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JP4964464B2 - 積雪予防装置及び直射熱緩和装置 - Google Patents
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JP4964464B2 - 積雪予防装置及び直射熱緩和装置 - Google Patents

積雪予防装置及び直射熱緩和装置 Download PDF

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Description

本発明は、屋根上に積雪予防用又は直射熱緩和用の放水を行う屋根用放水管を利用した積層予防装置及び直射熱緩和装置に関する。
本件出願の発明者は、生まれも育ちも雪国(福島県の会津)である。昔は、毎年1メートル以上の積雪があり、屋根から落ちた雪は軒先までの高さになり、その都度雪の階段を造って、玄関への出入をしたものである。近年においては、たとえ温暖化とはいっても、やはり常に積雪と屋根の雪下ろし等に大変な重労働を課せられているのが現状である。数年前より何か方法はないものかと漠然と考えていたことを、模型等を作って具体化したのは本年になってからであり、きっかけは昨年の新潟中越地震である。その地震災害の後にやってきた豪雪の被害報道等にあるように、山古志村等々日本各地には、積雪に悩まされる地域が数多くある。いわゆる雪国といわれる地域,特に農村部あるいは過疎地といわれる地域では、若者は皆都会のほうに出て高齢者ないし年寄りだけが代々の家を継いでいるのが現状であり、毎年のように降雪の時期になると、雪下ろしの最中に屋根から落ちて骨折や怪我をした、また、悲しいことには死亡した等々が報道されている。このような事柄を少しでも解消すべく考案したのが本件である。
ところで、従来の技術としては、例えば下記特許文献1記載の「除雪装置」がある。これは、屋根の背に取り付けた多孔の回転パイプから温水又は井戸水を噴射するようにしたものである。
実開平4−28567号公報
しかしながら、上述した背景技術は、水を噴射するパイプを回転しており、構造が複雑でコストもかかる。
本発明は、かかる点に着目したもので、簡便な構成でありながら、屋根の全体に対して効果的に積雪を予防することができる積雪予防装置を提供することを、その目的とする。他の目的は、屋根の全体に対して効果的に直射熱を緩和することができる直射熱緩和装置を提供することである。
前記目的を達成するため、第1の発明は、屋根の棟に沿って設けられており、屋根上に放水を行うための放水穴が設けられた屋根用の放水管を使用する積雪予防装置であって、当該放水管に、給水管を介して水又は温水を供給する給水装置,前記棟の上に配置されており、前記給水管と前記放水管に接続されるとともに、前記放水管に接続される側が、2方向以上に分岐した放水分配具,を備えており、前記放水管の放水穴を、概略上方に向かって放水を行うように形成するとともに、該放水穴を、前記棟の頂部を中心線としたときに、該中心線に対してわずかに左右にずれるように交互に配置し、 前記放水分配具は、中心上部に設けられた給水口に前記給水管が接続され、前記給水口の下側の分岐している部分に前記放水管が接続されることを特徴とする。第の発明は、屋根の棟に沿って設けられており、屋根上に放水を行うための放水穴が設けられた屋根用の放水管を使用する直射熱緩和装置であって、当該放水管に、給水管を介して水又は温水を供給する給水装置,前記棟の上に配置されており、前記給水管と前記放水管に接続されるとともに、前記放水管に接続される側が、2方向以上に分岐した放水分配具,を備えており、前記放水管の放水穴を、概略上方に向かって放水を行うように形成するとともに、該放水穴を、前記棟の頂部を中心線としたときに、該中心線に対してわずかに左右にずれるように交互に配置し、前記放水分配具は、中心上部に設けられた給水口に前記給水管が接続され、前記給水口の下側の分岐している部分に前記放水管が接続されることを特徴とする。主要な形態の一つは、前記放水管から放水された水又は温水を集め、前記給水装置に供給して再利用するための集水機構,を備えたことを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明によれば、積雪予防用又は直射熱緩和用の水ないし温水を、給水管を介して屋根の棟に配置された放水分配具に送り、該放水分配具の下方の分岐部分に接続され屋根の棟に沿って設けられた放水管に送る。そして、該放水管に前記棟の頂部を中心線としてわずかに左右にずれるように交互に配置された放水穴から、前記水ないし温水が概略上方に吐出するようにしたので、屋根全体において良好に積雪の予防ないし直射熱の緩和が可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
最初に、図1〜図5を参照しながら、本発明の実施例1を説明する。図1は、実施例1における配管図が示されている。この実施例は、切妻型の屋根に本発明を適用した例である。同図の屋根の平面が図2に示されている。これらの図において、屋根10の棟(頂部ないし尾根)12には、放水管14,16が設置されている。これら放水管14,16は、屋根10の棟12の中央付近に設置された放水分配具18にそれぞれ配管接続されている。放水分配具18は、略T字状の分岐管によって構成されており、上述した放水管14,16及び給水管20がそれぞれ接続されている。この給水管20は、給水装置22に配管接続されている。
一方、屋根10の軒24には雨樋26,28が設けられており、これら雨樋26,28の両端には集水桝30,32,34,36がそれぞれ設けられている(図2参照)。これら集水桝30〜36は、循環管38,40,42,44を介して集水桝46,48に配管接続されており、更にこれら集水桝46,48は、循環管50,52を介して給水装置22に配管接続されている。
図3(A)には、給水装置22の一例が示されている。同図において、上述した循環管50,52は、泥溜め桝54を介して貯水タンク56に配管接続されている。貯水タンク56にはボールタップ58,水抜き用のドレーン60が設けられている。ボールタップ58は、タンク内の水位が一定となるように調整するためのもので、水位が低下したときは、水道メーター62,補給用給水管64を介して水が補給される構成となっている。貯水タンク56の水吐出側は、供給配管66を介して加圧ポンプ68に接続されており、この加圧ポンプ68の水出力側は、上述した給水管20を介して放水分配具18に接続されている。
図4には、上述した放水管14,16が拡大して示されている。同図に示すように、放水管14,16には、上方を向いた放水穴15,17が適宜の間隔を置いて交互に形成されている。図中、最棟は中心線LCで示されており、この中心線LCに対してわずかにずれた位置に、放水穴15,17が形成されている。放水管14,16は、例えば内径が13mmの樹脂製パイプによって形成されており、放水穴15,17の直径は例えば2.5〜3.0mm,穴15,17の間隔は例えば200mmに設定される。もちろん、降雪量などに応じて適宜変更してよい。
次に、図5も参照しながら、実施例1の動作を説明する。降雪が予想されるときは、加圧ポンプ68を予め駆動する。すると、貯水タンク56内の水が加圧ポンプ68によって加圧された後、給水管20,放水分配具18を介して放水管14,16に供給される。上述したように、放水管14,16には、上方を向いて放水穴15,17が設けられている。このため、図5(A)に示すように、上方に向かって放水が行われる。水は、屋根10上に落下し、屋根上を流れて雨樋26,28に至る。
ここで、図5(B)のように、放水管900の側面に放水穴902,904を設けたとすると、水が屋根10の棟付近を越えて屋根10上に落下する。このため、屋根10の棟付近に雪906,908が積もるようになり、良好に積雪予防を行うことができない。しかし、本実施例によれば、図5(A)に示すように水が落下するので、図5(B)のような不都合がなく、屋根全体において良好に積雪が予防される。また、上述したパイプを回転させて温水や井戸水を噴射する従来技術と比較しても、パイプを回転することなく同様の効果を得ることができる。
屋根10上を流れた水は、雨樋26,28に流れ込み、更に集水桝30〜36に集められる。集水桝30〜36に集められた水は、循環管38〜44を介して次の集水桝46,48に集められ、更に循環管50,52によって泥溜め桝54に送られる。泥溜め桝54では、流入した水が一時的に貯蔵される。これにより、水中に含まれる泥が沈殿して除去される。泥が除かれた水は、貯水タンク56に送られ、ここに貯水されて再び循環使用される。
なお、特に、寒冷地の場合には、図3(B)に示すような給湯器併用型の給水装置122を使用するとよい。同図に示すように、給水装置122の加圧ポンプ68の水吐出側は、供給配管179によって給湯器180に接続されている。この給湯器180には、水道メーター62,補給用給水管164を介して水が補給されている。そして、給湯器180の温水吐出側が給水管20を介して放水分配具18に接続されている。このような構成の給水装置122によれば、貯水タンク56に貯められた水は、加圧ポンプ68で加圧された後、給湯器180で温水となって放水管14,16に供給される。一方、補給用給水管164から供給された水道水も、給湯器180で温水となって放水管14,16に供給される。なお、これは、貯水タンク56内の水が不十分の場合に、それを補うための直接の給水方法であるが、貯水タンク56内の水と、水道水とを、交互に利用するようにしてもよい。
以上のように、本実施例によれば、水又は温水が屋根の棟から落下して屋根上を流れるので、簡単な構造でありながら、屋根全体に対して良好な積雪予防効果を得ることができる。更に、放水管14,16,放水分配具18等に消耗又は破損があったときは、当該部分のみを交換すればよく、全体を交換する必要がないので、経済的である。
次に、図6及び図7を参照しながら、本発明の実施例2について説明する。この例は、本発明を方形の屋根形状に適用したものである。図6に屋根平面を示すように、屋根200の棟の略中央には、放水分配具202が設けられている。そして、屋根200の棟(尾根)上に、放水管204,206,208,210がそれぞれ設けられている。また、図3に示した給水装置22もしくは122に接続される給水管212は、屋根200に沿って配管され、上述した放水分配具202に接続されている。
図7には、放水分配具202の一例が示されている。同図において、中心上部に給水口202Aが設けられており、これに前記給水管212が接続される。給水口202Aは、分岐管202B,202Cにより図の左右に分岐しており、更に下向きの曲折管202D,202Eにそれぞれ接続している。曲折管202D,202Eは、前後に分岐した分岐管202F,202Gにそれぞれ接続している。これら分岐管202F,202Gは、前記曲折管202D,202Eに対して矢印FA,FB方向にそれぞれ回転自在となっている。
分岐管202Fの両出口には、下向きの曲折管202H,202Iが、矢印FC,FD方向に回転可能に接続している。これら曲折管202H,202Iは導管202L,202Mに接続しており、これら導管202L,202Mには、曲折した出口導管202P,202Qが、それぞれ矢印FG,FH方向に回転可能に接続している。
分岐管202Gの両出口には、下向きの曲折管202J,202Kが、矢印FE,FF方向に回転可能に接続している。これら曲折管202J,202Kは導管202N,202Oに接続しており、これら導管202N,202Oには、曲折した出口導管202R,202Sが、それぞれ矢印FI,FJ方向に回転可能に接続している。
左右前後の各出口導管202P〜202Sは、上述した放水管204,206,208,210にそれぞれ接続している。このような分岐構造により、給水口202Aに供給された水もしくは温水は、左右前後の4つに分岐され、各出口導管202P〜202Sから上述した放水管204,206,208,210にそれぞれ供給される。
また、図7に矢印FA〜FJで示した回転構造により、多様な屋根形状(特に棟の角度)に対応することができる。
次に、図8を参照しながら、本発明の実施例3について説明する。この例は、本発明を寄せ棟の屋根形状に適用したもので、図8に屋根平面を示すように、屋根300の中央棟RAの両端から、棟RB〜REがそれぞれ伸びた形状となっている。中央棟RAの中心上には、上述した実施例1と同様の放水分配具302が設けられている。この放水分配具302には、給水管304,放水管306,308が接続されており、放水管306,308は、棟RAに沿って配管されている。
放水管306,308の両端には、放水分配具310,312がそれぞれ設けられている。これらの放水分配具310,312は、放水管306,308から供給された水ないし温水を、2つに分岐して放水するためのもので、上述した図7に示した分岐管を一つ使用することで構成することができる。放水分配具310は、放水管314,316に接続されており、これら放水管314,316は、棟RB,RCに沿って配管されている。また、放水分配具312は、放水管318,320に接続されており、これら放水管318,320は、棟RD,REに沿って配管されている。
給水管304から供給された水又は温水は、放水分配具302によって放水管306,308に分配され、これら放水管306,308から屋根300上に放水される。また、放水管306,308から放水分配具310,312に供給された水又は温水は、更に放水管314,316,318,320にそれぞれ分配供給され、これらの配管から屋根300上に放水される。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)屋根の端に行くに従って放水管内の水圧が低下するので、放水穴の間隔を短くする,放水穴の数を多くする,放水穴の径を大きくする,あるいはそれらを組み合わせることで、水圧の低下による積雪予防効果の低下を補うようにしてもよい。
(2)前記実施例では、円筒型のパイプを使用したが、四角,三角などの各種の筒形状のものを使用してよい。また、放水分配具も、同様の作用を奏することができれば、各種の形状・構造としてよい。
(3)本発明の応用例としては、例えば真夏のような気温が高いときに屋根上に放水を行うことにより、屋根全体を冷やして屋内温度を下げる効果も得られ、冷房に対する省エネ対策にも有効である。特に、屋根が金属板葺(トタン)やスレート葺(コロニアル)等の場合に効果的であると考えられる。
本発明によれば、水ないし温水を、給水管を介して屋根の棟に配置された放水分配具に送り、該放水分配具の下方の分岐部分に接続され屋根の棟に沿って設けられた放水管に送る。そして、該放水管に前記棟の頂部を中心線としてわずかに左右にずれるように交互に配置された放水穴から、前記水ないし温水が概略上方に吐出するようにしたので、屋根全体において良好に積雪を予防することができ、特に豪雪地帯における家屋に好適である。また、暑い時季には屋根を冷却できるため、直射熱の緩和の用途にも適用できる。

本発明の実施例1の全体構成を示す斜視図である。 実施例1の屋根を見た平面図である。 給水装置の一例を示す構成図である。 実施例1の放水管を拡大して示す斜視図である。 実施例1の作用を示す説明図である。 本発明の実施例2の屋根を見た平面図である。 実施例2における放水分配具の一例を示す斜視図である。 本発明の実施例3の屋根を見た平面図である。
符号の説明
10:屋根
12:棟
14,16:放水管
15,17:放水穴
18:放水分配具
20:給水管
22:給水装置
24:軒
26,28:雨樋
30,32,34,36:集水桝
38,40,42,44:循環管
46,48:集水桝
50,52:循環管
54:泥溜め桝
56:貯水タンク
58:ボールタップ
60:ドレーン
62:水道メーター
64:補給用給水管
66:供給配管
68:加圧ポンプ
122:給水装置
164:補給用給水管
179:供給配管
180:給湯器
200:屋根
202:放水分配具
202A:給水口
202B,202C,202F,202G:分岐管
202D,202E,202H,202I,202J,202K:曲折管
202L,202M,202N,202O:導管
202P,202Q,202R,202S:出口導管
204,206,208,210:放水管
212:給水管
300:屋根
302:放水分配具
304:給水管
306,308:放水管
310,312:放水分配具
314,316,318,320:放水管
900:放水管
902,904:放水穴
906,908:雪
LC:中心線
RA,RB,RC,RD,RE:棟

Claims (4)

  1. 屋根の棟に沿って設けられており、屋根上に放水を行うための放水穴が設けられた屋根用の放水管,
    当該放水管に、給水管を介して水又は温水を供給する給水装置,
    前記棟の上に配置されており、前記給水管と前記放水管に接続されるとともに、前記放水管に接続される側が、2方向以上に分岐した放水分配具,
    を備えており、
    前記放水管の放水穴を、概略上方に向かって放水を行うように形成するとともに、該放水穴を、前記棟の頂部を中心線としたときに、該中心線に対してわずかに左右にずれるように交互に配置し、
    前記放水分配具は、中心上部に設けられた給水口に前記給水管が接続され、前記給水口の下側の分岐している部分に前記放水管が接続されることを特徴とする積雪予防装置。
  2. 前記放水管から放水された水又は温水を集め、前記給水装置に供給して再利用する集水機構,
    を備えたことを特徴とする請求項記載の積雪予防装置。
  3. 屋根の棟に沿って設けられており、屋根上に放水を行うための放水穴が設けられた屋根用の放水管,
    当該放水管に、給水管を介して水又は温水を供給する給水装置,
    前記棟の上に配置されており、前記給水管と前記放水管に接続されるとともに、前記放水管に接続される側が、2方向以上に分岐した放水分配具,
    を備えており、
    前記放水管の放水穴を、概略上方に向かって放水を行うように形成するとともに、該放水穴を、前記棟の頂部を中心線としたときに、該中心線に対してわずかに左右にずれるように交互に配置し、
    前記放水分配具は、中心上部に設けられた給水口に前記給水管が接続され、前記給水口の下側の分岐している部分に前記放水管が接続されることを特徴とする直射熱緩和装置。
  4. 前記放水管から放水された水又は温水を集め、前記給水装置に供給して再利用する集水機構,
    を備えたことを特徴とする請求項記載の直射熱緩和装置。
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