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JP4970072B2 - 水冷配管システム及び水冷配管システムにおけるユニット交換方法 - Google Patents
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水冷配管システム及び水冷配管システムにおけるユニット交換方法 Download PDF

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本発明は、ユニットを有するドライブ装置や変換器装置のような水冷式電力変換装置に用いられ、水冷配管(母管)が1系統で構成される水冷配管システム及び水冷配管システムおけるユニット交換方法に関する。
大容量の電力変換装置を構成する半導体素子を実装した電力変換用のユニットは、その発熱量が大きいため、一般的に水冷方式を採用している。そして複数個のユニットの冷却配管は、冷却効率を考慮して母管から並列に分岐した配管構成とするのが普通である。このように並列に分岐した配管構成を採用すると、各々の配管の流量バランスをとることが重要となる。個別の分岐配管に流量計を設けることなく流量バランスをとる技術が近年提案されている。(例えば特許文献1参照。)。
特開2005−73400号公報(全体)
特許文献1に示された配管構成の水冷システムにおいて、特定のユニットが故障したとき、その故障ユニットを交換する必要が生じるが、このユニット交換をスムースに行なうようにすることも大きな課題である。特に複数台の電力変換装置を1系統の水冷母管から成る水冷システムで冷却し、1台の電力変換装置の特定のユニットが故障しても、その故障ユニットが属する電力変換装置以外の電力変換装置は運転継続したままその故障ユニットを交換する場合は以下のような問題が生じる。
その1つは水冷配管に水圧(残圧)がかかった状態で新しい健全ユニットへの交換作業を行なうと、水漏れが発生するという問題である。
2つ目は、新しい健全ユニットに交換する際に、ユニット内にある冷却配管の空気(エア)が母管内を移動して他の健全な電力変換装置のユニットに悪影響を与える恐れがあるという問題である。
本発明は、上記問題点を鑑みて為されたもので、その目的は、ユニット交換時の水漏れを防ぎ、新しいユニットに復旧後はオンラインでエア抜き作業を可能とした水冷配管システム及び水冷配管システムにおけるユニット交換方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の発明である水冷配管システムは、少なくとも1台のユニットから構成される複数台の電力変換装置に並列に冷却水を供給するための水冷配管システムであって、母管を介して冷却水を供給するための循環ポンプと、前記母管に接続された圧力吸収用のサージタンクと、前記母管から分岐した位置に給水分岐バルブを備え、前記各々の電力変換装置のユニットに並列給水するための給水用分岐配管と、前記各々の電力変換装置のユニットからの排水を還流するために設けられ、前記母管へ合流する位置に排水分岐バルブを備えた排水用分岐配管と、前記各々の排水分岐バルブの流入側から分岐し、メンテ用バルブを介して前記サージタンクに繋がるメンテ用分岐配管とを具備したことを特徴としている。
また、本発明の第2の発明である水冷配管システムにおけるユニット交換方法は、少なくとも1台のユニットから構成される複数台の電力変換装置に並列に冷却水を供給するために、母管を介して冷却水を供給するための循環ポンプと、前記母管に接続された圧力吸収用のサージタンクと、前記母管から分岐した位置に常時は開いている給水分岐バルブを備え、前記各々の電力変換装置のユニットに並列給水するための給水用分岐配管と、前記各々の電力変換装置のユニットからの排水を還流するために設けられ、前記母管へ合流する位置に常時は開いている排水分岐バルブを備えた排水用分岐配管と、前記各々の排水分岐バルブの流入側から分岐し、常時は閉じているメンテ用バルブを介して前記サージタンクに繋がるメンテ用分岐配管とを具備した水冷配管システムにおいて、前記電力変換装置の何れかのユニットを交換するとき、当該ユニットの属する前記電力変換装置用の前記給水分岐バルブ及び前記排水分岐バルブを閉じ、前記メンテ用バルブを開いた状態で当該ユニットを取り外すようにしたことを特徴としている。
更に、本発明の第3の発明である水冷配管システムにおけるユニット交換方法は、少なくとも1台のユニットから構成される複数台の電力変換装置に並列に冷却水を供給するために、母管を介して冷却水を供給するための循環ポンプと、前記母管に接続された圧力吸収用のサージタンクと、前記母管から分岐した位置に常時は開いている給水分岐バルブを備え、前記各々の電力変換装置のユニットに並列給水するための給水用分岐配管と、前記各々の電力変換装置のユニットからの排水を還流するために設けられ、前記母管へ合流する位置に常時は開いている排水分岐バルブを備えた排水用分岐配管と、前記各々の排水分岐バルブの流入側から分岐し、常時は閉じているメンテ用バルブを介して前記サージタンクに繋がるメンテ用分岐配管とを具備した水冷配管システムにおいて、前記電力変換装置の何れかのユニットを交換するとき、当該ユニットが属する前記電力変換装置用の前記給水分岐バルブ及び前記排水分岐バルブを閉じ、前記メンテ用バルブを開いた状態で当該ユニットを取り外すようにしたことを特徴としている。
本発明によれば、ユニット交換時の水漏れを防ぎ、新しいユニットに復旧後はオンラインでエア抜き作業を可能とした水冷配管システム及び水冷配管システムにおけるユニット交換方法を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る水冷配管システムのシステム構成図である。
電力変換装置1Aは半導体スイッチング素子を用いたユニット2AU、2AV及び2AWから構成され、例えば図示しない直流電源からの直流電圧を入力とし、図示しない負荷に交流電圧を供給する。同様に、電力変換装置1Bも半導体スイッチング素子を用いたユニット2BU、2BV及び2BWから構成され、例えば図示しない直流電源からの直流電圧を入力とし、図示しない負荷に交流電圧を供給する。そして電力変換装置1A、1Bは通常時には2台共運転され、例えば並列冗長システムの場合ように、何れかの1台が故障しても他の1台は継続して運転される。
電力変換装置1A、1Bのユニット2AU、2AV及び2AW並びにユニット2BU、2BV及び2BWは発熱体であるが、循環する冷却水と熱交換することによって冷却される。冷却水は、循環ポンプ3から給水用の母管4に供給され、更に、給水分岐部に給水分岐バルブ5A、5Bを設けた給水用分岐配管6A、6Bに夫々分岐する。冷却水は給水用分岐配管6A、6Bから更にユニット用の分岐管に分岐することによってユニット2AU、2AV及び2AW並びにユニット2BU、2BV及び2BWの内部を夫々通過し、排水用分岐配管7A、7Bに合流するように夫々供給される。そして、排水用分岐配管7A、7Bに流出した冷却水は、排水分岐部に夫々設けられた排水分岐バルブ8A、8Bを介して排水用の母管9に合流して戻り、図示しない熱交換器によって冷却されたあと循環ポンプ3に還流する。
排水用分岐配管7A、7Bに夫々設けられた排水分岐バルブ8A、8Bの排水方向の手前側には、分岐管が設けられ、この分岐管の各々は夫々メンテ用バルブ10A、10Bを介してメンテ用配管11に夫々接続されている。そしてメンテ用配管11は、液温上昇などによる水圧上昇回避のため、循環ポンプ3の排水側に分岐管を介して接続されたサージタンク12に繋がり、サージタンク12の液面上部位置に開口部を有している。尚、図1においては、メンテ用配管11は各々の電力変換装置の排水側からの分岐管が合流するように構成されているが、各々の電力変換装置に対してメンテ用配管を設ける構成としても良い。
各々のユニット2AU、2AV及び2AW並びにユニット2BU、2BV及び2BWは、ユニット交換を容易にするため分岐した水冷配管とユニット内の冷却配管が接続される部分にカプラ13が設けられている。尚、図1においては、ユニット2AWの排水側のカプラのみを図示し、他のカプラは図示を省略している。
以上の構成における本実施例の作用について以下に説明する。
母管4から電力変換装置1A、1Bに分岐する位置に設けられた給水分岐バルブ5A、5B及び電力変換装置1A、1Bから母管9へと再び戻る位置に設けられた排水分岐バルブ8A、8Bは共に常時開いた状態にある。
一方、電力変換装置1A、1Bの排水用分岐配管7A、7Bからメンテ用配管11に合流する分岐配管に設けられたメンテ用バルブ10A、10Bは常時閉められており、通常運転時にはメンテ用配管11には冷却水は流れない。
上記の通常運転時において、電力変換装置1Aの一番下段のユニット2AWが故障し、交換が必要になった場合を想定する。
まず電力変換装置1Aの冷却配管の給水用分岐配管6Aにある給水分岐バルブ5Aと排水用分岐配管7Aにある排水分岐バルブ8Aを閉じる。この時点で電力変換装置1Aの冷却配管は母管4及び母管9から切り離されたことになるが、電力変換装置1A内の冷却配管には依然として水圧がかかっている。
次にメンテ用バルブ10Aを開けると、余分な圧力に相当する冷却水は周囲に飛散することなくメンテ用配管11を通じてサージタンク12に流入する。これにより電力変換装置1A内の水圧が低下し、大気圧とほぼ同等の圧力となる。この状態でユニット2AWのカプラ13を取り外す。このとき、カプラ13の冷却分岐管側の開口部にはポンプ水圧がかかっていない状態となっている。従って、若干の揚程差による水圧がかかった状態にはあるが、冷却水は飛散することはない。そして最後にメンテ用バルブ10Aを閉じる。
上記の手順に沿って故障したユニット2AWを外したあと、予備の新しいユニット2AWを取り付けて交換を完了する手順について以下説明する。尚新しいユニット2AWの冷却配管には冷却水が注入されておらず空気が入っているものとする。
まず、カプラ13を新しいユニット2AWに接続して新しいユニット2AWを取り付ける。次にメンテ用バルブ10Aを開け、その後給水用分岐バルブ5Aを開ける。給水用分岐バルブ5Aが開くと、電力変換装置1Aに母管4から冷却水が注水され新しいユニット2AW内の空気が押し出される。そして空気の混入した冷却水はメンテ用バルブ10Aを通過してサージタンク12へと移動する。
電力変換装置1Aの冷却配管内から空気がなくなったときメンテ用バルブ10Aを閉じ、そして排水用分岐バルブ8Aを開けることにより冷却配管システムとして通常運転状態に復帰する。尚上記において、空気の除去確認はサージタンクの目視によってもよいし、また簡易的にはタイマーによっても良い。また、新しいユニット2AWの配管内に予め冷却水を充填しておけば、上記空気抜きの工程は省略可能である。
図2は本発明の実施例2に係る水冷配管システムのシステム構成図である。
この実施例2の各部について、図1の本発明の実施例1に係る水冷配管システムのシステム構成図の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。この実施例2が実施例1と異なる点は、給水用分岐バルブ5A、5Bの母管4側と排水用分岐バルブ8A、8Bの母管9側を夫々接続配管で接続し、その各々の接続配管に流量または圧力損失を調整することが可能なボールバルブ14A、14Bを夫々設けた点である。
以下にこの実施例2の作用について説明する。
ボールバルブ14A、14Bは常時閉まっている。この状態で実施例1の場合と同様に電力変換装置1Aのユニット2AWが故障し、これを新しいユニットに交換する場合を考える。
まず、ボールバルブ14Aをボールバルブ14Aの圧力損失が電力変換装置1A内の圧力損失と同等となるまで開く。この作業は実際にはボールバルブ14Aに設けられた流量計を見て調整するが、自動的に調整されるようにすることも可能である。
次に給水用分岐バルブ5A及び排水用分岐バルブ8Aを閉じる。これらの操作によって電力変換装置1Aは母管4及び母管9から切り離されるが、ボールバルブ14Aを通過するバイパス用の接続配管によるバイパスルートがあるため、母管4及び母管9の流量は通常時と同等になる。あとは実施例1と同様の操作を行なうことによってユニット2AWを交換する。最後に給水用分岐バルブ5A及び排水用分岐バルブ8Aを開けた後、ボールバルブ14Aを閉じる。
以上のように流量調整バルブであるボールバルブ14Aを調整することにより、ユニット2AWの交換作業中に電力変換装置1Bの流量を通常運転時の流量に保った状態にすることが可能となる。このようにすれば、電力変換装置1Bに多く冷却水が流れることに起因する配管の振動、キャビテーション等を防止することが可能となる。
以上説明した実施例1及び実施例2において、電力変換装置は2台の例で説明したが、3台以上であっても良いことは明らかである。また、電力変換装置を構成するユニットが3台である場合について説明したが、ユニットの台数は任意で良く、例えば1台であってもよい。
本発明の実施例1に係る水冷配管システムのシステム構成図。 本発明の実施例2に係る水冷配管システムのシステム構成図。
符号の説明
1A、1B 電力変換装置
2AU、2AV、2AW、2BU、2BV、2BW ユニット
3 循環ポンプ
4 母管
5A、5B 給水分岐バルブ
6A、6B 給水用分岐配管
7A、7B 排水用分岐配管
8A、8B 排水分岐バルブ
9 母管
10A、10B メンテ用バルブ
11 メンテ用分岐配管
12 サージタンク
13 カプラ
14A、14B ボールバルブ

Claims (5)

  1. 少なくとも1台のユニットから構成される複数台の電力変換装置に並列に冷却水を供給するための水冷配管システムであって、
    母管を介して冷却水を供給するための循環ポンプと、
    前記母管に接続された圧力吸収用のサージタンクと、
    前記母管から分岐した位置に給水分岐バルブを備え、前記各々の電力変換装置のユニットに並列給水するための給水用分岐配管と、
    前記各々の電力変換装置のユニットからの排水を還流するために設けられ、前記母管へ合流する位置に排水分岐バルブを備えた排水用分岐配管と、
    前記各々の排水分岐バルブの流入側から分岐し、メンテ用バルブを介して前記サージタンクに繋がるメンテ用分岐配管と
    を具備したことを特徴とする水冷配管システム。
  2. 前記各々の電力変換装置用の前記給水分岐バルブの流入側と前記排水分岐バルブの流出側とを夫々バイパス用分岐配管で接続し、
    前記バイパス用分岐配管の各々に流量調整用バルブを設けたことを特徴とする請求項1に記載の水冷配管システム。
  3. 少なくとも1台のユニットから構成される複数台の電力変換装置に並列に冷却水を供給するために、
    母管を介して冷却水を供給するための循環ポンプと、
    前記母管に接続された圧力吸収用のサージタンクと、
    前記母管から分岐した位置に常時は開いている給水分岐バルブを備え、前記各々の電力変換装置のユニットに並列給水するための給水用分岐配管と、
    前記各々の電力変換装置のユニットからの排水を還流するために設けられ、前記母管へ合流する位置に常時は開いている排水分岐バルブを備えた排水用分岐配管と、
    前記各々の排水分岐バルブの流入側から分岐し、常時は閉じているメンテ用バルブを介して前記サージタンクに繋がるメンテ用分岐配管と
    を具備した水冷配管システムにおいて、
    前記電力変換装置の何れかのユニットを交換するとき、
    当該ユニットが属する前記電力変換装置用の前記給水分岐バルブ及び前記排水分岐バルブを閉じ、
    前記メンテ用バルブを開いた状態で当該ユニットを取り外すようにしたことを特徴とする
    水冷配管システムにおけるユニット交換方法。
  4. 少なくとも1台のユニットから構成される複数台の電力変換装置に並列に冷却水を供給するために、
    母管を介して冷却水を供給するための循環ポンプと、
    前記母管に接続された圧力吸収用のサージタンクと、
    前記母管から分岐した位置に常時は開いている給水分岐バルブを備え、前記各々の電力変換装置のユニットに並列給水するための給水用分岐配管と、
    前記各々の電力変換装置のユニットからの排水を還流するために設けられ、前記母管へ合流する位置に常時は開いている排水分岐バルブを備えた排水用分岐配管と、
    前記各々の排水分岐バルブの流入側から分岐し、常時は閉じているメンテ用バルブを介して前記サージタンクに繋がるメンテ用分岐配管と、
    前記各々の電力変換装置用の前記給水分岐バルブの流入側と前記排水分岐バルブの流出側とを常時は閉じている流量調整バルブを介して接続したバイパス用接続配管と
    を具備した水冷配管システムにおいて、
    前記電力変換装置の何れかのユニットを交換するとき、
    当該ユニットが属する前記電力変換装置用の前記流量調整が可能なバルブを操作して当該電力変換装置用の配管の圧力損失と前記バイパス用接続配管の圧力損失が同等となるように調整し、
    当該ユニットが属する前記電力変換装置用の前記給水分岐バルブ及び前記排水分岐バルブを閉じ、
    前記メンテ用バルブを開いた状態で当該ユニットを取り外すようにしたことを特徴とする
    水冷配管システムにおけるユニット交換方法。
  5. 交換すべきユニットを取り外した後、新しいユニットを取り付け、
    当該ユニットが属する前記電力変換装置用の前記給水分岐バルブ及び前記メンテ用バルブを開いた状態で新しいユニットの空気抜き運転を行い、
    その後、当該ユニットが属する前記電力変換装置用の前記排水分岐バルブを開き、前記メンテ用バルブを閉じて通常運転に復帰するようにしたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の水冷配管システムにおけるユニット交換方法。
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