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JP4957782B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びそれらの機能を実現するためのコンピュータプログラム並びにそのコンピュータプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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JP4957782B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びそれらの機能を実現するためのコンピュータプログラム並びにそのコンピュータプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及びそれらの機能を実現するためのコンピュータプログラム並びにそのコンピュータプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、2つの画像の異同を判定する技術に関する。
コンピュータからLAN等を介してプロジェクタをはじめとする外部出力装置へ画像データを送信し、画像を表示させる画像表示システムが知られている。このような画像表示システムとして、コンピュータから外部出力装置へのデータ転送量を減らすために、画像に変化があった部分を含む一部の画像データのみを転送する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2005−33763号公報
しかし、画像の変化を検出するために、コンピュータ内ではVRAMからRAMへの画像データの受け渡しや、CPUによる画像の比較処理がおこなわれており、これらがコンピュータに大きな負荷をかけることや、画像データの転送までに多くの時間を費やすことがあった。
本発明は、上記した従来の課題の少なくとも一部を解決するためになされた発明であり、画像の変化を検出するための処理の負荷や、処理にかかる時間を低減することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために本願発明は以下の態様を採る。
本発明の第1の態様は、基準画像と注目画像の異同を判定する画像処理装置を提供する。本発明の第1の態様に係る画像処理装置は、前記注目画像の一部もしくは全部からなる比較画像と前記基準画像における前記比較画像と対応する領域との異同を判定する判定部と、前記判定の結果に基づき、次の比較画像を注目画像の一部とするか全部とするかを決定する決定部と、前記決定に基づき、注目画像から比較画像を取得する取得部と、を備える。
本発明の第1の態様に係る画像処理装置によれば、注目画像の一部もしくは全部である比較画像と基準画像を比較して異同を判定するため、注目画像の全体と基準画像とを比較するよりも、コンピュータへの負担や処理に係る時間を低減させて画像の変化を検出することができる。
本発明の第1の態様に係る画像処理装置はさらに、前記判定の結果に基づき、前記基準画像を更新する更新部を備え、前記判定部は、前記比較画像と前記基準画像とが異なると判定した場合には、前記更新部により更新された基準画像と次の比較画像との異同を判定してもよい。この場合、基準画像と比較画像との異同の判定後、さらに更新された基準画像と次の比較画像との異同を判定することができる。
本発明の第1の態様に係る画像処理装置において、前記決定部は、前記判定部により前記比較画像と前記基準画像とが同じと判定された場合には、注目画像の一部を次の比較画像とし、異なると判定された場合には、注目画像の全部を次の比較画像としてもよい。この場合、判定部は前記比較画像と前記基準画像との異同の判定後、判定結果に基づいて注目画像の一部もしくは全部とした比較画像と基準画像との異同をさらに判断することができる。
本発明の第1の態様に係る画像処理装置において、前記更新部は、前記判定部により異同を判定された比較画像が注目画像の全部である場合には、前記比較画像を用いて基準画像を更新してもよい。この場合、取得部により取得された比較画像を用いて基準画像を更新することができる。
本発明の第1の態様に係る画像処理装置において、前記決定部は、前記注目画像の一部を比較画像とする場合には、複数の分割領域に分割した注目画像における前記分割領域の1つを比較画像としてもよい。この場合、決定部は複数ある分割領域の1つもしくは注目画像の全部のどちらを比較画像とするか決定することができる。
本発明の第1の態様に係る画像処理装置において、前記決定部は、前記分割領域の1つからなる比較画像が前記判定部により前記基準画像と同じであると判定された場合には、前記判定に用いられた分割領域と異なる分割領域を次の比較画像としてもよい。この場合、判定部は判定をした分割領域と異なる領域と基準画像との異同を判定することができる。
本発明の第1の態様に係る画像処理装置において、前記画像処理装置は、複数の前記注目画像により構成された全体注目画像と複数の前記基準画像により構成された全体基準画像との異同を判定してもよい。この場合、前記画像処理装置は、全体注目画像を構成する各注目画像と全体基準画像を構成する各基準画像との異同を判定することで、全体注目画像と全体基準画像との異同を判定することができる。
本発明の第1の態様に係る画像処理装置において、前記判定部により、前記全体注目画像を構成する少なくとも1以上の注目画像で前記比較画像と基準画像とが異なると判定された場合には、前記更新部は、前記全体基準画像を構成するすべての基準画像を更新してもよい。この場合、全体注目画像と全体基準画像で少なくとも一部の画像が異なっている場合には、全体基準画像を更新することができる。
本発明の第1の態様に係る画像処理装置において、前記取得部は、時系列に並んだ複数の画像から注目画像を選択してもよい。この場合、注目画像と基準画像との異同を判定により時系列に並んだ画像の変化を検出することができる。
本発明の第1の態様に係る画像処理装置はさらに、前記基準画像を外部に送信する送信部を備えてもよい。この場合、更新部により更新された基準画像または、複数の基準画像により構成された全体基準画像を外部に送信することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば画像処理を実行するための画像処理方法として実現することができる。また、装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の態様で実現することができる。
本発明の1実施例として画像処理装置を適用した映像提供システムの概要構成を示す説明図である。 パーソナルコンピュータ100の内部構成を示すブロック図である。 領域フレームデータについて模式的に示した説明図である。 ブロック領域をさらに細分化した領域について模式的に示した説明図である。 CPUが設定するブロック領域の状態について模式的に示した説明図である。 映像提供システムの動作の手順を示したフローチャートである。 比較対象画像データを取得する手順を示したフローチャートである。 全体基準画像データを取得する手順を示したフローチャートである。 比較対象画像データと全体基準画像データを模式的に示した説明図である。 非アクティブ状態時にCPUにより取得された比較対象画像データと全体基準画像データを模式的に示した説明図である。 一部アクティブ状態時にCPUにより取得された比較対象画像データと全体基準画像データを模式的に示した説明図である。 比較対象画像データから全体基準画像データを取得する状態を模式的に示した説明図である。 フレーム画像データから全体基準画像データを取得する状態を模式的に示した説明図である。 変形例におけるブロック領域とフリップ領域についての説明図である。
以下、本発明に係る画像処理装置について、図面を参照しつつ、実施例に基づいて説明する。
A.実施例:
A−1.画像処理装置の全体構成:
図1は、本発明の1実施例として画像処理装置を適用した映像提供システムの概要構成を示す説明図である。映像提供システム1000はパーソナルコンピュータ100と、プロジェクタ400と、スクリーン500とを備える。この映像提供システム1000では、パーソナルコンピュータ100が備えるディズプレイ200に表示された画像のデータをプロジェクタ400が受信してスクリーン500に投射表示する。
本実施例において、パーソナルコンピュータ100とプロジェクタ400との間の画像データの授受はLANケーブル600を介しておこなわれる。データの授受はLANケーブルのほか、USBや無線LAN、Bluetooth(登録商標)等により実施してもよい。プロジェクタ400は、受信した画像データに基づいて図示しない液晶パネルを駆動することで、光源から射出された照明光を変調して画像を投射表示する。なお、プロジェクタ400は、液晶パネルに限らず、任意の光変調素子を用いることができ、例えば、DMD(Digital Micromirror Device:米国TI社の登録商標)を用いることもできる。
図2は、パーソナルコンピュータ100の内部構成を示すブロック図である。パーソナルコンピュータ100は、メモリ110と、CPU120と、ビデオカード130と、画像データ記憶部140と、入力インターフェイス150と、出力インターフェイス160とを備える。
CPU120は中央演算装置であり、パーソナルコンピュータ100の全体の動作を制御する。メモリ110はROMやRAMからなり、後述する基準画像格納部111、比較対象画像格納部112もしくはフレーム情報格納部113として機能するほか、画像取得モジュール114と、画像判定モジュール115と、領域決定モジュール116と、画像送信モジュール117と、画像再生モジュール118と、を備える。
基準画像格納部111および比較対象画像格納部112は、画像データを格納するためのメモリ上の領域であり、フレーム情報格納部113は後述する領域フレームデータを格納するためのメモリ上の領域である。画像取得モジュール114と、画像判定モジュール115と、領域決定モジュール116と、画像送信モジュール117と、画像再生モジュール118は、CPU120に特定の処理を実行させるためのプログラムである。なお、本実施例においてはソフトウエア的な実施を示したが、集積回路などにより、ハードウエア的に実現することもできる。
ビデオカード130は、フレームメモリとして用いられるVRAM(VideoRAM)131を備えている。VRAM131には、ディズプレイ200に表示される画像の1フレーム分の画像データを描画することができる。画像データ記憶部140はハードディスクドライブなどの記憶装置であり、複数のフレーム画像データからなる動画像データを格納している。
入力インターフェイス150はキーボード300と接続され、キーボード300からの入力データをCPU120に提供する。出力インターフェイス160はLANケーブル600を介してプロジェクタ400と接続され、パーソナルコンピュータ100からプロジェクタ400への画像データの送信を可能にする。
CPU120は画像取得モジュール114を実行することで、VRAM131内に描画された画像データを複製して基準画像格納部111および比較対象画像格納部112に格納する取得部として機能する。CPU120は画像判定モジュール115を実行することで、全体基準画像データと比較対象画像データとの異同を判定する判定部として機能する。CPU120は領域決定モジュール116を実行することで、VRAM131に描画された画像データから複製する画像データの範囲を後述する領域フレームデータに基づいて決定する決定部として機能する。CPU120は画像送信モジュール117を実行することで、基準画像格納部111に格納された画像データを、入力インターフェイス150を介して外部装置に送信する送信部として機能する。CPU120は画像再生モジュール118を実行することで、画像データ記憶部140に格納された画像データをVRAM131に描画することにより、ディズプレイ200に画像を表示させる。
A−2.領域フレームデータに基づく画像取得方法:
領域フレームデータに基づいてVRAM131に描画された画像データから複製する画像の範囲を特定する方法について説明する。図3は領域フレームデータについて模式的に示した説明図である。図3(b)に示す領域フレームデータBxは、図3(c)に示すVRAM131に描画されたフレーム画像データFxに対応した領域をもち、フレーム画像データFxから複製する画像データの範囲を示す。領域フレームデータBxは、VRAM131のフレーム画像データを分割する12のブロック領域B11〜B34を備える。CPU120は領域フレームデータBxを参照してVRAM131内に描画されたフレーム画像データFxにおけるブロック領域B11〜B34に対応した画像データを複製して、比較対象画像格納部112に格納する。
図3(a)に示すように、比較対象画像格納部112はVRAM131に描画されたフレーム画像データFxからブロック領域B11〜B34ごとに複製された比較対象画像データHxを格納している。比較対象画像データHxはブロック領域B11〜B34ごとの12の比較画像データhxにより構成されている。本実施例において、比較画像データhxにより表される画像は特許請求の範囲における比較画像となる。また、本実施例では、基準画像格納部111に格納された画像データを全体基準画像データと呼び、全体基準画像データを構成するブロック領域ごとの画像データを基準画像データと呼ぶ。この基準画像データにより現れる画像は特許請求の範囲における基準画像である。なお、VRAM131に描画されたフレーム画像データFxによる画像は特許請求の範囲における全体入力画像であり、1つのブロック領域に対応した画像が入力画像である。
図4はブロック領域をさらに細分化した領域について模式的に示した説明図である。図4(b)に示すように、領域フレームデータBxを構成するブロック領域B11〜B34はさらに各々4つのフリップ領域X(1)〜X(4)を備える。図4(a)は、VRAM131に描画されたフレーム画像データFxのうちフリップ領域X(1)の範囲のみ複製された比較対象画像データHyを示している。図のようにフリップ領域X(1)以外の領域については画像データが存在しない。フリップ領域X(1)〜X(4)とは特許請求の範囲における分割領域である。
図5はCPUが設定するブロック領域の状態について模式的に示した説明図である。領域フレームデータBxにおける各ブロック領域は、図5(a)に示すとおり、CPU120によりブロック領域ごとにアクティブ状態と非アクティブ状態のいずれかに設定される。アクティブ状態とは、CPU120による比較対象画像データと全体基準画像データとのブロック領域ごとの比較において、画像データに差異のあったブロック領域についてCPU120が設定するものである。一方、非アクティブ状態とは、画像データに差異のなかったブロック領域についてCPU120が設定するものである。
本実施例では、CPU120によりアクティブ状態と設定されたブロック領域では、VRAM131に描画されたフレーム画像データFxからブロック領域全体の画像データを複製して比較画像データとし、非アクティブ状態に設定されたブロック領域においては、フリップ領域X(1)〜X(4)のうちの1つの範囲のみ複製して比較画像データとする。
例えば、CPU120により、図5(a)のように、ブロック領域B21、B23、B34がアクティブ状態に設定され、その他のブロック領域が非アクティブ状態に設定された場合、図5(c)に示す領域についてフレーム画像データFxを複製して比較対象画像データを作成する。図5(b)は作成された比較対象画像データHzを示している。ブロック領域B21、B23、B34についてはブロック領域全体の画像が存在するが、その他のブロック領域ではフリップ領域X(2)に対応する領域のみ画像データが存在する状態となる。
A−3.画像処理装置の動作:
本発明に係る画像処理装置を適用した映像提供システムの動作について説明する。図6は映像提供システムの動作の手順を示したフローチャートである。図7は比較対象画像データを取得する手順を示したフローチャートである。図8は全体基準画像データを取得する手順を示したフローチャートである。図9は比較対象画像データと全体基準画像データを模式的に示した説明図である。CPU120は画像データ記憶部140に格納された画像データを順次、VRAM131に描画し、ディズプレイ200に連続的に表示させる。CPU120は、VRAM131に格納されたフレーム画像データを複製して基準画像格納部111に格納し、図9(a)に示す全体基準画像データS1とする(ステップS102)。
CPU120は基準画像格納部111に格納した全体基準画像データS1を出力インターフェイス160からLANケーブル600を介してプロジェクタ400に送信する(ステップS104)。プロジェクタ400は受信した全体基準画像データS1に基づき、スクリーン500に画像を投射表示する。
CPU120はすべてのブロック領域をアクティブ状態に設定する(ステップS106)。CPU120は、1から4の整数を記憶できるカウンターiに初期値としてi=1を設定する(ステップS108)。このカウンターiは、1ずつインクリメントすることができ、4の次はまた1に戻る。このカウンターiに記憶された整数iはフリップ領域X(i)(i=1〜4)と対応している。CPU120は、整数iを参照して画像データを取得する範囲となるフリップ領域X(i)を決定する。
CPU120は比較対象画像取得処理を実行する(ステップS120)。図7を用いて比較対象画像取得処理を説明する。CPU120は、すべてのブロック領域がアクティブ状態に設定されていると判断した場合(ステップS121:YES)、VRAM内のフレーム画像データからブロック領域ごとに領域全体の画像データを複製して比較対象画像格納部112に格納する(ステップS122)。CPU120は、すべてのブロック領域がアクティブ状態ではなく(ステップS121:NO)、すべて非アクティブ状態に設定されていると判断した場合(ステップS123:YES)、フリップ領域X(i)(i=1〜4)に対応するVRAM内のフレーム画像データを複製して比較対象画像格納部112に格納する(ステップS124)。その後、iをインクリメントする(ステップS125)。
CPU120は、アクティブ状態と非アクティブ状態に設定されたブロック領域が混在すると判断した場合(ステップS123:NO)、アクティブ状態に設定されたブロック領域においては領域全体の画像データを複製して比較対象画像格納部112に格納し(ステップS126)、非アクティブ状態に設定されたブロック領域については、フリップ領域X(i)(i=1〜4)に対応するVRAM内のフレーム画像データを複製して比較対象画像格納部112に格納する(ステップS127)。その後、iをインクリメントする(ステップS128)。
CPU120は、ステップS106によりすべてのブロック領域をアクティブ状態に設定した場合、比較対象画像取得処理において図9(b)に示すとおり、VRAM131に格納されたフレーム画像データF2の全体を複製して比較対象画像データH2とする。
CPU120は比較対象画像データH2と全体基準画像データS1との比較をおこない、画像の異同を判定する(ステップS132)。具体的には、CPU120は、比較対象画像データH2を構成するブロック領域ごとの比較画像データh2の画素値と、全体基準画像データS1を構成するブロック領域ごとの基準画像データs1の画素値とを比較することで差異の有無を判定する。
CPU120は比較対象画像データH2と全体基準画像データS1とで差異を有するブロック領域が存在しないと判定すると(ステップS134:NO)、CPU120は、すべてのブロック領域を非アクティブ状態に設定する(ステップS162)。
CPU120は、例えば処理を終了する命令を受けた場合に(ステップS172:YES)、処理を終了する。終了する命令がない場合や、処理を続行する命令を受けたことにより処理を終了しない場合は(ステップS172:NO)、再度、比較対象画像取得処理を実行する(ステップS120)。
図10は非アクティブ状態時にCPUにより取得された比較対象画像データと全体基準画像データを模式的に示した説明図である。ステップS162でCPU120により、すべてのブロック領域が非アクティブ状態に設定されたため、図10(b)に示すように、CPU120はすべてのブロック領域においてVRAM131内のフレーム画像データF3のフリップ領域X(1)を複製し、比較対象画像データH3とする(ステップS124)。CPU120はi=2とした後(ステップS125)、比較対象画像データH3と全体基準画像データS1とを比較する(ステップS132)。CPU120はブロック領域B23のフリップ領域X(1)が全体基準画像データS1と異なると判定すると、(ステップS134:YES)後述する全体基準画像取得処理を実行する(ステップS140)。
図8を用いて全体基準画像取得処理を説明する。CPU120は、すべてのブロック領域がアクティブ状態に設定されていると判断した場合(ステップS141)、比較対象画像データを複製して基準画像格納部111に格納することで全体基準画像データとする(ステップS142)。CPU120は、すべてのブロック領域がアクティブ状態ではなく(ステップS141:NO)、すべて非アクティブ状態に設定されていると判断した場合(ステップS143:YES)、VRAM131に描画されたフレーム画像データの複製をおこない、基準画像格納部111に格納することで全体基準画像データとする(ステップS144)。
CPU120は、アクティブ状態と非アクティブ状態に設定されたブロック領域が混在すると判断した場合(ステップS143:NO)、アクティブ状態に設定されたブロック領域おいては、比較画像データを複製して基準画像格納部111に格納し基準画像データとする(ステップS146)。CPU120は非アクティブ状態に設定されたブロック領域においては、VRAM131に描画されたフレーム画像データのうち、ブロック領域に対応する画像データの複製をおこない、基準画像格納部111に格納して基準画像データとする(ステップS147)。CPU120は、この2つの基準画像データを組み合わせることにより全体基準画像データを作成する。
図10の比較対象画像データH3は、すべてのブロック領域が非アクティブ状態に設定された状態でCPU120により取得された画像データであるため、CPU120は、VRAM131に描画されたフレーム画像データF4を複製して全体基準画像データS4とする。(ステップS144)。CPU120は新しい全体基準画像データS4をプロジェクタ400に送信する(ステップS152)。CPU120は比較対象画像データH3と全体基準画像データS1との比較で画素値に差異のあったブロック領域B23をアクティブ状態に設定し、画素値に差異のなかったブロック領域を非アクティブ状態に設定する(ステップS154)。
図11は一部アクティブ状態時にCPUにより取得された比較対象画像データと全体基準画像データを模式的に示した説明図である。ステップ154で、CPU120は、ブロック領域B23をアクティブ状態に設定したため、図11(b)に示すとおり、比較対象画像データH5は、フレーム画像データF5のうち、ブロック領域B23についてはブロック領域の全体から、その他のブロック領域についてはi=2であるためフリップ領域X(2)から複製される(ステップS120)。CPU120は、全体基準画像データS4と比較対象画像データH5とを比較する(ステップS132)。
全体基準画像データS4と比較対象画像データH5とを比較により、CPU120はブロック領域B31に差異があると判断すると(ステップS134:YES)、全体基準画像取得工程により、全体基準画像データを取得する。図12は比較対象画像データから全体基準画像データを取得する状態を模式的に示した説明図である。図13はフレーム画像データから全体基準画像データを取得する状態を模式的に示した説明図である。
図12に示すとおり、CPU120はアクティブ状態に設定されたブロック領域B23については比較対象画像データH5の比較画像データh5を複製し、全体基準画像データS5における基準画像データs5とする(ステップS145)。それ以外の非アクティブ状態に設定されたブロック領域では、図13に示すとおり、CPU120は、VRAM131に描画された新たなフレーム画像データF6のうちブロック領域B23以外の領域を複製して基準画像格納部111に格納する。CPU120は、上記2つの画像データにより全体基準画像データS5を作成する。CPU120は、全体基準画像データS5をプロジェクタに送信し(ステップS152)、画像に差異のなかったブロック領域B23を非アクティブ状態に設定し、また、画像に差異のあったブロック領域B31をアクティブ状態に設定する(ステップS154)。CPU120は処理の終了の命令を受け処理を終了する(ステップS172:YES)。
以上の本実施例に係る画像処理装置によれば、VRAMに描画されたフレーム画像データによる画像の変化を検出する際に、フリップ領域により分割されたフレーム画像データの一部もしくは全部を比較画像データとして基準画像データと比較するため、すべてのフレーム画像データと基準画像データとを比較する場合よりも処理の負担を低減させて画像の異同を判定することができる。
本実施例による画像処理装置によれば、基準画像データと比較画像データとの差異がある場合に基準画像データを更新することから、更新された基準画像データと比較画像データとの差異を判定することができる。
本実施例による画像処理装置によれば、VRAMに描画されたフレーム画像データを複製して比較画像データとする際、一度画像が変化した領域では再度画像が変化する可能性が高いことから、変化があったブロック領域においては領域の全体について画像データを複製し、変化がなかったブロック領域では1つのフリップ領域の画像データを複製している。したがって、連続して比較画像データと基準画像データの比較をおこなう際に、前回の比較結果に基づいて比較画像データのフレーム画像データから複製する領域を変化させることができ、ブロック領域全体から画像データを取得した領域については、取得した画像データを外部に送信するため、再度画像データをVRAMから取得することによる処理の負担が低減できる。
本実施例における画像処理装置によれば、比較画像データを複製することにより基準画像データを構成している。これにより、VRAMのフレーム画像データを複製することによる処理の負担を軽減することができる。
本実施例における画像処理装置によれば、基準画像データと比較画像データとの異同を判定した度に、iに1を加えているため、前回と異なるフリップ領域について基準画像データとの異同を判定することができる。これにより、異同を判定されなかったフリップ領域において変化があっても、変化を検出することができる。
B.変形例:
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施可能である。
B−1.変形例1:
図14は変形例におけるブロック領域とフリップ領域についての説明図である。本実施例における領域フレームデータは12のブロック領域を構成していたが、図14(a)に示すとおり、構成するブロック領域の数は増減させてもよい。また、各ブロック領域の大きさ、形状は互いに異なっていてもよい。
B−2.変形例2:
本実施例における領域フレームデータはVRAM131に描画されたフレーム画像データと同じ領域を構成していたが、14(b)に示すとおり、領域フレームデータはVRAM131に描画されたフレーム画像データのすべての領域としなくてもよい。
B−3.変形例3:
本実施例では、各ブロック領域におけるフリップ領域X(1)〜X(4)は縦に一列に並んでいたが、図14(c)に示すとおり、ブロック領域内におけるフリップ領域の配置や形状を変えてもよい。
B−4.変形例4:
本実施例においては、各ブロック領域におけるフリップ領域X(1)〜X(4)は順番に並んでいたが、図14(d)に示すとおり、ブロック領域内でフリップ領域の順番を変えてもよい。
B−5.変形例5:
本実施例においては、各ブロック領域において、フリップ領域はX(1)〜X(4)の4つの領域を構成していたが、図14(e)に示すとおり、各ブロック領域におけるフリップ領域の数は変えてもよい。また、各フリップ領域の大きさは互いに異なっていてもよい。
B−6.変形例6:
本実施例においては、各ブロック領域においてフリップ領域X(1)〜X(4)は各々ひとまとまりであったが、図14(f)に示すフリップ領域X(1)〜X(3)に示すとおり、2以上の領域を1つのフリップ領域としてもよい。
B−7.変形例7:
本実施例においてハードウエアによって実現された構成の一部をソフトウエアに置き換えるようにしてもよく、また、ソフトウエアによって実現された構成の一部をハードウエアに置き換えるようにしてもよい。
100…パーソナルコンピュータ
110…メモリ
111…基準画像格納部
112…比較対象画像格納部
113…フレーム情報格納部
114…画像取得モジュール
115…画像判定モジュール
116…領域決定モジュール
117…画像送信モジュール
118…画像再生モジュール
120…CPU
130…ビデオカード
140…画像データ記憶部
150…入力インターフェイス
160…出力インターフェイス
200…ディズプレイ
300…キーボード
400…プロジェクタ
500…スクリーン
1000…映像提供システム

Claims (7)

  1. 全体基準画像と全体入力画像の異同を判定する画像処理装置であって、
    順次入力される全体入力画像を上書きして格納する入力画像格納部と、
    全体基準画像を格納する基準画像格納部と、
    全体入力画像を構成する複数のブロック画像の1つである入力画像と全体基準画像を構成する複数のブロック画像の1つである基準画像とを比較して、画像の異同を判定する判定部と、を備え、
    前記判定部は、全体入力画像が前記入力画像格納部に格納されるたびに、格納された前記全体入力画像を構成する複数の前記入力画像のそれぞれについて、
    (i)前記入力画像が基準画像と異なると判定すると、前記入力画像を新たな基準画像として前記基準画像格納部に格納し、前記全体入力画像の次に前記入力画像格納部に格納された新たな全体入力画像を構成する入力画像と、前記新たな基準画像との異同を判定し、
    (ii)前記入力画像が基準画像と同じと判定すると、前記全体入力画像の次に前記入力画像格納部に格納された新たな全体入力画像を構成する入力画像の一部と、前記基準画像の一部との画像の異同を判定する、画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記判定部は、入力画像の一部と、基準画像の一部との画像の異同を判定するとき、前記入力画像を分割した分割画像のうちの1つを選択し、選択した前記分割画像と、前記基準画像において、前記選択した分割画像と対応する領域の画像とを比較する、画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記判定部は、入力画像の一部と、基準画像の一部との画像の異同を判定した後、さらに、新たな入力画像の一部と、新たな基準画像の一部との画像の異同を判定するとき、入力画像において、前回選択した分割画像と異なる位置の分割画像を選択する、画像処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1の請求項に記載の画像処理装置はさらに、
    前記判定部により、格納された前記入力画像が基準画像と異なると判定されると、前記新たな基準画像を外部に送信する送信部を備える画像処理装置。
  5. 全体基準画像と全体入力画像の異同を判定する画像処理方法であって、
    順次入力される全体入力画像を上書きして入力画像格納部に格納する入力画像格納工程と、
    全体基準画像を基準画像格納部に格納する基準画像格納工程と、
    全体入力画像を構成する複数のブロック画像の1つである入力画像と全体基準画像を構成する複数のブロック画像の1つである基準画像とを比較して、画像の異同を判定する判定工程と、を備え、
    前記判定工程では、全体入力画像が前記入力画像格納部に格納されるたびに、格納された前記全体入力画像を構成する複数の前記入力画像のそれぞれについて、
    (i)前記入力画像が基準画像と異なると判定すると、前記入力画像を新たな基準画像として前記基準画像格納部に格納し、前記全体入力画像の次に前記入力画像格納部に格納された新たな全体入力画像を構成する入力画像と、前記新たな基準画像との異同を判定し、
    (ii)前記入力画像が基準画像と同じと判定すると、前記全体入力画像の次に前記入力画像格納部に格納された新たな全体入力画像を構成する入力画像の一部と、前記基準画像の一部との画像の異同を判定する、画像処理方法。
  6. コンピュータによって全体基準画像と全体入力画像の異同を判定するためのコンピュータプログラムであって、
    順次入力される全体入力画像を上書きして入力画像格納部に格納する入力画像格納機能と、
    全体基準画像を基準画像格納部に格納する基準画像格納機能と、
    全体入力画像を構成する複数のブロック画像の1つである入力画像と全体基準画像を構成する複数のブロック画像の1つである基準画像とを比較して、画像の異同を判定する判定機能と、を前記コンピュータに実現させ、
    前記判定機能は、全体入力画像が前記入力画像格納部に格納されるたびに、格納された前記全体入力画像を構成する複数の前記入力画像のそれぞれについて、
    (i)前記入力画像が基準画像と異なると判定すると、前記入力画像を新たな基準画像として前記基準画像格納部に格納し、前記全体入力画像の次に前記入力画像格納部に格納された新たな全体入力画像を構成する入力画像と、前記新たな基準画像との異同を判定し、
    (ii)前記入力画像が基準画像と同じと判定すると、前記全体入力画像の次に前記入力画像格納部に格納された新たな全体入力画像を構成する入力画像の一部と、前記基準画像の一部との画像の異同を判定する、ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  7. 請求項6に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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