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JP4949160B2 - リングバインド制御装置、リングバインド制御方法及びリングバインド制御プログラム - Google Patents
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リングバインド制御装置、リングバインド制御方法及びリングバインド制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷された用紙を複数枚束ねて自動的に綴じる用紙後処理装置(フィニッシャー)を制御するリングバインド制御装置、リングバインド制御方法及びリングバインド制御プログラムに関するものである。
近年、複写機などのOA(オフィス・オートメーション)機器においては、事務処理の効率化のために、印刷された用紙の後処理作業を自動化する機能を備えた用紙後処理装置を接続或いは内蔵することが提案されている。このような用紙後処理装置としては、ステープルで綴じる機能、及び糊付けする機能を有するもの(特許文献1参照)、パンチ穴を開けてリング部材(リング状の綴じ部材)で綴じる機能を有するもの(特許文献2参照)などがある。これらの用紙後処理装置のうち、リング部材で綴じる装置であるリングバインド装置はステープルや糊付けとは異なり、リングを開くことで、綴じた用紙の束を取り出すことができるという利点がある。
ところで、リングバインド装置を用いる場合、印刷された用紙を束ねる枚数は様々であるため、用紙束の厚さに応じて適切なリング部材で綴じることが望ましい。例えば最大100枚綴じることのできるリング部材で10枚の用紙を綴じたのでは、リングが大きすぎて邪魔になる。逆に、最大50枚綴じることのできるリング部材で50枚綴じると、綴じた用紙を捲り難くなる。ここで、リング部材の最大綴じ枚数はリング部材のサイズ(リングの径)に対応している。また、用紙1枚の厚さが一定であれば用紙束の厚さは用紙束を構成する用紙の枚数に比例するので、綴じられる用紙の厚さが一定という条件の下でリング部材の最大綴じ枚数は最大綴じ厚に対応している。
特開平06−286931号公報 特開2005−239429号公報
しかしながら、前述した特許文献2に開示されているリングバインド装置は一種類のリング部材のみを備えたものであるため、用紙束をその厚さに応じて適切なリング部材で綴じることができないという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、印刷された用紙の束をリング部材で綴じるときに、用紙の束の厚さに応じて適切なリング部材で綴じることができるリングバインド制御装置、リングバインド制御方法及びリングバインド制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、所定の蓄積部に蓄積された当該用紙束の厚さを示す厚さ情報を入力処理する用紙厚入力処理手段と、用紙束を綴じるリング部材のサイズを記憶するサイズ記憶手段と、入力処理された前記厚さ情報が示す厚さが、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材により用紙束を綴じることが許可される所定の下限値より大きいと共に、当該リング部材により用紙束を綴じることが可能な所定の上限値以下であるか否かを判断する許容範囲判断手段と、入力処理された前記厚さ情報が示す厚さが、前記所定の下限値以下である、又は前記所定の上限値以下でないと判断された場合、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズを異なるサイズに再設定する設定手段と、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材により、前記蓄積部に蓄積された用紙束を綴じることを指示する指示手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材を、前記用紙束を綴じるリング部材とする変更制御を行う変更制御手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記設定手段は、入力処理された前記厚さ情報が示す厚さが、前記所定の上限値より大きい場合、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズより大きいサイズに再設定することを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記設定手段は、入力処理された前記厚さ情報が示す厚さが、前記所定の下限値より小さい場合、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズより小さいサイズに再設定することを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記蓄積部に、部毎に蓄積された用紙束の枚数を示す枚数情報を入力処理する用紙枚数入力処理手段と、入力処理された1部目の用紙束の枚数を記憶する枚数記憶手段と、入力処理された2部目以降の用紙束の前記枚数情報が示す枚数が、前記枚数記憶手段に記憶された枚数に達したか否かを判断する用紙枚数判断手段と、をさらに備え、前記指示手段は、2部目以降の用紙束の前記枚数情報が示す枚数が、前記枚数記憶手段に記憶された枚数と一致した判断した場合、当該2部目の用紙束を綴じることを指示すること、を特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項5にかかる発明において、入力処理された2部目以降の用紙束の前記厚さ情報で示される厚さが、前記所定の上限値より大きい場合、前記蓄積部に蓄積された前記用紙束の排紙を指示する排紙指示手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項5にかかる発明において、入力処理された2部目以降の用紙束の前記厚さ情報で示される厚さが、前記所定の上限値より大きい場合、前記蓄積部への用紙の蓄積を中断する中断手段と、前記蓄積部への用紙の蓄積を中断した後、前記蓄積部への用紙の蓄積を継続するか否かの選択を受け付ける選択受付手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項5にかかる発明において、前記サイズ記憶手段は、1部目の用紙束を綴じたリング部材のサイズを記憶し、前記指示手段は、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材を用いて、2部目以降の用紙束を綴じる指示を行うことを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、所定の蓄積部に蓄積された当該用紙束の厚さを示す厚さ情報を入力処理する用紙厚入力処理工程と、用紙束を綴じるリング部材のサイズをサイズ記憶手段に記憶するサイズ記憶工程と、入力処理された前記厚さ情報が示す厚さが、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材により用紙束を綴じることが許可される所定の下限値より大きいと共に、当該リング部材により用紙束を綴じることが可能な所定の上限値以下であるか否かを判断する許容範囲判断工程と、入力処理された前記厚さ情報が示す厚さが、前記所定の下限値以下である、又は前記所定の上限値以下でないと判断された場合、前記記憶手段に記憶されたサイズを異なるサイズに再設定する設定工程と、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材により、前記蓄積部に蓄積された用紙束を綴じることを指示する指示工程と、を有することを特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、請求項9にかかる発明において、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材を、前記用紙束を綴じるリング部材とする変更制御を行う変更制御工程を有することを特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、請求項9にかかる発明において、前記蓄積部に、部毎に蓄積された用紙束の枚数を示す枚数情報を入力処理する用紙枚数入力処理工程と、入力処理された1部目の用紙束の枚数を枚数記憶手段に記憶する枚数記憶工程と、入力処理された2部目以降の用紙束の前記枚数情報が示す枚数が、前記枚数記憶手段に記憶された枚数に達したか否かを判断する用紙枚数判断工程と、をさらに有し、前記指示工程は、2部目以降の用紙束の前記枚数情報が示す枚数が、前記枚数記憶手段に記憶された枚数と一致した判断した場合、当該2部目の用紙束を綴じることを指示すること、を特徴とする。
また、請求項12にかかる発明は、請求項11にかかる発明において、前記サイズ記憶工程は、1部目の用紙束を綴じたリング部材のサイズを前記サイズ記憶手段に記憶し、前記指示工程は、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材を用いて、2部目以降の用紙束を綴じる指示を行うことを特徴とする。
また、請求項13にかかる発明は、所定の蓄積部に蓄積された当該用紙束の厚さを示す厚さ情報を入力処理する用紙厚入力処理と、用紙束を綴じるリング部材のサイズをサイズ記憶手段に記憶するサイズ記憶処理と、入力処理された前記厚さ情報が示す厚さが、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材により用紙束を綴じることが許可される所定の下限値より大きいと共に、当該リング部材により用紙束を綴じることが可能な所定の上限値以下であるか否かを判断する許容範囲判断処理と、入力処理された前記厚さ情報が示す厚さが、前記所定の下限値以下である、又は前記所定の上限値以下でないと判断された場合、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズを異なるサイズに再設定する設定処理と、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材により、前記蓄積部に蓄積された用紙束を綴じることを指示する指示処理と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、印刷された用紙の束をリング部材で綴じるときに、用紙束の厚さに応じて適切なリングで綴じることができる、という効果を奏する。
以下、本実施の形態にかかるリングバインド制御装置、リングバインド制御方法及びリングバインド制御プログラムを採用した画像形成装置について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態にかかる画像形成装置の全体の構成を示すブロック図である。画像形成装置100は、装置全体の制御を行う制御装置101と、制御装置101に接続された操作パネル102と、制御装置101により制御される読取装置103、印刷装置104、及びリングバインド装置105を備えている。ここで、制御装置101、操作パネル102、読取装置103、及び印刷装置104が複写機106を構成する。
操作パネル102は、本実施の形態にかかる画像形成装置100を操作する各種キーを有する。利用者は、操作パネル102を操作することにより、以下に説明する各種装置を動作させることができる。
読取装置103は、図示しないADF、原稿ガラス等に載置された原稿を光学的に読み取り電気信号に変換する。
印刷装置104は、読取装置103で読み取られた画像データ等の印刷処理を行う。
リングバインド装置105は、複写機106から排出された用紙を蓄積し、後処理を施す。ここで、図2を用いて、本実施の形態にかかるリングバインド装置105の具体的な構成及び動作について説明する。
図2は、本実施の形態にかかるリングバインド装置105の構成を示す図である。本実施の形態にかかるリングバインド装置105は、複写機106から排出された用紙が搬入される用紙搬入口208と、用紙搬入口208から搬入された用紙をそのまま通過させるスルーパス搬送路201と、スルーパス搬送路201の先端部にて用紙を反転させる反転部202と、異なる最大綴じ厚を有する複数のリング部材を充填した消耗品カートリッジ203と、スルーパス搬送路201の途中で反転部202にて反転された用紙をパンチするパンチユニット204と、パンチされた用紙を束にして一時的にスタックするバインダ紙揃えユニット205と、束になった用紙をリング部材で製本するバインダ綴じユニット206と、製本した(若しくは、製本しなかった)用紙が排出されるスタッカ207と、を備える。
消耗品カートリッジ203は、バインダ綴じユニット206の下方に設けられ、製本に用いるリング部材として、最大綴じ枚数50枚(以下、50枚用リングとする)や最大綴じ枚数100枚のリング部材(以下、100枚用リングという)などが個別に充填される。
バインダ紙揃えユニット205は、パンチ済みの用紙を規定枚数に達するまで、若しくは複写機106からリングバインド指示を受けるまでスタックする。本実施の形態にかかるバインダ紙揃えユニット205は、スタックした用紙の束(以下、用紙束とする)の厚さを検出する用紙厚センサ205aを備え、検出した用紙束の厚さを示す厚さ情報を適宜複写機106に送信する。また、本実施の形態にかかるバインダ紙揃えユニット205は、破線に示すように傾くトレー部205bを備え、バインダ綴じユニット206で製本された用紙束をスタッカ207へ排出する。
バインダ綴じユニット206は、バインダ紙揃えユニット205にスタックされた用紙束を、複写機106から指示されたリング部材で綴じて製本する。ただし、複写機106から排出が指示された場合は、製本せずに排紙する。バインダ綴じユニット206で製本され、若しくは製本されずに排紙された用紙束は、順次スタッカ207に収納される。
図1に戻り、制御装置101は、ハードウェア的には、CPU101a、並びにROM、RAM、及びフラッシュメモリなどのメモリ101bを備えたマイクロコンピュータで構成されている。ここで、図3を用いて、本実施の形態にかかる制御装置101の具体的な構成について説明する。図3は、本実施の形態にかかる制御装置101の構成を示すブロック図である。
本図に示すように制御装置101の内部は、サイズ記憶部301と、用紙厚入力処理部302と、許容範囲判断部303と、設定部304と、指示部305と、変更制御部306と、リング判定部307と、表示制御部308と、用紙枚数入力処理部309と、用紙枚数判断部310と、用紙枚数算出部311と、を備えている。
これらの構成は、図1に示されるハードウェア構成により実現される。例えば、用紙厚入力処理部302と、許容範囲判断部303と、設定部304と、指示部305と、変更制御部306と、リング判定部307と、表示制御部308と、用紙枚数入力処理部309と、用紙枚数判断部310と、用紙枚数算出部311とは、メモリ101bに格納されたプログラムを読み出したCPU101a上でソフトウェア的に実現される。また、サイズ記憶部301は、メモリ101b内に確保されているものとする。
サイズ記憶部301は、用紙束を綴じるリング部材のサイズを記憶する。本実施の形態にかかるサイズ記憶部301は、自装置の初期化により設定されるリング部材のサイズ、又は操作パネル102を介して利用者により設定されたリング部材のサイズを記憶する。
表示制御部308は、操作パネル102に表示する処理を行う。本実施の形態にかかる表示制御部308は、スタッカ207に蓄積された用紙束の厚さ、及びリング部材の変更をオペレータに促す表示処理を行う。
リング判定部307は、サイズ記憶部301に記憶されたリング部材のサイズより大きいサイズのリング部材が、リングバインド装置105に充填されているか否かを判定する。本実施の形態にかかるリング判定部307は、消耗品カートリッジ203が備える図示しないサイズ検出部から、消耗品カートリッジ203に充填されるリング部材のサイズの検出結果を入力処理する。そして、リング判定部307は、入力処理した検出結果に基づいて、サイズ記憶部301に記憶されたリング部材のサイズより大きいサイズのリング部材がリングバインド装置105に充填されているか否かを判定する。
また、リング判定部307は、蓄積された用紙束をサイズ記憶部301に記憶されているサイズのリング部材で1つに綴じることを、オペレータが希望しているか否かを判定する。
用紙厚入力処理部302は、用紙厚センサ205aから、バインダ紙揃えユニット205に蓄積された用紙束の厚さを示す厚さ情報を入力処理する。当該厚さ情報は、バインダ紙揃えユニット205に一枚用紙が蓄積される度に用紙厚センサ205aが出力する。そして、用紙厚入力処理部302は、入力処理した厚さ情報を、許容範囲判断部303に出力する。
なお、本実施の形態にかかる用紙厚センサ205aは、バインダ紙揃えユニット205に用紙が1枚蓄積される毎に、厚さ情報を出力することに限定するものではない。例えば、バインダ紙揃えユニット205に蓄積された用紙束の厚さが許容範囲の厚さに達した時点で、用紙厚センサ205aから厚さ情報を出力するようにしてもよい。なお、許容範囲とは、サイズ記憶部301に記憶されたサイズのリング部材により綴じることが許可される厚さの範囲を示している。
許容範囲判断部303は、用紙厚入力処理部302により入力処理された厚さ情報が示す厚さが、サイズ記憶部301に記憶されたサイズのリング部材により用紙束を綴じることが許可される許容範囲内にあるか否かを判断する。
本実施の形態にかかる許容範囲とは、サイズ記憶部301に記憶されたサイズのリング部材により用紙束を綴じることが許可される所定の下限値(Xmin)より大きいと共に、当該リング部材により用紙束を綴じることが可能な所定の上限値(Xmax)以下の範囲とする。
下限値(Xmin)は、サイズ記憶部301に記憶されたサイズのリング部材の規格により定められる用紙束の厚さである。このように下限値(Xmin)を設定することで、後述する最適リング逐次選択製本モードで用紙束を綴じる場合に、各リング部材でなるべく多くの枚数を綴じることが可能となる。
ここで、上限値(Xmax)は、サイズ記憶部301に記憶されたサイズのリング部材により、下限値(Xmin)を超えて綴じることが可能な用紙束の最大の厚さである。このように上限値(Xmax)を設定することで、後述するリングバインドモードで用紙束を綴じる場合に、リングバインド装置105が故障する可能性がある厚さでは用紙束を綴じないことが可能となる。また、このように定義された上限値(Xmax)を超えた厚さでは用紙束を綴じないこととしたため、利用者が綴じた用紙束を捲り難くなることを防止できる。
設定部304は、サイズ記憶部301に記憶されたリング部材のサイズの設定を行う。例えば、許容範囲判断部303により厚さ情報が示す厚さについて下限値(Xmin)以下、又は上限値(Xmax)より大きいと判断された場合、設定部304は、サイズ記憶部301に記憶されたリング部材のサイズを異なるサイズに再設定(更新)する。
具体的には、入力処理された厚さ情報が示す厚さが、上限値(Xmax)より大きい場合、設定部304は、サイズ記憶部301に記憶されたサイズをより大きいサイズに再設定する。一方、入力処理された厚さ情報の厚さが、下限値(Xmin)以下の場合、設定部304は、サイズ記憶部301に記憶されたサイズより小さいサイズに再設定する。
なお、本実施の形態は、入力処理された厚さ情報が示す厚さが、サイズ記憶部301に記憶されたサイズのリング部材の許容範囲外の場合、オペレータの操作を待ってリング部材のサイズの変更を設定することに限定するものではない。例えば、オペレータによる操作を待たず、入力処理された厚さ情報が示す厚さに基づいて、設定部304がサイズ記憶部301に記憶されたサイズを再設定することにしてもよい。
変更制御部306は、サイズ記憶部301に記憶されたサイズのリング部材を、用紙束を綴じるリング部材とする変更制御を行う。なお、本実施の形態においては、変更制御部306によりバインダ綴じユニット206を制御して、サイズ記憶部301により記憶されたサイズのリング部材で用紙束を綴じることとしたが、これに限定するものではない。例えば、利用者が、サイズ記憶部301により記憶されたリング部材のサイズに基づいて、バインダ綴じユニット206において製本に使用されるリング部材を手動で変更してもよい。
用紙枚数入力処理部309は、バインダ紙揃えユニット205に蓄積された用紙束の枚数をカウントする図示しないカウンタから、カウントされた用紙束の枚数を示す枚数情報を入力処理する。
用紙枚数算出部311は、サイズ記憶部301に記憶されたサイズのリング部材により綴じることが可能な枚数に基づいて、読取装置103により読み取られた原稿の枚数を略均等に分割した枚数を算出する。
本実施の形態にかかる用紙枚数算出部311は、予め設定された出力条件(例えば、集約印刷、両面印刷など)に基づいて、読取装置103により読み取られた全原稿の出力に必要な用紙枚数を算出する。次に、用紙枚数算出部311は、予め設定されたサイズのリング部材により綴じることが可能な枚数に基づいて、算出された用紙枚数を均一に分割できる枚数を算出する。
ここで、出力条件とは、読み取られた原稿の枚数と違う枚数で当該読み取られた原稿が印刷された用紙を出力する条件である。例えば、両面印刷が出力条件として設定された場合、読取装置103により読み取られた枚数が10枚の原稿は、5枚の用紙に印刷されて、リングバインド105へ排紙される。
用紙枚数判断部310は、入力処理された枚数情報が示す用紙束の枚数が、用紙枚数算出部311により算出された枚数に達したか否かを判断する。そして、用紙枚数判断部310は、入力処理された枚数情報が示す用紙束の枚数と、算出された枚数とが一致したとき、指示部305にリングバンド処理の実行を要求する。
指示部305は、サイズ記憶部301に記憶されたサイズのリング部材により、バインダ紙揃えユニット205に蓄積された用紙束を綴じることを指示する。本実施の形態にかかる指示部305は、サイズ記憶部301に記憶されたリング部材のサイズを読み出す。次に、指示部305は、読み出したサイズのリング部材によりバインダ紙揃えユニット205に蓄積された用紙束を綴じることをリングバインド装置105に指示する。
また、指示部305は、リングバインド装置105に対してリングバインド処理の実行を指示する前に、バインダ紙揃えユニット205に蓄積された用紙束が未製本であるか否かを確認した上で、当該用紙束のリングバインド処理をリングバインド装置105に指示するものとする。
以上の構成を有する画像形成装置100にてリングバインド装置105により、用紙の束をリング部材で綴じるとき(リングバインドモード)の基本動作について、図4に示すシーケンス図を参照しながら説明する。
オペレータは複写機106の操作パネル102よりリングバインドモードの設定を入力する(ステップS401)。リングバインドモードでは、製本するためのリング部材のサイズの指定や、用紙束を綴じる枚数、リング綴じ方向、最適リング逐次選択製本モード、均等分割製本モードなどが指示できる。操作パネル102より入力されたリングバインドモードの設定値は制御装置101にて一旦メモリ101bに記憶され(ステップS402)、以下に説明する処理において適宜利用される。
ここで、最適リング逐次選択製本モードとは、予め設定されたサイズのリング部材で綴じることが許可される許容範囲の厚さで用紙束を分冊して綴じるモードである。一方、均等分割製本モードとは、予め設定されたリング部材のサイズに基づいて、リングバインド装置105に蓄積される用紙束を均等に分冊して綴じるモードである。
オペレータは、リングバインドモードの設定の入力後、操作パネル102よりスタート指示を入力する(ステップS403)。このスタート指示を受けて、制御装置101は、読取装置103に対し、読取開始指示を行い(ステップS404)、次いで制御装置101は、印刷装置104に対し、印刷開始指示を行う(ステップS405)。読取装置103は、制御装置101からの読取開始指示に従ってADF(もしくはコンタクトガラス)上にある原稿を順次読み取り、印刷装置104は読み取られた原稿の画像データに基づいて順次、用紙に印刷する。
1枚目の用紙の印刷が終了した後(若しくは、オペレータのリングバインドモード指示後)、制御装置101は、リングバインド装置105に対してリングバインド開始を指示する(ステップS407)。読取装置103は原稿の読取毎、若しくは全原稿の読取後に読み取った枚数を制御装置101に通知する(ステップS408)。印刷装置104は、読み取られた画像データを印刷した用紙をリングバインド装置105に排紙する(ステップS409)。
リングバインド開始を指示されたリングバインド装置105は、複写機106より排出された用紙をパンチユニット204にてパンチした後(ステップS410)、バインダ紙揃えユニット205に一時的にスタックする。バインダ紙揃えユニット205では、排出された用紙をそろえる(ステップS411)。さらに、用紙厚センサ205aは、バインダ紙揃えユニット205にスタックされた用紙束の厚さを検出する。そして、リングバインド装置105は、スタックされた用紙の厚さを制御装置101に通知する(ステップS412)。この際、用紙の厚さを通知するタイミングは、随時でも、規定厚さに達したタイミングのいずれでもよい。
制御装置101は、リングバインド装置105より通知された用紙束の厚さに応じて、リングバインド装置105に対してバインドを指示する(ステップS413)。バインドを指示されたリングバインド装置105は、バインド紙揃えユニット205にスタックされた用紙束をバインダ綴じユニット206に排出する。バインダ綴じユニット206に排出された用紙束は、制御装置101より指示されたリング部材でバインドされた後(ステップS414)、スタッカ207に排出される(ステップS415)。なお、制御装置101から排出指示された場合は、製本せずにそのまま排出する。
次に、本実施の形態にかかる画像形成装置100におけるリングバインドモードの詳細な動作について図5〜図7のフローチャートを用いて説明する。これらの図において、図5は全体の流れを示す図である。図6は、オペレータが最適なリング部材を逐次選択するリングバインドモードを設定した場合の処理の流れを示す図である。図7は、オペレータが用紙束を均等に分割するリングバインドモードを設定した場合の処理を示す図である。
まず、図5について説明する。ここで、前提条件として、オペレータがリングバインドモードを設定し(図4のステップS401)、スタートの指示(図4のステップS403)を行ったものとする。
制御装置101は、操作パネル102からのリングバインドモード及び読取開始指示を受信し(ステップS501、ステップS502)、受信したリングバインドモード及び読取開始指示に基づいて、読取装置103に読取開始の指示を行う(ステップS503)。次いで、制御装置101は、印刷装置104に印刷開始指示及びリングバインド装置105にリングバインド開始指示を行う(ステップS504、ステップS505)。そして、制御装置101は、読取の状況により読取装置103から読取枚数の通知を受信し(ステップS506)、受信した読取枚数をメモリ21bに保持する(ステップS507)。この際、制御装置101は、原稿1枚の読取毎に読取枚数を読取装置103から受信し、全原稿の読取が完了した時にトータル枚数として受信してもよい。ここまでは、図4のステップS402、ステップS404、ステップS405、ステップS406、ステップS407、及びステップS408と同じである。
次に、制御装置101は、オペレータによるリングバインドモードの設定(図4のステップS401)が最適なリングを逐次選択して製本するモードであるのか、印刷された用紙束を均等に分割して製本するモードであるのかを判定し(ステップS508)、前者の場合はステップS509示す処理を実行し、後者の場合はステップS510に示す処理を実行する。
まず、ステップS509に示す処理(図6に示す)について説明する。なお、ステップS601〜ステップS611に示す処理は、印刷装置104による全ページの印刷処理が終了するまで繰り返される。
制御装置101は、読取装置103により読み取られた原稿の印刷が終わるまで、印刷装置104による印刷処理を制御する(ステップS602)。
次に、用紙厚入力処理部309は、印刷の状況によりリングバインド装置105から用紙束の厚さ(厚さ情報が示す厚さ)を入力処理する(ステップS603)。この際、印刷された用紙の1枚毎にリングバインド装置105から入力処理してもよいし、サイズのリング部材で綴じることのできる許容範囲の枚数厚に達した時に入力処理してもよいが、ここでは1枚印刷毎に入力処理する場合を記載した。この場合、制御装置101は入力処理された用紙厚データ(厚さ情報)をメモリ101bに記憶し、記憶された用紙厚データをその入力処理毎にインクリメントする。
許容範囲判断部303は、用紙厚入力処理部309により厚さ情報の入力処理が行われると、サイズ記憶部301に記憶されているサイズのリング部材で綴じることのできる用紙束の厚さと、入力処理された用紙厚データに格納されている用紙束の厚さと、の比較を行ない、許容範囲内か判断する(ステップS604)。そして、用紙厚データに格納されている厚さが綴じられる許容範囲の下限値(Xmin)より大きいと共に、上限値(Xmax)以下の場合、つまり許容範囲内に入っている場合(ステップS604:Yes)リング判定部307は、全ての用紙をサイズ記憶部301に記憶されているリングで1つに綴じることをオペレータが希望しているか否かを判定する(ステップS605)。この判定は、オペレータによるリングバインドモードの設定(図4のステップS401)の結果に基づいて判定する。
全ての用紙をサイズ記憶部301に記憶されているリングで1つに綴じることをオペレータが希望していない、即ちリング部材で綴じられる厚さによって分冊することを希望している場合(ステップS605:No)、リング判定部307は、サイズ記憶部301に記憶されているリング部材よりも多くの枚数を綴じることが可能なリング部材が消耗品カートリッジ203に充填されているか否かを判定する(ステップS606)。そして、サイズ記憶部301に記憶されているリング部材より多くの枚数を綴じることが可能なリング部材が充填されている場合(ステップS606:Yes)、表示制御部308は、綴じるリング部材のサイズを、より多くの枚数を綴じることのできるリング部材に変更するか否かを操作パネル102に表示してオペレータに選択させる(ステップS607、ステップS608)。
そして、オペレータによりリング部材の変更が選択されると、設定部304は、記憶されるサイズより多くの枚数の用紙束を綴じることができるサイズを、サイズ記憶部301に再設定する(ステップS609)。なお、設定部304は、オペレータの操作を待たずに異なるサイズを再設定し、変更制御部306が再設定されたサイズに従ってリング部材の変更を行ってもよい。ここで、設定部304により異なるリング部材のサイズがサイズ記憶部301に再設定されると、リングバインド処理は行われず、ステップS612以下の処理に移行する。
一方、サイズ記憶部301に記憶されているリング部材よりも多くの枚数を綴じられるリング部材が充填されていなかった場合(ステップS606:No)、又はオペレータによりリング部材を変更しないと指示された場合(ステップS608:No)、指示部305は、サイズ記憶部301に記憶されたサイズのリング部材でのリングバインドの実行をリングバインド装置105に指示する(ステップS610)。
印刷した全ての用紙を1つのリングで綴ることをオペレータが希望していると判定した場合(ステップS605:Yes)は、ステップS601からステップS611のループの印刷動作が完了するまでバインド処理を行わずに、ステップS602からステップS605の処理を繰り返し、全ページの印刷が終わると、製本済みでなか否かの判定を行う(ステップS612)。製本済みではない場合(ステップS612)、表示制御部308は操作パネル102にリング部材のサイズを変更するか否かを表示して(ステップS613)、オペレータにリング部材を最適なものに変更するか否かを選択させる(ステップS614)。
例えば100枚用リングと50枚用リングとがあり、オペレータが100枚用リングを指定している場合、用紙束を構成する用紙が50枚以内の場合は50枚用リングが最適といえる。設定されているリング部材よりも最適なリング部材が充填されていれば、最適なリング部材に設定を変更する。この際、設定部304により自動で最適なサイズのリング部材へ変更を行ってもよいし、操作パネル102にリング部材の変更可否を表示してオペレータに選択させてもよい。
次いで、許容範囲判断部303は、サイズ記憶部301に記憶されているリング部材で綴じることのできる用紙束の厚さと、用紙厚データに格納された厚さとの比較を行い、用紙厚データに格納された厚さが、所定の上限値(Xmax)以下であるか否かを判断する(ステップS616)。用紙厚データに格納された厚さが、所定の上限値(Xmax)以下であれば(ステップS616:Yes)、指示部305は、リングバインド装置105にリングバインドの実行指示を行う(ステップS617)。
これにより、所定の上限値(Xmax)を超えた用紙束のリングバインド処理によるリングバインド装置105の故障を防止することができる。また、所定の上限値(Xmax)を超えた用紙束は、リングバインド処理が行われず排出される。そのため、オペレータはパンチユニット204によりパンチされた穴を利用して用紙束を紐等で結ぶことができる。
ステップS616でNoと判定された場合、及びステップS612でNoと判定された場合は、そのまま処理を終了する。ステップS612でNo、即ち未製本ではない(製本済みである)と判定されるのは、「ステップS605:No」→「ステップS606:No」→「ステップS610」と推移した場合、「ステップS605:No」→「ステップS606:Yes」→「ステップS608:No」→「ステップS610」と推移した場合、及び「ステップS605:No」→「ステップS606:Yes」→「ステップS608:Yes」→「ステップS609」と推移してステップS602に戻り、その後に「ステップS605:No」→「ステップS606:No」→「ステップS610」と推移した場合である。
以下に具体例を挙げて説明する。
〔例1〕設定したリング部材よりも小さいリング部材で製本する場合
リングバインド装置105の消耗品カートリッジ203に充填されているリング部材が50枚用リング及び100枚用リングの2種類であり、原稿枚数が40枚、オペレータが設定したサイズのリング部材が100枚用リングであったとする。この場合、最適なリング部材は50枚用リングとなる。従って、ステップS601からステップS611では用紙厚を受信してメモリ101bに記憶するが、制御装置101は、リングバインドに関する処理は行わない。ステップS612にて未製本と判定し、制御装置101は、40枚に相当する用紙厚さと、設定されているリング部材の所定の上限値(Xmax)を比較する。そして、100枚用リングよりも適切な50枚用リングが充填されているため、ステップS615のリング部材の変更を行い、さらに、制御装置101は、リングバインドの実行指示を行う。この場合は、用紙束は、設定したリング部材よりも小さいリング部材で製本される。
〔例2〕設定したサイズのリング部材では製本できず、より大きいサイズのリング部材で製本する場合
消耗品カートリッジ203に充填されているリング部材が50枚用リング及び100枚用リングであり、原稿枚数80枚、オペレータが50枚用リングで綴じる設定を行い、スタート指示を行ったとする。この場合、設定されているリング部材のサイズが50枚用リングなので、ステップS601〜ステップS611では、制御装置101は用紙50枚に相当する厚さを示す厚さ情報をリングバインド装置105から通知される。
ここで、通知された厚さ情報が示す厚さは50枚用のリング部材の許容範囲に達しているため、制御装置101は、ステップS606の判定を行う。ここで設定されている50枚用リングよりも大きな100枚用リングが充填されているので、図6のステップS608のリング部材の変更を行う。リング部材の変更に伴い、バインドせずに全ページの印刷が完了し、さらにリング部材を変更することなく、ステップS616にて厚さ情報が示す厚さが、100枚用リングの綴じ厚の許容範囲内であると判定し、ステップS617にてリングバインド装置105にリングバインドの実行指示を行う。
〔例3〕製本せずに排紙させる場合
充填されているリング部材が50枚用リングと、100枚用リングの2種類であり、原稿枚数が100枚程度なので、オペレータは100枚用リングで綴じる設定を行ってスタート指示を行った。この際オペレータは原稿枚数が100枚程度なので両面印刷ではなく片面印刷を指示した。しかしながら、印刷が完了した段階で原稿が120枚であったことが分かる。この場合、二分すれば100枚用リングで綴じることもできるが、両面印刷にて再度印刷をやり直せば100枚用リング1つで十分に製本できるので、リング部材のコストを考慮して設定を変更したい。
そこでオペレータはリングバインドしないを設定を指示することで、用紙を製本せずに排紙させる。これにより、所定の上限値(Xmax)を超えた用紙束のリングバインド処理によるリングバインド装置105の故障を防止できる。また、用紙束が製本されずに排紙されるため、オペレータはパンチユニット204により設けられた穴を利用して、紐等で結ぶことができる。
〔例4〕読み取った原稿が複数冊子に分かれる場合にリング部材のサイズを変えずに製本する場合
例えば150枚の冊子の場合、「100枚,50枚」と分割するよりは、「50枚,50枚,50枚」と分割する方が均等に分割されるため仕上がりがよい。そこで、オペレータは50枚用リングで綴じる設定を行い、次いでスタート指示を行う。50枚印刷した段階でステップS608、ステップS609により、オペレータにリング部材を変更するか否か問い合わせるが、オペレータは「50枚,50枚,50枚」でバインドしたいので、リング部材を変更しない設定を行う(ステップS608:No)。
〔例5〕読み取った原稿が複数冊子に分かれる場合に冊子数を少なくして製本する場合
一方、例えば170枚の原稿を冊子にする場合、50枚用リングで均等分割「43枚,43枚,42枚、42枚」よりも、100枚用リングで「100枚,70枚」と分割した方が冊子の数が少なくてすむ。そこで、オペレータは、50枚用リングで綴じる設定を行い、次いでスタート指示を行った後に、ステップS606、ステップS608の判定でリング部材を変更するか否かの問い合わせがあったとき、100枚用リングに変更することを選択する。
上記〔例1〕〜〔例5〕は、ステップS601〜ステップS617に含まれる判定条件の組み合わせで実現可能である。それぞれの判定はその都度オペレータに選択させてもよいし、図4に示すステップS401におけるオペレータの設定として選択させたり、印刷スタート時に判定条件の組み合わせを設定情報として選択させたりしてもよい。
次に図6に示す処理について説明する。なお、ステップS702〜ステップS708に示す処理は、印刷装置104による全ページの印刷処理が終了するまで繰り返される。まず、用紙枚数算出部311は、サイズ記憶部301に記憶されたサイズのリング部材により綴じることが可能な枚数に基づいて、メモリ101bに保持する読取枚数を均等に分割したバインド枚数を算出する(ステップS701)。
本実施の形態にかかる用紙枚数算出部311は、メモリ101bに保持される読取枚数及び設定されている出力条件(例えば、集約・両面など)から印刷に必要な用紙の総枚数を算出する。次いで、用紙枚数算出部311は、設定されているリング部材のサイズに基づいてで、算出された用紙束の総枚数が均一に分割されるように1種類のリング部材で綴じるバインド枚数を決定する。
なお、本実施の形態では、読み取った原稿を印刷する例を示しているが、これに限定するものではない。印刷動作を開始する前に印刷する枚数が確定していればよい。したがって、例えば、制御装置101は、既に読み取られて読取装置103の図示しないメモリに蓄積されている文書に対しても、総ページ数データを受信してメモリ101bに記憶することにより、同様に処理することができる。
ここで、印刷に必要な用紙の総枚数(以下、用紙総枚数とする)及びサイズ記憶部301に記憶されたリング部材で綴じることが可能な枚数(以下、最大枚数とする)に基づいて、バインド枚数を算出する方法について説明する。
例えば、リング部材で綴じられる最大枚数をRmax、用紙総枚数をOnumとすると、分割数Dnumは「Dnum = (Onum / Rmax) 」の演算結果の少数点以下を切り上げることで算出できる。また、1つのリングで綴じる用紙枚数をPnum及び用紙総枚数Onumを分割する分割数Dnumで割り切れない場合の補正枚数をMnumは、「Pnum = Onum / Dnum」、「Mnum = Onum % Dnum 」(%は余剰演算子)で算出できる。
つまり、分割数DnumのうちのMnum冊の用紙枚数を他よりも1枚ずつ多くすることで、それぞれのリング部材で綴じる用紙枚数を等しくできる。
ここで、用紙総枚数Onumは原稿総枚数Inumと集約・両面などの設定条件から算出可能である。例えば、全てを2面集約出力する場合であれば「Onum = Inum /2」で算出可能であり、さらに両面設定されていれば「Onum =Inum / 4」となる。
以下に説明するステップS702〜ステップS708に示す処理は読み取ったページが全て印刷されるまで繰り返し実行され、指示部305は、印刷された用紙の枚数と算出されたバインド枚数とが一致したときにリングバインド指示を行う(ステップS707)。
制御装置101は、読取装置103により読み取られた原稿の印刷が終わるまで、印刷装置104による印刷処理を制御する(ステップS703)。
次に、用紙厚入力処理302は、リングバインド装置105のバインド紙揃えユニット205にスタックされている用紙束の厚さを示す厚さ情報を、用紙厚センサ205aからタを入力処理する。
許容範囲判断部303は、入力処理された厚さ情報が示す厚さが所定の上限値(Xmax)以上である否かを判断する(ステップS705)。そして、厚さ情報が示す厚さが所定の上限値(Xmax)以上でない場合(ステップS705:No)、用紙枚数判断部310は、用紙枚数入力処理部309により入力処理された枚数情報が示す枚数と、ステップS701にて算出されたバインド枚数とを比較し、枚数情報が示す枚数とバインド枚数とが一致するか否かを判断する(ステップS706)。次いで、枚数情報が示す枚数とバインド枚数とが一致した場合(ステップS706:Yes)、指示部305は、リングバインド装置105にリングバインドを指示する(ステップS707)。
一方、枚数情報が示す枚数とバインド枚数とが一致したかった場合(ステップS706:No)、ステップS703に戻って、枚数情報が示す枚数がバインド枚数に達するまで次の印刷処理を行い、枚数情報が示す枚数がステップS701にて算出したバインド枚数に達するまで繰り返し処理を実行する。全てのページが印刷された時点でバインドされていなかった用紙束に対しては、指示部305によりリングバインド処理の指示が行われ、処理が終わる。
ここでは、ステップS706における枚数情報が示す枚数とバインド枚数との比較では、ステップS701において算出したバインド枚数が設定されたリング部材の許容厚の範囲に収まる場合について説明しており、例えばリング部材が50枚用リングであれば、用紙の厚さによらず50枚を綴じることができることを前提としている。
例えば、用紙総枚数Onumが124枚で、原稿1枚に対し用紙1枚が出力される条件設定であった場合(両面・集約などの設定無し)、オペレータは50枚用リングで綴じる設定を行い、次いでスタート指示を行ったとする。
50枚用リングなので、図7のステップS701で上記の式Dnum =(124/50)=2.4 となり、少数点を切り上げることでDnum =3となる。さらに1つのリングで綴じる用紙枚数 Pnum =124/3=41、補正枚数 Mnum =1となる。この計算から、出力される冊子は、用紙枚数41枚のものが2つ、42枚のものが1つ、計3つに分割することが決定される。これにより、それぞれのリング部材に綴じられる用紙枚数の割合を略等しく分割できる。
なお、以上説明した均等分割は、用紙束を1種類のリング部材に均等に分割して綴じる場合であったが、複数種類のリング部材の最大綴厚に対する実際の綴じ厚の比率が均等になるように分割するように構成することもできる。即ち、例えば120枚の用紙束を50枚用リングのみに均等分割した場合は「40枚,40枚,40枚」となるが、100枚用リングと50枚用リングのそれぞれの最大綴じ厚に対する実際の綴じ厚の比率が均等になるように分割した場合、100枚用リングに80枚、50枚用リングに40枚綴じることになる。つまり、2種類のリング部材の各々に最大綴じ厚の80%ずつ綴じることになる。
以上に述べた本実施の形態の画像形成装置100によれば、予め設定されたサイズのリング部材で綴じることが許可される許容範囲の厚さで用紙束を分冊して綴じることとしたので、用紙枚数に応じた最適なサイズのリング部材で製本を行うことができる。
さらには本実施の形態の画像形成装置100は、下記(1)〜(5)の特徴を有する。
(1)リングバインドモードにて設定したサイズのリング部材で綴じることのできる許容範囲内にリングバインド装置105にて検知した用紙厚が入っていない場合、リング部材のサイズを再設定することができるので、ユーザが用紙枚数に応じた最適な製本を行える。
(2)リングバインドモードにて設定したサイズのリング部材で綴じることのできる許容範囲内にリングバインド装置105にて検知した用紙厚が入っていない場合、リングバインドモードにて設定したリング部材で製本できる枚数毎に分割して製本することにより、リング部材を変更することなく製本することができる。
(3)リングバインドモードにて設定したサイズのリング部材で製本できる枚数を超えた場合に、使用できる最大サイズのリングで製本できる枚数ごとに分割して製本することにより、製本された冊子の数とリング部材の使用量を最小にすることができる。
(4)リングバインドモードにて設定したサイズのリング部材で製本できる枚数を超えた場合に、用紙束を均等分割して製本することにより、製本された冊子の厚さを均一にすることができる。
(5)上記(1)〜(4)の選択により、ユーザが目的に応じて最適な製本を行うことができる。
(第2の実施の形態)
上述した第1の実施の形態にかかる画像形成装置においては、最適リング逐次選択製本モードで用紙束を製本する場合、予め設定されたサイズのリング部材で綴じることが許可される許容範囲の厚さで用紙束を分冊して綴じることとした。しかしながら、原稿の用紙束を複数部数出力する場合、2部目以降について第1の実施の形態で示した最適なリング部材の選択を行う必要はない。そこで、本実施の形態にかかる画像形成装置では、2部目以降の用紙束に対して、1部目の用紙束を綴じたリング部材を用いて綴じる場合について説明する。
図8は、第2の実施形態にかかる制御装置800の具体的な構成を示すブロック図である。制御装置800は、上述した第1の実施の形態にかかる制御装置101とは、用紙枚数算出部311が削除され、そしてサイズ記憶部301と記憶する情報が異なるサイズ記憶部801に変更され、用紙厚入力処理部302、許容範囲判断部303、設定部304、指示部305、表示制御部308、用紙枚数判断部310とは処理が異なる許容範囲判断部803、用紙枚数判断部804、指示部808、用紙厚入力処理部809、設定部810に変更され、枚数記憶部802、中断部805、選択受付部806、画像データ記憶部811、表示制御部812が追加された構成を有している点で異なる。以下の説明では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素には同一に符号を付してその説明を省略する。
画像データ記憶部811は、印刷装置104により印刷された画像データを記憶する。本実施の形態にかかる画像データ記憶部811は、当該画像データが印刷された用紙束にリングバインド処理を施した際の各種設定を画像データと対応付けて記憶する。ここで、各種設定は、画像データが印刷された用紙束の枚数、用紙束を綴じたリング部材のサイズ、リングバインド処理を施した際のリングバインドモード等である。
サイズ記憶部801は、1部目の用紙束を綴じたリング部材のサイズを記憶する。本実施の形態では、1部目の用紙束を綴じたサイズのリング部材が2部目以降の用紙束を綴じるリング部材にも使用される。
また、サイズ記憶部801は、画像データ記憶部811に記憶された画像データを再印刷する場合に、当該画像データと対応付けて記憶されるリング部材のサイズを記憶する。
枚数記憶部802は、1部目の用紙束を綴じた際にバインダ紙揃えユニット205に蓄積された各用紙束の枚数を記憶する。本実施の形態では、1部目の各用紙束を綴じた枚数で、2部目以降の各用紙束も綴じる。
また、枚数記憶部802は、画像データ記憶部811に記憶された画像データを再印刷する場合に、当該画像データと対応付けて記憶される枚数を記憶する。
用紙厚入力処理部809は、バインダ紙揃えユニット205に蓄積された用紙束の厚さを示す厚さ情報を入力処理する。本実施の形態にかかる用紙厚入力処理部809は、リングバインド装置105から通知されるニアフル値、フル値の入力処理を行う。
ここで、フル値とは、上述の実施の形態において説明した上限値(Xmax)である。フル値は、サイズ記憶部801に記憶されたサイズのリング部材により、下限値(Xmin)を超えてリングバインド可能な用紙束の最大の厚さである。これを超えた厚さの用紙束をバインドすることが出来ないばかりか最悪リングバインド装置105の破損の恐れがある。フル値は、使用するリング部材のサイズによって規定されている。
ニアフル値とは、制御装置800がリングバインド装置105からニアフル通知を受信した時に、印刷指示の中止を指示すれば、ニアフル通知受信前に印刷指示済みの分の用紙厚を足してもフル値を超えない事が保証できる基準値である。ニアフル値は、先発用紙の排紙完了を待って後発用紙の印刷を開始する複写機の場合は通紙可能な最大用紙厚で規定され、待たずに次々印刷を開始する複写機の場合は通紙可能な最大用紙厚に搬送パス内に存在できる最大用紙枚数を掛けた値より規定される。
許容範囲判断部803は、用紙枚数入力処理部309により入力処理された2部目以降の用紙束の厚さ情報が示す厚さが、フル値(所定の上限値(Xmax))以上であるか否かを判断する。本実施の形態では、用紙枚数入力処理部309により入力処理された厚さ情報が示す厚さがニアフル値又はフル値であるかを判断する。
中断部805は、許容範囲判断部803により2部目以降の用紙束の厚さ情報で示される厚さが、フル値以上と判断された場合、バインダ紙揃えユニット205への用紙の蓄積を中断する。これにより、フル値以上の用紙束については、バインダ紙揃えユニット205への用紙の蓄積を中断されるため、フル値以上の用紙束のリングバインド処理によるリングバインド装置105の故障を防止することができる。
選択受付部806は、中断部805によりバインダ紙揃えユニット205への用紙の蓄積を中断した後、バインダ紙揃えユニット205への用紙の蓄積を継続するか否かの選択を受け付ける。本実施の形態においては、オペレータによる操作パネル102の操作による選択を受け付ける。
排紙指示部807は、許容範囲判断部803により入力処理された2部目以降の用紙束の厚さ情報で示される厚さが、厚さがフル値以上であると判断された場合に、バインダ紙揃えユニット205に蓄積された用紙束の排紙を指示する。これにより、フル値以上の用紙束については、リングバインド処理が行われないため、フル値以上の用紙束のリングバインド処理によるリングバインド装置105の故障を防止することができる。
用紙枚数判断部804は、用紙枚数入力処理部309により入力処理された2部目以降の用紙束の枚数情報が示す枚数と、枚数記憶部802に記憶された1部目の用紙束を綴じた枚数と、が一致したか否かを判断する。そして、2部目以降の用紙束の枚数情報が示す枚数と、1部目の用紙束を綴じた枚数と、が一致したとき、用紙枚数判断部804は、その旨を指示部808に通知する。
また、用紙枚数判断部804は、枚数記憶部802に印刷対象である画像データと対応付けられた枚数が記憶されているか否かに基づいて、用紙枚数入力処理部309により入力処理された枚数情報が示す枚数の用紙束が1部目であるか否かを判断する。さらに、用紙枚数判断部804は、用紙束が1部目であると判断した場合、当該用紙束の枚数と、読取装置103により読み取られた原稿の枚数とが一致するか否かを判断する。
指示部808は、2部目以降において、用紙枚数判断部804が用紙束の枚数情報が示す枚数と、枚数記憶部802に記憶された1部目の用紙束を綴じた枚数とが一致したと判断した場合、当該2部目以降の用紙束を綴じることを指示する。
設定部810は、サイズ記憶部801に記憶されたリング部材のサイズを、1部目の用紙束を綴じた際に使用されたリング部材のサイズに再設定(更新)する。
また、設定部810は、画像データ記憶部811内に記憶される画像データが再度印刷され、出力された用紙束にリングバインド処理を行う場合、画像データ記憶部811から当該画像データと対応付けて記憶されるリング部材のサイズ及び枚数を読み出す。そして、設定部810、読み出したサイズを画像データと対応付けてサイズ記憶部801に記憶する。また、設定部810は、読み出した枚数を画像データと対応付けて枚数記憶部802に記憶する。
表示制御部812は、用紙厚入力処理部809によりフル値が入力処理された場合、操作パネル102に警告表示を行う。本実施の形態にかかる表示制御部812は、オペレータに対して継続指示又はキャンセルの選択を要求する表示を行う。ここで、継続指示とは、指示部808によりバインド紙揃えユニット205に蓄積される用紙束の排紙を指示するものである。一方、キャンセルは、指示部808によりバインド紙揃えユニット205に蓄積される用紙束の排紙を指示すると共に、印刷装置104に対して残りの画像データの印刷の終了(中止)を指示するものである。
また、表示制御部812は、サイズ記憶部801に記憶されるサイズのリング部材がリングバインド装置105に充填されていないとリング判定部307が判定した場合、操作パネル102にリングバンド処理のキャンセル又はリングの充填を促す表示を行う。
次に、図9を用いて、以上の構成を有する画像形成装置100が備えるリングバインド装置105により、用紙束をリング部材で綴じるとき(リングバインドモード)の基本動作について説明する。図9は、以上の構成を有する画像形成装置100にてリングバインド装置105により用紙束をリング部材で綴じるとき(リングバインドモード)の基本動作を示すシーケンス図である。
図9に示すステップS901〜ステップS911に示す処理は、図4に示すステップS401〜ステップS411までの処理と同様である。また、図9に示すステップS915〜ステップS917に示す処理は、図4に示すステップS413〜ステップS415に示す処理と同様である。
本実施の形態にかかるリングバインド装置105は、バインダ紙揃えユニット205において蓄積されている用紙束のニアフル値とフル値とを把握している。そして、リングバインド装置105は、蓄積した用紙束の厚さがニアフル値を超えた場合に、二アフル通知を、フル値を超えた場合にフル通知を制御装置800に対して通知する(ステップS912、ステップS913)。
図9に示すように、本実施の形態にかかる画像形成装置100のリングバインドモードの基本動作シーケンスでは、リングバインド装置105が紙揃えの際に、ニアフル値/フル値のオーバーを検知した場合、制御装置800にニアフル通知/フル通知を行う(ステップS912、ステップS913)。
また、リングバインド装置105は、印刷装置104から排紙され、バインド紙揃えユニット205に蓄積されている用紙の枚数を図示しないカウンタによりカウントし、印刷装置104から各部の最後の用紙が蓄積されたとき、その枚数を制御装置101に通知する(ステップS914)。
次に、図10を用いて図9に示すステップS906〜ステップS917までの制御装置800の処理手順について説明する。ここで、前提条件として、図9のステップS901に示すオペレータによるリングバインドモードの設定は行われたものとする。また、図9のステップS902に示す操作パネル102から制御装置800へのリングバインドモードの設定を行われたものとする。また、図9のステップS903に示すオペレータによるスタートの指示も行われたものとする。さらに、図9のステップS904に示す操作パネル102による制御装置800への読取開始の指示も行われたものとする。また、図9のステップS905に示す制御装置800から読取装置103への読取開始指示も行われたものとする。
まず、制御装置800は、読取装置103により読み取られた原稿の画像データの印刷処理を印刷装置104に指示する(ステップS1201)。そして、印刷装置104による用紙束1部の印刷処理が終了すると、制御装置800は、後述するリングバインド処理の制御を実行する(ステップS1202)。
そして、リングバインド処理を実行した後、制御装置800は、印刷された画像データと、当該画像データが印刷された用紙束の枚数及び当該用紙束を綴じたリング部材のサイズ等の設定と、を対応付けて画像データ記憶部811に記憶する(ステップS1203)。
次に、図11及び図12を用いて、図10のステップS1202に示すリングバインド処理を制御する処理について詳細に説明する。本実施の形態にかかる制御装置800は、最適リング逐次選択製本モードで複数部の冊子を製本するとき、1部目の製本に用いたリング部材のサイズ及び綴じ厚(用紙枚数)を記憶しておき、2部目以降の製本時に使用する。図11は、制御装置800が1部目の製本に用いた用紙枚数に基づいて、2部目以降の製本を実行する処理のフローチャートである。図12は、制御装置800が1部目の製本に用いた用紙枚数及びリング部材のサイズに基づいて、2部目以降の製本を実行する処理のフローチャートである。
なお、図11に示すフローチャートの処理は、用紙枚数入力処理部309によりリングバインド装置105からバインド紙揃えユニット205に各部の最後の用紙が蓄積され、その用紙束の枚数を示す枚数情報の入力処理が行われることによりスタートする(図9のステップS914)。
用紙枚数入力処理部309により枚数情報が入力処理されると、用紙枚数判断部804は、枚数記憶部802に枚数が記憶されている否かに基づいて、バインド紙揃えユニット205に蓄積される用紙束が1部目であるか、2部目以降であるかを判断する(ステップS1001)。
バインド紙揃えユニット205に蓄積される用紙束が1部目の場合、許容範囲判断部803は、用紙厚入力処理部809によりニアフル通知を入力処理されたか否かを判断する(ステップS1002)。ニアフル値が入力処理された場合(ステップS1002:No)、用紙枚数判断部804は、用紙枚数入力処理部309によりリングバインド装置105から入力処理された最終用紙枚数(枚数情報)が示す枚数と、読取装置103から通知された全原稿の読取枚数と、が一致するか否かを判断する(ステップS1003)。つまり、その部の最後まで印刷されたか否かを判断する。そこで、許容範囲判断部803は、ニアフル通知が入力処理されているか否かを判断し(ステップS1002)、入力処理されていない場合は(ステップS1002:No)、読取枚数と最終用紙枚数とが一致しているか否かを判定する(ステップS1003)。
ステップS1002及びステップS1003が共にNoであった場合、制御装置800は何もせずに処理を終え、次の印刷指示を行う。一方、ステップS1002及びステップS1003のどちらかがYesであった場合、用紙枚数判断部804は、入力処理された枚数情報が示す枚数をバインド実施個所として枚数記憶部802に記憶し(ステップS1004)、指示部808は、リングバインド指示を行う(ステップS1005)。
バインド紙揃えユニット205に蓄積される用紙束が2部目以降の場合(ステップS1001:No)、制御装置800は、1部目と同じ綴じ枚数でリングバインド処理を行う。その為、用紙枚数判断部804は、リングバインド装置105から入力処理された2部目の最終用紙枚数(枚数情報)と、枚数記憶部802に記憶された1部目のバインド実施箇所(最終用紙枚数)とが一致するか否かを判断し(ステップS1006)、Yesの場合のみリングバインド指示を行う。ただし、リングバインド指示の前に、許容範囲判断部803は、用紙厚入力処理部809によりフル通知が入力処理されているか否かの判断し(ステップS1007)、フル値が入力処理されていない場合のみ(ステップS1007:No)、指示部808はリングバインド装置105にリングバインド指示を行う(ステップS1005)。一方、フル値が入力処理されている場合(ステップS1007:Yes)、表示制御部812は、操作パネル102に警告表示を行う(ステップS1008)。これにより、オペレータに対し継続指示又はキャンセルを促し、オペレータの指示を待って待機する(ステップS1009)。オペレータの指示が継続指示の場合(ステップS1009:継続)、排紙指示部807は、リングバインド装置105に対し、バインド紙揃えユニット205にスタックされている用紙をバインドせずにスタッカ207に排出するように指示(ステップS1010)。キャンセルの指示の場合(ステップS1009:キャンセル)、指示部808は、リングバインド装置105に対して継続指示の場合と同じ指示を行うとともに、印刷装置27に対し、印刷の終了を指示する。従って、いずれの場合もリングバインドは実施されない。ここで、ステップS1006において入力を受け付けた枚数情報が示す枚数が1部目の用紙束の枚数と一致しない場合、又はステップS1007において許容範囲判断部803によってフル値を受信したと判断される場合は、例えば、2部目以降の用紙束に含まれる用紙の中に1部目の用紙よりも厚い紙が混在していたような場合である。
なお、以上の説明では、「印刷指示を発行→排紙通知を受信→次の印刷指示を発行」の順序により、用紙の1枚毎に印刷指示を行っているが、初期動作で複数枚分の印刷指示を連続して発行し、以後は複数枚の排紙通知の受信をもって次の複数枚の印刷指示を発行することで紙間を短くし、性能を上げても良い。
また、消耗品カートリッジ203に複数の異なるサイズのリング部材の同時充填が可能であり、かつサイズ記憶部801に1部目の用紙束を綴じたリング部材のサイズを参照できるようにし、指示部808は、図11のバインド実施箇所を記憶する処理(ステップS1004)において、バインド実施箇所と共にリング部材のサイズも記憶し、2部目以降では1部目と同じサイズのリング部材を用いて、リングバインド処理を指示するように構成してもよい。
次に、読取装置103内の図示しないメモリ、或いは制御装置800内の画像データ記憶部811に記憶されている画像データの再印刷を行う場合のリングバインド処理について図12を用いて説明する。なお、本実施の形態においては、画像データ記憶部811に記憶される画像データを再印刷する場合について説明する。
画像データ蓄積文書の再印刷においてリングバインドモードで印刷を行う場合は、前回印刷したのと同じ種類(50枚用リング、100枚用リングなど)のリング部材を用い、同じバインド実施箇所(用紙枚数)でリングバインド処理を行う(前回のリングバインド処理時の設定は、サイズ記憶部801に記憶されている)。その為、本実施の形態にかかる制御装置800は、印刷開始の指示を受け付けた後、最初の印刷開始を指示する前に図11に示す処理を実行する。
まず、設定部810は、前回のバインド実施箇所(枚数)とリング部材の種類(サイズ)を画像データ記憶部811から読み出す(ステップS1101)。そして、設定部810は、メモリ101bに記憶されるオペレータの設定と比較し、前回と同じ種類のリング部材を用いるリングバインドモードか否かチェックする(ステップS1102)。前回と同じ種類のリング部材を用いるリングバインドモードであった場合(ステップS1102:Yes)、リング判定部307は、ステップS1101で読み出されたサイズのリング部材が消耗品カートリッジ203に充填されているか否かチェックする(ステップS1103)。
そして、ステップS1101で読み出されたサイズのリング部材が消耗品カートリッジ203に充填されている場合(ステップS1103:Yes)、設定部810は、ステップS1101において画像データ記憶部801から読み出した前回のバインド実施箇所を、これから実行する印刷のバインド実施箇所として、枚数記憶部802に記憶する(ステップS1104)。なお、制御装置800は、以後、読み出した画像データが印刷された用紙束を2部目以降の印刷として扱い、図11に示す処理を継続して実行するものとする。
一方、ステップS1102において、前回と異なる種類のリング部材を用いるリングバインドモードが設定されていると判定した場合(前回がリングバインドモード未設定のケースも含む)、用紙枚数判断部804は、入力処理された枚数情報が示す枚数の用紙束を1部目として扱う(ステップS1102:No)。ステップS1103において、前回使用した種類のリング部材がリングバインド装置5に充填されていない場合(ステップS1103:No)、表示制御部812は、操作パネル102にてオペレータに対して警告を表示し、オペレータに対してキャンセルもしくはリング種類(リング部材のサイズ)の変更を促し、オペレータからの指示を待って待機する(ステップS1105、ステップS1106)。そして、オペレータによりキャンセルが選択された場合(ステップS1106:キャンセル)、制御装置800は、読み出した画像データの印刷処理を終了する。一方、オペレータによりリング部材のサイズの変更が選択された場合(ステップS1106:リング種類変更)、制御装置800は、以後、読み出した画像データが印刷された用紙束を1部目の印刷として扱い、図11に示す処理を継続して実行するものとする。
このように本実施形態の画像形成装置100は下記(1)〜(5)の特徴を有する。
(1)1部目の用紙束の枚数を記憶し、記憶された用紙束の枚数を2部目以降の用紙束の枚数として使用することで、2部目以降も1部目と同じ枚数で綴じられた成果物を得ることができる。
(2)1部目の用紙束の枚数を記憶し、記憶された用紙束の枚数を2部目以降の用紙束の枚数として使用する場合、2部目以降の用紙束の厚さが許容範囲内かを判断し、2部目以降の用紙束の厚さがリング部材で綴じることが可能な許容範囲を超えた場合に用紙束のリングバインド処理を禁止し、リングバインド装置105のメカ故障を防ぐことができる。
(3)印刷動作中に、リングバインド装置105に蓄積された用紙束の厚さがリング部材で綴じることが可能な許容範囲を超えた場合に、以降の部数についての印刷動作に対して「キャンセル」/「継続」をユーザが選択することができる。
(4)1部目の用紙束のリングバインド処理で使用した、リング部材のサイズと、バインド位置(1部目の用紙束の用紙枚数)の組み合わせを記憶することで、複数部の綴じ処理において、1部目のバインドに複数のサイズのリング部材を混在して使用した場合に、2部目以降の綴じ処理に用いるリング部材のサイズが部数間で異なってしまうことを防止できる。また、複数部の綴じ処理において、「キャンセル」/「異なるリングサイズを用いて継続」をユーザに選択させることができる。
(5)初回の画像データ印刷時の用紙束の枚数及び当該用紙束のリングバインド処理に用いたリング部材のサイズを記憶し、次回以降の画像データの印刷では、記憶しておいた枚数とリング部材のサイズを適用して、リングバインド処理を実行することで、蓄積された画像データを再印刷する場合、常に同じサイズのリング部材を用い、及び同じ枚数で用紙束を綴じることができる。
第1の実施形態の画像形成装置の全体の構成を示すブロック図ある。 第1の実施形態の画像形成装置のリングバインド装置の構成を示す概略図である。 第1の実施形態の制御装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の画像形成装置のリングバインドモードの基本動作を示すシーケンス図である。 第1の実施形態の制御装置のリングバインドモードの全体の処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態の制御装置のリングバインドモードにおいてオペレータが最適なリング部材を逐次選択するリングバインド製本モードを設定した場合の処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態の制御装置のリングバインドモードにおいてオペレータが用紙束を均等に分割するリングバインドモードを設定した場合の処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態の制御装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の画像形成装置の基本動作を示すシーケンス図である。 第2の実施の形態の制御装置のリングバインドモードの全体の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態の画像形成装置のリングバインドモードで複数部の冊子を製本するとき、1部目のリング部材及び綴じ厚を記憶しておき、2部目以降の製本時に使用する処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の画像形成装置において蓄積されている文書の再印刷を行うときのリングバインド動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100 画像形成装置
101、800 制御装置
101a CPU
101b メモリ
102 操作パネル
103 読取装置
104 印刷装置
105 リングバインド装置
106 複写機
201 スルーパス搬送路
202 反転部
203 消耗品カートリッジ
204 パンチユニット
205 バインダ紙揃えユニット
205a 用紙厚センサ
205b トレー部
206 バインダ綴じユニット
207 スタッカ
208 用紙搬入口
301、801 サイズ記憶部
302、809 用紙厚入力処理部
303、803 許容範囲判断部
304、810 設定部
305、808 指示部
306 変更制御部
307 リング判定部
308、812 表示制御部
309 用紙枚数入力処理部
310、804 用紙枚数判断部
311 用紙枚数算出部
802 枚数記憶部
805 中断部
806 選択受付部
807 排紙指示部
811 画像データ記憶部

Claims (13)

  1. 所定の蓄積部に蓄積された当該用紙束の厚さを示す厚さ情報を入力処理する用紙厚入力処理手段と、
    用紙束を綴じるリング部材のサイズを記憶するサイズ記憶手段と、
    入力処理された前記厚さ情報が示す厚さが、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材により用紙束を綴じることが許可される所定の下限値より大きいと共に、当該リング部材により用紙束を綴じることが可能な所定の上限値以下であるか否かを判断する許容範囲判断手段と、
    入力処理された前記厚さ情報が示す厚さが、前記所定の下限値以下である、又は前記所定の上限値以下でないと判断された場合、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズを異なるサイズに再設定する設定手段と、
    前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材により、前記蓄積部に蓄積された用紙束を綴じることを指示する指示手段と、
    を備えたことを特徴とするリングバインド制御装置。
  2. 前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材を、前記用紙束を綴じるリング部材とする変更制御を行う変更制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のリングバインド制御装置。
  3. 前記設定手段は、入力処理された前記厚さ情報が示す厚さが、前記所定の上限値より大きい場合、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズより大きいサイズに再設定することを特徴とする請求項1に記載のリングバインド制御装置。
  4. 前記設定手段は、入力処理された前記厚さ情報が示す厚さが、前記所定の下限値より小さい場合、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズより小さいサイズに再設定することを特徴とする請求項1に記載のリングバインド制御装置。
  5. 前記蓄積部に、部毎に蓄積された用紙束の枚数を示す枚数情報を入力処理する用紙枚数入力処理手段と、
    入力処理された1部目の用紙束の枚数を記憶する枚数記憶手段と、
    入力処理された2部目以降の用紙束の前記枚数情報が示す枚数が、前記枚数記憶手段に記憶された枚数に達したか否かを判断する用紙枚数判断手段と、をさらに備え、
    前記指示手段は、2部目以降の用紙束の前記枚数情報が示す枚数が、前記枚数記憶手段に記憶された枚数と一致した判断した場合、当該2部目の用紙束を綴じることを指示すること、
    を特徴とする請求項1に記載のリングバインド制御装置。
  6. 入力処理された2部目以降の用紙束の前記厚さ情報で示される厚さが、前記所定の上限値より大きい場合、前記蓄積部に蓄積された前記用紙束の排紙を指示する排紙指示手段をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載のリングバインド制御装置。
  7. 入力処理された2部目以降の用紙束の前記厚さ情報で示される厚さが、前記所定の上限値より大きい場合、前記蓄積部への用紙の蓄積を中断する中断手段と、
    前記蓄積部への用紙の蓄積を中断した後、前記蓄積部への用紙の蓄積を継続するか否かの選択を受け付ける選択受付手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載のリングバインド制御装置。
  8. 前記サイズ記憶手段は、1部目の用紙束を綴じたリング部材のサイズを記憶し、
    前記指示手段は、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材を用いて、2部目以降の用紙束を綴じる指示を行うことを特徴とする請求項5に記載のリングバインド制御装置。
  9. 所定の蓄積部に蓄積された当該用紙束の厚さを示す厚さ情報を入力処理する用紙厚入力処理工程と、
    用紙束を綴じるリング部材のサイズをサイズ記憶手段に記憶するサイズ記憶工程と、
    入力処理された前記厚さ情報が示す厚さが、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材により用紙束を綴じることが許可される所定の下限値より大きいと共に、当該リング部材により用紙束を綴じることが可能な所定の上限値以下であるか否かを判断する許容範囲判断工程と、
    入力処理された前記厚さ情報が示す厚さが、前記所定の下限値以下である、又は前記所定の上限値以下でないと判断された場合、前記記憶手段に記憶されたサイズを異なるサイズに再設定する設定工程と、
    前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材により、前記蓄積部に蓄積された用紙束を綴じることを指示する指示工程と、
    を有することを特徴とするリングバインド制御方法。
  10. 前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材を、前記用紙束を綴じるリング部材とする変更制御を行う変更制御工程を有することを特徴とする請求項9に記載のリングバインド制御方法。
  11. 前記蓄積部に、部毎に蓄積された用紙束の枚数を示す枚数情報を入力処理する用紙枚数入力処理工程と、
    入力処理された1部目の用紙束の枚数を枚数記憶手段に記憶する枚数記憶工程と、
    入力処理された2部目以降の用紙束の前記枚数情報が示す枚数が、前記枚数記憶手段に記憶された枚数に達したか否かを判断する用紙枚数判断工程と、をさらに有し、
    前記指示工程は、2部目以降の用紙束の前記枚数情報が示す枚数が、前記枚数記憶手段に記憶された枚数と一致した判断した場合、当該2部目の用紙束を綴じることを指示すること、
    を特徴とする請求項9に記載のリングバインド制御方法。
  12. 前記サイズ記憶工程は、1部目の用紙束を綴じたリング部材のサイズを前記サイズ記憶手段に記憶し、
    前記指示工程は、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材を用いて、2部目以降の用紙束を綴じる指示を行うことを特徴とする請求項11に記載のリングバインド制御方法。
  13. 所定の蓄積部に蓄積された当該用紙束の厚さを示す厚さ情報を入力処理する用紙厚入力処理と、
    用紙束を綴じるリング部材のサイズをサイズ記憶手段に記憶するサイズ記憶処理と、
    入力処理された前記厚さ情報が示す厚さが、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材により用紙束を綴じることが許可される所定の下限値より大きいと共に、当該リング部材により用紙束を綴じることが可能な所定の上限値以下であるか否かを判断する許容範囲判断処理と、
    入力処理された前記厚さ情報が示す厚さが、前記所定の下限値以下である、又は前記所定の上限値以下でないと判断された場合、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズを異なるサイズに再設定する設定処理と、
    前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材により、前記蓄積部に蓄積された用紙束を綴じることを指示する指示処理と、
    を有することを特徴とするリングバインド制御プログラム。
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