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JP4965599B2 - コンセント - Google Patents
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JP4965599B2 - コンセント - Google Patents

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Description

本発明は、プラグの栓刃が挿入される栓刃挿入口を有するとともにプラグに電力を供給するコンセント本体を備えるコンセントに関する。
一般に、コンセントとしては、プラグ(差込プラグ)の栓刃をコンセントに設けられた刃受で挟持することにより、プラグと電気的に導通するとともに同プラグに電力を供給する構造が知られている。このような構造では、外部からの力に対してプラグが屋外用コンセントから抜け易いため、例えばプラグが抜けることにより予期せず電気機器の動作が停止したり、プラグの栓刃と刃受との接触面積が減少することにより接触抵抗が増大して高熱が発生したりする問題が生じる恐れがあった。
そこで、上記のプラグがコンセントから抜けることに起因する問題を抑制するためにプラグの抜け止め構造が提案されている。例えば、特許文献1には、プラグをコンセントに接続した後に所定角度回転させることにより、プラグの栓刃に設けられた透孔にコンセントの刃受に設けられた突起が入り込み、プラグをコンセントから抜け止めする構造が提案されている。
特開2001−185289号公報
ところで、近年、コンセントは、家屋等の造営物の外壁に取り付けられる屋外用コンセントとして、造営物に取り付ける屋外用照明器具や、車内の清掃を行う掃除機等の電気機器が接続される場合がある。また最近では、上記屋外用コンセントは、電気自動車の充電を行うことに用いられる場合がある。これらの用途は、使用頻度が高いため、屋外用コンセントにプラグの挿抜を行う回数が多い。
しかしながら、特許文献1のようなコンセントでは、一般にプラグの挿抜する回数が少ない場合を想定しているため、例えばプラグを挿抜する回数が百回程度を保証するものが多い。具体的には、栓刃を挿入することにより、刃受が弾性変形されるとともに、栓刃の透孔に刃受の突起が入り込む。この刃受の弾性変形を繰り返すと、刃受のばね性が低下することにより、栓刃の透孔に刃受の突起が入らなくなってしまう。その結果、プラグの挿抜を繰り返すうちにプラグをコンセントから抜け止めする機能(以下、「抜止機能」)を果たさなくなってしまう場合がある。したがって、上述のようなプラグを挿抜する回数の多い用途には不向きな構造となっており、その点において改善の余地があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、プラグを挿抜する回数の増加に対して抜止機能の低下を抑制するコンセントを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
求項1又は請求項2に記載の発明は、栓刃が突出する面である前面と前記栓刃の挿入方向に対して前記前面とは反対側の面である背面とを有するプラグケースを備えるプラグの前記栓刃が挿入される栓刃挿入口が形成される挿入面を有するとともに同プラグに電力を供給するコンセント本体を備えるコンセントにおいて、当該コンセントには、前記コンセント本体に設けられるとともに前記挿入面における前記プラグが挿入される表面側から前記栓刃挿入口を覆うことにより閉状態とする動作及び前記栓刃挿入口から離間することにより開状態とする動作を行う扉体を有し、前記扉体には、前記プラグの栓刃が前記栓刃挿入口に挿入されたときに、前記栓刃が前記栓刃挿入口に挿入された状態を保持する保持部が設けられることを要旨とする。
この発明によれば、扉体に保持部が設けられることにより、特許文献1のような従来の栓刃と刃受との間に抜け止め機構が設けられる構造と比較して、刃受が必要以上に弾性変形しないため、プラグの栓刃の栓刃挿入口への挿抜の回数を多く行ったとしても刃受のばね性の低下を抑制することができる。したがって、プラグをコンセントに対して挿抜する回数を増加させたとしても、プラグをコンセントに挿入したときに、栓刃が栓刃挿入口から挿入された状態を保持することができるようになる。即ち抜止機能の低下を抑制することができるようになる。
(1)とくに、請求項1に記載の発明は、前記コンセント本体の前記挿入面には、前記プラグの挿入方向の奥側に向かい凹む凹部が設けられ、前記凹部には、前記栓刃挿入口が設けられる底面と、前記底面を取り囲む側面とが設けられ、前記プラグの栓刃が前記栓刃挿入口に挿入されたときに、前記プラグは前記側面に近接し、前記扉体が閉状態となるときに、前記保持部が前記凹部に収納され、前記扉体には、前記栓刃挿入口の全体を覆う扉本体が設けられ、前記保持部には、前記プラグの挿入方向の手前側から奥側に向かうにつれて前記扉本体からの突出量が増加する傾斜部が設けられ、前記プラグの栓刃を前記栓刃挿入口に挿入するとき、前記傾斜部と前記プラグとが当接することにより前記扉体が前記栓刃挿入口から離間する方向に移動し、当該コンセントには、前記扉体が前記栓刃挿入口に向かい付勢する付勢手段が設けられ、前記付勢手段は、前記プラグの栓刃が前記栓刃挿入口に挿入されたときに、前記保持部が前記プラグに当接した状態を維持するように付勢するとともに、前記プラグの栓刃が前記栓刃挿入口に挿入されていないときに、前記扉体が前記栓刃挿入口を閉状態に維持するように付勢することを要旨とする。
この発明によれば、プラグが凹部の側面と近接することにより、プラグの栓刃を栓刃挿入口に挿入するときにおいて、使用者の手の指が栓刃に触れることを抑制することができるようになる。したがって、使用者の手が栓刃に触れることによる感電を抑制することができる。ここで「近接」とは、凹部の側面とプラグとの間に使用者の指が入らない程度の距離をいう。
また、保持部を収納するスペースがコンセント本体に設けられていない場合、保持部がコンセント本体に当接することにより、扉体が閉状態とするときに扉体とコンセント本体との間に空間が形成されてしまい、その空間から水が侵入してしまう場合がある。また、保持部を収納するためのスペースを凹部とは別にコンセント本体に設けた場合、コンセント本体の構成が複雑となり、コンセントが大型化してしまうこととなる。その点において、本発明では、凹部に保持部が収納される構成であるため、扉体とコンセント本体との間の空間の形成を抑制することができる。その上、凹部が保持部を収納するスペースを兼ねるため、コンセント本体に別途保持部を収納するためのスペースを省略することができ、コンセントの大型化を抑制することができる。
また、この発明によれば、保持部に傾斜形状に形成された傾斜部が設けられることにより、プラグと傾斜部とが当接するときには、プラグが挿入されるにつれて扉体が栓刃挿入口から離間する方向に移動することとなる。したがって、傾斜部がプラグのコンセントへの挿入を阻害することを抑制することができる。その結果、プラグの栓刃を栓刃挿入口に挿入するときに、保持部に対するプラグの挿入方向への移動を円滑に行うことができるようになり、プラグをコンセントへ挿入する作業が容易となる。
また、この発明によれば、付勢手段により保持部がプラグに当接した状態を維持するため、外部衝撃等により保持部がプラグに対して離間しようとしても付勢手段により保持部はプラグに向かい付勢されることとなる。したがって、保持部がプラグに対して離間することに起因した抜止機能の低下を抑制することができる。
その上、付勢手段の作用により扉体が閉状態を維持することができるため、扉体を開状態にした後において、扉体の閉め忘れを回避することができる。したがって、プラグがコンセントに対して挿入されていない状態において、水等が栓刃挿入口に侵入する確率を低減することができる。以上により、本発明の構成によれば、保持部がプラグに対して離間することに起因した抜止機能の低下の抑制と、水等の栓刃挿入口への侵入の確率の低減とを両立することができるようになる。
(2)とくに、請求項2に記載の発明は、前記扉体が閉状態において、前記保持部は、前記栓刃挿入口の周縁の全周に亘り当接することにより、前記栓刃挿入口を塞ぐことを要旨とする。
この発明によれば、扉体が閉状態において保持部が栓刃挿入口の周縁に当接することにより、爪部が栓刃挿入口の蓋の役割を果たすことになる。したがって、プラグがコンセントに挿入されていない状態において、コンセントの防水性能を向上させることができる。
)請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のコンセントにおいて、前記保持部には、前記プラグケースの前記背面に接触する接触部が設けられることを要旨とする。
この発明によれば、接触部がプラグケースの背面に接触することにより、プラグが挿入方向の手前側、即ちプラグの栓刃が栓刃挿入口に対して抜ける方向への移動が規制されることになる。したがって、抜止機能の低下をより一層抑制することができるようになる。
)請求項に記載の発明は、請求項1を引用する請求項に記載のコンセントにおいて、前記接触部は、前記傾斜部より前記挿入方向の奥側において、前記傾斜部と連続するとともに前記プラグと接触する略L字形状に形成されることを要旨とする。
この発明によれば、接触部が略L字形状に設けられることにより、プラグのプラグケースの背面が接触部に対応する位置に移動したときには、付勢手段によって扉体が回動するため、接触部とプラグケースの背面とが接触することとなる。したがって、付勢手段の作用により、プラグをコンセントに挿入するのみにて、プラグの栓刃が栓刃挿入口から抜けることを抑制する抜止機構を達成することができる。その結果、コンセントに対するプラグの抜け止めを忘れてしまうことを回避することができるようになる。
)請求項に記載の発明は、請求項に記載のコンセントにおいて、前記扉体は、前記栓刃挿入口を覆う略平板状の扉本体を備え、前記保持部には、前記プラグの挿入方向の手前側から奥側に向かうにつれて前記扉本体からの突出量が増加する傾斜部が設けられ、前記プラグの栓刃が前記栓刃挿入口に挿入されたとき、前記プラグと前記傾斜部とが接触することにより、前記栓刃が前記栓刃挿入口に挿入された状態を保持することを要旨とする。
この発明によれば、付勢手段により傾斜部がプラグに対して挿入方向に向かい押す力を有することとなる。これにより、傾斜部がプラグに接触した状態においては、プラグは挿入方向の奥側に向かい付勢されることとなる。したがって、抜止機能の低下を抑制することができるようになる。
)請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載のコンセントにおいて、前記扉体は、前記プラグの栓刃が前記栓刃挿入口に挿入されたときに、前記プラグの側面の少なくとも一部を覆うことを要旨とする。
この発明によれば、プラグの栓刃が栓刃挿入口に挿入された状態において、扉体がプラグの側面の少なくとも一部を覆うため、その一部からの水の侵入を抑制することができるようになる。したがって、プラグ及びコンセントの防水性能を向上させることができる。
)請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載のコンセントにおいて、前記コンセント本体が壁面に取り付けられた状態において、前記栓刃挿入口が鉛直方向の略下方に向かい開口し、前記コンセント本体には、前記扉体の回動中心となるシャフトが設けられ、前記扉体は、前記シャフトを中心に前記壁面に対して前方から後方に向かうにつれて鉛直方向の下方に向かい回動することを要旨とする。
この発明によれば、扉体が、壁面に対して前方から後方に向かうにつれて鉛直方向の下方に向かい回動するため、プラグは、扉体の前方からコンセントに対して挿入することとなる。したがって、扉体が開状態を維持しつつ、プラグをコンセントに挿入する作業を容易に行うことができるようになる。
)請求項に記載の発明は、請求項に記載のコンセントにおいて、前記扉体及び前記コンセント本体の少なくとも一方には、前記栓刃挿入口を取り囲む態様にて弾性部材が設けられ、前記扉体が閉状態となるときに、前記弾性部材は前記コンセント本体における前記栓刃挿入口を取り囲む周縁に圧縮した状態にて当接することを要旨とする。
この発明によれば、扉体が閉状態において、弾性部材とコンセント本体とが密着するため、扉体によって栓刃挿入口を良好に封止することができるようになる。したがって、プラグがコンセントに対して挿入されていないときにおいて、コンセントの防水性能を向上させることができるようになる。
本発明によれば、プラグを挿抜する回数の増加に対して抜止機能の低下を抑制するコンセントを提供することができる。
本発明のコンセントを具体化した一実施形態について、同コンセントの分解斜視構造を示す斜視図。 同実施形態のコンセントについて、同コンセントを鉛直方向に沿った平面にて切った断面構造を示す断面図。 同実施形態のコンセントについて、(a)扉体の斜視構造を示す斜視図、(b)扉体の正面構造を示す正面図、(c)扉体の側面構造を示す側面図。 同実施形態のコンセントについて、同コンセントを鉛直方向の下方から見た斜視構造を示す斜視図。 同実施形態のコンセントについて、(a)同コンセントの斜視構造を示す斜視図、(b)同コンセントの側面構造を示す側面図。 同実施形態のコンセントについて、同コンセントを鉛直方向の下方から見た斜視構造を示す斜視図。 同実施形態のコンセントについて、(a)扉体とプラグとが当接した状態の側面構造を示す側面図、(b)扉体とプラグとが当接した状態の側面構造を示す側面図。 同実施形態のコンセントについて、(a)同コンセントにプラグが挿入された状態の斜視構造を示す斜視図、(b)扉体の保持部とプラグケースの背面との関係を示す拡大図。 同実施形態のコンセントについて、同コンセントにプラグが挿入された状態において、同コンセントを鉛直方向に沿った平面にて切った断面構造を示す断面図。 本発明のコンセントの第2の実施形態について、(a)同コンセントにプラグが挿入された状態の斜視構造を示す斜視図、(b)扉体の保持部とプラグケースの背面との関係を示す拡大図。 本発明のコンセントの第3の実施形態について、(a)同コンセントを鉛直方向の下方から見た斜視構造を示す斜視図、(b)同コンセントを鉛直方向に沿った平面にて切った断面構造を示す断面図。 本発明のコンセントの他の実施形態について、(a)同コンセントを鉛直方向の下方から見た斜視構造を示す斜視図、(b)同コンセントを鉛直方向に沿った平面にて切った断面構造を示す断面図。
(第1の実施形態)
図1〜図8を参照して、本発明のコンセントを家屋等の造営物の造営面である外壁に取り付けられる屋外用コンセントとして具体化した第1の実施形態について説明する。
図1に示すように、屋外用コンセント1は、外壁の壁面に取り付けられるとともに、プラグ5の栓刃5a(図7参照)を挿入する栓刃挿入口21a(図2参照)を有するコンセント本体2と、この栓刃挿入口を開閉する扉体3と、コンセント本体2に設けられるとともに扉体3の開閉動作を行う回転機構4とにより構成されている。
以降では、壁面に対して垂直な方向を「前後方向」とし、壁面から離れていく方向を「前方」とし、壁面に近づいていく方向を「後方」とする。また、プラグ5の栓刃5aが栓刃挿入口21aに挿入される方向を「挿入方向」とする。
コンセント本体2には、基部となるボディ10が設けられている。このボディ10には、栓刃挿入口21aが設けられるコンセントブロック20が取り付けられている。コンセントブロック20の前後方向の後方には、防水パッキン30がボディ10に取り付けられる態様にて配置されている。この防水パッキン30の前後方向の後方には、壁面に取り付けられることにより、当該屋外用コンセント1が壁面に固定される取付体40が設けられている。また、ボディ10の前後方向の前面には、カバー体50が取り付けられている。
ボディ10には、防水パッキン30が取り付けられる枠状の枠体部11が設けられている。この枠体部11の鉛直方向の上方には、前後方向の前方に向かい突出するとともに側面視において円弧形状のカバー部12が設けられている。このカバー部12の側面における鉛直方向の下端部12bは、前後方向の後方に向かうにつれて鉛直方向の下方に向かい傾斜している。
コンセントブロック20には、その外枠を構成するコンセントケース21が設けられている。このコンセントケース21内には、プラグ5の栓刃5aを受ける刃受22(図2参照)と、壁面から引き出された電線を保持するための錠ばね(不図示)と、この錠ばねを解除する解除ボタン(不図示)とが収納されている。
コンセントケース21には、プラグ5の栓刃5aが挿入される面である挿入面21gに形成された栓刃挿入口21aと、電線を錠ばねに挿入する電線挿入口とが設けられている。また、コンセントケース21には、ボディ10にボルトにより取り付けられるボディ取付部21cが設けられている。
防水パッキン30は、上述のように枠体部11の前後方向の後方に取り付けられる弾性部材である。この防水パッキン30は、壁面とボディ10との間を密着することにより、防水パッキン30と壁面との間を介して屋外用コンセント1内に雨水等の水が侵入することを抑制している。この防水パッキン30には、ボディ10の枠体部11と嵌合する段形状である嵌合部31と、壁面から引き出された電線をコンセントブロック20に向かい挿通する貫通孔である前方挿通部32とが設けられている。
取付体40は、防水パッキン30の内部に収納されている。そして、取付体40には、壁面とボルト(不図示)にて取り付けられる取付部41と、上記電線を前方挿通部32及びコンセントブロック20に向かい挿通する後方挿通部42とが設けられている。
扉体3は、略平板形状の扉本体60と、扉本体60に設けられた保持部70とにより構成されている。この扉本体60は、カバー部12の鉛直方向の下方に配置されるとともに、同カバー部12の鉛直方向の下方の一部を開閉している。
回転機構4は、防水パッキン30の鉛直方向の下部に当接している。そしてこの回転機構4は、扉体3の回動中心を構成するシャフト80と、シャフト80に挿通されるばね部材81と、シャフト80及びばね部材81を保持する保持部材90とにより構成されている。本実施形態のばね部材81としては、トーションばねを用いている。
次に、図2を参照して、屋外用コンセント1の内部構造について説明する。
図2に示すように、コンセントブロック20は、ボディ10の枠体部11よりも前後方向の前方に配置されているとともにカバー部12内に収納されている。そして、コンセントブロック20の一部は、カバー部12の鉛直方向の下方に設けられた貫通孔である挿通口12aに挿入されている。具体的には、コンセントブロック20のコンセントケース21の側面の全周に亘りに設けられた突起状の係合部21dが挿通口12aの周縁と当接した状態において、コンセントケース21の係合部21dより先端側の挿入部21eが挿通口12aに挿入されることにより、カバー部12に対してコンセントブロック20が配置されている。
また、挿通口12aは、前後方向の前方に向かうにつれて鉛直方向の上方に傾斜する形状となっている。そのため、コンセントブロック20は、鉛直方向の下方に向かうにつれて前後方向の前方に傾斜する態様にてカバー部12に取り付けられている。コンセントケース21において、挿通口12aと対応する面である底面21f1には、栓刃挿入口21aが形成されている。そして栓刃挿入口21aは、挿通口12aと同様に、前後方向の前方に向かうにつれて鉛直方向の上方に傾斜している。
また、この挿通口12aの鉛直方向の下方には、同挿通口12aと近接する態様にて回転機構4が設けられている。そしてこの回転機構4には扉体3が取り付けられている。
この扉体3は、回転機構4によりプラグ5(図7参照)が栓刃挿入口21aに挿入されていないときには、挿通口12a(挿入面21g)を鉛直方向の下方より覆うように動作する(以下、このような扉体3が挿通口12aを鉛直方向の下方より覆う状態を「閉状態」という。)。具体的には、この扉体3が閉状態のときには、扉体3は、挿入口12a(挿入面21g)におけるプラグ5が屋外用コンセント1に挿入される挿入方向の前面12A側(即ち挿入面21gの表面側)より栓刃挿入口21aを覆う態様となる。
一方、扉体3は、回転機構4によりプラグ5が栓刃挿入口21aに挿入されるときには、同閉状態から挿通口12a(挿入面21g)から鉛直方向の下方に向かい同挿通口12a(栓刃挿入口21a)から離間するように動作する(以下、このような扉体3が挿通口12aから離間する状態を「開状態」という。)。
ボディ10の枠体部11には、その前後方向の後方に防水パッキン30が当接している。この防水パッキン30の外郭の寸法は、枠体部11の外郭の寸法と略同一となるように設けられている。そして防水パッキン30には、その前後方向の後方から取付体40が当接している。この取付体40の外郭の寸法は、防水パッキン30の外郭の寸法よりも小さく形成されるとともに、防水パッキン30の前後方向の後方に設けられた周壁部33の内部に収納されている。
ボディ10の枠体部11には、壁面に固定するためのボルトを挿通するための貫通孔であるボルト挿通部11aが設けられている。そして、防水パッキン30において、ボルト挿通部11aと対応するところには、このボルト挿通部11aを挿通する貫通孔である挿通部34が設けられている。そして、取付体40において、ボルト挿通部11a及び挿通部34のそれぞれに対応するところには、ボルト挿通部11aの貫通孔と連通する貫通孔であるボルト挿通部43が設けられている。これらにより、防水パッキン30と取付体40とは、ボディ10と壁面との前後方向の間において挟まれる態様にてその位置が維持されている。
また、カバー体50は、カバー部12をカバー部12より鉛直方向の下方まで覆う態様にて設けられている。具体的には、カバー体50の前後方向の前面51は、カバー部12の前後方向の前面12Aよりも鉛直方向の下方まで延びる態様にて設けられている。そして、カバー体50の側面52は、前後方向の後方に向かうにつれて鉛直方向の下方に向かい延びる態様にて設けられている。より具体的には、カバー部12に対して側面52の鉛直方向の下方に延びる量が前後方向の後方に向かうにつれて多くなる態様にて設けられている。そして、側面52は、ボディ10の枠体部11と当接するとともに、枠体部11の鉛直方向の寸法と略同一の寸法となるように設けられている。
次に、図3を参照して、扉体3の構造の詳細について説明する。この図3において、ボディ10に取り付けられた状態において、前後方向に対して垂直な方向を「長さ方向」とする。
図3(a)に示すように、扉体3の扉本体60には、その前後方向の後方において、回転機構4のシャフト80を挿入するための略円筒形状のシャフト挿入部61とその前後方向の前方において、使用者の手によって扉体3を回動させるための把持部62とが設けられている。また、扉本体60には、その周縁において挿通口12a(図2参照)に向かい、即ち鉛直方向の上方に向かい突出する周壁部63が設けられている。この周壁部63は、扉本体60の長さ方向の両側部の2辺及び前後方向の前方の1辺において各辺の全長に亘り設けられている。
図3(c)に示すように、把持部62は、扉本体60から鉛直方向の下方に向かい突出する態様にて設けられている。具体的には、把持部62には、扉本体60から前後方向の前方に向かうにつれて鉛直方向の下方に向かい突出する突出部62aと、この突出部62aの長さ方向の両側部に設けられるとともに突出部62aを補強するリブ62bとが設けられている。このリブ62bは、突出部62aの鉛直方向の全体に亘り設けられるとともに、突出部62aの鉛直方向の下方の端部から扉本体60に向かい突出部62aからの前後方向の幅が大きくなる態様にて設けられている。
また、突出部62aの鉛直方向の下方の端部には、同端部から前後方向の前方に向かい突出する突起部62cが設けられている。この突起部62cは、突出部62aの長さ方向の全体に亘り設けられている。この突起部62cにより、使用者の指が引っかかりやすくなる。
図3(b)に示すように、保持部70は、扉本体60において前後方向の前方の位置に一体に設けられている。この保持部70は、長さ方向に所定間隔を持って配列された3個の爪部71と、これら爪部71を連結する連結部72とにより構成されている。
爪部71には、その前後方向の前方において、前後方向の後方に向かうにつれて鉛直方向の上方に向かい傾斜する傾斜部71aと、その前後方向の後方において、傾斜部71aの頂部から鉛直方向の下方に向かう段形状となる段部71bとが設けられている。この段部71bは、傾斜部71aの丁部から鉛直方向に沿って下方に向かい延びる面である第1面71b1と、第1面71b1の鉛直方向の下端部から前後方向に沿った後方に向かい延びる面である第2面71b2とが設けられている。また、連結部72は、長さ方向に延びることにより爪部71の前後方向の後方の端部を互いに接続する態様にて設けられている。
次に、図2、図4〜図7を参照して、プラグ5の栓刃5aの栓刃挿入口21aへの挿入の有無における扉体3の態様について説明する。
まず、図2、図4及び図5を参照して、プラグ5の栓刃5aが栓刃挿入口21aへ挿入されていないとき、即ち扉体3が閉状態における扉体3の態様について説明する。
図4に示すように、扉体3の扉本体60は、栓刃挿入口21aの全面を鉛直方向の下方から覆う態様にて維持されている。即ち扉本体60の外郭は、栓刃挿入口21aよりも大きく形成されている。具体的には、図2に示すように、扉本体60の周壁部63におけるカバー部12の挿通口12aと対向する面の全面が同挿通口12aの周縁と当接する態様にて維持されている。この状態においては、ばね部材81(図1参照)により、周壁部63は挿通口12aの周縁に向かい付勢する力が作用している。これにより、例えば扉体3の自重により扉体3が鉛直方向の下方に回動することに起因して周壁部63と挿通口12aの周縁との間に空間が形成されることを抑制している。
また、コンセントケース21の挿入面21gには、プラグ5の栓刃5aの挿入方向において奥側に凹む、即ち図2において鉛直方向の上方に凹むとともに、平面視において円形となる凹部21fが設けられている。この凹部21fは、栓刃挿入口21aを形成する底面21f1と、底面21f1の周縁を取り囲むとともに上記挿入方向の手前側(即ち、鉛直方向の下方)に延びる側面21f2とにより構成されている。この凹部21fには、プラグ5のプラグケース5b(図7参照)の一部が挿入されることになる。
ところで、上述のように、扉体3の扉本体60に保持部70を設けた場合、保持部70の収納部をコンセント本体2側に設ける必要がある。即ちコンセント本体2側に保持部70の収納部を設けない構成とすると、周壁部63と挿通口12aの周縁とが当接する前に、保持部70とコンセントケース21とが当接してしまうことにより、周壁部63と挿通口12aとの間に空間が形成されてしまう。その結果、屋外用コンセント1の防水性能が低下してしまう場合がある。一方、保持部70の収納部をコンセント本体2側に設ける構成においても、その保持部70を収納するためだけの部位を専用に設ける構成としてしまうと、コンセント本体2の形状が複雑となるとともにコンセント本体2が大型化してしまう場合がある。
その点において、本実施形態では、コンセントケース21に設けられた凹部21f内に保持部70を収納する構成としている。具体的には、保持部70と底面21f1との間に空間が形成されることにより、保持部70と底面21f1との接触を回避する態様にて、保持部70は凹部21fに収納されている。したがって、周壁部63と挿通口12aの周縁とが良好に当接状態を維持することができるようになる。
また、凹部21fは、プラグ5のプラグケース5bの一部の挿入と、保持部70の収納とを兼ねるものであるため、上述のような保持部70を収納するためだけの部位を専用に設ける構成と比較して、コンセント本体2の形状を簡単化することができるとともにコンセント本体2の大型化を抑制することができるようになる。
ところで、一般に、栓刃挿入口を覆う扉体を開閉可能に設けた場合、プラグを挿入するために扉体を開け、プラグを抜いた後に扉体を閉め忘れる場合がある。この場合においては、例えば屋外用コンセントの付近において洗車をしていたときには、洗車に使用している水が栓刃挿入口に侵入してしまう可能性がある。
その点において、本実施形態では、回転機構4にばね部材81を設けて扉体3を常に挿通口12aに向かい付勢するようにしているため、扉体3の閉め忘れを回避することができるようになる。
また、図5に示すように、扉体3が挿通口12aに当接した状態において、扉体3の突出部62aの鉛直方向の下方の部位及び突起部62cは、カバー体50よりも鉛直方向の下方に突出している。これにより、扉体3が挿通口12aに当接した状態においても使用者の手の指を突起部62cに引っ掛けることができ、扉体3を開け易くなる。
次に、図6及び図7を参照して、プラグ5の栓刃5aが栓刃挿入口21aへ挿入されるときの扉体3の態様について説明する。
図6に示すように、プラグ5の栓刃5aを栓刃挿入口21aに挿入するときには、扉体3を図4及び図5に示す周壁部63と挿通口12aの周縁とが当接した状態から周壁部63を挿通口12aの周縁から離間させた状態にさせる。具体的には、使用者の手の指(不図示)によって、突起部62cを引っ掛けて、扉体3を鉛直方向の下方に移動させる。このとき、扉体3は、シャフト80を中心にして、鉛直方向の下方に回動する。ここで、栓刃挿入口21aは、プラグ5の栓刃5aのうちの一対の電源端子5a1(図7参照)が挿入される略長方形の電源端子挿入口21a2とプラグ5の栓刃5aのうちの接地端子5a2(図7参照)が挿入される略半円形状の接地端子挿入口21a3とにより構成されている。
ところで、このような回動する扉体では、カバー部側に回転機構を設ける構造も考えられる。この構成においては、扉本体に設けられた突起部が前後方向の後方に配置されるため、扉体は前後方向の後方から前方に向かうとともに、鉛直方向の下方に向かい回動する。このような扉体の動作では、扉体よりも前後方向の後方からプラグを挿入しなければならないため、扉体を回動させた状態を維持しつつ、プラグを挿入する作業が難しい場合があった。
その点において、本実施形態では、回転機構4が枠体部11に設けられ、扉本体60の突起部62cが前後方向の前方に設けられるため、扉体3は、前後方向の前方から後方に向かうとともに、鉛直方向の下方に向かい回動するようになる。これにより、扉体3より前後方向の前方からプラグ5を栓刃挿入口21aに挿入することができるため、プラグ5を栓刃挿入口21aに挿入する作業が容易となる。
また、図7(a)に示すように、プラグ5の外枠を構成するプラグケース5bと扉本体60とが重なったときにおいて、扉本体60の位置を維持していた指(詳しくは、突起部62cに引っ掛けていた指)を離してもよい。この場合においては、扉本体60は、ばね部材81(図1参照)の復元力の作用により、挿通口12a(図2参照)に向かい回動することとなる。即ち、扉本体60は、前後方向の後方から前方に向かうとともに、鉛直方向の上方に向かい回動するようになる。特に図7(a)では、保持部70(または扉本体60)とプラグケース5bとは互いに当接した状態が維持されるようになる。なお、本実施形態のプラグ5のプラグケース5bは略円筒形状に設けられている。
上記の状態において、さらにプラグ5を挿入方向の奥側に挿入するときには、保持部70の傾斜部71aにより扉本体60は、傾斜部71aの扉本体60からの突出量分だけ前後方向の後方に向かうとともに鉛直方向の下方に向かい回動する。そして、図7(b)に示すように、傾斜部71aの頂面71a1とプラグケース5bとが当接したときには、扉本体60はプラグケース5bの前後方向の変化以外では回動しないようになる。
最後に、図8及び図9を参照して、プラグ5の栓刃5aが栓刃挿入口21aへ挿入されたときの扉体3の態様について説明する。
コンセントブロック20に収納された刃受22は、プラグ5の各栓刃5aに対応して設けられている。具体的には、刃受22は、栓刃5aにおける一対の電源端子5a1のそれぞれを電源端子5a1の両側から挟む電源側刃受と、栓刃5aにおける接地端子5a2を接地端子5a2の両側から挟む接地側刃受とにより構成されている。電源側刃受及び接地側刃受のそれぞれは、電源端子5a1及び接地端子5a2を挟むときに、弾性変形する。そしてこの弾性変形に起因する復元力によって、電源側刃受及び接地側刃受は、電源端子5a1及び接地端子5a2のそれぞれを保持するようになる。
ところで、特許文献1に示すようなプラグをコンセントに接続した後に所定角度回転させることにより、プラグの栓刃に設けられた透孔にコンセントの刃受に設けられた突起が入り込み、プラグをコンセントから抜け止めする構造では、刃受の弾性変形する量が大きく、刃受が弾性変形を繰り返すと、刃受のばね性が低下することにより、栓刃の透孔に刃受の突起が入らなくなってしまう。その結果、プラグの挿抜を繰り返すうちに抜止機能が低下し、同抜止機能を果たさなくなってしまう場合がある。
その点において、本実施形態では、プラグと刃受との間に抜止機構が設けられていない構造、即ち扉体3の回動により栓刃挿入口21aの全体を開閉する構造であるため、プラグ5の栓刃5aによる刃受22の弾性変形の量が抑制されるため、特許文献1のような抜止機能の低下を抑制することができるようになる。
特許文献1に示すようなプラグをコンセントに接続した後に所定角度回転させることにより、プラグの栓刃に設けられた透孔にコンセントの刃受に設けられた突起が入り込み、プラグをコンセントから抜け止めする構造では、プラグを所定角度回転させる作業を忘れてしまう可能性がある。その結果、例えばプラグが抜けることにより予期せず電気機器の動作が停止したり、プラグの栓刃と刃受との接触面積が減少することにより接触抵抗が増大して高熱が発生したりする問題が生じる恐れが未だに残されていた。
その点において、本実施形態では、ばね部材81により、プラグ5の栓刃5aが栓刃挿入口21aに挿入されたときに自動的に保持部70によりプラグ5を係止するため、上記のプラグが抜けることに起因する問題をより抑制することができるようになる。
具体的には、図8(a)に示すように、プラグ5の栓刃5aが栓刃挿入口21aへ挿入されたときには、プラグケース5bにおける栓刃5aが設けられる前面5d(図7参照)と挿入方向において反対側の面となる背面5cに保持部70の段部71bが当接した状態となる。これにより、プラグ5が挿入方向の手前側に移動することが規制されている。
より具体的には、図8(b)に示すように、プラグケース5bの背面5cは段部71bにおける第1面71b1に当接している。なお、3個の爪部71における中央の爪部71においては、第1面71b1にプラグケース5bの背面5cが当接するとともに、プラグケース5bの側面5eが第2面71b2に当接している。
ところで、プラグ5の栓刃5aとコンセントケース21の刃受とが接触した時点において、刃受を介して栓刃5aに電力が供給されることとなる。そのときに栓刃5aに使用者の手が触れてしまうと感電してしまう恐れがある。また、栓刃5aが栓刃挿入口21aに対して不完全な挿入状態のときには、栓刃5aが外部に露出してしまい、その栓刃5aを使用者の手が触れてしまう恐れもある。
その点において、本実施形態では、コンセントケース21に凹部21fを設け、この凹部21f内にプラグケース5bが挿入される構成としている。したがって、プラグ5の栓刃5aを栓刃挿入口21aに挿入するときには、栓刃5aが凹部21f内を挿通するとともにプラグケース5bと凹部21fの周縁とによりプラグ5の外部から栓刃5aに通じる空間を小さくすることができる。その結果、上記空間を通じて、使用者の手の指が栓刃5aに触れることを抑制することができるようになる。
具体的には、図9に示すように、プラグ5の栓刃5aが栓刃挿入口21aへ挿入されたときには、プラグケース5bの前面5d及び背面5cを連結する側面5eと、凹部21fの側面21f2とは互いに近接するようになる。この構成により、プラグケース5bの側面5eと凹部21fの側面21f2との間を通じて、使用者の手の指が栓刃5aに触れることが抑制される。また、栓刃5aが栓刃挿入口21aに対して不完全な挿入状態であったとしても、凹部21fの側面21f2とプラグケース5bの側面5eとが互いに重なる部分がある限りにおいて、栓刃5aが外部に露出することが抑制される。したがって、栓刃5aに使用者の手の指が触れることが抑制される。
また、栓刃挿入口21aに栓刃5aを挿入したプラグ5を抜くときには、扉体3を前後方向の後方に向かうとともに鉛直方向の下方に回動させることにより段部71bとプラグケース5bの背面5cとを離間させた状態において、プラグ5を挿入方向の手前側に引くようにする。これにより、段部71bとプラグケース5bの背面5cとを容易に離間させることができ、プラグ5を抜く作業が容易となる。
本実施形態のコンセントによれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本実施形態によれば、扉体3には、プラグ5の栓刃5aが栓刃挿入口21aに挿入されたときに、栓刃5aが栓刃挿入口21aに挿入された状態を保持する保持部70が設けられる構成としている。したがって、特許文献1のような従来の栓刃と刃受との間に抜け止め機構が設けられる構造と比較して、刃受が必要以上に弾性変形しないため、プラグ5の栓刃5aの栓刃挿入口21aへの挿抜の回数を多く行ったとしても刃受のばね性の低下を抑制することができる。したがって、プラグ5を屋外用コンセント1に対して挿抜する回数を増加させたとしても、栓刃5aが栓刃挿入口21aから挿入された状態を保持することができるようになる。
また、扉体3が栓刃挿入口21aの全体を開閉動作するため、プラグ5が屋外用コンセント1に対して挿入されていないときに、扉体3を閉状態とすることにより、水が栓刃挿入口21a内に侵入することを抑制することができるようになる。即ち、扉体3は、プラグ5の栓刃5aが栓刃挿入口21aに挿入された状態を維持する機能と、栓刃挿入口21aへの水の侵入を抑制する機能とを併せ有することとなる。したがって、扉体3と各別の部材を用いて保持部を形成する構造と比較して、屋外用コンセント1の部品点数を削減することができるとともに、屋外用コンセント1の大型化を抑制することができるようになる。
(2)本実施形態によれば、保持部70には、プラグケース5bの背面5cに接触する接触部である段部71bが設けられる構成としている。したがって、プラグ5が挿入方向の手前側、即ちプラグ5の栓刃5aが栓刃挿入口21aに対して抜ける方向への移動が規制されることになる。したがって、プラグ5が屋外用コンセント1に対して抜けてしまうことをより抑制することができるようになる。
また、段部71bがプラグケース5bの背面5cに接触するため、プラグケース5bに段部71bと接触するための部位を形成することが省略されることとなる。そのため、プラグケース5bの形状を簡単化することができるようになる。また、プラグケース5bに段部71bと接触するための部位を形成する場合、プラグケース5bは専用の形状が必要となる。即ち、プラグ5自体が屋外用コンセント1に適合した専用部品である必要がある。この点において、本実施形態では、プラグ5が汎用品であったとしても、段部71bによるプラグ5の屋外用コンセント1に対する抜け止め機構の役割を果たすことができるようになる。
さらに、プラグケース5bに段部71bと接触するための部位を形成する場合、特に段部71bと接触するための突起部を形成する場合においては、車両や使用者がプラグケース5bを踏むことにより上記突起部が破損してしまう場合がある。その結果、プラグ5が屋外用コンセント1に対する抜け止め機構の役割を果たすことができなくなってしまう。その点において、本実施形態では、扉体3に保持部70が設けられる構成であるため、プラグ5が車両や使用者によって踏まれたとしても、プラグ5の屋外用コンセント1に対する抜け止め機構の役割を維持することができる。
(3)本実施形態によれば、保持部70には、前後方向の前方から後方に向かうにつれて扉本体60からの突出量が増大する傾斜部71aが設けられる構成としている。したがって、傾斜部71aが傾斜形状に形成されることにより、扉体3と傾斜部71aとが当接するときには、プラグ5が挿入されるにつれて扉体3が回動することとなる。したがって、傾斜部71aがプラグ5の挿入を阻害することを抑制することができる。その結果、プラグ5の栓刃5aを栓刃挿入口21aに挿入するときに、保持部70に対するプラグ5の挿入方向への移動を円滑に行うことができるようになる。したがって、プラグ5を屋外用コンセント1へ挿入する作業が容易となる。
(4)本実施形態によれば、回転機構4には、扉体3が栓刃挿入口21aに向かい付勢する付勢手段であるばね部材81が設けられ、ばね部材81は、保持部70がプラグケース5bに当接した状態を維持するように付勢する構成としている。したがって、プラグ5が屋外用コンセント1に挿入された状態において、外部衝撃等により保持部70がプラグケース5bに対して離間しようとしてもばね部材81により保持部70はプラグケース5bに向かい付勢されることとなる。したがって、保持部70がプラグケース5bに対して離間することに起因して、プラグ5の栓刃5aが栓刃挿入口21aから抜けることを抑制することができる。
(5)本実施形態によれば、プラグ5の栓刃5aが栓刃挿入口21aに挿入されていないときに、扉体3が栓刃挿入口21aを閉状態に維持するようにばね部材81が付勢する構成としている。したがって、ばね部材81の作用により扉体3が閉状態を維持することができるため、扉体3を開状態にした後において、扉体3の閉め忘れを回避することができる。したがって、プラグ5が屋外用コンセント1に対して挿入されていない状態において、水等が栓刃挿入口21aに侵入する確率を低減することができる。
(6)本実施形態によれば、段部71bは、傾斜部71aより挿入方向の奥側において、傾斜部71aと連続するとともにプラグ5と接触する略L字形状に形成される構成としている。したがって、段部71bが略L字形状に設けられることにより、傾斜部71aにより案内されたプラグ5のプラグケース5bの背面5cが段部71bに対応する位置に移動したときには、ばね部材81によって扉体3が回動するため、段部71bとプラグケース5bの背面5cとが接触することとなる。したがって、ばね部材81の作用により、プラグ5を屋外用コンセント1に挿入するのみにて、プラグ5の栓刃5aが栓刃挿入口21aから抜けることを抑制する抜け止め機構を達成することができる。
(7)本実施形態によれば、プラグ5の栓刃5aが栓刃挿入口21aに挿入されたときに、扉体3がプラグ5のプラグケース5bの側面の鉛直方向の下方を覆う構成としている。したがって、プラグ5の栓刃5aが栓刃挿入口21aに挿入された状態において、プラグケース5bの側面の鉛直方向の下方からの水の侵入を抑制することができるようになる。したがって、プラグ5及び屋外用コンセント1の防水性能を向上させることができる。
(8)本実施形態によれば、扉体3は、シャフト80を中心に前後方向の前方から後方に向かうにつれて鉛直方向の下方に向かい回動する構成としている。したがって、プラグ5は、扉体3の前後方向の前方から屋外用コンセント1に対して挿入することとなる。したがって、扉体3が開状態を維持しつつ、プラグ5を屋外用コンセント1に挿入する作業を容易に行うことができるようになる。
(9)本実施形態によれば、プラグ5の栓刃5aが栓刃挿入口21aに挿入されたときに、プラグ5は凹部21fの側面21f2に近接する構成としている。したがって、プラグ5の栓刃5aを栓刃挿入口21aに挿入するときにおいて、使用者の手の指が栓刃5aに触れることを抑制することができるようになる。したがって、使用者の手が栓刃5aに触れることによる感電を抑制することができる。
また、プラグケース5bと凹部21fの側面21f2との間隙は僅かであることにより、プラグ5の栓刃5aを栓刃挿入口21aに挿入する場合において、プラグ5が傾こうとしてもプラグケース5bと凹部21fとが接触することによりプラグ5の姿勢は維持されるようになる。したがって、プラグ5を屋外用コンセント1に挿入する作業を容易に行うことができるようになる。
その上、プラグ5を屋外用コンセント1に挿入した状態において、外部衝撃等によりプラグ5が傾こうとしても、凹部21fの側面21f2にプラグケース5bが接触することによりその姿勢が維持されるようになる。したがって、プラグケース5bが傾くことに起因して、段部71bとプラグケース5bとが離間する、即ち抜止機構の機能が低下することを抑制することができるようになる。
(10)本実施形態によれば、保持部70は、扉体3が閉状態となるときに、凹部21fに収納される構成としている。したがって、扉体3とコンセント本体2の挿通口12aの周縁との間の空間の形成を抑制することができる。その上、凹部21fが保持部70を収納するスペースを兼ねるため、コンセント本体2に別途保持部を収納するためのスペースを設ける必要がなり、屋外用コンセント1の大型化を抑制することができる。
(11)本実施形態によれば、扉本体60には突出部62aが設けられる構成としている。したがって、この突出部62aに使用者の手の指を引っ掛けることにより扉体3を回動させることができる。
また、扉体3が閉状態において、突起部62cは、カバー体50より鉛直方向の下方に突出する構成としている。したがって、扉体3を閉状態においても突起部62cを指にて容易に引っ掛けることができるため、扉体3の回動作業を容易に行うことができるようになる。
(12)本実施形態によれば、カバー体50が栓刃挿入口21aを取り囲むように周縁を覆うとともに、カバー体50の鉛直方向の下端部が栓刃挿入口21aより鉛直方向の下方まで延びる構成としている。したがって、雨水等による屋外用コンセント1に対して鉛直方向の上方からの水は、カバー体50の表面に沿って屋外用コンセント1の鉛直方向の下方に落下していくため、栓刃挿入口21aに水が侵入することを抑制することができる。
(13)本実施形態によれば、扉本体60には周壁部63が設けられ、この周壁部63は扉体3が閉状態において挿通口12aの周縁と当接する構成としている。したがって、扉本体60の一面と当接する構成と比較して、より確実に挿通口12aの周縁と当接することが可能となる。その結果、プラグ5が屋外用コンセント1に挿入されていない状態において、屋外用コンセント1の防水性能を向上させることができるようになる。
(第2の実施形態)
図10を参照して、本発明のコンセントを家屋等の造営物の造営面である外壁に取り付けられる屋外用コンセントとして具体化した第2の実施形態について説明する。本実施形態においては、第1の実施形態と比較して扉体3の保持部の形状が異なるのみであるため、同一部材には同一符号を付し、その説明を省略する。
図10(a)に示すように、屋外用コンセント1Aにおける扉体3の扉本体60に設けられた保持部100は、第1の実施形態と同様に、扉本体60において前後方向の前方の位置に一体に設けられている。この保持部100は、長さ方向に所定間隔を持って配列された3個の爪部101と、これら爪部101を連結する連結部(不図示)とにより構成されている。なお、3個の爪部101の配列態様は、第1の実施形態と同様である。
爪部101には、前後方向の前方から後方に向かい扉本体60からの突出量が多くなる形状の前方傾斜部103と、前方傾斜部103と連結されるとともに前後方向の前方から後方に向かい扉本体60からの突出量が少なくなる形状の後方傾斜部104とが設けられている。この前方傾斜部103は、屋外用コンセント1Aにプラグ5が挿入されるときに、プラグ5を案内する役割を果たす。そして後方傾斜部104は、屋外用コンセント1Aにプラグ5が挿入された後に、プラグ5が屋外用コンセント1Aから抜けることを抑制する役割を果たす。
具体的には、プラグ5を屋外用コンセント1Aに挿入するときには、プラグ5のプラグケース5bは前方傾斜部103に当接する。この当接した状態において、プラグ5を挿入方向の奥側に移動させると扉本体60が鉛直方向の下方に回動することにより、前方傾斜部103が鉛直方向の下方に移動する。そして、図10(b)に示すように、プラグ5が屋外用コンセント1Aに挿入されたときには、プラグケース5bの背面5cと側面5eとの連結部5fと後方傾斜部104とが当接するようになる。この後方傾斜部104はばね部材81の作用によりプラグ5を挿入方向の奥側に沿った方向の分力が働く。これによりプラグ5が屋外用コンセント1Aから抜けることが抑制される。
ところで、プラグケース5bの製造上の誤差やプラグ5を組み立てる際の組立誤差、または屋外用コンセント1Aのボディ10とコンセントブロック20との組立誤差等によってコンセントケース21の凹部21fの底面21f1からプラグケース5bの背面5c(連結部5f)までの距離にばらつきを生じてしまう場合がある。
その点において、本実施形態では、上記連結部5fを後方傾斜部104にて当接する構成であるため、扉体3の回動度合が調整されることにより上記ばらつきを吸収するようになる。具体的には、上記距離が短い場合には、扉体3が鉛直方向の上方に回動することにより、連結部5fと後方傾斜部104との当接を維持するようになる。一方、上記距離が長い場合には、扉体3が鉛直方向の下方に回動することにより、連結部5fと後方傾斜部104との当接を維持するようになる。
本実施形態の屋外用コンセント1Aによれば、第1の実施形態の効果(1)〜(13)に加え、以下の効果を奏することができる。
(14)本実施形態によれば、プラグ5が屋外用コンセント1Aに挿入されたときに、後方傾斜部104がプラグケース5bの連結部5fに当接する構成である。したがって、コンセントケース21の凹部21fの底面21f1からプラグケース5bの背面5c(連結部5f)までの距離のばらつきがあったとしても、後方傾斜部104と連結部5fとの当接を維持することができる。その結果、上記ばらつきを生じたとしても、抜け止め機構の性能の低下を抑制することができるようになる。
(第3の実施形態)
図11を参照して、本発明のコンセントを家屋等の造営物の造営面である外壁に取り付けられる屋外用コンセントとして具体化した第3の実施形態について説明する。本実施形態においては、第1の実施形態と比較して扉体3の保持部の形状が異なるのみであるため、同一部材には同一符号を付し、その説明を省略する。
図11(a)に示すように、屋外用コンセント1Bの保持部110は、扉本体60の前後方向の前方に一体に設けられている。この保持部110は、長さ方向において配列された2個の爪部111と、これら爪部111を互いに連結する連結部とにより構成されている。ここで、爪部111の形状は、側面視において第1の実施形態の形状と概ね同様であるため、その説明を省略する。なお、爪部111の長さ方向の幅H1は、第1の実施形態の爪部71の長さ方向の幅H2よりも大きくなるように形成されている。
これら爪部111は、扉体3が閉状態となるときに、各爪部111に設けられた枠状の頂面113が各電源端子挿入口21a2の周縁に当接するようになる。即ち頂面113は電源端子挿入口21a2を取り囲む態様にて同電源端子挿入口21a2の周縁に当接するようになる。これにより、扉体3とカバー部12との間を通じて水が侵入したとしても、この頂面113と各電源端子挿入口21a2との間が封止されているため、水の侵入が抑制されるようになる。
図11(b)に示すように、扉体3が閉状態となるとき、即ち電源端子挿入口21a2に爪部111が挿入されたときにおいて、長さ方向において爪部111は電源端子挿入口21a2の開口端21a1と接触している。これにより長さ方向において電源端子挿入口21a2と爪部111との間に空間が形成されることが抑制されている。
本実施形態の屋外用コンセント1Bによれば、第1の実施形態の効果(1)〜(13)に加え、以下の効果を奏することができる。
(15)本実施形態によれば、扉体3が閉状態となるときには、保持部110は電源端子挿入口21a2に挿入される構成としている。したがって、保持部110の爪部111が電源端子挿入口21a2の蓋の役割を果たすことになる。したがって、プラグ5が屋外用コンセント1Bに挿入されていない状態において、屋外用コンセント1Bの防水性能を向上させることができる。
特に、爪部111が電源端子挿入口21a2に挿入された状態において爪部111と電源端子挿入口21a2の開口端21a1とが接触するため、電源端子挿入口21a2への水の侵入がより抑制されるため、屋外用コンセント1Bの防水性能をより向上させることができるようになる。
また、本実施形態では、第1及び第2の実施形態と同様に、扉体3が閉状態のときには扉本体60の周壁部63と挿通口12aの周縁とが当接した状態となる。したがって、屋外用コンセント1Bは、周壁部63と挿通口12aの周縁との当接による防水機能と、爪部111が電源端子挿入口21a2に挿入されることによる防水機能との2つを併せ有することとなる。その結果、屋外用コンセント1Bの防水性能をより一層の向上を図ることができるようになる。
(その他の実施形態)
本実施形態の屋外用コンセントは、上記各実施形態に限定されることなく、例えば以下の変更が可能である。また、以下の変形例は、上記各実施形態についてのみ適用されるものでなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
・上記各実施形態では、扉体3が閉状態のときには、扉本体60の周壁部63と挿通口12aの周縁とが接触することにより、栓刃挿入口21a内に水が侵入することを抑制する防水構造を構成したが、本発明の防水構造はこれに限定されることはない。例えば、図12(a)に示すように、扉本体60の周壁部63が設けられる位置に、この周壁部63に変えてゴム等の圧縮可能な弾性部材120を取り付ける構成とすることもできる。この弾性部材120は、図12(b)に示すように、扉体3が閉状態となるときには、扉本体60と挿通口12aの周縁との間に圧縮された状態にて挟まれる。これにより、扉本体60と弾性部材120との間、及び弾性部材120と挿通口12aの周縁との間の密着性を向上させることができる。即ち、扉本体60と弾性部材120との間、及び弾性部材120と挿通口12aの周縁との間に隙間が形成されることが抑制されるようになる。したがって、扉体3が閉状態において、屋外用コンセント1,1A,1Bの防水性能の向上を図ることができるようになる。
・また、上記弾性部材120は、周壁部63に直接取り付けることもできる。この構成においても、屋外用コンセント1,1A,1Bの防水性能の向上を図る効果を奏することができる。
・また、上記弾性部材120は、挿通口12aの周縁に直接取り付けることもできる。この構成においても、屋外用コンセント1,1A,1Bの防水性能の向上を図る効果を奏することができる。またこの場合においては、扉本体60から周壁部63を省略した構造であっても同様の効果を奏することができる。
・上記各実施形態では、コンセントブロック20のコンセントケース21に凹部21fが設けられる構成であったが、コンセントケース21に凹部21fが設けられない構成とすることもできる。この構成においても、上記各実施形態の効果(1)〜(8)、(11)〜(15)を得ることができる。
・上記各実施形態では、扉体3がシャフト80を回動中心として、前後方向の前方から後方に向かうとともに、鉛直方向の下方に回動する構成としたが、扉体3は前後方向の後方から前方に向かうとともに、鉛直方向の下方に回動する構成とすることもできる。この構成においても、上記各実施形態の効果(1)〜(7)及び(9)〜(15)を得ることができる。
・上記各実施形態では、プラグ5が屋外用コンセント1,1A,1Bに挿入された状態において扉体3がプラグ5のプラグケース5bの鉛直方向の下方の一部を覆う構成としたが、扉体3の構成はこれに限定されることはない。例えば、扉本体60の周壁部63のうちの長さ方向の2辺を鉛直方向の上方に延ばすことにより、プラグ5が屋外用コンセント1,1A,1Bに挿入された状態において扉体3がプラグケース5bの両側面を覆う構成とすることもできる。
・上記各実施形態では、付勢手段としてばね部材81を用いたが、付勢手段としては他の手段を用いてもよい。例えば扉本体60に磁石を取り付け、この磁石と対応する挿通口12aの周縁に磁性体の金属片を取り付けることにより、扉体3の閉状態を維持するような構成とすることもできる。
・上記各実施形態では、ばね部材81の作用により、扉体3が閉状態においても周壁部63が挿通口12aの周縁を鉛直方向の上方に向かい付勢している構成であったが、扉体3が閉状態においては周壁部63が挿通口12aの周縁を付勢しない構成とすることもできる。この場合においては、扉体3及びボディ10のそれぞれに互いに係合する係合部を設けることにより、扉体3の閉状態を維持することもできる。
・上記各実施形態では、前後方向の前方から後方に向かうにつれて扉本体60からの突出量が増加する形状の傾斜部71aが設けられたが、本発明の傾斜部の形状はこれに限定されることはない。例えば、傾斜部として、傾斜部71aに変えて、前後方向の前方から後方に向かうにつれて扉本体60からの突出量が増加する湾曲形状の湾曲部としてもよい。
・また、上記各実施形態では、保持部70,100,110に傾斜部71a及び前方傾斜部103が設けられる構成であったが、保持部70,100,110は傾斜部71a及び前方傾斜部103を省略することもできる。
・第1及び第3の実施形態では、接触部として、段部71bが設けられたが、本発明の接触部の形状はこれに限定されることはない。例えば、接触部として、前後方向の後方から前方に向かい鉛直方向の上方に向かい湾曲する湾曲部とすることもできる。
・第3の実施形態では、爪部111が栓刃挿入口21aの2つの電源端子挿入口21a2に挿入される構成であったが、爪部111を3個設けることにより、さらに接地端子挿入口21a3にも挿入される構成とすることもできる。
・第3の実施形態では、第1及び第2の実施形態と同様に、扉本体60の周壁部63が挿通口12aの周縁と当接する構成であったが、扉本体60は周壁部63を省略した構成とすることもできる。この場合において、扉本体60と挿通口12aの周縁とが当接していな状態であっても、屋外用コンセント1Bの防水性能を維持することができる。
・第3の実施形態では、扉体3が閉状態において、爪部111が各電源端子挿入口21a2の周縁に当接することにより、各電源端子挿入口21a2内に水の侵入を抑制するように防水構造を構成したが、本発明の防水構造はこれに限定されることはない。例えば、爪部111の一部が各電源端子挿入口21a2に挿入されることにより、各電源端子挿入口21a2と爪部111の一部とが互いに接触する構成としてもよい。この場合においては、爪部111の幅H1は各電源端子挿入口21a2の幅H2と略同一であることが望ましい。この構成においても、第3の実施形態の効果(15)に準じた効果を奏することができる。
・上記各実施形態では、プラグ5のプラグケース5bは略円筒形状として構成されたが、プラグケース5bの形状はこれに限定されることはない。例えば、プラグケース5bは直方体状として構成することもできる。
・上記各実施形態では、保持部70,100,110が扉本体60に対して一体、即ち扉本体60と保持部70,100,110とが単一の部材として構成されたが、扉本体60と保持部70,100,110とは各別の部材として構成してもよい。
・上記各実施形態では、段部71b及び後方傾斜部104とばね部材81の作用とにより、プラグ5のプラグケース5bに対して当接した状態を維持するとともに、抜止機能を有する構成としたが、本発明の抜止機構はこれに限定されることはない。保持部70,100,110がプラグケース5bに対して当接した状態を維持するとともに、抜止機能を有する構成であればよい。したがって例えば、保持部に係合爪を設け、プラグケース5bに係合するように設けることもできる。
・上記各実施形態では、コンセントとして屋外用コンセント1,1A,1Bに適用したが、本発明のコンセントはこれに限定されることはない。例えば、室内用コンセントにも適用することができる。
1,1A,1B…屋外用コンセント(コンセント)、2…コンセント本体、3…扉体、4…回転機構、5…プラグ、5a…栓刃、5a1…電源端子、5a2…接地端子、5b…プラグケース、5c…背面、5d…前面、5e…側面、5f…連結部、10…ボディ、11…枠体部、11a…ボルト挿通部、12…カバー部、12A…前面、12a…挿通口、20…コンセントボディ、21a…栓刃挿入口、21a1…開口端、21a2…電源端子挿入口、21a3…接地端子挿入口、21c…ボディ取付部、21d…係合部、21e…挿入部、21f…凹部、21f1…底面、21f2…側面、21g…挿入面、22…刃受、30…防水パッキン、31…嵌合部、32…前方挿通部、33…周壁部、34…挿入部、40…取付体、41…取付部、42…後方挿通部、43…ボルト挿通部、50…カバー体、51…前面、52…側面、60…扉本体、61…シャフト挿入部、62…把持部、63…周壁部、62a…突出部、62b…リブ、62c…突起部、70…保持部、71…爪部、71a…傾斜部、71b…段部(接触部)、71b1…第1面、71b2…第2面、72…連結部、80…シャフト、81…ばね部材(付勢手段)、90…保持部材、100…保持部、101…爪部、103…前方傾斜部、104…後方傾斜部、110…保持部、111…爪部、120…弾性部材。

Claims (8)

  1. 栓刃が突出する面である前面と前記栓刃の挿入方向に対して前記前面とは反対側の面である背面とを有するプラグケースを備えるプラグの前記栓刃が挿入される栓刃挿入口が形成される挿入面を有するとともに同プラグに電力を供給するコンセント本体を備えるコンセントにおいて、
    当該コンセントには、前記コンセント本体に設けられるとともに前記挿入面における前記プラグが挿入される表面側から前記栓刃挿入口を覆うことにより閉状態とする動作及び前記栓刃挿入口から離間することにより開状態とする動作を行う扉体を有し、
    前記扉体には、前記プラグの栓刃が前記栓刃挿入口に挿入されたときに、前記栓刃が前記栓刃挿入口に挿入された状態を保持する保持部が設けられ、
    前記コンセント本体の前記挿入面には、前記プラグの挿入方向の奥側に向かい凹む凹部が設けられ、
    前記凹部には、前記栓刃挿入口が設けられる底面と、前記底面を取り囲む側面とが設けられ、
    前記プラグの栓刃が前記栓刃挿入口に挿入されたときに、前記プラグは前記側面に近接し、
    前記扉体が閉状態となるときに、前記保持部が前記凹部に収納され
    前記扉体には、前記栓刃挿入口の全体を覆う扉本体が設けられ、
    前記保持部には、前記プラグの挿入方向の手前側から奥側に向かうにつれて前記扉本体からの突出量が増加する傾斜部が設けられ、
    前記プラグの栓刃を前記栓刃挿入口に挿入するとき、前記傾斜部と前記プラグとが当接することにより前記扉体が前記栓刃挿入口から離間する方向に移動し、
    当該コンセントには、前記扉体が前記栓刃挿入口に向かい付勢する付勢手段が設けられ、
    前記付勢手段は、前記プラグの栓刃が前記栓刃挿入口に挿入されたときに、前記保持部が前記プラグに当接した状態を維持するように付勢するとともに、前記プラグの栓刃が前記栓刃挿入口に挿入されていないときに、前記扉体が前記栓刃挿入口を閉状態に維持するように付勢する
    ことを特徴とするコンセント。
  2. 栓刃が突出する面である前面と前記栓刃の挿入方向に対して前記前面とは反対側の面である背面とを有するプラグケースを備えるプラグの前記栓刃が挿入される栓刃挿入口が形成される挿入面を有するとともに同プラグに電力を供給するコンセント本体を備えるコンセントにおいて、
    当該コンセントには、前記コンセント本体に設けられるとともに前記挿入面における前記プラグが挿入される表面側から前記栓刃挿入口を覆うことにより閉状態とする動作及び前記栓刃挿入口から離間することにより開状態とする動作を行う扉体を有し、
    前記扉体には、前記プラグの栓刃が前記栓刃挿入口に挿入されたときに、前記栓刃が前記栓刃挿入口に挿入された状態を保持する保持部が設けられ、
    前記扉体が閉状態において、前記保持部は、前記栓刃挿入口の周縁の全周に亘り当接することにより、前記栓刃挿入口を塞ぐ
    ことを特徴とするコンセント。
  3. 請求項1又は2に記載のコンセントにおいて、
    前記保持部には、前記プラグケースの前記背面に接触する接触部が設けられる
    ことを特徴とするコンセント。
  4. 請求項1を引用する請求項に記載のコンセントにおいて、
    前記接触部は、前記傾斜部より前記挿入方向の奥側において、前記傾斜部と連続するとともに前記プラグと接触する略L字形状に形成される
    ことを特徴とするコンセント。
  5. 請求項に記載のコンセントにおいて、
    前記扉体は、前記栓刃挿入口を覆う略平板状の扉本体を備え、
    前記保持部には、前記プラグの挿入方向の手前側から奥側に向かうにつれて前記扉本体からの突出量が増加する傾斜部が設けられ、
    前記プラグの栓刃が前記栓刃挿入口に挿入されたとき、前記プラグと前記傾斜部とが接触することにより、前記栓刃が前記栓刃挿入口に挿入された状態を保持する
    ことを特徴とするコンセント。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のコンセントにおいて、
    前記扉体は、前記プラグの栓刃が前記栓刃挿入口に挿入されたときに、前記プラグの側面の少なくとも一部を覆う
    ことを特徴とするコンセント。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のコンセントにおいて、
    前記コンセント本体が壁面に取り付けられた状態において、前記栓刃挿入口が鉛直方向の略下方に向かい開口し、
    前記コンセント本体には、前記扉体の回動中心となるシャフトが設けられ、
    前記扉体は、前記シャフトを中心に前記壁面に対して前方から後方に向かうにつれて鉛直方向の下方に向かい回動する
    ことを特徴とするコンセント。
  8. 請求項1に記載のコンセントにおいて、
    前記扉体及び前記コンセント本体の少なくとも一方には、前記栓刃挿入口を取り囲む態様にて弾性部材が設けられ、
    前記扉体が閉状態となるときに、前記弾性部材は前記コンセント本体における前記栓刃挿入口を取り囲む周縁に圧縮した状態にて当接する
    ことを特徴とするコンセント。
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