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JP4951566B2 - 欠陥検査装置及び欠陥検査方法 - Google Patents
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JP4951566B2 - 欠陥検査装置及び欠陥検査方法 - Google Patents

欠陥検査装置及び欠陥検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、光を用いて得られた被検査対象物の画像と参照画像とを比較し、その差異から微細パターン欠陥や異物などを検出する欠陥検査方法及び装置に係り、特に半導体デバイス、ホトマスク、液晶等の欠陥を光学的に検査する方法、およびその装置に関する。
半導体デバイスの製造では、半導体デバイスが形成される基板(ウェハ)を数百に上る製造工程で処理して製品となる。各工程では基板(ウェハ)上に異物が付着したり、パターン形成の工程ばらつき等によってパターン欠陥が生じるが、これらは半導体デバイスが不良品となる原因である。また半導体デバイスの欠陥検査システムでは、パターンの微細化の進展に伴って、より微細な欠陥や異物を検出するだけではなく、興味のある対象(DOI (Defect Of Interest))の検出が求められると同時に、多種のDOIや検出したくない欠陥を分類に対するニーズが高まっている。このようなニーズに応えるために、近年複数の検出光学系及び画像処理系(以下、検出ヘッドと呼ぶ)を備え、各検出光学系での検出信号を用いることにより検出可能な欠陥種増加及び欠陥検出性能向上が図った欠陥検査装置が開発・製造販売されるようになってきており、半導体製造ラインに適用されつつある。
半導体デバイスの欠陥検査装置は、例えばリソ工程、成膜工程、エッチ工程等の工程において発生したパターン欠陥や異物を、該工程が完了した後の基板表面を検査することによって検出し、該工程の装置のクリーニング実施指令を出したり、既に致命的な欠陥が生じた状態の基板を次工程以降に流すことによる不良品の発生を、早期に検出するのに使用する。
前の工程で所定の処理が施された半導体デバイスを形成途中の基板は、検査装置にロードされる。半導体デバイスを形成途中の基板(ウェハ)の表面の画像が撮像取得され、該画像をもとに、特許文献1(特開2003−83907号公報)、特許文献2(特開2003−98113号公報)、特許文献3(特開2003−271927号公報)等に記載されているような欠陥信号判定しきい値欠陥判定処理を行うことによって欠陥判定が行われ、基板上の欠陥個数他が出力される。
予め設定した欠陥個数しきい値Ncに対し、該検出欠陥個数Ntが小さい場合には、そのまま次工程へ送付する。欠陥個数Ntが大きい場合には、前工程装置のクリーニング実施指令を出した後、基板の再生可否を判断する。基板が再生可能と判断された場合には、洗浄工程にて基板を洗浄した後、再度本検査工程を通して次工程へ送付する。
被検査対象である半導体デバイスを形成途中の基板(ウェハ)は、図4に示すように同一パターンを持つ部分1および1’(以下ダイと呼ぶ)が規則的に並んでいる。本発明が対象としている欠陥検査方法及び欠陥検査装置は、隣接するダイ同士でダイ内座標が同一である位置の画像を比較して、両者の差をもとに欠陥検出判定するものである。
しかしながら、ステージ走査の際に走査系全体が振動したり傾いたりすると、検出光学系の結像位置にずれが生じ、ダイ間隔ごとに全く同じ箇所での信号を得ることはできなくなる。これがダイ間画像の位置ずれが生じる大きな原因である。
近年、複数の検出ヘッドを持った検査装置が提案、開発され、半導体製造ラインに適用されつつある。
このような複数の検出ヘッドを持つ光学式の検査装置において、検出ヘッドは互いに干渉しないよう設置しなければならない。このため全ての検出ヘッドに同じ開口数の対物レンズを持たせることが困難な場合が生じ、一部の対物レンズは開口を小さく設計せざるを得なくなり、光学的分解能が低くなってしまう。このため、ダイ間の差画像を算出する前段としてダイ間画像位置ずれ算出を実施する際に、位置ずれ算出精度が低下する。そしてこの位置ずれ算出精度が低下すると差画像の算出精度が低下し、その結果欠陥検出性能が低下する原因となってしまう。
特開2003−83907号公報 特開2003−98113号公報 特開2003−271927号公報
本発明は、感度の異なる複数の検出ヘッドを備えた光学式の検査装置において、ダイ比較方式を用いた光学式半導体デバイスの欠陥検査方法及び検査装置に関して、より微細な欠陥や回路パターンに対して致命性の高い検出を、より高い感度で検出する検査方法及び検査装置を提供するものである。また、本方法及び装置では1回のx方向ステージ走査にて、2つ以上の同一位置のダイ画像を取得することにより、走査に起因する両画像の差が小さくなるようにしたものである。
すなわち、上記課題を達成するために、本発明では、検出感度を向上するように、以下の手段を備えたシステムとして構成されるようにした。
(1):レーザ等の光源、及び照明光学系、
(2):散乱光を検出するための複数の欠陥検出光学系及び光検出器、
(3):基板ホルダと走査用ステージ、
(4):最も空間分解能が高い欠陥検出光学系の検査画像を用いて隣接ダイ画像との位置ずれ情報を求める手段、及び該位置ずれ情報を全ての欠陥検出画像処理ユニットに伝送する手段、
(5):(3)にて得られた位置ずれ情報を、各検出光学系の設計及び調整条件に合うように補正をする手段と、補正された位置ずれ情報をもとにダイ間差画像を算出する手段、
(6):(5)にて得られたダイ間差画像をもとに欠陥判定/検出処理を実施する欠陥検出画像処理ユニット、
(7):(5)の補正手段に用いる、各検出光学系の設計及び調整条件を、手動もしくは半自動で算出して設定する手段。
本発明は上記(4)、(5)、(7)を主な特徴とする。
本願発明によれば、高分解能検査画像を用いて位置ずれ情報を算出して、該情報をより低分解能の検査画像にも適用して隣接ダイ間差画像を得て欠陥判定・検査処理を実施することで、比較的低分解能の検出光学系においても、より高い検出感度の欠陥検査方法を提供できる。
また、計算量が多い隣接ダイ間画像位置ずれ演算ユニットの画像処理ユニットに組み込むユニット数を減らすことができるために、画像処理ユニット全体を小型化・小フットプリント化する方法を提供できる。
以下に、先ず本発明の第1の実施形態を、図に従って説明する。
以下に、実施例1を、図1乃至図8を用いて説明する。
検査装置1のブロック図を図1に示す。
検査装置1は、照明光学系10、基板搬送系20、第1の検出光学系30、第2の検出光学系40、フォーカス測定系50、第1の画像処理系60、第2の画像処理系70、制御処理系80、インターフェース系90で構成されている。
照明光学系10は、レーザ光源11とビーム整形用のレンズ12を備え、レーザ光源11から出射された光をレンズ12にて適宜整形して、被検査基板100を照明する。
基板搬送系20は、Xステージ21、Yステージ22、Zステージ23、基板チャック24、θステージ25を備えている。
第1の検出光学系30は、対物レンズ31、空間フィルタ32、結像レンズ33、偏光フィルタ34、光センサ35、A/D変換ユニット36を備えている。
第2の検出光学系40は、対物レンズ41、空間フィルタ42、結像レンズ43、偏光フィルタ44、光センサ45、A/D変換ユニット46を備えている。
フォーカス測定系50は、照明光学系51、検出光学系52、光センサ53、フォーカスずれ算出処理ユニット54を備えている。
第1の画像処理系60は、隣接ダイ間画像位置ずれ情報算出ユニット61、ダイ間差画像を用いて欠陥判定・検出処理を行うデータ処理ユニット62を備えている。
第2の画像処理系70は、上記統合された画像位置ずれ情報を補正する位置ずれ情報補正ユニット71、ダイ間差画像を用いて欠陥判定・検出処理を行うデータ処理ユニット72を備えている。
制御・処理系80は、少なくとも搬送系20を制御するための搬送系制御ユニット81、照明光源制御ユニット82、第1の検出光学系30と第2の検出光学系40を同期して画像を取得するためのセンサ制御ユニット83、第1の画像処理系60及び第2の画像処理系70から出力される欠陥情報600のマージ処理や分類処理を実施する欠陥情報処理ユニット84、そして全体をつかさどる制御ユニット89を備えて構成される。
インターフェース系90は、少なくとも制御・処理系80にて処理・出力された欠陥情報650を蓄積するデータ蓄積部91、検査条件設定や制御処理情報入力を実施する入力部92、欠陥情報650を表示したり制御処理情報を表示する表示部93を備えている。
図2〜3、及び図23〜26を用いて、本実施例に基づく基板検査装置による検査のフローを説明する。なお、本実施形態の説明では照明光源としてレーザ光源を使用したが、照明光源が例えばランプであってもよい(図22)。
まず図2に示すように、基板100を検査装置1にロードされ(S201)基板チャック24で保持される。検査装置1はアライメント動作することにより(S202)、基板100の傾きをなくすと同時に、ウェハ原点座標190(図26に示す。図26(a)はアライメントが完了した状態を示す図であり、図26(b)はアライメントを実施する前の状態を示す図である。)を求める(S203)。
次に、基板100を走査して(S204)、基板100の表面近傍の光学的画像301(図23,24参照)を取得する(S205)。得られた画像をもとに、基板100の表面近傍に欠陥及び異物の有無を欠陥判定処理(S206)を行うことによって実施する。なお、表面近傍の光学的画像301の取得が完了し次第、基板100は検査装置1からアンロードされ(S207)、検査結果が出力される(S208)。
次に、図3に、第1の検出光学系30と第1の画像処理系60、第2の検出光学系40と第2の画像処理系70、及び制御処理系80の動作フローを示す。
基板搬送系20中の基板チャック24に固定された基板100は、X方向ステージ21によって走査されるが、これに同期して第1の検出光学系30及び第2の検出光学系40によって基板100の表面画像301及び401が、それぞれ取得される。
ここで第1の検出光学系30の光学分解能は、第2の検出光学系40の光学分解能と等しいかそれよりも高いものとする。
まず、第1の検出光学系30及び第1の画像処理系60の動作フローを説明する。
基板100を照明光学系10で照明することにより基板100の表面にて生じる回折光及び散乱光を基板100に形成された繰返しパターンからの散乱光による回折パターンを空間フィルタ32で遮光して繰返しパターン以外の部分からの散乱光を偏光フィルタ34を介して第1の検出光学系30の光センサ35で検出する。光センサ35は検出した散乱光を光電変換し、A/D変換ユニット36でデジタル信号に変換することにより、表面画像301が得られる(S301)。この得られた表面画像301は、隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット61に送られる。図25に示されるように、表面画像301と隣接ダイ画像302は、両者を重ね合わせた画像303中に記されるように、画像間の位置ずれ601が生じる。この位置ずれ601を、位置ずれ情報算出ユニット61にて1/10画素単位で算出し(S302)、画像の中心座標308と合わせて位置ずれ情報610として、第2の画像処理系70の位置ずれ情報補正ユニット71に送信する(S303)。
第1の画像処理系60のデータ処理ユニット62では、表面画像301と位置ずれ情報算出ユニット61で算出された隣接ダイ間の位置ずれ情報610をもとにダイ間の差画像311を算出し(S304)、この算出した差画像311を用いて欠陥判定・検出処理を行う(S305)。得られた処理結果を欠陥情報611として制御処理系80に伝送する(S306)。欠陥情報611は、少なくとも欠陥座標312は備えているが、欠陥特徴量313、欠陥画像311、及び検査画像301も、まとめて欠陥情報611とするのが好ましい。以上が第1の検出光学系30及び第1の画像処理系60の動作フローである。
次に、第2の検出光学系40及び第1の画像処理系70の動作フローを説明する。
基板100を照明光学系10で照明することにより基板100の表面にて生じる回折光及び散乱光を基板100に形成された繰返しパターンからの散乱光による回折パターンを空間フィルタ42で遮光して繰返しパターン以外の部分からの散乱光を偏光フィルタ44を介して第2の検出光学系40の光センサ45上に結像させる。光センサ45は検出した散乱光を光電変換し、A/D変換ユニット46でデジタル信号に変換することにより、表面画像401が得られ(S310)、画像処理ユニット72に送られる。
一方、位置ずれ情報補正ユニット71では、第1の画像処理系60中の位置ずれ情報算出ユニット61から送信される位置ずれ情報610を、予め求めておいたキャリブレーション情報をもとに補正し(S311)、補正後の位置ずれ情報620を算出した後、補正後の位置ずれ情報620を画像処理ユニット72に送る。
画像処理ユニット72では、第2の検出光学系40から出力された表面画像401と位置ずれ情報補正ユニット71で補正された位置ずれ情報620をもとにダイ間の差画像411を算出し(S312)、この差画像411を用いて欠陥判定・検出処理を行う(S313)。得られた処理結果を欠陥情報612として制御処理系80に伝送する(S314)。欠陥情報612は、欠陥情報611と同様、少なくとも欠陥座標312は備えているが、欠陥特徴量313、欠陥画像311、及び検査画像301も、まとめて欠陥情報611とするのが好ましい。以上が第2の検出光学系40及び第2の画像処理系70の動作フローである。
次に、制御処理系80の動作フローを説明する。
第1の画像処理系60及び第2の画像処理系70から伝送された欠陥情報611、612を各欠陥の座標情報312、412を用いて同一欠陥を判定してマージ(S320)した後、入出力手段92及び蓄積手段91を通してファイル情報として出力されたり(S321)、ディスプレイ93の画面上に画面出力される(S322)。
以上が制御処理系80の動作フローである。
次に、図5、図24、及び図25を用いて欠陥判定処理のフローの例について説明する。
まず検査画像301と、参照画像となる隣接ダイ画像302と、両者間の位置ずれ情報610とを用いて、検査画像301と参照画像302との差画像311を算出することをxステージ1回走査分(以下1列分と呼ぶ)繰り返す(S501)。
次に、1列分の複数ダイの同一部分に相当する場所の差画像311の明るさのばらつきσ:304を各画素ごとに算出する(S502)。
次に、ユーザインタフェース90を用いて予め設定しておいた係数kを上記明るさばらつきσ:304に掛け合わせることによって、注目している画素の欠陥判定しきい値T:305を決定する(S503)。
そして、決定した欠陥判定しきい値T:305と差画像311の明るさの絶対値を各画素ごとに比較し、欠陥判定しきい値T:305を差画像の明るさの絶対値が上回った場合(306)、その画素位置に相当する基板100上に欠陥が存在すると判定する(S504)。
このフローを、予め指定した検査領域の画像、もしくは取得された基板100上の全ての検査画像について、繰返し実行することによって、基板100上の欠陥判定及び欠陥座標を算出する。
なお、上記では、隣接ダイ間画像の差画像311を求めた後明るさばらつき304を求め、明るさばらつき304から欠陥判定しきい値305を算出し、このしきい値をもとに欠陥の判定を実施しているが、欠陥の判定方法は、特開2003−83907号公報に記載されているような、隣接する2つの画像の明るさを合わせ込んだ後、上記処理と同様に差画像を算出して欠陥判定を実施する方法や、特開2003−271927号公報に記載されているように、検査対称画像と参照画像の明るさやコントラストなどの特徴を軸に持つ多次元空間に投票したデータをもとに欠陥判定を実施する方法であっても良く、すなわちダイ間の明るさの差情報を用いて欠陥判定するものであれば良い。
次に、図6と図27を用いて、欠陥判定結果のマージ処理のフローを説明する。
欠陥判定結果のマージ処理とは、複数の検出光学系にて検出された同一の欠陥情報を、1つに集約する手順のことである。
複数の検出光学系1乃至N(図1の構成においては、第1の検出光学系30及び第2の検出光学系40)によってそれぞれ得られた欠陥情報6010をノードとした、欠陥情報リスト6011〜6019を作成する(S601)。この際、欠陥情報6010中の欠陥座標をキーとしてノードをソートしておくと、以下の処理がより効率よく実施可能である。
まず、欠陥情報リスト6011の1番上の欠陥情報Aを欠陥リスト6020に追加し、欠陥情報リスト6011から欠陥情報Aを削除する(S602)。次に、リスト6011以外の残ノードが存在する欠陥情報リストについて、予め設定した距離Δに対し、欠陥座標6081を中心とした一辺Δの正方形314の中に入る座標の欠陥情報6072〜6079を探す(S603)。相当する欠陥情報があれば、それらは全て同一の欠陥であるとして、欠陥情報を欠陥情報リストから削除する(S604)。
以上の手順を、まず欠陥情報リスト6011のノードが空になるまで繰返し(S605)、順次欠陥情報リスト6012〜6019についても同一の手順を繰り返す(S606)。
次に、図7を用いて各検出光学系の検出位置オフセット値の発生、及びキャリブレーション情報の設定を説明する。
図7(a)に示すように、光センサ35,45やレンズ31,33,41,43等の光
学部品の位置にずれがある場合、ある瞬間に測定している基板100の表面位置は、第1の検出光学系30の測定位置151(第1の検出光学系30の光軸の中心が基板100の表面と交わる位置)と第2の検出光学系の測定位置152(第2の検出光学系40の光軸の中心が基板100の表面と交わる位置)との間にずれ150が生じる。隣接ダイ間画像を用いた位置ずれ情報の算出精度はセンサ画素サイズの1/10程度あり、基板100の表面上でのサイズに換算すると50nm以下の大きさになる。この位置ずれ150を無視できる程度に小さくするためには、上記光センサ、レンズの機械的な微調整を50nm以下で実施する必要があるが、実際にはこれは困難である。
そこで本発明では、この位置ずれ150を予め測定しておき、この測定して得た情報を用いて第1の検出光学系にて得られた位置情報601を補正することにより第2の検出光学系の測定画像401と隣接ダイ画像402の位置合わせを実施できるようにした。手順は以下のようである。これを図7(b)に示す。
表面にPSL(ポリスチレンラテックス)球等の孤立欠陥161を表面に付着させた基板160を搬送系20の基板チャック24で保持して走査する。この状態で照明光学系10により基板160の表面を照明し、第1の検出光学系30及び第2の検出光学系40で孤立欠陥161からの散乱光を検出してそれぞれの検出光学系から信号波形165,166が出力される。それぞれの検出光学系から出力される信号波形165および166は、欠陥からの散乱光を検出するタイミングt0又はt1でピークを迎えるが、このタイミングのずれは第1の検出光学系30及び第2の検出光学系40それぞれの基板160上の検出位置のずれ150に起因するので、その差(t1‐t0)を求める。別途基板走査速度v、及び各検出系の倍率M1,M2及び画素サイズp1,p2を求めておくと、位置ずれ量は走査方向が(t1‐t0)v、画素並び方向がM2p2(N2-Nc1)-M1p1(N1-Nc1)で求めることができる。ここで、Nc1は基準座標で、N1,N2はそれぞれ、前述の画素の座標位置を示す。
次に、図8を用いて表示部93に表示されるキャリブレーションを実施するためのGUI800の例を示す。
まずGUI800上でオフセット値を設定したい検出光学系番号を801に設定する。
走査方向及び画素並び方向へのオフセット値が既知の場合、走査方向の窓802及び画素並び方向の窓803に直接その値を入力する。
そうでない場合には、光学系1,2の倍率の窓804,805及び画素サイズの窓806〜809にそれぞれ入力し、自動判定ボタン810を押すことにより欠陥情報処理ユニット84においてオフセット値を求める。
オフセット値を求めるために、装置内部では、表面にPSL等の孤立欠陥を表面に付着させた基板を走査することによって、欠陥を含む画像を取得する。取得された画像の欠陥座標と走査中のXステージ21の位置情報を用いて、欠陥情報処理ユニット84において走査方向及び画素並び方向のオフセット値を自動算出する。
この算出されたオフセット値は、GUI800上のオフセット表示欄802および803に表示される。
各パラメータの設定が完了したら"OK"のボタン811を押す。以上で設定が完了する。
以上に説明したように、検出感度が異なる複数の検出光学系を備えた検査装置において、予め各検出光学系間のオフセット値を求めておくことにより、それぞれの検出光学系で検出した基板上の欠陥の情報をマージすることが可能になり、より多くの情報を用いてより高い感度で欠陥を検出することが可能になった。
実施例1で示した、欠陥判定結果のマージ処理のフローの変形例を図9を用いて説明する。本実施例における各部の動作は、基本的には第1の実施例で説明したものと同じである。
複数の検出光学系1乃至N(図1の構成においては、第1の検出光学系30及び第2の検出光学系40)によってそれぞれ得られた欠陥情報6010をノードとした、欠陥情報リスト6011〜6019を作成する(S701)。この際、欠陥情報6010中の欠陥座標をキーとしてノードをソートしておくと、以下の処理がより効率よく実施可能である。
まず、欠陥情報リスト6011の1番上の欠陥情報Aを統合欠陥情報619中の検出系1による欠陥情報6191にコピーし、欠陥情報リスト6011から欠陥情報Aを削除する(S702)。以下、この統合欠陥情報619へのコピー及び欠陥情報Aの削除の手順のことを、統合欠陥情報619へ欠陥情報Aを移動する、と呼ぶこととする。
次に、リスト6011以外の残ノードが存在する欠陥情報リストについて、予め設定した距離Δに対し、欠陥座標6081を中心とした一辺Δの正方形314の中に入る座標の欠陥情報6072〜6079を探す(S703)。相当する欠陥情報があれば、それらは全て同一の欠陥であるとして、欠陥情報6072〜6079を統合欠陥情報619へ移動する(S704)。移動が完了したら、統合欠陥情報619を統合欠陥リスト6010に追加する(S705)。
以上の手順を、まず欠陥情報リスト6011のノードが空になるまで繰返し(S706)、順次欠陥情報リスト6012〜6019についても同一の手順を繰り返す(S707、709)。なお、手順S705の度に欠陥番号を1ずつ増やしていく(S708)ことにより、統合欠陥情報6191の欠陥番号が重複しないようにする。
次に、実施例1の動作フローの変形例である、虚報除去機能を持つ欠陥検査システムの動作フローを、図19、図27を用いて説明する。本実施例における各部の動作は、基本的には第1の実施例で説明したものと同じである。
照明光学系10、基板搬送系20、第1の検出光学系30、第2の検出光学系40、フォーカス測定系50の動作は、実施例1と同一である。ここでは、第1の画像処理系60、第2の画像処理系70、及び制御処理系80の動作フローを示す。
まず第1の画像処理系60の動作フローを説明する。
第1の検出光学系により表面画像301が得られる(S1201)。この得られた表面画像301は、隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット61に送られる。図25に示されるように、表面画像301と隣接ダイ画像302との間に生じた画像間の位置ずれ601を、位置ずれ情報算出ユニット61にて1/10画素単位で算出し(S1202)、画像の中心座標308と合わせて位置ずれ情報610として、第2の画像処理系70の位置ずれ情報補正ユニット71に送信する(S1203)。
第1の画像処理系60のデータ処理ユニット62では、表面画像301と位置ずれ情報算出ユニット61で算出された隣接ダイ間の位置ずれ情報610をもとにダイ間の差画像311を算出し(S1204)、この算出した差画像311を用いて欠陥判定・検出処理を行う(S1205)。得られた処理結果のうち、欠陥座標312を制御処理系80に伝送する(S1206)。また、得られた処理結果を欠陥情報611として保存する。欠陥情報611は、少なくとも欠陥座標312は備えているが、欠陥特徴量313、欠陥画像311、及び検査画像301も、まとめて欠陥情報611とするのが好ましい。
次に、第2の画像処理系70の動作フローを説明する。
第2の検出光学系により表面画像401が得られ(S1211)、画像処理ユニット72に送られる。
一方、位置ずれ情報補正ユニット71では、第1の画像処理系60中の位置ずれ情報算出ユニット61から送信される位置ずれ情報610を、予め求めておいたキャリブレーション情報をもとに補正し(S1212)、補正後の位置ずれ情報602を算出した後、画像処理ユニット72に送る。
画像処理ユニット72では、第2の検出光学系40から出力された表面画像401と隣接ダイ画像402、及び位置ずれ情報補正ユニット71で補正された位置ずれ情報602をもとにダイ間の差画像411を算出し(S1213)、この差画像411を用いて欠陥判定・検出処理を行う(S1214)。得られた欠陥座標412を制御処理系80に伝送する(S1215)。また、得られた処理結果を欠陥情報612として保存する。欠陥情報612は、少なくとも欠陥座標412は備えているが、欠陥特徴量413、欠陥画像411、及び検査画像401も、まとめて欠陥情報612とするのが好ましい。
最後に、第1の画像処理系60、第2の画像処理系70、制御・処理系80の動作フローを含めた説明する。
制御・処理系80は、第1の画像処理系60中の画像処理ユニット62より受け取った欠陥のウェハ座標312、及び第2の画像処理系70中の画像処理ユニット72より受け取った欠陥のウェハ座標412をマージする(S1221)。マージの方法は、第1の実施例の制御・処理系80の動作フロー説明において欠陥情報をマージする方法と同一である。マージされた座標情報312’を、第1の画像処理系60中の画像処理ユニット62及び第2の画像処理系70中の画像処理ユニット72に送信する(S1222)。
第1の画像処理系60中の画像処理ユニット62では、制御処理系80より送信されてきた欠陥座標312’を受け取り、保存されている欠陥情報の中から、欠陥座標312’とほぼ一致する座標情報312を持つ欠陥情報611を検索する。該当する欠陥情報611が保存されていれば、欠陥情報611を制御処理系80に送信して(S1231)、保存していた欠陥情報611を削除する。該当する欠陥情報611が保存されていない場合には、欠陥座標312’を含む検査画像301’’とその隣接ダイ画像302’’を用いて欠陥情報6611を新たに生成し(S1232)、欠陥情報6611を制御処理系80に送信する(S1233)。
第2の画像処理系70中の画像処理ユニット72では、制御処理系80より送信されてきた欠陥座標312’を受け取り、保存されている欠陥情報の中から、欠陥座標312’とほぼ一致する座標情報412を持つ欠陥情報612を検索する。該当する欠陥情報612が保存されていれば、欠陥情報612を制御処理系80に送信して(S1241)、保存していた欠陥情報612を削除する。該当する欠陥情報612が保存されていない場合には、欠陥座標312’を含む検査画像401とその隣接ダイ画像402を用いて欠陥情報6612を新たに生成し(S1242)、欠陥情報6612を制御処理系80に送信する(S1243)。
制御処理系80では、画像処理ユニット62から送信された欠陥座標312’を持つ欠陥情報611又は6611、及び画像処理ユニット72から送信された欠陥座標312’を持つ欠陥情報612又は6612を用いて統合された欠陥情報619を生成する(S1241)。この際、欠陥情報6611又は6612が統合欠陥情報619に含まれている場合には、統合欠陥情報619が示す欠陥検査結果を虚報と判断して、削除してもよい(S1222’)。統合された欠陥情報619は、入出力手段92及び蓄積手段91を通してファイル情報として出力されたり(S1223)、ディスプレイ93の画面上に画面出力される(S1224)。
実施例1の変形例を、図10〜11、図30を用いて説明する。
まず図11を用いて、被検査基板表面をシートビーム照明しTDI(Time Delay and Integration)センサを用いて基板表面の検査画像を検出する場合の装置構成を示す。ここでは、光センサとして1次元センサを用いるように説明しているが、TDIセンサを用いてもよい。
上述の実施例1に対して、照明光学系10中のビーム整形レンズとして図11(b)に示すコーンレンズ12もしくは図11(c)に示すシリンドリカルレンズ13を用いることによって、基板100表面の照明領域109がシートビーム照明されている。第1の検出光学系30の光センサ35及び第2の検出光学系40の光センサ45として1次元センサを用いることで、照明領域109の基板表面画像を一括検出できるようになっている。
次に図10を用いて、被検査基板表面をシートビーム照明しTDIセンサを用いて基板表面の検査画像を検出する場合の、動作フローを示す。本実施例における各部の動作は、基本的には第1の実施例で説明したものと同じである。
まず、基板100を検査装置1にロード(S801)し、ウェハチャック34にて基板100を固定する。
次に基板100上のアライメントマーク108を用いて、ウェハアライメントを実施し、基板100上の座標と基板走査系の座標とのオフセット1301と傾き1302を測定する(S802)。
傾き1302が予め設定した角度しきい値よりも大きい場合には、θステージ26を傾き1302だけ逆方向に回転して傾きがほぼ0になるようにした後、基板のアライメントを再度実施して基板100上の座標と基板走査系の座標とのオフセット1301を再度測定する。オフセット1301が予め設定したオフセットしきい値よりも大きい場合には、オフセットしきい値以下0になるようにXステージ21及びYステージ22を適宜移動させる。
次に、Xステージ21を走査する(S803)。Xステージ21はウェハ上にシートビーム1310が照射されている間はほぼ等速で移動させる。
シートビームの照明領域がウェハ上になる範囲で、光源11のシャッタ13を開け、シートビーム状照明を実施する(S804)。
Xステージ21の走査に同期してTDIセンサを動作させ、基板100の表面画像を一括して取得する(S805)。
Xステージ21の1回の走査が完了したら、予め指示しておいた基板上の測定領域全体の基板表面画像が取得するまで、光センサで一括して測定できる幅だけYステージ22を移動させ(S807)、Xステージ21の走査を繰返し実施する。完了したら(S806)、基板100をアンロードして検査装置としての動作が完了する(S808)。
次に、本発明の第2の実施形態を、図12〜16に従って説明する。
まず、図12を用いて、基板表面の法線方向とは異なる方向(以下斜方と呼ぶ)に検出光学系が傾けられている光学系(以下斜方検出系)において、デフォーカス時に生じる視野内座標とウェハ上座標との位置関係にずれについて説明する。
基板表面の法線方向と光軸がほぼ一致している検出光学系(以下上方検出系)では、フォーカス状態が変化した場合、最も明るい点の位置は変わらずに、明るさの分布がぼける(301→301’)。
一方斜方検出系では、たとえば視野中心の点1011に相当するウェハ上座標1012がデフォーカスに依存して変化する(401→401’)。これは、センサ検出面と基板表面が平行でないために生じる本質的なずれであって、デフォーカスが常に0でない限り必ず生じる。例えば、斜方検出光学系の傾きをθ、デフォーカス量をδとすると、基板100上の視野点のずれ(ΔL’−ΔL)は
(ΔL’−ΔL)=δ/sinθ 式1
で表される。
そこで本実施例では、自動焦点合わせ動作をするためのフォーカス測定系から出力されるフォーカスずれ値を用いて、第1の検出光学系と第2の検出光学系の座標のずれを補正する手順を備えている。
第1の実施形態に対し、フォーカス測定系にて算出したフォーカスずれ量59が第2の画像処理系中の位置ずれ情報補正ユニット71に伝達するための信号線が追加されている。
以下、斜方検出系におけるデフォーカスに起因する座標ずれを、補正して欠陥判定・検出処理を実施するための装置構成を図14を用いて、デフォーカス測定量を斜方の位置ずれ量補正に用いて欠陥判定・検査処理フローを図13を用いて、合わせて説明する。
但し、ここで第1の検出光学系30の光学分解能は、第2の検出光学系40光学分解能と等しいかそれよりも高いとし、また第1の検出光学系は上方検出系、第2の検出光学系は斜方検出系であるとする。
まずフォーカス測定系50の動作フローについて説明する。
フォーカス測定系50は、隣接ダイ間画像位置ずれ情報を算出する周期を超えない範囲で、雑音成分を低減できる程度十分に長い時間にわたるフォーカスずれ値の測定量の平均59を算出し、斜方検出系である第2の検出光学系の位置ずれ情報補正ユニット61に送信する。
次に、第1の検出光学系30及び第1の画像処理系60の動作フローについて説明する。本実施例における各部の動作は、基本的には第1の実施例で説明したものと同じである。
基板100表面にて生じる回折光及び散乱光が、第1の検出光学系30中の光センサ35によって光電変換及びA/D変換されることにより、表面画像301が得られる。表面画像301は隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット61に送られる。位置ずれ情報算出ユニット61にて、隣接ダイ間の位置ずれ情報610を1/10画素単位で算出し、第2の画像処理系70中の補正ユニット71に位置ずれ情報610を送信する。第1の画像処理系60中のデータ処理ユニットでは、表面画像301と位置ずれ情報601をもとにダイ間の差画像311を算出し、差画像311を用いて欠陥判定・検出処理を行う。得られた処理結果を欠陥情報611として制御処理系80に伝送する。欠陥情報611は、少なくとも欠陥座標312は備えているが、欠陥特徴量313、欠陥画像311、及び検査画像301も、まとめて欠陥情報611とするのが好ましい。以上が第1の検出光学系30及び第1の画像処理系60の動作フローである。
次に、第2の検出光学系40及び第1の画像処理系70の動作フローについて説明する。
基板100を照明光学系10で照明することにより基板100の表面にて生じる回折光及び散乱光を基板100に形成された繰返しパターンからの散乱光による回折パターンを空間フィルタ42で遮光して繰返しパターン以外の部分からの散乱光を偏光フィルタ44を介して第2の検出光学系40の光センサ45上に結像させる。光センサ45は検出した散乱光を光電変換し、A/D変換ユニット46でデジタル信号に変換することにより、表面画像401が得られ、画像処理ユニット72に送られる。
補正ユニット71では、第1の画像処理系60中の位置ずれ情報算出ユニット61から送信される位置ずれ情報610を、フォーカスずれ量の移動平均59及び予め測定したキャリブレーション情報をもとに補正し、補正後の位置ずれ情報620を算出した後、補正後の位置ずれ情報620を画像処理ユニット72に送る。
画像処理ユニット72では、表面画像401と補正された位置ずれ情報602をもとにダイ間の差画像411を算出し、差画像411を用いて欠陥判定・検出処理を行う。得られた処理結果を欠陥情報612として制御処理系80に伝送する。欠陥情報612は、少なくとも欠陥座標412は備えているが、欠陥特徴量413、欠陥画像411、及び検査画像401も、まとめて欠陥情報611とするのが好ましい。以上が第2の検出光学系40及び第2の画像処理系70の動作フローである。
次に、制御処理系80の動作フローを説明する。
第1の画像処理系60及び第2の画像処理系70から伝送された欠陥情報611、612を各欠陥の座標312、412を用いて同一欠陥を判定してマージし、統合欠陥情報619を生成する。統合欠陥情報619は入出力手段92及び蓄積手段91を通してファイル情報として出力されたり、ディスプレイ93の画面上に画面出力される。
次に、実施例1の別の変形例である、検出光学系を3つ持つ欠陥検査システムの構成を図15を用いて説明し、動作フローを図16を用いて合わせて説明する。
第1の実施例に対し、第3の検出光学系300とその出力を処理する第3の画像処理系400が追加されており、第3の画像処理系400の位置ずれ情報補正ユニット410に対して、第1の実施例において説明した第2の画像処理系70の位置ずれ情報補正ユニット71と同様に、第1の画像処理系60の位置ずれ情報算出ユニット61から位置合わせ情報610を受信できるように配線されている。
第1の検出光学系30と第1の画像処理系60、第2の検出光学系40と第2の画像処理系70、第3の検出光学系300と第3の画像処理系400、及び制御処理系80の動作フローを示す。なお、第1の実施例と同じ番号を付したものは、第1の実施例で説明したのと同様な機能を有し、同様な動作をする。
基板搬送系30中のウェハチャック34に固定された半導体基板100は、X方向ステージ31によって走査されるが、これに同期して第1の検出光学系30、第2の検出光学系40及び第3の検出光学系300によって、基板100の表面画像301、401、及び3001が、それぞれ取得される。
ここで第1の検出光学系30の光学分解能は、第2の検出光学系40の光学分解能及び第3の検出光学系300の光学分解能と等しいかそれよりも高いとする。
まず、第1の検出光学系30及び第1の画像処理系60の動作フロー、および第2の検出光学系40及び第1の画像処理系70の動作フローについては、第1の実施例で説明したのと同じであるので省略する。
次に、第3の検出光学系300及び第3の画像処理系4000の動作フローについて説明する。この動作は、第2の検出光学系40及び第2の画像処理系70の動作フローと基本的には同じである。
基板100表面にて生じる回折光及び散乱光が、第3の検出光学系300によって光センサ350に結像され光電変換及びA/D変換されることにより、表面画像3001が得られ、画像処理系4000のダイ間差画像を用いて欠陥判定・検出処理を行うデータ処理ユニット4020に送られる。
一方、位置ずれ情報補正ユニット4010では、第1の画像処理系60の位置ずれ情報算出ユニット61から送信される位置ずれ情報610を、予め設定されたキャリブレーション情報をもとに補正し、補正後の位置ずれ情報630を算出した後、補正後の位置ずれ情報630をデータ処理ユニット4020に送る。
データ処理ユニット4020では、表面画像3001と補正された位置ずれ情報630をもとにダイ間の差画像3011を算出し、この算出した差画像3011を用いて欠陥判定・検出処理を行う。得られた処理結果を欠陥情報613として保存する。欠陥情報613は、少なくとも欠陥座標3012は備えているが、欠陥特徴量3013、欠陥画像3011、及び検査画像3001も、まとめて欠陥情報613とするのが好ましい。以上が第3の検出光学系300及び第3の画像処理系400の動作フローである。
次に、制御処理系80’の動作フローを説明する。この制御処理系80’の動作は、基本的には第1の実施例で説明したものと同じである。
第1の画像処理系60、第2の画像処理系70及び第3の画像処理系400から伝送された欠陥情報611、612、613を、各欠陥情報に含まれる欠陥座標情報を用いて同一欠陥を判定してマージし、統合欠陥情報619を生成する。統合欠陥情報619は入出力手段92及び蓄積手段91を通して出力される。以上が制御処理系80’の動作フローである。
本実施例においては、検出感度が異なる3つの検出光学系を備えた検査装置の例を示したが、本実施例においても、第1の実施例で説明したのと同様に、予め各検出光学系間のオフセット値を求めておくことにより、それぞれの検出光学系で検出した基板上の欠陥の情報をマージすることが可能になり、より多くの情報を用いてより高い感度で欠陥を検出することが可能になった。
次に、本発明の第2の実施形態を図17及び図18を用いて説明する。
検査装置1のブロック図を図17に示す。
検査装置1は、照明光学系10、基板搬送系20、第1の検出光学系30、第2の検出光学系40、フォーカス測定系50、位置ずれ測定系500、第1の画像処理系60、第2の画像処理系70、制御処理系80、インターフェース系90で構成されている。
照明光学系10は、レーザ光源11とビーム整形用のレンズ12を備えている。レーザ光源11から出射された光をレンズ12にて適宜整形して、被検査基板100を照明する。
基板搬送系20は、Xステージ21、Yステージ22、Zステージ23、基板チャック24、θステージ25を備えている。
第1の検出光学系30は、対物レンズ31、空間フィルタ32、結像レンズ33、偏光フィルタ34、光センサ35、A/D変換ユニット36を備えている。
第2の検出光学系40は、対物レンズ41、空間フィルタ42、結像レンズ43、偏光フィルタ44、光センサ45、A/D変換ユニット46を備えている。
フォーカス測定系50は、照明光学系51、検出光学系52、光センサ53、フォーカスずれ算出処理ユニット54を備えている。
第1の画像処理系60は、隣接ダイ間画像位置ずれ情報算出ユニット61、ダイ間差画像を用いて欠陥判定・検出処理を行うデータ処理ユニット62を備えている。
第2の画像処理系70は、上記統合された画像位置ずれ情報を補正する位置ずれ情報補正ユニット71、ダイ間差画像を用いて欠陥判定・検出処理を行うデータ処理ユニット72を備えている。
位置ずれ測定系500は、照明光学系510、検出光学系520、光センサ503、位置ずれ情報算出ユニット504を備えている。
第1の画像処理系60は、隣接ダイ間画像位置ずれ情報算出ユニット61、ダイ間差画像を用いて欠陥判定・検出処理を行うデータ処理ユニット62を備えている。
第2の画像処理系70は、上記統合された画像位置ずれ情報を補正する位置ずれ情報補正ユニット71、ダイ間差画像を用いて欠陥判定・検出処理を行うデータ処理ユニット72を備えている。
制御・処理系80は、少なくとも搬送系20を制御するための搬送系制御ユニット81、照明光源制御ユニット82、第1の検出光学系30と第2の検出光学系40を同期して画像を取得するためのセンサ制御ユニット83、第1の画像処理系60及び第2の画像処理系70から出力される欠陥情報600のマージ処理や分類処理を実施する欠陥情報処理ユニット84、そして全体をつかさどる制御ユニット89を備えて構成される。
インターフェース系90は、少なくとも制御・処理系80にて処理・出力された欠陥情報650を蓄積するデータ蓄積部91、検査条件設定や制御処理情報入力を実施する入力部92、欠陥情報650を表示したり制御処理情報を表示する表示部93を備えている。
次に、図18及び図28を用いて本発明の第2の実施例に関わる検査装置のうち、第1の検出光学系30と第1の画像処理系60、第2の検出光学系40と第2の画像処理系70、位置ずれ測定系500、及び制御処理系80の動作フローを示す。
基板搬送系30中のウェハチャック34に固定された半導体基板100は、X方向ステージ31によって走査されるが、これに同期して第1の検出光学系30、第2の検出光学系40、及び位置ずれ測定系500によって基板100の表面画像301、401、501が、それぞれ取得される。
ここで第1の検出光学系30の光学分解能は、第2の検出光学系40光学分解能と等しいかそれよりも高いとする。
まず位置ずれ測定系500の動作フローについて説明する。
基板100に照明光源507から出た光を照明することにより基板100の表面にて生じる反射光、回折光及び散乱光を生じさせ、対物レンズ502等によって位置ずれ測定系500中の光センサ550によって光電変換及びA/D変換されることにより、表面画像519が得られる(S1101)。表面画像519は、隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット504に送られる。算出ユニット504にて、表面画像519が位置合わせに適切か否かの情報を得る(S1102)。位置ずれ情報判断の方法は、表面画像519の画像のコントラストを算出して、位置合わせに必要なパターン部が十分あるかどうかで決定させるのが簡便であるが、他の方法でも良い。不適と判断された場合には、不適情報520を第1の画像処理系60中の位置ずれ情報算出ユニット61、及び第2の画像処理系70中の補正ユニット71に送信する。
適と判断された場合には、隣接ダイ間の位置ずれ情報509を算出し、第1の画像処理系60中の補正ユニット61及び第2の画像処理系70中の補正ユニット71に位置ずれ情報509を送信する。以上が位置ずれ測定系500の動作フローである。
次に、第1の検出光学系30及び第1の画像処理系60’の動作フローについて説明する。
基板100表面にて生じる回折光及び散乱光が、第1の検出光学系30中の光センサ35によって光電変換及びA/D変換されることにより、表面画像301が得られる(S1111)。表面画像301は隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット61’に送られる。
算出ユニット61’にて、表面画像301が位置合わせに適切か否かの情報を得る(S1112)。位置ずれ情報判断の方法は、表面画像501の画像のコントラストを算出して、位置合わせに必要なパターン部が十分あるかどうかで決定させるのが簡便であるが、他の方法でも良い。不適と判断された場合には、不適情報530を第2の画像処理系70中の補正ユニット71に送信する。
次に、隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット504より、不適情報520もしくは位置ずれ情報509を受信する。どちらを受信したかにより動作が異なる。
まず不適情報520を受信した場合についての動作フローを説明する。この場合は、第1の実施例における第1の画像処理系60の動作とほぼ同じとなる。
第1の画像処理系60’の隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット61’では、表面画像301と隣接ダイ画像302との位置ずれ情報601を算出し(S1114)、画像の中心座標308と合わせて位置ずれ情報610として、第2の画像処理系70の位置ずれ情報補正ユニット71’に送信する(S1115)。
第1の画像処理系60’のデータ処理ユニット62では、表面画像301と位置ずれ情報算出ユニット61’で算出された隣接ダイ間の位置ずれ情報610をもとにダイ間の差画像311を算出し(S1116)、この算出した差画像311を用いて欠陥判定・検出処理を行う(S1117)。得られた処理結果を欠陥情報611として制御処理系80に伝送する(S1118)。欠陥情報611は、少なくとも欠陥座標312は備えているが、欠陥特徴量313、欠陥画像311、及び検査画像301も、まとめて欠陥情報611とするのが好ましい。以上が第1の検出光学系30及び第1の画像処理系60の、隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット504より、不適情報520を受信した場合についての動作フローである。
次に、隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット504より、位置ずれ情報509を受信した場合についての動作フローを説明する。この場合は、第1の実施例における第2の画像処理系70の動作とほぼ同じとなる。
位置ずれ情報補正ユニット61’では、合わせずれ測定系500中の隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット504から送信される位置ずれ情報509を、予め求めておいたキャリブレーション情報をもとに補正し(S1118)、補正後の位置ずれ情報601’を画像処理ユニット62’に送る。
画像処理ユニット62’では、第1の検出光学系30から出力された表面画像301と位置ずれ情報算出ユニット61’で補正された位置ずれ情報601’をもとにダイ間の差画像311を算出し(S1116)、この差画像311を用いて欠陥判定・検出処理を行う(S1117)。得られた処理結果を欠陥情報611として制御処理系80に伝送する(S1118)。欠陥情報611は、少なくとも欠陥座標312は備えているが、欠陥特徴量313、欠陥画像311、及び検査画像301も、まとめて欠陥情報611とするのが好ましい。以上が第1の検出光学系30及び第1の画像処理系60’の動作フローである。
次に、第2の検出光学系40及び第2の画像処理系70’の動作フローについて説明する。
基板100表面にて生じる回折光及び散乱光が、第2の検出光学系40中の光センサ45によって光電変換及びA/D変換されることにより、表面画像401が得られる(S1121)。表面画像401は隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット71’に送られる。
次に、隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット504より、不適情報520もしくは位置ずれ情報509を受信する。また、不適情報520を受信した場合には、第1の画像処理系60’のデータ処理ユニット61’より位置ずれ情報610もしくは、不適情報530を受信する。いずれの場合かにより、第2の画像処理系70’の動作が異なる。
まず不適情報520及び不適情報530を受信した場合についての動作フローを説明する。この場合は、第1の実施例における第1の画像処理系60の動作とほぼ同じとなる。
第2の画像処理系70’の隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット71’では、表面画像401と隣接ダイ画像402との位置ずれ情報602’を算出し(S1125)、位置ずれ情報602’をもとにダイ間の差画像411を算出し(S1126)、この算出した差画像411を用いて欠陥判定・検出処理を行う(S1127)。得られた処理結果を欠陥情報612として制御処理系80に伝送する(S1128)。欠陥情報612は、少なくとも欠陥座標412は備えているが、欠陥特徴量413、欠陥画像411、及び検査画像401も、まとめて欠陥情報612とするのが好ましい。以上が第2の検出光学系40及び第2の画像処理系70’の、隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット504より不適情報520を、隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット61’より不適情報530を、それぞれ受信した場合についての動作フローである。
次に、隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット504より位置ずれ情報509を受信した場合の動作フローを説明する。この場合は、本実施例における第1の画像処理系60’の、隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット504より、位置ずれ情報509を受信した場合についての動作フローとほぼ同一である。
位置ずれ情報補正ユニット71’では、合わせずれ測定系500中の隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット504から送信される位置ずれ情報509を、予め求めておいたキャリブレーション情報をもとに補正し(S1129)、補正後の位置ずれ情報602’を画像処理ユニット72’に送る。
画像処理ユニット72’では、第2の検出光学系40から出力された表面画像401と隣接ダイ画像402、位置ずれ情報算出ユニット71’で補正された位置ずれ情報602’をもとにダイ間の差画像411を算出し(S1126)、この差画像411を用いて欠陥判定・検出処理を行う(S1127)。得られた処理結果を欠陥情報612として制御処理系80に伝送する(S1128)。欠陥情報612は、少なくとも欠陥座標412は備えているが、欠陥特徴量413、欠陥画像411、及び検査画像401も、まとめて欠陥情報612とするのが好ましい。以上が第2の検出光学系40及び第2の画像処理系70’の、隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット504より位置ずれ情報509を受信した場合の動作フローである。
最後に、隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット504より不適情報520を、第1の画像処理系60’のデータ処理ユニット61’より位置ずれ情報610を、それぞれ受信した場合の動作フローを説明する。この場合は、第1の実施例における第2の画像処理系70の動作フローとほぼ同一である。
位置ずれ情報補正ユニット71’では、第1の画像処理系60’のデータ処理ユニット61’より受信した位置ずれ情報610を、予め求めておいたキャリブレーション情報をもとに補正し(S1123)、補正後の位置ずれ情報602’を画像処理ユニット72’に送る。
画像処理ユニット72’では、第1の検出光学系30から出力された表面画像301と位置ずれ情報算出ユニット71’で補正された位置ずれ情報602’をもとにダイ間の差画像411を算出し(S1126)、この差画像411を用いて欠陥判定・検出処理を行う(S1127)。得られた処理結果を欠陥情報612として制御処理系80に伝送する(S1128)。欠陥情報612は、少なくとも欠陥座標412は備えているが、欠陥特徴量413、欠陥画像411、及び検査画像401も、まとめて欠陥情報612とするのが好ましい。以上が第2の検出光学系40及び第2の画像処理系70’の、隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット504より不適情報520を、第1の画像処理系60’のデータ処理ユニット61’より位置ずれ情報610を、それぞれ受信した場合の動作フローである。
次に、制御処理系80の動作フローを説明する。
第1の画像処理系60’及び第2の画像処理系70’から伝送された欠陥情報611、612を各欠陥の座標312、412を用いて同一欠陥を判定してマージし、統合欠陥情報619を生成する(S1131)。統合欠陥情報619は入出力手段92及び蓄積手段91を通してファイル情報として出力されたり(S1132)、ディスプレイ93の画面上に画面出力される(S1133)。
本実施例においては、合わせずれ算出用光学系及び複数の検出光学系を備えた検査装置の例を示したが、本実施例においても、第1の実施例で説明したのと同様に、予め合わせずれ算出用光学系及び各検出光学系間のオフセット値を求めておくことにより、それぞれの検出光学系で検出した基板上の欠陥の情報をマージすることが可能になり、より多くの情報を用いてより高い感度で欠陥を検出することが可能になった。また、欠陥検査光学系よりも高い分解能を備えた合わせずれ算出用光学系を設けることにより、合わせずれの算出精度を向上させることが可能となり、より高い感度で欠陥を検出することが可能になった。
次に、本発明の第3の実施形態である、合わせずれ測定系及び検出光学系を1つ持つ欠陥検査システムの構成を図20を用いて説明し、動作フローを図21を用いて合わせて説明する。
検査装置1のブロック図を図20に示す。
検査装置1は、照明光学系10、基板搬送系20、検出光学系30、フォーカス測定系50、位置ずれ測定系500、画像処理系60’、制御処理系80、インターフェース系90で構成されている。
照明光学系10は、レーザ光源11とビーム整形用のレンズ12を備え、レーザ光源11から出射された光をレンズ12にて適宜整形して、被検査基板100を照明する。
基板搬送系20は、Xステージ21、Yステージ22、Zステージ23、基板チャック24、θステージ25を備えている。
検出光学系30は、対物レンズ31、空間フィルタ32、結像レンズ33、偏光フィルタ34、光センサ35、A/D変換ユニット36を備えている。
フォーカス測定系50は、照明光学系51、検出光学系52、光センサ53、フォーカスずれ算出処理ユニット54を備えている。
画像処理系60’は、隣接ダイ間画像位置ずれ情報算出ユニット61’、ダイ間差画像を用いて欠陥判定・検出処理を行うデータ処理ユニット62’を備えている。
位置ずれ測定系500は、照明光学系510、検出光学系520、光センサ503、位置ずれ情報算出ユニット504を備えている。
制御・処理系80は、少なくとも搬送系20を制御するための搬送系制御ユニット81、照明光源制御ユニット82、第1の検出光学系30と第2の検出光学系40を同期して画像を取得するためのセンサ制御ユニット83、第1の画像処理系60及び第2の画像処理系70から出力される欠陥情報600のマージ処理や分類処理を実施する欠陥情報処理ユニット84、そして全体をつかさどる制御ユニット89を備えて構成される。
インターフェース系90は、少なくとも制御・処理系80にて処理・出力された欠陥情報650を蓄積するデータ蓄積部91、検査条件設定や制御処理情報入力を実施する入力部92、欠陥情報650を表示したり制御処理情報を表示する表示部93を備えている。
図21に、検出光学系30と画像処理系60、合わせずれ測定系500、及び制御処理系80の動作フローを示す。
まず位置ずれ測定系500の動作フローを説明する。これは、本発明の第2の実施形態における位置ずれ測定系500の動作フローとほぼ同一である。
基板100に照明光源507から出た光を照明することにより基板100の表面にて生じる反射光、回折光及び散乱光を生じさせ、対物レンズ502等によって位置ずれ測定系500中の光センサ550によって光電変換及びA/D変換されることにより、表面画像519が得られる(S1301)。表面画像519は、隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット504に送られる。算出ユニット504にて、表面画像519が位置合わせに適切か否かの情報を得る(S1302)。位置ずれ情報判断の方法は、表面画像519の画像のコントラストを算出して、位置合わせに必要なパターン部が十分あるかどうかで決定させるのが簡便であるが、他の方法でも良い。不適と判断された場合には、不適情報520を画像処理系60中の位置ずれ情報算出ユニット61’に送信する。
適と判断された場合には、隣接ダイ間の位置ずれ情報509を算出し、第1の画像処理系60中の補正ユニット61及び第2の画像処理系70中の補正ユニット71に位置ずれ情報509を送信する。以上が位置ずれ測定系500の動作フローである。
次に、検出光学系30及び画像処理系60’の動作フローについて説明する。
基板100表面にて生じる回折光及び散乱光が、検出光学系30中の光センサ35によって光電変換及びA/D変換されることにより、表面画像301が得られる(S1311)。表面画像301は隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット61’に送られる。
隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット504より、不適情報520もしくは位置ずれ情報509を受信する。どちらを受信したかにより動作が異なる。
不適情報520を受信した場合には、画像処理系60’の隣接ダイ間位置ずれ情報算出ユニット61’にて、表面画像301と隣接ダイ画像302との位置ずれ情報601’を算出し(S1313)、得られた位置ずれ情報601’を画像処理ユニット72’に送る。位置ずれ情報509を受信した場合には、受信した位置ずれ情報509を、予め求めておいたキャリブレーション情報をもとに補正し(S1312)、補正後の位置ずれ情報601’を画像処理ユニット72’に送る。
画像処理系60’のデータ処理ユニット62’では、表面画像301と位置ずれ情報算出ユニット61’で得られた位置ずれ情報601’をもとにダイ間の差画像311を算出し(S1314)、この算出した差画像311を用いて欠陥判定・検出処理を行う(S1315)。得られた処理結果を欠陥情報611として制御処理系80に伝送する(S1316)。欠陥情報611は、少なくとも欠陥座標312は備えているが、欠陥特徴量313、欠陥画像311、及び検査画像301も、まとめて欠陥情報611とするのが好ましい。以上が検出光学系30及び画像処理系60の動作フローである。
次に、制御処理系80の動作フローを説明する。
画像処理系60’から伝送された欠陥情報611を各欠陥の座標312を用いて同一欠陥を判定してマージする(S1320)。マージされた欠陥情報は入出力手段92及び蓄積手段91を通してファイル情報として出力されたり(S1321)、ディスプレイ93の画面上に画面出力される(S1322)。
本実施例においては、合わせずれ算出用光学系及び検出光学系を備えた検査装置の例を示したが、本実施例においても、欠陥検査光学系よりも高い分解能を備えた合わせずれ算出用光学系を設けることにより、合わせずれの算出精度を向上させることが可能となり、より高い感度で欠陥を検出することが可能になった。
本発明の第1の実施例の一形態である基板検査装置のブロック図を説明した図である。 基板検査方法の基板検査工程のフローを示した図である。 基板検査方法の基板検査工程のフローのうち検査装置の検出光学系、画像処理系、制御処理系の動作フローを示した図である。 (a)は基板検査方法の被検査対象とする基板のチップレイアウトを示す図、(b)は走査方向を示した図である。 基板検査方法による基板検査工程の欠陥判定処理のフローを示した図である。 基板検査方法による基板検査工程において検査結果をマージ処理するフローを示した図である。 (a)は基板検査工程において各検出光学系ごとに検出位置のオフセットの発生を示す図、(b)は各検出光学系ごとのオフセットによる検出信号の状態を示す図である。 (a)は基板検査装置中の各検出光学系ごとに検出位置のオフセットをキャリブレーションするためのユーザインタフェースの例を説明した図、(b)はその出力結果を示す画像である。 基板検査方法の結果マージ処理のフローの変形例を説明した図である。 基板検査装置において、基板照明をシート状に加工し、2次元光センサを用いて一括検査する場合の動作フローを説明した図である。 (a)は、基板照明をシート状に加工し、2次元光センサを用いて一括検査する場合の基板検査装置の構成を説明した図、(b)は基板をシート状に照明する領域に対して照明光を斜め方向(Y軸に対してφ傾いた方向)から入射させる場合の光学レンズの例を示す図、(c)は基板をシート状に照明する領域に対して照明光をシート状の長手方向(Y軸の方向)から入射させる場合の光学レンズの他の例を示す図である。 (a)は上方検出系が基板表面に対して合焦点の状態で斜方光学系の検出位置にオフセットがある状態を示す図、(b)は上方検出系が基板表面に対してデフォーカスの状態で斜方光学系の検出位置にオフセットがある状態を示す図である。 デフォーカスに起因して生じる斜方光学系の位置ずれを、デフォーカス測定量を用いて補正する動作を盛り込んだ、装置の動作フローを説明する図である。 デフォーカスに起因して生じる斜方光学系の位置ずれを、デフォーカス測定量を用いて補正する動作が可能な装置の構成を説明する図である。 欠陥検出光学系と該検出光学系にて得られた検出画像を用いて欠陥判定・処理を実施するシステム(以下検査ヘッドと呼ぶ)を3つ持つ基板検査装置の構成を説明した図である。 3つ検査ヘッドを有する基板検査装置の動作フローを説明した図である。 2つ検査ヘッドを持ち、合わせずれ算出用画像検出光学系(明視野/白色暗視野)を持つ基板検査装置の構成を説明した図である。 2つ検査ヘッドを持ち、合わせずれ算出用画像検出光学系(明視野/白色暗視野)を持つ基板検査装置の、合わせずれ算出用画像検出光学系にて取得された画像が合わせずれ情報を算出するのに適した画像で無かった場合の動作フローを説明した図である。 虚報除去処理を実施する場合の、基板検査装置の動作フローを説明した図である。 1つだけ検査ヘッドを持ち、位置合わせ算出用画像検出光学系(明視野/白色暗視野)を持つ基板検査装置の構成を説明した図である。 1つだけ検査ヘッドを持ち、位置合わせ算出用画像検出光学系(明視野/白色暗視野)を持つ基板検査装置の動作フローを説明した図である。 照明光源としてランプを、光センサとしてTDIセンサを持つ、基板検査装置の構成を説明した図である。 本発明による基板検査方法の被検査対象とする基板のチップレイアウトと撮像される基板表面の画像との関係を説明した図である。 本発明による基板検査方法において、欠陥を含む画像と参照画像の差画像、及び統計的なしきい値を用いて、欠陥判定を実施する際の概念について説明した図である。 本発明による基板検査方法において、得られた欠陥画像と参照画像との位置ずれ、及びその差画像を用いて得られる欠陥情報について説明した図である。 (a)はウェハのアライメントが完了した状態を示す図、(b)はウェハのアライメントが行われる前の状態を示す図である。 基板検査方法による基板検査工程において検査結果をマージ処理するイメージを示した図である。 2つ検査ヘッドを持ち、合わせずれ算出用画像検出光学系(明視野/白色暗視野)を持つ基板検査装置の、合わせずれ算出用画像検出光学系にて取得された画像が合わせずれ情報を算出するのに適した画像であった場合の動作フローを説明した図である。
符号の説明
1…検査装置、10…照明光学系、20…基板搬送系、30…第1の検出光学系、40…第2の検出光学系、50…フォーカス測定系、60…第1の画像処理系、70…第2の画像処理系、80…制御処理系、90…インターフェース系、
11…レーザ光源、12…ビーム整形用のレンズ12、100…被検査基板100、
21…Xステージ、22…Yステージ、23…Zステージ、24…基板チャック、25…θステージ、30…第1の検出光学系、31…対物レンズ、32…空間フィルタ、33…結像レンズ、34…偏光フィルタ、35…光センサ、36…A/D変換ユニット、
41…対物レンズ、42…空間フィルタ、43…結像レンズ、44…偏光フィルタ、45…光センサ、46…A/D変換ユニット、
51…照明光学系、52…検出光学系、53…光センサ、54…フォーカスずれ算出処理ユニット54。

Claims (12)

  1. 被検査対象基板の表面に照明光を照射する照明光学系と、
    前記照明光学系により照明された該被検査対象基板の表面から散乱する散乱光を検出する複数の検出光学系と、
    前記複数の検出光学系により検出された散乱光に基づく画像を処理して欠陥を検出する処理部と、を備え、
    前記複数の検出光学系は、少なくとも所定の光学分解能を備える第1の検出光学系と前記第1の検出光学系よりも低い光学分解能を備える第2の検出光学系とを有し、
    前記処理部では、前記第1の検出光学系により検出された散乱光に基づく画像である第1の画像と該第1の画像に対応する第1の参照画像とに基づき算出した該第1の画像と該第1の参照画像との位置ずれ量を用いて、前記複数の検出光学系により検出された散乱光に基づく画像の位置ずれを補正することを特徴とする欠陥検査装置。
  2. 前記位置ずれ量及び前記第1の画像の中心座標を、前記第2の検出光学系により検出された散乱光に基づく画像の位置ずれ量の補正を実行する画像処理部に伝送する手段を有することを特徴とする請求項1に記載の欠陥検査装置。
  3. 予め測定した前記第1および第2の検出光学系間で発生する検出位置のオフセットを基に、前記位置ずれ量を補正する手段を有することを特徴とする請求項1に記載の欠陥検査装置。
  4. 被検査対象基板の表面に照明光を照射する照明光学系と、
    前記照明光学系により照明された該被検査対象基板の表面から散乱する散乱光を検出する複数の検出光学系と、
    前記複数の検出光学系により検出された散乱光に基づく画像を処理して欠陥を検出する処理部と、を備え、
    前記複数の検出光学系は、少なくとも所定の光学分解能を備える第1の検出光学系と前記第1の検出光学系よりも低い光学分解能を備える第2の検出光学系とを有し、
    前記第1の検出光学系により検出された散乱光に基づく画像である第1の画像と該第1の画像に対応する第1の参照画像とに基づき算出した第1の位置ずれ量を算出し、前記第1の位置ずれ量を考慮して前記第1の画像と前記第1の参照画像から第1の差画像を算出する第1の画像処理部と、
    前記第2の検出光学系により検出された散乱光に基づく画像である第2の画像と該第3の画像に対応する第2の参照画像とに基づき算出した第2の位置ずれ量とを算出し、前記第2の位置ずれ量を考慮して前記第2の画像と前記第2の参照画像から第2の差画像を算出する第2の画像処理部と、を有し、
    前記処理部において、前記第1の差画像に基づいて前記第1の画像に存在する第1の欠陥、及び前記第2の差画像に基づいて前記第2の画像に存在する第2の欠陥を検出することを特徴とする欠陥検査装置。
  5. 前記第1の欠陥を含む第1の欠陥情報と、前記第2の欠陥を含む第2の欠陥情報とを用いて、前記処理部において同一欠陥を判定し、該判定の結果をマージすることを特徴とする請求項4に記載の欠陥検査装置。
  6. 前記被検査対象基板に配列された複数のダイを備え、
    前記処理部は、
    前記被検査対象基板上の所定の一列方向に存在する前記ダイの各々に対して前記第1の差画像の算出を繰り返し実行し、
    前記ダイ間の同一部分に相当する位置における前記第1の差画像の明るさのばらつきを画素ごとに算出し、予め設定された係数を前記明るさのばらつきに掛けわせることにより、前記画素中の関心領域における欠陥判定しきい値を決定し、
    前記欠陥判定しきい値と前記差画像の明るさの絶対値を画素ごとに比較し、
    欠陥判定しきい値が前記第1の差画像の明るさの絶対値より大きい場合、
    前記関心領域に欠陥が存在すると判定することを特徴とする請求項4に記載の欠陥検査装置。
  7. 前記複数の検出光学系がN(≧2)個で構成された場合に、
    前記処理部により、前記N個の検出光学系のそれぞれで検出された複数の欠陥情報をノードとして一列に配列したN個の欠陥情報リストを作成し、
    前記第i(1≦i≦N)の欠陥情報リスト上にある最上位の欠陥情報を統合欠陥情報リストに複製するとともに、前記欠陥情報に含まれる欠陥座標(xi、yi)を読み出して、前記第iの欠陥情報リストから前記最上位の欠陥情報を削除し、
    前記第i+1以降の欠陥情報リストに対して、予め設定された距離Δに対して欠陥座標(xi、yi)を中心として一辺がΔの正方形に入るノードを検索し、
    該正方形に入るノードを前記最上位の欠陥情報と同一の欠陥と判定し、前記第i+1以降の欠陥情報リストから削除する動作を第Nまで繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の欠陥検査装置。
  8. 前記被検査対象基板の表面における前記第1および第2の検出光学系のそれぞれの焦点位置に位置ずれがある場合に、
    予め位置ずれを測定し、該位置ずれを用いて前記第1の検出光学系にて得られた位置ずれ量を補正することにより、前記第2の検出光学系にて得られた画像の位置ずれを補正することを特徴とする請求項1に記載の欠陥検査装置。
  9. 照明光学系を用いて被検査対象基板の表面に照明光を照射し、前記照明光学系により照明された該被検査対象基板の表面から散乱する散乱光を複数の検出光学系により検出し、前記複数の検出光学系により検出された散乱光に基づく画像を処理部において処理して欠陥を検出する欠陥検査方法において、
    前記複数の検出光学系は、少なくとも所定の光学分解能を備える第1の検出光学系と前記第1の検出光学系よりも低い光学分解能を備える第2の検出光学系とを有し、
    前記第1の検出光学系により検出された散乱光に基づいて第1の画像を取得する第1ステップと、
    前記第1の画像に対応する第1の参照画像に基づき該第1の画像と該第1の参照画像との位置ずれ量を算出する第2ステップと、
    前記位置ずれ量を用いて、前記複数の検出光学系により検出された散乱光に基づく画像の位置ずれを補正する第3ステップと、
    を有することを特徴とする欠陥検査方法。
  10. 画像処理部において、前記位置ずれ量及び前記第1の画像の中心座標を、前記第2の検出光学系により検出された散乱光に基づく画像の位置ずれ量の補正を実行することを特徴とする請求項1に記載の欠陥検査方法。
  11. 予め前記第1および第2の検出光学系間で発生する検出位置のオフセットを測定し、
    測定した前記オフセットを基に、前記位置ずれ量を補正することを特徴とする請求項1に記載の欠陥検査方法。
  12. 照明光学系を用いて被検査対象基板の表面に照明光を照射し、前記照明光学系により照明された該被検査対象基板の表面から散乱する散乱光を複数の検出光学系により検出し、前記複数の検出光学系により検出された散乱光に基づく画像を処理部において処理して欠陥を検出する欠陥検査方法において、
    前記複数の検出光学系を構成し所定の光学分解能を備える第1の検出光学系により検出された散乱光に基づいて第1の画像を取得する第1ステップと、
    前記第1の画像に対応する第1の参照画像に基づき該第1の画像と該第1の参照画像との第1の位置ずれ量を算出する第2ステップと、
    第1の画像処理部において、前記第1の位置ずれ量を考慮して前記第1の画像と前記第1の参照画像から第1の差画像を算出する第3ステップと、
    前記第2の画像に対応する第2の参照画像に基づき該第2の画像と該第2の参照画像との第2の位置ずれ量を算出する第4ステップと、
    第2の画像処理部において、前記第2の位置ずれ量を考慮して前記第2の画像と前記第2の参照画像から第2の差画像を算出する第4ステップと、
    前記処理部において、前記第1の差画像に基づいて前記第1の画像に存在する第1の欠陥、及び前記第2の差画像に基づいて前記第2の画像に存在する第2の欠陥を検出する第5ステップと、
    を有することを特徴とする欠陥検査方法。
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