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JP4946963B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents
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Description

本発明は、誘導加熱調理器の調理容器が載置されるトッププレートの上面に設ける塗膜構成に関するものである。
従来、この種の誘導加熱調理器としては図3に示すようなものがある。図3に示すように、日本の一般家庭の台所で用いられている加熱部を3個有する、いわゆる3口の加熱調理器である。
加熱調理器の外郭を構成する本体1の上面は、耐熱性ガラス製のトッププレート2がトップフレーム3により外周部を覆われて配設されている。本体1内のトッププレート2の下面には、誘導加熱を行う誘導加熱コイル、あるいは電気ヒータ、ハロゲンヒータなどからなる加熱手段4が配置され、トッププレート2の表面上には、加熱手段4が配設されている位置に対応して加熱部5が設けられている。本体1の前面部にはダイアル型、押しボタン型などの固定式あるいは図に示すような開閉収納式の操作部6と、操作に応じて各種状態を表示する表示部7が設けられている。トッププレート2の上面あるいは下面は加熱部5の位置を示すための円状の印刷部8、あるいはトッププレート2のデザイン性向上のため全体的あるいは部分的に石目状、斑点状、もしくは幾何学的な図柄9が有彩色、あるいは透光性の塗料で印刷されていた。それに加えて、近年は、加熱調理の状態を示す発光手段10を加熱部5の近傍に備えたものやトッププレート前部に使用状態を示す発光天面表示部を備えたものが多く商品化されている。
特開2003−302061号公報
しかしながら、図3に示す従来の構成では、加熱調理の状態を示す発光手段10の点灯発光状態の視認性を優先するあまり、発光していない場合でも、トッププレートのガラス越しに下側の発光手段や天面表示部が透けて見える、あるいは、点灯時に中の余分なものまで見えるといことでデザイン的には商品性を低下させるという課題があった。また、透けるのを防ごうとするとガラスの印刷の濃淡を濃くしたり、発光部の透過部の面積を小さくすると視認性が低下するという課題があった。
また、裏面の印刷色と表面のドット印刷だけでは、デザイン的にも差別化が難しいという課題があった。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、加熱調理の状態を示す発光手段10や天面表示部が点灯していない時はできる限り、表から透けて見えるのを防止し、かつ点灯時には十分な視認性を確保するとともに、デザイン的にも変化を与える要素を提案しつつ、従来と同様の表面の傷つき防止や鍋のすべりにくさ等の性能や印刷の信頼性を有するトッププレートを備えた誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けたガラス製トッププレートと、前記トッププレート上に設けた少なくとも1つの加熱部と、前記トッププレートの下方に前記加熱部に対応して設けた加熱手段発光手段、及び天面表示部とを備え、前記トッププレート上面にドット状塗膜部印刷した後に、半鏡面調印刷を施し、前記ドット状塗膜部の印刷の膜厚を半鏡面調印刷の膜厚より厚くするとともに、前記発光手段及び前記天面表示部位置にあたる前記トッププレートのガラスの裏面のみ黒色の透光性印刷を施し、それ以外裏面は非透光性の印刷を施し、前記加熱手段を囲うように環状に発光手段を設け、前記発光手段の上方に環状の透光性印刷部を設け、前記環状の透光性印刷部の中心位置は、前記発光手段の円の中心位置より手前に偏心させて配置してある構成とした。
また、場合によりドットの間隔、配列を変化させるあるいは、ドット色を透光性のものにより構成した。
これによって、ドット状塗膜部を印刷した後に、半鏡面調印刷をトッププレート全面に印刷するので、ドット状塗膜部印刷とガラスの密着性が確保されるとともに、半鏡面調印
刷面への周囲の映りこみの効果によりガラス下の発光手段や天面表示部が点灯していない時に透けて見えるのを低減することができ、デザイン的に有利である。
また、ガラス裏面の印刷が同じでも、表面の半鏡面調印刷の有無でデザイン的に変化をつけることができるので有利である。
また、ドット状塗膜部の印刷の膜厚を半鏡面調印刷の膜厚より厚くしたので、半鏡面調印刷の傷付き防止においても大きな効果を得ることができる。
本発明の誘導加熱調理器は、ドット状塗膜部を印刷した後に、半鏡面調印刷をトッププレート全面に印刷するので、ドット状塗膜部印刷とガラスの密着性が確保されるとともに、半鏡面調印刷面への周囲の映りこみの効果によりガラス下の発光手段や天面表示部が点灯していない時に透けて見えるのを低減することができ、デザイン的に有利である。
また、ガラス裏面の印刷が同じでも、表面の半鏡面調印刷の有無でデザイン的に変化をつけることができるので有利である。
また、ドット状塗膜部の印刷の膜厚を半鏡面調印刷の膜厚より厚くしたので、半鏡面調印刷の傷付き防止においても大きな効果を得ることができる。
また、前記発光手段および前記天面表示部位置にあたる前記トッププレートのガラスの裏面のみ黒色の透光性印刷を施し、それ以外裏面は非透光性の印刷を施したとすることにより、外部からの光が機器内部に浸入するのを最小限に抑えることにより、発光手段や天面表示部が点灯していない時に、透けて見えるレベルを低減することができる。
また、前記加熱手段を囲うように環状に発光手段を設け、前記発光手段の上方に環状の透光性印刷部を設け、前記環状の透光性印刷部の中心位置は、前記発光手段の円の中心位置より手前に偏心させて配置したとすることにより、通常の調理位置である手前から見た場合に、調理者には、発光部の光のみ視認でき、周囲の本来光ってほしくない部分の光は非透光性の印刷によりさえぎることができるので、発光部の視認性をさらに向上することができ、またデザイン的にも有利である。
第1の発明は、外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けたガラス製トッププレートと、前記トッププレート上に設けた少なくとも1つの加熱部と、前記トッププレートの下方に前記加熱部に対応して設けた加熱手段発光手段、及び天面表示部とを備え、前記トッププレート上面にドット状塗膜部印刷した後に、半鏡面調印刷を施し、前記ドット状塗膜部の印刷の膜厚を半鏡面調印刷の膜厚より厚くとともに、前記発光手段及び前記天面表示部位置にあたる前記トッププレートのガラスの裏面のみ黒色の透光性印刷を施し、それ以外裏面は非透光性の印刷を施し、前記加熱手段を囲うように環状に発光手段を設け、前記発光手段の上方に環状の透光性印刷部を設け、前記環状の透光性印刷部の中心位置は、前記発光手段の円の中心位置より手前に偏心させて配置してあるとすることにより、ドット状塗膜部を印刷した後に、半鏡面調印刷をトッププレート全面に印刷するので、ドット状塗膜部印刷とガラスの密着性が確保されるとともに、半鏡面調印刷面への周囲の映りこみの効果によりガラス下の発光手段や天面表示部が点灯していない時に透けて見えるのを低減することができ、デザイン的に有利である。
また、ガラス裏面の印刷が同じでも、表面の半鏡面調印刷の有無でデザイン的に変化をつけることができるので有利である。
また、ドット状塗膜部の印刷の膜厚を半鏡面調印刷の膜厚より厚くしたので、半鏡面調印刷の傷付き防止においても大きな効果を得ることができるとともに、鍋の滑りも防止することができる。
また、前記発光手段および前記天面表示部位置にあたる前記トッププレートのガラスの裏面のみ黒色の透光性印刷を施し、それ以外裏面は非透光性の印刷を施したとすることにより、外部からの光が機器内部に浸入するのを最小限に抑えることにより、発光手段や天面表示部が点灯していない時に、透けて見えるレベルを低減することができる。
また、前記加熱手段を囲うように環状に発光手段を設け、前記発光手段の上方に環状の透光性印刷部を設け、前記環状の透光性印刷部の中心位置は、前記発光手段の円の中心位置より手前に偏心させて配置したとすることにより、通常の調理位置である手前から見た場合に、調理者には、発光部の光のみ視認でき、周囲の本来光ってほしくない部分の光は非透光性の印刷によりさえぎることができるので、発光部の視認性をさらに向上することができ、またデザイン的にも有利である。
の発明は、特に、第1の発明の前記加熱部を、ドットの間隔を密にし、それ以外の部分は前記加熱部よりもドット間隔を粗くしたとすることにより、鍋が載置され傷が付きやすい加熱部の半鏡面調印刷の傷つきを防止することができるとともに、傷がついた場合でも傷を目立ちにくくすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1、図2は本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器をシステムキッチンに取付けた状態を示すものである。
図1に示すとおり、加熱調理器の外郭を構成する本体11の上面には、耐熱性ガラス製のトッププレート12がトップフレーム13により外周部を覆われて配設されている。本体11内のトッププレート12の下面には加熱手段14が配置されている。本実施の形態では、この加熱手段14は誘導加熱によって鍋を加熱し被調理物を加熱する誘導加熱手段14a、14b、14cにより構成されている。すなわち3個の誘導加熱式加熱手段で3口の加熱調理器を構成している。
また、トッププレート12の表面上には、加熱手段14が配設されている位置に対応して加熱部15が設けられている。すなわち、本実施の形態における誘導加熱部15a、15b、15cである。
さらに、本体11の前面部にはダイアル型、押しボタン型などの固定式あるいは図に示すような開閉収納式の操作部16と、操作に応じて各種状態を表示する表示部17を設け、加熱調理を行うための条件を入力するようになっている。
さらに、トッププレート12の上面あるいは下面は加熱部15の位置を示すための円状の印刷部18が有彩色顔料で印刷されていて、トッププレート12の表面のには規則正しく整列させた状態、あるいは不規則に石目状に配列させた状態での透光性のドット状塗膜部19が印刷されており、その後から半鏡面調印刷20がトッププレート12全面に施されている。ドット状塗膜部19の印刷の膜厚は半鏡面調印刷20の膜厚より厚くしている。
また、図2に示すように、トッププレート12の下方には加熱手段14の入力状態を示す発光手段21および天面表示部22(図示せず)を設け、発光LEDにより点灯、消灯もしくは点滅で表示する構成としている。
また、発光手段および天面表示部位置にあたるトッププレートのガラスの裏面のみ黒色の透光性印刷23を施し、それ以外裏面は非透光性印刷24を施している。加熱手段14を囲うように環状に設けた発光手段21の上方に位置する環状の透光性印刷23の円の中心位置は、発光手段21の円の中心位置より手前に偏心させて配置してある。
以上の構成について、以下その動作、作用を説明する。まず、トッププレート12の上面に設けられた加熱部15に調理容器25を載置した状態で操作部16において加熱調理の開始操作をすることによってトッププレート12の下方に設けられた発光手段21が発光すると共に加熱手段14によって加熱調理が開始される。本実施の形態における誘導加熱調理の構成原理は公知の技術として説明を省略する。
ドット状塗膜部19を印刷した後に、半鏡面調印刷20をトッププレート12全面に印刷するので、ドット状塗膜部19の印刷とガラスの密着性が確保されるとともに、半鏡面調印刷20面への周囲の映りこみの効果によりガラス下の発光手段21や天面表示部22が点灯していない時に透けて見えるのを低減することができ、デザイン的に有利である。また、ガラス裏面の印刷が同じでも、表面の半鏡面調印刷20があるでデザイン的に変化をつけることができるので有利である。
ドット状塗膜部19の印刷の膜厚を半鏡面調印刷20の膜厚より厚くしたので、半鏡面調印刷20の傷付き防止においても大きな効果を得ることができるとともに、鍋の滑りも防止することができる。
ドット状塗膜部19の印刷を透光性の塗膜としたことにより、発光手段21や天面表示部22上にもドット状塗膜部19を印刷することができ、発光部の光も遮られることがなく、視認性も妨げることがなく、トッププレート12全面の半鏡面調印刷20の傷つき防止の性能を向上できるのみならず、ドットがより目立ちにくくなりより半鏡面調の鏡面の効果を強調することができ、デザイン的にも有利である。
また発光手段21および天面表示部22位置にあたるトッププレート12のガラスの裏面のみ黒色の透光性印刷23を施し、それ以外裏面は非透過性印刷24を施しているので、外部からの光が機器内部に浸入するのを最小限に抑えることにより、発光手段21や天面表示部22が点灯していない時に、透けて見えることのレベルをさらに低減することができる。さらに、加熱手段14を囲うように環状に設けた発光手段21の上方に位置する環状の透光性印刷23の円の中心位置は、発光手段20の円の中心位置より手前に偏心させて配置してあるので、通常の調理位置である手前から見た場合に、調理者には、発光部の光のみ視認でき、周囲の光ってほしくない部分の光は非透光性印刷24によりさえぎることができるので、発光部の視認性をさらに向上することができ、またデザイン的にも有利である。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器について説明する。なお、実施の形態1と基本構成は同じなので異なる点を中心に説明する。
本実施の形態が実施の形態1と異なる点は、加熱部15はドットの間隔を密にし、それ以外の部分は加熱部15よりもドット間隔を粗くしたことで、鍋が載置され傷が付きやす
い加熱部15の半鏡面調印刷20の傷つきを防止することができるとともに、傷がついた場合でも傷を目立ちにくくすることができる。それ以外の部分は、ドット間隔を粗くすることで、半鏡面調印刷20の良さを引き出すことができ、デザイン的に有利であるとともに、発光部や天面表示部22の視認性においても有利である。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、ドット状塗膜部印刷とガラスの密着性が確保されるとともに、半鏡面調印刷面への周囲の映りこみの効果によりガラス下の発光手段や天面表示部が点灯していない時に透けて見えるのを低減することができ、またドット状塗膜部の印刷の膜厚を半鏡面調印刷の膜厚より厚くしたので、半鏡面調印刷の傷付き防止においても大きな効果を得ることができるので、システムキッチン等に組み込まれて使用されるその組み込み式型の他に、据置き型や卓上型の誘導加熱調理器等や他の加熱調理器の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器をシステムキッチンに取付けた状態を示す斜視図 同、加熱調理器のトッププレートの要部を示す断面図 従来の誘導加熱調理器をシステムキッチンに取付けた状態を示す斜視図
11 本体
12 トッププレート
13 トップフレーム
14 加熱手段
15 加熱部
19 ドット状塗膜部
20 半鏡面調印刷
21 発光手段
22 天面表示部
23 透光性印刷
24 非透光性印刷

Claims (2)

  1. 外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けたガラス製トッププレートと、前記トッププレート上に設けた少なくとも1つの加熱部と、前記トッププレートの下方に前記加熱部に対応して設けた加熱手段発光手段、及び天面表示部とを備え、前記トッププレート上面にドット状塗膜部を印刷した後に、半鏡面調印刷を施し、前記ドット状塗膜部の印刷の膜厚を半鏡面調印刷の膜厚より厚くするとともに、前記発光手段及び前記天面表示部位置にあたる前記トッププレートのガラスの裏面のみ黒色の透光性印刷を施し、それ以外裏面は非透光性の印刷を施し、前記加熱手段を囲うように環状に発光手段を設け、前記発光手段の上方に環状の透光性印刷部を設け、前記環状の透光性印刷部の中心位置は、前記発光手段の円の中心位置より手前に偏心させて配置してある誘導加熱調理器。
  2. 前記加熱部はドットの間隔を密にし、それ以外の部分は前記加熱部よりもドット間隔を粗くした請求項1に記載の誘導加熱調理器。
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