JP4960673B2 - 画像形成方法、画像形成装置および液体潤滑剤塗布装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、上記の小粒径化、球形化されたトナーは、クリーニング工程において、クリーニングブレードをすり抜けやすく、クリーニング不良を起こしやすいという問題点がある。また、感光体表面も摩耗するため、寿命が短くなる。
したがって、感光体表面に安定的に適切な量の潤滑剤を塗布することが重要である。上記のような潤滑剤塗布装置においては、潤滑剤を塗布するブラシローラの繊維の密度を規定したり、固形潤滑剤をブラシローラ側に加圧する加圧部材を有し、その加圧力を規定したり、ブラシローラの感光体表面への食い込み量等を規定した提案(例えば、特許文献1〜3を参照)がなされている。
本発明の第2の課題は、潤滑剤の供給量を適切に制御することにある。
本発明の第3の課題は、長期間の放置によっても潤滑剤が漏れ出して過剰に塗布されないように制御することにある。さらに、感光体表面に付着する異物や放電などに起因する感光体劣化を防止することである。
請求項2に係る発明は、増粘剤を含有する液体潤滑剤を使用することを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法である。
請求項3に係る発明は、チキソトロピック性を有する液体潤滑剤を使用することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成方法である。
請求項4に係る発明は、チキソトロピック性付与剤を含有する液体潤滑剤を使用することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成方法である。
請求項5に係る発明は、液体潤滑剤の主成分が脂肪酸エステルであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成方法である。
請求項6に係る発明は、酸化防止剤を含有する液体潤滑剤を使用することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成方法である。
(1)請求項1の発明では、液体潤滑剤を塗布するから、固形潤滑剤を用いる従来技術に比べて潤滑剤を感光体表面に、より均一に塗布することができる。したがって、感光体と、トナー・紙・ローラ・ブレードなどとの接触状態が安定するために、画像形成動作にムラがなくなる。
また、液体潤滑剤をブラシ状ローラのブラシ上に担持させ、該ブラシを感光体表面に接触させた状態でブラシ状ローラを回転させることにより、感光体表面に液体潤滑剤を塗布するようにしたから、液体潤滑剤を感光体表面に安定供給することができるだけでなく、ブラシ状ローラによる感光体表面のクリーニング補助効果も得られる。
また、液体潤滑剤を、口径1μm以下の微細孔が多数形成された多孔質フィルムの該微細孔を介してブラシ状ローラのブラシ上に担持させるから、液体潤滑剤を感光体表面に安定供給することができるだけでなく、画像形成装置の動作を停止・放置している間の潤滑剤の洩れが防止できる。
(2)請求項2の発明では、増粘剤を含有する液体潤滑剤を使用するから、感光体表面への潤滑剤塗布量が安定する。
(3)請求項3の発明では、チキソトロピック性を有する液体潤滑剤を使用するから、画像形成装置の動作を停止・放置している間の潤滑剤のクリープ・洩れがなくなる。
(4)請求項4に係る発明では、チキソトロピック性付与剤を含有する液体潤滑剤を使用するから、請求項3の場合と同様に、画像形成装置の動作を停止・放置している間の潤滑剤のクリープ・洩れがなくなる。
(5)請求項5の発明では、液体潤滑剤の主成分が脂肪酸エステルであることから、低コストかつ、優れた離型性を示す液体潤滑剤を使用することができ、したがって、感光体表面に残留するトナーをクリーニングブレードにより効率良く除去することができる。
(6)請求項6の発明では、酸化防止剤を含有する液体潤滑剤を使用するから、当該潤滑剤の酸化防止、不良画像の防止が実現できる。
段を備えているから、請求項1と同様の効果が得られる。
したがって、この請求項8に係る液体潤滑剤塗布装置を組み込むことによりそれぞれ、高性能の感光体ユニット、プロセスカートリッジあるいは画像形成ユニットを構成することできる。
まず、液体潤滑剤としては、シリコーンオイル、フッ素系オイル、炭化水素、脂肪酸、脂肪酸エステル、パラフィンなどを用いることができる。
フッ素系オイルとしては、フルオロエーテル系オイル、フルオロエステル系オイルなどが挙げられ、炭化水素としては、ポリデセン、水添ポリデセン、オレフィン系ポリマーなどが挙げられる。
価格、機能のバランスから脂肪酸エステル系が好ましい。
すなわち、(a)液体潤滑剤を保持する多孔質体と、この多孔質体および感光体表面の双方に接触するブラシ状ローラとを備え、該ブラシ状ローラの回転により、上記多孔質体に保持された液体潤滑剤を感光体表面に搬送・塗布するもの。
(b)図2および図3に示すように、微細孔(口径は例えば1μm以下)が多数形成された多孔質フィルム22を外面に接触して備えた液体潤滑剤保持部材21と、上記多孔質フィルム22および感光体ドラム11表面の双方に接触するブラシ状ローラ17aとを備え、このブラシ状ローラの回転により、液体潤滑剤保持部材21に保持された液体潤滑剤を感光体ドラム11表面に搬送・塗布するもの。
なお、潤滑剤塗布手段17では、上記構成に限らず、液体潤滑剤保持部材21を直接感光体ドラム11表面に当接させて塗布する構成(ブラシ状ローラ17aを省略し、あるいはブラシ状ローラ17aおよび多孔質フィルム22を省略した構造)や、スポンジローラなどを用いて液体潤滑剤を感光体ドラム11表面に供給する構成等であってもよいが、感光体ドラム11表面への潤滑剤塗布量をより効率的に調整できるように、上記液体潤滑剤保持部材21とブラシ状ローラ17aとを備えた構成とするのが好ましい。
まず、帯電ローラ14aに図示しない電源より所定の電圧が印加されて、対向する感光体ドラム11表面を帯電する。所定の電位に帯電した感光体ドラム11表面には、引き続いて光書込ユニット3により画像データに基づくレーザー光が走査され、静電潜像が書き込まれる。静電潜像を担持した感光体ドラム11表面が現像装置10に到達すると、感光体ドラム11と対向配置される現像ローラにより、感光体ドラム11表面の静電潜像にトナーが供給されて、トナー像が形成される。
そして、感光体ドラム11Kとの対向位置を通過し、4色のトナー像が重ね合わされた転写紙100は、引き続いて定着ユニット7に搬送され、熱と圧力を受けて画像を定着される。
トナーの平均円形度は、光学的に粒子を検知して、投影面積の等しい相当円の周囲長で除した値である。具体的には、フロー式粒子像分析装置(FPIA−2000:シスメックス社製)を用いて測定を行う。所定の容器に、予め不純固形物を除去した水100〜150mLを入れ、分散剤として界面活性剤0.1〜0.5mLを加え、さらに、測定試料0.1〜9.5g程度を加える。試料を分散した懸濁液を超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行い、分散液濃度を3,000〜10,000個/μLにしてトナーの形状及び分布を測定する。
[実施例1〜実施例6]
実施例1〜6では、図1〜図3に示す画像形成装置を使用して画像形成を行った。感光体およびトナーは(株)リコー製IPSioCX8800のものを使用した。旭化成繊維社製不織布エルタスを直径5mmの円筒状に成型して液体潤滑剤保持部材とし、これに液体潤滑剤を含浸させた。上記円筒状不織布を住友スリーエム社製のマイクロポーラスフィルム(商品名)(微細孔の口径0.3μm)で包み、ポリスチレン製の支持体に接着・保持した。上記多孔質フィルムの表面に対してブラシ状ローラ17aを、ブラシ先端が約0.5mm食い込むように設けて潤滑剤塗布手段を構成した。液体潤滑剤の組成を下記表1に示すように調整し、これを上記円筒状の液体潤滑剤保持部材の中心中空部に注入・含浸させた。
比較のため、固体のステアリン酸亜鉛を棒状に成型し、これにブラシ状ローラに押し当てた。この押し当て圧力はバネにより調節し、500mNとした。
実施例1において、ブラシ状ローラを多孔質シリコーンゴムローラに替えて同様の評価を行った。
<クリーニング性評価>
画像面積率5%チャートを50,000枚出力後、クリーニング工程を通過した感光体ドラム上の転写残トナーをスコッチテープ(住友スリーエム製)で白紙に移し、これをマクベス反射濃度計RD514型により測定し、ブランクとの差が0.005未満のものを「◎」、0.005〜0.010のものを「○」、0.011〜0.020のものを「◎」、0.020を超えるものを「×」として評価した。
<フィルミングの確認>
上記画像面積率5%チャートを50,000枚出力後に画像面積率100%のチャートを出力し、画像白抜けの発生有無により感光体ドラム上のフィルミングの発生を調べた。
<液洩れの確認>
上記画像出力後に10日間放置して、感光体表面への液洩れ、潤滑剤の過剰供給を観察した。
<放置後のクリーニング性評価>
上記画像出力後に10日間放置した後、5%チャート100枚を出力し、クリーニング工程を通過した感光体ドラム上の転写残トナーを評価した。
以上の評価結果を下記表2に示す。
2、2Y〜2K 感光体ユニット
3 光書込ユニット
4a、4b 給紙カセット
5 レジストローラ
6 転写ユニット
7 定着ユニット
8 排紙トレイ
10、10Y〜10K 現像装置
11、11Y〜11K 感光体ドラム
14 帯電装置
14a 帯電ローラ
14b 帯電クリーニングローラ
15 クリーニング装置
15a クリーニングブレード
15b クリーニングブラシ
15d トナー搬送オーガ
17 液体潤滑剤塗布装置(潤滑剤塗布手段)
17a ブラシ状ローラ
17c ブラシ状ローラスクレーパ
17d 加圧スプリング
21 液体潤滑剤保持部材
22 多孔質フィルム
23 フィルム支持部材
60 転写搬送ベルト
67Y〜67K 一次転写ローラ
85 クリーニング装置
100 転写紙
MF 手差しトレイ
S スペース
TC トナー補給容器
Claims (8)
- 感光体の表面に静電潜像を形成する電子写真式画像形成方法において、
液体潤滑剤を、該液体潤滑剤を保持する多孔質体からなる液体潤滑剤保持部材の外面に接触して設けられ、口径1μm以下の微細孔が多数形成された多孔質フィルムを介して、該多孔質フィルムに接触したブラシ状ローラのブラシ上に担持させ、
該ブラシを前記感光体表面に接触させた状態で前記ブラシ状ローラを回転させることにより前記感光体表面に前記液体潤滑剤を塗布した状態で、該感光体表面に静電潜像を形成することを特徴とする画像形成方法。 - 前記液体潤滑剤として、増粘剤を含有するものを使用することを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
- 前記液体潤滑剤として、チキソトロピック性を有するものを使用することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成方法。
- 前記液体潤滑剤として、チキソトロピック性付与剤を含有するものを使用することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成方法。
- 前記液体潤滑剤の主成分が脂肪酸エステルであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成方法。
- 前記液体潤滑剤として、酸化防止剤を含有するものを使用することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成方法。
- 感光体の表面に静電潜像を形成する電子写真式画像形成装置において、前記感光体表面に液体潤滑剤を塗布する液体潤滑剤塗布手段を備え、
前記液体潤滑剤塗布手段は、前記液体潤滑剤を保持する多孔質体からなる液体潤滑剤保持部材と、口径1μm以下の微細孔が多数形成され前記液体潤滑剤保持部材の外面に接触して設けられた多孔質フィルムと、前記多孔質フィルムおよび前記感光体表面の双方に接触するブラシ状ローラとを備え、前記液体潤滑剤保持部材に保持された前記液体潤滑剤を、前記ブラシ状ローラの回転により、前記多孔質フィルムの微細孔および前記ブラシ状ローラのブラシを介して前記感光体表面に搬送・塗布するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 表面にクリーニングブレードが接触する静電潜像形成用感光体の前記表面に液体潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置であって、
前記液体潤滑剤を保持する多孔質体からなる液体潤滑剤保持部材と、口径1μm以下の微細孔が多数形成され前記液体潤滑剤保持部材の外面に接触して設けられた多孔質フィルムと、前記多孔質フィルムおよび前記感光体表面の双方に接触するブラシ状ローラとを備え、前記液体潤滑剤保持部材に保持された前記液体潤滑剤を、前記ブラシ状ローラの回転により、前記多孔質フィルムの微細孔および前記ブラシ状ローラのブラシを介して前記感光体表面に搬送・塗布することを特徴とする液体潤滑剤塗布装置。
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