 ジョグダイヤル1
SW4 ジョグダイヤル2
SW5 ズームSW[TELE]
SW6 ズームSW[WIDE]
SW7 上SW
SW8 右SW
SW9 OK SW
SW10 左SW
SW11 下SW / マクロSW
SW12 DISPLAY SW
SW13 削除SW
SW14 MENU SW
SW15 電源SW

Claims (8)

  1. 水平からの傾きの角度を検出する角度検出手段と、
    温度を検出する温度検出手段と、
    前記角度検出手段によって検出され角度情報と前記温度検出手段によって検出され温度情報との関係を記録する記録手段と、を備える撮像装置であって、
    前記角度検出手段で検出された現在の角度情報と、前記記録手段の角度情報と温度情報との関係から温度補正率を決定して、
    前記現在の角度情報を、前記温度補正率と前記温度検出手段で検出された現在の温度情報で補正すると共に、
    当該撮像装置の起動直後と、起動直後以外とでは前記温度補正率が異なることを特徴とする撮像装置。
  2. 時間検出手段と、
    該時間検出手段で検出した時間を記録する時間記録手段と、をさらに備え、
    前記時間検出手段で検出された現在の時間情報と前記時間記録手段に記録された時間情報とを比較して、
    当該撮像装置起動直後であり、且つ直前の停止時から所定の時間を隔てている場合と、それ以外の場合とでは前記温度補正率が異なることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記角度検出手段は、ロール角及び/またはピッチ角を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記角度検出手段が、2軸または3軸の加速度センサであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 記角度検出手段で検出された前記現在の角度情報を表示する表示装置を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記表示装置は、撮像された画像を表示することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  7. 水平からの傾きの角度を検出する角度検出手段と、
    温度を検出する温度検出手段と、
    前記角度検出手段によって検出される角度情報と前記温度検出手段によって検出される温度情報との関係を記録する記録手段と、を備える撮像装置の角度情報の補正方法であって、
    前記角度検出手段で検出された現在の角度情報と、前記記録手段の角度情報と温度情報との関係から温度補正率を決定するステップと、
    前記現在の角度情報を、前記温度補正率と前記温度検出手段で検出された現在の温度情報で補正するステップと、を備え、
    当該撮像装置の起動直後と、起動直後以外とでは前記温度補正率が異なるように前記現在の角度情報を補正することを特徴とする撮像装置の角度情報の補正方法。
  8. 当該撮像装置は、時間検出手段と、
    該時間検出手段で検出した時間を記録する時間記録手段と、をさらに備え、
    前記時間検出手段で検出された現在の時間情報と前記時間記録手段に記録された時間情報とを比較して、
    当該撮像装置が起動直後であり、且つ直前の停止時から所定の時間を隔てている場合と、それ以外の場合とでは前記温度補正率が異なるように前記現在の角度情報を補正することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置の角度情報の補正方法。
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