JP4943391B2 - 無線中継装置 - Google Patents
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Description
図6は、この無線中継装置を適用したマンホール部分の概略構成を示す断面図であり、この6図を用いてさらに説明すると、土中20には、送水管21が埋設されていて、その送水管21の一部から枝管22が分岐して設けられている。そして、その枝管22には、その枝管22の上部を取り囲むようにしてコンクリート製で、かつ、内部に十分な空間を有するマンホール23が埋設されている。このマンホール23の上部には、鋳鉄製のマンホール蓋24が設けられている。このマンホール24は、図6の上部に拡大して示されているように、地表を構成するコンクリート層25の表面位置と上面位置が一致する鋳鉄製の枠体24aと、その枠体24aに着脱自在に設けられた鋳鉄製の蓋体24bとから構成されている。
また、従来のマンホール蓋を利用した他の無線中継装置においては、マンホール蓋をアンテナとする場合はアンテナのインピーダンスマッチングをとる必要がある等の設計上の問題点を有するとともに、マンホール中蓋を必要とする等の構造が複雑になる欠点がり、マンホール蓋の裏面近傍に給電点及び給電ケーブルを設ける場合はマンホール蓋の開閉によってケーブルを損傷するおそれがあり、マンホール蓋の鍵穴にスロットアンテナを取り付ける場合はマンホール蓋の開閉操作が複雑になるだけでなく、そのスロットアンテナまでの接続ケーブルを必要とするとともに、鍵穴が小さいときは電磁波の遮断による減衰量が大きくなる欠点があり、マンホール蓋に中継器を取り付ける場合はマンホール蓋に穴をあける等の複雑な加工を必要とする欠点があった。
さらに、上記非特許文献1に示されるマンホール蓋を利用しない無線中継装置は、λ/4アンテナ27aから放射された電波はマンホール蓋24で反射され、マンホール23内の空間に複雑な電磁界分布を作るために複雑な三次元電磁界数値解析を行って放射性特性を予測する必要があるとともに、地表側に伝達される無線信号レベルが低いという欠点があった。
上記構成からなる無線中継装置において、マンホール蓋の裏面側に向けて照射されてきた電波は、反射体によって反射されてマンホール蓋の周囲の地表の所定位置、すなわちマンホール蓋の周囲の地表の特定位置に向けて照射される。また、その地表の特定位置から地中に向けて電波が照射されたときは、その電波は反射体によって反射されて地下に設置された無線機に受信される。
上記構成からなる無線中継装置において、反射体は、取付角度調整機構により電波の反射方向を任意に変更でき、電波は所望する方向に向けられる。
さらに、本発明に係る無線中継装置は、反射体の無線機から照射されてくる電波を受ける面形状が扁平に形成されていることを特徴としている。
そして、本発明に係る無線中継装置は、反射体の前記無線機から照射されてくる電波を受ける面形状が凹状を呈していることを特徴としている。
また、本発明に係る無線中継装置は、反射体はグリッドにより構成されていることを特徴としている。
さらに、本発明に係る無線中継装置は、反射体は多孔板等のメッシュにより構成されていることを特徴としている。
そして、本発明に係る無線中継装置は、反射体は金属製からなることを特徴としている。
また、本発明に係る無線中継装置は、反射体は合成樹脂製の基体に電波を反射する材料を被覆して構成されていることを特徴としている。
また、本発明に係る無線中継装置は、反射体に取付角度調整機構が設けられているので、マンホール蓋周囲の地表の特定位置に向けて容易に反射することができる。
そして、本発明に係る無線中継装置は、反射体の面形状が扁平又は凹状を呈しており、また、その反射体がグリッド又はメッシュからなり、さらに、反射体が金属製又は合成樹脂製の基体に電波を反射する材料を被覆して構成することができるので、反射体を容易に得ることができる。
このように、本発明の無線中継装置では、マンホール蓋3の周囲にあるアスファルトやコンクリート等の電波透過性構造材料を、電波が積極的に通過するなるように、後述する反射体10aや無線機が配置されている。
例えば、上述の例では反射体10a,10b,10c,10dを金属製としたが、反射体の基体を合成樹脂製とし、その基体に電波を反射する材料をメッキや蒸着により被覆したものであってもよい。この場合は、より軽量化された反射体を安価に得ることができる。
また、上述の例では、偏平に形成された反射体として、平面形状が矩形状の反射体10aを用いているが、これに限られることなく、平面形状が円状、楕円状あるいは4角形以外の多角形状(3角形状、5角形状等)の反射体を用いてもよい。
また、上述の例では、電波を受ける面が凹状でかつ平面視円状とされた反射体10bを用いているが、これに限られることなく、電波を受ける面が凹状でかつ平面視が楕円状あるいは多角形状(3角形状、4角形状、5角形状等)の反射体を用いてもよい。
また、上述の例では、マンホール1は、作業員の出入れする大型の例を示したが、作業員の手のみが出入れする、いわゆるハンドホールであってもよい。したがって、本発明でマンホールというときは、このような作業員が出入れしないも形式のものも含んでいる。
さらにまた、上述の例では、マンホール蓋3の周囲の材質をアスファルト層4又はコンクリート層としたが、マンホール蓋3の周囲はゴムや合成樹脂などの誘電体材料であってもよい。例えば、マンホール蓋3の周囲が緩衝材としてゴムで覆われていてもよく、この場合であっても、電波の通過を効率よく行うことができる。
Claims (8)
- マンホール蓋の設置箇所において地下に設置された無線機と地上に設置された無線機との間で無線通信する際に用いられる無線中継装置であって、
前記無線機から前記マンホール蓋の裏面側に向けて照射されてくる電波をそのマンホール蓋の周囲の地表の所定位置に向けて反射する反射体を有することを特徴とする無線中継装置。 - 前記反射体には、前記無線機から照射されてくる電波の反射方向を任意に変更する取付角度調整機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の無線中継装置。
- 前記反射体の前記無線機から照射されてくる電波を受ける面形状は、扁平に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の無線中継装置。
- 前記反射体の前記無線機から照射されてくる電波を受ける面形状は、凹状を呈していることを特徴とする請求項1又は2に記載の無線中継装置。
- 前記反射体は、グリッドにより構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の無線中継装置。
- 前記反射体は、メッシュにより構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の無線中継装置。
- 前記反射体は、金属製からなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の無線中継装置。
- 前記反射体は、合成樹脂製の基体に電波を反射する材料を被覆して構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の無線中継装置。
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