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JP4948066B2 - アクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置 - Google Patents
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JP4948066B2 - アクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、人を衝撃時(衝突時)に保護するアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置(アクティブヘッドレスト)に関し、この衝突時において、頭部の上昇及び/又は頸部の伸びる前に、この頭部及び/又は頸部を保護するヘッドレストの、上方への移動(上昇)及び前方への傾斜(前傾)を図るとともに、この上昇と前傾を高スピードで達成可能とし、頸部傷害回避、むち打ち回避等を図るアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置に関する。
周知の如く、自動車(車輌)に求められる質の進化は、エミッション→馬力→燃費→安全→静寂→乗り心地のように順次変化し、同時に人々の各種の要望に応えている。その中において、安全性の重要性等からヘッドレストの機能の向上が要望されており、例えば、アクティブヘッドレストの実用化と、この実用化を後押しする発明が挙げられる。そして、このヘッドレストに要望されているのが、ガタ音の発生を抑制すること、事故の多発及び/又は衝突の多様化等の見地から、このような緊急時にヘッドレストが確実に役目を果たすことが必須の要件とされている。
しかし、このヘッドレストは、搭乗者の要望と不快感をなくすために、人の頭部との接触をなくし、通常は、頭(後頭部)から略30mm〜50mm離れるように設置されている。このようにヘッドレストが離れていることが、衝撃及び/又は衝突時等に思わぬ問題を引起すことが知られている。例えば、安全運転と快適な運転を図ることから、背中はシートバックに接触しているため、衝撃時に、背中は保護されるが、頭はヘッドレストから離れていることから保護されない。この理由は、次のように考えられる。即ち、この衝突時に頭がベクトル的に上方に持っていかれて、首が伸ばされた状態となって、例えば、むち打ち症状の如く、軽い損傷等から、頸部傷害及び/又は剪断というように、極めて重い状態が発生し、人に大きなダメージを与える。
前述した如く、衝突時に発生する頸部傷害回避、むち打ち回避等を図るために種々の発明が提案されているが、瞬時に所定の長さ上昇し、かつ前傾するアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置に関しては、必ずしも充分とは考えられない。そして、通常のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置としては、次のような文献が挙げられる。
文献(1)は、特開2000−219069の「自動車用シート」であり、その概要は、シートバックフレームにそれぞれに設けた上部パイプ、及びこの上部パイプに併設したヘットレストステーが挿脱可能で、かつ固定するパイプフレームと、このパイプフレームの前傾を図るヘッドレスト支持フレームと、このヘッドレスト支持フレームの前傾を図るシートバックフレームに設けた受圧部とで構成し、この受圧部が押圧されることで、ヘッドレスト支持フレーム及びパイプフレームの可動を介して、シートバックを上昇かつ前傾することを特徴とし、追突時に乗員の上半身の後方移動による受圧部の移動量に対してヘッドレストが大きい距離前方に移動し、この効果を簡単な構成で達成することを意図する。
文献(2)は、特開2000−211410の「自動車用シート」であり、その概要は、ヘッドレストを装着したヘッドレスト支持フレームを、シートバックフレームに装着したレバー・リンク機構の上端部に固着し、このレバー・リンク機構を、シートバックの前面から加わる荷重を受けて移動する受圧部に連動して上下揺動するレバーと、その下端をレバーに枢支し、かつその上端をヘッドレスト支持フレームに固着した第1リンクと、両端を第1リンクの中間部とシートバックフレームに枢支した第2リンクとで構成し、この受圧部の移動量を増大し、ヘッドレスト支持フレームを斜め前方上方へ移動し、前方に倒して、ヘッドレストを斜め前方上方に移動し、頭の上昇に基づく弊害を回避することを意図する。
また文献(3)は、特開平11−34708の「車両用シート」であり、その概要は、シートバック内部に、上側荷重受け部材と下側荷重受け部材でなる2箇所の荷重受け部材を配設し、この荷重受け部材の移動量により作動するリンク機構を設け、この荷重受け部材の移動量に対応してヘッドレストを上昇する構成であって、このリンク機構を、第1のリンクアームと第2のリンクアーム並びに第3のリンクアームの連携動作により、少ないスペースでヘッドレストの上昇ストローク量を確保し、このヘッドレストの前方側への上昇を図り、頭の上昇に基づく弊害を回避することを意図する。
特開2000−219069 特開2000−211410 特開平11−34708
前記文献(1)は、原則として、前傾のみを意図することから、頭の上昇(首の伸び)に対しての配慮が欠ける問題点がある。
そして、文献(2)、(3)は、ヘッドレストの前方側への上昇を図る構成であり、積極的に、ヘッドレストの上昇と前傾とを区別して動作する構成でなく、上昇距離と上昇スピードとにおいて、改良の余地が考えられる。また応答性のよい上昇及び/又は降下を確保すること等を考慮した場合には、必ずしも充分とは考えられず、改良の余地が考えられる。
そして、本発明が意図する搭乗者の体型、又は着座姿勢等に関係なく、略全ての衝撃時の条件において、的確に対応するアクティブヘッドレストは皆無である。そして、このアクティブヘッドレストを介して搭乗者の安全と、安心性の確保、又は走行・運転の快適性の確保等を意図する発明及び/又は製品は見当たらないのが現況である。
上記に鑑み、本発明は、次の「1」〜「5」を図ることを目的とする。
「1」 先ず、本発明は、シートバックに埋設し、このシートバックのフレームに設けた上昇及び前傾を司る昇降装置と、駆動主体装置で構成するアクティブヘッドレストであり、この衝突時において、頭部の上昇及び/又は頸部の伸びる前に、この頭部及び/又は頸部を保護するヘッドレストを、高スピードで上昇及び前傾可能とする構成(衝突後、頭部が上昇する前に、ヘッドレストが所定の上昇及び前傾状態にある構成、以下同じ)として頸部傷害回避、むち打ち回避等が図れる構成のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置を提案する。
「2」 そして、原則として、車輌が部分的に破損してもヘッドレストの機能を保持すること、また上昇したヘッドレストの降下を可能とし、ヘッドレストの再利用を図ること、或は応答性のよい上昇・降下及び前傾を確保すること等を意図するとともに、実用に供し得る構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置を提案すること等を意図する。
「3」 また本発明は、駆動主体装置と昇降装置とを媒体手段(一本又は望ましくは数本のワイヤ)を介して連繋し、この駆動主体装置の指令で昇降装置を作用し、この昇降装置の作用でヘッドレストを上昇かつ前傾する構成であって、瞬時に(高スピードで)、この上昇及び前傾が可能なアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置を提案する。
「4」 搭乗者の体型(身長の高低、体重の重軽、肥満度の高低等)、又は着座姿勢等に関係なく、換言すると全ての条件において、的確に対応して頭部、頸部等を保護でき、かつ安全性と、安心性の確保、又は走行・運転の快適性の確保等が図れる構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置を提案する。
「5」 例えば、衝突センサー等の各種のセンサーの場合には、このセンサーの働きで、搭乗者が予知できないような状況でも、ヘッドレストの上昇及び前傾を図ることで、従来の課題を一掃できる構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置を提案する。
請求項1の発明は、前述の「1」〜「4」に記載の目的を達成することを意図する。
請求項1は、ヘッドレストの上方への移動(上昇)と前方への傾斜(前傾)を司る上昇・前傾機構を備えたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
このヘッドレスト装置を、
車輌のシートバックのフレーム及び/又は中間部材に設けたヘッドレストブラケットと、このヘッドレストブラケットに挿嵌したヘッドレストサポートと、このヘッドレストサポートに遊嵌したヘッドレストステーと、このヘッドレストステーに設けたヘッドレストとで構成し、
また前記上昇・前傾機構を、
前記ヘッドレストステーの昇降を司る前記フレーム及び/又は中間部材に設けた昇降装置と、この昇降装置の動きを担持するフレーム及び/又は中間部材に設けた駆動主体装置と、この駆動主体装置に一方を連繋し、その他方を前記昇降装置に連繋するワイヤ、又は懸架部材により構成された媒体手段と、この媒体手段を係止するとともに、該係止を解除可能とした、フレーム及び/又は中間部材設けた係止装置とで構成し、
この駆動主体装置の動作により、前記係止装置による媒体手段への係止を解除するとともに、この媒体手段を緊張して前記昇降装置を作動し、この昇降装置の作動で前記ヘッドレストの上昇と前傾を図る構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適なヘッドレストステー用のヘッドレスト装置における昇降装置を提供することを意図する。
請求項2は、請求項1に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
そのシートバックに設けた昇降装置は、フレーム及び/又は中間部材に設けた筒体と、この筒体に対峙して設けた移動体と、この筒体に移動可能に設けた移動駒と、この移動駒と移動体との間に設けた第一のスプリングと、この第一のスプリングに対峙し、かつこの移動体と前記フレーム及び/又は中間部材との間に設けた第二のスプリングと、前記移動体の端部に係止される昇降杆とで構成し、この昇降装置の移動駒は、前記係止装置の係止の解除により移動可能とする構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置である。
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適なヘッドレストステー用のヘッドレスト装置における昇降装置を提供することを意図する。
請求項3は、請求項1に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
そのシートバックに設けた昇降装置は、この昇降装置を構成する移動駒と移動体とを連結用のワイヤ、又は懸架部材により構成された媒体手段を介して一連に形成し、この媒体手段を介して一連に動作する構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置である。
請求項4の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適なヘッドレストステー用のヘッドレスト装置における駆動主体装置を提供することを意図する。
請求項4は、請求項1に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
その駆動主体装置を、フレーム及び/又は中間部材に一体的に設けた凹凸部を備える受入部と、この受入部に移動可能に係止されるとともに、この受入部に嵌合可能に設けた凸凹部を備える可動嵌合部と、前記受入部と可動嵌合部間に挿入されたワイヤ、又は懸架部材により構成された媒体手段とで構成し、
またその昇降装置を、フレーム及び/又は中間部材に設けた傾斜長孔を備えるガイド板と、このガイド板に倣い移動する可動板と、この可動板に連繋する昇降杆と、この昇降杆が遊嵌され、かつ前記ガイド板のブラケットに枢支した鞘管と、前記昇降杆に捲装し、かつ前記鞘管に一端を止めたスプリングとで構成したアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置である。
請求項5の発明は、請求項4の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適なヘッドレストステー用のヘッドレスト装置における駆動主体装置の受入部と可動嵌合部を提供することを意図する。
請求項5は、請求項4に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
その駆動主体装置を構成する受入部の平坦部に設けた長孔に、可動嵌合部の腕片に設けた爪部を挿入係止し、この可動嵌合部が、この受入部の平坦部に誘導されて可動可能とする構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置。
請求項6の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適なヘッドレストステー用のヘッドレスト装置における駆動主体装置を提供することを意図する。
請求項6は、請求項1に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
その駆動主体装置を、フレーム及び/又は中間部材に一体的に設けた折曲げブラケット部と、この折曲げブラケット部に設けた支持軸と、この支持軸に可動自在に枢着した略V字形状の可動体と、この可動体の復帰と、現状維持を司る、この可動体の一端と前記フレーム及び/又は中間部材に設けた第四のスプリングとで構成し、この可動体の他端にワイヤ、又は懸架部材により構成された媒体手段を係止する構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置である。
請求項7の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適なヘッドレストステー用のヘッドレスト装置における駆動主体装置を提供することを意図する。
請求項7は、請求項1に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
その駆動主体装置を、フレーム及び/又は中間部材に設けた対の膨出ブラケット部及び折曲げブラケット部と、この膨出ブラケット部に両自由端を支持し、かつこの折曲げブラケット部に可動支点部を支持する側面視して略へ字形状を呈する可動スプリングと、この可動スプリングの可動支点部を規制する支持軸と、この支持軸に枢支し、その基端を前記可動スプリングに係止した可動板と、この可動板の長孔に移動可能に挿入されるピンとで構成し、このピンと前記折曲げブラケット部に差渡した支持軸との間にスプリングを設けるとともに、このピンにワイヤ、又は懸架部材により構成された媒体手段を係止する構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置である。
請求項8の発明は、請求項7の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適なヘッドレストステー用のヘッドレスト装置における駆動主体装置を提供することを意図する。
請求項8は、請求項7に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
その駆動主体装置を構成する対の膨出ブラケット部及び折曲げブラケット部に、前記スプリングと前記可動板を対で設ける構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置である。
請求項9の発明は、請求項7の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適なヘッドレストステー用のヘッドレスト装置における駆動主体装置を提供することを意図する。
請求項9は、請求項7に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
その駆動主体装置を構成する可動板に設けた長孔に係止部を形成し、この係止部にピンを係脱可能に設ける構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置である。
請求項10の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適なヘッドレストステー用のヘッドレスト装置における媒体手段を提供することを意図する。
請求項10は、請求項1に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
そのワイヤ、又は懸架部材により構成された媒体手段を二本で構成し、これに追従して駆動主体装置を対で設ける構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置である。
請求項1の発明は、ヘッドレストの上方への移動(上昇)と前方への傾斜(前傾)を司る上昇・前傾機構を備えたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
ヘッドレスト装置を、
車輌のシートバックのフレーム及び/又は中間部材に設けたヘッドレストブラケットと、ヘッドレストブラケットに挿嵌したヘッドレストサポートと、ヘッドレストサポートに遊嵌したヘッドレストステーと、ヘッドレストステーに設けたヘッドレストとで構成し、
また上昇・前傾機構を、
ヘッドレストステーの昇降を司るフレーム及び/又は中間部材に設けた昇降装置と、昇降装置の動きを担持するフレーム及び/又は中間部材に設けた駆動主体装置と、駆動主体装置に一方を連繋し、他方を昇降装置に連繋するワイヤ、又は懸架部材により構成された媒体手段と、媒体手段を係止するとともに、係止を解除可能とした、フレーム及び/又は中間部材設けた係止装置とで構成し、
駆動主体装置の動作により、係止装置による媒体手段への係止を解除するとともに、媒体手段を緊張して昇降装置を作動し、昇降装置の作動で前記ヘッドレストの上昇と前傾を図る構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置である。
従って、請求項1は、下記の特徴がある。
「1」 本発明は、シートバックに埋設し、このシートバックのフレームに設けた上昇及び前傾を司る昇降装置と、駆動主体装置で構成するアクティブヘッドレストであり、この衝突時において、頭部の上昇及び/又は頸部の伸びる前に、この頭部及び/又は頸部を保護するヘッドレストを、高スピードで上昇及び前傾可能とする構成(衝突後、頭部が上昇する前に、ヘッドレストが所定の上昇及び前傾状態にある構成、以下同じ)として頸部傷害回避、むち打ち回避等が図れる構成のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置を提案できる。
「2」車輌が部分的に破損してもヘッドレストの機能を保持すること、また上昇したヘッドレストの降下を可能とし、ヘッドレストの再利用を図ること、或は応答性のよい上昇・降下及び前傾を確保すること等を意図するとともに、実用に供し得る構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置を提案することができる。
「3」 また本発明は、駆動主体装置と昇降装置とを媒体手段(一本又は望ましくは数本のワイヤ)を介して連繋し、この駆動主体装置の指令で昇降装置を作用し、この昇降装置の作用でヘッドレストを上昇かつ前傾する構成であって、瞬時に(高スピードで)、この上昇及び前傾が可能なアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置を提案できる。
「4」 搭乗者の体型(身長の高低、体重の重軽、肥満度の高低等)、又は着座姿勢等に関係なく、換言すると全ての条件において、的確に対応して頭部、頸部等を保護でき、かつ安全性と、安心性の確保、又は走行・運転の快適性の確保等が図れる構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置を提案できる。
「5」 例えば、衝突センサー等の各種のセンサーの場合には、このセンサーの働きで、搭乗者が予知できないような状況でも、ヘッドレストの上昇及び前傾を図ることで、従来の課題を一掃できる構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置を提案できる。
請求項2の発明は、請求項1に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
シートバックに設けた昇降装置は、フレーム及び/又は中間部材に設けた筒体と、筒体に対峙して設けた移動体と、筒体に移動可能に設けた移動駒と、移動駒と移動体との間に設けた第一のスプリングと、第一のスプリングに対峙し、かつ移動体とフレーム及び/又は中間部材との間に設けた第二のスプリングと、移動体の端部に係止される昇降杆とで構成し、昇降装置の移動駒は、係止装置の係止の解除により移動可能とする構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置である。
従って、請求項2は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適なヘッドレストステー用のヘッドレスト装置における昇降装置を提供できること等の特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
シートバックに設けた昇降装置は、昇降装置を構成する移動駒と移動体とを連結用のワイヤ、又は懸架部材により構成された媒体手段を介して一連に形成し、媒体手段を介して一連に動作する構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置である。
従って、請求項3は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適なヘッドレストステー用のヘッドレスト装置における昇降装置を提供できること等の特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
駆動主体装置を、フレーム及び/又は中間部材に一体的に設けた凹凸部を備える受入部と、受入部に移動可能に係止されるとともに、受入部に嵌合可能に設けた凸凹部を備える可動嵌合部と、受入部と可動嵌合部間に挿入されたワイヤ、又は懸架部材により構成された媒体手段とで構成し、
また昇降装置を、フレーム及び/又は中間部材に設けた傾斜長孔を備えるガイド板と、ガイド板に倣い移動する可動板と、可動板に連繋する昇降杆と、昇降杆が遊嵌され、かつガイド板のブラケットに枢支した鞘管と、昇降杆に捲装し、かつ鞘管に一端を止めたスプリングとで構成したアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置である。
従って、請求項4は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適なヘッドレストステー用のヘッドレスト装置における駆動主体装置を提供できること等の特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
駆動主体装置を構成する受入部の平坦部に設けた長孔に、可動嵌合部の腕片に設けた爪部を挿入係止し、可動嵌合部が、受入部の平坦部に誘導されて可動可能とする構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置である。
従って、請求項5は、請求項4の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適なヘッドレストステー用のヘッドレスト装置における駆動主体装置の受入部と可動嵌合部を提供できること等の特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
駆動主体装置を、フレーム及び/又は中間部材に一体的に設けた折曲げブラケット部と、折曲げブラケット部に設けた支持軸と、支持軸に可動自在に枢着した略V字形状の可動体と、可動体の復帰と、現状維持を司る、可動体の一端とフレーム及び/又は中間部材に設けた第四のスプリングとで構成し、可動体の他端にワイヤ、又は懸架部材により構成された媒体手段を係止する構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置である。
従って、請求項6は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適なヘッドレストステー用のヘッドレスト装置における駆動主体装置を提供できること等の特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
駆動主体装置を、フレーム及び/又は中間部材に設けた対の膨出ブラケット部及び折曲げブラケット部と、膨出ブラケット部に両自由端を支持し、かつ折曲げブラケット部に可動支点部を支持する側面視して略へ字形状を呈する可動スプリングと、可動スプリングの可動支点部を規制する支持軸と、支持軸に枢支し、その基端を可動スプリングに係止した可動板と、可動板の長孔に移動可能に挿入されるピンとで構成し、ピンと折曲げブラケット部に差渡した支持軸との間にスプリングを設けるとともに、ピンにワイヤ、又は懸架部材により構成された媒体手段を係止する構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置である。
従って、請求項7は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適なヘッドレストステー用のヘッドレスト装置における駆動主体装置を提供できること等の特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項7に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
駆動主体装置を構成する対の膨出ブラケット部及び折曲げブラケット部に、スプリングと可動板を対で設ける構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置である。
従って、請求項8は、請求項7の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適なヘッドレストステー用のヘッドレスト装置における駆動主体装置を提供できること等の特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項7に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
駆動主体装置を構成する可動板に設けた長孔に係止部を形成し、係止部にピンを係脱可能に設ける構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置である。
従って、請求項9は、請求項7の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適なヘッドレストステー用のヘッドレスト装置における駆動主体装置を提供できること等の特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項1に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
ワイヤ、又は懸架部材により構成された媒体手段を二本で構成し、これに追従して駆動主体装置を対で設ける構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置である。
従って、請求項10は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適なヘッドレストステー用のヘッドレスト装置における媒体手段を提供できること等の特徴を有する。
本発明の一例を説明する。
図面の説明をすると、図1−1は第一案のシートを備えた車輌(自動車)のシートバックの一例を示した全体縮尺側面図、図1−2は図1−1の横断面図、図1−3は第二案のシート(シートの周辺に凸部を略繞設した構成)を備えた車輌のシートバックの一例を示した全体縮尺側面図、図1−4は図1−3の横断面図、図1−5は第三案のシート(シートの縦方向に凸部を設けた構成)を備えた車輌のシートバックの一例を示した全体縮尺側面図、図1−6は図1−5の横断面図、図1−7は第四案のシート(シートの縦方向に対の凸部を設けた構成)を備えた車輌のシートバックの一例を示した全体縮尺側面図、図1−8は図1−7の横断面図、図1−9は第五案のシート(シートの縦方向の略全体を凸部とした構成)を備えた車輌のシートバックの一例を示した全体縮尺側面図、図1−10は図1−9の横断面図である。
また図2−1は仮想線で示したシートバックと、アクティブヘッドレストとの関係を概念的に示した前記第一案〜第五案の各シートに適する構成の全体正面図、また図2−2は仮想線で示したシートバックと、アクティブヘッドレストとの関係を概念的に示した前記第一案〜第五案の各シートに適する構成の全体正面図である。
そして、図3は図2−1及び図2−2に示したアクティブヘッドレストの昇降装置の拡大正面図である。
図4−1は第一実施例の通常時におけるアクティブヘッドレストと頭部の関係を示した側面模式図、図4−2は第一実施例の衝撃時におけるアクティブヘッドレストと頭部の関係を示した側面模式図である。
また図5−1は第一実施例の駆動主体装置のうち、例えば、フレームに一体的に設けた第一案の受入部の斜視図であり、前記第一案〜第五案の各シートに採用可能な構造である(以下同じ)。そして、図5−2は第一実施例の駆動主体装置の第一案の受入部と第一案の可動嵌合部の分解状態を示した斜視図、図5−3は第一実施例の駆動主体装置を組付けた状態で、作動前の状態の斜視図、図5−4は第一実施例の駆動主体装置の作動後の斜視図、図5−5は図5−1の他の一例を示した斜視図、図6−1は図5−1に示した第一案の受入部の他の一例であって、その側面を補強した構成を示した斜視図、図6−2は図5−2に示した第二案の受入部の一例であって、その側面を補強した構成を示した斜視図である。
図7−1は第二実施例の駆動主体装置の作動前の要部拡大側面図、図7−2は第二実施例の駆動主体装置の作動後の要部拡大側面図、図7−3は図7−1〜図7−2のスプリングの他端を取付けた状態の拡大正面図、図7−4は図7−3の側面図、図8−1は図7−1〜図7−2に示した第二実施例の駆動主体装置の一部欠截の斜視図、図8−2は図8−1のスプリングの一端の取付け状態を示した拡大側面図、また図9−1は図7−1〜図7−2に示した第二実施例の駆動主体装置の可動体を受入部に嵌込む前の状態を示した平面模式図、図9−2は図9−1の可動体を受入部に嵌込む直前の状態を示した平面模式図、図9−3は図9−1の可動体を受入部に嵌込み終了した状態を示した平面模式図、図9−4は支持軸と膨出部に設けた可撓性舌片との関係を示した要部の側面模式図、図9−5は図9−4の断面図である。
そして、図10は図7−1〜図7−2に示した第二実施例の駆動主体装置に可動体を対で設けた平面模式図である。
また図11−1は第三実施例の駆動主体装置であって、その可動スプリングが膨出ブラケット部に係止した後の状態を示した正面模式図、図11−2は可動スプリングをフレームの幅方向に圧縮した状態で、膨出ブラケット部に係止する過程を示した正面模式図、図12−1は可動板が停止した状態で、可動スプリングが通常の状態(弛緩状態)となっている側面模式図、図12−2は可動板が押圧された状態で、可動スプリングが衝撃時の状態(緊張状態)となっている側面模式図、図13−1は第三実施例の駆動主体装置の長孔を示した要部拡大側面図、図13−2は図13−1の他の例を示した要部拡大側面図、さらに図14は図11−1に示した可動スプリングを対に設けた構成の一例を示した正面模式図である。
尚、図15はスプリング、荷重、及びヘッドレストの上昇ストロークとの関係を示した説明図であり、横軸はヘッドレストの上昇ストローク及び/又は作動時間を、縦軸は駆動主体装置、媒体手段又は昇降装置にかかる荷重を示している。
また図16−1はワイヤと係止部材並びに昇降装置等の全体の関係であって、その一部を欠截して示した第一案の拡大模式図、図16−2はワイヤと係止部材並びに移動駒等の関係を一部欠截し、係止装置の方向性を一面で示した従来例の要部拡大模式図、図16−3はワイヤと係止部材並びに移動駒等の関係を一部欠截し、係止装置の方向性を一面で示した第二案の要部拡大模式図、図16−4はワイヤと係止部材並びに移動駒等の関係を一部欠截し、係止装置の方向性を一面で示した第三案の要部拡大模式図、図16−5は図16−1の他の例の拡大模式図である。
さらに図17は第一・第二のスプリングと荷重との関係を示した説明図であり、横軸は移動体のストロークを、縦軸はヘッドレストサポートを下方に下げる荷重を示している。また図18は衝突時の第一・第二のスプリングの押圧、腰部の押圧、及び前記二つの組合せによる押圧と、ヘッドレストの上昇ストロークとの関係を示した説明図であり、横軸は作動時間、縦軸はヘッドレストの上昇ストロークを示している。
そして、図19はシートバック、ヘッドレストと、可動時の荷重と距離との関係を説明する模式図である。
また図20はスプリングと媒体手段(ワイヤ)との組合せでヘッドレストの上昇距離/上昇スピードの向上が可能となる一例を示した図である。
そして、図21は自動車全体を示した縮尺側面図、図22はシートに子供が着座し、駆動主体装置を誤って押す状況を示した模式図である。
先ず、各実施例に共通な基本的な構成を説明すると、本発明は、自動車のシートAを構成するシートバックA1に装着されるアクティブヘッドレストBであって、このアクティブヘッドレストBは、シートバックA1に埋設される金属製のフレーム1と、このフレーム1の下端に設けた駆動主体装置Cと、この駆動主体装置Cに連繋され、かつフレーム1(シートバックA1)の下方から上方に向かって設けられた媒体手段Dと、またこの媒体手段Dに連繋され、かつフレーム1の上方に設けた昇降装置Eと、この昇降装置Eの係止(停止等の規制)及び/又は開放を図る係止装置Gと、また必要により設けられる係止装置Gの動作を司る衝突センサーHと、この昇降装置Eと、係止装置G、媒体手段Dの作用で、上昇と前傾が可能となるヘッドレスト(後述する)を備えるフレーム1に設けたヘッドレスト装置Iを主構成要素とする。尚、衝突センサーHは、車輌の適所に設ける。
「い」 先ず、駆動主体装置Cを、個別に分けて説明する。
◎ 図2−1〜図6−2の例では、フレーム1及び/又は中間部材100(この中間部材100は、フレーム1の幅の略1/2程度の幅を備えている小型とする。これにより、小型化、軽量化等を図る(以下同じ)。[フレーム1とする])に開設した複数の長孔2を備えた略箱形で一面開放の受入部3と、この受入部3に設けたガイド凹部300、凸部301と、前記受入部3に可動可能に嵌合されるとともに、前記長孔2に挿入、係止される爪部402を備えた略箱形で一面開放の可動嵌合部4と、この可動嵌合部4に設けた凸部400、ガイド凹部401とで構成する。そして、受入部3には、上下側に長孔2を形成するための平坦部302がそれぞれ設けられている。尚、下側の平坦部302は、可動嵌合部4の受けとして機能する。また爪部402は、この可動嵌合部4の腕片403を撓ませるようにして長孔2に挿入し、その反力を介して長孔2の両端に係止する。このような構成であるので、ロボット等の手段を介して容易に組付け可能であり、重宝すること、作業の簡略化又はコストの低廉化に寄与できること等の特徴がある。
またこの受入部3に設けたガイド凹部300と凸部301には、可動嵌合部4の凸部400とガイド凹部401がそれぞれ嵌合し、この嵌合及び/又は離間を爪部402と端部との係止で保持する。そして、この嵌合を介して、前記受入部3のガイド凹部300と凸部301と、可動嵌合部4の凸部400とガイド凹部401との間であって、かつフレーム1の長孔2aと可動嵌合部4の切欠き404とを介して設けた媒体手段Dを緊張又は弛緩する(後述する)。即ち、この緊張で、昇降装置Eの移動駒及び/又は移動体(後述する)を上昇限に保持し、また弛緩で、昇降装置Eを降下限に保持する。従って、この昇降装置Eの上昇限では、ヘッドレスト装置Iのヘッドレスト(後述する)の上昇と前傾を確立し、また昇降装置Eの降下限では、ヘッドレストの通常の使用状態で降下(上昇後において)と垂設(前傾後において)を確立する構造となっている。
尚、図5−3が媒体手段Dの弛緩状態を、また図5−4が媒体手段Dの緊張状態をそれぞれ示している。そして、この図5−4の媒体手段Dの緊張状態では、受入部3のガイド凹部300と凸部301と、可動嵌合部4の凸部400とガイド凹部401とが離間し、この図5−4における媒体手段Dの緊張状態では、受入部3のガイド凹部300と凸部301と、可動嵌合部4の凸部400とガイド凹部401とが密着した構造となる。この密着した状態は、所謂、衝撃時において可動嵌合部4が矢印<イ>の方向に押圧され、可動嵌合部4と受入部3の嵌合を介して媒体手段Dを矢印<ロ>の方向に引張り(緊張し)、この引張りで媒体手段Dの矢印<ロ>の方向の移動長さ(移動距離)を確保する。これによって、前述の如く、昇降装置Eの移動駒及び/又は移動体(後述する)を上昇する。この上昇を介してヘッドレスト(後述する)の上昇と前傾を確立する構造である。
そして、以上の図例では、フレーム1に受入部3と可動嵌合部4を単独で構成したが、図6−2の如く、複数設ける構成もあり得る。またこの可動嵌合部4を図示しない押圧板、受圧板を介して可動することも可能である。
尚、この例では、受入部3をフレーム1と一体で構成し、経済性及び/又は精度の向上、また組付けの向上、自動化等を意図するが、この受入部3を個別に作成し、フレーム1に組付ける等して取付ける構造も可能である。またこの駆動主体装置Cは、フレーム1の幅の略1/4程度の幅の構造を採用することで、装置の小型化及び/又は軽量化・装置の簡略化を達成すること、又は略全車種への設置を可能とすること等を意図する(他の装置においても同様に考えられる)。また押圧方向に変化があっても、押圧板等を設けることで、確実な媒体手段Dの動きを保証できる(媒体手段Dが複数の例である)。さらに図示しないが、この受入部3と可動嵌合部4は、一組の構造もあり得る。そして、この例では、媒体手段Dは単独(一本)となる。
図中303は補強部を示す。また平坦部302は、フレーム1の補強と、可動嵌合部4の移動ストロークを長く確保し、この可動嵌合部4の容易な移動と、媒体手段Dの移動距離の拡充等を意図し、広幅とすることも可能である。
また受入部3の凸部301、又は可動嵌合部4の凸部400、またガイド凹部401等に媒体手段Dのガイド溝305、405を設け、この媒体手段Dの確実な動きを保証することが望ましい。
◎ 図7−1〜図10−2の例では、フレーム1に設けた膨出部1a(尚、受入部3と兼用すれば、汎用性あり)を介して支持軸5を設け、この支持軸5に略V字形状の可動体6を固止する。そして、この可動体6の一端6a(自由端)にスプリング7の一端7aを支持する。また可動体6の他端6b(可動支点部)には媒体手段Dが取付けられている。そして、このスプリング7の他端7bはフレーム1の内面1bにプレス成形して構成した取付けリブ片102の孔102aに係止されている。従って、この例では、図7−1の作動前の状態から、衝撃で、図7−2の作動後の状態に至り、媒体手段Dの緊張を介して昇降装置Eの移動駒及び/又は移動体が上昇し、この上昇を介してヘッドレストの上昇と前傾が図れるので、その動作を説明すると、先ず、衝撃で、可動体6とスプリング7が支持軸5を軸として矢印<ト>の方向に可動する。この可動で、可動体6の一端6aが円弧軌跡で移動し、媒体手段Dを矢印<ロ>の方向に引張り、その移動距離を確保し、前述のヘッドレストの上昇と前傾が図れる。そして、この可動体6の可動時に、スプリング7の一端7aから膨出部1aの内面1bに係止した他端7bに亘って撓み、このスプリング7は、略U字形状に折畳まれる(図7−2の如く、圧縮される)。このスプリング7の圧縮からの反力は、可動体6の反対方向への可動と、媒体手段Dと昇降装置Eの移動駒及び/又は移動体の下降と、並びにヘッドレストの下降、即ち、これらの復帰に利用する。尚、図8−2の如く、このスプリング7の一端7aは、可動体6に設けた取付け部にワンタッチで係止可能な構成とする。また一例として、図9−1〜図9−3に示した如く、支持軸5を、フレーム1にプレス加工で形成した対の膨出部1aに設けるが、この際に、この支持軸5を、膨出部1aに開設した凹部101又は孔に、ワンタッチで組付け可能とするために、この膨出部1aに支持軸5を撓ませながら、圧嵌する構成とする。また図7−3、図7−4に示した如く、支持軸5を、フレーム1に設けた可撓性舌片103の凹部103a又は孔に係入することも可能である。尚、膨出部1aに溝条部1cを設け、支持軸5の両端のガイドとして利用することも可能である。また図10は、可動体6を対で設けた構成を示しており、その基本的な機構は前述の例に準ずる。
◎ 図11−1〜図15の例では、フレーム1に設けた膨出ブラケット部1eに可動スプリング8を設けるとともに、この可動スプリング8をフレーム1に設けた折曲げブラケット部1fに差渡した支持軸10に跨架する構成とする。そして、この可動スプリング8と支持軸10とに可動板12を支持する。この可動板12は支持軸10を支点として可動する構成である。この可動板12を対で設け、この可動板12に設けた長孔1200にピン13を挿入し、このピン13に媒体手段Dを係止する。そして、このピン13と前記支持軸10との間にスプリング15を懸架し、当該ピン13が長孔1200の係止部1200aより係脱した際に、このピン13を下方に引張する構成となっている。
この例における動作を説明すると、可動スプリング8の自由端が、衝撃時において押圧されると、図12−1から図12−2の状態に移行する。即ち、可動板12が支持軸10を支点として矢印<ニ>に可動する。そして、この可動時に長孔1200の係止部1200aに係止されていたピン13が係脱し、スプリング15の反力で下方に引下げられる(降下する)。このピン13の降下により、媒体手段Dが引下げられる。この引下げにより媒体手段Dと昇降装置Eの移動駒及び/又は移動体が下降するとともに、ヘッドレストの下降及び前傾が図れる構成である。尚、可動板12、スプリング15の緊張と、媒体手段Dと昇降装置Eの移動駒及び/又は移動体の復帰は、可動スプリング8の反揆で行う構成と、ヘッドレストの押下げ(強制的/機械的な装置等を利用した下降)で行う構成等が考えられる。そして、この図11−1は第三実施例の駆動主体装置であって、その可動スプリング8が膨出ブラケット部1eに係止した後の状態を示した正面模式図、図11−2は可動スプリング8をフレーム1の幅方向に圧縮した状態で、膨出ブラケット部8に係止する過程を示した正面模式図であって、この可動スプリング8を簡易に取付けできる構成を提案する。また図12−1は可動板12が停止した状態で、可動スプリング8が通常の状態(弛緩状態)となっている側面模式図、図12−2は可動板12が押圧された状態で、可動スプリング8が衝撃時の状態(緊張状態)となっている側面模式図であり、長孔1200の係止部1200aに係止されていたピン13が係脱し、スプリング15の反力で、媒体手段Dが下方に引下げられる状態を示している。
「ろ」 次に、昇降装置Eを、図2−1、図2−2、図16−1に基づいて説明する。
その構成は、フレーム1に設けた筒体20と、この筒体20に対峙して設けたフレーム1に昇降可能に設けた移動体21と、この移動体21より分岐した分岐腕22と、前記筒体20の筒部20aに遊嵌される移動駒24と、この移動駒24と前記移動体21に開設した一方の凹部21aとの間に設けた第一のスプリング25と、前記移動体21の他方の凹部21bとフレーム1との間に設けた第二のスプリング26とを主構成とする。そして、この移動駒24と移動体21とは、媒体手段Dの自由端34aにそれぞれ設けた止め具31を介して連繋されており、この移動駒24と移動体21が定められた間隔を保持し、かつこの状態で移動する。そして、この第一・第二のスプリング25、26のストローク及び/又は荷重を最適化することを意図して、図17に示した如く、衝撃時の遅れ補填と、規定のストロークを確保できるバネ常数と、その線径を選択する。
またその動作は、図18に示した第一・第二のスプリング25、26の同時反発と、媒体手段D(ワイヤ34とする)の緊張とによる(例えば、前記の受入部3の凸部301、又は可動嵌合部4の凸部400との嵌合関係による移動距離)を介して、速やかに移動駒24が筒体20の筒部20aを移動し、かつ移動体21が上方に作動し、ヘッドレスト装置Iのヘッドレストステーの上昇と前傾を図る構造である(Xで示す)。そして、この例では、この移動駒24と移動体21を作動し、ヘッドレストステー及び/又はヘッドレストの上昇距離は、瞬時に、少なくとも略40mm以上を確保することが望ましい。図面では、遅れ時間(イ)で示している。
また前述の駆動主体装置Cを操作するワイヤ34に、図16−1に示した第三の緊張手段27(スプリング)を、筒体20に付設したケーシング部20−1に収容する構成とし、またこの第三の緊張手段27と後述するブッシュとを介して、このケーシング部20−1に挿通したワイヤ34を規制することで、例えば、このワイヤ34の移動距離(引張距離、また緊張程度)を、前記上昇時に付加し、上昇距離の補充と、その時間の短縮化が可能となる。この例では、図18に示した最適な上昇と前傾が図れる構造となる(Yで示す)。そして、このYの例は、ヘッドレスト装置I、又は昇降装置Eにおいて、各種の条件及び/又は構成等で、過度のフリクションが生ずる場合に有効である。前記遅れ時間(イ)を凌駕できる特徴がある。
尚、図18において、遅れ時間(ロ)に示した一点鎖線で示した例の如く、任意位置から上昇と前傾を図る構成も可能であり、例えば、図22に示した子供の思わぬ所作に対しても、駆動主体装置Cが作動しない構成にして、ヘッドレスト装置Iのヘッドレストステーの上昇と前傾が回避できる構造とする(Zで示す)。
尚、後述するに、傾斜面と凹部を備えたブッシュの移動(下降)で係止装置Gを解除し、移動駒24とワイヤ34の動きが保証される。そして、この第三の緊張手段27を採用することで、例えば、前記駆動主体装置Cの構造の小型化、簡素化等に寄与できる。尚、ブッシュとワイヤ34は止め具31を介して緊締し、このブッシュの降下を確保する。またこの第三の緊張手段27の上昇限を止め具31で規制する。
尚、分岐腕22には、後述するヘッドレスト装置Iのヘッドレストサポートを昇降する昇降杆28が枢着されている。
「は」 次に、係止装置Gを、図16−1〜図16−5に基づいて説明する。
その構成は、筒体20の貫通孔20bを移動する球体、又は突起等の係止部材29であって、この係止部材29を移動駒24の係止凹部24aに係脱する。この係止で移動駒24を下降限に停止させ、また脱外で移動駒24の上昇及び/又は下降を図る構造である。そして、この係止部材29の押圧、又は脱外防止を図るブッシュ30を筒体20の貫通孔20bに支持する構造である。
またその動作は、この係止部材29を、移動駒24の係止凹部24aに係止し、移動駒24を下降限に停止する。またその脱外で移動駒24の上昇及び/又は下降を図る。これによって、ワイヤ34の緊張と、弛緩とを図る構造である。尚、前記ブッシュ30に傾斜孔30a(略く字形傾斜孔)を開設し、この傾斜孔30aにワイヤ34を貫通することで、ワイヤ34の移動距離を拡充する。またブッシュ30はスプリング30bとカバー30cとの組合せ構造、又は図示しないがアクチュエータを利用して、自動調整を図り、より高精度で、確実な動作を図ることも可能である。そして、このブッシュ30は筒体20、フレーム1等の固定部材の空洞内を摺動し、ワイヤ34の緊張程度及び/又は上昇距離等を変更可能とする。図16−5は係止部材29とブッシュ30との係止関係を示した他の例であり、極めて正確に係止装置Gが作動する構成であって、後述するヘッドレストの上昇と前傾の正確性を確保するための手段の一例である。
「に」 次に、昇降装置Eを、図2−1〜図4−2に基づいて説明する。
その構成は、フレーム1に設けたブラケット35に設け、かつ前記シートバックA1の裏側に傾斜する長孔3600を有するガイド板36と、このガイド板36の長孔3600に挿入されたピン3700を介して、このガイド板36に移動可能に支持された可動板37と、このガイド板36に設けた鞘管38とで構成する。そして、この昇降装置Eは、フレーム1の幅の略1/2程度の幅に構成し、小型及び/又は軽量化・装置の簡略化を図る。尚、鞘管38内には、前記分岐腕22に設けた昇降杆28が摺動自在に設けられる。
図中39はワイヤ34が捲装される滑車を示す。
またその動作は、ワイヤ34の基端34bが引上げられると、可動板37のピン3700が長孔3600内を移動することで、この可動板37が傾斜して引上げられ、この可動板37(及び移動体21の分岐腕22)の引上げは、昇降杆28を同時に引上げ(矢印<ハ>)る。しかし、この昇降杆28は鞘管38に遊嵌されていることから、この鞘管38のシートバックA1の前側への可動を介して(この鞘管38が、フレーム1に設けたブラケット35に枢支されているので、シートバックA1の前側に可動することで)前傾する(矢印<ニ>)。この昇降杆28の引上げ(矢印<ハ>)及び/又は鞘管38の前傾(矢印<ニ>)による昇降杆28の前傾で、前述の如く、アクティブヘッドレストBが上昇(矢印<ホ>)し、かつ前傾(矢印<ヘ>)する。この昇降杆28と中間部材100等にスプリング42を係止し、かつ昇降杆28にスプリング42を捲装することで、このスプリング42を介して昇降杆28の復帰を図る。これによって、後述するヘッドレストサポートとヘッドレストステー等を降下する。尚、緊張したワイヤ34の復帰は、前述した動きの逆となり、理解できるので、その説明は省略する。
「ほ」 次に、ヘッドレスト装置Iを、図2−1、図2−2、図4−1、図4−2に基づいて説明する。
この構成は、フレーム1に支持したヘッドレストブラケット51と、このヘッドレストブラケット51に挿入したヘッドレストサポート52と、このヘッドレストサポート52に設けたヘッドレストステー53と、このヘッドレストステー53に設けたヘッドレスト54で構成し、このヘッドレストサポート52及び/又はヘッドレスト54は汎用製品を採用し、部品の共通化及び/又はモジュール化を図る。そして、このヘッドレストブラケット51と前記鞘管38内の昇降杆28を一体化し、この昇降杆28の昇降に、当該ヘッドレストブラケット51が追従する構造である。また前記スプリング42は、このヘッドレスト装置Iのガタ防止にも役立つ特徴がある。
その動作は、前述の如く、第一・第二のスプリング25、26の反揆及び/又はワイヤ34の引張を介して分岐腕22及び/又は可動板37が上昇する。この上昇に伴って分岐腕22に設けた昇降杆28が上昇する。そして、この昇降杆28と一体になっているヘッドレストブラケット51が追従するとともに、このヘッドレストブラケット51に設けられたヘッドレストサポート52が上昇する。またこの上昇過程で、可動板37が前傾する。この上昇と前傾を介してヘッドレスト54の上昇と前傾が図れる構造である。
尚、ヘッドレスト54の降下は、この例では、ヘッドレスト54の押圧で行う構造であって、例えば、ヘッドレスト54が降下することで、先ず、ワイヤ34の緊張と、可動板37、又は昇降杆28等の復帰と、また係止装置Gの移動駒24への係止と、可動嵌合部4の受入部3からの脱外等が図れる。これらの動作により、ヘッドレスト装置Iの全体が復帰する構造である。
図1−1は第一案のシートを備えた車輌(自動車)のシートバックの一例を示した全体縮尺側面図 図1−2は図1−1の横断面図 図1−3は第二案のシート(シートの周辺に凸部を略繞設した構成)を備えた車輌のシートバックの一例を示した全体縮尺側面図 図1−4は図1−3の横断面図 図1−5は第三案のシート(シートの縦方向に凸部を設けた構成)を備えた車輌のシートバックの一例を示した全体縮尺側面図 図1−6は図1−5の横断面図 図1−7は第四案のシート(シートの縦方向に対の凸部を設けた構成)を備えた車輌のシートバックの一例を示した全体縮尺側面図 図1−8は図1−7の横断面図 図1−9は第五案のシート(シートの縦方向の略全体を凸部とした構成)を備えた車輌のシートバックの一例を示した全体縮尺側面図 図1−10は図1−9の横断面図 図2−1は仮想線で示したシートバックと、アクティブヘッドレストとの関係を概念的に示した前記第一案〜第五案の各シートに適する構成の全体正面図 図2−2は仮想線で示したシートバックと、アクティブヘッドレストとの関係を概念的に示した前記第一案〜第五案の各シートに適する構成の全体正面図 図3は図2−1、図2−2に示したアクティブヘッドレストの昇降装置の拡大正面図 図4−1は第一実施例の通常時におけるアクティブヘッドレストと頭部の関係を示した側面模式図 図4−2は第一実施例の衝撃時におけるアクティブヘッドレストと頭部の関係を示した側面模式図 図5−1は第一実施例の駆動主体装置のうち、例えば、フレームに一体的に設けた第一案の受入部の斜視図であり、前記第一案〜第五案の各シートに採用可能な構造の図 図5−2は第一実施例の駆動主体装置の第一案の受入部と第一案の可動嵌合部の分解状態を示した斜視図 図5−3は第一実施例の駆動主体装置を組付けた状態で、作動前の状態の斜視図 図5−4は第一実施例の駆動主体装置の作動後の斜視図 図5−5は図5−1の他の一例を示した斜視図 図6−1は図5−1に示した第一案の受入部の他の一例であって、その側面を補強した構成を示した斜視図 図6−2は図5−2に示した第二案の受入部の一例であって、その側面を補強した構成を示した斜視図 図7−1は第二実施例の駆動主体装置の作動前の要部拡大側面図 図7−2は第二実施例の駆動主体装置の作動後の要部拡大側面図 図7−3は図7−1〜図7−2のスプリングの他端を取付けた状態の拡大正面図 図7−4は図7−3の側面図 図8−1は図7−1〜図7−2に示した第二実施例の駆動主体装置の一部欠截の斜視図 図8−2は図8−1のスプリングの一端の取付け状態を示した拡大側面図 図9−1は図7−1〜図7−2に示した第二実施例の駆動主体装置の可動体を受入部に嵌込む前の状態を示した平面模式図 図9−2は図9−1の可動体を受入部に嵌込む直前の状態を示した平面模式図 図9−3は図9−1の可動体を受入部に嵌込み終了した状態を示した平面模式図 図9−4は支持軸と膨出部に設けた可撓性舌片との関係を示した要部の側面模式図 図9−5は図9−4の断面図 図10は図7−1〜図7−2に示した第二実施例の駆動主体装置に可動体を対で設けた平面模式図 図11−1は第三実施例の駆動主体装置であって、その可動スプリングを膨出ブラケット部に係止した後の状態を示した正面模式図 図11−2は可動スプリングをフレームの幅方向に圧縮した状態で、膨出ブラケット部に係止する過程を示した正面模式図 図12−1は可動板が停止した状態で、可動スプリングが通常の状態(弛緩状態)となっている側面模式図 図12−2は可動板が押圧された状態で、可動スプリングが衝撃時の状態(緊張状態)となっている側面模式図 図13−1は第三実施例の駆動主体装置の長孔を示した要部拡大側面図 図13−2は図13−1の他の例を示した要部拡大側面図 図14は図11−1に示した可動スプリングを対に設けた構成の一例を示した正面模式図 図15はスプリング、荷重、及びヘッドレストの上昇ストロークとの関係を示した説明図であり、横軸はヘッドレストの上昇ストローク及び/又は作動時間を、縦軸は駆動主体装置、媒体手段又は昇降装置にかかる荷重を示した図 図16−1はワイヤと係止部材並びに昇降装置等の全体の関係であって、その一部を欠截して示した第一案の拡大模式図 図16−2はワイヤと係止部材並びに移動駒等の関係を一部欠截し、係止装置の方向性を一面で示した従来例の要部拡大模式図 図16−3はワイヤと係止部材並びに移動駒等の関係を一部欠截し、係止装置の方向性を一面で示した第二案の要部拡大模式図 図16−4はワイヤと係止部材並びに移動駒等の関係を一部欠截し、係止装置の方向性を一面で示した第三案の要部拡大模式図 図16−5は図16−1の他の例を示した拡大模式図 図17は第一・第二のスプリングと荷重との関係を示した説明図であり、横軸は移動体のストロークを、縦軸はヘッドレストサポートを下方に下げる荷重を示した図 図18は衝突時の第一・第二のスプリングの押圧、腰部の押圧、及び前記二つの組合せによる押圧と、ヘッドレストの上昇ストロークとの関係を示した説明図であり、横軸は作動時間、縦軸はヘッドレストの上昇ストロークを示した図 図19はシートバック、ヘッドレストと、可動時の荷重と距離との関係を説明する模式図 図20はスプリングと媒体手段(ワイヤ)との組合せでヘッドレストの上昇距離/上昇スピードの向上が可能となる一例を示した図 図21は自動車全体を示した縮尺側面図 図22はシートに子供が着座し、駆動主体装置を誤って押す状況を示した模式図
A シート
A1 シートバック
B アクティブヘッドレスト
C 駆動主体装置
D 媒体手段
E 昇降装置
G 係止装置
H 衝突センサー
I ヘッドレスト装置
1 フレーム
1a 膨出部
1b 内面
1c 溝条部
1e 膨出ブラケット部
1f 折曲げブラケット部
100 中間部材
101 凹部
102 取付けリブ片
102a 孔
103 可撓性舌片
103a 凹部
2 長孔
2a 長孔
3 受入部
300 ガイド凹部
301 凸部
302 平坦部
303 補強部
305 ガイド溝
4 可動嵌合部
400 凸部
401 ガイド凹部
402 爪部
403 腕片
404 切欠き
405 ガイド溝
5 支持軸
6 可動体
6a 一端
6b 他端
7 スプリング
7a 一端
7b 他端
8 可動スプリング
10 支持軸
12 可動板
1200 長孔
1200a 係止部
13 ピン
15 スプリング
20 筒体
20a 筒部
20b 貫通孔
20−1 ケーシング部
21 移動体
21a 一方の凹部
21b 他方の凹部
22 分岐腕
24 移動駒
24a 係止凹部
25 第一のスプリング
26 第二のスプリング
27 第三の緊張手段
28 昇降杆
29 係止部材
30 ブッシュ
30a 傾斜孔
30b スプリング
30c カバー
31 止め具
34 ワイヤ
34a 自由端
34b 基端
35 ブラケット
36 ガイド板
3600 長孔
37 可動板
3700 ピン
38 鞘管
39 滑車
42 スプリング
51 ヘッドレストブラケット
52 ヘッドレストサポート
53 ヘッドレストステー
54 ヘッドレスト

Claims (10)

  1. ヘッドレストの上方への移動(上昇)と前方への傾斜(前傾)を司る上昇・前傾機構を備えたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
    このヘッドレスト装置を、
    車輌のシートバックのフレーム及び/又は中間部材に設けたヘッドレストブラケットと、このヘッドレストブラケットに挿嵌したヘッドレストサポートと、このヘッドレストサポートに遊嵌したヘッドレストステーと、このヘッドレストステーに設けたヘッドレストとで構成し、
    また前記上昇・前傾機構を、
    前記ヘッドレストステーの昇降を司る前記フレーム及び/又は中間部材に設けた昇降装置と、この昇降装置の動きを担持するフレーム及び/又は中間部材に設けた駆動主体装置と、この駆動主体装置に一方を連繋し、その他方を前記昇降装置に連繋するワイヤ、又は懸架部材により構成された媒体手段と、この媒体手段を係止するとともに、該係止を解除可能とした、フレーム及び/又は中間部材設けた係止装置とで構成し、
    この駆動主体装置の動作により、前記係止装置による媒体手段への係止を解除するとともに、この媒体手段を緊張して前記昇降装置を作動し、この昇降装置の作動で前記ヘッドレストの上昇と前傾を図る構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置。
  2. 請求項1に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
    そのシートバックに設けた昇降装置は、フレーム及び/又は中間部材に設けた筒体と、この筒体に対峙して設けた移動体と、この筒体に移動可能に設けた移動駒と、この移動駒と移動体との間に設けた第一のスプリングと、この第一のスプリングに対峙し、かつこの移動体と前記フレーム及び/又は中間部材との間に設けた第二のスプリングと、前記移動体の端部に係止される昇降杆とで構成し、この昇降装置の移動駒は、前記係止装置の係止の解除により移動可能とする構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置。
  3. 請求項1に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
    そのシートバックに設けた昇降装置は、この昇降装置を構成する移動駒と移動体とを連結用のワイヤ、又は懸架部材により構成された媒体手段を介して一連に形成し、この媒体手段を介して一連に動作する構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置。
  4. 請求項1に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
    その駆動主体装置を、フレーム及び/又は中間部材に一体的に設けた凹凸部を備える受入部と、この受入部に移動可能に係止されるとともに、この受入部に嵌合可能に設けた凸凹部を備える可動嵌合部と、前記受入部と可動嵌合部間に挿入されたワイヤ、又は懸架部材により構成された媒体手段とで構成し、
    またその昇降装置を、フレーム及び/又は中間部材に設けた傾斜長孔を備えるガイド板と、このガイド板に倣い移動する可動板と、この可動板に連繋する昇降杆と、この昇降杆が遊嵌され、かつ前記ガイド板のブラケットに枢支した鞘管と、前記昇降杆に捲装し、かつ前記鞘管に一端を止めたスプリングとで構成したアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置。
  5. 請求項4に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
    その駆動主体装置を構成する受入部の平坦部に設けた長孔に、可動嵌合部の腕片に設けた爪部を挿入係止し、この可動嵌合部が、この受入部の平坦部に誘導されて可動可能とする構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置。
  6. 請求項1に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
    その駆動主体装置を、フレーム及び/又は中間部材に一体的に設けた折曲げブラケット部と、この折曲げブラケット部に設けた支持軸と、この支持軸に可動自在に枢着した略V字形状の可動体と、この可動体の復帰と、現状維持を司る、この可動体の一端と前記フレーム及び/又は中間部材に設けた第四のスプリングとで構成し、この可動体の他端にワイヤ、又は懸架部材により構成された媒体手段を係止する構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置。
  7. 請求項1に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
    その駆動主体装置を、フレーム及び/又は中間部材に設けた対の膨出ブラケット部及び折曲げブラケット部と、この膨出ブラケット部に両自由端を支持し、かつこの折曲げブラケット部に可動支点部を支持する側面視して略へ字形状を呈する可動スプリングと、この可動スプリングの可動支点部を規制する支持軸と、この支持軸に枢支し、その基端を前記可動スプリングに係止した可動板と、この可動板の長孔に移動可能に挿入されるピンとで構成し、このピンと前記折曲げブラケット部に差渡した支持軸との間にスプリングを設けるとともに、このピンにワイヤ、又は懸架部材により構成された媒体手段を係止する構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置。
  8. 請求項7に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
    その駆動主体装置を構成する対の膨出ブラケット部及び折曲げブラケット部に、前記スプリングと前記可動板を対で設ける構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置。
  9. 請求項7に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
    その駆動主体装置を構成する可動板に設けた長孔に係止部を形成し、この係止部にピンを係脱可能に設ける構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置。
  10. 請求項1に記載のアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置であって、
    そのワイヤ、又は懸架部材により構成された媒体手段を二本で構成し、これに追従して駆動主体装置を対で設ける構成としたアクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置。
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