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JP4943066B2 - 物品監視装置 - Google Patents
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この発明は、無線IDタグを付与した物品の紛失を検出して知らせる物品監視装置に関するものである。
近年、バーコードや流通履歴の書き込みが可能なタグ(荷札)として、無線機能、メモリ、コントロール機能を微小のチップに納めた無線IDタグ(ICタグとも呼ばれている。技術名称はRFID;Radio Frequency IDentification:無線認証)の開発およびその応用開発が行われて来ている。この無線IDタグの応用技術として、所持品遺失防止技術がある(例えば、特許文献1参照)。この方法は、ユーザの所持品に付加される無線IDタグにその所持品の識別情報を記録しておき、無線通信機構により、無線IDタグから識別情報を取得し、取得した識別情報を登録しておく。そして、その後、所持品に付けた無線IDタグに対して識別情報の問い合わせを行い、問い合わせに対する応答の有無を判定し、応答がないことを検知したときにはその旨をユーザに報知するというものである。また、上記の無線通信機構を携帯電話機に備え、同様に所持品遺失防止する技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−4257号公報 特開2004−13789号公報
以上の従来の物品監視の方法は、所持品の識別情報を記録した無線IDタグを管理対象物に付与しなければならず、どの無線IDタグをどの管理対象物に付与したかをユーザが管理する必要がある。そのため、管理対象物が増えた場合には、管理しなければならない情報も増え、登録にかかる手間が多くなるという問題がある。この問題に対して、商品に予め付与されている識別情報を使用する方法が考えられるが、現状では全ての管理対象物から必要とする識別情報を取得できるとは限らず、取得できなかったものについてはユーザが把握しておく必要がある。また、管理対象物とその識別情報の対応関係をユーザが把握し切れていない状況下においては、紛失物が発生した場合、その紛失物を速やかに特定することは困難となる。
この発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、管理対象とする全ての物品を含んだ画像を予め取得し、紛失物が発生した場合にその画像を自動的に表示して紛失物を速やかに特定できるようにした物品監視装置を得ることを目的とする。
この発明に係る物品監視装置は、電波を発信して通信可能範囲内にある無線IDタグの識別情報を入手する無線手段と、少なくとも1つの管理対象物を含む画像と当該画像に含まれる管理対象物に付与された無線IDタグの識別情報とを全て関連付けて記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶した識別情報と一致する識別情報が無線手段により入手できなかった場合、当該入手できなかった識別情報に関連付けられた管理対象物の画像を選択する情報処理手段と、情報処理手段が選択した画像を表示する表示手段とを備え、情報処理手段は、入手できなかった識別情報に関連付けられた管理対象物の画像を選択する際に、記憶手段に該当する画像が複数あった場合には、それらの画像の中で関連付けられた識別情報の数が最も少ない画像を優先的に選択するものである。
この発明によれば、識別情報が入手できなかった時にその識別情報に対応する管理対象物を含んだ画像を自動的に表示することができるため、その画像から直感的に紛失物を特定することが可能になる。また、無線IDタグが管理対象物に付与しておけば、複数の対象物をまとめて撮影するだけで画像と無線IDタグを関連付けた登録処理を行えるため、登録時の手続きを簡単にすることができる。また、少ない個数の管理対象物を別途撮影した画像を予め登録しておけば、それ以降は、複数の管理対象物をまとめて登録しても、紛失物が発生したときには少ない個数の管理対象物の画像を優先して表示させることができるため、ユーザによる紛失物の把握を容易にすることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による物品監視装置の機能構成を示すブロック図である。
図1において、物品監視装置は、無線部11、記憶部12、情報処理部13、報知部14、表示部15および撮影部16を備えている。無線部11は、電波を発信して通信可能範囲(無線IDタグと送受信が可能な領域)内にある無線IDタグの識別情報を入手する手段である。記憶部12は、少なくとも1つの管理対象物を含む画像と当該画像に含まれる管理対象物に付与された無線IDタグの識別情報とを全て関連付けて記憶しておく手段である。撮影部16は、画像を取得する手段で、特にこの発明の場合には、通信可能範囲内にある無線IDタグが付与された管理対象物を撮影するに用いられる。情報処理部13は、記憶部12に記憶した識別情報と一致する識別情報が無線部11により入手できなかった場合、当該入手できなかった識別情報に関連付けられた管理対象物の画像を選択する手段である。また、情報処理部13は、撮像部16が取得した管理対象物の画像と無線部11が入手した当該画像に含まれる管理対象物に付与された無線IDタグの識別情報とを全て関連付けて記憶部12に記憶する処理を事前に行うのにも用いられる。表示部15は、情報処理部13が選択した画像を表示する手段である。報知部14は、記憶部12に記憶した識別情報と一致する識別情報が無線部11により入手できなかった場合にユーザに知らせる手段で、例えば振動、音、光、画面表示等を用いたものである。
まず、監視動作の事前に行っておく管理画像の登録動作について説明する。
例えば、ユーザが外出する前に、携行する物品である、無線IDタグがそれぞれ付与した複数の管理対象物17,18を撮影しやすいようにまとめて置く。この場合、無線IDタグとの送受信が可能な通信可能範囲内にまとめるとよい。次に、まとめられた複数の管理対象物17,18を撮影部16により撮影し、そのデジタル画像を取得する。次に、無線部11により、電波を発信させ、通信可能範囲内にある管理対象物17,18に付与された無線IDタグからの応答を受信する。この場合の電波の発信は必ずしも一定時間ごとに行う必要はなく、応答が可能なら単発でよい。無線部11では、受信した応答電波が指定値以上の強度を持つ場合、その電波から無線IDタグごとに定めた識別情報のそれぞれを復調して取得する。なお、撮影操作と通信操作を連動させることで、撮影操作を行うときに、画像と識別情報を一度の操作で取得するようにしてもよい。情報処理部13は、取得した管理画像に全ての識別情報を関連付けて記憶部12に登録する。また、この例では、撮影部16は物品監視装置に一体化しているが、別のデジタルカメラを用いて管理対象物を撮影した画像を転送して記憶してもよい。
次に、監視動作について、図2のフローチャートに従って説明する。
無線部11では、例えば一定時間ごとに電波を発信し通信可能範囲にある対象物の無線IDタグからの応答電波の受信を行う。無線部11は、識別情報を検出した場合、その検出識別情報を情報処理部13へ送る(ステップST101)。情報処理部13では、検出識別情報を記憶部12にある管理対象画像に関連付けた登録識別情報と比較する(ステップST102)。この比較では、検出識別情報の全てが登録識別情報にあるかどうかの判定を行い(ステップST103)、一致しているものが全てあった場合には、一定時間待機した後(ステップST104)、次の検出動作に移る(ステップST101)。
一方、ステップST103の判定において、登録識別情報と一致する検出識別情報が一つでも不足していた場合、情報処理部13はこれを紛失物発生と判定して、報知部14を制御してユーザに対して紛失発生を知らせる(ステップST105)。同時に、不足識別情報に対応する登録識別情報を抽出し(ステップST106)、その登録識別情報を用いて管理対象画像を記憶部12から読み出して(ステップST107)、表示部15に送って表示する(ステップST108)。ユーザは、この表示された管理対象画像を見ることにより紛失した対象物を確認することができる。次に、不要になった管理対象画像を記憶部12から削除して、次の画像登録に備える(ステップST109)。
以上のように、実施の形態1によれば、無線IDタグがそれぞれ付与された複数の管理対象物を含む管理対象画像と、各無線IDタグから取得した識別情報を関連付けて登録しておき、監視時に検出できなかった識別情報を基に管理対象画像を表示するようにしたので、ユーザは管理対象画像を見ることにより直感的に紛失物を特定することができる。また、無線IDタグが管理対象物に付与されていれば、複数の対象物をまとめて撮影するだけで画像と無線IDタグを関連付けた登録処理を行えるため、登録時の手続きを簡単にすることができる。
実施の形態2.
管理対象物の数が比較的に多くない場合、基本的には上記実施の形態1の監視動作でも良いが、管理対象物の数が増えた場合、現状の管理対象画像から速やかに紛失物を特定することが困難になると考えられる。また、管理対象物の数の増加に加え、紛失物の数も増えた場合、それぞれを特定することも容易でなくなると考えられる。この実施の形態2では、この問題に対応するため処理方法を提供する。
ここでは、記憶部12には、直近の監視動作に使用する管理対象画像のほかに、過去の監視に使用した管理対象画像や予め取得し識別情報と関連付けておいた管理対象物を含んだ画像などが記憶されているものとする。この登録画像の例について図5により説明する。図5(1)は、直近の監視動作に使用するために取得した管理対象画像で、画像Aを取得した画像とすると、画像Aに写っている管理対象物イ,ロ,ハに付与された無線IDタグの識別情報(3個)が関連付けられている。図5(2)は、過去に取得した3つの登録画像を示す。画像Bは管理対象物ハを写した画像で、関連付けられた識別情報は1個である。画像Cは管理対象物イ,ロを写した画像で、関連付けられた識別情報は2個である。画像Dは管理対象物イ,ハを写した画像で、関連付けられた識別情報は2個である。
図3は実施の形態2に係る動作手順を示すフローチャートである。図3において、図2のステップST106〜ST109の代わりに、ステップST116〜ST121を設けたものである。したがって、この異なるステップの動作を主体に説明する。
管理対象画像に関連付けられた登録識別情報に対して検出されなかった識別情報が複数抽出された場合は、その中から画像表示の対象とする任意の登録識別情報を選択する(ステップST116)。次に、選択した登録識別情報が関連付けられた登録画像を記憶部12から抽出する。記憶部12には過去に登録した画像を蓄積している場合には、最新の監視動作に使用する管理対象画像を含めた複数の画像を抽出することになる。図5の例の場合、仮にIDxxxxxxxが未検出であったとすると、その識別情報が関連付けられた画像A,C,Dが抽出されることになる。抽出された画像が複数の場合は、関連付けられている識別情報の数が最も少ない画像を選択し(ステップST117)、表示部15に送って優先して表示する(ステップST118)。図5の例では、画像Cか画像Dのいずれか一方が先に表示される。
関連付けられている識別情報が少ない画像であれば、写っている対象物の数が少ないので、何を紛失したのかは分かりやすくなる。しかし、一つの画像に複数の識別情報が関連付けられている場合には、表示された画像からは、紛失した管理対象物を特定しにくい場合もあるため、必要に応じて他の画像を表示するかの判定を行う(ステップST119)。この判定は、設定や入力操作により行われるものである。他の画像を表示する場合は、ステップST117に遷移して、表示する画像を選択する。ただし、今度の選択では、関連付けられた識別情報が少ない画像を優先するが、今まで表示したことの無い画像を選択する。図5の例では、最初に画像Cを表示したのであれば、画像Dが選択されることになる。一方、ステップST119で、他の画像を表示しない場合には、ステップST116で抽出した、未検出の識別情報に対応する登録識別情報で画像が未表示のものが有るかを調べる(ステップST120)。ある場合にはステップST116に遷移し、その登録識別情報が関連付けられた画像を上記と同様にして選択して表示する。また、ない場合には、ステップST101に戻って次の検出動作に入る
お、上記ステップST119の他の画像表示の要否判定は、付加的な機能として考えられるので、場合によっては省いてもよい。
以上のように、この実施の形態2によれば、監視動作時に入手できなかった識別情報に関連付けられた管理対象物の画像を選択する際に、記憶部に該当する画像が複数あった場合には、それらの画像の中で関連付けられた識別情報の数が最も少ない画像を優先的に選択して表示するようにしたので、少ない個数の管理対象物を別途撮影した画像を予め登録しておけば、それ以降は、複数の管理対象物をまとめて登録しても、紛失物が発生したときには少ない個数の管理対象物の画像を優先して表示させることができるため、ユーザによる紛失物の把握を容易にすることができる
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3による物品監視装置の機能構成を示すブロック図である。図において、図1と同じ部分には同一符号を付し、その説明は原則として省略する。
この実施の形態3の無線部31は、画像登録時において、指向性のある電波を特定の方向に発信すると共に、特定の方向にある無線IDタグからの応答のみを受信する機能を有するようにしている。したがって、登録時の撮影画像に写っている対象物に付与された無線IDタグの識別情報のみを取得できるようになる。
これにより、無線IDタグが付与された管理対象物が複数個近くに存在している場合でも、被写体としたい管理対象物17のみの識別情報を取得して登録することができる。すなわち、周囲に検出対象としたくない無線IDタグが存在する場合において、登録処理の範囲を限定できるので、不必要な識別情報の登録を防ぐことが可能となる。また、撮影した画像内には登録した対象物のみを含むことになるため、画像と紛失物との関連付けが明確となり、監視動作時に紛失物の把握が容易となる。
この発明の実施の形態1による物品監視装置の機能構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る動作手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る動作手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る記憶部の登録画像の例を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る記憶部の登録画像リストの縮退化手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3による物品監視装置の機能構成を示すブロック図である。
符号の説明
11 無線部、12 記憶部、13 情報処理部、14 報知部、15 表示部、16 撮影部。

Claims (4)

  1. 電波を発信して通信可能範囲内にある無線IDタグの識別情報を入手する無線手段と、
    少なくとも1つの管理対象物を含む画像と当該画像に含まれる管理対象物に付与された前記無線IDタグの識別情報とを全て関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶した識別情報と一致する識別情報が前記無線手段により入手できなかった場合、当該入手できなかった識別情報に関連付けられた前記管理対象物の画像を選択する情報処理手段と、
    前記情報処理手段が選択した画像を表示する表示手段とを備え
    前記情報処理手段は、入手できなかった識別情報に関連付けられた管理対象物の画像を選択する際に、記憶手段に該当する画像が複数あった場合には、それらの画像の中で関連付けられた識別情報の数が最も少ない画像を優先的に選択することを特徴とする物品監視装置。
  2. 画像を取得する撮像手段を備え、
    情報処理手段は、前記撮像手段が取得した管理対象物の画像と無線手段が入手した当該画像に含まれる管理対象物に付与された無線IDタグの識別情報とを全て関連付けて記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1記載の物品監視装置。
  3. 前記記憶手段に記憶した識別情報と一致する識別情報が前記無線手段により入手できなかった場合にユーザに知らせる報知手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の物品監視装置。
  4. 無線手段は、画像登録の通信時において、指向性のある電波を特定の方向に発信すると共に、当該特定の方向にある無線IDタグからの応答のみを受信する機能を有するようにしたことを特徴とする請求項2記載の物品監視装置。
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