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JP4969080B2 - 幼児用安全引き具 - Google Patents
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Description

この発明は、例えば、幼児が車道などの危険な場所へ近づこうとしたときに引き寄せたり、迷子になることを防ぐために一定範囲内に留めておいたりするなどして幼児の安全を確保することができる幼児用安全引き具に関する。
上記幼児用安全引き具は、上述したように幼児の安定を確保できる点で優れた有用性を有するため、様々な形態のものが存在する。
例えば、下記特許文献1における安全引き具は、リュックサックなどの装着具(背負い袋)と、該装着具における背面側において左右一対の輪形(肩係合用のベルト)どうしを連結する案内紐と、該案内紐に沿って移動可能な状態で取り付けられた引綱(紐)とを具備して形成されている。
さらに下記特許文献においては、幼児の体に装着した上記背負い袋に取り付けられている引綱を保護者が引くと、常に、幼児の体の中心軸に引張り力が加わるため、幼児を安全に引っ張ることができる旨の記載が開示されている。
これは、下記特許文献1における安全引き具は、上記引綱の長さ方向における一端側に取り付けた係止手段が上記案内紐に沿って自由に移動できる形態を採るためである。
しかし、上記係合手段は、上記案内紐に係合している状態において、装着具における背面側に有することになるため、特許文献1における安全引き具は、引綱が装着具に取り付いている部位の様子を、歩行者などの第三者から露骨に視認されてしまう。
すなわち、特許文献1における安全引き具は、あたかも幼児をペットのように紐で繋いでいるという好ましくない印象を第三者に対して直接的に想起させてしまうおそれを有する。
従って、上記幼児用安全引き具は、上述したような優れた有用性を有しているにも関わらず、保護者などの使用者は、使用の際に抵抗感を伴い、このような抵抗感が幼児用安全引き具の普及の妨げの要因になっていた。
ちなみに、下記特許文献1における安全引き具の幼児に対する装着は、リュックサックの肩紐の場合と同様に上記輪形を肩部に係合して行う。
しかし、上記安全引き具は、幼児の肩部に輪形が係合されている状態において、該輪形を肩部に対して外側に少しスライドするだけで肩部から容易に取り外れてしまう。このため、上記安全引き具の幼児に対する取付け形態は、幼児であっても意図的に背負い袋を取り外すことができてしまうし、無意識の間に背負い袋が幼児から取り外れてしまうこともあり得る。
よって、下記特許文献1における安全引き具は、安全性の観点から難点を有するといわざるを得ない。
さらに、例えば、下記特許文献2において幼児用保護バンドが開示されている。
上記幼児用保護バンドは、幼児の身体に巻き付けるバンドを具備している。さらに、幼児の行動範囲を限定する紐を上記バンドに対して連結部を介して着脱可能に連結している。
上記形態を採る特許文献2における幼児用保護バンドも、幼児の身体に巻きつけたバンドにおける連結部に対して紐を取り付けた形態を、第三者に対して直接的に露呈してしまう形態を採る。このため、上述した特許文献1における安全引き具と同様に幼児が紐状の部材で繋がれている印象を第三者に対して積極的に与えてしまうことになる。
さらに、下記特許文献2において幼児用保護バンドは、幼児の身体に巻き付けた上記バンドも、該バンド自体の端部どうしが連結されている形態が視認されるため、第三者に対して、さらに幼児が拘束されたイメージを与えてしまうといった難点を有する。
特開平10−117897号公報 実開昭51−153132号公報
そこで本発明では、幼児に対してしっかりと取り付けて幼児の安全性を確保することができ、外見上、第三者が抱く幼児が拘束されている印象を回避することにより、保護者が抵抗感を抱くことなく用いることのできる幼児用安全引き具の提供を目的とする。
本発明の幼児用安全引き具は、幼児の肩部に肩係合ベルトを係合して背部において装着される背負い袋に、幼児を一定範囲内に留めておく紐を取り付けて形成した幼児用安全引き具であって、上記紐を、上記背負い袋における幼児との接触部位、或いは、その近傍部位に取り付け、上記背負い袋を幼児の身体に装着する装着ベルトを備え、上記装着ベルトを、幼児の胴部に巻きつけ可能な長さを有した帯状体により形成し、上記装着ベルトの長さ方向の一端側を上記背負い袋に取り付け、上記装着ベルトを幼児の身体に対して幼児の胴回りに巻き付けた状態で着脱可能に固定する一対の面ファスナを備え、上記装着ベルトの長さ方向における先端側に、上記一対の面ファスナにおける一方の側の面ファスナを具備するとともに、上記背負い袋における幼児の背部との接触部分に、上記一対の面ファスナにおける他方の側の面ファスナを上記一方の側の面ファスナに対して重合可能に具備したことを特徴とする
上記固定手段は、上記面ファスナに限定せず、ホック、スナップ、スライドファスナ、バックル(係合部材)紐状の部材など特に限定しない。
請求項1における発明によれば、本発明の幼児用安全引き具は、上記背負い袋と上記紐との連結部位を、通行人などの第三者から目立たなく、或いは、隠蔽することにより、第三者に対して幼児が紐で拘束されているという好ましくない印象を露骨に与えることがない。
さらに、本発明の幼児用安全引き具は、上記背負い袋を幼児に対して背負わせた状態で取り付けることができる。
このため、例えば、幼児の上半身に複数のベルトを巻き付けた形態のように第三者に対して幼児を露骨に拘束している印象を与えることもない。
従って、本発明における幼児用安全引き具の場合、使用者(保護者)は、人目等を気にすることなく、また、抵抗感を伴うことなく用いることができる。
さらに、本発明の幼児用安全引き具は、上記装着ベルトを具備し、この装着ベルトを幼児に取り付けることにより、幼児の肩部に係合するための肩係合用のベルトを肩部から外れないよう補強することができる。
しかも、上記装着ベルトは、この肩係合用のベルトと併用して用いられるため、幼児に対して必要以上に強固に装着する必要がなく、第三者に対して露骨に幼児を拘束している印象を与えることもない。
さらにまた、上記装着ベルトにおける上記固定手段を、幼児の手が届き難い背負い袋と幼児と背部との間に位置し、さらに、上記背負い袋に具備する肩係合用のベルトを、幼児の肩部に係合させている。このため、背負い袋と幼児と背部との間が離間しないよう保つことができ、結果的に上記装着ベルトが幼児から取り外してしまうことがない。
逆に、上記装着ベルトを幼児に装着することにより、上記背負い袋の肩係合用のベルトを肩部から取り外してしまうことを防止することができる。
よって、本発明の幼児用安全引き具は、例えば、保護者が不注意の間に幼児が固定手段の固定を解除してしまうといった事態も生じることもなく、幼児の安全性を確保することができる。
加えて、上記固定手段に上記一対の面ファスナを用いることにより、幼児に対して容易に上記装着ベルト取り付けることができ、一旦、取り付ければ強固な取り付け状態を維持することができる。
この発明の一実施形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、本実施例における幼児用安全引き具10の使用状態を示す。本実施例における幼児用安全引き具10は、後述詳説するが図2、及び、図3に示しような装着具11と、該装着具11に対して長さ方向の一端側を取り付ける帯紐15を具備している。
上記装着具11は、ハンカチなどの物品を収納可能な物品収納袋体12を具備している。
上記物品収納袋体12は、一方の側の面布18と他方の側の面布19との間にまち布21を介して内部に物品を収納可能な袋状に形成している。
ちなみに、上記一方の側の面布18とまち布21、及び、上記他方の側の面布19とまち布21は、それぞれ互いの接合縁部沿いにロープ状の保形部材26を一体に縫着し、物品収納袋12自体の保形力を向上させている。
さらに、物品収納袋12は、正面視したときの上下各部の外郭形状を、それぞれ半円弧状、略正方形に形成し、上下各部を一体に形成している。
また、上記物品収納袋12は、その上部において開口部22を形成している。具体的に、上記開口部22は、円弧状に形成したまち布21における幅方向の略中間部において形成している。
さらに、上記開口部22の幅方向における一方の縁部沿いには、一対のスライドファスナ23a,23bにおける一方のスライドファスナ23aを縫着し、他方の縁部沿いには、一対のスライドファスナ23a,23bにおける他方のスライドファスナ23bを縫着している。
さらに、上記一対のスライドファスナ23a,23bには、スライダをスライド可能に係合し(図示せず)、該スライダのスライド操作により開口部22を開口、或いは、閉口自在に形成している。
上記物品収納袋体12の両面における上記一方の側の面布18、すなわち、幼児の背部に当接させる側の面布18には、幼児の左右両肩部に係合可能とする一対の肩係合ベルト13,13を取り付けている。
具体的に、上記肩係合ベルト13の長さ方向における一方の端部、及び、他方の端部は、上記物品収納袋体12における一方の側の面布18の上下各端部に縫着している。
さらに、上記肩係合ベルト13,13は、物品収納袋体12における上記一方の側の面布18を正面視したとき、幼児の肩部に対して係合可能に幅方向の中間部を除いた外側にそれぞれ縫着している。
また、上記肩係合ベルト13は、その長さ方向における、主に幼児の身体に当接する部位を、柔軟性素材により形成している。なお、この柔軟性素材は、柔軟性、及び、肩係合ベルト13として必要な強度を有する素材であれば、特に限定しないが、表面をメッシュ地で形成し、通気性を確保して形成することが好ましい。
さらに、上記肩係合ベルト13は、長さ方向における下部において、公知のコキなどの長さ調節用バックルを介在させて長さ調節手段13aを形成している。
さらに、物品収納袋体12における上記一方の側の面布18を正面視したとき、その幅方向の中間部における上端部、すなわち、物品収納袋体12における上記左右一対の肩係合ベルト13,13の上端側取付け部の間に相当する部位には、図4に示したように、帯状の部材を環状にした環状取付け片25を縫着している。さらに、この環状取付け片25には、後述する帯紐15の一方の端部に係合される被係合部材16が取り付いている。
また、上記物品収納袋体12における上記一方の側の面布18を正面視したとき、該一方の側の面布18における略中央部に相当する部位には、幼児の胸部に巻き付け可能な上記胸部巻き付け帯体14を具備している。
具体的には、上記胸部巻き付け帯体14は、幼児の胸部まわりに相当する長さを有した帯状の部材により形成し、該胸部巻き付け帯体14の長さ方向における一端側を、上記一方の側の面布18に縫着している。さらに、上記胸部巻き付け帯体14における上記一方の側の面布18に縫着した部位に対して反対側の面には、一対の面ファスナ24a,24bにおける一方の側の面ファスナ24aを縫着している(上記図3参照)。
これに対して上記胸部巻き付け帯体14の長さ方向における他方の端部側(自由端側)には、幼児の胸部に巻きつけたとき、胸部巻き付け帯体14自体が捩れることなしに上記一方の面ファスナ24aに係合可能とする他方の側の面ファスナ24bを縫着している(上記図3参照)。
ちなみに、上記胸部巻き付け帯体14も、上記肩係合ベルと13と同様に高い通気性を有して汗などの水分を内部に格納可能な柔軟性素材により形成している。
最後に上記帯紐15について説明する。上記帯紐15は、上記図1に示したように、装着具11に連結可能な帯状の部材であり、該帯紐15の長さ方向における一方の端部には、上記図4における要部拡大図に示したように、物品収納袋体12における上記被係合部材16に対して取り付け、或いは、取り外し可能な係合部材17を取り付けている。
これにより、帯紐15を装着具11に対して着脱自在に形成することができる。ちなみに、帯紐15も、肩係合ベルト13と同様に、その長さ方向における所定部位に上記コキ、バックルなどの長さ調節手段13aを具備して、長さ調節可能に形成してもよい。
本実施例における幼児用安全引き具10は、上述したように形成している。
上記幼児用安全引き具10は、図5、及び、図6に示したように、幼児に対して取り付けることができる。
すなわち、幼児用安全引き具10は、上記図5に示したように幼児が背負った状態で取り付けられ、上記図1に示したように保護者が帯紐15の長さ方向における他方の端部側を携えておけば、危険を回避するために幼児を引き寄せたり、幼児の行動を一定の範囲内に限定させたりすることができる。
ここで、上記幼児用安全引き具10を幼児に取り付ける手順の一例を、以下に示す。
まず、胸部巻き付け帯体14を幼児の胸部まわりに装着する。すなわち、胸部巻き付け帯体14を幼児の胸部において一回りだけ巻き付け、物品収納袋体12を幼児の背後に配した状態で一対の面ファスナ24a,24bどうしを重合する。
続いて、肩係合ベルト13については、長さ調節手段13aを用いて装着時の長さよりも予め長く調節しておく。
これにより、胸部巻き付け帯体14を幼児の胸部に巻き付けて物品収納袋体12が幼児の背部に当接している状態であっても、肩係合ベルト13を容易に幼児の肩部に係合することができる。この状態で肩係合ベルト13を、肩部への係合が取り外れないよう適切な長さへ調節すれば、幼児用安全引き具10の幼児への取り付けが完了する。
また、帯紐15の装着具11への取り付けは、上述したように、該装着具11を幼児に装着した後、或いは、装着前であっても、帯紐15の係合部材17を装着具11における被係合部材16に係合させることにより取り付けることができる。いずれの場合においても帯紐15を装着具11へ取り付けたとき、上記環状取付け片25、及び、被係合部材16は、上記図4における要部拡大図に示したような形態とになる。
すなわち、幼児が幼児用安全引き具10を背負った状態において、被係合部材16、係合部材17などの装着具11と帯紐15とを連結する部材は、物品収納袋体12の背面側(後方側)に相当する上記他方の側の面布19側に存在しない。装着具11と帯紐15とを連結する部材は、幼児の背部が接触する上記一方の側の面布18に対して縁部側(近傍)に位置することになる。
これにより、被係合部材16、及び、係合部材17は、幼児の衣服、或いは、装着具11自体などによって、略全体が目立ちにくく、或いは、隠蔽されるため、第三者からは目に付き難い箇所に位置させることができる。
このように、本実施例における幼児用安全引き具10は、幼児が帯紐15により繋がれている部位を第三者が露骨に視認できないよう隠蔽、或いは、目立たないようにすることで、第三者に対して幼児が紐に繋がれて拘束されているという印象を回避、或いは、大幅に抑制することができる。
さらに、上記被係合部材16は、環状取付け片25を介して物品収納袋体12に連結し、また、幼児が幼児用安全引き具10を背負っているとき、環状取付け片25は、一方の側の面布18における上端部からさらに上側にフラップ状に突き出した形態とすることができる(図4参照)。
このため、被係合部材16が幼児と物品収納袋体12との間に介在することもない。
すなわち、幼児が幼児用安全引き具10を背負っているとき、上記被係合部材16が幼児の身体に当接するなどして幼児にとって邪魔になることもないため、幼児が不快に感じることもない。
次に、幼児用安全引き具10の幼児に対する取付け形態に着目する。まず、幼児用安全引き具10は、幼児に対して肩係合ベルト13を幼児の肩部に係合した状態で装着される。
このため、本実施例における幼児用安全引き具10は、第三者から見れば、単に幼児が背負いカバン(リュックサック)を背負っている外観にしか見えないため、従来の幼児用安全引き具のように例えば、複数のバンド状の部材を幼児の上半身に装着してバックルなどで幼児を拘束する形態とは異なり、第三者に対して外観上、全く違和感を与えることがない。
さらに、本実施例における幼児用安全引き具10は、胸部巻き付け帯体14についても、一本の柔軟性を有する部材を幼児の胸部に取り付けただけの取付け形態なので、外観上、幼児を拘束している雰囲気を醸し出すことがない(上記図6参照)。
上述したように、本実施例における幼児用安全引き具10は、幼児に取り付けたとき、幼児が拘束されているという印象を第三者に対して露骨に抱かせないよう形成しているため、保護者にとっても使用の際に、人目を気にすることがないとともに、抵抗感を伴うことがない。
しかも、本実施例における幼児用安全引き具10は、このように外観上、幼児を拘束している雰囲気を醸し出すことがなく幼児に対して取り付けることができるにも関わらず、しっかりと取り付けることができ、幼児の安全性を確保することができる。
具体的には、仮に肩係合ベルト13を幼児の肩部に対して単に係合するのみにより幼児用安全引き具10を幼児に対して取り付けたとしても、充分な取り付け状態を得ることができない。
なぜなら、幼児の肩部に係合されている肩係合ベルト13は、通常用いられている背負いカバンの肩係合ベルトと略同様の形態であり、幼児自ら背負いカバンの肩係合ベルトを肩部から取り外すことは、充分可能であるためである。また、肩係合ベルト13は、肩部に係合されていても、例えば、幼児が動きまわることで幼児の肩部から無意識に取り外れてしまうことも充分、考えられる。
さらに、例えば、図8に示したように、幼児用安全引き具を幼児に取り付けるために、肩係合ベルト101を幼児の肩部に対して係合するととともに、上記胸部巻き付け帯体14の代わりに前側ベルト100を、幼児の胸部において連結させた形態を採る場合に着目する。この場合、前側ベルト100は、幼児の前側において手の届き易い取付け形態で具備されるため、幼児自らでも前側ベルト100のバックル100aの係合を外してしまうことが充分可能であり、安全性の観点で課題を有してしまう。
しかも、前側ベルト100を幼児の胸部においてバックル100aを用いて連結した形態であるため、外見上、さらに幼児を拘束している雰囲気を助長してしまうという課題も有する。
これに対して、本実施例における幼児用安全引き具10の幼児に対する装着は、上述したように幼児の肩部に対して係合する肩係合ベルト13とともに、幼児の胸部まわりに巻きつける胸部巻き付け帯体14を併用して取り付ける形態を採る。
このような胸部巻き付け帯体14を幼児の胸部まわりに巻き付けることにより、幼児と幼児用安全引き具10との一体性が増し、物品収納袋体12が幼児の背後から離間してしまうことを防止することができる。
すなわち、胸部巻き付け帯体14と肩係合ベルト13とを併用して幼児に取り付けることにより、仮に、肩部に係合している肩係合ベルト13を幼児が取り外そうと試みても幼児は、肩係合ベルト13から腕を抜くことができない。
逆に、胸部巻き付け帯体14の端部どうしを固定している上記一対の面ファスナ24a,24bは、幼児の背面側において具備するとともに、物品収納袋体12と幼児との間において具備している。
すなわち、面ファスナ24a,24bに幼児の手が届き難くすることができるというだけでなく幼児の左右両肩部には、一対の肩係合ベルト13,13が係合されているため、物品収納袋体12が幼児の背部から必要以上に離れてしまうことがない。
従って、幼児が背後に自ら手をまわして面ファスナ24a,24bどうしの重合が離間されてしまうことを防ぐことができる。
以上のように、肩係合ベルト13、及び、胸部巻き付け帯体14の2つの取付け手段を用いて幼児用安全引き具10を幼児の身体に対して装着することにより、幼児を拘束、或いは、圧迫しすぎることがなく、幼児用安全引き具10が幼児に対して取り外れてしまうことを確実に防止することができる。
なお、上記胸部巻き付け帯体14は、通気性、及び、柔軟性を有する柔軟性素材により形成しているため、取り付けたとき、幼児にとっても圧迫感などを感じることがなく、快適な取り付け状態を維持することができる。
また、幼児の背部に背負わせた装着具11を幼児の背部から取り外す際においては、肩係合ベルト13の長さが長くなるように調節してやれば、幼児の肩部から肩係合ベルト13を容易に取り外すことができる。一旦、肩係合ベルト13を幼児の肩部から取り外してやれば、胸部巻き付け帯体14も幼児の胸部から容易に取り外すことができる。
ちなみに、胸部巻き付け帯体14の幼児の胸部に対する巻きつけ、或いは、取り外しの際には、面ファスナ24a,24bどうしを面接触させたり、離間させたりするだけで胸部巻き付け帯体14を連結したり、取り外したりすることができるため、容易に固定でき、強固な取り付け状態を維持することができる。
また、上記胸部巻き付け帯体14のように、幼児の胸部に巻きつける形態を採るが、勿論、幼児の胸部に巻きつける形態に限らず、幼児の胴部、或いは、腰部に巻きつけて取り付ける形態であってもよい。
さらに、幼児用安全引き具10は、上記面ファスナ24a,24b以外にも他の例えば、ホック、スナップ、スライドファスナ、バックル(係合部材)紐状の部材など他の固定手段を用いて形成してもよい。
さらにまた、幼児用安全引き具10は、例えば、図7に示したように、物品収納袋体12における他方の側の面布19に装飾用リボン26、及び/又は、ポケット27(収納部27)などを具備して形成してもよい。
これにより、第三者が幼児用安全引き具10をみたとき、装飾用リボン26などを具備した部位に対して積極的に第三者の目を惹き付けることができるため、逆に、帯紐15などを目立ち難くすることができるという効果を得ることができる。
このように本発明に係る乳児用空気椅子は、上記実施例の形態に限定せず、様々な構成で形成することができる。
また、上述の実施形態と、この発明の構成との対応において、この実施形態の装着具11は、この発明の背負い袋に対応し、以下同様に、
帯紐15は、紐に対応し、
胸部巻き付け帯体14は、装着ベルトに対応し、
一方の側の面布18は、背負い袋における幼児との接触部位に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、上述したように多くの実施の形態を得ることができる。
本実施例における幼児用安全引き具の使用状態を示す説明図。 本実施例における幼児用安全引き具の外観図。 本実施例における幼児用安全引き具の構成を示す説明図。 側方から視た本実施例における幼児用安全引き具の要部を一部拡大して示した説明図。 本実施例における幼児用安全引き具の装着状態を示す外観図。 本実施例における幼児用安全引き具の他の装着状態を示す外観図。 本実施例における幼児用安全引き具の他の形態を示す外観図。 前側ベルトを具備した他の幼児用安全引き具の装着状態を示す外観図。
10…幼児用安全引き具
11…装着具
13…肩係合ベルト
14…胸部巻き付け帯体
15…帯紐
18…一方の側の面布
24a,24b…一対の面ファスナ

Claims (1)

  1. 幼児の肩部に肩係合ベルトを係合して背部において装着される背負い袋に、幼児を一定範囲内に留めておく紐を取り付けて形成した幼児用安全引き具であって、
    上記紐を、上記背負い袋における幼児との接触部位、或いは、その近傍部位に取り付け
    上記背負い袋を幼児の身体に装着する装着ベルトを備え、
    上記装着ベルトを、幼児の胴部に巻きつけ可能な長さを有した帯状体により形成し、
    上記装着ベルトの長さ方向の一端側を上記背負い袋に取り付け、
    上記装着ベルトを幼児の身体に対して幼児の胴回りに巻き付けた状態で着脱可能に固定する一対の面ファスナを備え、
    上記装着ベルトの長さ方向における先端側に、上記一対の面ファスナにおける一方の側の面ファスナを具備するとともに、
    上記背負い袋における幼児の背部との接触部分に、上記一対の面ファスナにおける他方の側の面ファスナを上記一方の側の面ファスナに対して重合可能に具備した
    幼児用安全引き具。
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